JP2022181253A - エレベーターの出入口装置 - Google Patents

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Yu Takahara
真介 石塚
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【課題】三方枠の据え付け作業を従来よりも簡便に行うことができるエレベーターの出入口装置を提供する。【解決手段】エレベーターの出入口装置は、三方枠が備える一対の縦枠をそれぞれ建屋の壁に据え付け機構30を備える。据え付け機構30は、建屋の壁に固定される第1固定部材31と、縦枠の補強部材28を差し込み可能な溝323aを有し、第1固定部材31に連結される第2固定部材32と、を備える。溝323aの下端部は、補強部材28に対して溝323aを上から嵌め込めるように開放されている。【選択図】図4

Description

本発明は、エレベーターの出入口装置に関する。
エレベーター付きの建屋では、建屋の階床ごとに、エレベーターの出入口装置(以下、単に「出入口装置」ともいう。)が設置されている。出入口装置は、三方枠を備えており、エレベーターの乗場と昇降路との間の出入口部分に設置される。三方枠は、2つの縦枠と、1つの上枠とによって構成されている。2つの縦枠は左右に対をなして配置され、上枠は左右の縦枠の間に掛け渡して配置される。三方枠は、建屋の壁に形成される開口部に据え付けられる。
特許文献1には、エレベーター乗り場に三方枠を据え付ける三方枠据付構造に関して、「三方枠の配置スペースを形成する建屋壁部分に着脱自在に取り付けられ、三方枠の縦枠裏側に配置されている縦枠補強材を係止するように連結する連結手段を備え、連結手段は、建屋壁部分に形成された三方枠配置用の開口部に着脱自在に取り付けられる壁側連結部材と、縦枠補強材に係合する係合溝を有するとともに壁側連結部材に係止される三方枠側連結部材と、を有する連結部材を備え、壁側連結部材に対する三方枠側連結部材の係止位置は、開口部に対して左右方向に位置調整可能とされていることを特徴とする三方枠据付構造」に関する技術が記載されている。
特開2014-69966号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、三方枠の縦枠補強材に対して、三方枠側連結部材の係合溝を下から係合させる構成になっているため、三方枠側連結部材を作業者が把持していないと、三方枠側連結部材が自重で落下してしまう。したがって、作業者は、三方枠側連結部材が落下しないよう、三方枠側連結部材を常に把持しながら、連結部材同士を連結する必要がある。このため、三方枠の据え付け作業が面倒であった。
本発明の目的は、三方枠の据え付け作業を従来よりも簡便に行うことができるエレベーターの出入口装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、たとえば、特許請求の範囲に記載された構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一つを挙げるならば、それぞれ補強部材を有する一対の縦枠を備える三方枠と、一対の縦枠をそれぞれ建屋の壁に据え付ける据え付け機構と、を具備するエレベーターの出入口装置であって、据え付け機構は、建屋の壁に固定される第1固定部材と、縦枠の補強部材を差し込み可能な溝を有し、第1固定部材に連結される第2固定部材と、を備える。溝の下端部は、補強部材に対して溝を上から嵌め込めるように開放されている。
本発明によれば、三方枠の据え付け作業を従来よりも簡便に行うことができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
エレベーターを乗場側から見た正面図である。 三方枠の据え付け状態を乗場側から見た正面図である。 三方枠が有する縦枠の横断面図である。 本実施形態に係るエレベーターの出入口装置の要部を示す斜視図である。 本実施形態に係るエレベーターの出入口装置の要部を示す縦断面図である。 第2固定部材が有する溝を拡大した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書および図面において、実質的に同一の機能または構成を有する要素については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、エレベーターを乗場側から見た正面図である。
図1に示すように、エレベーターの出入口装置10は、三方枠12と、乗場ドア14と、敷居16とを備えている。三方枠12は、一対の縦枠18と、一対の縦枠18の間に掛け渡された上枠20とによって形成されている。縦枠18は、エレベーターの出入口の左右に1つずつ配置されている。上枠20は、エレベーターの出入口の上部に配置されるとともに、一対の縦枠18の上端部の間に掛け渡して配置されている。これにより、三方枠12は、エレベーターの出入口を囲むように門型に配置されている。
三方枠12の周囲には仕上げ材22が配置されている。仕上げ材22は、図2に示す建屋の壁24が乗場側から見えないよう、壁24を覆い隠す部材である。仕上げ材22は、内装仕上げ材または内装壁仕上げ材とも呼ばれる。これに対し、建屋の壁24は、たとえば建屋がコンクリート(鉄筋コンクリートを含む)製であれば、コンクリートの壁に相当する。三方枠12は、エレベーターの出入口の位置に対応して建屋の壁24に形成される開口部25の内側に据え付けられる。エレベーターの出入口装置10は、一対の縦枠18をそれぞれ建屋の壁24に据え付ける据え付け機構30を備えている。
図1に戻って説明すると、乗場ドア14は、一対のドア14a,14bによって構成されている。乗場ドア14は、一対のドア14a,14bが左右に開閉する、いわゆる両開き式のドアである。敷居16は、エレベーターの出入口の底部に水平に配置されている。敷居16には、図示しないガイドレールが設けられている。ガイドレールにはガイド溝が形成されており、乗場ドア14は、このガイド溝に沿って開閉する仕組みになっている。
図3は、三方枠が有する縦枠の横断面図である。
図3においては、上述した乗場ドア14の開閉方向をX方向とし、このX方向と直交する方向である出入方向をY方向としている。Y方向の一方側は乗場側15であり、Y方向の他方側は昇降路側17である。
縦枠18は、縦枠本体26と、この縦枠本体26を補強する補強部材28とを有する。縦枠18は、乗場側15よりも昇降路側17が幅広の平面視台形に形成されている。Y方向における縦枠本体26の両端部は、それぞれ鉤型に形成されている。補強部材28は、Y方向を長手方向とする長尺の板状部材である。補強部材28は、縦枠本体26の長さ方向に所定の間隔で複数取り付けられる。縦枠本体26の長さ方向は、エレベーターの出入口に三方枠12を据え付けた状態での高さ方向に相当する。この高さ方向は、X方向およびY方向に直交するZ方向、すなわち鉛直方向に相当する。
図4は、本実施形態に係るエレベーターの出入口装置の要部を示す斜視図であり、図5は、本実施形態に係るエレベーターの出入口装置の要部を示す縦断面図である。
図4および図5に示すように、エレベーターの出入口装置10は、上述した一対の縦枠18をそれぞれ建屋の壁24に据え付ける据え付け機構30を備えている。
<据え付け機構の構成>
据え付け機構30は、建屋の壁24に固定される第1固定部材31と、第1固定部材31に連結される第2固定部材32とを備えている。建屋の壁24は、建屋の構造にもよるが、たとえば、コンクリート製や鉄骨製の壁である。第1固定部材31および第2固定部材32は、いずれも金属製の部材である。第1固定部材31および第2固定部材32は、上述した複数の補強部材28と1対1の関係で配置してもよいし、一部の補強部材28に対してのみ配置してもよい。
第1固定部材31は、壁24に固定される固定片311と、この固定片311から水平方向に延在する第1連結片312とを一体に有する板状の部材である。固定片311は、第1固定部材31が固定される壁24の面に沿って垂直に配置されている。第1連結片312は、固定片311の下端部から直角に折れ曲がって水平方向(X方向)に延在している。これにより、第1固定部材31は、図4のA方向から見てL字形に形成されている。なお、第1連結片312の延在方向である水平方向とは、据え付け機構30によって縦枠18を壁24に据え付けた場合の水平方向を意味する。第1固定部材31単体でみると、第1連結片312の延在方向は、固定片311の主面と直角をなす方向である。
固定片311は、固定用孔311aを有する。固定用孔311aは、第1固定部材31の固定片311を建屋の壁24に固定するための孔である。固定用孔311aは、固定片311の厚み方向に貫通している。本実施形態においては、一例として、固定用孔311aが円形の孔、すなわち丸孔となっている。ただし、固定用孔311aは丸孔に限らず、たとえば、Z方向に長い長孔であってもよい。固定用孔311aを長孔とした場合は、建屋の壁24に第1固定部材31を取り付ける場合に、第1固定部材31の取り付け位置をZ方向で調整することができる。第1固定部材31の固定片311は、壁24に埋め込まれたアンカーボルト41と、アンカーボルト41に装着されたナット42とによって壁24に固定されている。アンカーボルト41の雄ネジ部分は壁24から突き出して配置され、その突き出した雄ネジ部分にナット42が装着されている。ナット42は、壁24とナット42との間に固定片311を挟み込む状態で締め付けられ、この締め付け力によって固定片311が壁24に固定されている。
第1連結片312は、第1連結用孔312aを有する。第1連結用孔312aは、第1固定部材31と第2固定部材32とを連結するための孔である。第1連結用孔312aは、第1連結片312の厚み方向に貫通している。第1連結用孔312aは、第1連結片312の延在方向(X方向)に長い長孔である。第1連結片312の上面312bは、X方向およびY方向に平行な面、すなわち水平面となっている。第1連結片312の上面312bには、第2固定部材32が載置される。
第2固定部材32は、第1固定部材31の第1連結片312と連結される第2連結片321と、第2連結片321のX方向の一端部から垂直に起立する起立片322と、起立片322のY方向の両側からそれぞれX方向に延在する一対の係止片323とを一体に有する板状の部材である。第2連結片321は、第1連結片312の上に重ねて配置されている。第2連結片321は、第2連結用孔321aを有する。第2連結用孔321aは、第1固定部材31と第2固定部材32とを連結するための孔である。第2連結用孔321aは、第2連結片321の厚み方向に貫通している。第2連結用孔321aは、円形に形成されている。第2連結用孔321aは、第1連結片312の上に第2連結片321を位置決めして重ねることにより、第1連結用孔312aと重なり合うように配置される。第1連結片312と第2連結片321とは、ボルト45とナット46とによって連結されている。ボルト45の雄ネジ部分は、第1連結用孔312aと第2連結用孔321aとに挿入されている。ナット46は、ボルト45の頭部とナット46との間に、第1連結片312と第2連結片321とを挟み込む状態で締め付けられ、この締め付け力によって第1連結片312と第2連結片321とが連結されている。
起立片322は、第1固定部材31と第2固定部材32とを連結した状態で、固定片311と平行に配置される。起立片322と第2連結片321は、図4のA方向から見てL字形に形成されている。
一対の係止片323は、互いに同じ構造である。このため、ここでは一方の係止片323の構造についてのみ説明する。係止片323は、補強部材28を差し込み可能な溝323aを有する。係止片323は、溝323aを利用して補強部材28に係止される。溝323aは、縦長のスリット状に形成されている。ここで記述する「縦長」とは、三方枠12の縦枠18を据え付け機構30によって据え付けたときの第2固定部材32の姿勢を基準に表現した用語である。第2固定部材32単体でみると、溝323aは、起立片322の起立方向であるZ方向(図5参照)に長い溝である。
溝323aの下端部は、補強部材28に対して溝323aを上から嵌め込めるように開放され、溝323aの上端部は、閉じられている。また、図6に示すように、溝323aの幅(以下、「溝幅」ともいう。)を規定する第1の縁辺E1および第2の縁辺E2のうち、第1の縁辺E1は垂直方向(Z方向)に対して平行に配置され、第2の縁辺E2は垂直方向に対して傾斜している。溝323aの幅は、第2の縁辺E2の傾斜に従い、溝323aの下端部から溝323aの上端部に向かって徐々に小さくなっている。また、溝323aの下端部の溝幅W1は、溝323aの上端部の溝幅W2よりも大きく設定されている。また、溝323aの下端部の溝幅W1は、補強部材28の厚み寸法T(図5参照)よりも大きく、溝323aの上端部の溝幅W2は、補強部材28の厚み寸法Tよりも小さく設定されている。このため、補強部材28の上から係止片323の溝323aを嵌め込むと、補強部材28の上端部が溝323aの途中に突き当たる。
<施工手順>
続いて、本実施形態に係る据え付け機構30によって三方枠12の縦枠18を壁24に据え付ける場合の施工手順について説明する。
まず、作業者は、縦枠18の補強部材28に第2固定部材32を取り付ける。その際、作業者は、補強部材28に対して係止片323の溝323aを上から嵌め込む。係止片323の溝323aの下端部は、補強部材28の厚み寸法Tよりも大きな溝幅W1で開放されている。このため、Y方向の任意の位置で、補強部材28の上から係止片323の溝323aを嵌め込むことができる。
また、作業者は、補強部材28の上端部を溝323aの途中に突き当てる。これにより、係止片323が補強部材28に引っ掛かった状態になる。このため、作業者が第2固定部材32から手を離しても、第2固定部材32が落下することはない。
次に、作業者は、建屋の壁24に第1固定部材31を取り付ける。その際、作業者は、第1固定部材31の第1連結片312の上に第2固定部材32の第2連結片321を載せた状態で、固定片311を壁24に沿わせる。次に、作業者は、固定片311の固定用孔311aの位置に合わせて壁24にアンカーボルト41を埋め込む。次に、作業者は、固定片311の固定用孔311aにアンカーボルト41を挿入する。次に、作業者は、アンカーボルト41にナット42を装着する。次に、作業者は、ナット42を軽く締め付けることにより、第1固定部材31を壁24に仮固定する。
次に、作業者は、第1固定部材31と第2固定部材32とを連結する。その際、作業者は、第1連結片312の第1連結用孔312aと第2連結片321の第2連結用孔321aとを重ね合わせ、その重ね合わせ部分にボルト45の雄ネジ部分を挿入する。次に、作業者は、ボルト45にナット46を装着した後、ナット46を所定のトルクで強く締め付けることにより、第1固定部材31と第2固定部材32とを連結する。このとき、第1連結片312と第2連結片321は、互いに重なり合った状態で、ナット46の締め付けにより固定される。また、補強部材28は、X方向において、係止片323の溝323aによって両側から挟み込まれた状態になる。このため、X方向における補強部材28の動きが規制される。したがって、X方向における補強部材28の変形を抑制することができる。また、係止片323は、補強部材28に対してX方向でがたつきを生じることなく係止される。このため、係止片323と補強部材28とのがたつきに起因する音、すなわちがたつき音の発生を抑制することができる。
次に、作業者は、ナット42を所定のトルクで強く締め付けることにより、第1固定部材31を壁24に本固定する。
以上の施工手順により、三方枠12の縦枠18を壁24に据え付けることができる。
なお、上述した施工手順は、あくまで一例であり、他の施工手順で縦枠18を据え付けてもよい。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、第2固定部材32の係止片323に設けられた溝323aの下端部が開放されているため、縦枠18の補強部材28に対して係止片323の溝323aを上から嵌め込むことができる。これにより、係止片323を補強部材28に引っ掛けた状態で第2固定部材32を支持することができる。このため、作業者は、第2固定部材32が落下しないよう、第2固定部材32を常に把持する必要がない。
したがって、三方枠の据え付け作業を従来よりも簡便に行うことができる。
また、本実施形態において、溝323aの下端部の溝幅W1は、補強部材28の厚み寸法Tよりも大きく設定され、溝323aの上端部の溝幅W2は、補強部材28の厚み寸法Tよりも小さく設定されている。これにより、縦枠18の補強部材28に対して係止片323の溝323aを上から嵌め込む場合に、補強部材28の上端部を溝323aの途中に突き当てて補強部材28の動きを規制し、補強部材28の変形を抑制することができる。また、補強部材28と溝323aとの突き当て部分では、補強部材28が隙間なく係止片323に接触した状態となる。このため、がたつき音の発生を抑制することができる。
また、本実施形態においては、溝323aの幅が、溝323aの下端部から溝323aの上端部に向かって徐々に小さくなっている。これにより、縦枠18の補強部材28に対して係止片323の溝323aを上からスムーズに嵌め込むことができる。
また、本実施形態においては、溝323aの幅を規定する第1の縁辺E1および第2の縁辺E2のうち、第2の縁辺E2のみが垂直方向に対して傾斜している。これにより、縦枠18の補強部材28に対して係止片323の溝323aを上から嵌め込む場合に、第1の縁辺E1を補強部材28の主面に沿わせることにより、第2固定部材32の姿勢を良好に保持することができる。
また、本実施形態において、第1固定部材31は、壁24に固定される固定片311と、固定片311から水平方向に延在する第1連結片312とを有し、第2固定部材32は、第1連結片312の上に重ねて第1連結片312と連結される第2連結片321を有する。これにより、第2固定部材32を第1固定部材31によって下から支えながら、第1固定部材31と第2固定部材32とを連結することができる。
また、本実施形態においては、第1固定部材31の第1連結片312に設けられた第1連結用孔312aが、第1連結片312の延在方向(X方向)に長い長孔になっている。これにより、X方向において、第1固定部材31と第2固定部材32の相対位置を調整することができる。
また、特許文献1に記載された技術では、平面視略U字形の三方枠側連結部材と、平面視略U字形の壁側連結部材とを組み合わせて平面視長方形の閉じ空間を形成し、この閉じ空間を利用して各々の連結部材を固定している。このため、作業者は、上記閉じ空間に手を差し入れて、ボルトやナットを装着したり、ナットを締め付けたりする必要がある。このため、作業がしづらいという欠点がある。
これに対し、本実施形態では、側面視L字形の第1固定部材31と、側面視L字形の第2固定部材32とを組み合わせて据え付け機構30を構成している。このため、第1固定部材31と第2固定部材32とを連結するためにボルト45とナット46が取り付けられる部分や、壁24に第1固定部材31を固定するためにアンカーボルト41とナット42が取り付けられる部分が、いずれも開放された空間に配置される。したがって、第1固定部材31と第2固定部材32とを連結する作業や、壁24に第1固定部材31を固定する作業を容易に行うことができる。
<変形例等>
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。たとえば、上述した実施形態では、本発明の内容を理解しやすいように詳細に説明しているが、本発明は、上述した実施形態で説明したすべての構成を必ずしも備えるものに限定されない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、これを削除し、または他の構成を追加し、あるいは他の構成に置換することも可能である。
たとえば、上記実施形態においては、溝323aの幅を規定する第1の縁辺E1および第2の縁辺E2のうち、第2の縁辺E2のみが垂直方向に対して傾斜した構成になっているが、これに限らず、第2の縁辺E2に代えて第1の縁辺E1のみが垂直方向に対して傾斜した構成になっていてもよい。また、第1の縁辺E1および第2の縁辺E2の両方が、垂直方向に対して末広がりに傾斜した構成を採用することもできる。この構成を採用した場合は、溝323aの下端部の溝幅W1を広く確保することができる。このため、補強部材28に溝323aを嵌め込む作業が容易になる。
また、上記実施形態においては、第1固定部材31の第1連結片312に設けられた第1連結用孔312aを長孔とし、第2固定部材32の第2連結片321に設けられた第2連結用孔321aを丸孔(円形の孔)としたが、これに限らない。たとえば、第1連結用孔312aに代えて第2連結用孔321aを長孔としてもよいし、第1連結用孔312aと第2連結用孔321aの両方を長孔としてもよい。
また、上記実施形態においては、第1固定部材31を構成する固定片311および第1連結片312のうち、固定片311が第1連結片312の端部から垂直に立ち上がった構成になっているが、これに限らず、固定片311が第1連結片312の端部から垂直に立ち下がった構成になっていてもよい。
また、上記実施形態においては、第1固定部材31と第2固定部材32を、ボルト45とナット46によって連結した構成になっているが、これ以外の連結手段、たとえば図示しないクランプ機構や溶接等によって第1固定部材31と第2固定部材32を連結してもよい。
10…エレベーターの出入口装置、12…三方枠、18…縦枠、24…壁、28…補強部材、30…据え付け機構、31…第1固定部材、32…第2固定部材、311…固定片、312…第1連結片、312a…第1連結用孔、321…第2連結片、321a…第2連結用孔

Claims (7)

  1. それぞれ補強部材を有する一対の縦枠を備える三方枠と、前記一対の縦枠をそれぞれ建屋の壁に据え付ける据え付け機構と、を具備するエレベーターの出入口装置であって、
    前記据え付け機構は、
    前記建屋の壁に固定される第1固定部材と、
    前記縦枠の前記補強部材を差し込み可能な溝を有し、前記第1固定部材に連結される第2固定部材と、を備え、
    前記溝の下端部は、前記補強部材に対して前記溝を上から嵌め込めるように開放されている
    エレベーターの出入口装置。
  2. 前記溝の下端部の溝幅は、前記補強部材の厚み寸法よりも大きく、
    前記溝の上端部の溝幅は、前記補強部材の厚み寸法よりも小さい
    請求項1に記載のエレベーターの出入口装置。
  3. 前記溝幅は、前記溝の下端部から前記溝の上端部に向かって徐々に小さくなっている
    請求項2に記載のエレベーターの出入口装置。
  4. 前記溝は、前記溝幅を規定する第1の縁辺および第2の縁辺のうち少なくとも一方の縁辺が垂直方向に対して傾斜している
    請求項3に記載のエレベーターの出入口装置。
  5. 前記第1固定部材は、前記壁に固定される固定片と、前記固定片から水平方向に延在する第1連結片とを有し、
    前記第2固定部材は、前記第1連結片の上に重ねて前記第1連結片と連結される第2連結片を有する
    請求項1に記載のエレベーターの出入口装置。
  6. 前記第1連結片は、第1連結用孔を有し、
    前記第2連結片は、前記第1連結用孔と重なり合う第2連結用孔を有し、
    前記第1連結用孔および前記第2連結用孔のうち少なくとも一方は、前記第1連結片の延在方向に長い長孔である
    請求項5に記載のエレベーターの出入口装置。
  7. 前記第1固定部材は、側面視L字形に形成され、
    前記第2固定部材は、側面視L字形に形成されている
    請求項1に記載のエレベーターの出入口装置。
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