JP2024072338A - エレベーターの出入口装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】縦枠の枠幅を縮小すると、溶接作業の施工性の低下してしまう。【解決手段】縦枠を有する三方枠と、縦枠を建屋の壁に固定する取付金具と、を備えるエレベーターの出入口装置であって、三方枠は、縦枠を補強する補強部材を有し、取付金具は、補強部材に溶接によって固定され、補強部材は、縦枠よりも乗場側に突出する突出部を有する。【選択図】図7
Description
本発明は、エレベーターの出入口装置に関する。
エレベーター付きの建屋では、建屋の階床ごとに、エレベーターの出入口装置(以下、単に「出入口装置」ともいう。)が設置されている。出入口装置は、三方枠を備えており、エレベーターの乗場と昇降路との間の出入口部分に設置される。三方枠は、2つの縦枠と、1つの上枠とによって構成されている。2つの縦枠は左右に対をなして配置され、上枠は左右の縦枠の間に掛け渡して配置される。
三方枠は、建屋の壁に形成される開口部に据え付けられる。開口部は、縦長の長方形に形成される。三方枠は、開口部の内側に、開口部の縁に沿って配置される。また、三方枠の縦枠は、取付金具を用いて建屋の壁に固定される(例えば、特許文献1を参照)。
三方枠は、縦枠を補強する補強部材を有する。エレベーターの出入口装置のなかには、補強部材に上記取付金具を溶接によって固定したものがある。
一方で、エレベーターの出入口装置には、エレベーターの乗場側から出入口装置を見たときの意匠性を向上させるために、縦枠の枠幅を縮小したいという要望がある。
しかしながら、縦枠の枠幅を縮小すると、補強部材に取付金具を溶接するための溶接代が小さくなり、溶接作業の施工性が低下してしまう。
一方で、エレベーターの出入口装置には、エレベーターの乗場側から出入口装置を見たときの意匠性を向上させるために、縦枠の枠幅を縮小したいという要望がある。
しかしながら、縦枠の枠幅を縮小すると、補強部材に取付金具を溶接するための溶接代が小さくなり、溶接作業の施工性が低下してしまう。
本発明の目的は、縦枠の枠幅を縮小する場合に、溶接作業の施工性の低下を抑制することができるエレベーターの出入口装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、たとえば、特許請求の範囲に記載された構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一つを挙げるならば、縦枠を有する三方枠と、縦枠を建屋の壁に固定する取付金具と、を備えるエレベーターの出入口装置である。三方枠は、縦枠を補強する補強部材を有する。取付金具は、補強部材に溶接によって固定される。補強部材は、縦枠よりも乗場側に突出する突出部を有する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一つを挙げるならば、縦枠を有する三方枠と、縦枠を建屋の壁に固定する取付金具と、を備えるエレベーターの出入口装置である。三方枠は、縦枠を補強する補強部材を有する。取付金具は、補強部材に溶接によって固定される。補強部材は、縦枠よりも乗場側に突出する突出部を有する。
本発明によれば、縦枠の枠幅を縮小する場合に、溶接作業の施工性の低下を抑制することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する要素については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、エレベーターの出入口装置を乗場側から見た図であり、図2は、エレベーターの出入口装置を昇降路側から見た図である。以降の説明では、各部の位置関係を明確にするために、出入口装置の幅方向をX方向とし、出入口装置の奥行き方向をY方向とし、出入口装置の高さ方向をZ方向とする。X方向、Y方向及びZ方向は、互いに直交する3軸方向である。
図1及び図2に示すように、エレベーターの出入口装置10は、三方枠12と、乗場ドア14と、を備えている。図2では、乗場ドア14を省略している。
三方枠12は、エレベーターの出入口に据え付けられている。三方枠12は、一対の縦枠18と、一対の縦枠18の間に掛け渡された上枠20とによって構成されている。縦枠18は、エレベーターの出入口の左右に1つずつ配置されている。縦枠18の長さ方向は、Z方向と平行である。上枠20は、エレベーターの出入口の上部に配置されている。また、上枠20は、一対の縦枠18の上端部の間に掛け渡して配置されている。上枠20の長さ方向は、X方向と平行である。これにより、三方枠12は、エレベーターの出入口を囲むように門型に配置されている。
三方枠12は、建屋の壁24に形成される開口部25の内側に据え付けられる。建屋の壁24は、例えば建屋がコンクリート(鉄筋コンクリートを含む)製であれば、コンクリートの壁に相当する。建屋の壁24は、建築壁とも呼ばれる。三方枠12の左右の縦枠18は、それぞれに対応する建屋固定ブラケット16(図2)によって建屋の壁24に固定されている。図1では、建屋固定ブラケット16を省略している。
建屋固定ブラケット16は、開口部25の幅方向(X方向)に長い板状の部材である。建屋固定ブラケット16の一方の端部は、例えば、図示しないアンカーボルトを用いた固定構造や溶接などによって建屋の壁24に固定され、建屋固定ブラケット16の他方の端部は、溶接によって三方枠12に固定されている。建屋固定ブラケット16は、1つの縦枠18に2つずつ取り付けられている。2つの建屋固定ブラケット16は、開口部25の高さ方向(Z方向)に所定の間隔をあけて配置されている。建屋固定ブラケット16は、縦枠18を建屋の壁24に固定する取付金具に相当する。縦枠18の枠幅を縮小する場合は、縦枠18の断面性能の低下による縦枠18の強度不足を補うために、1つの縦枠18に建屋固定ブラケット16を複数個取り付けることが好ましい。
乗場ドア14は、一対のドア14a,14bによって構成されている。乗場ドア14は、一対のドア14a,14bが左右に開閉する、いわゆる両開き式のドアである。乗場ドア14は、図示しない敷居のガイド溝に案内されて開閉する。敷居は、エレベーターの出入口の底部に水平(X方向と平行)に設置される長尺の部材である。
図3は、比較形態に係る三方枠の縦枠を示す横断面図であり、図4は、実施形態に係る三方枠の縦枠を示す横断面図である。比較形態に係る縦枠と実施形態に係る縦枠は、いずれも、上述した出入口装置10の縦枠18として適用可能である。
図3及び図4において、X方向及びY方向は、エレベーターの出入口に三方枠を据え付けた状態の方向を示している。X1方向は、上述した開口部25(図1、図2)の幅方向中心側である乗場ドア14の閉じ方向を示し、X2方向は、その反対側である乗場ドア14の開き方向を示している。また、Y1方向はエレベーターの乗場側を示し、Y2方向はエレベーターの昇降路側を示している。縦枠の向きは、昇降路側から見て開口部25の左側に配置される場合と右側に配置される場合で、左右対称になる。図3及び図4に示す縦枠の向きは、昇降路側から見て開口部25の右側に配置される縦枠の向きに対応している。
図3に示す縦枠100は、X方向の寸法Lx1とY方向の寸法Ly1がほぼ等しい枠部材である。寸法Ly1は、縦枠100の枠幅に相当する。縦枠100は、第1縦枠部101、第2縦枠部102、第3縦枠部103及び遮煙立ち上がり部104を一体に有している。第1縦枠部101と第3縦枠部103は、X方向と平行に配置されるとともに、Y方向で互いに対向する状態で配置されている。第2縦枠部102と遮煙立ち上がり部104は、Y方向と平行に配置されるとともに、X方向で互いに対向する状態で配置されている。
第2縦枠部102は、第1縦枠部101及び第3縦枠部103と直角をなす向きに配置され、遮煙立ち上がり部104は、第3縦枠部103の一端から直角に屈曲した状態で配置されている。第1縦枠部101は、乗場側(Y1方向)を向いて配置され、第3縦枠部103は、昇降路側(Y2方向)を向いて配置される。第2縦枠部102は、上述した開口部25の開口幅中心側(X1方向)を向いて配置され、遮煙立ち上がり部104は、第2縦枠部102と反対側(X2方向)を向いて配置される。
第1縦枠部101のX方向の寸法と第3縦枠部103のX方向の寸法は、いずれもLx1で等しい。遮煙立ち上がり部104のY方向の寸法は、第2縦枠部102のY方向の寸法であるLy1よりも短い。縦枠100には、第2縦枠部102と遮煙立ち上がり部104との寸法差に応じて開口105が形成されている。開口105は、縦枠100の長さ方向(図3の紙面奥行き方向)に沿って形成される。
図4に示す縦枠200は、X方向の寸法Lx2がY方向の寸法Ly2よりも大きい枠部材である。寸法Ly2は、縦枠200の枠幅に相当する。縦枠200は、第1縦枠部201、第2縦枠部202、第3縦枠部203及び遮煙立ち上がり部204を一体に有している。第1縦枠部201と第3縦枠部203は、X方向と平行に配置されるとともに、Y方向で互いに対向する状態で配置されている。第2縦枠部202と遮煙立ち上がり部204は、Y方向と平行に配置されるとともに、X方向で互いに対向する状態で配置されている。
第2縦枠部202は、第1縦枠部201及び第3縦枠部203と直角をなす向きに配置され、遮煙立ち上がり部204は、第3縦枠部203の一端から直角に屈曲した状態で配置されている。第1縦枠部201は、乗場側(Y1方向)を向いて配置され、第3縦枠部203は、昇降路側(Y2方向)を向いて配置される。第2縦枠部202は、上述した開口部25の開口幅中心側(X1方向)を向いて配置され、遮煙立ち上がり部204は、第2縦枠部202と反対側(X2方向)を向いて配置される。
第1縦枠部201のX方向の寸法は、第3縦枠部103のX方向の寸法であるLx2よりも短い。遮煙立ち上がり部204のY方向の寸法は、第2縦枠部202のY方向の寸法であるLy2よりも短い。また、遮煙立ち上がり部204のY方向の寸法は、上述した遮煙立ち上がり部104のY方向の寸法とほぼ同じである。縦枠200には、上述した第1縦枠部201と第3縦枠部203との寸法差、及び、第2縦枠部202と遮煙立ち上がり部204との寸法差に応じて開口205が形成されている。開口205は、縦枠200の長さ方向(図4の紙面奥行き方向)に沿って形成される。
図3に示す縦枠100の寸法Ly1と図4に示す縦枠200の寸法Ly2の違いは、エレベーターの乗場に立つ乗客が乗場ドア14と対峙した場合に、縦枠の奥行き感の違いとして認識される。具体的には、寸法Ly2を有する縦枠200は、寸法Ly1を有する縦枠100に比べて、奥行きが浅いすっきりした印象を乗客に与える。このため、図1に示す出入口装置10の縦枠18として、縦枠100よりも枠幅が狭い縦枠200を採用することにより、意匠性の向上を図ることができる。
ただし、枠幅が狭い縦枠200を採用すると、縦枠を補強する補強部材に取付金具を溶接するための溶接代が小さくなり、溶接作業の施工性が低下してしまう。このため、実施形態においては、枠幅が狭い縦枠200に適した補強部材を採用している。以下、補強部材を含む三方枠の取付構造について詳しく説明する。
図5は、比較形態に係る三方枠の取付構造を説明する横断面図である。
図5に示すように、三方枠の縦枠100には、補強部材150が取り付けられている。補強部材150は、縦枠100を補強する金属製の部材である。補強部材150は、上述した建屋固定ブラケット16によって三方枠12を建屋の壁24に固定する場合に、建屋固定ブラケット16と溶接によって固定される部材である。
図5に示すように、三方枠の縦枠100には、補強部材150が取り付けられている。補強部材150は、縦枠100を補強する金属製の部材である。補強部材150は、上述した建屋固定ブラケット16によって三方枠12を建屋の壁24に固定する場合に、建屋固定ブラケット16と溶接によって固定される部材である。
補強部材150は、第1板状部151と、第2板状部152と、第3板状部153とを有している。補強部材150は、平面視略L字形に形成されている。補強部材150は、縦枠100の枠内に配置されている。縦枠100の枠内とは、第1縦枠部101、第2縦枠部102、第3縦枠部103及び遮煙立ち上がり部104によって囲まれる平面視矩形の空間をいう。
補強部材150は、縦枠100に固定されている。具体的には、補強部材150の第1板状部151は、Y方向で縦枠100の第1縦枠部101と重なり合う状態で第1縦枠部101の内側に配置され、その重ね合わせ部分で第1板状部151が、例えばリベット(図示せず)によって第1縦枠部101に固定されている。第1板状部151の一部と第2板状部152の一部は、縦枠100の開口105を通じて外部に露出している。第2板状部152の他部は、X方向で遮煙立ち上がり部104と重なり合う状態で遮煙立ち上がり部104の内側に配置され、第3板状部153は、Y方向で第3縦枠部103と重なり合う状態で第3縦枠部103の内側に配置されている。
補強部材150に建屋固定ブラケット16を固定する場合は、図5に示すように、建屋固定ブラケット16の端部を補強部材150の第2板状部152に接触させ、その状態で溶接棒30を乗場側又は昇降路側から被溶接部に近づけて、補強部材150と建屋固定ブラケット16をアーク溶接等によって固定する。
三方枠12の据え付け作業を含む出入口装置10の施工作業を終えた後は、三方枠12と建屋の壁24との間の隙間を埋めるようにモルタル等によって仕上げ壁31を形成する。
また、図6に示すように、建屋の壁24をモルタル等で覆うことなくそのまま残す、いわゆる一発仕上げの建築壁の場合は、補強部材150と建屋固定ブラケット16の被溶接部に対し、溶接棒30を昇降路側から近づけて、補強部材150と建屋固定ブラケット16をアーク溶接等によって固定する。また、建屋の壁24の裏側にコーキング33を充填して仕上げる。
図7は、実施形態に係る三方枠の取付構造を説明する横断面図である。
図7に示すように、三方枠の縦枠200には、補強部材250が取り付けられている。補強部材250は、縦枠200を補強する金属製の部材である。補強部材250は、上述した建屋固定ブラケット16によって三方枠12を建屋の壁24に固定する場合に、建屋固定ブラケット16と溶接によって固定される部材である。
図7に示すように、三方枠の縦枠200には、補強部材250が取り付けられている。補強部材250は、縦枠200を補強する金属製の部材である。補強部材250は、上述した建屋固定ブラケット16によって三方枠12を建屋の壁24に固定する場合に、建屋固定ブラケット16と溶接によって固定される部材である。
補強部材250は、第1板状部251と、第2板状部252と、第3板状部253とを有している。補強部材250は、平面視略T字形に形成されている。これにより、後述するように補強部材250の主要部分である第1板状部251及び第3板状部253を縦枠200の枠内に収容した状態で、補強部材250の一部である第2板状部252を縦枠200の枠外に突出させることができる。補強部材250は、例えば1枚の鋼板を曲げ加工することにより、一体構造物として構成される。これにより、部品コストの低減を図ることができる。
ただし、補強部材250は一体構造物に限らず、例えば2枚のL字型プレートをT字形に組み合わせて相互に固定した構造、又は、2枚の長方形の板をT字形に組み合わせて溶接等により相互に固定した構造になっていてもよい。これにより、補強部材250を構成する一方のL字型プレートの寸法又は長方形の板の寸法を変更パラメータとして、第2板状部252の突出寸法を容易に変えることができる。
補強部材250を構成する3つの板状部(251,252,253)のうち、第1板状部251と第3板状部253は、縦枠200の枠内に配置されている。縦枠200の枠内とは、第1縦枠部201、第2縦枠部202、第3縦枠部203及び遮煙立ち上がり部204によって囲まれる平面視矩形の空間をいう。
補強部材250は、縦枠200に固定されている。具体的には、補強部材250の第1板状部251は、Y方向で縦枠200の第1縦枠部201と重なり合う状態で第1縦枠部201の内側に配置され、その重ね合わせ部分で第1板状部251が、例えばリベット(図示せず)によって第1縦枠部201に固定されている。第1板状部251の一部と第2板状部252の全部と第3板状部253の一部は、縦枠200の開口205を通じて外部に露出している。第3板状部253の他部は、X方向で遮煙立ち上がり部204と重なり合う状態で遮煙立ち上がり部204の内側に配置されている。第2板状部252は、縦枠200よりも乗場側(Y1方向)に突出する状態で配置されている。さらに詳述すると、第2板状部252は、第1縦枠部201の内面よりも乗場側に突出する状態で配置されている。第2板状部252は、補強部材250と建屋固定ブラケット16との溶接代を大きく確保するための突出部に相当する。
補強部材250に建屋固定ブラケット16を固定する場合は、図7に示すように、建屋固定ブラケット16の端部を補強部材250の第2板状部252に接触させ、その状態で溶接棒30を乗場側から被溶接部に近づけて、補強部材250と建屋固定ブラケット16をアーク溶接等によって固定する。これにより、補強部材250と建屋固定ブラケット16との接触部には、図9及び図10に示すように溶接ビード35が形成される。その際、補強部材250の第2板状部252は、縦枠200よりも乗場側に突出しているため、この突出部分で溶接代を大きく確保しつつ、補強部材250と建屋固定ブラケット16を溶接することができる。したがって、上述した意匠性の向上を図るために、三方枠12の縦枠18の枠幅を図3に示す寸法Ly1から図4に示す寸法Ly2に縮小する場合に、溶接作業の施工性の低下を抑制することができる。ちなみに、補強部材250が第2板状部252を有することは、建屋固定ブラケット16との溶接代を大きく確保するだけでなく、図示しない防火仕切板との溶接代を大きく確保するうえでも有益である。
三方枠12の据え付け作業を含む出入口装置10の施工作業を終えた後は、三方枠12と建屋の壁24との間の隙間を埋めるようにモルタル等によって仕上げ壁31を形成する。
また、図8に示すように、建屋の壁24をモルタル等で覆うことなくそのまま残す、いわゆる一発仕上げの建築壁の場合は、補強部材250と建屋固定ブラケット16の被溶接部に対し、溶接棒30を昇降路側から近づけて、補強部材250と建屋固定ブラケット16をアーク溶接等によって固定する。また、建屋の壁24の裏側にコーキング33を充填して仕上げる。上述した一発仕上げの建築壁の場合は、仕上げ壁31を形成する場合に比べて、溶接棒30と遮煙立ち上がり部204とが干渉しやすくなる。本実施形態においては、補強部材250の第2板状部252が、遮煙立ち上がり部204から離間する方向(Y1方向)に突出しているため、溶接棒30と遮煙立ち上がり部204との干渉を容易に回避しつつ溶接作業を行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。たとえば、上述した実施形態では、本発明の内容を理解しやすいように詳細に説明しているが、本発明は、上述した実施形態で説明したすべての構成を必ずしも備えるものに限定されない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、これを削除し、または他の構成を追加し、あるいは他の構成に置換することも可能である。
10…エレベーターの出入口装置、12…三方枠、16…建屋固定ブラケット(取付金具)、18,200…縦枠、250…補強部材、252…第2板状部(突出部)
Claims (3)
- 縦枠を有する三方枠と、前記縦枠を建屋の壁に固定する取付金具と、を備えるエレベーターの出入口装置であって、
前記三方枠は、前記縦枠を補強する補強部材を有し、
前記取付金具は、前記補強部材に溶接によって固定され、
前記補強部材は、前記縦枠よりも乗場側に突出する突出部を有する
エレベーターの出入口装置。 - 前記補強部材は、平面視T字形に形成されている
請求項1に記載のエレベーターの出入口装置。 - 前記補強部材は、2枚のL字型プレートをT字形に組み合わせて相互に固定した構造、又は、2枚の長方形の板をT字形に組み合わせて相互に固定した構造になっている
請求項2に記載のエレベーターの出入口装置。
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