JP7398700B2 - 自転車用チャイルドシート及び自転車 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車用チャイルドシート及び自転車に関する技術分野に属する。
従来より、自転車に取り付けられるチャイルドシートが知られている。
例えば、特許文献1には、前方を向いた子供が着座する座部及び着座した子供がもたれる背もたれ部から構成される座席本体と、着座した子供の左右両側を囲むように座部の左右両側に座席側壁としてのサイドガード部と、着座した子供の脚が収容される脚部とを有し、座席本体、サイドガード部、及び脚部が一体的に構成された自転車用子乗せが開示されている。
また、特許文献2には、座部と、背もたれ部と、脚部とが分割されて構成されるとともに、ベビーバギーとして又は普通の幼児用椅子として使用することが可能な自転車の幼児用座席構造が開示されている。
特開2018-47852号公報 特開2004-26032号公報
ところで、チャイルドシートは子供が成長した後には、自転車から取り外して収納しておく必要がある。特許文献1のチャイルドシートのように、座席本体、サイドガード部、及び脚部が一体的に構成されていると、収納する際にかなりのスペースを要するとともに、再び自転車に取り付ける際には搬送しにくくなり、取り扱い性が低くなる。
これに対して、特許文献2のように、各部材を分割して、分解可能にすることが考えられる。しかし、過度に分割するとチャイルドシートとしての強度が低下してしまう。特に、自転車用のチャイルドシートの場合、車両用のチャイルドシートよりも大きな振動が入力されることが多いため、強度を高くすることが求められている。
ここに開示された技術の主な目的は、自転車に取り付けられるチャイルドシートにおいて、取り扱い性を向上させるとともに、強度を高くすることにある。
前記課題を解決するために、ここに開示された技術では、自転車に取り付けられるシート本体を備える自転車用チャイルドシートを対象として、前記シート本体は、子供が前側を向いた状態で着座する座部と、前記座部から上側に向かって延び、前記座部に着座した子供の背中を支持するための背部と、前記座部から下側に向かって延び、前記座部に着座した子供の両足がそれぞれ位置する脚部とを有し、前記座部と前記背部とは一体に構成されており、前記脚部は、前記座部及び前記背部とは分離可能に別体で構成されるとともに、該脚部を前記座部に取り付けるための取付部を有する、という構成とした。
この構成によると、脚部を分離することができるため、子供が成長して不要になったときには、脚部を座部から分離させて収納することができる。これにより、収納スペースをコンパクトにすることができ、チャイルドシートの取り扱い性を向上させることができる。一方で、背部と座部とが一体で構成されているため、比較的大きな振動が加わって、背部に荷重がかかったとしても、背部は座部から分離にくい。これにより、チャイルドシートとしての強度を向上させることができる。したがって、自転車に取り付けられるチャイルドシートの取り扱い性を向上させるとともに、強度を高くすることができる。
前記自転車用チャイルドシートの一実施形態では、前記取付部は、前後方向及び左右方向の両方に広がる面状をなし、前記座部及び前記取付部の一方には、前後方向に延びかつ先端部に突起が設けられた複数の爪部が設けられ、前記座部及び前記取付部の他方には、前記各爪部の突起とそれぞれ係合する複数の係合部が設けられており、前記各爪部の突起が前記各係合部にそれぞれ係合することにより前記脚部が前記座部に取り付けられる。
この構成によると、座部から脚部を分離させた状態のチャイルドシートを再び使用する際に、脚部を座部に容易に取り付けることができる。これにより、チャイルドシートの取り扱い性がより向上する。また、座部と脚部とを複数箇所で係合させることにより、係合部分にかかる荷重を分散して受けることができる。これにより、爪部の破損が発生しにくくなって、チャイルドシートの強度をより向上させることができる。
前記一実施形態において、前記各係合部は、前記各突起が嵌まり込む係合凹部と、前記各突起を前記係合凹部に案内するガイド溝とをそれぞれ有する、という構成でもよい。
この構成によると、脚部を座部に一層容易に取り付けることができる。これにより、チャイルドシートの取り扱い性を一層向上させることができる。
前記自転車用チャイルドシートにおいて、前記シート本体は、前記自転車の荷台の上に取付固定されるシート本体であり、ネジにより前記シート本体と連結され、該シート本体と協同して前記荷台を挟持することで、前記シート本体を前記荷台の上に取付固定するための固定部材を更に備え、前記座部は、上下に貫通する上側貫通孔を有し、前記取付部は、上下に貫通しかつ前記ネジを部分的に収容する下側貫通孔を有し、前記取付部を介して前記脚部が前記座部に取り付けられたときには、前記上側貫通孔と前記下側貫通孔とが連通する、という構成でもよい。
この構成によると、チャイルドシートのユーザは、脚部が座部に取り付けられた状態でネジを締めることができる。これにより、固定部材とネジとの結合が緩んだときには、座部と脚部とを分離させることなくネジの締め直しができる。この結果、チャイルドシートの取り扱い性をさらに向上させることができる。
前記自転車用チャイルドシートにおいて、前記シート本体は、前記自転車の荷台の上に取付固定されるシート本体であり、前記シート本体を、前記荷台とは別に前記自転車のフレームと連結させるための補助ベルトを更に有し、前記座部は、前記補助ベルトが挿通される上側ベルト孔を有し、前記取付部は、前記補助ベルトが挿通される下側ベルト孔を有し、前記補助ベルトは、前記上側及び下側ベルト孔の両方を通った状態で前記フレームに連結されている、という構成でもよい。
この構成によると、座部と脚部との分離が補助ベルトにより効果的に抑制される。この結果、チャイルドシートの強度を一層向上させることができる。
前記自転車用チャイルドシートにおいて、前記シート本体は、前記座部に着座した子供の左側及び右側をそれぞれ覆う一対のサイドガードを更に備え、前記一対のサイドガードは、前記背部の左側端部及び右側端部からそれぞれ前側に向かって広がるとともに、各下端部が前記座部の左側端部及び右側端部に、左側同士及び右側同士でそれぞれ結合される、という構成でもよい。
この構成によると、背部の左側端部と座部の左側端部とが左側のサイドガードで連結されるとともに、背部の右側端部と座部の右側端部とが右側のサイドガードで連結される。これにより、背部と座部との一体性が向上するため、チャイルドシートの強度をより一層向上させることができる。
ここに開示された技術の他の態様は、自転車に関するものである。具体的には、自転車を対象として、乗員が着座するサドルと、前記サドルよりも自転車進行方向の後側に設けられた荷台の上に取り付けられるチャイルドシートとを備え、前記チャイルドシートは、子供が前側を向いた状態で着座する座部と、前記座部から上側に向かって延び、前記座部に着座した子供の背中を支持するための背部と、前記座部から下側に向かって延び、前記座部に着座した子供の両足がそれぞれ位置する脚部と、を有し、前記座部と前記背部とは一体に構成されており、前記脚部は、前記座部及び前記背部とは分離可能に別体で構成されるとともに、該脚部を前記座部に取り付けるための取付部を有する、という構成とした。
この構成でも、脚部を分離することができるため、収納スペースをコンパクトにすることができ、チャイルドシートの取り扱い性を向上させることができる。一方で、背部と座部とが一体で構成されているため、背部が座部から分離にくくなり、チャイルドシートの強度を向上させることができる。
ここに開示された技術によると、自転車に取り付けられるチャイルドシートにおいて、取り扱い性を向上させるとともに、強度を高くすることができる。
例示的な実施形態に係る自転車用チャイルドシートが設けられた自転車を示す側面図である。 チャイルドシートを斜め前側から見た斜視図である。 チャイルドシートを前側かつ上側から見た分解斜視図である。 座部の底面図である。 脚部の底面図である。 座部と脚部との前側の連結部分を示す断面図である。 座部の一部を拡大して上側から見た拡大平面図である。 座部及び台座部を荷台への取付部分で切断した断面図である。 補助ベルトの挿通部分で切断した断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、例示的な実施形態に係る自転車用チャイルドシート(以下、単にチャイルドシートという)10が設けられた自転車100を示す。以下の説明では、自転車100の進行側及び後退側をそれぞれ単に前側及び後側という。また、自転車100を後側から見たときの左側及び右側をそれぞれ単に左側及び右側という。チャイルドシート10については、チャイルドシート10に着座した子供(着座者)が向く側が前側であり、その反対側が後側である。また、その着座した子供の左側及び右側がそれぞれチャイルドシート10の左側及び右側である。本実施形態では、チャイルドシート10は、チャイルドシート10の前側、後側、左側、右側、上側及び下側がそれぞれ、自転車100の前側、後側、左側、右側、上側及び下側となるように、自転車100に取り付けられている。したがって、以下の説明で、例えば単に前側という場合、自転車100の前側でもあり、チャイルドシート10の前側でもある。
本実施形態において、自転車100は電動アシスト自転車である。自転車100は、車体102と、前輪103と、後輪104と、駆動機構105と、電気コンポーネント106とを備える。車体102の前後方向中央からは上側に向かってシートチューブ121が延びている。シートチューブ121には、シートポスト122を介してサドル123が取り付けられている。電気コンポーネント106は、シートチューブ121の後側に取り付けられている。シートチューブ121の上側端部からは、シートステー124が後側に向かって下側に傾斜して延びて、後輪104の車軸に接続されている。サドル123の後側でかつ後輪104の上側には、荷台125が設けられており、荷台125の前端部がシートステー124に固定され、荷台125の後端部が、後輪104の車軸から上側に向かって後側に傾斜して延びる荷台支持ステー127に固定されている。車体102の前側端部には、ハンドルポスト126を介して、ハンドル107が設けられている。尚、図示は省略しているが、ハンドル107の左右両側端部には、自転車100の乗員が握るグリップがそれぞれ設けられる。
本実施形態では、チャイルドシート10は、サドル123よりも後側における荷台125上に取り付けられている。チャイルドシート10は、後述する補助ベルト60により、自転車100のシートステー124に連結されている。
図2及び図3に示すように、チャイルドシート10は、硬質の樹脂で構成されたシート本体11を有する。シート本体11は、子供が着座する座部12と、座部12の後側で立設され、座部12に着座した子供の背中(本実施形態では、背中及び頭部)を支持するバック部13(背部)とからなる座席本体2を有する。座席本体2は、座部12及びバック部13の左右方向両側の端部にそれぞれ設けられかつ座部12に着座した子供の左側及び右側をそれぞれ覆う左右一対のサイドガード19を有する。また、シート本体11は、座部12から下側に向かって伸びかつ座部12に着座した子供の両足がそれぞれ位置する左右一対の脚部17を有する。
図3に示すように、座席本体2は、座部12、バック部13、及び一対のサイドガード19が一体となって構成されている。具体的には、座部12の後側端部とバック部13の下側端部とが一体的に結合されている。左側のサイドガード19は、バック部13の左側端部及び座部12の左側端部と一体的に結合されている。右側のサイドガード19は、バック部13の右側端部及び座部12の右側端部と一体的に結合されている。これにより、一対のサイドガード19は、バック部13の左側端部及び右側端部からそれぞれ前側に向かって広がるとともに、各下端部が座部12の左側端部及び右側端部に、左側同士及び右側同士でそれぞれ結合されるように構成される。バック部13と各サイドガード19との結合部分は、バック部13と各サイドガード19とを連続的に繋ぐように滑らかに湾曲している。
座部12の前端部における左右方向の中央部は、前側に突出した突出部21となっている。この突出部21の上側は、フロントカバー22によって覆われている。
図3に示すように、座部12の上面(着座者側の面)には、シートクッション部材31が取り付けられている。このシートクッション部材31は、発泡樹脂を含む材料で構成される。この材料としては、発泡樹脂を含んでいればよく、発泡樹脂以外の材料が含まれていてもよい。本実施形態では、シートクッション部材31は、エチレンビニルアセテート(以下、省略してEVAという)で構成されている。シートクッション部材31は、座部12に対して着脱可能に取り付けられている。
バック部13は、座部12に着座した子供の背中を支持する背凭れ部14と、該背凭れ部14の上側に位置し、該子供の頭部の高さ位置に位置するヘッド部15とを有する。背凭れ部14の前面(着座者側の面)には、背クッション部材35が取り付けられている。この背クッション部材35も、シートクッション部材31と同様の材料で構成される。本実施形態では、背クッション部材35も、EVAで構成されている。背クッション部材35は、バック部13に対して着脱可能に取り付けられている。
ヘッド部15の前側には、バック部(シート本体11)に対して上下移動可能に構成されたヘッドガード41が設けられている。このヘッドガードの後面における左右方向中央部には、ヘッドガード41の下端よりも下側に延びるヘッドガード支持部41aが設けられている。このヘッドガード支持部41aが、バック部13における背凭れ部14とヘッド部15との境界部分(段差部分)に設けられた挿入孔13aから挿入されて背凭れ部14の後側に位置する。背凭れ部14の後側には、ヘッドガード支持部41aを上下方向にスライド可能に支持するスライド支持部(図示省略)が設けられている。これにより、ヘッドガード41の高さ位置を、座部12に着座した子供の頭部の高さ位置に合わせて調整可能になる。
ヘッドガード41は、前側に開放されたU字状をなしている。このヘッドガード41のU字内側の面(着座者側の面)には、ヘッドクッション部材42が、該U字内側の面に沿うように取り付けられている。ヘッドクッション部材42も、シートクッション部材31と同様の材料で構成される。本実施形態では、ヘッドクッション部材42も、EVAで構成されている。
また、ヘッドガード41には、蛇腹式の日除け部材44を支持する日除け支持部材45設けられている。支持部材45は、左右方向に延びる軸回りに回動可能に取り付けられている(図1にのみ示す)。支持部材45が、前記軸回りに回動することで、日除け部材44が開閉されるようになっている。
図3に示すように、脚部17は、座席本体2とは分離可能に別体で構成されている。脚部17は、座部12が載置される台座部80を有する。台座部80は、脚部17を座部12に取り付けるための部分である。台座部80の構成については、後述する。
脚部17は、左右一対の足載せ部17aと、足載せ部17aの左右方向の内側端部及び後端部から上側に延びる連結部17bによって、台座部80の左右両側端部に連結されている。
詳しくは後述するが、台座部80の下面が荷台125の上面に当接した状態で脚部17がネジ110によって荷台125に固定されることで、チャイルドシート10が荷台125上に取り付けられることになる。
図2に示すように、チャイルドシート10には、座部12に着座した子供が握るグリップバー71が設けられている。グリップバー71は、左右方向に延びている。グリップバー71の左右方向両側の端部は、左右両側のサイドガード19の前縁部にそれぞれ連結されている。
グリップバー71の両端部は、左右のサイドガード19に対してそれぞれ着脱可能に構成されている。具体的には、グリップバー71は、左右のサイドガード19に取り付けられた取付部材75を介してサイドガード19に取り付けられている。グリップバー71は、取付部材75に対して着脱されることで、左右のサイドガード19に対してそれぞれ着脱できるようになっている。グリップバー71の一端部(本実施形態では、左側端部)は、ユーザ(通常は子供の親であって自転車100の乗員である)が子供を座部12に着座させる前に容易に外れるように、左側端部において径方向に互いに対向するように設けられた2つの操作ボタンの押圧により左側のサイドガード19から外れるようになっている。
図2に示すように、チャイルドシート10には、座部12に着座した子供を拘束するシートベルト装置50が設けられている。本実施形態では、シートベルト装置50は、5点式のシートベルト装置である。シートベルト装置50は、座部12に着座した子供の両肩をそれぞれ拘束する左右一対の肩ベルト51と、該子供の腰部を拘束する左右一対の腰ベルト52と、該子供の股間を通る股ベルト53と、バックル55とを有する。
股ベルト53は、突出部21に固定された下端部からフロントカバー22の後側を通って上側に延びており、股ベルト53の上端部にバックル55が取付固定されている。
左右一対の肩ベルト51は、ヘッドガード41に設けられた左右一対の肩ベルト孔41bから前側にそれぞれ露出している。左右の肩ベルト51の前側に露出している部分の大部分は、不図示の肩ベルトカバーによりそれぞれ覆われている。
左側の肩ベルト51は、左側の肩ベルト孔41bから下側に延びて、第1タング56のベルト挿通孔を通り、このベルト挿通孔を通った後は、左側の腰ベルト52とされる。右側の肩ベルト51は、右側の肩ベルト孔41bから下側に延びて、第2タング57のベルト挿通孔を通り、このベルト挿通孔を通った後は、右側の腰ベルト52とされる。左側の腰ベルト52は、第1タング56から左側かつ下側に延びて、シートクッション部材31の左側側方を通った後に止め具(図示省略)により座部12に固定される。右側の腰ベルト52は、第2タング57から右側かつ下側に延びて、シートクッション部材31の右側側方を通った後に止め具(図示省略)により座部12に固定される。
第1タング56及び第2タング57は、股ベルト53の上端部に固定されたバックル55に連結固定される。すなわち、股ベルト53は、バックル55を介して左右の肩ベルト51(及び左右の腰ベルト52)と連結可能に構成されている。
また、シートベルト装置50は、左右の肩ベルト51の途中にチェストクリップ59をそれぞれ有する。チェストクリップ59は雄雌構造であり、例えば左側が雄部であり、右側が雌部である。チェストクリップ59は、座部12に着座した子供の胸部を拘束する。
左右の肩ベルト51は、左右の肩ベルト孔41bの後側で1本の調節ベルト43の一端部にそれぞれ縫い付けられている。調節ベルト43は、左右の肩ベルト51の長さを調整するためのベルトである。調節ベルト43の他端部は、バック部13の後側を下側に向かって延びた後、座部12の下側(座部12と台座部80との間)を前側に向かって延びている。調節ベルト43の他端部は、突出部21の前側端部から座部12の前側に露出している。
図9に示すように、調節ベルト43の中間部は、移動許容/規制部材23の歯部23aが引っ掛かっている。移動許容/規制部材23は突出部21に取り付けられた支軸24に、該支軸24回りに回動可能に支持されている。ユーザが調節ベルト43を前側に向かって引っ張ったときには、移動許容/規制部材23は、歯部23aが前側に移動するように支軸24周りに回動する。これにより、歯部23aが調節ベルト43に引っ掛からない状態となって、ユーザは調節ベルト43を前側に向かって引っ張ることができる。調節ベルト43が前側に引っ張られることで、調節ベルト43と縫合された肩ベルト51が後側に引っ張られる。これにより、肩ベルト51の長さを短くすることができる。
ユーザが移動許容/規制部材23の押圧部23bを後側に向かって押圧せずに、肩ベルト51を前記着座側に引っ張ったときには、歯部23aが調節ベルト43食い込む。これにより、調節ベルト43は後側への移動が規制され、調節ベルト43と縫合された肩ベルト51は、前側に向かって引き出されない。一方で、ユーザが押圧部23bを後側に向かって押圧したときには、移動許容/規制部材23は、歯部23aが前側に変位するように支軸24周りに回動する。これにより、調節ベルト43は後側に移動可能となる。したがって、ユーザが押圧部23bを後側に向かって押圧した状態で、肩ベルト51を前記着座側に引っ張ったときには、肩ベルト51は、前側に向かって引き出される。
図9に示すように、調節ベルト43の他端部には第1連結部材46が設けられている。第1連結部材46は、座部12に固定された連結ベルト47の第2連結部材48に連結される。第1及び第2連結部材46,48はホックで構成されている。具体的には、第1連結部材46が雄ホックで構成され、第2連結部材48が雌ホックで構成されている。調節ベルト43は、図2及び図9に示すように、突出部21から前側に露出した後、後側に向かうように下側に曲げられて、第1及び第2連結部材46,48により、連結ベルト47に連結される。尚、連結ベルト47は必須ではなく、突出部21に第2連結部材48が直接設けられていてもよい。また、第2連結部材48が台座部80の前側端部(後述する下側補助ベルト孔62よりも前側の部分)に設けられていてもよい。
次に、座部12と脚部17との連結構造について説明する。
図4及び図6に示すように、座部12の下面には、前後方向に延びる複数の爪部25が設けられている。具体的には、座部12の突出部21に2つの前側爪部26が設けられ、座部12における突出部21よりも後側の部分に2つの後側爪部27が設けられている。以下の説明では、前側爪部26と後側爪部27とを区別しないときには、単に爪部25という。
各前側爪部26は、前後方向において同じ位置に位置しかつ左右方向において離間している。各後側爪部27も、各前側爪部26と同様に、前後方向において同じ位置に位置しかつ左右方向において離間している。前側爪部26同士の左右方向の離間距離は、後側爪部27同士の左右方向の離間距離と比べて短い。座部12において、各爪部25が設けられた位置には上下方向に貫通する貫通孔28がそれぞれ設けられている。ユーザは、各貫通孔28を介して各爪部25を上側から確認することができるため、座部12と脚部17とを連結させる際の作業が容易になる。
各爪部25は、図4及び図6に示すように、座部12の下面から下側に延びた後、前側に向かって延びている。各爪部25は、上下方向に延びる基端部25aと前後方向に延びる先端部25bとの間は、下側に向かって前側に滑らかに湾曲する湾曲部25cとなっている。各爪部25において、基端部25aの前後方向の厚みは、先端部25bの上下方向の厚みよりも厚くなっている。各爪部25の先端部25bの前側端は、それぞれ、前側に向かって下側に傾斜した傾斜面25dになっている。各爪部25の先端部25bは、傾斜面25dよりもやや後側に、上側に向かって突出する突起25eをそれぞれ有する。
各爪部25は、図3に示すように、格子状をなしている。これにより、左右方向の荷重が加えられたとしても、撓むことで該荷重を吸収することができる。この結果、爪部25の強度を向上させることができる。
脚部17の台座部80は、図5に示すように、前後方向及び左右方向の両方に広がる面状をなしている。台座部80は、各爪部25と対応する位置に、各爪部25とそれぞれ係合する複数の係合部81を有する。具体的には、台座部80において、2つの前側爪部26と対応する位置に2つの前側係合部82がそれぞれ設けられ、2つの後側爪部27と対応する位置に2つ後側係合部83がそれぞれ設けられている。以下の説明では、前側係合部82と後側係合部83とを区別しないときには、単に係合部81という。
各係合部81は、各爪部25の突起25eが嵌まり込む係合凹部81aと、突起25eを係合凹部81aに案内するガイド溝81bとをそれぞれ有する。各ガイド溝81bの深さは、各係合凹部81aの深さよりも浅くなっている。各係合部81の後側には、各爪部25が挿通する孔部84がそれぞれ設けられている。図5に示すように、各孔部84の後側の壁部は、各爪部25の湾曲部25cに対応するような湾曲形状となっている。
座部12と脚部17とを連結させるときには、まず各爪部25を対応する各孔部84にそれぞれ挿入する。このとき、各貫通孔28を覗きながら作業を行うことで、容易に各爪部25の位置合わせをすることができる。
次に、各突起25eを各ガイド溝81bと係合させる。このとき、各爪部25が弾性変形をして若干下側に撓む。
次いで、各突起25eを各ガイド溝81bに沿って移動させるように、各爪部25を挿入する。このときにも、各爪部25が弾性変形をして若干下側に撓んだままである。
そして、各突起25eが各係合凹部81aにそれぞれ到達するまで挿入したときには、各爪部25の復帰力により撓みが解消されて、各突起25eが各係合凹部81aに嵌まり込む。これにより、座部12と脚部17との連結が完了する。
座部12は、ネジ110によって脚部17が荷台125に固定された後に、該脚部17に連結される。脚部17は、ネジ110を介してシート本体11と連結される2つの固定部材111を用いて、荷台125上に固定される。
図8に示すように、各固定部材111は、荷台125の下側に、前後方向に離間して配置される。各固定部材111は、シート本体11と協同して荷台125をそれぞれ挟持する。各固定部材111は、ネジ110が螺合するネジ孔をそれぞれ有する。
図7及び図8に示すように、座部12は、複数(本実施形態では4つ)の上側貫通孔29を有する。各上側貫通孔29は、上側から見て断面矩形状をなしている。各上側貫通孔29は、前側壁部29aが下側に向かって後側に傾斜した傾斜面となっている。これにより、各上側貫通孔29は、下側に向かうに連れて断面積がそれぞれ小さくなるようになっている。
一方で、 図7及び図8に示すように、台座部80は、ネジ110が挿通しかつ該ネジ110の軸部110bを部分的に収容する複数(本実施形態では4つ)の下側貫通孔85を有する。下側貫通孔85は、相対的に上側に位置しかつ相対的に径の大きい大径部85aと、相対的に下側に位置しかつ相対的に径の小さい小径部85bとをそれぞれ有する。大径部85aと小径部85bとの境界には水平に広がる段差面85cが形成されている。大径部85aの断面積は、上側貫通孔29の下端部の断面積よりも大きくなっている。小径部85bは、下側に向かうに連れて断面積が大きくなるように広がっている。小径部85bの上端部の断面積は、ネジ110のネジ頭110aよりも小さくなっている。このため、シート本体11が荷台125に取り付けられるときには、ネジ110のネジ頭110aが段差面85cに当接した状態になる。
図7及び図8に示すように、台座部80を介して脚部17が座部12に取り付けられたときには、上側貫通孔29と下側貫通孔85とが連通する。これにより、座部12と脚部17とが連結されたシート本体11を上から見たときには、上側貫通孔29を通じてネジが視認できるようになる。このため、座部12と脚部17とを連結させたまま、ドライバー等の工具をネジ110と係合させることができる。この結果、固定部材111とネジ110との結合が緩んだときには、座部12と脚部17とを分離させることなくネジ110の締め直しができる。特に、上側貫通孔29の前側壁部29aは、下側に向かって後側に傾斜した傾斜面になっているため、工具とネジ110とを係合させる際のガイドとなる。これにより、ネジ110の締め直しを容易に行うことができる。
上側貫通孔29と下側貫通孔85とが連通するときには、上側貫通孔29の下端は、下側貫通孔85の大径部85aの中央に位置する。これにより、台座部80に寸法誤差が生じたとしても、上側貫通孔29と下側貫通孔85とを連通させることができる。
この上側及び下側貫通孔29,85は、実際の使用時には、シートクッション部材31及びフロントカバー22により上側から見えないように覆われている。これにより、意匠性を向上させることができるとともに、ネジ110が雨に濡れるのをできる限り抑制することができる。
尚、上側貫通孔29の下側端部の内径は、ネジ110のネジ頭110aよりも大きくてもよい。この場合には、座部12と脚部17とを連結させたまま、シート本体11を荷台125に取り付けることができる。よって、この場合には、シート本体11を、座部12と脚部17とが連結された後に、ネジ110によって荷台125に固定させてもよい。これにより、チャイルドシート10の取り扱い性を向上させることができる。
また、荷台125の上側に固定部材を配置して、該固定部材にシート本体11を固定させるようにしてもよい。荷台125の上側に配置される固定部材は、シート本体11と連結するための構成(例えばボルト孔、ボルト、ナットとで構成)を有する。この固定部材によりシート本体11を荷台125に固定する場合は、荷台125の上側の固定部材と荷台125の下側の固定部材111とを連結した後、上側の固定部材とシート本体11とをボルト及びナットで連結する。このとき、上側の固定部材の孔は、下側貫通孔85と連通するようになる。
シート本体11は、荷台125に取り付けられた後、補助ベルト60により、自転車100のシートステー124に連結される。補助ベルト60は、固定部材111とネジ110との結合が緩んだようなときでも、チャイルドシート10が荷台125から落下するのを抑制するためのベルトである。
図9に示すように、座部12は補助ベルト60が挿通する上側補助ベルト孔61を有する。上側補助ベルト孔61は、突出部21の前側端部、特に移動許容/規制部材23よりも前側の部分に設けられている。上側補助ベルト孔61は、突出部21を上下方向に貫通して形成されている。
一方で、台座部80は、上側補助ベルト孔61と連通しかつ補助ベルトが挿通する下側補助ベルト孔62を有する。下側補助ベルト孔62は、台座部80の前側端部に設けられている。下側補助ベルト孔62は、台座部80を上下方向に貫通して形成されている。
図9に示すように、台座部80を介して脚部17が座部12に取り付けられたときには、上側補助ベルト孔61と下側補助ベルト孔62とが連通する。補助ベルト60は、上側及び下側補助ベルト孔61,62の両方を通った状態でシートステー124に連結されている。すなわち、補助ベルト60は、尚、補助ベルト60のシートステー124への取り付けについては、例えば、シートステー124に軸部材を設けて、該軸部材に補助ベルト60を引っ掛けるようにしてもよい。
ここで、自転車用のチャイルドシートは、自動車用のチャイルドシートとは異なり、本実施形態のチャイルドシート10のように、子供の足が位置する脚部17が設けられるのが一般的である。このため、自転車用のチャイルドシートは、自動車用のチャイルドシートと比較して大きなスペースを必要とすることが多い。このため、自転車用のチャイルドシートにおいて、脚部17が座部12等と一体化していると、収納する際にかなりのスペースを要するとともに、再び自転車に取り付ける際には搬送しにくくなって、取り扱い性が低くなってしまう。
これに対して、本実施形態に係るチャイルドシート10は、シート本体11は、子供が前側を向いた状態で着座する座部12と、座部12から上側に向かって延び、座部12に着座した子供の背中を支持するためのバック部13(背部)と、座部12から下側に向かって延び、座部12に着座した子供の両足がそれぞれ位置する脚部17とを有し、座部12とバック部13とは一体に構成されており、脚部17は、座部12及びバック部13とは分離可能に別体で構成されるとともに、該脚部17を座部12に取り付けるための台座部80(取付部)を有する。これにより、脚部17を分離することができるため、子供が成長して不要になったときには、脚部17を座部12から分離させて収納することができる。これにより、収納スペースをコンパクトにすることができ、チャイルドシート10の取り扱い性を向上させることができる。また、バック部13と座部12とが一体で構成されているため、比較的大きな振動が加わって、バック部13に荷重がかかったとしても、バック部13は座部12から分離にくい。これにより、チャイルドシート10としての強度を向上させることができる。したがって、自転車100に取り付けられるチャイルドシート10の取り扱い性を向上させるとともに、強度を高くすることができる。
特に、本実施形態に係るチャイルドシート10において、シート本体11は、座部12に着座した子供の左側及び右側をそれぞれ覆う一対のサイドガード19を備え、一対のサイドガード19は、バック部13の左側端部及び右側端部からそれぞれ前側に向かって広がるとともに、各下端部が座部12の左側端部及び右側端部に、左側同士及び右側同士でそれぞれ結合される。バック部13の左側端部と座部12の左側端部とが左側のサイドガード19で連結されるとともに、バック部13の右側端部と座部12の右側端部とが右側のサイドガード19で連結される。これにより、バック部13と座部12との一体性が向上するため、チャイルドシート10の強度をより向上させることができる。
また、本実施形態に係るチャイルドシート10において、バック部13と各サイドガード19との結合部分は、バック部13と各サイドガード19とを連続的に繋ぐように滑らかに湾曲している。これにより、バック部13と各サイドガード19との一体性が向上する。この結果、チャイルドシート10の強度を一層向上させることができる。
また、本実施形態に係るチャイルドシート10において、台座部80は、前後方向及び左右方向の両方に広がる面状をなし、座部12には、前後方向に延びかつ先端部に突起25eが設けられた複数の爪部25が設けられ、台座部80には、各爪部25の突起25eとそれぞれ係合する複数の係合部81が設けられており、各爪部25の突起25eが各係合部81にそれぞれ係合することにより脚部17が座部12の下面に取り付けられる。座部12から脚部17を分離させた状態のチャイルドシート10を再び使用する際に、脚部17を座部12に容易に取り付けることができる。これにより、チャイルドシート10の取り扱い性がより向上する。また、座部12と脚部17とを複数箇所で係合させることにより、係合部分にかかる荷重を分散して受けることができる。これにより、爪部25の破損が発生しにくくなって、チャイルドシート10の強度をより一層向上させることができる。
また、本実施形態に係るチャイルドシート10において、各係合部81は、各突起25eが嵌まり込む係合凹部81aと、各突起25eを係合凹部81aに案内するガイド溝81bとをそれぞれ有する。これにより、脚部17を座部12に一層容易に取り付けることができる。これにより、チャイルドシート10の取り扱い性を一層向上させることができる。
また、本実施形態に係るチャイルドシート10において、シート本体11は、自転車100の荷台125の上に取付固定されるシート本体11であり、ネジ110によりシート本体11と連結され、該シート本体11と協同して荷台125を挟持することで、前記シート本体11を荷台125の上に取付固定するための固定部材111を更に備え、座部12は、上下に貫通する上側貫通孔29を有し、台座部80は、上下に貫通しかつネジ110を部分的に収容する下側貫通孔85を有し、台座部80を介して脚部17が座部12に取り付けられたときには、上側貫通孔29と下側貫通孔85とが連通する。これにより、チャイルドシート10のユーザは、脚部17が座部12に取り付けられた状態でネジ110を締めることができる。これにより、チャイルドシート10の取り扱い性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態に係るチャイルドシート10において、シート本体11は、自転車100の荷台125の上に取付固定されシート本体11であり、シート本体11を、荷台125とは別に自転車100のシートステー124と連結させるための補助ベルト60を更に有し、座部12は、補助ベルト60が挿通される上側補助ベルト孔61を有し、台座部80は、補助ベルト60が挿通される下側補助ベルト孔62を有し、補助ベルト60は、上側及び下側補助ベルト孔61,62の両方を通った状態でシートステー124に連結されている。これにより、座部12と脚部17との分離が補助ベルト60により効果的に抑制される。この結果、チャイルドシート10の強度をさらに向上させることができる。
本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、前述の実施形態では、爪部25は座部12に設けられる一方、爪部25と係合する係合部81は台座部80に設けられていた。これに限らず。爪部25を台座部80に設ける一方、係合部81を座部12に設けるようにしてもよい。このとき、爪部25は、台座部80から上面から上側に延びた後、前側に向かって延びるように設けられる。
また、前述の実施形態では、座席本体2と脚部17とは、爪部25と係合部81とにより連結されていたが、座席本体2と脚部17とが分離可能に連結されれば、連結方法は特に限定されない。例えば、座席本体2と脚部17とをボルトとナットによって連結するようにしてもよい。
また、前述の実施形態では、自転車100の荷台125上に取り付けられるチャイルドシート10のシート本体11について説明した。これに限らず、例えばハンドル107に取り付けられるチャイルドシートに対しても、前述の実施形態のような、座席本体2と脚部17との分離構造を採用してもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、自転車に取り付けられるシート本体を備える自転車用チャイルドシート及びチャイルドシートを備えた自転車として有用である。
10 チャイルドシート
11 シート本体
12 座部
13 バック部(背部)
17 脚部
19 サイドガード
25 爪部
25b 先端部
25e 突起
29 上側貫通孔
60 補助ベルト
61 上側補助ベルト孔
62 下側補助ベルト孔
80 台座部(取付部)
81 係合部
81a 係合凹部
81b ガイド溝
85 下側貫通孔
100 自転車
110 ネジ
111 固定部材
123 サドル
124 シートステー(フレーム)
125 荷台

Claims (7)

  1. 自転車の荷台の上に取り付けられるシート本体を備える自転車用チャイルドシートであって、
    前記シート本体は、
    子供が前側を向いた状態で着座する座部と、
    前記座部から上側に向かって延び、前記座部に着座した子供の背中を支持するための背部と、
    前記座部から下側に向かって延び、前記座部に着座した子供の両足がそれぞれ位置する脚部と、
    前記脚部を前記荷台の上に取付固定する固定部材と、
    を有し、
    前記座部と前記背部とは一体に構成されており、
    前記脚部は、前記座部及び前記背部とは分離可能に別体で構成されるとともに、該脚部を前記座部に取り付けるための前記固定部材とは別の取付部を有し、
    前記座部及び前記背部は、前記固定部材によっては前記荷台に対して固定されることなく、前記固定部材により前記荷台の上に固定された状態の前記脚部の前記取付部に取り付けられていることを特徴とする自転車用チャイルドシート。
  2. 請求項1に記載の自転車用チャイルドシートにおいて、
    前記取付部は、前後方向及び左右方向の両方に広がる面状をなし、
    前記座部及び前記取付部の一方には、前後方向に延びかつ先端部に突起が設けられた複数の爪部が設けられ、
    前記座部及び前記取付部の他方には、前記各爪部の突起とそれぞれ係合する複数の係合部が設けられており、
    前記各爪部の突起が前記各係合部にそれぞれ係合することにより前記脚部が前記座部に取り付けられることを特徴とする自転車用チャイルドシート。
  3. 請求項2に記載の自転車用チャイルドシートにおいて、
    前記各係合部は、前記各突起が嵌まり込む係合凹部と、前記各突起を前記係合凹部に案内するガイド溝とをそれぞれ有することを特徴とする自転車用チャイルドシート。
  4. 請求項1~3のいずれか1つに記載の自転車用チャイルドシートにおいて、
    前記シート本体は、前記自転車の荷台の上に取付固定されるシート本体であり、
    前記固定部材は、ネジにより前記脚部と連結され、該脚部と協同して前記荷台を挟持することで、前記脚部を前記荷台の上に取付固定し、
    前記座部は、上下に貫通する上側貫通孔を有し、
    前記取付部は、上下に貫通しかつ前記ネジを部分的に収容する下側貫通孔を有し、
    前記取付部を介して前記脚部が前記座部に取り付けられたときには、前記上側貫通孔と前記下側貫通孔とが連通することを特徴とする自転車用チャイルドシート。
  5. 請求項1~4のいずれか1つに記載の自転車用チャイルドシートにおいて、
    前記シート本体は、前記自転車の荷台の上に取付固定されるシート本体であり、
    前記シート本体を、前記荷台とは別に前記自転車のフレームと連結させるための補助ベルトを更に有し、
    前記座部は、前記補助ベルトが挿通される上側ベルト孔を有し、
    前記取付部は、前記補助ベルトが挿通される下側ベルト孔を有し、
    前記上側ベルト孔及び前記下側ベルト孔は、前記脚部における子供の足が載る足載せ部よりも前側に位置し、
    前記補助ベルトは、前記上側及び下側ベルト孔の両方を通った状態で前記フレームに連結されていることを特徴とする自転車用チャイルドシート。
  6. 請求項1~5のいずれか1つに記載の自転車用チャイルドシートにおいて、
    前記シート本体は、前記座部に着座した子供の左側及び右側をそれぞれ覆う一対のサイドガードを更に備え、
    前記一対のサイドガードは、前記背部の左側端部及び右側端部からそれぞれ前側に向かって広がるとともに、各下端部が前記座部の左側端部及び右側端部に、左側同士及び右側同士でそれぞれ結合されることを特徴とする自転車用チャイルドシート。
  7. 自転車であって、
    乗員が着座するサドルと、
    前記サドルよりも自転車進行方向の後側に設けられた荷台の上に取り付けられるチャイルドシートとを備え、
    前記チャイルドシートは、
    子供が前側を向いた状態で着座する座部と、
    前記座部から上側に向かって延び、前記座部に着座した子供の背中を支持するための背部と、
    前記座部から下側に向かって延び、前記座部に着座した子供の両足がそれぞれ位置する脚部と、
    前記脚部を前記荷台の上に取付固定する固定部材と、
    を有し、
    前記座部と前記背部とは一体に構成されており、
    前記脚部は、前記座部及び前記背部とは分離可能に別体で構成されるとともに、該脚部を前記座部に取り付けるための、前記固定部材とは別の取付部を有し、
    前記座部及び前記背部は、前記固定部材によっては前記荷台に対して固定されることなく、前記固定部材により前記荷台の上に固定された状態の前記脚部の前記取付部に取り付けられていることを特徴とする自転車。
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