JP5584035B2 - 育児器具の座席構造および自動車用チャイルドシート - Google Patents

育児器具の座席構造および自動車用チャイルドシート Download PDF

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Description

本発明は、自動車用チャイルドシートや乳母車など、乳幼児が着座する育児器具の座席構造に関する。
自動車用チャイルドシートは、乗用車内における乳幼児の安全性を確保する車両用子供用座席としての他、リクライニング機能や回転機能やベッド機能など、乳幼児の乗り心地性能の向上が図られている。かかるチャイルドシートは、車両の座席に載せられるベース部と、ベース部に支持されて乳幼児が着座するシート部と、乳幼児の身体に掛け渡される拘束ベルトを備えることが一般的であり、例えば、特開2005−162151号公報(特許文献1)に記載のごときものが知られている。
特許文献1に記載のチャイルドシートは、拘束ベルトとして、左右一対の肩および腰ベルトと、シート部の座面の中央部から突出して延びる股ベルトとを備える。そして股ベルトは乳幼児の両脚の太腿部の間を通って上方へ延び、股ベルトの先端のバックルに肩および腰ベルトを固定して、乳幼児を5点拘束する。これにより、乳幼児の骨盤が左右の腰ベルトに拘束される。
ところで、特許文献1のチャイルドシートにあっては、シート部の背もたれ面がリクライニング調整可能である。このため、リクライニング調整の前後で、拘束ベルトがきつくなって乳幼児を圧迫したり、逆に拘束ベルトが緩くなって乳幼児の身体を適切に保護できなくなる不都合を解決するべく、肩ベルトの上端部が背もたれ面を貫通し、背もたれ部の裏面で調整ベルトと接続する。調整ベルトは、ベース部に沿って下方へ延び、次に前方に向きを変えて延び、調整ベルトの前端部が座面の前端に達している。乳幼児の保護者は、調整ベルトの引き出し長を調整することにより、拘束ベルトの張り具合を適切なものに調整することができる。
これに対し、股ベルトは、シート部の座面を貫通して上下方向に延び、股ベルトの下端部が座面よりも下方に位置する部材に接続される。
また、特開2003−226178号公報(特許文献2)には、肩ベルトの上端側が背もたれ部を貫通し、背もたれ部の裏面および座部の下面に沿ってさらに延び、その先端が座部の前端から引き出される。乳幼児の保護者は、この引き出し長を調整することにより、肩ベルトの張り具合を適切なものに調整することができる。
また、特開平10−250426号公報(特許文献3)および特開2003−72435号公報(特許文献4)には背もたれ面が後傾してベッド状態になる座席構造が開示されている。これらの文献では、椅子状態では座面の後方側が前方側よりも低くなるよう傾斜しており、乳幼児が深く腰かけるようにされる。この一方でベッド状態では、座面が略水平になるまで上昇し、背もたれ面とともに略水平なベッド空間を提供する。
特開2005−162151号公報 特開2003−226178号公報 特開平10−250426号公報 特開2003−72435号公報
特許文献1に記載のチャイルドシートの座席にあっては、座部よりも下方で、股ベルトの下端がベース部の中央部に連結することから、調整ベルトが股ベルトの下端部と干渉しないよう、調整ベルトの迂回経路を設ける必要があり、構造が複雑になるという問題があった。つまり、図4に示すように、座部Aよりも下方で左右方向に延びるシャフトBあるいはブラケットを架設し、シャフトBに股ベルトCの下端を連結し、股ベルトCが座部Aの中央部を貫通し、股ベルトCの上端に設けられたバックルDを介して、左右の肩および腰ベルトEを取り外し可能に連結する従来の構成にあっては、背もたれ部Fの裏面と座部Aの下面を通る調整ベルトGが、股ベルトCと干渉しないよう迂回させる手段Hが必要であった。
また、特許文献1に開示される従来の股ベルトの構成を、特許文献3および4に開示された座席に適用するとすれば、新たな不都合が生じることを本発明者は見出した。つまり、図4に示すように、破線のベッド状態において座部Aから上方へ突出する股ベルトBの突出高さLbが適切であっても、実線の椅子状態において股ベルトBの突出高さLcが高すぎてしまうという問題である。このため、椅子状態では、左右の腰ベルトが幼児の骨盤を拘束することができない。そうすると、自動車用チャイルドシートとして幼児の適正な拘束を実現することができない。換言すれば、たとえ突出高さLcが適切であっても今度は突出高さLbが低すぎてしまうという問題が生じる。
さらに、上記従来のようなチャイルドシートにあっては、拘束ベルトに作用する衝撃が股ベルトCの下端に集中してしまう。このため、安全上更なる改善が望まれる。
本発明の1の目的は、上述の実情に鑑み、簡易な構造であって、調整ベルトと股ベルトとの干渉を避けることができる技術を提供することである。
本発明の他の目的は、背もたれ部のリクライニング調整に応じて座部が上下方向に連動する育児器具の場合に、股ベルトの突出高さが変化してしまうという不都合を解消することができる技術を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、股ベルトの下端部に衝撃荷重が集中することを回避し、安全性能を高めることができる技術を提供することである。
この目的のため本発明による育児器具の座席構造は、座部および背もたれ部を有する座席本体と、座席本体を支持する座席ベースと、座席本体に着座した乳幼児の身体を拘束する拘束ベルト装置とを備える。そして、拘束ベルト装置は、座部を上下方向に貫通して延びる股ベルトと、股ベルトの上端に取り付けられたバックル要素とを含む。股ベルトは、バックル要素に接続される中央部分と、中央部分から左右に分岐し、その先端部が座席ベースの左右側部に連結される一対の分岐部分とを含む。
かかる本発明によれば、座部を貫通する股ベルトが座部よりも下方で左右に分岐して延び、左側先端が座席ベースの左側部と連結し、右側先端が座席ベースの右側部と連結することから、左側の分岐部と右側の分岐部との間に空間を確保することが可能となり、簡易な構造で調整ベルトと股ベルトとの干渉を避けることができる。また、背もたれ部のリクライニング調整に応じて座部が上下方向に連動する場合に、座部から上方へ突出する股ベルト部分が座部とともに上下移動する。したがって、股ベルトの突出高さが変化してしまうという不都合を解消することが可能となり、リクライニング調節する場合であっても股ベルトを含む拘束ベルト装置が乳幼児の骨盤を常時拘束することができる。さらに、股ベルトの下端にかかる衝撃を左右に分散することが可能となり、安全性能が向上する。
股ベルトは、下端側が分岐するものであればよく、分岐点の位置は特に限定されるものではない。例えば股ベルトは長手方向途中位置で分岐し、上端から当該途中位置までの領域が束ねられるものであってもよい。あるいは股ベルトは、上端のバックル要素から二股に分岐する。
座席ベースの形状は特に限定されず、また座席ベースの側部と股ベルトの先端部との接続箇所は特に限定されないが、好ましい実施形態として、座席ベースは、座部の下に位置する底壁部と、底壁部の左右端部から上方に立ち上がって延びる一対の側壁部とを含み、股ベルトの一対の分岐部分の先端部は、一対の側壁部に連結される。
本発明は拘束ベルト装置が股ベルトおよび一対のベルトを含む3点拘束式であってもよいし、股ベルトおよび一対のベルト(肩ベルトおよび腰ベルト)を含む5点拘束式であってもよいし、肩ベルトの張りは調整されるものでなくてもよいが、好ましい実施形態として、拘束ベルト装置は、バックル要素に取り外し可能に連結される一対の肩ベルトと、肩ベルトの張りを調整するために一端が一対の肩ベルトに接続され、他端が背もたれ部の背面および座部の裏面に沿って延びて座部の前方領域にまで導かれる調整ベルトと、座部の前方領域で前記調整ベルトの位置を固定するロック機構とを備える
本発明の背もたれ部はリクライニング調整不可能に固定されてもよいしリクライニング調整可能であってもよいが、好ましい実施形態として、背もたれ部は、後傾可能に設けられており、座部は、背もたれ部の後傾動作に応じて座面高さが高くなるように設けられており、座部の高さの変化にかかわらず座部の座面から上方に突出する股ベルトの突出高さがほぼ一定となるように、股ベルトの一対の分岐部分は、座部の裏面に接触して延びている。
リクライニング調整角度の範囲は特に限定されないが、好ましい実施形態として、背もたれ部はほぼ水平の位置まで後傾可能である。
本発明の座席構造は、乳母車、屋内用椅子およびベッド等の育児器具に適用可能である。好ましい実施形態として、本発明の座席構造の備える自動車用チャイルドシートが挙げられる。
このように本発明の股ベルトは、座部を上下方向に貫通して延び、バックル要素に接続される中央部分と、中央部分から左右に分岐し、その先端部が座席ベースの左右側部に連結される一対の分岐部分とを含むことから、座部よりも下方に調整ベルトを通す場合に調整ベルトと股ベルトとの干渉を避けることができる。また、背もたれ部のリクライニング調整に応じて座部が上下方向に連動する育児器具の場合に、股ベルトの突出高さが変化してしまうという不都合を解消することができる。また、股ベルトの衝撃荷重を分散させることが可能となり、安全性能を高めることができる。
本発明の一実施例になる育児器具の座席構造を模式的に示す縦断面図である。 同実施例の座席構造を模式的に示す横断面図であり、座部が最も下方位置にされた状態を示す。 同実施例の座席構造を模式的に示す横断面図であり、座部が最も上方位置にされた状態を示す。 従来例の座席構造を模式的に示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例になる育児器具の座席構造を備える座席を模式的に示す縦断面図である。図2は、同実施例の座席構造を模式的に示す横断面図であり、座部が最も下方位置にされた状態を示す。図3は、同実施例の座席構造を模式的に示す横断面図であり、座部が最も上方位置にされた状態を示す。本発明の座席構造は、乳幼児が着座する座席本体61と、座席本体61を支持する座席ベース64とを備える。
座席本体61は、略水平方向に広がり着座者である乳幼児の臀部を支持する座部62と、座部の後端部から上方へ延びて乳幼児の背中を支持する背もたれ部63とを有する。座部62の上側になる座面および背もたれ部63の表面になる背もたれ面にはクッション材が設けられており、着座する乳幼児に快適な乗り心地を提供する。背もたれ部63はリクライニング調整が可能であり、二点鎖線で表されるように略水平まで傾斜させてベッド状態にすることもできる。
実線で表される椅子状態で背もたれ部63は座部62の後端部から立ち上がり、座部62はその後端部が前端部よりも下方に位置するよう傾斜する。これにより乳幼児は座席本体61に深く腰掛けることができる。これに対し二点鎖線で表されるベッド状態では、背もたれ部63がその下端を中心として後傾するとともに、座部62の後端部が上昇する。背もたれ部63の下端部は座部62の後端部と相対回動可能に連結する。これによりリクライニング調整すると、背もたれ部63の傾斜角度に応じて座部62の傾斜角度も変化する。具体的には、背もたれ部63を後方に倒せば座部62の後端部が上昇する。反対に背もたれ部63を前方に起こせば座部62の後端部が下降する。
このように座部62は上下方向に移動調整されるところ、座部62の座面から上方へ突出する股ベルト21も座部62の上下移動位置に連動して上下移動する。この点についてはあとで詳しく説明する。
座部62の座面および背もたれ部63の背もたれ面には、座席本体61に着座した乳幼児の身体を拘束する拘束ベルト装置66が接続する。拘束ベルト装置66は、背もたれ部63の背もたれ面から座部62の座面まで延びる一対の左ベルト67および右ベルト68と、座部62の座面から突出して延びる股ベルト21と、股ベルト21の上端に取り付けられてこれらベルト67,68と着脱可能に連結するバックル要素70とを有する。
前方に背を向け後方の座席本体61に向かって左側に位置する左ベルト67は、背もたれ部63の背もたれ面から引き出されて下方へ延び、その下端が座部62または座席ベース64の左側部と接続する。左ベルト67の上下方向中央領域の一点にはバックル要素70と連結および取り外し可能な留め具が設けられる。乳幼児を座席本体61に着座させてかかる留め具をバックル要素70に差し込むと、左ベルト67はバックル要素70を介して乳幼児の腹部近傍で股ベルト21と連結する。かくして左ベルト67は、かかる連結箇所よりも上側(肩ベルト部分)で乳幼児の右肩部を拘束し、かかる連結箇所よりも下側(腰ベルト部分)で乳幼児の右腰部を拘束する。
同様に、前方に背を向け後方の座席本体61に向かって右側に位置する右ベルト68も、背もたれ部63の背もたれ面から引き出されて下方へ延び、その下端が座部62または座席ベース64の右側部と接続する。右ベルト68の上下方向中央領域の一点にはバックル要素70と連結および取り外し可能な留め具が設けられる。乳幼児を座席本体61に着座させてかかる留め具をバックル要素70に差し込むと、右ベルト68はバックル要素70を介して乳幼児の腹部近傍で股ベルト21と連結する。かくして右ベルト68は、かかる連結箇所よりも上側(肩ベルト部分)で乳幼児の左肩部を拘束し、かかる連結箇所よりも下側(腰ベルト部分)で乳幼児の左腰部を拘束する。
したがって、左右ベルト67,68における留め具よりも上側の領域は一対の肩ベルトを構成し、留め具よりも下側の領域は一対の腰ベルトを構成する。なお図面の煩雑さを避けるため、図1では左右のベルト67,68の腰ベルト部分が股ベルト21と重なって表され、左右のベルト67,68の肩ベルト部分が重なって表される。そして股ベルト21は乳幼児の両脚太腿の間を通る。これにより乳幼児は、左の肩ベルト、右の腰ベルト、左の腰ベルト、右の腰ベルト、および股ベルト21で5点拘束される。
左ベルト67の上端部および右ベルト68の上端部は、背もたれ部63に設けられた左右1対の貫通孔25を貫通し、背もたれ部63の裏面側で共通する調整ベルト23の上端と接続する。調整ベルト23は、座席本体61の左右方向中央で、背もたれ部63の裏面に沿って延び、さらに座部62と座席ベース64との間を通り、下端が座席ベース64の前端よりも前方へ引き出される。調整ベルト23の引き出し長さを調整することにより、左右ベルト67,68の張りを好適に調整することができる。なお調整ベルト23は、座席ベース64とのロック機構42によって通常において移動不能に固定されているため、乳幼児の着座中に左右ベルト67,68が緩むことはない。
座席ベース64は、座部62の下に位置する底壁部64cと、底壁部64cの左右端部から上方に立ち上がって延びる一対の側壁部64a,64bとを含む。そしてこれら側壁部64a,64bの間に座部62および背もたれ部63を支持する。
なお図には示さないが本実施例の座席を自動車用チャイルドシートに適用する場合、底壁部64cの下面側に円形状の台座を形成し、この台座をベース部材で支持する。図示しないベース部材は、座席ベース底壁部64cの円形台座を受け入れる基部および基部の後端から立ち上がる後壁部と有することから、左右方向外側から見てL字状に形成され、座席ベース64を相対回動可能に支持する。したがって座席本体61および座席ベース64は鉛直方向に延びる軸を中心として回動することができる。ベース部材は車両用座席に載せられる。
ベース部材には、図示しないチャイルドシート用ベルト固定具が設けられる。車両のシートベルトをベース部材に掛け渡し、チャイルドシート用ベルト固定具で車両のシートベルトを挟み込んで固定することにより、自動車用チャイルドシートは車両用座席に取り付け固定される。
股ベルト21は、中央部分および一対の分岐部分を含む。図2および図3を参照して、股ベルト21は、座部62の中央部に設けられた貫通孔62hを貫通し、座部62よりも上方へ突出する中央部分がバックル要素70に接続され、中央部分の下側から連続する分岐部分が座部62よりも下方で分岐して左右に延びる。分岐部分のうち向かって左側へ延びる股ベルト21の分岐ベルト21aは、その先端部が左側壁部64aに連結される。また、分岐部分のうち向かって右側へ延びる股ベルト21の分岐ベルト21bは、その先端部が右側壁部64bに連結される。
特に本実施例の股ベルト21は、上端でバックル要素70を有し、バックル要素70から分岐ベルト21a,21bが二股に分岐する。なお、図示はしなかったが、分岐ベルト21a,21bの上端側が相互に縫着されて、分離不能な所定長さの中央部分を形成してもよく、あるいはスリーブなどの所定長さの筒状部材に通されて相互にまとめられていてもよい。この場合のスリーブは座部62に支持されて、座部62よりも下方に容易に抜け落ちることがない。
図2および図3に示すように、股ベルトの構成要素である分岐ベルト21aの先端部および分岐ベルト21bの先端部は、これら側壁部64a,64bの上下方向中央領域とそれぞれ接続する。なお、図示はしなかったが、股ベルト21の左右端を側壁部64a,64bの下端部にそれぞれ接続してもよい。調整ベルト23は、股ベルト21の一対の分岐部分の間を通る。なお、図2および図3では、分岐ベルト21a,21bが調整ベルト23よりも上方で左右方向に分岐しているが、分岐ベルト21a,21bの高さは変化するのであって、調整ベルト23が股ベルト21の一対の分岐部分の間を通ることには変わりないと理解されたい。
座部を上下方向に移動調節する場合における股ベルトの突出高さについて説明する。本実施例によれば、股ベルト21が座部62を貫通し、座部62よりも上方へ突出する上端で左右ベルト67,68と着脱可能に連結し、座部62よりも下方で分岐して左右に延び、向かって左側の分岐ベルト21aの先端部が左側壁部64aと連結し、向かって右側の分岐ベルト21bの先端部が右側壁部64bと接続する。したがって、調整ベルト23を座部62よりも下方で前後方向に通しても、調整ベルト23が股ベルト21に干渉することがない。この結果、調整ベルト23を迂回させる手段を必要とせず、座席ベース64の構造を単純にすることができる。したがって本実施例によれば、簡易な構造であって、調整ベルト23と股ベルト21との干渉を避けることができる。
また本実施例によれば、座部62が上方へ移動調節されると股ベルト21の上端部も上方へ移動することが可能である。反対に、座部62が下方へ移動調節されると股ベルト21の上端部も下方へ移動することが可能である。具体的には、図3に示す座部62が下方へ移動する場合、分岐ベルト21a,21bを下方に押し下げることから、股ベルト21が座部62に連動して上下移動するのである。したがって図2および図3を比較して、座部62の上下方向位置にかかわらず、座部62の座面から突出する股ベルト21の突出高さがあまり変わらない。この結果、座部62を上方位置に調節する場合に股ベルトの突出高さが小さくなって拘束ベルト66が乳幼児の骨盤を拘束し難いという従来の不都合を解消することができる。同様に、座部62を下方位置に調節する場合に股ベルトの突出高さが大きくなって乳幼児の骨盤を拘束し難いという従来の不都合を解消することができる。
また本実施例によれば、股ベルト21が分岐ベルト21a,21bを含むことから、股ベルト21の下端部に衝撃荷重が集中することを回避し、安全性能を高めることができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明になる座席構造は、自動車用チャイルドシート、乳母車、室内用育児椅子およびベッドなどの育児器具において有利に利用される。
21 股ベルト、23 調整ベルト、51 チャイルドシート、61 シート本体、62 座部、63 背もたれ部、64 座席ベース、64a 左側壁部、64b 右側壁部、66 拘束ベルト、67 左ベルト(肩ベルトおよび腰ベルト)、68 右ベルト(肩ベルトおよび腰ベルト)、70 バックル要素。

Claims (6)

  1. 座部および背もたれ部を有する座席本体と、
    前記座席本体を支持する座席ベースと、
    前記座席本体に着座した乳幼児の身体を拘束する拘束ベルト装置とを備え、
    前記拘束ベルト装置は、前記座部を上下方向に貫通して延びる股ベルトと、前記股ベルトの上端に取り付けられたバックル要素とを含み、
    前記股ベルトは、前記バックル要素に接続される中央部分と、前記中央部分から左右に分岐し、その先端部が前記座席ベースの左右側部に連結される一対の分岐部分とを含む、育児器具の座席構造。
  2. 前記座席ベースは、前記座部の下に位置する底壁部と、前記底壁部の左右端部から上方に立ち上がって延びる一対の側壁部とを含み、
    前記股ベルトの一対の分岐部分の先端部は、前記一対の側壁部に連結される、請求項1に記載の育児器具の座席構造。
  3. 前記拘束ベルト装置は、前記バックル要素に取り外し可能に連結される一対の肩ベルトと、前記肩ベルトの張りを調整するために一端が前記一対の肩ベルトに接続され、他端が前記背もたれ部の背面および前記座部の裏面に沿って延びて前記座部の前方領域にまで導かれる調整ベルトと、前記座部の前方領域で前記調整ベルトの位置を固定するロック機構とを備える、請求項1または2に記載の育児器具の座席構造。
  4. 前記背もたれ部は、後傾可能に設けられており、
    前記座部は、前記背もたれ部の後傾動作に応じて座面高さが高くなるように設けられており、
    前記座部の高さの変化にかかわらず座部の座面から上方に突出する股ベルトの突出高さがほぼ一定となるように、前記股ベルトの一対の分岐部分は、前記座部の裏面に接触して延びている、請求項1〜3のいずれかに記載の育児器具の座席構造。
  5. 前記背もたれ部はほぼ水平の位置まで後傾可能である、請求項4に記載の育児器具の座席構造。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の座席構造を備える自動車用チャイルドシート。
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