JP7442676B2 - エレベーターの出入口装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターの出入口装置に関する。
エレベーター付きの建屋では、建屋の階床ごとに、エレベーターの出入口装置(以下、単に「出入口装置」ともいう。)が設置されている。出入口装置は、三方枠を備えており、エレベーターの乗場と昇降路との間の出入口部分に設置される。三方枠は、2つの縦枠と、1つの上枠とによって構成されている。2つの縦枠は左右に対をなして配置され、上枠は左右の縦枠の間に掛け渡して配置される。
三方枠は、建屋の壁に形成される開口部に据え付けられる(特許文献1を参照)。開口部は、縦長の長方形に形成される。三方枠は、開口部の内側に、開口部の縁に沿って配置される。また、三方枠は、取り付け金具を用いて建屋の壁に固定される。三方枠を建屋の固定する場合は、固定前に三方枠の位置を調整する必要がある。
従来における三方枠の位置調整方法の一つとして、左右の縦枠の前部下端に楔を入れ、この楔の出し入れ量を変えることにより、縦枠の倒れを調整する方法が知られている。ただし、この方法では、三方枠の位置を調整しようと縦枠から楔を引き出したときに、縦枠の引き出し量に対して縦枠の倒れ量が大きいため、三方枠の位置を微調整することが難しいという欠点があった。
特許文献1には、三方枠の位置決め装置において、縦枠の底部に溶着された板体と、この板体に設けられた螺旋穴と、この螺旋穴に螺合するボルトと、を備えた出入口装置の仮固定具に関する技術が記載されている。特許文献1に記載された技術では、板体の螺旋穴に螺合されたボルトを右回りに回転させると、ボルトが板体から突き出して建屋の床面に突っ張る状態となるため、ボルトの回転によって三方枠の倒れを微調整することができると謳われている。
特開2001-63945号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、三方枠の位置調整を終えて建屋の壁に三方枠を固定する際に、三方枠の位置がずれるおそれがある。また、三方枠の位置調整を終えた後に、上記仮固定具とは別の固定手段で縦枠を建屋の壁に固定し、その後、ボルトを板体から取り外す必要がある。このため、施工効率という点で改善すべき余地がある。
本発明の目的は、位置調整を終えた三方枠の位置ずれを抑制し、かつ、三方枠の据え付け作業を従来よりも効率よく行うことができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、たとえば、特許請求の範囲に記載された構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一つを挙げるならば、一対の縦枠と、縦枠を補強する補強部材と、を有する三方枠と、縦枠の底部に配置され、三方枠を建屋に固定する固定機構と、を備えるエレベーターの出入口装置である。固定機構は、三方枠に固定される第1のブラケットと、第1のブラケットに連結されるとともに、建屋の壁に固定される第2のブラケットと、を備える。第1のブラケットには、建屋の床から補強部材までの高さを調整可能な高さ調整部が設けられ、第1のブラケットと第2のブラケットとの連結部分には、縦枠から建屋の壁までの距離に応じて第1のブラケットと第2のブラケットとの相対位置を調整可能な位置調整部が設けられている。
本発明によれば、位置調整を終えた三方枠の位置ずれを抑制し、かつ、三方枠の据え付け作業を従来よりも効率よく行うことができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
エレベーターの構成を示す概略側断面図である。 本実施形態に係るエレベーターの出入口装置の構成を説明する正面図である。 本実施形態に係るエレベーターの出入口装置の構成を説明する側断面図である。 第1のブラケットの正面図である。 図4に示す第1のブラケットをA方向から見た図である。 図4に示す第1のブラケットをB方向から見た図である。 縦枠と補強部材を示す図である。 第2のブラケットの正面図である。 図8に示す第2のブラケットをC方向から見た図である。 本実施形態に係る固定機構を用いた三方枠の据え付け構造を示す斜視図である。 図10に示す三方枠の据え付け構造をD方向から見た断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書および図面において、実質的に同一の機能または構成を有する要素については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、エレベーターの構成を示す概略側断面図である。
図1に示すように、エレベーター10は、昇降路11内を昇降する乗りかご12と、乗りかご12に接続されたロープ13と、建屋の階床ごとに形成された開口部14と、開口部14に設けられた出入口装置15と、を備えている。開口部14は、建屋の壁である袖壁16および垂れ壁17(図2参照)によって縦長の長方形に形成される。袖壁16は、開口部14の両側に配置される。また、袖壁16は、建屋の床18から垂直に起立して形成される。垂れ壁17は、開口部14の上側に配置される。また、垂れ壁17は、天井から垂直に垂れ下げて成される。
出入口装置15は、敷居19と、三方枠20(図2参照)とを備える。敷居19は、昇降路11に面して開口部14の底部に水平に据え付けられる。三方枠20は、開口部14の縁に沿って開口部14の内側に配置される。三方枠20は、一対の縦枠21と、上枠22と、縦枠21を補強する補強部材23(図3参照)と、を有している。一対の縦枠21は、袖壁16の縁に沿って配置され、上枠22は、垂れ壁17の縁に沿って配置される。また、上枠22は、一対の縦枠21の間に掛け渡して配置される。補強部材23は、縦枠21の高さ方向に所定の間隔で複数配置されている。補強部材23は、溶接等によって縦枠21に固定されている。また、補強部材23は、袖壁16および垂れ壁17の壁厚方向(Y方向)と平行に配置されている。
図2は、本実施形態に係るエレベーターの出入口装置の構成を説明する正面図であり、図3は、本実施形態に係るエレベーターの出入口装置の構成を説明する側断面図である。なお、図1~図3において、X方向は、開口部14に設けられるエレベータードア(図示せず)が開閉する方向、すなわち開口部14の左右方向である。Y方向は、開口部14を介して人がエレベーターを乗り降りするときに移動する方向、すなわちエレベーターの出入り方向である。Z方向は、開口部14の高さ方向である。また、X方向およびY方向は、水平面に平行な方向、すなわち水平二軸方向であり、Z方向は、水平面に直交する方向、すなわち鉛直方向である。X方向、Y方向およびZ方向は、特に説明しないかぎり、それぞれ双方向を意味する。各方向の定義は、他の図でも同様である。
(固定機構)
図2および図3に示すように、エレベーターの出入口装置15は、上述した三方枠20を建屋に固定する固定機構25を備えている。固定機構25は、開口部14を正面から見て三方枠20の両側に配置されている。また、固定機構25は、縦枠21の底部に配置されている。
固定機構25は、三方枠20に固定される第1のブラケット26と、建屋の袖壁16に固定される第2のブラケット27と、を備えている。第1のブラケット26および第2のブラケット27は、三方枠20を建屋に固定するためのブラケットである。第1のブラケット26および第2のブラケット27としては、たとえば圧延加工のL形鋼の使用が可能である。
(第1のブラケット)
図4は、第1のブラケットの正面図である。また、図5は、図4に示す第1のブラケットをA方向から見た図であり、図6は、図4に示す第1のブラケットをB方向から見た図である。図4~図6に示すX方向、Y方向およびZ方向は、固定機構25を用いて三方枠20を建屋に固定した状態の方向を示している。
図4~図6に示すように、第1のブラケット26は、図4のA方向から見て縦長の長方形に形成された起立片31と、起立片31の長さ方向の一端側(下端側)に配置された設置片32と、起立片31の長さ方向の他端側(上端側)に配置された第1の連結片33とを一体に有している。起立片31は、YZ平面と平行に配置され、設置片32は、XY平面と平行に配置され、第1の連結片33は、XZ平面と平行に配置される。また、起立片31は、建屋の床18に対して垂直に起立した状態に配置される。設置片32は、建屋の床18と対向するように配置される。また、設置片32は、建屋の床18から所定の寸法だけ上方に離れた位置に配置される。
起立片31には長孔34が形成されている。長孔34の長軸方向は、起立片31の長さ方向と平行に配置されている。すなわち、長孔34は、Z方向に長い孔である。長孔34は、第2の長孔に相当する。長孔34は、補強部材23に設けられた長孔24(図7参照)に交差して配置される。長孔24は、補強部材23に第1のブラケット26を固定するための孔である。長孔24は、縦枠21に取り付けられた複数の補強部材23のうち、最下部に配置された補強部材23に形成されている。長孔24は、Y方向に長い孔である。長孔24は、補強部材23に第1のブラケット26を固定するにあたって、第1のブラケット26の固定位置を建屋の壁厚方向(Y方向)で変更可能とする第1の長孔に相当する。
設置片32は、図4に示すように起立片31とL字形をなすよう、起立片31の一端から直角に曲げて形成されている。設置片32は、図4のB方向から見て四角形に形成されている。設置片32にはネジ孔35が形成されている。ネジ孔35は、設置片32を厚さ方向に貫通するように設置片32の中心部に設けられている。ネジ孔35には高さ調整ボルト30(図10参照)が噛み合う。高さ調整ボルト30およびネジ孔35は、建屋の床18から補強部材23までの高さを調整可能な高さ調整部28を構成する。ただし、高さ調整部28は、高さ調整ボルト30およびネジ孔35のほかに、上記の長孔34を含む。
第1の連結片33は、起立片31の上端側において、起立片31と直角をなすように曲げて形成されている。第1の連結片33は、起立片31の厚さ方向(X方向)において、設置片32と反対側に突き出している。具体的には、図4において、設置片32は図の右側に突き出し、第1の連結片33は図の左側に突き出している。第1の連結片33には長孔36が形成されている。長孔36の長軸方向は、X方向と平行に配置されている。すなわち、長孔36は、X方向に長い孔である。長孔36は、後述する位置調整部29(図10参照)を構成する要素である。位置調整部29は、第1のブラケット26と第2のブラケット27との連結部分に設けられる。位置調整部29は、縦枠21から建屋の袖壁16までの距離に応じて第1のブラケット26と第2のブラケット27との相対位置を調整可能な部分である。長孔36は、第4の長孔に相当する。
(第2のブラケット)
図8は、第2のブラケットの正面図であり、図9は、図8に示す第2のブラケットをC方向から見た図である。
図7および図8に示すように、第2のブラケット27は、L字形に曲げて形成された板状部材である。第2のブラケット27は、固定片41と、第2の連結片42とを一体に有している。固定片41は、YZ平面と平行に配置され、第2の連結片42は、XZ平面と平行に配置される。第2のブラケット27は、第1のブラケット26が有する第1の連結片33と同じ高さ位置に配置される。また、固定片41は、建屋の袖壁16の側面16a(図2参照)と対面する状態に配置され、第2の連結片42は、Y方向において第1のブラケット26の第1の連結片33と重ね合わせて配置される。
固定片41は、建屋の袖壁16に固定される板状片である。固定片41には長孔43が形成されている。長孔43は、Z方向に長い孔である。長孔43は、建屋の袖壁16に対して第2のブラケット27の固定位置を高さ方向(Z方向)で変更可能とする第3の長孔に相当する。
第2の連結片42は、第1のブラケット26に連結される板状片である。第2の連結片42にはネジ孔44が形成されている。ネジ孔44は、第1のブラケット26と第2のブラケット27とを連結するための孔であり、より具体的には、第1の連結片33と第2の連結片42とを連結するための孔である。ネジ孔44は、X方向において、第2の連結片42の中心位置よりも固定片41から遠い側にずれた位置に設けられている。
(三方枠の据付方法)
続いて、本実施形態に係る固定機構25を用いた三方枠20の据え付け方法について、図10および図11を参照しつつ説明する。
図10は、本実施形態に係る固定機構を用いた三方枠の据え付け構造を示す斜視図であり、図11は、図10に示す三方枠の据え付け構造をD方向から見た断面図である。
三方枠20の据え付け作業は、敷居19の据え付け作業を終えた後で行われる。このため、三方枠20を据え付ける段階では、敷居19が敷居固定用のブラケット37(図3参照)を用いて建屋の壁に固定された状態となっている。
三方枠20の据え付け作業を行う作業者は、まず、第2のブラケット27を建屋の袖壁16に仮固定する。第2のブラケット27の仮固定は、建屋の袖壁16に設けられたアンカーボルト38(図11参照)を第2のブラケット27の長孔43に通した後、アンカーボルト38にナット39(図11参照)を噛み合わせて、ナット39を軽く締め付けることにより行われる。
次に、作業者は、三方枠20を組み立てる。具体的には、一対の縦枠21の間に上枠22を掛け渡して、縦枠21と上枠22とを固定するとともに、各々の縦枠21に複数の補強部材23を取り付ける。このとき、作業者は、長孔24が設けられた補強部材23を縦枠21の最下部に配置する。
次に、作業者は、第1のブラケット26の設置片32に高さ調整ボルト30を取り付ける。このとき、作業者は、高さ調整ボルト30の頭部を上向き、高さ調整ボルト30のネジ部を下向きにして、高さ調整ボルト30のネジ部を設置片32のネジ孔35に噛み合わせる。
次に、作業者は、第1のブラケット26を三方枠20に仮固定する。このとき、作業者は、図10に示すように補強部材23の長孔24と起立片31の長孔34とを十字形に交差するように配置し、その交差部にボルト45を挿入する。次に、作業者は、図11に示すように、ボルト45のネジ部にナット46を噛み合わせて、ナット46を軽く締め付ける。ボルト45およびナット46は、Y方向において、敷居19から離れた乗り場側に配置される。ボルト45およびナット46は、固定機構25を構成する要素である。
次に、作業者は、上述のように組み立てた三方枠20を敷居19に固定する。このとき、縦枠21の前部下端は、図3に示すように、敷居19の上に載せて固定される。また、縦枠21の後部下端は、上述した高さ調整ボルト30のネジ部が建屋の床18に突き当たることで支持される。縦枠21の前部下端とは、縦枠21の昇降路11側の下端をいい、縦枠21の後部下端とは、縦枠21の乗場側の下端をいう。
次に、作業者は、第1のブラケット26と第2のブラケット27とを仮固定する。このとき、作業者は、第1のブラケット26の第1の連結片33と第2のブラケット27の第2の連結片42とを重ね合わせる。次に、作業者は、第1の連結片33の長孔36にボルト48を通し、このボルト48のネジ部を、第2の連結片42のネジ孔44に噛み合わせて、ボルト48を軽く締め付ける。ボルト48は、固定機構25を構成する要素である。
次に、作業者は、三方枠20のX方向の寸法を調整する。三方枠20のX方向の寸法は、第1のブラケット26と第2のブラケット27との相対位置を位置調整部29によって調整することにより行う。具体的には、長孔36の長手方向で第1の連結片33と第2の連結片42の重ね代を適宜変更することにより、三方枠20のX方向の寸法を調整する。
次に、作業者は、第1のブラケット26と第2のブラケット27とを本固定する。この本固定では、ボルト48の締め付け力を仮固定時よりも強める。
次に、作業者は、第1のブラケット26を三方枠20に本固定する。この本固定では、ナット46の締め付け力を仮固定時よりも強める。
次に、作業者は、三方枠20の倒れ寸法を調整する。この調整は、第1のブラケット26の設置片32に取り付けた高さ調整ボルト30を適宜回転させることにより行う。ここで、設置片32に形成されたネジ孔35に対して高さ調整ボルト30をねじ込む方向に回転させると、設置片32の下面側に突出する高さ調整ボルト30の突出寸法が大きくなる。高さ調整ボルト30のネジ部の突出寸法が大きくなると、その分だけ第1のブラケット26が床18から離れる。このため、縦枠21の後部下端が持ち上げられる。これにより、三方枠20は、敷居19との固定部を支点に図3の反時計回り方向に倒れる。一方、設置片32のネジ孔35に対して高さ調整ボルト30を引き抜く方向に回転させると、設置片32の下面側に突出する高さ調整ボルト30の突出寸法が小さくなる。高さ調整ボルト30のネジ部の突出寸法が小さくなると、その分だけ第1のブラケット26が床18に近づく。このため、縦枠21の後部下端が下げられる。これにより、三方枠20は、敷居19との固定部を支点に図3の時計回り方向に倒れる。したがって、高さ調整ボルト30を適宜回転させることにより、敷居19との固定部を支点に三方枠20の倒れ寸法を調整することができる。
次に、作業者は、第2のブラケット27を建屋の袖壁16に本固定する。この本固定では、ナット39の締め付け力を仮固定時よりも強める。
以上の手順により、エレベーター10の開口部14に三方枠20を据え付けることができる。
本実施形態においては、三方枠20を建屋に固定する固定機構25を、第1のブラケット26および第2のブラケット27を用いて構成している。そして、第1のブラケット26には、高さ調整部28としての高さ調整ボルト30およびネジ孔35を設け、第1のブラケット26および第2のブラケット27の連結部分には、位置調整部29としての長孔36を設けた構成を採用している。かかる構成においては、第1のブラケット26および第2のブラケット27が、三方枠20の位置を調整する機能と、三方枠20を建屋に固定する機能とを有する。このため、第1のブラケット26および第2のブラケット27を用いて三方枠20の位置を調整した後は、別途に固定手段を用いることなく、第1のブラケット26および第2のブラケット27を用いて三方枠20の位置を固定すればよい。これにより、位置調整を終えた三方枠20の位置ずれを抑制することができる。また、三方枠20の位置調整および固定に使用する第1のブラケット26および第2のブラケット27は、三方枠20の位置を固定した後で取り外す必要がない。このため、三方枠20の据え付け作業を従来よりも効率よく行うことができる。
また、本実施形態において、補強部材23は、第1のブラケット26の固定位置を建屋の壁厚方向で変更可能とする長孔24を有する。このため、建屋の壁厚にバラツキが生じても、長孔24の長手寸法で壁厚のバラツキを吸収し、第1のブラケット26および第2のブラケット27を支障なく使用することができる。
また、本実施形態において、高さ調整部28は、第1のブラケット26に形成され、長孔24に交差して配置される長孔34を含む構成となっている。この構成により、建屋の床18から補強部材23までの高さを高さ調整部28によって調整する場合に、高さ調整の調整幅を広く確保することができる。
また、本実施形態において、高さ調整部28は、第1のブラケット26に形成されたネジ孔35と、ネジ孔35に噛み合う高さ調整ボルト30とを含み、高さ調整ボルト30の下端部は、建屋の床18に突き当てて配置される構成となっている。この構成により、建屋の床18から補強部材23までの高さを、高さ調整ボルト30の回転という簡易な操作によって調整することができる。また、高さ調整部28を簡単な構成によって実現することができる。
また、本実施形態において、第2のブラケット27は、建屋の袖壁16に対して第2のブラケット27の固定位置を高さ方向で変更可能とする長孔43を有する構成となっている。この構成により、アンカーボルト38を用いて第2のブラケット27を袖壁16に固定する場合に、アンカーボルト38の位置が高さ方向にバラツキを生じても、そのバラツキを長孔43の長手寸法で吸収し、第2のブラケット27を支障なく袖壁16に固定することができる。
また、本実施形態において、位置調整部29は、第1のブラケット26に形成された長孔36によって構成されている。この構成により、第1のブラケット26と第2のブラケット27との相対位置を簡単な構成によって実現することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。たとえば、上述した実施形態では、本発明の内容を理解しやすいように詳細に説明しているが、本発明は、上述した実施形態で説明したすべての構成を必ずしも備えるものに限定されない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、これを削除し、または他の構成を追加し、あるいは他の構成に置換することも可能である。
20…三方枠、21…縦枠、23…補強部材、24…長孔(第1の長孔)、25…固定機構、26…第1のブラケット、27…第2のブラケット、28…高さ調整部、29…位置調整部、30…高さ調整ボルト、34…長孔(第2の長孔)、35…ネジ孔、36…長孔(第4の長孔)、43…長孔(第3の長孔)

Claims (5)

  1. 一対の縦枠と、前記縦枠を補強する補強部材と、を有する三方枠と、
    前記縦枠の底部に配置され、前記三方枠を建屋に固定する固定機構と、
    を備え、
    前記固定機構は、
    前記三方枠に固定される第1のブラケットと、
    前記第1のブラケットに連結されるとともに、前記建屋の壁に固定される第2のブラケットと、
    を備え、
    前記第1のブラケットには、前記建屋の床から前記補強部材までの高さを調整可能な高さ調整部が設けられ、
    前記第1のブラケットと前記第2のブラケットとの連結部分には、前記縦枠から前記建屋の壁までの距離に応じて前記第1のブラケットと前記第2のブラケットとの相対位置を調整可能な位置調整部が設けられており、
    前記高さ調整部は、前記第1のブラケットに形成されたネジ孔と、前記ネジ孔に噛み合う高さ調整ボルトとを含み、
    前記高さ調整ボルトの下端部は、前記建屋の床に突き当てて配置される
    エレベーターの出入口装置。
  2. 前記補強部材は、前記第1のブラケットの固定位置を前記建屋の壁厚方向で変更可能とする第1の長孔を有する
    請求項1に記載のエレベーターの出入口装置。
  3. 前記高さ調整部は、前記第1のブラケットに形成され、前記第1の長孔に交差して配置される第2の長孔を含む
    請求項2に記載のエレベーターの出入口装置。
  4. 前記第2のブラケットは、前記建屋の壁に対して前記第2のブラケットの固定位置を高さ方向で変更可能とする第3の長孔を有する
    請求項1に記載のエレベーターの出入口装置。
  5. 前記位置調整部は、前記第1のブラケットに形成された第4の長孔によって構成されている
    請求項1に記載のエレベーターの出入口装置。
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