JP5142102B2 - エレベータかご - Google Patents

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Description

本発明は、防音装置が設けられたエレベータかごに関する。
エレベータには、遮音性を向上させるために防音装置が設けられることがある。特許文献1には、ドア戸に側部遮蔽部材が設けられたエレベータの乗場ドア装置が開示されている。この側部遮蔽部材は、ドア戸の戸袋側の側部に取り付けられ、戸閉時に乗場出入口の入口柱の上に乗り上げて入口柱に密着し、ドア戸と入口柱との間の隙間を遮蔽する。
特許文献2には、エレベータホールと昇降路との間の気密性を高める防災装置が開示されている。この防災装置は、ドア戸の戸袋側の側部に取り付けられた密閉部材を備える。この密閉部材は、入口柱の側端部に対向するように延出したリップ部を有し、戸閉時にこのリップ部が入口柱の側端部に接することでドア戸と入口柱との間の隙間を密閉する。
特開2005−8287号公報 特開2005−126231号公報
ところでエレベータかごは、かご枠と、このかご枠内に配置されたかご室と、かご枠に懸架された複数のドア戸とを有する。かご室の底部は、例えば防振ゴムなどによって弾性支持されている。そのため例えば乗客荷重が偏加重の場合には、防振ゴムの撓みによりかご室が傾くことがある。例えばかご室がドア戸とは反対方向に傾いたとき、ドア戸とかご室の入口柱との間の隙間が広がることになる。
上記特許文献1に記載の側部遮音部材を用いた場合、ドア戸と入口柱との間の隙間が広がったとき、この側部遮音部材と入口柱との間に隙間が生じ、遮音性が損なわれるおそれがある。仮に、ドア戸と入口柱との間の隙間が広がったときでも側部遮音部材と入口柱との間に隙間が生じないようにするために、入口枠と側部遮音部材との重なり量を多くすると、ドア戸と入口柱との間の抵抗が大きくなり、正常時におけるドア戸の開閉が困難になるおそれがある。
また、上記特許文献2に記載の密閉装置を用いた場合、密閉装置の軌道空間として大きな空間が必要になる。軌道空間とは、ドア戸の開閉中に密閉装置が他の部材と干渉しないように密閉装置の通過経路の周囲に設けられた余裕空間であり、例えばかご室に取り付けられたドア戸側のカバー部材とドア戸との間に形成される。
ここで、上記特許文献2に記載のように入口柱の側端部に対向するように延出したリップ部は、ドア戸の開閉中は外力が作用しない自然な姿勢となるため、ドア戸からかご室側へ大きく突出した状態になる。そのため、この大きく突出したリップ部を避けるために、大きな軌道空間を確保する必要があり、かご室の構成の自由度が制限されることになる。
本発明の目的は、かご室が傾いたときでも遮音性を維持することができるとともに、ドア戸の開閉時における防音装置の軌道空間を小さく抑えることができる防音装置を備えたエレベータかごを提供することにある。
(1)本発明の一つの形態に係るエレベータかごは、かご枠と、上記かご枠内に配置されるとともに、底部が弾性支持されたかご室と、上記かご枠に懸架されたドア戸と、上記かご室と上記ドア戸との間に設けられた防音装置とを具備する。上記かご室は、上記ドア戸に対向する入口柱を備える。この入口柱は、乗籠出入口の側縁部を規定する本体部と、この本体部の上記ドア戸側の端部から上記ドア戸と平行に延びた折り返し部とを有する。上記防音装置は、弾性部材と保持部材とを備える。上記弾性部材は、上記ドア戸の戸開側の側部に固定された基部と、自由端部であるとともに戸閉方向に沿って上記折り返し部の端部に対向するリップ部とを有し、戸閉時に上記リップ部が上記折り返し部の端部に押し当てられ、上記リップ部が上記基部に対して戸開方向に折れ曲がるとともに、上記ドア戸と上記入口柱との間の隙間を密閉する。上記保持部材は、上記弾性部材の基部を上記ドア戸の側部に固定する固定部と、上記固定部に対して上記かご室側に配置され、且つ、上記固定部に対して戸開方向に傾斜して設けられたリップ姿勢部とを有し、上記弾性部材が上記折り返し部の端部から離れる戸開時においても上記弾性部材のリップ部を上記基部に対して戸開方向に折れ曲がった姿勢に保持する。
(2)上記(1)に記載のエレベータかごの一つの形態によれば、上記折り返し部は、上記リップ姿勢部の傾斜角度と、上記ドア戸の厚さ方向における上記リップ姿勢部の位置と、当該折り返し部の端部に押し当てられる上記リップ部の押し当て量とから導き出される当該折り返し部の最小必要寸法を超えて戸開方向に延びている。
(3)上記(1)または(2)に記載のエレベータかごの一つの形態によれば、上記保持部材は、上記弾性部材に戸閉側から接する第1の部材と、上記弾性部材に戸開側から接する第2の部材とを有し、上記第1の部材に比べて上記第2の部材は、上記リップ姿勢部において上記固定部側に短く形成され、上記第1の部材に比べて上記第2の部材は、上記リップ姿勢部において上記弾性部材に対する拘束が小さい。
(4)上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のエレベータかごの一つの形態によれば、当該エレベータかごは、上記かご室に取り付けられ、戸開時に上記ドア戸に対向するカバー部材を備える。このカバー部材は、上記折り返し部と上記ドア戸との間の隙間と、戸開時における上記折り返し部からの上記リップ部の上記ドア戸の厚み方向に沿う突出量とを合算した寸法以上の距離を上記ドア戸との間に上記弾性部材の軌道空間として空ける。
(5)上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のエレベータかごの一つの形態によれば、上記保持部材は、上記リップ姿勢部とは反対側に設けられ、上記ドア戸の外側の表面に掛かり当該保持部材の上記ドア戸の厚さ方向の位置を拘束するストッパーを備える。
本発明によれば、かご室が傾いたときでも遮音性を維持することができるとともに、ドア戸の開閉時における防音装置の軌道空間を小さく抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るエレベータかご1について、図1ないし図7を参照して説明する。図1は、エレベータかご1が設けられるエレベータ2の全体を概略的に示す。図1に示すように、エレベータ2は、それぞれ昇降路3内に配置されたエレベータかご1と釣合いおもり5とを備える。昇降路3内には、エレベータかご1を案内するガイドレール6と、釣合いおもり5を案内するガイドレール(図示しない)とが、それぞれ鉛直方向に延設されている。
昇降路3の上方には機械室8が設けられている。この機械室8には、巻上機9が設置されるとともに、例えばエレベータ2の全体を制御する制御装置10が設けられている。巻上機9は、メインシーブ12と、このメインシーブ12を回転駆動するモータ13とを備える。メインシーブ12には、メインロープ14が巻き掛けられている。このメインロープ14の一端には、エレベータかご1が懸吊されている。またメインロープ14の他端には、釣合いおもり5が懸吊されている。これにより巻上機9を駆動することで、エレベータかご1および釣合いおもり5が互いに反対方向に昇降動作する。
図2は、エレベータかご1の全体を示す。なお図2では、説明の便宜上、かごドア装置は省略されている。図2に示すように、エレベータかご1は、利用者を乗せて昇降路3内を移動する乗籠であり、かご枠21と、このかご枠21内に配置されたかご室22と、かごドア装置23(図3参照)とを備える。
図2に示すように、かご枠21は、それぞれ鋼材である上梁25、下梁26、および一対の縦枠27,28を有するとともに、これらが組み立てられて枠状に形成されている。このかご枠21には、かご室22を載置可能な床受枠29が固定されている。
この床受枠29の四隅部には例えば防振ゴムのような防振体30が設けられ、その防振体30の上にかご室22が載置されている。つまりかご室22の底部は、防振体30によって弾性支持されている。これによりかご室22は、鉛直方向に沿ってかご枠21に対して変位可能である。したがって、図示しない荷重検出装置を備えることで、かご室22の沈み量に基づいてかご室22内の荷重を検出することができる。
図2に示すように、かご室22は、利用者が乗車可能な箱形に形成されているとともに、利用者がこのかご室22内に乗降するための乗籠出入口32を備える。乗籠出入口32は、鉛直方向に延びる一対の入口柱33a,33b(すなわち縦枠)と、この入口柱33a,33bの上端部の間に渡された上枠部材34とを有する三方枠35によって規定されている。
図3に示すように、ドア装置23は、乗籠出入口32を開閉するドア装置であって、例えば両開き形式の一対のドア戸37a,37bを備える。このドア戸37a,37bは、かご枠21に懸架されている。ドア装置23は、例えば乗籠出入口32の上方において乗籠出入口32の間口方向に延びたドアレール(図示しない)を備える。ドア戸37a,37bは、それぞれ車輪を有するとともに、この車輪を上記ドアレールに乗せて吊り下げられている。
図3に示すように、かご室22の入口柱33a,33bは、ドア戸37a,37bに対向するとともに、それぞれ本体部41と折り返し部42とを有する。本体部41は、かご室22の内部からドア戸37a,37bへ向けて延びており、乗籠出入口32の側縁部を規定する。折り返し部42は、本体部41のドア戸37a,37b側の端部から戸開方向に向いてドア戸37a,37bと平行に延びており、ドア戸37a,37bに対向している。
なお本発明でいう「戸開方向」とは、乗籠出入口32の中心に対して、戸開時にドア戸37a,37bが移動する方向(図3中、A方向)を指す。また本発明でいう「戸閉方向」とは、乗籠出入口32の中心に対して、戸閉時にドア戸37a,37bが移動する方向(図3中、B方向)を指す。
図3に示すように、かご室22は、この乗籠出入口32の左右側方に設けられた壁板44を有する。壁板44は、入口柱33a,33bのかご室22内側の端部からドア戸37a,37bと平行に延びている。壁板44は、かご室22の内部に露出されているとともに、かご室22の内部空間を規定する。一方の壁板44には、行先操作盤45が設けられている。例えばこの行先操作盤45が設けられた壁板44には、かご室22の外側からカバー部材46が取り付けられている。このカバー部材46は、戸開時にドア戸37aに対向する。カバー部材46は、壁板44との間に行先操作盤45やかご内カメラを収容する収容部47を形成する。
図3に示すように、かご室22とドア戸37a,37bとの間には、かご室22の入口柱33a,33bとドア戸37a,37bとの間の隙間Sを塞ぐ防音装置51a,51bが設けられている。防音装置51a,51bは、例えば入口柱33a,33bの全高に亘って設けられている。この左右一対の防音装置51a,51bは互いに略同じ構成および機能を有するので、以下に一方の防音装置51aについて代表して詳しく説明する。
図4は、ドア戸37aの戸閉時における防音装置51aを示す。図4に示すように、防音装置51aは、ドア戸37aの戸開側の側部53に取り付けられる弾性部材55と、この弾性部材55を保持する保持部材56とを備える。なお「戸開側」とは、戸開方向の側(図4中左側)を指す。また「戸閉側」とは、戸閉方向の側(図4中右側)を指す。
弾性部材55は、固定端部である基部61と、自由端部であるリップ部62とを有する。基部61は、ドア戸37aの戸開側の側部53(すなわち側面)に固定されている。リップ部62は、基部61からかご室22を向いて延びており、戸閉方向に沿ってかご室22の折り返し部42の端部42aに対向する。弾性部材55は、自然な状態では例えば基部61とリップ部62とが真っ直ぐに延びる姿勢に成るが、保持部材56に沿わされることで後述する保持部材56の形状に沿った姿勢を成す。
図4に示すように、戸閉時には、リップ部62が折り返し部42の端部42aに戸閉方向から押し当てられる。これにより、リップ部62が基部61に対して戸開方向に傾斜するように折れ曲がる。リップ部62が折り返し部42の端部42aに接することで、弾性部材55はドア戸37aと入口柱33aとの間の隙間Sを密閉する。
図4および図5に示すように、保持部材56は、弾性部材55を固定するとともに、戸開時においても弾性部材55を戸閉時と略同じ方向に傾斜するように折り曲げた姿勢に保持する。詳しく述べると、保持部材56は、固定部65と、リップ姿勢部66とを備える。固定部65は、弾性部材55の基部61をドア戸37aの側部53に固定する。なお図5では、説明の便宜上、保持部材56を省略している。
図4に示すように、リップ姿勢部66は、固定部65に対してかご室22側に配置され、且つ、固定部65に対して戸開方向に傾斜して設けられている。すなわちリップ姿勢部66は、固定部65に対して戸開方向に傾斜角度θを有する。リップ姿勢部66は、弾性部材55のリップ部62と基部61との境界部分に対向する。
弾性部材55は、この保持部材56に沿わされることで、戸開時においてもリップ部62が基部61に対して戸開方向に折れ曲がった姿勢に保持される。すなわち図5に示すように、戸開時においては、弾性部材55のリップ部62は、基部61に対して傾斜角度θで折れ曲がった状態に保持される。この傾斜角度θは、戸閉時における基部61に対するリップ部62の傾斜角度よりも小さくなるように設定されている。
保持部材56についてより詳しく述べると、保持部材56は、協働して弾性部材55を挟み持つ第1および第2の部材71,72を有する。第1の部材71は、弾性部材55に対して戸閉側から接する。第2の部材72は、弾性部材55に対して戸開側から接する。すなわち第1の部材71は、弾性部材55とドア戸37aとの間に介在されている。
図4に示すように、第1の部材71は、ドア戸37aの側部53に沿う平坦な中央部分71a、この中央部分71aに対してかご室22側の端部から傾斜して延びた傾斜部分71b、および中央部分71aに対して傾斜部分71bとは反対側に設けられた掛止部分71cとを有する。一方、第2の部材72は、第1の部材71の中央部分71aと平行に延びた第1の部分72aと、この第1の部分72aのかご室22側の端部から戸開方向に起立した第2の部分72bとを有する。
第1の部材71の中央部分71aと第2の部材72の第1の部分72aは、協働して保持部材56の固定部65を構成する。すなわち弾性部材55の基部61は、第1の部材71の中央部分71aと、第2の部材72の第1の部分72aに挟持され、第1の部材71の中央部分71aおよび第2の部材72の第1の部分72aが例えばねじような締結部品74によりドア戸37aの側部53に取り付けられることで固定される。
第1の部材71の傾斜部分71bは、リップ姿勢部66の一部を構成する。図4に示すように、傾斜部分71bは、例えばドア戸37aの厚み方向において、ドア戸37aの意匠面76から飛び出さない程度の大きさを有する。つまり傾斜部分71bの先端は、ドア戸37aの厚み方向において、ドア戸37aの意匠面76と略同じライン上に位置する。なお本発明でいう「ドア戸の厚み方向」とは、ドア戸37aからかご室22の内部に向かう方向(図4中、C方向)を指す。また「ドア戸の意匠面」とは、乗籠出入口32に露出されるパネル面のことである。
また第2の部材72の第2の部分72bは、リップ姿勢部66の一部を構成する。第2の部分72bは、弾性部材55のリップ部62と基部61との境界部分に対応する位置において、第1の部分72aに対して垂直に起立している。これにより第2の部分72bは、弾性部材55にほとんど接していない。
つまり、第1の部材71に比べて第2の部材72は、リップ姿勢部66において固定部65側に短く形成されている。これにより、第1の部材71に比べて第2の部材72は、リップ姿勢部66において弾性部材55に対する拘束が小さい。すなわち、弾性部材55のリップ部62は、基部61に対して傾斜角度θよりも大きな角度で戸開方向に自由に折れ曲がることができる。
図4に示すように、第1の部材71の掛止部分71cは、保持部材56の位置を拘束するストッパーとして機能する。すなわち掛止部分71cは、当該保持部材56のなかでリップ姿勢部66とは反対側に設けられているとともに、戸閉方向に折れ曲がっており、ドア戸37aの外側の表面77に掛かることができる。この掛止部分71cがドア戸37aの表面77に掛かると、保持部材56のドア戸37aの厚さ方向の位置が拘束される。
図5に示すように、入口柱の折り返し寸法81(すなわち入口柱33aの折り返し部42の幅寸法)は、(1)リップ姿勢部66の傾斜角度θ(図4参照)、(2)ドア戸37aの厚さ方向におけるリップ姿勢部66の位置82(図4参照)、および(3)リップ部62を入口柱33aの折り返し部42の端部42aに押し当てる押し当て量83により決定される。
図4に示すように、「押し当て量」とは、かご室22が傾きを有しない状態におけるリップ部62の先端と折り返し部42の端部42aとの間の長さを指す。この押し当て量は、乗籠出入口32に対するドア中心のずれによる入口柱33aの折り返し部42の端部42aとドア戸37aとの段差84の広がりである段差増加分85と、かご室22の傾きによる入口柱33aとドア戸37aとの間の隙間Sの広がりである隙間増加分86を考慮したものである。(図7参照)。
換言すれば、上記押し当て量は、かご室22の傾きが最大になったときにでもリップ部62の先端部62aが折り返し部42の端部42aに接し続けるために確保された余裕寸法である。そして折り返し部42は、リップ姿勢部66の傾斜角度θと、ドア戸37aの厚さ方向におけるリップ姿勢部66の位置82と、折り返し部42の端部42aに押し当てられるリップ部62の押し当て量83とから導き出される当該折り返し部42の最小必要寸法を超えて戸開方向に延びている。「必要最小寸法」とは、上記押し当て量83が確保可能な最小の折り返し寸法81のことである。
また図5に示すように、カバー部材46とドア戸37aとの間には、弾性部材55が戸開時に通過する軌道空間87が形成される。軌道空間87は、ドア戸37aの開閉中に密防音装置51aが他の部材と干渉しないように防音装置51aの通過経路の周囲に設けられた余裕空間である。軌道空間87は、入口柱33aの折り返し部42からかご室22側へ奥行き寸法88で定義される。すなわち軌道空間87は、折り返し部42とカバー部材46との間の隙間を戸開方向に延長した領域にあたる。
カバー部材46は、折り返し部42とドア戸37aとの間の隙間Sと、戸開時における折り返し部42からのリップ部62のドア戸37aの厚み方向に沿う突出量89とを合算した寸法以上の距離をドア戸37aとの間に弾性部材55の軌道空間87として空けている。
次に、エレベータかご1の作用について説明する。
図6に示すように、かご室22内の乗客荷重が偏荷重となる場合、かご室22の底部を支持する防振体30撓みにより、ドア戸37aに対してかご室22が離れる向きに傾き、かご室22がドア戸37aから隙間増加分86だけ離れることがある。このとき図7に示すように、入口柱33aの折り返し部42がドア戸37aから隙間増加分86だけ離れることになる。
ここで本実施形態に係る防音装置51aは、折り返し部42の側方に延びたリップ部62を含む弾性部材55を備える。そしてこの弾性部材55には、上記隙間増加分86を吸収するための余裕寸法を「押し当て量」として予め含む比較的大きな長さを有する。そのため、かご室22が傾いたときには、リップ部62が傾きを変えてかご室22の変位に追従し、入口柱33a,33bとドア戸37a,37bとの間の隙間Sを密閉状態に保つ。
図5は、戸開時における防音装置51aの状態を示す。図5に示すように、保持部材56に保持された弾性部材55は、戸開時においても真っ直ぐ延びることなく、リップ部62が基部61に対して戸開方向に折れ曲がった姿勢が維持される。
このような構成のエレベータかご1によれば、偏った荷重によりかご室22が傾いても入口柱33aの折り返し部42から防音装置51aが離れることなく、遮音性を維持することができる。またこのエレベータかご1によれば、ドア戸37aの開閉時における防音装置51aの軌道空間87を小さく抑えることができる。
図8は、戸閉時に入口柱33aの折り返し部42に乗り上げる弾性部材101を備えた防音装置102を示す。このような防音装置102では、かご室22が傾いて入口柱33aがドア戸37aから離れたときに、その隙間増加分86を吸収するのに限界がある。すなわち、かご室22の傾きが比較的大きいと、入口柱33aとドア戸37aとの間に防音装置51aがカバーできない隙間が生じ、遮音性が低下するおそれがある。
仮に、上記隙間が生じないように入口柱33aの折り返し部42と弾性部材101との重なり量103を多くすると、入口柱33aとドア戸37aと間の抵抗が大きくなり、ドア戸37aの開閉が困難になるおそれがある。
図9は、入口柱33aの折り返し部42の端部42aに対向するように延出したリップ部111を含む弾性部材112を示す。このようなリップ部111は、戸開時には外力が作用しない自然な姿勢となるため、折り返し部42からかご室22側へ向けて大きな突出量114を有する状態になる。そのため、この大きく突出したリップ部111を避けるために、大きな奥行き寸法113aを有する軌道空間113が必要になる。
仮にカバー部材46がドア戸37a側に突出すると、軌道空間113が浅くなり、弾性部材112のかご室22側への突出量を小さくしなければならない。しかしながら弾性部材112の突出量を小さくすると、かご室22の傾きの大きさによっては入口柱33aとドア戸37aとの間に隙間Sを覆いきれないおそれがある。したがって、カバー部材46の突出寸法を抑える必要がある。そうすると、行先操作盤45やかご内カメラを特殊品にしなければならず、コスト高になるおそれもある。
また防音装置のかご室22側への突出寸法を小さくするために、入口柱33aの折り返し部42の端部42aとドア戸37aの側部53との段差を小さくすることも考えられるが、これでは入口柱33aの強度が不足する傾向にある。入口柱33aの裏側に補強を用いることも考えられるがこれではコスト高を招いてしまう。
一方、本実施形態に係る防音装置51aの弾性部材55は、ドア戸37aの側部53に固定された基部61と、自由端部であるとともに戸閉方向に沿って折り返し部42の端部42aに対向するリップ部62とを有し、戸閉時にリップ部62が折り返し部42の端部に押し当てられ、ドア戸37aと入口柱33aとの間の隙間Sを密閉する。これにより、上記説明したように、かご室22が傾いたときには、リップ部62が傾きを変えてかご室22の変位に追従し、入口柱33a,33bとドア戸37a,37bとの間の隙間Sの密閉状態を保つことができる。またこのような弾性部材55は、入口柱33aとドア戸37aと間の抵抗の増加を招かない。
さらに本実施形態に係る防音装置51aの保持部材56は、弾性部材55の基部61をドア戸37aの側部53に固定する固定部65と、固定部65に対してかご室22側に配置され、且つ、固定部65に対して戸開方向に傾斜して設けられたリップ姿勢部66とを有する。これにより、戸開時においても弾性部材55のリップ部62が基部61に対して戸開方向に折れ曲がった姿勢に保持される。したがって、リップ部62は、戸開時においてもかご室22側へ大きく突出することがない、すなわちこのリップ部62を避ける軌道空間87は、比較的小さなもので済む。
折り返し部42が、リップ姿勢部66の傾斜角度θと、ドア戸37aの厚さ方向におけるリップ姿勢部66の位置82と、折り返し部42の端部42aに押し当てられるリップ部62の押し当て量83とから導き出される当該折り返し部42の最小必要寸法を超えて戸開方向に延びていると、それだけ余裕分が大きく確保されており、かご室22が傾いたときでもリップ部62と折り返し部42との間の接触を確実に保つことができる。
保持部材56が、弾性部材55に戸閉側から接する第1の部材71と、弾性部材55に戸開側から接する第2の部材72とを有し、第1の部材71に比べて上記第2の部材72は、上記リップ姿勢部66において固定部65側に短く形成されていると、上記リップ姿勢部66においてリップ部62のドア戸開方向への拘束が小さい又はほとんど無く、入口柱33aの折り返し部42の端部42aにリップ部62を無理なく押し当てることができる。これにより、ドア戸37a,37bの開閉抵抗を極力小さくでき、弾性部材55の交換サイクルも長くできる。
カバー部材46が、折り返し部42とドア戸37aとの間の隙間Sと、戸開時における折り返し部42からのリップ部62のドア戸37aの厚み方向に沿う突出量89とを合算した寸法以上の距離をドア戸37aとの間に空けていると、リップ部62とカバー部材46との間の干渉を確実に避けることができる。
保持部材56が、ドア戸37aに掛かり当該保持部材56のドア戸37aの厚さ方向の位置を拘束するストッパー(すなわち掛止部分71c)を備えると、取付け時に適正なリップ部62の突出寸法を得ることができる。また、リップ部62がかご室22やカバー部材46に干渉することを避けることができ、弾性部材55の劣化を抑制することができる。
以上、本発明の一つの実施形態に係るエレベータかご1について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。この発明は実施段階においてその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。
本発明の実施形態に係るエレベータの全体を模式的に示す断面図。 図1中に示されたエレベータかごの斜視図。 図2中に示されたエレベータかごの断面図。 図3中に示された防音装置を示す断面図。 図4中に示された弾性部材の動きを示す断面図。 図2中に示されたかご室の動きを示す側面図。 図2中に示されたかご室の動きを示す断面図。 エレベータかごの防音装置の一例を示す断面図。 エレベータかごの防音装置の一例を示す断面図。
符号の説明
1…エレベータかご、21…かご枠、22…かご室、32…乗籠出入口、33a,33b…入口柱、37a,37b…ドア戸、41…本体部、42…折り返し部、46…カバー部材、51a,51b…防音装置、55…弾性部材、56…保持部材、61…基部、62…リップ部、65…固定部、66…リップ姿勢部、71…第1の部材、71c…掛止部分、72…第2の部材、87…軌道空間。

Claims (8)

  1. かご枠と、
    上記かご枠内に配置されるとともに、底部が弾性支持されたかご室と、
    上記かご枠に懸架されたドア戸と、
    上記かご室と上記ドア戸との間に設けられた防音装置と、を具備するエレベータかごであって、
    上記かご室は、上記ドア戸に対向する入口柱を備え、この入口柱は、乗籠出入口の側縁部を規定する本体部と、この本体部の上記ドア戸側の端部から上記ドア戸と平行に延びた折り返し部とを有し、
    上記防音装置は、
    上記ドア戸の戸開側の側部に固定された基部と、自由端部であるとともに戸閉方向に沿って上記折り返し部の端部に対向するリップ部とを有し、戸閉時に上記リップ部が上記折り返し部の端部に押し当てられ、上記リップ部が上記基部に対して戸開方向に折れ曲がるとともに、上記ドア戸と上記入口柱との間の隙間を密閉する弾性部材と、
    上記弾性部材の基部を上記ドア戸の側部に固定する固定部と、上記固定部に対して上記かご室側に配置され、且つ、上記固定部に対して戸開方向に傾斜して設けられたリップ姿勢部とを有し、上記弾性部材が上記折り返し部の端部から離れる戸開時においても上記弾性部材のリップ部を上記基部に対して戸開方向に折れ曲がった姿勢に保持する保持部材と、を備えることを特徴とするエレベータかご。
  2. 請求項1の記載において、
    上記リップ部は、上記弾性部材の基部と上記かご室との間に位置し、
    上記保持部材は、上記弾性部材が上記折り返し部の端部から離れる戸開時に上記リップ部の先端部が自由端部となるように、上記リップ部を上記かご室から離す向きに曲げたことを特徴とするエレベータかご。
  3. 請求項1または2の記載において、
    上記折り返し部は、上記リップ姿勢部の傾斜角度と、上記ドア戸の厚さ方向における上記リップ姿勢部の位置と、当該折り返し部の端部に押し当てられる上記リップ部の押し当て量とから導き出される当該折り返し部の最小必要寸法を超えて戸開方向に延びていることを特徴とするエレベータかご。
  4. 請求項1またはの記載において、
    上記保持部材は、上記弾性部材に戸閉側から接する第1の部材と、上記弾性部材に戸開側から接する第2の部材とを有し、上記第1の部材に比べて上記第2の部材は、上記リップ姿勢部において上記弾性部材に対する拘束が小さいことを特徴とするエレベータかご。
  5. 請求項1または3の記載において、
    上記保持部材は、上記弾性部材に戸閉側から接する第1の部材と、上記弾性部材に戸開側から接する第2の部材とを有し、上記第1の部材に比べて上記第2の部材は、上記固定部側に短く形成されたことを特徴とするエレベータかご。
  6. 請求項1ないしのいずれかの記載において、
    上記かご室に取り付けられ、戸開時に上記ドア戸に対向するカバー部材を備え、
    このカバー部材は、上記折り返し部と上記ドア戸との間の隙間と、戸開時における上記折り返し部からの上記リップ部の上記ドア戸の厚み方向に沿う突出量とを合算した寸法以上の距離を上記ドア戸との間に上記弾性部材の軌道空間として空けることを特徴とするエレベータかご。
  7. 請求項1ないしのいずれかの記載において、
    上記保持部材は、上記リップ姿勢部とは反対側に設けられ、上記ドア戸の外側の表面に掛かり当該保持部材の上記ドア戸の厚さ方向の位置を拘束するストッパーを備えることを特徴とするエレベータかご。
  8. かご枠と、
    上記かご枠内に配置されるとともに、底部が弾性支持されたかご室と、
    上記かご枠に懸架されたドア戸と、
    上記かご室と上記ドア戸との間に設けられた防音装置と、を具備するエレベータかごであって、
    上記かご室は、上記ドア戸に対向する入口柱を備え、この入口柱は、乗籠出入口の側縁部を規定する本体部と、この本体部の上記ドア戸側の端部から上記ドア戸と平行に延びた折り返し部とを有し、
    上記防音装置は、
    上記ドア戸の戸開側の側部に固定された基部と、自由端部であるとともに戸閉方向に沿って上記折り返し部の端部に対向するリップ部とを有し、戸閉時に上記リップ部が上記折り返し部の端部に押し当てられ、上記リップ部が上記基部に対して戸開方向に折れ曲がるとともに、上記ドア戸と上記入口柱との間の隙間を密閉する弾性部材と、
    上記弾性部材の基部を上記ドア戸の側部に固定する固定部と、上記固定部に対して上記かご室側に配置され、且つ、上記固定部に対して戸開方向に傾斜して設けられたリップ姿勢部とを有し、戸開時においても上記弾性部材のリップ部を上記基部に対して戸開方向に折れ曲がった姿勢に保持する保持部材と、
    を備え、
    上記保持部材は、上記弾性部材に戸閉側から接する第1の部材と、上記弾性部材に戸開側から接する第2の部材とを有し、上記第1の部材に比べて上記第2の部材は、上記リップ姿勢部において上記固定部側に短く形成され、上記第1の部材に比べて上記第2の部材は、上記リップ姿勢部において上記弾性部材に対する拘束が小さいことを特徴とするエレベータかご。
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