JP7470029B2 - エレベーターの乗場敷居装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターの乗場敷居装置に関する。
エレベーターの乗場敷居装置は、乗場開口の下縁に配置される乗場敷居と、乗場敷居を昇降路壁に固定するブラケットと、乗場敷居と昇降路壁との間の隙間を塞ぐ仕切部材と、を備えている。一般に、仕切部材は溶接によって乗場敷居に固定されている。その際、乗場敷居に設けられたゴミ落とし孔を仕切部材が塞がないよう、建屋の誤差に応じて仕切部材を斜めに傾けて固定している。しかしながら、現在では、仕切部材を溶接せずに、かつ、乗場敷居のゴミ落とし孔を塞がずに、仕切部材を固定することが求められている。
特許文献1には、乗場敷居に対して仕切部材をボルトとナットで固定する技術が記載されている。特許文献1に記載された技術を採用すれば、仕切部材を溶接せずに固定することができる。
特開2009-84029号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、乗場敷居の底面全面を仕切部材で覆うように、乗場敷居の底面にボルトとナットで仕切部材を固定している。このため、乗場敷居のゴミ落とし孔が仕切部材によって塞がれてしまう。
本発明の目的は、仕切部材を溶接せずに、かつ、乗場敷居のゴミ落とし孔を塞がずに、仕切部材を固定することができるエレベーターの乗場敷居装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、たとえば、特許請求の範囲に記載された構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一つを挙げるならば、エレベーターの乗場開口の下縁に配置されると共に、ゴミ落とし孔が形成された乗場敷居と、乗場敷居を昇降路壁に固定する固定部材と、乗場敷居と昇降路壁との間の隙間を塞ぐ仕切部材と、を備える。仕切部材は、乗場敷居に第1締結具によって固定される第1仕切部材と、第1仕切部材と昇降路壁との間を塞ぐように第1仕切部材に第2締結具によって固定されると共に、第2締結具を挿入する締結用孔が形成され、締結用孔が乗場敷居の持ち出し方向と平行な方向に長い長孔である第2仕切部材と、を備える。
本発明によれば、仕切部材を溶接せずに、かつ、乗場敷居のゴミ落とし孔を塞がずに、仕切部材を固定することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
エレベーターの構成を示す概略側断面図である。 乗場敷居の一部を拡大した平面図である。 第1実施形態に係るエレベーターの乗場敷居装置の構成例を示す斜視図である。 第1仕切部材の構成を示す斜視図である。 第2仕切部材の構成を示す斜視図である。 第3仕切部材の構成を示す斜視図である。 第4仕切部材の構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係るエレベーターの乗場敷居装置における仕切部材の第1の取り付け例を示す断面図である。 第1実施形態に係るエレベーターの乗場敷居装置における仕切部材の第2の取り付け例を示す断面図である。 第2実施形態に係るエレベーターの乗場敷居装置の構成例を示す断面図である。 第2実施形態に係るエレベーターの乗場敷居装置の他の構成例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書および図面において、実質的に同一の機能または構成を有する要素については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、エレベーターの構成を示す概略側断面図である。
図1に示すように、エレベーター10は、昇降路11内を昇降する乗りかご12と、乗りかご12に接続されたロープ13と、建屋の階床ごとに形成された乗場開口14と、乗場敷居装置15と、を備えている。乗場開口14は、エレベーター10の出入り方向から見て縦長の長方形に形成されている。なお、図中のX方向は乗場開口14の幅方向を示し、Y方向は昇降路11の奥行き方向を示し、Z方向は乗りかご12の移動方向である鉛直方向(上下方向)を示している。X方向、Y方向およびZ方向の定義は、他の図面でも同様である。
乗場敷居装置15は、乗場開口14の下縁に配置された乗場敷居19と、乗場敷居19を昇降路壁17に固定する固定部材20と、乗場敷居19と昇降路壁17との間の隙間を塞ぐ仕切部材23(図3参照)と、を備えている。昇降路壁17は、昇降路11に面して配置されている。乗場敷居19は、昇降路11に面して乗場開口14の下縁に水平に据え付けられる。乗場敷居19は、長尺状の部材であり、乗場開口14の幅方向であるX方向と平行に配置される。このため、X方向は、乗場敷居19の長手方向に相当する。乗場敷居19は、図2の平面図に示すように、開閉ドア(図示せず)の移動を案内する案内溝24を有し、この案内溝24の底にゴミ落とし孔25が形成されている。ゴミ落とし孔25は、案内溝24に入り込んだゴミを昇降路11内の空間に落とすための孔である。
固定部材20は、第1ブラケット21と、第2ブラケット22とによって構成されている。第1ブラケット21と第2ブラケット22は、たとえば、図示しないボルトとナットを用いて互いに連結されている。第1ブラケット21は昇降路壁17に固定され、第2ブラケット22は乗場敷居19に固定される。これにより、乗場敷居19は、第1ブラケット21および第2ブラケット22を介して昇降路壁17に固定される。このような構成からなる固定部材20は、乗場敷居19の長手方向に所定の間隔で複数設けられる。
[第1実施形態]
図3は、第1実施形態に係るエレベーターの乗場敷居装置の構成例を示す斜視図である。
図3に示すように、仕切部材23は、第1仕切部材231と、第2仕切部材232と、第3仕切部材233と、第4仕切部材234と、を備えている。以下、図4~図7を用いて、各々の仕切部材231,232,233,234の構成について順に説明する。なお、図4~図7に示すX方向、Y方向およびZ方向は、図3に示すように各々の仕切部材231,232,233,234を取り付けた状態での方向を示している。
図4は、第1仕切部材の構成を示す斜視図である。
図4に示すように、第1仕切部材231は、長尺状の部材であり、乗場敷居19の長手方向であるX方向(図1参照)から見て横U字形に形成されている。横U字形は、日本語のカタカナで表すとコ字形に相当する。第1仕切部材231は、第1固定片231aと、第2固定片231bと、連結片231cとを一体に有している。第1固定片231aと第2固定片231bは、互いに対向する状態に配置されている。第1固定片231aは乗場敷居19に固定され、第2固定片231bは第2仕切部材232に固定される。
第1固定片231aには、ネジ挿入孔231dが形成され、第2固定片231bには、ネジ孔231eが形成されている。ネジ挿入孔231dは、第1仕切部材231の長手方向の一端部と他端部に形成され、ネジ孔231eも、第1仕切部材231の長手方向の一端部と他端部に形成されている。ネジ挿入孔231dは、第1仕切部材231を乗場敷居19にネジ止めによって固定するための孔である。ネジ孔231eは、第2仕切部材232を第1仕切部材231にネジ止めによって固定するための孔である。本明細書において、ネジ止めとは、雄ネジ部を有する締結具を用いて部材同士を締結することをいう。また、締結とは、部材同士を締め付けて結合することをいう。締結具の具体例としては、ボルト、ナット、マイナスネジ、プラスネジなどが挙げられる。
連結片231cは、第1固定片231aおよび第2固定片231bと直角をなして配置されている。連結片231cは、第1固定片231aと第2固定片231bとを連結している。第1仕切部材231を取り付ける場合、連結片231cは、Z方向と平行に配置され、第1固定片231aおよび第2固定片231bは、XY平面(水平面)と平行に配置される。Y方向において連結片231cの位置を基準に第1固定片231aと第2固定片231bの突出寸法を比較すると、第1固定片231aの突出寸法は第2固定片231bの突出寸法よりも大きく設定されている。
図5は、第2仕切部材の構成を示す斜視図である。
図5に示すように、第2仕切部材232は、長尺状の部材であり、乗場敷居19の長手方向(X方向)から見てL字形に形成されている。第2仕切部材232は、第3固定片232aと、接触片232bとを一体に有している。
第3固定片232aには、締結用孔232cが形成されている。締結用孔232cは、第2仕切部材232の長手方向の一端部と他端部に形成されている。締結用孔232cは、第1仕切部材231と第2仕切部材232とをネジ止めによって連結するための孔であり、より具体的には、第1仕切部材231の第2固定片231bと第2仕切部材232の第3固定片232aとをネジ止めによって連結するための孔である。締結用孔232cは、乗場敷居19の持ち出し方向と平行な方向であるY方向に長い長孔になっている。
第3固定片232aと接触片232bは、互いに直角をなして配置されている。第3固定片232aは、第1仕切部材231に固定され、接触片232bは、昇降路壁17に接触して配置される。第2仕切部材232を取り付ける場合、第3固定片232aは、XY平面と平行に配置され、接触片232bは、昇降路壁17に沿うようにZ方向と平行に配置される。
図6は、第3仕切部材の構成を示す斜視図である。
図6に示すように、第3仕切部材233は、長尺状の部材であり、乗場敷居19の長手方向(X方向)から見てL字形に形成されている。第3仕切部材233は、固定部材20と第1仕切部材231および第2仕切部材232とが干渉する部分に設けられる。固定部材20と第1仕切部材231および第2仕切部材232とが干渉する部分では、この干渉を避けるために、第1仕切部材231および第2仕切部材232が長手方向(X方向)で途切れており、この途切れた部分に第3仕切部材233が配置される。第3仕切部材233は、固定部材20と干渉しないように配置される。第3仕切部材233は、X方向で途切れる左右の第1仕切部材231によって担持される部材である。第3仕切部材233は、第1遮蔽片233aと、第2遮蔽片233bとを一体に有している。第1遮蔽片233aは、第1仕切部材231の第1固定片231aの外面に沿って配置され、第2遮蔽片233bは、第1仕切部材231の連結片231cの外面に沿って配置される。これにより、第3仕切部材233は、X方向で途切れる左右の第1仕切部材231の間を塞ぐように配置される。
図7は、第4仕切部材の構成を示す斜視図である。
図7に示すように、第4仕切部材234は、長尺状で平らな板状の部材である。第4仕切部材234は、固定部材20と第1仕切部材231および第2仕切部材232とが干渉する部分に、第3仕切部材233と共に設けられる。第4仕切部材234は、第3仕切部材233と昇降路壁17との間を塞ぐように第2仕切部材232の上に載せられる。
続いて、仕切部材23の取り付けについて図8を参照しながら説明する。仕切部材23の取り付け作業は、固定部材20を用いて乗場敷居19を昇降路壁17に固定した後で行われる。また、下記の取り付け作業は、エレベーター施工業者の作業者によって行われる。
まず、乗場敷居19に第1仕切部材231を取り付ける。第1仕切部材231は、第1ボルト31によって乗場敷居19に固定される。第1ボルト31は、第1締結具の一例として使用される。乗場敷居19の底面19aには、第1ボルト31の雄ネジ部に噛み合うネジ孔(図示せず)が形成されている。乗場敷居19に第1仕切部材231を取り付ける場合は、まず、第1仕切部材231の第1固定片231aに設けられているネジ挿入孔231dと、乗場敷居19の底面19aに設けられているネジ孔とがほぼ同軸となるように、乗場敷居19と第1仕切部材231とを位置合わせする。次に、第1ボルト31の雄ネジ部を第1固定片231aのネジ挿入孔231dに挿入し、このネジ挿入孔231dを通して第1ボルト31の雄ネジ部を乗場敷居19のネジ孔に噛み合わせる。次に、第1ボルト31を所定の力で締め付ける。これにより、第1仕切部材231の第1固定片231aは、第1ボルト31の締結力によって乗場敷居19の底面19aに固定される。このとき、第1仕切部材231は、乗場敷居19の底面19aに対してゴミ落とし孔25の形成位置よりも昇降路壁17側に偏った位置で、第1ボルト31により乗場敷居19に固定される。このため、ゴミ落とし孔25が第1仕切部材231によって塞がれることはない。
次に、第1仕切部材231に第2仕切部材232を取り付ける。第2仕切部材232は、第2ボルト32によって第1仕切部材231に固定される。第2ボルト32は、第2締結具の一例として使用される。第1仕切部材231の第2固定片231bには、第2ボルト32の雄ネジ部と噛み合うネジ孔231eが形成されている。第2仕切部材232の第3固定片232aには、第2ボルト32の雄ネジ部を挿入可能な締結用孔232cが形成されている。第1仕切部材231に第2仕切部材232を取り付ける場合は、まず、第2仕切部材232の接触片232bを昇降路壁17に押し当てた状態で、締結用孔232cとネジ孔231eとを位置合わせする。このとき、ネジ孔231eは、長孔である締結用孔232cを通して外部(下方)から見えるように配置される。次に、第2ボルト32の雄ネジ部を締結用孔232cに挿入し、この締結用孔232cを通して第2ボルト32の雄ネジ部をネジ孔231eに噛み合わせる。次に、第2ボルト32を所定の力で締め付ける。これにより、第2仕切部材232の第3固定片232aは、第2ボルト32の締結力によって第1仕切部材231の第2固定片231bに固定される。すなわち、第2固定片231bと第3固定片232aは、第2ボルト32の締結力によって相互に固定される。
次に、第1仕切部材231を用いて第3仕切部材233を取り付ける。第3仕切部材233は、第1仕切部材231の上に載せられる。これにより、第3仕切部材233は第1仕切部材231によって担持される。次に、第2仕切部材232を用いて第4仕切部材234を取り付ける。第4仕切部材234は、第2仕切部材232の第3固定片232aの上に載せられる。なお、第3仕切部材233および第4仕切部材234は、どちらを先に取り付けてもよい。また、第3仕切部材233は、ネジ止めによって第1仕切部材231に固定してもよく、第4仕切部材234も、ネジ止めによって第2仕切部材232に固定してもよい。
以上で、仕切部材23の取り付けが完了する。このように仕切部材23を取り付けることにより、昇降路壁17と乗場敷居19との間の隙間を仕切部材23によって塞ぐことができる。このため、昇降路壁17と乗場敷居19との間にモルタル27を流し込んで仕上げ施工する場合に、モルタル27が仕切部材23によって堰き止められる。したがって、昇降路壁17と乗場敷居19との隙間からモルタル27が昇降路11内に流入することを抑制することができる。
ここで、第2仕切部材232の締結用孔232cを長孔にしている技術的な意義について説明する。
昇降路11の奥行き方向であるY方向において、昇降路壁17の位置は建屋の誤差によってばらつく。これに対して、乗場敷居19の位置は、昇降路11の最上部から垂下されるピアノ線の位置を基準に調整される。このため、昇降路壁17から乗場敷居19の端部までの距離、すなわち乗場敷居19の持ち出し寸法L(図8参照)は、建屋の誤差によって変わる。その際、第2仕切部材232の締結用孔232cをY方向に長い長孔としておけば、乗場敷居19の持ち出し寸法Lが変わっても、第2仕切部材232の接触片232bを昇降路壁17に接触させた状態で、第2仕切部材232の第3固定片232aを第2ボルト32によって第1仕切部材231に固定することができる。したがって、エレベーター10の施工現場で建屋の誤差に柔軟に対応することができる。
また、乗場敷居19の持ち出し寸法Lが変わると、昇降路壁17と乗場敷居19との間の隙間が変わる。第1仕切部材231と第2仕切部材232が配置されている部分は、これらの仕切部材231,232によって上記の隙間が塞がれる。また、第1仕切部材231と第2仕切部材232が途切れている部分は、第3仕切部材233と第4仕切部材234によって上記の隙間が塞がれる。ただし、昇降路壁17と乗場敷居19との間の隙間が大きい場合は、1個の第4仕切部材234だけでは隙間を塞ぎきれないこともある。その場合は、乗場敷居19の持ち出し寸法Lに合わせて第4仕切部材234の取り付け個数を適宜調整することにより、第2仕切部材232の途切れ部分に生じる隙間を第4仕切部材234によって塞ぐことができる。また、乗場敷居19の持ち出し寸法Lが短い場合は、図9に示すように、第4仕切部材234を使用せずに済む場合がある。すなわち、第4仕切部材234は必要に応じて設けるようにすればよい。
以上説明したように、第1実施形態においては、乗場敷居19と昇降路壁17との間の隙間を塞ぐ仕切部材23が、第1仕切部材231と第2仕切部材232とを備えている。そして、第1仕切部材231は、第1ボルト31によって乗場敷居19に固定され、第2仕切部材232は、第1仕切部材231と昇降路壁17との間を塞ぐように第1仕切部材231に第2ボルト32によって固定されている。また、第2仕切部材232には、第2ボルト32を挿入する締結用孔232cが形成され、この締結用孔232cが乗場敷居19の持ち出し方向と平行な方向(Y方向)に長い長孔になっている。これにより、仕切部材23を溶接せずに、かつ、乗場敷居19のゴミ落とし孔25を塞がずに、仕切部材23を固定することができる。また、第2仕切部材232の締結用孔232cを長孔にしたことで、建屋の誤差に柔軟に対応することができる。
また、第1実施形態において、第1仕切部材231は、乗場敷居19の底面19aに対してゴミ落とし孔25の形成位置よりも昇降路壁17側に偏った位置で、第1ボルト31により乗場敷居19に固定されている。これにより、ゴミ落とし孔25との位置的な干渉を避けて、第1仕切部材231を乗場敷居19に固定することができる。
また、第1実施形態において、第1仕切部材231は、乗場敷居19に固定される第1固定片231aと、第1固定片231aと対向すると共に、第2仕切部材232に固定される第2固定片231bと、第1固定片231aおよび第2固定片231bと直角をなす連結片231cとを有し、乗場敷居19の長手方向から見て横U字形に形成されている。これにより、乗場敷居19と第2仕切部材232との間のスペースを有効に利用して第1仕切部材231を配置することができる。
また、第1実施形態において、第2仕切部材232は、第1仕切部材231に固定される第3固定片232aと、第3固定片232aと直角をなし、昇降路壁17に接触して配置される接触片232bとを有し、乗場敷居19の長手方向から見てL字形に形成されている。これにより、第1仕切部材231と昇降路壁17との間の隙間を第2仕切部材232によって確実に塞ぐことができる。
また、第1実施形態において、仕切部材23は、固定部材20と第1仕切部材231および第2仕切部材232とが干渉する部分に設けられる第3仕切部材233をさらに備えている。そして、第3仕切部材233は、固定部材20と干渉しないように第1仕切部材231よりも昇降路壁17側に配置されている。これにより、固定部材20と第1仕切部材231および第2仕切部材232とが干渉する部分に生じる隙間を第3仕切部材233によって塞ぐことができる。
また、第1実施形態において、仕切部材23は、固定部材20と第1仕切部材231および第2仕切部材232とが干渉する部分に第3仕切部材233と共に設けられる第4仕切部材234をさらに備えている。そして、第4仕切部材234は、第3仕切部材233と昇降路壁17との間を塞ぐように第2仕切部材232の上に載せられている。これにより、固定部材20と第1仕切部材231および第2仕切部材232とが干渉する部分に生じる隙間を、第3仕切部材233と第4仕切部材234とによって塞ぐことができる。
また、第1実施形態において、第3仕切部材233は、乗場敷居19の長手方向から見てL字形に形成されている。これにより、第3仕切部材233を第1仕切部材231(第1固定片231aおよび連結片231c)に沿わせて配置することができる。
また、第1実施形態において、第4仕切部材234は、平板状に形成されている。これにより、第4仕切部材234を第2仕切部材232(第3固定片232a)に沿わせて配置することができる。
[第2実施形態]
図10は、第2実施形態に係るエレベーターの乗場敷居装置の構成例を示す斜視図である。
なお、第2実施形態においては、上記第1実施形態で挙げた構成要素と同一または対応する要素に同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
第2実施形態に係るエレベーターの乗場敷居装置15Aは、乗場敷居19と昇降路壁17との間の隙間を塞ぐ仕切部材40を備えている。仕切部材40は、長尺状の部材であり、乗場敷居19の長手方向(X方向)から見てL字形に形成されている。仕切部材40は、乗場敷居19に固定される固定片40aと、昇降路壁17に接触して配置される接触片40bとを一体に有している。固定片40aには長孔40cが形成されている。長孔40cは、乗場敷居19の持ち出し方向と平行な方向であるY方向に長い孔である。
仕切部材40は、ボルト45によって乗場敷居19に固定されている。ボルト45は、締結具の一例として使用される。乗場敷居19の底面19aには、図示しないネジ孔が形成されている。乗場敷居19に仕切部材40を取り付ける場合は、まず、仕切部材40の接触片40bを昇降路壁17に押し当てた状態で、仕切部材40の長孔40cと乗場敷居19のネジ孔とを位置合わせする。このとき、ネジ孔は、長孔40cを通して外部(下方)から見えるように配置される。次に、ボルト45の雄ネジ部を長孔40cに挿入し、この長孔40cを通してボルト45の雄ネジ部を乗場敷居19のネジ孔に噛み合わせる。次に、ボルト45を所定の力で締め付ける。これにより、仕切部材40の固定片40aは、ボルト45の締結力によって乗場敷居19の底面19aに固定される。
また、固定部材20と仕切部材40とが干渉する場合では、この干渉を避けるために、乗場敷居19の長手方向(X方向)において、仕切部材40が途切れて配置される。仕切部材40が途切れる部分には、昇降路壁17と乗場敷居19との間の隙間を塞ぐために、図11に示すように、遮蔽板41を配置すればよい。遮蔽板41は、X方向に長い平板状に形成され、仕切部材40の上に載せて配置される。また、遮蔽板41は、昇降路壁17と乗場敷居19との間の隙間の大きさに応じて、1枚または複数枚並べて配置される。
第2実施形態においては、乗場敷居19と昇降路壁17との間の隙間を塞ぐ仕切部材40が、乗場敷居19の持ち出し方向と平行な方向(Y方向)に長い長孔40cを有し、この長孔40cに挿通するボルト45によって乗場敷居19に固定されている。これにより、仕切部材23を溶接せずに、かつ、乗場敷居19のゴミ落とし孔25を塞がずに、仕切部材23を固定することができる。また、仕切部材40に長孔40cを形成したことで、上記第1実施形態と同様に、建屋の誤差に柔軟に対応することができる。
また、第2実施形態において、仕切部材40は、乗場敷居19の長手方向から見てL字形に形成されている。これにより、第1仕切部材231と昇降路壁17との間の隙間を仕切部材40によって確実に塞ぐことができる。
<変形例等>
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。たとえば、上述した実施形態では、本発明の内容を理解しやすいように詳細に説明しているが、本発明は、上述した実施形態で説明したすべての構成を必ずしも備えるものに限定されない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、これを削除し、または他の構成を追加し、あるいは他の構成に置換することも可能である。
10…エレベーター、14…乗場開口、15,15A…乗場敷居装置、17…昇降路壁、19…乗場敷居、19a…底面、20…固定部材、23…仕切部材、25…ゴミ落とし孔、31…第1ボルト(第1締結具)、32…第2ボルト(第2締結具)、40…仕切部材、40c…長孔、45…ボルト(締結具)、231a…第1固定片、231b…第2固定片、231c…連結片、232a…第3固定片、232b…接触片、232c…締結用孔、233…第3仕切部材、234…第4仕切部材

Claims (10)

  1. エレベーターの乗場開口の下縁に配置されると共に、ゴミ落とし孔が形成された乗場敷居と、
    前記乗場敷居を昇降路壁に固定する固定部材と、
    前記乗場敷居と前記昇降路壁との間の隙間を塞ぐ仕切部材と、
    を備え、
    前記仕切部材は、
    前記乗場敷居に第1締結具によって固定される第1仕切部材と、
    前記第1仕切部材と前記昇降路壁との間を塞ぐように前記第1仕切部材に第2締結具によって固定されると共に、前記第2締結具を挿入する締結用孔が形成され、前記締結用孔が前記乗場敷居の持ち出し方向と平行な方向に長い長孔である第2仕切部材と、
    を備えるエレベーターの乗場敷居装置。
  2. 前記第1仕切部材は、前記乗場敷居の底面に対して前記ゴミ落とし孔の形成位置よりも前記昇降路壁側に偏った位置で、前記第1締結具により前記乗場敷居に固定されている
    請求項1に記載のエレベーターの乗場敷居装置。
  3. 前記第1仕切部材は、前記乗場敷居に固定される第1固定片と、前記第1固定片と対向すると共に、前記第2仕切部材に固定される第2固定片と、前記第1固定片および前記第2固定片と直角をなす連結片とを有し、前記乗場敷居の長手方向から見て横U字形に形成されている
    請求項1に記載のエレベーターの乗場敷居装置。
  4. 前記第2仕切部材は、前記第1仕切部材に固定される第3固定片と、前記第3固定片と直角をなし、前記昇降路壁に接触して配置される接触片とを有し、前記乗場敷居の長手方向から見てL字形に形成されている
    請求項1に記載のエレベーターの乗場敷居装置。
  5. 前記仕切部材は、前記固定部材と前記第1仕切部材および前記第2仕切部材とが干渉する部分に設けられる第3仕切部材をさらに備え、
    前記第3仕切部材は、前記固定部材と干渉しないように前記第1仕切部材よりも前記昇降路壁側に配置されている
    請求項1に記載のエレベーターの乗場敷居装置。
  6. 前記仕切部材は、前記固定部材と前記第1仕切部材および前記第2仕切部材とが干渉する部分に前記第3仕切部材と共に設けられる第4仕切部材をさらに備え、
    前記第4仕切部材は、前記第3仕切部材と前記昇降路壁との間を塞ぐように前記第2仕切部材の上に載せられている
    請求項5に記載のエレベーターの乗場敷居装置。
  7. 前記第3仕切部材は、前記乗場敷居の長手方向から見てL字形に形成されている
    請求項5に記載のエレベーターの乗場敷居装置。
  8. 前記第4仕切部材は、平板状に形成されている
    請求項6に記載のエレベーターの乗場敷居装置。
  9. エレベーターの乗場開口の下縁に配置されると共に、ゴミ落とし孔が形成された乗場敷居と、
    前記乗場敷居を昇降路壁に固定する固定部材と、
    前記乗場敷居と前記昇降路壁との間の隙間を塞ぐ仕切部材と、
    を備え、
    前記仕切部材は、前記乗場敷居の持ち出し方向と平行な方向に長い長孔を有し、前記長孔に挿通する締結具によって前記乗場敷居に固定されている
    エレベーターの乗場敷居装置。
  10. 前記仕切部材は、前記乗場敷居の長手方向から見てL字形に形成されている
    請求項9に記載のエレベーターの乗場敷居装置。
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