JP7429158B2 - ファイバードラム、ファイバードラム用蓋体ならびにファイバードラム用ドラム本体 - Google Patents

ファイバードラム、ファイバードラム用蓋体ならびにファイバードラム用ドラム本体 Download PDF

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Description

本発明は、RFIDタグを内蔵したファイバードラム、ならびにそれに用いるファイバードラム用蓋体およびファイバードラム用ドラム本体に関するものである。
一般に、ドラム缶内の内容物の識別をするために、バーコードや二次元コードなどが利用されてきたが、この場合、読み取る箇所がコード近傍に限られるため、胴本体の向きによってはコードを読み取ることが不可能であり、ドラム缶同士を積み重ねた状態でも読み取れない場合を生じる。
そこで、無線通信を利用した遠隔で複数個体の一括読み書きが可能で製造時の情報などを多岐にわたって記録できるRFIDタグを、ドラム缶に設けて内容物の識別をすることが行われている。
従来より、このようなRFIDタグを取り付けたドラム缶としては、例えば、ドラム缶の天板、地板、胴体の少なくとも一つの面に、RFIDタグの周囲を取り囲む壁部を設けた保持部を有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、巻物などの巻芯を構成する紙管本体と、この紙管本体の内側に取り付けられる筒状体との間に、筒状体の周方向にRFIDタグを備えた紙管が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2017-39511号公報 特開2017-65872号公報
しかし、ドラム缶の天板、地板、胴体の少なくとも一つの面に、RFIDタグの周囲を取り囲む壁部を設けた保持部を有する上記従来のドラム缶の場合、繊維素材から構成されたファイバードラムに適用すると、保持部の強度が確保できずにすぐに破壊されてしまうこととなる。
紙管本体と、この紙管本体の内側に取り付けられる筒状体との間に、筒状体の周方向にRFIDタグを備えた上記従来の紙管の場合は、紙管本体から筒状体を外されると、RFIDタグの盗難やデータ改ざんが懸念される。しかし、紙管本体と筒状体とを強固に接着してしまうと、RFIDタグの取り出しが困難になり、リサイクル性が低下してしまうこととなる。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、RFIDタグの盗難や改ざんを防止でき、しかも、RFIDタグの回収を容易に行うことができるファイバードラム、ならびにそれに用いるファイバードラム用蓋体およびファイバードラム用ドラム本体を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明のファイバードラムは、シート状原紙を積層して成型された筒状の胴体下部に、底蓋が固定されてなるドラム本体と、胴体上部の開口に装着される上蓋を有する蓋体と、を含むファイバードラムであって、前記底蓋および/または上蓋は、複数枚の板状体を積層した積層体から構成されてなり、最外郭に積層される板状体の内側の板状体間にRFIDタグが設けられ、積層体内にRIFDタグが内蔵されてなり、前記積層体は、上蓋および/または底蓋として使用した際に荷重を受ける板状体よりも、さらに下に積層される板状体間にRFIDタグが内蔵されてなるものである。
前記ファイバードラムにおいて、積層体は、上蓋および/または底蓋として使用した際に荷重を受ける板状体よりも、さらに下に積層される板状体間が、重ね合わせおよび/または接着によって積層されてなるものであってもよい。
前記ファイバードラムは、最外郭に積層される板状体よりも内側の板状体に孔が穿孔され、この孔にRFIDタグが設けられて、積層体内にRFIDタグが内蔵されてなるものであってもよい。
上記課題を解決するための本発明のファイバードラム用ドラム本体は、前記ファイバードラム用のドラム本体であって、前記積層体の周縁を縫製して構成され、RFIDタグが内蔵されてなるものである。
上記課題を解決するための本発明のファイバードラム用ドラム本体は、前記ファイバードラム用のドラム本体であって、前記積層体の周縁をカシメ部材によってカシメ止めして構成され、RFIDタグが内蔵されてなるものである。
上記課題を解決するための本発明のファイバードラム用本体は、前記ファイバードラム用のドラム本体であって、前記積層体の周囲を胴体下部に接着して構成され、RFIDタグが内蔵されてなるものである。
上記課題を解決するための本発明のファイバードラム用蓋体は、前記ファイバードラム用の蓋体であって、前記積層体の周縁を縫製して構成され、RFIDタグが内蔵されてなるものである。
上記課題を解決するための本発明のファイバードラム用蓋体は、前記ファイバードラム用の蓋体であって、前記積層体の周縁をカシメ部材によってカシメ止めして構成され、RFIDタグが内蔵されてなるものである。
上記課題を解決するための本発明のファイバードラム用蓋体は、前記ファイバードラム用の蓋体であって、前記積層体の周縁を上蓋側壁に接着して構成され、RFIDタグが内蔵されてなるものである。
以上述べたように、本発明によると、底蓋および/または上蓋は、当該底蓋および/または上蓋を構成する積層体内にRFIDタグを内蔵しているので、RFIDタグが盗難されてり、RFIDタグのデータが改ざんされたりするのを防止することかできる。また、RFIDタグは、金属製であるため、リサイクル時にファイバードラムと分離しなければならないが、積層体を構成する板状体の積層状態を解除することで、RFIDタグを簡単に取り出すことができ、優れたリサイクル性が得られることとなる。さらに、複数枚の板状体を積層した前記積層体は、上蓋および/または底蓋として使用した際に荷重を受ける板状体よりも、さらに下に積層される板状体間にRFIDタグを内蔵することで、RFIDタグが荷重を受けて損傷するのを防止することができる。
本発明に係るファイバードラムの底蓋および/または上蓋を構成する積層体の全体構成の概略を示す斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図1の他の実施の形態に係る分解斜視図である。 本発明に係るファイバードラムの全体構成の概略を示す分解斜視図である。 図4に示す本発明に係るファイバードラムのドラム本体における底蓋の縫製状態を示す部分断面図である。 (a)ないし(c)は、図4に示す本発明に係るファイバードラムの蓋体における上蓋の縫製状態を示す部分断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るファイバードラムの全体構成の概略を示す分解斜視図である。 (a)および(b)は、図7に示す本発明の他の実施の形態に係るファイバードラムの底蓋のカシメ止めの状態のバリエーションを示す部分断面図である。 (a)ないし(d)は、図7に示す本発明の他の実施の形態に係るファイバードラムの上蓋のカシメ止めの状態のバリエーションを示す部分断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係るファイバードラムの全体構成の概略を示す分解斜視図である。 (a)ないし(c)は、図10に示す本発明のさらに他の実施の形態に係るファイバードラムの底蓋および上蓋の接着状態のバリエーションを示す部分断面図である。 (a)および(b)は、本発明に係るファイバードラムの底蓋および/または上蓋の他の実施の形態を示す部分断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図3は、ファイバードラム10の底蓋1aおよび/または上蓋1bを構成する積層体1を示し、図4ないし図6は、同積層体1を底蓋1aおよび/または上蓋1bとして使用したファイバードラム10を示している。
このファイバードラム10は、胴体20の下部に、底蓋1aが固定されてなるドラム本体2と、胴体20の上部の開口に装着され、当該開口を閉塞する上蓋1bを有する蓋体3と、を含み、前記底蓋1aおよび/または上蓋1bは、複数枚の板状体11を積層した積層体1から構成されており、この積層体1内にRFIDタグ4が内蔵されている。
積層体1は、図1および図2に示すように、ファイバードラム10を構成する紙製のシート状原紙から、円形の板状体11を複数枚切断し、これらを積層して構成されている。ここでは、3層で構成された積層体1について説明する。この積層体1は、最外郭となる両側の板状体11によって挟持されることとなる、中間の板状体11には、RFIDタグを設けることができる大きさの孔110が穿孔されている。積層体1は、この孔110にRFIDタグ4を設けた状態で両側から他の板状体11によって挟持固定されることによって構成される。これにより、積層体1は、RFIDタグ4を内蔵した状態となる。
この際、孔110が穿孔された板状体11は、RFIDタグ4を内蔵することができる厚みとなるように厚みまたは板状体11の積層枚数が調整される。
また、この積層した状態で、積層体1を構成する各板状体11同士は、後工程で、積層体1が底蓋1aまたは上蓋1bとして加工されることによって周縁部が固定されるので、図2に示すように、単純に積層した状態のままであってもよいし、図3に示すように、接着剤5を複数の点状に塗布して貼り合わせるようにしてもよい。この接着剤5は、板状体11同士を全面接着するものであってもよいが、前記したように点状に塗布して貼り合わせる構成としておけば、リサイクル時に板状体11同士を剥離する際の剥離作業を容易に行うことができる。
各板状体11同士を接着剤5によって貼り合わせる場合は、各板状体11同士の間を全て貼り合わせるものであってもよいし、複数枚のうちの一部の板状体11同士を貼り合わせるものであってもよい。例えば、孔110を穿孔した板状体11の上に他の板状体11を貼り合わせるが、底には板状体11を単に重ね合わせるようにして孔110にRFIDタグ4を出し入れし易くするように構成してもよい。ファイバードラム10に収納される製品が軽量の場合は問題無いが、重量物を収納するために耐荷重力が求められる場合は、耐荷重強度確保のために、各板状体11同士は、全面接着して一体化させることが好ましい。したがって、積層体1は、重量物を収納する場合、複数枚の板状体11のうち、上層部は、板状体11同士を全面接着して強固に一体化して厚みを持たせるまたは金属や合板のような耐荷重強度のある素材の板状体11を積層して耐荷重力を高め、その下に孔110を有する板状体11と、その孔110を閉塞して内蔵するための板状体11とを、重ね合わせるまたは点接着する、構成とすることが好ましい。
また、貼り合わせる際の接着剤5は、板状体11同士を完全に接着固定してしまう完全硬化型のものであってもよいし、粘性によって板状体11同士を密着させることができる粘着剤や両面テープのようなもので行ってもよい。その他、具体的な接着剤5としては、シート状原紙用の接着剤であっても良いし、ホットメルト接着剤や、超音波接合によるものであってもよい。
なお、積層体1を構成する板状体11は、RFIDタグ4を内蔵した状態にできれば、積層する枚数については特に限定されるものではなく、少なくとも孔110を穿孔した板状体11を両側から挟持する3枚が必要となるが、4枚以上を積層して積層体1を構成するものであってもよい。
また、各板状体11の厚みについても、図1ないし図3では、孔110が穿孔された板状体11が他の板状体11よりも厚く形成されているが、RFIDタグ4を積層体1に内蔵可能な厚みであれば、特に限定されるものではなく、同じ厚みの板状体11を積層するものであってもよいし、孔110が穿孔された板状体11の厚みが他の板状体11よりも薄いものであってもよい。
さらに、孔110を穿孔した板状体11は、一枚であるが、この孔110を穿孔した板状体11が複数枚で構成されたものであってもよい。なお、この孔110は、板状体11間にRFIDタグ4を内蔵するためのものであるため、RFIDタグ4自体が、電源を持たないパッシブタグのような、フィルム状に薄く形成されたものである場合、この孔110を設けずに、板状体11間にRFIDタグ4を直接設けても良い。この孔110を設けた板状体11を省略する場合、積層体1は、最小単位の構成の場合、2層の板状体11によって構成することができる。逆に、この孔110にRFIDタグ4を設ける場合は、電源を有するアクティブタグやセミアクティブタグのように厚みのあるRFIDタグ4a内蔵する場合に好適である。ただし、この孔110にRFIDタグ4を設ける場合に、パッシブタグを設けることを否定するものではなく、RFIDタグ4を保護する意味では、RFIDタグ4の厚みよりも厚みのある板状体11に設けた孔110に、当該RFIDタグ4を設けることが好ましい。
積層体1を構成する各板状体11は、シート状原紙から構成されているが、このシート状原紙としては、クラフトパルプ、古紙、稲ワラ、集成材、木材、繊維ぼろ、金属、樹脂などを原料として構成された、各種の原紙材料を使用することができる。また、ダンボール原紙のように、板状体11自体が複数層で構成されたものであってもよい。板状体11の表面、特に、各板状体11を積層した後の最外郭となる板状体11の表面には、防水性、耐磨耗性、静電気防止などの性能を持たせるために、樹脂などがコーティングされたものであってもよい。
この積層体1は、ドラム本体2の底蓋1aまたは、このドラム本体2の開口を閉塞する蓋体3の上蓋1bとして、使用される。底蓋1aと上蓋1bとの両方に使用しても良いが、両方に使用した場合、一つのファイバードラム10で、2つのRFIDタグ4が重複することとなるので、少なくとも何れか一方に使用していれば良い。この積層体1を底蓋1aまたは上蓋1bとして使用した場合、残りの上蓋1bまたは底蓋1aは、通常のファイバードラム10に使用されているものと同じ構成のものを使用することができる。
RFIDタグ4としては、この種のRFID技術で使用されているものであれば、特に限定されるものではなく、パッシブタグ、アクティブタグ、セミアクティブタグなどの各種のRFIDタグ4を使用することができる。
次に、この積層体1を、ファイバードラム10の底蓋1aおよび/または上蓋1bとして使用する場合について説明する。
積層体1をドラム本体2の底蓋1aとして使用する場合、ドラム本体2は、図5に示すように、この底蓋1aを、胴体20の下部に固定することによって構成される。
胴体20は、シート状原紙に接着剤を塗布して円筒状に巻き取ることで、シート状原紙を複数枚重ね合わせて円筒状に貼り合わせた状態に形成されたものを使用することができる。
底蓋1aは、この胴体20の下部となる一方の端部に固定される。この際、胴体20への底蓋1aの固定は、底蓋1aの周縁部を、当該底蓋1aの下に設けた紙リング21に沿って賦形した後、この底蓋1aの周縁部および紙リング21を、胴体20の下部の内周面に接するように挿入し、胴体20の端部と底蓋1aの周縁部と紙リング21の端部とを揃えて、縫い合わせることによって行われる。
このようにして構成されるドラム本体2は胴体20の上部の開口は、図6(a)に示すように、そのままの直径のままの形状であってもよいし、図4、図6(b)および(c)に示すように、蓋体3に合わせて、縮径した接続部201を形成するようにしたものであってもよい。
積層体1を蓋体3の上蓋1bとして使用する場合、蓋体3は、図6に示すように、この上蓋1bを、上蓋側壁30に固定することによって構成される。
上蓋1bは、図6(a)に示すように、その周縁部が、上蓋側壁30およびサポートリング31と固定される。この際、これら3部材の固定は、上蓋1bの周縁部を、この上蓋1b上に設けられた所定高さのサポートリング31に沿って立ち上げ、立ち上がり上端部の外側からサポートリング31よりも高さが低い上蓋側壁30を嵌装し、立ち上がり上端部側で上蓋1b、上蓋側壁30、サポートリング31を揃え、これら3部材を縫い合わせることによって行われる。
これにより、上蓋側壁30の下端よりも下側に、上蓋1bおよびサポートリング31が突出した状態となり、この突出した部分をドラム本体2の胴体20内に差し込み接続することで、ドラム本体2の開口を、蓋体3で閉塞できることとなる。
この際、上蓋側壁30は、ドラム本体2の胴体20と同じ径となるように構成されたものが使用される。また、上蓋側壁30から突出した上蓋1bは、ドラム本体2の胴体20に挿入して受け挿し接続できる直径に構成されたものが使用される。
なお、上記の蓋体3は、ドラム本体2の内側に蓋体3を受け挿し接続するように構成されているが、図6(b)に示すように、ドラム本体2の外側に蓋体3を受け挿し接続するように構成されたものであってもよい。
この上蓋1bは、上記した蓋体3のサポートリング31よりも上蓋側壁30の高さが高くなるように構成されており、上蓋側壁30が、上蓋1bの周縁から下側に突出した状態となるように3部材を縫い合わせて構成されている。この蓋体3は、上蓋1bの周縁から突出した上蓋側壁30の部分をドラム本体2の胴体20に形成された接続部201に外側から嵌め込み接続することで、ドラム本体2の開口を、蓋体3で閉塞できるようになされている。
なお、この蓋体3の場合、上蓋1bの上にサポートリング31を設けているため、蓋体3の上にサポートリング31の高さに相当する凹部が形成されるが、図4および図6(c)に示すように、このサポートリング31を上蓋1bの下に設けて上蓋1bの周縁部とサポートリング31と上蓋側壁30とを縫い合わせるようにして蓋体3を構成するものであってもよい。この場合、蓋体3の上面全体を平滑に構成することができるので、ファイバードラム10を積み重ね易くすることができる。
なお、上記で説明した積層体1は、ドラム本体2の底蓋1aとして、または、このドラム本体2の開口を閉塞する蓋体3の上蓋1bとして、縫い合わせて構成されたファイバードラム10について述べているが、このファイバードラム10としては、カシメ止めによって構成されたものであってもよい。
図7ないし図9は、カシメ止めによって構成されたファイバードラム10を示している。このファイバードラム10のドラム本体2は、胴体20の上部と下部とに、補強部材6、7を設けて補強するように構成されており、蓋体3は、上蓋1bの周縁に鋼製のリム8を設けて補強するように構成されている。ドラム本体2と蓋体3とは、胴体20の上部に設けた補強部材6と蓋体3に設けたリム8とを締輪9によって締結することで、密閉することができるようになされている。
ドラム本体2は、図7および図9に示すように、胴体20の上部外周に鋼製帯状の補強部材6が周設されている。この補強部材6は、胴体20の上端周縁部を被覆するように胴体20の内周に巻き込まれたカーリング部61が形成されており、このカーリング部61の下側に、胴体20とともに縮径されたくびれ部62が設けられており、このくびれ部62によってドラム本体2の開口部の強度を確保するように構成されている。補強部材6は、カーリング部61が内側に折り込まれて折曲部63が形成されており、この折曲部63上に、蓋体3を載置できるようになされている。
ドラム本体2は、図7および図8に示すように、胴体20の下部外周にも、カーリング部71およびくびれ部72を有する鋼製帯状の補強部材7が周設されている。このくびれ部72の下側から当該くびれ部72の内側の胴体20に当接するように、底蓋1aが設けられ、この底蓋1aを底側から支持するように、カーリング部71が内側に折り込まれて折曲部73が形成されている。そして、底蓋1aは、図8(a)に示すように、くびれ部72と折曲部73との間の胴体20で挟持固定するようになされている。この際、底蓋1aは、図8(b)に示すように、その周縁部がドラム本体2の下部内周とともに補強部材7によって折り込まれて固定するようになされたものであってもよい。
蓋体3は、図9(a)に示すように、上蓋1bの周縁を被覆するように、断面U字状の鋼製のリム8が設けられ、当該リム8によって補強されている。この蓋体3は、ドラム本体2の上部外周に設けた補強部材6の折曲部63の内側のくびれ部62上と上蓋1bとの間に介在させたシールリング64によってファイバードラム10内の密閉性を高めるように構成されたものであってもよい。
なお、この蓋体3は、上蓋1bの周縁部が鋼製のリム8によって補強されているが、図9(b)に示すように、上蓋1bの周縁全体を立体的に賦形し、ドラム本体2の上部外周に設けた補強部材6の折曲部63に上側から被覆できるように賦形された溝部301が形成されたものであってもよい。この蓋体3は、前記折曲部63と溝部301との間に介在させたシールリング64によってファイバードラム10内の密閉性を高めるように構成されていてもよい。この際、蓋体3は、図9(a)に示す上蓋1bと同様に、RFIDタグ4を内蔵した積層体1によって上蓋1bを構成するものであってもよいし、ドラム本体2にすでにRFIDタグ4を内蔵している場合には、RFIDタグ4が内蔵されていない上蓋1bで構成された蓋体3を使用するものであってもよい。また、RFIDタグ4が内蔵されていない蓋体3の場合、上蓋1bは、板状体11を積層した積層構造で構成されたものであっても良いし、図9(b)に示すように、充分な強度を確保した合板等からなる一枚物の板状体11によって蓋体3の全体を構成するようになされたものであってもよいし、図9(c)および(d)に示すように、亜鉛メッキ鋼板からなる一枚物の板状体11によって蓋体3の全体を構成するようになされたものであってもよい。この亜鉛メッキ鋼板によって構成された蓋体3の場合、立体的な賦形が可能となるので、図9(c)に示すように、中央部が凸部302を形成するように立体的に賦形することで、当該凸部302の上に他のファイバードラム10のドラム本体2を積み重ねた際に、この凸部302が、ドラム本体2の底蓋1aに嵌まり込んでロックされることとなり、積み重ね状態を安定化させることができることとなる。また、図9(d)に示すように、上蓋1bの溝部301よりも内側の平板面に、上下方向に波打つように賦形された補強部303を形成することで、上蓋1bの撓みを防止して強度を高めることができることとなる。
締輪9は、ドラム本体2の開口部を構成する補強部材6の折曲部63の上に、蓋体3のリム8を重ね合わせるようにして蓋をした状態で、当該折曲部63とリム8との外周を被覆することができる断面コ字形のリング状に形成されている。この締輪9は、一部切りかかれた部分に把持部91によって拡径または縮径可能なリンク92が設けられており、この把持部91を締め込むことで縮径し、折曲部63とリム8とを密着させ、ドラム本体2に蓋体3を閉塞することができるようになされている。折曲部63とリム8との密着を解除してドラム本体2から蓋体3を外す場合は、把持部91を開放して締輪9を拡径させ、折曲部63およびリム8から締輪9を離脱させることで行うことができる。
なお、ファイバードラム10としては、図4ないし図6に示した縫い合わせによって構成されたファイバードラム10や、図7ないし図9に示したカシメ止めによって構成されたファイバードラム10の他に、接着によって構成されたファイバードラム10であってもよい。
図10および図11は、接着によって構成されたドラム本体2を示している。このドラム本体2は、底蓋1aが胴体20の下部と接着して構成されており、蓋体3は、上蓋1bが上蓋側壁30と接着して構成されている。ドラム本体2と蓋体3とは、受け挿し接続により、密閉することができるようになされている。
ドラム本体2は、胴体20の下部に、縮径方向に折曲加工された接着シロ202が形成されており、この接着シロ202が、胴体20の内側から挿入された底蓋1aの周縁底面と接着されることによって構成されている。接着シロ202と底蓋1aの周縁底部との接着部分を隠すように、底蓋1aの底面側から底蓋1aの外郭に相当する接着シール203が設けられていてもよい。
蓋体3は、上蓋側壁30のそ上部に、縮径方向に折曲加工された接着シロ304が形成されており、この接着シロ304が、上蓋側壁30の内側から挿入された上蓋1bの周縁天面と接着されることによって構成されている。接着シロ304と上蓋1bの周縁底部との接着部分を隠すように、上蓋1bの天面側から上蓋1bの外郭に相当する接着シール305が設けられていてもよい。
ドラム本体2と蓋体3との受け挿し接続は、図11(a)に示すように、ドラム本体2の上部に、蓋体3の内径に合わせて、縮径した接続部201を形成して受け挿し接続するようにしたものであってもよいし、図11(b)に示すように、ドラム本体2の上部から少し下がった位置に、補強帯204を周設し、この補強帯204に当接するように、ドラム本体2の上部と受け挿し接続可能な内径に形成された蓋体3を接続するようにしたものであってもよい。また、図11(c)に示すように、上記した補強帯204に加えて、ドラム本体2の上端部を内径方向に丸め込んだカーリング部205を形成してもよい。
このようにして構成されるファイバードラム10は、その大きさや容量としては、特に限定されるものではなく、既存のファイバードラム10と同様の大きさや容量に形成することができる。具体的には、内径が200mm~700mm程度、容量500kg程度までのものが知られている。このファイバードラム10は、RFIDタグ4により、ファイバードラム10内の商品管理を容易にすることができる。しかも、RFIDタグ4は、底蓋1aおよび/または上蓋1bを構成する積層体1に内蔵しているので、RFIDタグ4が盗難されたり、RFIDタグ4のデータが改ざんされたりするのを防止することができる。ファイバードラム10に内蔵されたRFIDタグ4が、万が一取り出されたとしても、RFIDタグ4を取り出す際には、ドラム本体2および/または蓋体3の縫製を解いたり、カシメ止めを解除したり、接着部分を剥離したりしなければならないので、ドラム本体2および/または蓋体3には、取り出した痕跡が残ることとなり、不正が行われたことを発見できることとなる。特に、接着部分を剥離した場合には、物理的な痕跡が明らかとなるので、不正が行われたことを容易に発見し易くなる。
また、RFIDタグ4は金属製であるため、リサイクル時にファイバードラム10から分離しなければならないが、図4ないし図6に示すファイバードラム10の場合は、各部材の縫い合わせを切断した後、積層体1を構成する各板状体11の積層状態を解除すれば、RFIDタグ4を容易に取り出すことができ、優れたリサイクル性が得られることとなる。図7ないし図9に示すファイバードラム10の場合も、鋼製部材である補強部材6、7やリム8を取り外した後、積層体1を構成する各板状体11の積層状態を解除すれば、RFIDタグ4を容易に取り出すことができる。
積層体1を構成する各板状体11の積層状態を解除する際は、図2に示すように、積層体1を構成する際に各板状体11を単純に重ね合わせているだけの場合は、容易にRFIDタグ4を取り出すことができる。また、図3に示すように接着剤5によって各板状体11同士を接着している場合も、同図に示すように、接着剤5を複数の点状に塗布して貼り合わせることで、必要最小限の接着力に止めているので、各板状体11同士の接着を容易に解除することができる。
なお、本実施の形態において、積層体1は、3層ある板状体11の真ん中の板状体11に孔110を設けて、その孔110にRFIDタグ4を内蔵するように構成されているが、孔110が設けられた板状体11によって積層体1に加わる荷重を支持することは、耐久性の面からあまり望ましくない。したがって、孔110を設けた板状体11とその下の板状体11は、RFIDタグ4を内蔵するためのものとし、この孔110が設けられた板状体11よりも上の層の板状体11によって、積層体1に加わる荷重を支持できるようにすることが望ましい。荷重を支持するための耐荷重強度を担保できる板状体11としては、図12(a)に示すように、板状体11の厚みを厚くして強度を確保するものであっても良いし、金属や合板などのように板状体11を構成する素材を工夫することによって強度を確保するものであってもよい。このように強度を確保した板状体11を使用することで、中間の板状体11と下の板状体11は、荷重を受けずRFIDタグ4を内蔵するだけの構成とすることができるので、支持強度の無いフィルム状のものでも良いこととなる。また、このようにRFIDタグ4より上の板状体11によって積層体1に加わる荷重を支持するように構成することで、RFIDタグ4が荷重を受けて損傷するのを防止することができることとなる。また、図12(b)に示すように、RFIDタグ4がパッシブタグのように薄いものの場合、孔110を設けた板状体11を省略してもよい。この板状体11は、ドラム本体2を構成する底蓋1aだけでなく、ファイバードラム10を積み重ねたりする場合もあるので、蓋体3を構成する上蓋1bについても有効である。
この種のファイバードラム10は、サイズが規格化されているため、上記で説明したRFIDタグ4が内蔵されたドラム本体2は、既存の蓋体3と組み合わせてファイバードラム10を構成しても良い。同様に、RFIDタグ4が内蔵された蓋体3は、既存のドラム本体2と組み合わせてファイバードラム10を構成しても良い。
1 積層体
1a 底蓋
1b 上蓋
10 ファイバードラム
11 板状体
110 孔
2 ドラム本体
20 胴体
3 蓋体
30 上蓋側壁
4 RFIDタグ
5 接着剤
6 補強部材(カシメ部材)
7 補強部材(カシメ部材)
8 リム(カシメ部材)

Claims (9)

  1. シート状原紙を積層して成型された筒状の胴体下部に、底蓋が固定されてなるドラム本体と、胴体上部の開口に装着される上蓋を有する蓋体と、を含むファイバードラムであって、
    前記底蓋および/または上蓋は、複数枚の板状体を積層した積層体から構成されてなり、
    最外郭に積層される板状体の内側の板状体間にRFIDタグが設けられ、積層体内にRIFDタグが内蔵されてなり、
    前記積層体は、上蓋および/または底蓋として使用した際に荷重を受ける板状体よりも、さらに下に積層される板状体間にRFIDタグが内蔵されてなることを特徴とするファイバードラム。
  2. 積層体は、上蓋および/または底蓋として使用した際に荷重を受ける板状体よりも、さらに下に積層される板状体間が、重ね合わせおよび/または接着によって積層されてなる請求項1に記載のファイバードラム。
  3. 最外郭に積層される板状体よりも内側の板状体に孔が穿孔され、この孔にRFIDタグが設けられて、積層体内にRFIDタグが内蔵されてなる請求項1または2に記載のファイバードラム。
  4. 請求項1ないし3の何れか一に記載のファイバードラム用のドラム本体であって、
    前記積層体の周縁を胴体下部に縫製して構成され、RFIDタグが内蔵されてなるファイバードラム用ドラム本体。
  5. 請求項1ないし3の何れか一に記載のファイバードラム用のドラム本体であって、
    前記積層体の周縁を胴体下部にカシメ部材によってカシメ止めして構成され、RFIDタグが内蔵されてなるファイバードラム用ドラム本体。
  6. 請求項1ないし3の何れか一に記載のファイバードラム用のドラム本体であって、
    前記積層体の周囲を胴体下部に接着して構成され、RFIDタグが内蔵されてなるファイバードラム用ドラム本体。
  7. 請求項1ないし3の何れか一に記載のファイバードラム用の蓋体であって、
    前記積層体の周縁を上蓋側壁に縫製して構成され、RFIDタグが内蔵されてなるファイバードラム用蓋体。
  8. 請求項1ないし3の何れか一に記載のファイバードラム用の蓋体であって、
    前記積層体の周縁をカシメ部材によってカシメ止めして構成され、RFIDタグが内蔵されてなるファイバードラム用蓋体。
  9. 請求項1ないし3の何れか一に記載のファイバードラム用の蓋体であって、
    前記積層体の周縁を上蓋側壁に接着して構成され、RFIDタグが内蔵されてなるファイバードラム用蓋体。
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