JP3154712U - 自転車の幼児用座席装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】牽制具によって荷台の後方移動を規制して、サドル側連結部材にかかる負荷を軽減できる自転車の幼児用座席装置を提供する。【解決手段】後輪3の上方に配置した荷台4と、この荷台4の後部と自転車フレームB1の後輪軸支持部B3とを連結した後傾姿勢のキャリア足5と、前記荷台4の前部と自転車フレームB1の荷台前方部位B2とを連結したサドル側連結部材6と、前記荷台4の上部に座部8aを載置固定した幼児用座席8とを備える。前記幼児用座席座部8aの前部及び/又は荷台4の前部と自転車フレームB1の荷台前方部位B2又はサドルポスト部B4に支持されたサドル7との間に、前記荷台4の後方移動を規制する牽制具を設ける。【選択図】図1

Description

本考案は、自転車の荷台に幼児用座席を載置固定した自転車の幼児用座席装置に関する。
一般的に自転車は、自転車フレーム、前輪、後輪、ハンドル、サドル、ペダル及びスタンド等を備えており、自転車フレームは上パイプ、下パイプ、立パイプ、チェーンステー、バックホーク等を有している。
そして、チェーンステーの後部にバックホークの後下部を連結して後輪軸支持部を形成し、立パイプの上部にバックホークの前上部を連結し、この立パイプの上部にサドルポスト部を形成している。
また、サドルはサドル本体の下部にサドル支柱を固定し、前記サドル支持部に高さ調整自在に挿入されている。
この自転車に装備される幼児用座席装置は、自転車側に、後輪の上方に配置した荷台と、この荷台の後部と自転車フレームの後輪軸支持部とを連結した後傾姿勢のキャリア足と、前記荷台の前部と自転車フレームの荷台前方部位とを連結したサドル側連結部材とを設けており、その自転車の前記荷台の上部に幼児用座席の座部を載置固定している(特許文献1)。
実用新案登録第3148759号公報
前記従来技術は、幼児用座席に幼児を着座させると、その荷重は荷台からキャリア足に加わり、後傾姿勢のキャリア足を後方回動させる負荷、サドル側連結部材の後部を後下方へ引っ張る負荷となり、サドル側連結部材の耐久性を低下させる原因になっている。
本考案は、このような従来技術の問題点を解決できるようにした自転車の幼児用座席装置を提供することを目的とする。
本考案は、牽制具によって荷台の後方移動を規制して、サドル側連結部材にかかる負荷を軽減できるようにした自転車の幼児用座席装置を提供することを目的とする。
本考案における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
第1に、後輪3の上方に配置した荷台4と、この荷台4の後部と自転車フレームB1の後輪軸支持部B3とを連結した後傾姿勢のキャリア足5と、前記荷台4の前部と自転車フレームB1の荷台前方部位とを連結したサドル側連結部材6と、前記荷台4の上部に座部8aを載置固定した幼児用座席8とを備えた自転車の幼児用座席装置であって、
前記幼児用座席座部8aの前部及び/又は荷台4の前部と自転車フレームB1の荷台前方部位B2又はサドルポスト部B4に支持されたサドル7との間に、前記荷台4の後方移動を規制する牽制具Aを設けていることを特徴とする。
第2に、前記サドル側連結部材6を荷台4の前部から下向き傾斜して荷台前方部位B2に連結していることを特徴とする。
第3に、前記牽制具Aは、幼児用座席座部8aの前部及び/又は荷台4の前部と自転車フレームB1の荷台前方部位B2との間における牽制具A自身の長さを調整して緊締状態にする長さ調整手段13を有していることを特徴とする。
第4に、前記牽制具Aは、幼児用座席座部8aの前部及び/又は荷台4の前部に中途部が掛止された紐部材9と、この紐部材9を自転車フレームB1の荷台前方部位B2又はサドル7に巻き掛けてその両端を着脱自在に連結する連結手段14とを有していることを特徴とする。
第5に、前記牽制具Aは、幼児用座席座部8aの前部及び/又は荷台4の前部に一端が連結された第1紐部材9aと、自転車フレームB1の荷台前方部位B2又はサドル7に一端が連結された第2紐部材9bと、前記第1紐部材9aの他端と第2紐部材9bの他端とを着脱自在に連結する連結手段14とを有していることを特徴とする。
第6に、前記牽制具Aは、自転車フレームB1の荷台前方部位B2又はサドル7に巻き掛けられていて一端が幼児用座席座部8aの前部及び/又は荷台4の前部に連結された紐部材9と、この紐部材9の他端に設けられていて幼児用座席座部8aの前部又は荷台4の前部に形成した係止部8fに係合される係合部材15とを有していることを特徴とする。
第7に、前記牽制具Aは、自転車フレームB1の荷台前方部位B2又はサドル7に巻き掛けられる紐部材9で形成され、幼児用座席座部8aの前部及び/又は荷台4の前部には、前記紐部材9の両端を通して係止位置調整可能に係止する調整ロック部17が形成されていることを特徴とする。
第8に、前記牽制具Aは、自転車フレームB1の荷台前方部位B2又はサドル7に巻き掛けられる紐部材9で形成され、幼児用座席座部8aの前部及び/又は荷台4の前部には、前記紐部材9の一端を連結しかつ中途部を巻き掛け可能な連結体18が設けられ、前記紐部材9には、前記連結体18と自転車フレームB1の荷台前方部位B2又はサドル7とに巻き掛けた状態でそれらの間における紐部材9自身の長さを調整して前記紐部材9の他端を中途部に固定する調整ロック具19が設けられていることを特徴とする。
[作用]
前記特徴を有する自転車の幼児用座席装置は次のような作用を奏する。
幼児用座席8を載置固定した荷台4は、後輪3の上方に配置されていて、後部が自転車フレームB1の後輪軸支持部B3とを連結した後傾姿勢のキャリア足5によって支持され、前部がサドル側連結部材6によって自転車フレームB1の荷台前方部位B2と連結されている。
前記荷台4上の幼児用座席8の座部8aに幼児が着座すると、幼児の体重は荷台4に加わり、後傾姿勢のキャリア足5をさらに後傾させる負荷がかかり、荷台4を後方移動させる力となる。この後方移動力は自転車フレームB1の荷台前方部位B2と連結されたサドル側連結部材6によって担持されることになり、サドル側連結部材6には後方引っ張り荷重が加わる。
前記サドル側連結部材6は荷台4を後方移動を牽制しており、このサドル側連結部材6と同様に、幼児用座席座部8aの前部及び/又は荷台4の前部と自転車フレームB1の荷台前方部位B2又はサドルポスト部B4に支持されたサドル7との間に設けられた牽制具Aも前記荷台4の後方移動を規制することができ、前記サドル側連結部材6にかかる負荷を軽減させることになる。
サドル側連結部材6は荷台4の上面と平行ではなく、荷台4の前部から下向き傾斜して自転車フレームB1の荷台前方部位B2であるサドルポスト部B4に連結されており、荷台4に後方移動するような負荷がかかると、サドル側連結部材6の後部が下がるように、即ち、前記下向き傾斜の角度が小さくなるような変形が生じる。
このサドル側連結部材6が後方へ引っ張られるとき、前記牽制具Aに弛みがあっても、また、緊締状態が緩くても、幼児用座席座部8aの前部及び/又は荷台4の前部と自転車フレームB1の荷台前方部位B2又はサドルポスト部B4に支持されたサドル7との間の距離が長くなって、牽制具Aが緊締状態となり、この緊締状態の牽制具Aがサドル側連結部材6にかかる負荷の一部を担持して、サドル側連結部材6の負荷を軽減する。
前記牽制具Aの緊締状態は、長さ調整手段13で幼児用座席座部8aの前部及び/又は荷台4の前部と自転車フレームB1の荷台前方部位B2との間における牽制具A自身の長さを調整することにより実施することができ、牽制具Aの装着状態の調整で緊締状態を最適にしておける。
本考案によれば、牽制具によって荷台の後方移動を規制することにより、サドル側連結部材にかかる負荷を軽減できる。
本考案の第1実施形態を示す全体側面図である。 同牽制具装着状態の要部の斜視図である。 同牽制具装着前状態の要部の斜視図である。 第2実施形態を示す要部の分解斜視図である。 第3実施形態を示す牽制具装着前状態の斜視図である。 第4実施形態を示す要部の斜視図である。 同第4実施形態の牽制具装着前状態の斜視図である。 第5実施形態を示す分解斜視図である。 同第5実施形態の牽制具の分解斜視図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、自転車2は、自転車フレームB1、前輪、後輪3、ハンドル、サドル7、ペダル及びスタンド等を備えており、自転車フレームB1は上パイプB5、下パイプ、立パイプB6、チェーンステーB7、バックホークB8等を有している。
前記チェーンステーB7の後部にバックホークB8の後下部を連結して後輪軸支持部B3を形成し、立パイプB6の上部にバックホークB8の前上部を連結し、この立パイプB6の上部にサドルポスト部B4を形成している。
前記サドル7はサドル本体7aの下部にサドル支柱7bを固定しており、前記サドルポスト部B4に高さ調整自在に挿入されている。
この自転車2に装備される幼児用座席装置1は、自転車2の後輪3の上方に配置した荷台4と、この荷台4の後部と自転車フレームB1の後輪軸支持部B3とを連結したキャリア足5と、前記荷台4の前部と自転車フレームB1の荷台前方部位B2とを連結したサドル側連結部材6とを設けており、その自転車2の荷台4の上部に幼児用座席8の座部8aを載置固定している。
前記荷台4は、詳細には図示していないが、棒材を矩形状にして外枠を形成し、その外枠内に縦横の棒材を配置して形成されている。
前記キャリア足5は棒材又はパイプ材で左右一対形成し、左右キャリア足5の上端を荷台4の外枠に溶着又は固着し、その下端を後輪軸支持部B3にボルト締結されている。このキャリア足5の上端は荷台4の前後方向中途部より後方側に連結されていて、後輪軸支持部B3から垂直姿勢より後ろに倒れた後傾姿勢に配置されている。
前記サドル側連結部材6は、荷台4の外枠を形成している棒材を前方へ延長して、又は別個の棒材の後端を外枠に溶着又は固着して左右一対が形成されており、その前端はサドルポスト部B4又はバックホークB8の前上部等の自転車フレームB1の荷台前方部位B2にボルト等の締結手段を介して締結されており、サドルポスト部B4又はバックホークB8の前上部が荷台4より低位に位置することにより、サドル側連結部材6は後部から前部へ前下向きに傾斜している。
左右キャリア足5の下端及びサドル側連結部材6の前端は、自転車フレームB1に対してボルト締結されており、従って、荷台4は自転車2の自転車フレームB1に着脱自在である。
幼児用座席8は、幼児が座る座部8aと背もたれ部8bとが樹脂等で一体形成されており、座部8aの前部には手摺り8cが設けられている。この幼児用座席8は、図示していないが、座部8aの下部に連結装置を備えており、前記荷台4上に座部8aを載置した状態で荷台4に対して着脱自在に固定できるようになっている。
図1〜3において、自転車の幼児用座席装置1の第1実施形態を示している。
幼児を座らせる座部8aの前部に、その前面部と上面部との間を連通させるようにして挿通孔8dが形成されており、この挿通孔8dによって前面部と上面部との間の稜線部分に横桟状の取付部8eが設けられている。この取付部8e(横桟状の部分)で折り返すようにして牽制具A1の紐部材9が取り付けられている。
この牽制具A1の紐部材9は、自転車フレームB1の荷台前方部位B2又はサドルポスト部B4に支持されたサドル7、特に、サドル支柱7bに巻き掛けられており、荷台前方部位B2又はサドル7に対して荷台4が後方へ移動するのを規制し、サドル側連結部材6にかかる後方引っ張り負荷を軽減できるようにしている。
サドル側連結部材6は後部が前部を中心に後下方へ移動するような繰り返し荷重を受け、サドルポスト部B4との連結部を損傷することがあるが、前記紐部材9によって負荷が軽減されることにより、損傷が減少し、耐久性が向上する。
前記紐部材9を取り付ける取付部8eは、座部8aを上下に貫通してもよく、また、荷台4の前部に形成したり、座部8aの前部及び荷台4の前部の両方に共通するように形成したりしてもよい。
前記牽制具A1は、紐部材9と、この紐部材9の両端を着脱自在に連結する連結手段14と、紐部材9の長手方向中途部に設けられていてその両端間長さを調整する長さ調整手段13とを有している。
紐部材9は、軽量で可撓性を有する布、皮等から形成され、耐水性や耐候性、耐久性及び引張強度に優れた材質であることが好ましく。例えば、樹脂系繊維を編み込んで細帯状に形成されたもの(バッグ類の肩紐などに多用されているもの)などを採用することができる。
連結手段14は、紐部材9の一端に雄部材14aを連結し、他端に雌部材14bを連結し、これらを雌雄結合することにより連結できるようにしたものである。
長さ調整手段13は、紐部材9の中途部を折り返してバックル13aに摩擦固定し、折り返し長さを変更することにより両端間長さを調整するようにしたものである。
牽制具A1はバックル付きベルトのように、ベルトの孔にバックルのピンを挿入して固定したりする構造のものを使用して、長さ調整手段13と連結手段14とを兼務させる構造にしてもよい。
前記牽制具A1は、紐部材9を挿通孔8dに挿通して取付部8eに掛けたあとに、荷台前方部位B2又はサドルポスト部B4に巻き掛け(1巻き又は複数回巻き付けてもよい。)、連結手段14で両端を連結する。この状態で牽制具A1が緊締状態であることが好ましいが、緩んでいたら長さ調整手段13で緊締状態にする。
また、牽制具A1は緩んでいても、荷台4が後方へ移動してサドル側連結部材6に後方引っ張り負荷が加わったときに緊締状態になればよい。
しかし、牽制具A1は引っ張り力を受けると若干伸びが予想されるので、装着状態で荷台前方部位B2又はサドルポスト部B4に対して動かなく、緊締状態になっていることが好ましい。
また、サドル7のサドル支柱7bは図1に示すように後傾姿勢であるので、牽制具Aの紐部材9をサドル支柱7bに巻き掛けると、サドル本体7aと連結されたサドル支柱7bの上端まで移動して巻き掛け位置が安定するので、紐部材9をこの位置に配置して緊締状態にすることが好ましい。
図4に示す第2実施形態において、牽制具A2は、幼児用座席座部8aの前部(及び/又は荷台4の前部)に一端が連結された第1紐部材9aと、サドル7(又は荷台前方部位B2)に一端が連結された第2紐部材9bと、前記第1紐部材9aの他端と第2紐部材9bの他端とを着脱自在に連結する連結手段14とを有している。
第1紐部材9aは一端が座部8aの取付部8eにネジ又はリベット等の留め具25を介して連結され、他端に連結手段14の雄部材14aが連結され、中途部に長さ調整手段13が設けられている。
第2紐部材9bは一端にサドル7のサドル支柱7b(又はサドルポスト部B4)に嵌合する嵌合部材24が設けられ、他端に連結手段14の雌部材14bが連結されている。前記嵌合部材24は樹脂又は金属でリング形状に形成されている。なお、嵌合部材24を連結するのに代えて、第2紐部材9bの一端自体をリング形状に形成してもよい。
この牽制具A2は、第1紐部材9aを座部8aの前部に連結し、第2紐部材9bをサドル支柱7bに連結し、雌雄部材14a、14bを結合することにより、荷台前方部位B2又はサドル7に対して荷台4が後方へ移動するのを規制し、サドル側連結部材6にかかる後方引っ張り負荷を軽減する。
図5に示す第3実施形態において、牽制具A3は、サドル7のサドル支柱7b(又は荷台前方部位B2)に巻き掛けられていて一端が幼児用座席座部8aの前部(及び/又は荷台4の前部)に連結された紐部材9と、この紐部材9の他端に設けられていて幼児用座席座部8aの前部(又は荷台4の前部)に形成した係止部8fに係合される係合部材15と、紐部材9の長さ調整手段13とを有している。
幼児用座席8の座部8aの前部には、挿通孔8dを形成することにより形成されていて紐部材9の端部を留め具25を介して取り付け可能な取付部8eと、同じく挿通孔8dを形成することにより形成されていてフック形状の係合部材15を係脱自在に係合する係止部8fが形成されている。
この牽制具A3は、座部8aの前部に連結された紐部材9をサドル支柱7b(又は荷台前方部位B2)に巻き付け、係合部材15を係止部8fに係合し、長さ調整手段13で紐部材9の長さを調整して緊締状態にすることにより、荷台前方部位B2又はサドル7に対して荷台4が後方へ移動するのを規制し、サドル側連結部材6にかかる後方引っ張り負荷を軽減する。
前記紐部材9を荷台4の前部に連結する場合は、荷台4の外枠の前部に紐部材9の一端を巻き付けるとともに、係合部材15を係合するように構成すればよい。
図6、7に示す第4実施形態において、牽制具A4は、サドル7のサドル支柱7b(又は荷台前方部位B2)に巻き掛けられる紐部材9で形成され、幼児用座席8の座部8aの前部には調整ロック部17が形成されている。
この調整ロック部17は、幼児用座席8の座部8aの前部の上下角部に紐部材9を挿通可能な挿通孔8dを形成して、上下取付部8eを形成し、サドル支柱7bに巻き付けた紐部材9の両端を上下挿通孔8dにジグザグに通して、高摩擦抵抗で紐部材9を係止するように構成されている。
前記調整ロック部17は、紐部材9の係止位置を変更することにより、座部8aからサドル支柱7bまでの紐部材9長さが調整可能可能であり、長さ調整手段13と連結手段14とを兼務している。この調整ロック部17は荷台4の前部に形成してもよい。
前記牽制具A4は、サドル支柱7b(又は荷台前方部位B2)に巻き付けた紐部材9を、座部8aの前部(及び/又は荷台4の前部)の調整ロック部17に係止位置調整自在に係止して緊締状態にすることにより、荷台前方部位B2又はサドル7に対して荷台4が後方へ移動するのを規制し、サドル側連結部材6にかかる後方引っ張り負荷を軽減する。
図8、9に示す第5実施形態において、牽制具A5は、サドル7のサドル支柱7b(又は荷台前方部位B2)に巻き掛けられる紐部材9で形成され、幼児用座席8の座部8aの前部には、前記紐部材9の一端を連結しかつ中途部を巻き掛け可能な連結体18が設けられている。
前記紐部材9には調整ロック具19が設けられていて、連結体18とサドル支柱7b(又は荷台前方部位B2)とに巻き掛けた状態でそれらの間における紐部材9自身の長さを調整して紐部材9の他端を中途部に固定している。
前記連結体18は金属製又は樹脂製の帯板に複数のボルト貫通孔を形成しており、座部8aの底面にボルト締結されている。この連結体18は荷台4の前部にボルト締結してもよい。また、連結体18は荷台4の下面に配置して、連結体18と座部8aとで荷台4を挟持し、座部8aを荷台4に取り付ける金具としてもよい。
紐部材9は、その一端が環状に形成されていて連結体18に嵌合されており、連結体18から前方に伸ばして中途部をサドル支柱7bに巻き付け、そしてさらに連結体18に巻き掛けた後に、他端を前記中途部に調整ロック具19を介して固定している。
前記牽制具A5は、連結体18とサドル支柱7b(又は荷台前方部位B2)とに巻き付けた紐部材9を、調整ロック具19で固定位置調整自在に固定して緊締状態にすることにより、荷台前方部位B2又はサドル7に対して荷台4が後方へ移動するのを規制し、サドル側連結部材6にかかる後方引っ張り負荷を軽減する。
前記紐部材9を荷台4の前部に連結する場合は、荷台4の外枠の前部に紐部材9の一端を巻き付け固定するとともに、中途部を巻き掛けるように構成すればよい。
なお、本考案は前記実施形態における各部材の形状及びそれぞれの前後・左右・上下の位置関係は、図1〜9に示すように構成することが最良である。しかし、前記実施形態に限定されるものではなく、部材、構成を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
例えば、牽制具Aの紐部材9には、ワイヤロープや金属線材、鎖、PPベルト、その他を採用することも可能である。
牽制具Aを連結する自転車フレームB1の荷台前方部位B2は、サドルポスト部B4、サドル支柱7b等があるが、それらや上パイプB5の後端、バックホークB8の前端、サドル本体7aの下部等に牽制具Aを連結する金具を設けたりしてもよい。
紐部材9は座部8aの前部だけでなく荷台4の前部にも連結でき、その両方にも連結できるが、座部8aの前部にだけ連結しておいて、牽制具Aを幼児用座席8に付属の1部品として取り扱うようにすることが好ましい。
1 幼児用座席装置
2 自転車
3 後輪
4 荷台
5 キャリア足
6 サドル側連結部材
7 サドル
7a サドル本体
7b サドル支柱
8 幼児用座席
8a 座部
8e 取付部
8f 係止部
9 紐部材
13 長さ調整手段
14 連結手段
15 係合部材
17 調整ロック部
18 連結体
19 調整ロック具
A 牽制具
B1 自転車フレーム
B2 荷台前方部位
B3 後輪軸支持部
B4 サドルポスト部

Claims (8)

  1. 後輪(3)の上方に配置した荷台(4)と、この荷台(4)の後部と自転車フレーム(B1)の後輪軸支持部(B3)とを連結した後傾姿勢のキャリア足(5)と、前記荷台(4)の前部と自転車フレーム(B1)の荷台前方部位とを連結したサドル側連結部材(6)と、前記荷台(4)の上部に座部(8a)を載置固定した幼児用座席(8)とを備えた自転車の幼児用座席装置であって、
    前記幼児用座席座部(8a)の前部及び/又は荷台(4)の前部と自転車フレーム(B1)の荷台前方部位(B2)又はサドルポスト部(B4)に支持されたサドル(7)との間に、前記荷台(4)の後方移動を規制する牽制具(A)を設けていることを特徴とする自転車の幼児用座席装置。
  2. 前記サドル側連結部材(6)を荷台(4)の前部から下向き傾斜して荷台前方部位(B2)に連結していることを特徴とする請求項1に記載の自転車の幼児用座席装置。
  3. 前記牽制具(A)は、幼児用座席座部(8a)の前部及び/又は荷台(4)の前部と自転車フレーム(B1)の荷台前方部位(B2)との間における牽制具(A)自身の長さを調整して緊締状態にする長さ調整手段(8e)を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車の幼児用座席装置。
  4. 前記牽制具(A)は、幼児用座席座部(8a)の前部及び/又は荷台(4)の前部に中途部が掛止された紐部材(9)と、この紐部材(9)を自転車フレーム(B1)の荷台前方部位(B2)又はサドル(7)に巻き掛けてその両端を着脱自在に連結する連結手段(14)とを有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自転車の幼児用座席装置。
  5. 前記牽制具(A)は、幼児用座席座部(8a)の前部及び/又は荷台(4)の前部に一端が連結された第1紐部材(9a)と、自転車フレーム(B1)の荷台前方部位(B2)又はサドル(7)に一端が連結された第2紐部材(9b)と、前記第1紐部材(9a)の他端と第2紐部材(9b)の他端とを着脱自在に連結する連結手段(14)とを有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の自転車の幼児用座席装置。
  6. 前記牽制具(A)は、自転車フレーム(B1)の荷台前方部位(B2)又はサドル(7)に巻き掛けられていて一端が幼児用座席座部(8a)の前部及び/又は荷台(4)の前部に連結された紐部材(9)と、この紐部材(9)の他端に設けられていて幼児用座席座部(8a)の前部及び/又は荷台(4)の前部に形成した係止部(8f)に係合される係合部材(15)とを有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自転車の幼児用座席装置。
  7. 前記牽制具(A)は、自転車フレーム(B1)の荷台前方部位(B2)又はサドル(7)に巻き掛けられる紐部材(9)で形成され、幼児用座席座部(8a)の前部及び/又は荷台(4)の前部には、前記紐部材(9)の両端を通して係止位置調整可能に係止する調整ロック部(9)が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車の幼児用座席装置。
  8. 前記牽制具(A)は、自転車フレーム(B1)の荷台前方部位(B2)又はサドル(7)に巻き掛けられる紐部材(9)で形成され、幼児用座席座部(8a)の前部及び/又は荷台(4)の前部には、前記紐部材(9)の一端を連結しかつ中途部を巻き掛け可能な連結体(18)が設けられ、前記紐部材(9)には、前記連結体(18)と自転車フレーム(B1)の荷台前方部位(B2)又はサドル(7)とに巻き掛けた状態でそれらの間における紐部材(9)自身の長さを調整して前記紐部材(9)の他端を中途部に固定する調整ロック具(19)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車の幼児用座席装置。
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