JP2017081575A - ファイバードラム - Google Patents

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【課題】胴体2を2重筒構造としたファイバードラム1において、内筒21と外筒22とを比較的容易に分離可能にするとともに、外筒22の外周面に識別情報(4)を付加する場合において当該識別情報(4)の位置を変更可能にする。【解決手段】上部が開口した有底筒形の胴体2と、この胴体2の開口に外嵌装着される蓋体3とを含むファイバードラム1であって、胴体2の周壁が、内筒21の外径側に外筒22を回転可能に嵌め合わせた2重筒構造とされている。【選択図】図3

Description

本発明は、胴体を2重筒構造としたファイバードラムに関する。
例えば特許文献1,2には、胴体を2重筒構造とすることが記載されている。上記特許文献1では、ファイバードラムの耐荷重性を可及的に高めることを目的としている。また、上記特許文献2では、ファイバードラムにアスファルトやにかわを含まないようにすることで、産業廃棄物とせずに、一般ゴミとして焼却できるようにすることを目的としている。
特開平7−40962号公報 実用新案登録第3118427号公報
上記特許文献1,2に係る従来例では、内筒に外筒を固定することによって一体化するようになっていることから、内筒に対して外筒を回転させるという技術思想が存在していない。
そのため、ファイバードラムを廃棄する際に内筒と外筒とを分離することが困難になっている。
さらに、例えば前記ファイバードラムの外筒の外周面に、収容物の商品名や商品説明などの識別情報を記載したり、当該識別情報を記載したラベルを貼り付けたり、するような場合には、下記するような不具合が生ずる。
一般的に、ファイバードラムには、表側片面に収容物に関する商品名などの情報、反面裏側に容器に関する製造履歴情報を記す場合が多く、また、4つ以上のファイバードラムをパレットなどに収納する場合、縦横に隣り合うように並べて配置されることが多い。
このような場合、ファイバードラムに記された前記2つの情報の全部を外周面から目視確認することが非常に困難となる。
そこで、仮に、前記4つ以上のファイバードラムの全てあるいは必要とする情報を目視確認する必要が生じた場合、前記必要とする情報が裏側に位置しているファイバードラムを所定角度回転させることにより前記必要とする情報を表側に位置させる必要がある。
ここで、仮に、前記ファイバードラムが大型かつ大重量であるような場合には、当該ファイバードラムを回転させることが困難となる。そのため、前記したように識別情報を目視確認することができなくなる。その他、前記ファイバードラムの大小に関係ないが、特に小型であったとしても、前記4つ並べて配置したファイバードラムの上にパレットを載せてさらに当該パレット上に4つのファイバードラムを並べて配置するように積層している場合には前記同様にファイバードラムを回転させることができなくなる。
さらに、前記とは逆に、ファイバードラムの識別情報を裏側に位置させて意図的に隠したい状況であったとしても、そのようになっていない場合にファイバードラムを回転させる必要があるが、前記同様、そのように回転させることも困難になるので、識別情報を隠すことができなくなる。
このような事情に鑑み、本発明は、胴体を2重筒構造としたファイバードラムにおいて、内筒と外筒とを比較的容易に分離可能にするとともに、外筒の外周面に識別情報を付加する場合において当該識別情報の位置を変更可能にすることを目的としている。
本発明は、上部が開口した有底筒形の胴体と、この胴体の開口に外嵌装着される蓋体とを含むファイバードラムであって、前記胴体の周壁が、内筒の外径側に外筒を回転可能に嵌め合わせた2重筒構造とされている、ことを特徴としている。
この構成によれば、内筒に外筒を固定していないので、内筒と外筒とを分離することが比較的簡単に行えるようになる。これにより、内筒と外筒とを分別して廃棄処理できるようになる。
また、例えば外筒の外周面に例えば収容物に関係する識別情報を記載するような場合において、ファイバードラムを壁際などに配置するときなどに前記識別情報が前記壁側に位置したとしても、当該ファイバードラムの外筒のみを回転させるだけの簡単な作業でもって前記識別情報をファイバードラムの表側に位置させることが可能になる。
これにより、従来例で説明したようなファイバードラムが大型かつ大重量であったとしても、簡単に識別情報の位置を変更することが可能になる。
好ましくは、前記内筒の外周面において上側には、前記外筒の上向きの変位を規制するための上帯が取り付けられ、また、前記内筒の外周面において下側には、前記外筒の下向きの変位を規制するための下帯が取り付けられている、構成とすることができる。
ここでは、外筒が内筒の外周面の中心軸線方向の所定位置に保持されることを明らかにしている。また、前記上帯および前記下帯の設置に伴い内筒が補強されるとともに、胴体の外周面を中心軸線方向に面一に設定することが可能になる。これにより、胴体の耐荷重性を高めることが可能になるとともに、胴体の外観デザインを綺麗にすることが可能になる。
好ましくは、記外筒は、中心軸線方向で隣り合うように2つ以上設けられている、構成とすることができる。この構成の場合には、前記2つ以上の外筒における各外周面に、当該各外周面に跨る図柄を記載することができる。この構成では、各外筒を回転させることで図柄を揃えるパズル遊びをすることが可能になるなど、ファイバードラムとしては容器本来の機能だけでなく、他の利用価値が高められるようになる。
好ましくは、前記外筒の外周面と、前記上帯および前記下帯の少なくともいずれか一方における各外周面とには、当該各外周面に跨る図柄が記載されている、構成とすることができる。
この構成では、外筒を回転させることで図柄を揃えるパズル遊びをすることが可能になるなど、ファイバードラムとしては容器本来の機能だけでなく、他の利用価値が高められるようになる。
特に、前記外筒を2つ以上にしている場合には、外筒の数が多くなるから、すべての外筒の各外周面に跨る図柄を記載すれば、前記図柄を複雑に分割して記載することが可能になる。これにより、外筒を回転させることで図柄を揃えるパズル遊びをする際に、遊びの対象となる児童の年齢を考慮して前記図柄を揃える作業の難易度を適宜変えることが可能になる。
好ましくは、前記外筒の外周面には、収容物に関係する識別情報が記載されている、構成とすることができる。
この構成では、外筒を回転させることにより前記識別情報をファイバードラムの外周面において任意の方位に位置させることが可能になる。
好ましくは、前記蓋体の外面には、クッションシートが設けられている、構成とすることができる。
この構成では、本発明に係るファイバードラムを椅子としても使用することができるなど、ファイバードラムとしては容器本来の機能だけでなく、他の利用価値が高められるようになる。
本発明は、胴体を2重筒構造としたファイバードラムにおいて、内筒と外筒とを比較的容易に分離可能にするとともに、外筒の外周面に識別情報を付加する場合において当該識別情報の位置を変更することが可能になる。
本発明に係るファイバードラムの一実施形態で、その全体の外観を示す斜視図である。 図1のファイバードラムの蓋体を取り外した状態を示す斜視図である。 図1のファイバードラムをその中心軸線に沿って断面にした図である。 図1から図3に示すファイバードラムの優位性を説明するために用いる斜視図である。 図4を上から見下ろした平面図である。 本発明に係るファイバードラムの他の実施形態で、その全体の外観を示す斜視図である。 図6のファイバードラムの蓋体を取り外した状態を示す斜視図である。 図6のファイバードラムをその中心軸線に沿って断面にした図である。 図8のリベットを留めるときの様子を説明するための図であって、(a)はリベットの楔ピンを押し込む前の状態を示しており、(b)はリベットの楔ピンを押し込んだ状態を示している。 図6から図9に示すファイバードラムの優位性を説明するために用いる斜視図であって、図柄を揃えた状態を示している。 図10において上下の外筒を回転させて図柄を不揃いにした状態を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図5に、本発明の一実施形態を示している。図中、1はファイバードラムの全体を示している。
ファイバードラム1は、上部が開口した有底筒形の胴体2と、この胴体2の開口に着脱可能に外嵌装着される蓋体3とを含む構成である。
胴体2の周壁は、内筒21の外径側に外筒22を回転可能に嵌め合わせた2重筒構造とされている。この胴体2の内筒21の底側開口には、底板23が取り付けられており、また、内筒21の外周面において上側には上帯24が取り付けられており、さらに内筒21の外周面において下側には下帯25が取り付けられている。
上帯24は、外筒22の上向きの変位を規制するために設けられており、下帯25は、外筒22の下向きの変位を規制するために設けられている。
内筒21および外筒22は、多数のシート状原紙を積層接着するとともに円筒形に成形されるロールから所定長さの環状体に切り出すことにより製作されている。
底板23は、多数のシート状原紙を積層接着して形成されるプレートから、円形に切り出すとともに、その外周を下向きに屈曲してなる垂下壁部23aを形成することにより製作されている。
上帯24および下帯25は、多数のシート状原紙を積層接着するとともに円筒形に成形されるロールから所定長さの環状体に切り出すことにより製作されている。上帯24および下帯25の内径寸法は、共に、内筒21の外周面にジャストフィット状態あるいは若干の隙間を介するルーズフィット状態となるように設定されている。
そして、内筒21の中心軸線方向の下側の内径側に底板23の垂下壁部23aを嵌め入れて、当該垂下壁部23aのさらに内径側に補強環体26を嵌め入れ、さらに内筒21の下端部分の外径側に下帯25を嵌め合せておいて、これらすべての嵌め合い部分つまり重ね合わせ部分にミシン糸27を縫い込むことにより、結合する。
また、内筒21の上側の開口縁には、内向きにカールされたカーリング部21aが設けられており、この内筒21の上側の開口寄りの外径側に上帯24が嵌め合わされて接着されている。
さらに、外筒22は、内筒21の外周面において上帯24と下帯25との間の領域に適宜の隙間を介するルーズフィット状態で嵌め合されている。また、外筒22の中心軸線方向の長さ寸法は、上帯24から下帯25までの長さ寸法よりも若干小さく設定されている。これにより、外筒22が内筒21に対して回転可能になっている。
蓋体3は、蓋本体31に天板32を取り付けた構成である。
蓋本体31は、多数のシート状原紙を積層接着するとともに円筒形に成形されるロールから、胴体2よりも短い所定長さの環状体を切り出し、その中心軸線方向の一端(上端)を径方向内向きに直角に折り曲げることにより製作されている。
天板32は、中紙32aおよび外紙32bを含む構成であって、蓋本体31の上側開口に取り付けられている。中紙32aおよび外紙32bは、多数のシート状原紙を積層接着して形成されるプレートから、円形に切り出すことにより製作されていて、中紙32aと外紙32bとで蓋本体31の折り曲げ部31aを上下から挟むように重ね合わせて接着樹脂で接着することにより、蓋体3が製作される。
ここで、蓋体3の蓋本体31の下端が胴体2の上帯24の上端に当接されるように設定されている。その状態では、天板32の内面が内筒21の上端のカーリング部21aに接触しないように設定されている。
次に、図4および図5を参照して、上記したファイバードラム1の優位性について説明する。
まず、内筒21に外筒22を固定していないので、内筒21と外筒22とを分離することが比較的簡単に行えるようになる。その際には、内筒21に接着している上帯24を剥がすか、あるいはミシン糸27を切断して下帯25を外すようにすればよい。
これにより、少なくとも内筒21と外筒22とを分別して廃棄処理できるようになる。参考までに、内筒21と外筒22とを分別廃棄する必要がある例としては、例えば内筒21を紙材として外筒22を金属などとする場合、あるいはその反対の関係とする場合などが挙げられる。
この実施形態では、ファイバードラム1の外筒22の外周面に、収容物の商品名や商品説明などの識別情報を記載したラベル4を貼り付けているものとする。但し、ファイバードラム1の外周面に識別情報を印刷により記載することも可能であり、記載内容としても前記識別情報の他に製造年月日などとすることも可能である。
ここで、例えば4つのファイバードラム1を縦横に隣り合うように並べて配置する場合、作業者が特別に意識しない限り、当該4つのファイバードラム1の外筒22の外周面に記載しているラベル4がすべて表側に位置せずに、1つあるいはそれ以上のファイバードラム1に付加しているラベル4が裏側に隠れてしまうことがないとは言い切れない。
仮に、4つのファイバードラム1のすべてのラベル4の識別情報を目視確認する必要が生じた場合、ラベル4が裏側に位置しているファイバードラム1を、所定角度回転させることによりラベル4を表側に位置させる必要がある。
そのような場合には、前記ファイバードラム1の外筒22を回転させるだけで、前記ラベル4を表側に位置させることができるようになる。
そのため、仮に前記ファイバードラム1が大型かつ大重量であるような場合であったとしても、小さな力で外筒22のみを回転させればよいので、簡単かつ迅速に作業できるようになる。
その他、図示していないが、前記ファイバードラム1の大小に関係ないが、特に小型であったとしても、前記4つ並べて配置したファイバードラム1の上にパレットを載せてさらに当該パレット上に4つのファイバードラム1を並べて配置するように積層している状況であっても、前記同様に上下のファイバードラム1のすべてを簡単かつ迅速に回転させることができるようになる。
さらに、前記とは逆に、ファイバードラム1のラベル4を裏側に位置させて意図的に隠したい状況であったとしても、そのようになっていない場合にファイバードラム1の外筒22のみを回転させることが可能であるから、簡単かつ迅速に前記ラベル4を隠すことができるようになる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)上記実施形態において、外筒22を1つとする例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、内筒21の中心軸線方向に2つ以上の外筒22を並べて配置することが可能である。
(2)図6から図11に本発明の他の実施形態を示している。この実施形態において上記実施形態との相違は、中心軸線方向に隣り合うように2つの外筒22A,22Bを備えていること、蓋体3の上部にクッションシート5を装着していること、上帯24に取っ手6を取り付けていること、上帯24を内筒21にリベット7で留めることによって非回転に取り付けるようにしていることである。
この実施形態では、蓋体3の蓋本体31は、多数のシート状原紙を積層接着するとともに円筒形に成形されるロールから所定長さの環状体に切り出すことにより製作されている。蓋体3の天板32は、多数のシート状原紙を積層接着して形成されるプレートから、円形に切り出すとともに、その外周を下向きに屈曲してなる垂下壁部32cを形成することにより製作されている。
そして、蓋本体31の中心軸線方向の内径側にクッションシート5の外周をあてがうとともに、天板32の垂下壁部32cを嵌め入れておいて、これらすべての嵌め合い部分つまり重ね合わせ部分にミシン糸33を縫い込むことにより、結合する。
また、この実施形態では、上帯24に対する取っ手6の取り付けと、内筒21に対する上帯24の取り付けとをリベット7で行うようにしている。
但し、前記2つの取り付けを別々の方法で行うことも可能であるが、前記のようにリベット7で同時に行うようにしている場合には、部品点数の削減ならびに製造工程の削減に貢献できるなど、製造コストを低減するうえで有利となる。また、取っ手6は、帯状の織布とされているが、一般に知られている取っ手で採用されている素材に変更することが可能である。
前記リベット7は、この実施形態においてプッシュタイプのリベットにしているが、公知のかしめタイプのリベットとすることが可能である。
このプッシュタイプのリベット7の場合には、リベット本体7aの中心に楔ピン7bを嵌め入れた構成になっていて、例えば図9(a)に示すように、楔ピン7bをリベット本体7aに深く押し込んでいない状態(浅く押し込んだ状態)で内筒21と上帯24との重ね合わせ部分に貫通させるようにセットしておき、図9(b)に示すように、楔ピン7bを深く押し込んでリベット本体7aの傘部7cを拡径させることによって内筒21に上帯24を固定するようになっている。
このような構成において、上下の外筒22A,22Bは共に回転可能とされており、図10および図11に示しているように、上下の外筒22A,22Bと上帯24と下帯25とのすべての外周面に跨るように、適宜の図柄8(例えば人気漫画のキャラクターあるいは動物など)が記載されている。
この場合、ファイバードラム1についてはその内部にお菓子などの収容物を収容して販売する容器として使用することができるだけでなく、中のお菓子を出した後は、玩具などを入れる玩具ケースとして使用することができるとともに、外筒22A,22Bを回転させることで図柄8を揃えるパズル遊びをすることができる他、椅子としても使用することができる。
このように、この実施形態のファイバードラム1は、容器本来の機能だけでなく、他の利用価値が高められている。
(3)上記実施形態において、内筒21の内周面および外周面、外筒22の内周面および外周面、底板23の内面および外面、上帯24および下帯25の各外周面、蓋本体31の内周面および外周面、中紙32aの内面、外紙32bの外面などに防水加工を施すことも可能である。
この防水加工としては、防水シート例えばラミネートフィルムを貼着する形態とすることができる。このラミネートフィルムは、例えば低密度ポリエチレンフィルムに任意のフィルムを積層して形成される。前記任意のフィルムとは、前記ラミネートフィルムの強度を増加させるものであればよく、例えば、ポリエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルムなどを挙げることができる。このようなラミネートフィルムでは、前記低密度ポリエチレンフィルムを貼着対象側に貼着することが好ましい。
その他、前記防水加工としては、加工対象面に耐水性塗料あるいは樹脂を塗布して耐水性を向上させる形態とすることも可能である。なお、前記樹脂は、例えばシート状原紙を積層接着するときに用いる樹脂と同じ材料、例えば酢酸ビニル系エマルジョン樹脂、流動性を有する状態で後々固化するような性状の天然樹脂または合成樹脂などとすることが可能である。
(4)上記実施形態では、胴体2および蓋体3を紙材で形成する例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
例えば図示していないが、ファイバードラム1をいわゆる「ロックリングタイプ」、つまり胴体2における内筒21の底側や開口縁に金属材料などの補強部材を付設して、蓋体3を金属材料などで形成するように構成することが可能である。また、胴体2における内筒21および外筒22の少なくともいずれか一方を適宜の金属あるいは合成樹脂などで形成することが可能である。
本発明は、胴体を2重筒構造にしたファイバードラムに好適に利用することが可能である。
1 ファイバードラム
2 胴体
21 内筒
22 外筒
23 底板
23a 垂下壁部
24 上帯
25 下帯
26 補強環体
27 ミシン糸
3 蓋体
4 ラベル
本発明は、上部が開口した有底筒形の胴体と、この胴体の前記開口に外嵌装着される蓋体とを含むファイバードラムであって、前記胴体の周壁が、内筒の外径側に外筒を回転可能に嵌め合わせた2重筒構造とされており、前記内筒の外周面において上側には、前記外筒の上向きの変位を規制するための上帯が取り付けられ、前記内筒の外周面において下側には、前記外筒の下向きの変位を規制するための下帯が取り付けられており、前記蓋体は、前記内筒の上部外周面に外嵌されるとともに前記上帯の上端に当接されるように装着される環状体からなる蓋本体と、この蓋本体の上部開口に取り付けられる天板と、前記天板上部に当該天板を覆うように装着されるクッションシートとを備え、前記上帯の外周の2ヶ所には、取っ手がリベット留めされており、このリベットは、前記取っ手の外径側から前記上帯を経て前記内筒の内周面に突き出るように差し込まれることによって留められている、ことを特徴としている。
さらに、前記上帯および前記下帯の設置に伴い内筒が補強されるとともに、胴体の外周面を中心軸線方向に面一に設定することが可能になる。これにより、胴体の耐荷重性を高めることが可能になるとともに、胴体の外観デザインを綺麗にすることが可能になる。また、前記蓋体の外面にクッションシートを設けているから、本発明に係るファイバードラムを椅子としても使用することができるなど、ファイバードラムとしては容器本来の機能だけでなく、他の利用価値が高められるようになる。

Claims (7)

  1. 上部が開口した有底筒形の胴体と、この胴体の開口に外嵌装着される蓋体とを含むファイバードラムであって、
    前記胴体の周壁が、内筒の外径側に外筒を回転可能に嵌め合わせた2重筒構造とされている、ことを特徴とするファイバードラム。
  2. 請求項1に記載のファイバードラムにおいて、
    前記内筒の外周面において上側には、前記外筒の上向きの変位を規制するための上帯が取り付けられ、
    前記内筒の外周面において下側には、前記外筒の下向きの変位を規制するための下帯が取り付けられている、ことを特徴とするファイバードラム。
  3. 請求項1または2に記載のファイバードラムにおいて、
    前記外筒は、中心軸線方向で隣り合うように2つ以上設けられている、ことを特徴とするファイバードラム。
  4. 請求項3に記載のファイバードラムにおいて、
    前記2つ以上の外筒における各外周面には、当該各外周面に跨る図柄が記載されている、ことを特徴とするファイバードラム。
  5. 請求項2または3に記載のファイバードラムにおいて、
    前記外筒の外周面と、前記上帯および前記下帯の少なくともいずれか一方における各外周面とには、当該各外周面に跨る図柄が記載されている、ことを特徴とするファイバードラム。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のファイバードラムにおいて、
    前記外筒の外周面には、収容物に関係する識別情報が記載されている、ことを特徴とするファイバードラム。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のファイバードラムにおいて、
    前記蓋体の外面には、クッションシートが設けられている、ことを特徴とするファイバードラム。
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