JP7461276B2 - エレベーターの出入口装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターの出入口装置に関する。
エレベーター付きの建屋では、建屋の階床ごとに、エレベーターの出入口装置(以下、単に「出入口装置」ともいう。)が設置されている。出入口装置は、三方枠を備えており、エレベーターの乗場と昇降路との間の出入口部分に設置される。三方枠は、2つの縦枠と、1つの上枠とによって構成されている。2つの縦枠は左右に対をなして配置され、上枠は左右の縦枠の間に掛け渡して配置される。
三方枠は、建屋の壁に形成される開口部に据え付けられる(特許文献1を参照)。開口部は、縦長の長方形に形成される。三方枠は、開口部の内側に、開口部の縁に沿って配置される。また、三方枠は、取り付け金具を用いて建屋の壁に固定される。
特開2014-69966号公報
しかしながら、従来のエレベーターの出入口装置には以下のような課題があった。
エレベーターが設置される建屋の設計においては、建屋の壁の厚さ方向(以下、「出入り方向」ともいう。)における三方枠の寸法が、建屋の壁の厚さ法よりも大きい場合がある。その場合、三方枠の一部は壁よりも乗場側に突き出して配置される。
これに対し、特許文献1に記載された技術では、建屋の壁厚の範囲内に取り付け金具を配置し、この取り付け金具を用いて三方枠を壁に固定している。このため、上述のように三方枠の一部が壁よりも乗場側に突き出して配置されると、取り付け金具による固定力が三方枠の突き出し部分にまで十分に及ばず、乗場側で三方枠のブレが生じやすくなる。
また、建屋の壁や仕上げ材の寸法および位置は、それぞれ設計値に対して誤差を持つのに対し、特許文献1に記載された技術では、壁の厚さ方向における三方枠の取り付け位置が、壁の寸法および位置によって決まる仕様になっている。このため、建屋の寸法的な誤差に対応することが難しい。
本発明の目的は、三方枠の乗場側のブレを抑制し、かつ、建屋の寸法誤差に容易に対応することができるエレベーターの出入口装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、たとえば、特許請求の範囲に記載された構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一つを挙げるならば、一対の縦枠を有する三方枠と、一対の縦枠をそれぞれ建屋の壁に固定する固定機構と、を備えるエレベーターの出入口装置であって、固定機構は、壁に固定される第1固定片および第1固定片に対して傾斜する第1連結片を有する第1固定部材と、縦枠に固定される第2固定片および第2固定片に対して傾斜する第2連結片を有する第2固定部材と、を備える。第1連結片および第2連結片は、建屋の壁と三方枠の縦枠との間を斜め一直線に結ぶように配置されるとともに、互いに一部を重ね合わせて配置され、その重ね合わせ部分で互いに連結されている。
本発明によれば、三方枠の乗場側のブレを抑制し、かつ、建屋の寸法誤差に容易に対応することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
エレベーターを乗場側から見た正面図である。 三方枠の据え付け状態を乗場側から見た正面図である。 本実施形態に係るエレベーターの出入口装置の要部を示す横断面図である。 第1固定部材の平面図である。 図4に示す第1固定部材をA方向から見た図である。 図4に示す第1固定部材をB方向から見た図である。 第2固定部材の平面図である。 図7に示す第2固定部材をC方向から見た図である。 図7に示す第2固定部材をD方向から見た図である。 第1仕切部材の平面図である。 図10に示す第1仕切部材をE方向から見た図である。 第2仕切部材の正面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書および図面において、実質的に同一の機能または構成を有する要素については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、エレベーターを乗場側から見た正面図である。
図1に示すように、エレベーターの出入口装置10は、三方枠12と、乗場ドア14と、敷居16とを備えている。三方枠12は、一対の縦枠18と、一対の縦枠18の間に掛け渡された上枠20とによって門型に形成されている。縦枠18は、エレベーターの出入口の左右に一つずつ配置されている。上枠20は、エレベーターの出入口の上部に配置されるとともに、一対の縦枠18の上端部の間に掛け渡して配置されている。これにより、三方枠12は、エレベーターの出入口を囲むように配置されている。
三方枠12の周囲には仕上げ材22が配置されている。仕上げ材22は、図2に示す建屋の壁24が乗場側から見えないよう、壁24を覆い隠す部材である。仕上げ材22は、内装仕上げ材または内装壁仕上げ材とも呼ばれる。これに対し、建屋の壁24は、たとえば建屋がコンクリート(鉄筋コンクリートを含む)製であれば、コンクリートの壁に相当する。三方枠12は、エレベーターの出入口の位置に対応して建屋の壁24に形成される開口部25の内側に据え付けられる。
図1に戻って説明すると、乗場ドア14は、一対のドア14a,14bによって構成されている。乗場ドア14は、一対のドア14a,14bが左右に開閉する、いわゆる両開き式のドアである。敷居16は、エレベーターの出入口の底部に水平に配置されている。敷居16には、図示しないガイドレールが設けられている。ガイドレールにはガイド溝が形成されており、乗場ドア14は、このガイド溝に沿って開閉する仕組みになっている。
図3は、本実施形態に係るエレベーターの出入口装置の要部を示す横断面図である。
図3においては、上述した乗場ドア14の開閉方向をX方向とし、このX方向と直交する方向である出入り方向をY方向としている。壁24を間に挟んでY方向の一方側は乗場側15、Y方向の他方側は昇降路側17となっている。図3における縦枠18の昇降路側17の下端部は、上述した敷居16に固定される。このため、三方枠12の昇降路側17のブレは敷居16によって抑制される。
図3に示すように、エレベーターの出入口装置10は、上述した一対の縦枠18をそれぞれ建屋の壁24に固定する固定機構30を備えている。縦枠18は、縦枠本体26と、この縦枠本体26を補強する補強部材28とを有する。縦枠18は、乗場側15よりも昇降路側17が幅広の平面視台形に形成されている。Y方向における縦枠本体26の両端部は、それぞれ鉤型に形成されている。補強部材28は、縦枠本体26の長さ方向に所定の間隔で複数取り付けられる部材である。縦枠本体26の長さ方向は、エレベーターの出入口に三方枠12を据え付けた状態での高さ方向に相当する。この高さ方向は、X方向およびY方向に直交する方向、すなわち鉛直方向に相当する。
固定機構30は、壁24に固定される第1固定部材31と、縦枠18に固定される第2固定部材32とを備えている。第1固定部材31および第2固定部材32は、上述した複数の補強部材28と1対1の関係で配置してもよいし、一部の補強部材28に対してのみ配置してもよい。また、出入口装置10は、第1固定部材31と共に壁24に固定される第1仕切部材35と、補強部材28に沿って縦枠本体26に固定される第2仕切部材36とを備えている。以下に、各々の部材について詳しく説明する。
(第1固定部材)
図4は、第1固定部材の平面図である。また、図5は、図4に示す第1固定部材をA方向から見た図であり、図6は、図4に示す第1固定部材をB方向から見た図である。
図4~図6に示すように、第1固定部材31は、平らな長方形の金属板を略V字形に曲げ成形して得られる部材である。第1固定部材31の幅寸法は、W1(図5参照)に設定されている。
第1固定部材31は、第1固定片311および第1連結片312を有している。第1固定部材31は、第1固定片311と第1連結片312とが第1の角度θ1をなすように曲げられている。第1の角度θ1は鈍角である。第1連結片312は、第1固定片311に対して第1の角度θ1で傾斜している。第1固定片311には第1の固定用孔313が設けられている。第1の固定用孔313は、第1固定片311を壁24に固定するための孔である。第1の固定用孔313は、第1固定片311を厚み方向に貫通する丸孔になっている。第1連結片312には第1連結用孔314が設けられている。第1連結用孔314は、第1固定部材31と第2固定部材32とを連結するための孔である。第1連結用孔314は、第1固定部材31と第2固定部材32の相対位置を変更(調整)できるよう、長孔によって構成されている。第1連結用孔314は、第1連結片312の長手方向に延びる細長い孔となっている。
(第2固定部材)
図7は、第2固定部材の平面図である。また、図8は、図7に示す第2固定部材をC方向から見た図であり、図9は、図7に示す第2固定部材をD方向から見た図である。
図7~図9に示すように、第2固定部材32は、平らな長方形の金属板を略V字形に曲げ成形して得られる部材である。第2固定部材32の幅寸法は、W2(図9参照)に設定されている。第2固定部材32の幅寸法W2は、第1固定部材31の幅W1と同一に設定することが好ましい。
第2固定部材32は、第2固定片321および第2連結片322を有している。第2固定部材32は、第2固定片321と第2連結片322とが第2の角度θ2をなすように曲げられている。第2の角度θ2は、上述した第1の角度θ1よりも大きい鈍角である。第2連結片322は、第2固定片321に対して第2の角度θ2で傾斜している。第2固定片321には第2の固定用孔323が設けられている。第2の固定用孔323は、第2固定片321を補強部材28に固定するための孔である。第2の固定用孔323は、第2固定片321を厚み方向に貫通する丸孔になっている。これに対し、補強部材28には、第2固定部材32の取り付け位置に対応して、図示しないネジ孔(雌ネジ)が形成されている。このネジ孔は、Y方向に沿う補強部材28の長さ方向において、乗場側15に片寄った位置に形成されている。第2連結片322には第2連結用孔324が設けられている。第2連結用孔324は、第1固定部材31と第2固定部材32とを連結するために、第1連結用孔314に対応して設けられた孔である。第2連結用孔324は、第1固定部材31の第1連結片312と第2固定部材32の第2連結片322とをネジ止めによって連結するためにネジ孔(雌ネジ)によって構成されている。
(第1仕切部材)
図10は、第1仕切部材の平面図である。また、図11は、図10に示す第1仕切部材をE方向から見た図である。
図10および図11に示すように、第1仕切部材35は、L字形に屈曲する長方形の板によって構成されている。第1仕切部材35は、上述した縦枠18の高さ寸法と同等の長さL1を有する部材である。第1仕切部材35は、仕切片351および重ね合わせ片352を有している。重ね合わせ片352は、仕切片351と直角をなしている。仕切片351は、エレベーターの出入口において、乗場側15の空間と昇降路側17の空間とを仕切るようにX方向と平行に配置される。仕切片351には複数の固定用孔353が設けられている。固定用孔353は、仕切片351を壁24に固定するための孔である。固定用孔353は、仕切片351を厚み方向に貫通する丸孔になっている。固定用孔353は、第1仕切部材35の仕切片351を第1固定片311と共に壁24に固定する場合に、第1の固定用孔313(図5参照)と同じ位置に配置される。
(第2仕切部材)
図12は、第2仕切部材の正面図である。
図12に示すように、第2仕切部材36は、平らな長方形の板によって構成されている。第2仕切部材36は、上述した縦枠18の高さ寸法と同等の長さL2を有する部材である。第2仕切部材36の長さL2は、上述した第1仕切部材35の長さL1と同一に設定されている。第2仕切部材36は、縦枠18の昇降路側17の端片部分19(図3参照)に溶接等によって固定される部材である。上述した第1仕切部材35の重ね合わせ片352は、縦枠18の端片部分19と反対側で、第2仕切部材36と重ね合わせて配置される。
(三方枠の据え付け方法)
続いて、本実施形態における三方枠の据え付け方法について説明する。なお、エレベーターの出入口に三方枠12を据え付ける場合は、それに先立って敷居16の据え付け作業が行われる。また、縦枠18の補強部材28には、あらかじめ第2仕切部材36が溶接等によって固定される。
(第1のステップ)
まず、第1のステップとして、三方枠12の据え付け作業を行う作業者(以下、単に「作業者」という。)は、建屋の壁24に形成された開口部25の内側に三方枠12を立てると共に、一対の縦枠18の下端部をそれぞれ敷居16に固定する。
(第2のステップ)
次に、第2のステップとして、作業者は、第1固定部材31の第1固定片311と第1仕切部材35の仕切片351を、図3に示すように固定ボルト40によって壁24に固定する。このとき、作業者は、第1固定片311に形成されている第1の固定用孔313と仕切片351に形成されている固定用孔353とを位置合わせし、その状態で第1の固定用孔313と固定用孔353とに固定ボルト40を通して、この固定ボルト40を締め付ける。これにより、建屋の壁24に対して第1固定部材31と第1仕切部材35とを同時に固定することができる。また、作業者は、第1仕切部材35の重ね合わせ片352を第2仕切部材36に重ね合わせる。このとき、重ね合わせ片352と第2仕切部材36は、仕切片351が取り付けられる壁24の表面(昇降路側17の壁面)と平行なX方向で面接触する。これにより、三方枠12の高さ方向の全域にわたって、重ね合わせ片352と第2仕切部材36とが面接触にて密着した状態となる。このため、乗場側15の空間と昇降路側17の空間との間で、第1仕切部材35および第2仕切部材36により空気の流通を抑制することができる。また、建屋の寸法誤差により、壁24の位置が設計値に比べてY方向にずれたり、壁24の厚み寸法が設計値に比べて変動したりしても、それらの寸法的な誤差を、重ね合わせ片352と第2仕切部材36との重ね合わせ寸法により吸収することができる。
(第3のステップ)
次に、第3のステップとして、作業者は、三方枠12の左右の縦枠18に、それぞれ連結ボルト42を用いて第2固定部材32を取り付ける。このとき、作業者は、図3に示すように第1固定部材31のおける第1連結片312の端部312aと第2固定部材32における第2連結片322の端部322aとを互いに重ね合わせて配置する。また、作業者は、第2固定片321に形成されている第2の固定用孔323と補強部材28に形成されているネジ孔(図示せず)とを位置合わせし、その状態で第2の固定用孔323に連結ボルト42を通すとともに、連結ボルト42の雄ネジ部分を補強部材28のネジ孔に噛み合わせて、連結ボルト42を締め付ける。これにより、三方枠12の縦枠18に対して第2固定部材32を固定することができる。
(第4のステップ)
次に、第4のステップとして、作業者は、第1固定部材31と第2固定部材32とを、連結ボルト44を用いて互いに連結する。このとき、作業者は、第1固定部材31の第1連結片312に形成されている第1連結用孔314と第2固定部材32の第2連結片322に形成されている第2連結用孔324とを位置合わせし、その状態で第1連結用孔314に連結ボルト44を通すとともに、連結ボルト44の雄ネジ部分を第2連結片322の第2連結用孔324に噛み合わせて、連結ボルト44を締め付ける。これにより、第1連結片312の端部312aと第2連結片322の端部322aとの重ね合わせ部分で、第1固定部材31と第2固定部材32とを互いに連結することができる。
なお、第2のステップと第3のステップは、どちらを先に実施してもよいし、並行して実施してもよい。また、仕上げ材22は、三方枠12を据え付けた後に、別途、建築業者によって壁24の乗場側15に取り付けられる。
上述したように三方枠12を据え付けることにより、第1固定部材31の第1連結片312と第2固定部材32の第2連結片322は、建屋の壁24と三方枠12の縦枠18との間を斜め一直線に結ぶように配置される。これにより、三方枠12の乗場側15は、第1固定部材31および第2固定部材32を介して建屋の壁24に支持される。このため、三方枠12の乗場側15のブレを抑制することができる。このようなブレの抑制効果は、建屋の壁24の厚さ方向における三方枠12の寸法が、壁24の厚さ寸法よりも大きい場合、すなわち三方枠12の一部が壁24よりも乗場側15に突き出して配置される場合に、より顕著なものとなる。
また、上述のように第1連結片312と第2連結片322とを配置することにより、三方枠12の昇降路側17に、第1仕切部材35および第2仕切部材36を配置するスペースを確保することができる。これにより、第1固定部材31および第2固定部材32と干渉することなく、第1仕切部材35および第2仕切部材36を配置することができる。また、第1連結片312と第2連結片322は、X方向およびY方向の双方で、壁24から徐々に遠ざかるように乗場側15に斜めに延在して配置される。このため、壁24の乗場側15に、仕上げ材22を自由に配置できるスペースを確保することができる。よって、三方枠12の据え付け作業を終えた後に行われる仕上げ材22の施工作業への影響を最小限に抑えることができる。
また、第1固定部材31と第2固定部材32は、第1連結片312の端部312aと第2連結片322の端部322aとを重ね合わせて配置される。このため、第1固定部材31と第2固定部材32の重ね合わせ寸法S(図3参照)を変更することにより、補強部材28に対する第2固定片321の向きを変えることなく、第2固定片321の位置をX方向およびY方向に変位させることができる。これにより、水平二軸方向であるX方向およびY方向で建屋の寸法に誤差が生じた場合でも、上記重ね合わせ寸法Sを調整することにより、X方向およびY方向の両方で建屋の寸法誤差に対応することができる。このため、建屋の寸法誤差に容易に対応することが可能となる。
また、第1連結片312の第1連結用孔314を上記斜め一直線の方向に長い長孔とし、第2連結片322の第2連結用孔324をネジ孔とすることにより、第1連結用孔314の長孔の範囲内で第1固定部材31と第2固定部材32の相対位置を任意に変更することができる。
また、建屋の壁24に第1固定片311と共に第1仕切部材35を固定し、この第1仕切部材35に第2仕切部材36を重ね合わせて配置している。このため、建屋の壁24と三方枠12の補強部材28の相対位置がY方向にずれた場合でも、エレベーターの出入口部分における空気の流通を、第1仕切部材35と第2仕切部材36との重ね合わせ部分で遮ることができる。
<変形例等>
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。たとえば、上述した実施形態では、本発明の内容を理解しやすいように詳細に説明しているが、本発明は、上述した実施形態で説明したすべての構成を必ずしも備えるものに限定されない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、これを削除し、または他の構成を追加し、あるいは他の構成に置換することも可能である。
たとえば、建屋の壁24と三方枠12の縦枠18との間を斜め一直線に結ぶように、第1連結片312および第2連結片322を配置する場合、第1連結片312および第2連結片322の各々は必ずしも全部が真っ直ぐである必要はなく、一部が曲がっていてもよい。すなわち、第1固定部材31の屈曲部と第2固定部材32の屈曲部とを結ぶ仮想線が、X方向およびY方向の双方に対して傾きを持つ斜め一直線であればよい。
また、上記実施形態においては、第1連結用孔314を長孔とし、第2連結用孔324をネジ孔としているが、これに限らず、第1連結用孔314をネジ孔とし、第2連結用孔324を長孔としてもよい。その場合は、連結ボルト44の向きを逆にすればよい。
また、上記実施形態においては、第1固定部材31の第1の固定用孔313を丸孔としたが、これに限らず、第1の固定用孔313をX方向に長い長孔としてもよい。
また、上記実施形態においては、第1仕切部材35の固定用孔353を丸孔としたが、これに限らず、固定用孔353をX方向に長い長孔としてもよい。
10…エレベーターの出入口装置、12…三方枠、15…乗場側、17…昇降路側、18…縦枠、24…壁、26…縦枠本体、28…補強部材、30…固定機構、31…第1固定部材、32…第2固定部材、35…第1仕切部材、36…第2仕切部材、311…第1固定片、312…第1連結片、313…第1の固定用孔、314…第1連結用孔、321…第2固定片、322…第2連結片、323…第2の固定用孔、324…第2連結用孔、351…仕切片、352…重ね合わせ片

Claims (5)

  1. 一対の縦枠を有する三方枠と、前記一対の縦枠をそれぞれ建屋の壁に固定する固定機構と、を備えるエレベーターの出入口装置であって、
    前記固定機構は、
    前記壁に固定される第1固定片および前記第1固定片に対して傾斜する第1連結片を有する第1固定部材と、
    前記縦枠に固定される第2固定片および前記第2固定片に対して傾斜する第2連結片を有する第2固定部材と、
    を備え、
    前記第1連結片および前記第2連結片は、前記建屋の壁と前記三方枠の縦枠との間を斜め一直線に結ぶように配置されるとともに、互いに一部を重ね合わせて配置され、その重ね合わせ部分で互いに連結されている
    エレベーターの出入口装置。
  2. 前記第1連結片は第1連結用孔を有し、前記第2連結片は第2連結用孔を有し、
    前記第1連結用孔および前記第2連結用孔のうち、一方は前記斜め一直線の方向に長い長孔であり、他方はネジ孔である
    請求項1に記載のエレベーターの出入口装置。
  3. 前記縦枠は、縦枠本体と、前記縦枠本体を補強する補強部材とを有し、
    前記第1固定片と共に前記壁に固定され、昇降路側の空間と乗場側の空間とを仕切る第1仕切部材と、
    前記補強部材に沿って前記縦枠本体に固定され、前記第1仕切部材に重ね合わせて配置されることにより、前記昇降路側の空間と前記乗場側の空間とを前記第1仕切部材と共に仕切る第2仕切部材と、
    をさらに備える
    請求項1に記載のエレベーターの出入口装置。
  4. 前記壁の厚さ方向における三方枠の寸法が前記壁の厚さ寸法よりも大きい
    請求項1に記載のエレベーターの出入口装置。
  5. 一対の縦枠を有する三方枠と、前記一対の縦枠をそれぞれ建屋の壁に固定する固定機構と、を備え、前記壁の厚さ方向における前記三方枠の寸法が前記壁の厚さ寸法よりも大きいエレベーターの出入口装置であって、
    前記固定機構は、
    前記壁に固定される第1固定片および前記第1固定片に対して傾斜する第1連結片を有する第1固定部材と、
    前記縦枠に固定される第2固定片および前記第2固定片に対して傾斜する第2連結片を有する第2固定部材と、
    を備え、
    前記第1連結片および前記第2連結片は、前記建屋の壁と前記三方枠の縦枠との間を斜め一直線に結ぶように配置されるとともに、互いに一部を重ね合わせて配置され、その重ね合わせ部分で互いに連結され、
    前記第1連結片は第1連結用孔を有し、前記第2連結片は第2連結用孔を有し、
    前記第1連結用孔および前記第2連結用孔のうち、一方は前記斜め一直線の方向に長い長孔であり、他方はネジ孔であり、
    前記長孔の長手方向において前記第1固定部材と前記第2固定部材の相対位置を変更することにより、前記壁と前記三方枠の相対位置を水平二軸方向で調整可能であり、
    前記縦枠は、縦枠本体と、前記縦枠本体を補強する補強部材とを有し、
    前記第1固定片と共に前記壁に固定され、昇降路側の空間と乗場側の空間とを仕切る第1仕切部材と、
    前記補強部材に沿って前記縦枠本体に固定され、前記第1仕切部材に重ね合わせて配置されることにより、前記昇降路側の空間と前記乗場側の空間とを前記第1仕切部材と共に仕切る第2仕切部材と、
    をさらに備え、
    前記第1仕切部材は、前記建屋の壁に固定される仕切片および前記仕切片と直角をなす重ね合わせ片を有し、前記重ね合わせ片が前記第2仕切部材と重ね合わせて配置される
    エレベーターの出入口装置。
JP2020181084A 2020-10-29 2020-10-29 エレベーターの出入口装置 Active JP7461276B2 (ja)

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