JPH068764A - 子供用シート付き自動車用シート - Google Patents
子供用シート付き自動車用シートInfo
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- JPH068764A JPH068764A JP4170548A JP17054892A JPH068764A JP H068764 A JPH068764 A JP H068764A JP 4170548 A JP4170548 A JP 4170548A JP 17054892 A JP17054892 A JP 17054892A JP H068764 A JPH068764 A JP H068764A
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- JP
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- seat
- child
- buckle
- child seat
- buckle device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、着座する子供の体形などに
合わせてバックルの位置が選べ、かつ重量および部品コ
ストの軽減を図ることが可能な子供用シート付き自動車
シートを提供することにある。 【構成】 本発明の子供用シート付き自動車用シート
は、シートバック3に内蔵される子供用シート5を下端
部を中心にして回動自在に設け、この子供用シート5に
関連してバックル装置7を有する子供用シートベルト8
を取付けており、子供用シート5にバックル装置7のバ
ックル本体11を下方から挿通させる複数のスリット2
2a,22b,22cを所定の間隔を置いて設けるとと
もに、バックル装置7の基端部をシートクッション2側
に連結し、子供用シート5をほぼ水平な姿勢に配置した
状態でスリット22a,22b,22cのいずれかを選
択し、選択したスリットを介してバックル装置7のバッ
クル本体11を子供用シート5の上面側に配置してい
る。
合わせてバックルの位置が選べ、かつ重量および部品コ
ストの軽減を図ることが可能な子供用シート付き自動車
シートを提供することにある。 【構成】 本発明の子供用シート付き自動車用シート
は、シートバック3に内蔵される子供用シート5を下端
部を中心にして回動自在に設け、この子供用シート5に
関連してバックル装置7を有する子供用シートベルト8
を取付けており、子供用シート5にバックル装置7のバ
ックル本体11を下方から挿通させる複数のスリット2
2a,22b,22cを所定の間隔を置いて設けるとと
もに、バックル装置7の基端部をシートクッション2側
に連結し、子供用シート5をほぼ水平な姿勢に配置した
状態でスリット22a,22b,22cのいずれかを選
択し、選択したスリットを介してバックル装置7のバッ
クル本体11を子供用シート5の上面側に配置してい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回動式の子供用シート
を内蔵する子供用シート付き自動車用シートに関するも
のである。
を内蔵する子供用シート付き自動車用シートに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車の助手席などに幼児や学童等の子
供を同乗させて走行する場合、これら子供は身体サイズ
が小さいため、通常の大きさの自動車用シートでは安定
した着座姿勢をとることが困難であった。
供を同乗させて走行する場合、これら子供は身体サイズ
が小さいため、通常の大きさの自動車用シートでは安定
した着座姿勢をとることが困難であった。
【0003】そこで、従来より、図4〜図6に示すよう
な自動車用シート51のシートバック52には、シート
クッション53の上方位置に配置されるほぼ水平な姿勢
と、シートバック52に重なるほぼ垂直な姿勢との間を
回動する子供用シート54が設けられており、この子供
用シート54に子供を乗せることによって安定性良く着
座させるようにしている。しかして、子供用シート54
に着座した子供は、保護パッド55が設けられている子
供用シートベルト56の係止片57をバックル装置58
のバックル本体59と係合させることにより拘束される
ようになっている。
な自動車用シート51のシートバック52には、シート
クッション53の上方位置に配置されるほぼ水平な姿勢
と、シートバック52に重なるほぼ垂直な姿勢との間を
回動する子供用シート54が設けられており、この子供
用シート54に子供を乗せることによって安定性良く着
座させるようにしている。しかして、子供用シート54
に着座した子供は、保護パッド55が設けられている子
供用シートベルト56の係止片57をバックル装置58
のバックル本体59と係合させることにより拘束される
ようになっている。
【0004】このバックル装置58は、ベルト部60の
先端側に取付けられるバックル本体59と、ベルト部6
0の基端側に取付けられる取付片61とをそれぞれ備
え、この取付片61を子供用シートフレーム62のブラ
ケット63に取付けることによって子供用シート54に
連結固定されている。また、この子供用シートフレーム
62は、子供用シート54に内蔵されている。しかし
て、バックル装置58は、バックル本体59を子供用シ
ート54のスリット64から挿通させて子供用シート5
4の表面上に出るように構成されている。
先端側に取付けられるバックル本体59と、ベルト部6
0の基端側に取付けられる取付片61とをそれぞれ備
え、この取付片61を子供用シートフレーム62のブラ
ケット63に取付けることによって子供用シート54に
連結固定されている。また、この子供用シートフレーム
62は、子供用シート54に内蔵されている。しかし
て、バックル装置58は、バックル本体59を子供用シ
ート54のスリット64から挿通させて子供用シート5
4の表面上に出るように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の自動車用シート51にあっては、バックル装置58
のすべてが子供用シート54側に固定されているので、
バックル装置58側に入力される外部からの荷重が子供
用シート54に加わることになり、このため当該子供用
シート54の強度を高めなければならないという不都合
があった。また、バックル装置58のバックル本体59
は、子供用シート54に対して前後位置の調整が不可能
に構成されているので、子供の体形に合わせてバックル
本体59の位置を変えたくてもそれができず、子供を圧
迫したりあるいは適正な拘束性が得られないなど、多く
の欠点があった。
来の自動車用シート51にあっては、バックル装置58
のすべてが子供用シート54側に固定されているので、
バックル装置58側に入力される外部からの荷重が子供
用シート54に加わることになり、このため当該子供用
シート54の強度を高めなければならないという不都合
があった。また、バックル装置58のバックル本体59
は、子供用シート54に対して前後位置の調整が不可能
に構成されているので、子供の体形に合わせてバックル
本体59の位置を変えたくてもそれができず、子供を圧
迫したりあるいは適正な拘束性が得られないなど、多く
の欠点があった。
【0006】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、着座する子供の体形などに
合わせてバックル位置が選べ、かつ重量および部品コス
トの軽減を図ることが可能な子供用シート付き自動車用
シートを提供することにある。
ものであって、その目的は、着座する子供の体形などに
合わせてバックル位置が選べ、かつ重量および部品コス
トの軽減を図ることが可能な子供用シート付き自動車用
シートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、シートバックに内蔵される子供用
シートを下端部を中心にして回動自在に設け、この子供
用シートに関連してバックル装置を有する子供用シート
ベルトを取付けてなる子供用シート付き自動車用シート
において、前記子供用シートに前記バックル装置のバッ
クル本体を下方から挿通させる複数のスリットを所定の
間隔を置いて設けるとともに、前記バックル装置の基端
部をシートクッション又は車体側に連結し、前記子供用
シートをほぼ水平な姿勢に配置した状態で前記スリット
を選択し、該スリットを介して前記バックル装置のバッ
クル本体を前記子供用シートの上面側に配置している。
題を解決するために、シートバックに内蔵される子供用
シートを下端部を中心にして回動自在に設け、この子供
用シートに関連してバックル装置を有する子供用シート
ベルトを取付けてなる子供用シート付き自動車用シート
において、前記子供用シートに前記バックル装置のバッ
クル本体を下方から挿通させる複数のスリットを所定の
間隔を置いて設けるとともに、前記バックル装置の基端
部をシートクッション又は車体側に連結し、前記子供用
シートをほぼ水平な姿勢に配置した状態で前記スリット
を選択し、該スリットを介して前記バックル装置のバッ
クル本体を前記子供用シートの上面側に配置している。
【0008】
【作 用】本発明に係る子供用シート付き自動車用シー
トでは、シートバックに内蔵される回動式の子供用シー
トに、バックル装置のバックル本体を下方から挿通させ
る複数のスリットを所定の間隔を置いて設けるととも
に、前記バックル装置の基端部をシートクッション又は
車体側に連結し、前記子供用シートをほぼ水平な姿勢に
配置した状態で前記スリットを選択し、該スリットを介
して前記バックル装置のバックル本体を前記子供用シー
トの上面側に配置するようにしているため、前記バック
ル装置のバックル本体の前後位置を調整することが可能
になる上、バックル装置側に入力される外部からの荷重
が子供用シートではなくシートクッションに直接加わる
ことになる。
トでは、シートバックに内蔵される回動式の子供用シー
トに、バックル装置のバックル本体を下方から挿通させ
る複数のスリットを所定の間隔を置いて設けるととも
に、前記バックル装置の基端部をシートクッション又は
車体側に連結し、前記子供用シートをほぼ水平な姿勢に
配置した状態で前記スリットを選択し、該スリットを介
して前記バックル装置のバックル本体を前記子供用シー
トの上面側に配置するようにしているため、前記バック
ル装置のバックル本体の前後位置を調整することが可能
になる上、バックル装置側に入力される外部からの荷重
が子供用シートではなくシートクッションに直接加わる
ことになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0010】図1〜図3は本発明に係る子供用シート付
き自動車用シートの一実施例を示している。図におい
て、1は助手側に配設される子供用シート付き自動車用
シートであり、この自動車用シート1は従来の助手席よ
りも巾広に形成され、一端部が運転席側に寄って配置さ
れている。また、自動車用シート1は、乗員(大人)が
着座するシートクッション2と、図示しないリクライニ
ング装置によって車体前後に傾倒可能な状態でシートク
ッション2の後部に立設され、かつ乗員の背部を受ける
シートバック3とをそれぞれ備えている。
き自動車用シートの一実施例を示している。図におい
て、1は助手側に配設される子供用シート付き自動車用
シートであり、この自動車用シート1は従来の助手席よ
りも巾広に形成され、一端部が運転席側に寄って配置さ
れている。また、自動車用シート1は、乗員(大人)が
着座するシートクッション2と、図示しないリクライニ
ング装置によって車体前後に傾倒可能な状態でシートク
ッション2の後部に立設され、かつ乗員の背部を受ける
シートバック3とをそれぞれ備えている。
【0011】上記シートバック3の運転席(図示せず)
寄りに位置する前面には凹部4が設けられ、この凹部4
には子供用シート5が収納可能な状態で配設されてい
る。すなわち、子供用シート5は、車体前方から見て左
側に配置され、シートバック3に内蔵されるように構成
されている。そして、子供用シート5は下端部を中心に
して回動可能に取付けられており、シートクッション2
の上方位置にあってほぼ水平な姿勢に配置された状態で
は、図1に示す如く子供のシートクッションとなり、シ
ートバック3の凹部4に収納された状態では、図2に示
す如く当該シートバック3の一部を構成し、大人が着座
できるようになっている。
寄りに位置する前面には凹部4が設けられ、この凹部4
には子供用シート5が収納可能な状態で配設されてい
る。すなわち、子供用シート5は、車体前方から見て左
側に配置され、シートバック3に内蔵されるように構成
されている。そして、子供用シート5は下端部を中心に
して回動可能に取付けられており、シートクッション2
の上方位置にあってほぼ水平な姿勢に配置された状態で
は、図1に示す如く子供のシートクッションとなり、シ
ートバック3の凹部4に収納された状態では、図2に示
す如く当該シートバック3の一部を構成し、大人が着座
できるようになっている。
【0012】なお、子供用シート5が水平な姿勢に配置
された使用状態でも、本実施例の自動車用シート1は巾
広に形成されているため、子供用シート5に着座する子
供と並んで左右方向に身体サイズの比較的大きな子供が
シートクッション2に着座し、2人掛けすることも可能
である。
された使用状態でも、本実施例の自動車用シート1は巾
広に形成されているため、子供用シート5に着座する子
供と並んで左右方向に身体サイズの比較的大きな子供が
シートクッション2に着座し、2人掛けすることも可能
である。
【0013】また、上記子供用シート5は、比較的身体
サイズが小さく体重の軽い子供が着座するシートであ
り、当該子供用シート5の左右両側部とシートバック3
の凹部4の前面との間は、吊持用帯体6を介して連結さ
れている。さらに、子供用シート5には、バックル装置
7を有する子供用シートベルト8が大人用シートベルト
9と別個に取付けられており、子供用シートベルト8に
は、着座した子供の身体に当てがう保護パッド10およ
びバックル装置7のバックル本体11と係合する係止片
12が設けられている。なお、大人用シートベルト9に
も、シートクッション2側に取付けられるバックル13
と、該バックル13に係合する係合片14が設けられて
いる。
サイズが小さく体重の軽い子供が着座するシートであ
り、当該子供用シート5の左右両側部とシートバック3
の凹部4の前面との間は、吊持用帯体6を介して連結さ
れている。さらに、子供用シート5には、バックル装置
7を有する子供用シートベルト8が大人用シートベルト
9と別個に取付けられており、子供用シートベルト8に
は、着座した子供の身体に当てがう保護パッド10およ
びバックル装置7のバックル本体11と係合する係止片
12が設けられている。なお、大人用シートベルト9に
も、シートクッション2側に取付けられるバックル13
と、該バックル13に係合する係合片14が設けられて
いる。
【0014】上バックル装置7は、ベルト部15の先端
側に取付けられるバックル本体11と、ベルト部15の
基端側に取付けられる取付片16とをそれぞれ備えてお
り、この取付片16をシートクッション用シートフレー
ム17の固定ブラケット18にボルト19およびナット
20で締付けることによって連結され、シートクッショ
ン2の下面側に固定されるようになっている。
側に取付けられるバックル本体11と、ベルト部15の
基端側に取付けられる取付片16とをそれぞれ備えてお
り、この取付片16をシートクッション用シートフレー
ム17の固定ブラケット18にボルト19およびナット
20で締付けることによって連結され、シートクッショ
ン2の下面側に固定されるようになっている。
【0015】しかして、上記シートクッション用シート
フレーム17はシートクッション2に内蔵され、固定ブ
ラケット18は車体後方に位置するシートクッション用
シートフレーム17に取付けられている。また、シート
クッション2には、バックル本体11およびベルト部1
5を当該シートクッション2の下面側より上面側に挿通
させるクッションスリット21が設けられており、大人
がシートクッション2に着座するときには、バックル本
体11およびベルト部15をクッションスリット21の
中に埋没させ、乗り心地に悪影響を及ぼさないようにし
ておくことも可能になっている。
フレーム17はシートクッション2に内蔵され、固定ブ
ラケット18は車体後方に位置するシートクッション用
シートフレーム17に取付けられている。また、シート
クッション2には、バックル本体11およびベルト部1
5を当該シートクッション2の下面側より上面側に挿通
させるクッションスリット21が設けられており、大人
がシートクッション2に着座するときには、バックル本
体11およびベルト部15をクッションスリット21の
中に埋没させ、乗り心地に悪影響を及ぼさないようにし
ておくことも可能になっている。
【0016】また、上記子供用シート5の中央部分に
は、シートクッション2側に固定されたバックル装置7
のバックル本体11を下方から挿通させて、ほぼ水平な
姿勢にある子供用シート5の表面に出すために形成され
た3個のシートスリット22a,22b,22cが所定
の間隔を置いて貫通して設けられており、これらシート
スリット22a,22b,22cは、子供用シート5を
ほぼ水平な姿勢に配置した状態で車体前後方向に沿って
配設されている。しかして、バックル装置7のバックル
本体11は、シートスリット22a,22b,22cを
介して子供用シート5の上面側に配置されるようになっ
ている。
は、シートクッション2側に固定されたバックル装置7
のバックル本体11を下方から挿通させて、ほぼ水平な
姿勢にある子供用シート5の表面に出すために形成され
た3個のシートスリット22a,22b,22cが所定
の間隔を置いて貫通して設けられており、これらシート
スリット22a,22b,22cは、子供用シート5を
ほぼ水平な姿勢に配置した状態で車体前後方向に沿って
配設されている。しかして、バックル装置7のバックル
本体11は、シートスリット22a,22b,22cを
介して子供用シート5の上面側に配置されるようになっ
ている。
【0017】すなわち、本実施例のバックル装置7は、
子供用シート5をシートバック3から回動させて使用す
る際に、シートスリット22a,22b,22cを選択
することによってバックル本体11の前後位置を着座す
る子供の体形に合わせて調整し得るように構成されてい
る。このため、前方位置のシートスリット22aは身体
サイズの比較的大きな子供のときに利用し、最後方位置
のシートスリット22cは身体サイズの比較的小さな子
供のときに利用するように設計されている。なお、子供
用シート5には、その周囲に沿って配置される子供用シ
ートフレーム23が内蔵されている。
子供用シート5をシートバック3から回動させて使用す
る際に、シートスリット22a,22b,22cを選択
することによってバックル本体11の前後位置を着座す
る子供の体形に合わせて調整し得るように構成されてい
る。このため、前方位置のシートスリット22aは身体
サイズの比較的大きな子供のときに利用し、最後方位置
のシートスリット22cは身体サイズの比較的小さな子
供のときに利用するように設計されている。なお、子供
用シート5には、その周囲に沿って配置される子供用シ
ートフレーム23が内蔵されている。
【0018】本実施例の子供用シート5には、バックル
本体11を下方から挿通させるための3個のシートスリ
ット22a,22b,22cが所定の間隔を置いて設け
られているため、バックル本体11の前後位置を変える
ことができ、子供用シート5をシートバック3から回動
させてほぼ水平な姿勢に配置した状態で、着座する子供
の体形に合わせて適当な位置の例えばシートスリット2
2aを選びこれを利用することによりバックル本体11
を子供用シート5の表面に配置し、かつ子供用シートベ
ルト8の係止片12と係合させれば、子供用シートベル
ト8、保護パッド10およびバックル本体11などが子
供を圧迫して苦痛を与えるということはなく楽な姿勢で
保持でき、しかも適切な拘束性も得ることが可能にな
る。
本体11を下方から挿通させるための3個のシートスリ
ット22a,22b,22cが所定の間隔を置いて設け
られているため、バックル本体11の前後位置を変える
ことができ、子供用シート5をシートバック3から回動
させてほぼ水平な姿勢に配置した状態で、着座する子供
の体形に合わせて適当な位置の例えばシートスリット2
2aを選びこれを利用することによりバックル本体11
を子供用シート5の表面に配置し、かつ子供用シートベ
ルト8の係止片12と係合させれば、子供用シートベル
ト8、保護パッド10およびバックル本体11などが子
供を圧迫して苦痛を与えるということはなく楽な姿勢で
保持でき、しかも適切な拘束性も得ることが可能にな
る。
【0019】また、バックル装置7の基端側は、取付片
16をシートクッション用シートフレーム17の固定ブ
ラケット18に締付けることによってシートクッション
2に連続固定されているため、子供用シート5の使用時
において外部から荷重が子供用シートベルト8などに加
わっても、当該荷重はバックル装置7を介してシートク
ッション2に直接入力されることになり、子供用シート
5に作用することはない。
16をシートクッション用シートフレーム17の固定ブ
ラケット18に締付けることによってシートクッション
2に連続固定されているため、子供用シート5の使用時
において外部から荷重が子供用シートベルト8などに加
わっても、当該荷重はバックル装置7を介してシートク
ッション2に直接入力されることになり、子供用シート
5に作用することはない。
【0020】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
【0021】例えば、既述の実施例においては、バック
ル装置7の基端側をシートクッション用シートフレーム
17などを介してシートクッション2に連結固定した
が、適用する自動車用シート1によってはバックル装置
7の基端側をフロアなどの車体に連結させて固定しても
よい。
ル装置7の基端側をシートクッション用シートフレーム
17などを介してシートクッション2に連結固定した
が、適用する自動車用シート1によってはバックル装置
7の基端側をフロアなどの車体に連結させて固定しても
よい。
【0022】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る子供用シート
付き自動車用シートは、シートバックに内蔵される子供
用シートを下端部を中心にして回動自在に設け、この子
供用シートに関連してバックル装置を有する子供用シー
トベルトを取付けており、前記子供用シートに前記バッ
クル装置のバックル本体を下方から挿通させる複数のス
リットを所定の間隔を置いて設けるとともに、前記バッ
クル装置の基端部をシートクッション又は車体側に連結
し、前記子供用シートをほぼ水平な姿勢に配置した状態
を前記スリットを選択し、該スリットを介して前記バッ
クル装置のバックル本体を前記子供用シートの上面側に
配置するようにしたので、前記バックル装置のバックル
本体の前後位置を調整することが可能になり、したがっ
て子供用シートに着座する子供の体形や成長に合わせて
バックルの位置を選択すれば、従来のように子供用シー
トベルトが子供を圧迫するということはなくなる上、適
性なベルトの拘束性も得られる。しかも、上記子供用シ
ートベルトに加わる外部からの荷重は、子供用シートで
はなくバックル装置を介してシートクッションに直接入
力されるので、子供用シートの強度を高める必要がなく
なり、重量および部品コストを低減させることができ
る。
付き自動車用シートは、シートバックに内蔵される子供
用シートを下端部を中心にして回動自在に設け、この子
供用シートに関連してバックル装置を有する子供用シー
トベルトを取付けており、前記子供用シートに前記バッ
クル装置のバックル本体を下方から挿通させる複数のス
リットを所定の間隔を置いて設けるとともに、前記バッ
クル装置の基端部をシートクッション又は車体側に連結
し、前記子供用シートをほぼ水平な姿勢に配置した状態
を前記スリットを選択し、該スリットを介して前記バッ
クル装置のバックル本体を前記子供用シートの上面側に
配置するようにしたので、前記バックル装置のバックル
本体の前後位置を調整することが可能になり、したがっ
て子供用シートに着座する子供の体形や成長に合わせて
バックルの位置を選択すれば、従来のように子供用シー
トベルトが子供を圧迫するということはなくなる上、適
性なベルトの拘束性も得られる。しかも、上記子供用シ
ートベルトに加わる外部からの荷重は、子供用シートで
はなくバックル装置を介してシートクッションに直接入
力されるので、子供用シートの強度を高める必要がなく
なり、重量および部品コストを低減させることができ
る。
【図1】本発明の一実施例に係る子供用シート付き自動
車用シートであって、子供用シートをほぼ水平な姿勢に
配置した状態を示す斜視図である。
車用シートであって、子供用シートをほぼ水平な姿勢に
配置した状態を示す斜視図である。
【図2】上記自動車用シートのシートバックの凹部に子
供用シートを収納した状態を示す斜視図である。
供用シートを収納した状態を示す斜視図である。
【図3】保護パッド付近を除いた図1におけるA−A線
断面図である。
断面図である。
【図4】従来の子供用シート付き自動車用シートであっ
て、子供用シートをほぼ水平な姿勢に配置した状態を示
す斜視図である。
て、子供用シートをほぼ水平な姿勢に配置した状態を示
す斜視図である。
【図5】従来の子供用シートフレームに連結されたバッ
クル装置を概念的に示す斜視図である。
クル装置を概念的に示す斜視図である。
【図6】保護パッド付近を除いた図4におけるB−B線
断面図である。
断面図である。
1 子供用シート付き自動車用シート 2 シートクッション 3 シートバック 4 凹部 5 子供用シート 7 バックル装置 8 子供用シートベルト 11 バックル本体 12 係止片 15 ベルト部 16 取付片 17 シートクッション用シートフレーム 18 固定ブラケット 19 ボルト 20 ナット 21 クッションスリット 22a,22b,22c シートスリット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の自動車用シート51にあっては、バックル装置58
のすべてが子供用シート54側に固定されているので、
バックル装置58側に入力される外部からの荷重が子供
用シート54に加わることになり、このため当該子供用
シート54の強度を高めなければならないという不都合
があった。また、バックル装置58のバックル本体59
は、子供用シート54に対して前後位置の調整が不可能
に構成されているので、子供の体形に合わせてバックル
本体59の位置を変えたくてもそれができないという欠
点があった。
来の自動車用シート51にあっては、バックル装置58
のすべてが子供用シート54側に固定されているので、
バックル装置58側に入力される外部からの荷重が子供
用シート54に加わることになり、このため当該子供用
シート54の強度を高めなければならないという不都合
があった。また、バックル装置58のバックル本体59
は、子供用シート54に対して前後位置の調整が不可能
に構成されているので、子供の体形に合わせてバックル
本体59の位置を変えたくてもそれができないという欠
点があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】本実施例の子供用シート5には、バックル
本体11を下方から挿通させるための3個のシートスリ
ット22a,22b,22cが所定の間隔を置いて設け
られているため、バックル本体11の前後位置を変える
ことができ、子供用シート5をシートバック3から回動
させてほぼ水平な姿勢に配置した状態で、着座する子供
の体形に合わせて適当な位置の例えばシートスリット2
2aを選びこれを利用することによりバックル本体11
を子供用シート5の表面に配置し、かつ子供用シートベ
ルト8の係止片12と係合させれば、子供用シートベル
ト8、保護パッド10およびバックル本体11などがあ
っても楽な姿勢で保持できる。
本体11を下方から挿通させるための3個のシートスリ
ット22a,22b,22cが所定の間隔を置いて設け
られているため、バックル本体11の前後位置を変える
ことができ、子供用シート5をシートバック3から回動
させてほぼ水平な姿勢に配置した状態で、着座する子供
の体形に合わせて適当な位置の例えばシートスリット2
2aを選びこれを利用することによりバックル本体11
を子供用シート5の表面に配置し、かつ子供用シートベ
ルト8の係止片12と係合させれば、子供用シートベル
ト8、保護パッド10およびバックル本体11などがあ
っても楽な姿勢で保持できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る子供用シート
付き自動車用シートは、シートバックに内蔵される子供
用シートを下端部を中心にして回動自在に設け、この子
供用シートに関連してバックル装置を有する子供用シー
トベルトを取付けており、前記子供用シートに前記バッ
クル装置のバックル本体を下方から挿通させる複数のス
リットを所定の間隔を置いて設けるとともに、前記バッ
クル装置の基端部をシートクッション又は車体側に連結
し、前記子供用シートをほぼ水平な姿勢に配置した状態
で前記スリットを選択し、該スリットを介して前記バッ
クル装置のバックル本体を前記子供用シートの上面側に
配置するようにしたので、前記バックル装置のバックル
本体の前後位置を調整することが可能になり、したがっ
て子供用シートに着座する子供の体形や成長に合わせて
バックルの位置を自由に選択することができる。しか
も、上記子供用シートベルトに加わる外部からの荷重
は、子供用シートではなくバックル装置を介してシート
クッションに直接入力されるので、子供用シートの強度
を高める必要がなくなり、重量および部品コストを低減
させることができる。
付き自動車用シートは、シートバックに内蔵される子供
用シートを下端部を中心にして回動自在に設け、この子
供用シートに関連してバックル装置を有する子供用シー
トベルトを取付けており、前記子供用シートに前記バッ
クル装置のバックル本体を下方から挿通させる複数のス
リットを所定の間隔を置いて設けるとともに、前記バッ
クル装置の基端部をシートクッション又は車体側に連結
し、前記子供用シートをほぼ水平な姿勢に配置した状態
で前記スリットを選択し、該スリットを介して前記バッ
クル装置のバックル本体を前記子供用シートの上面側に
配置するようにしたので、前記バックル装置のバックル
本体の前後位置を調整することが可能になり、したがっ
て子供用シートに着座する子供の体形や成長に合わせて
バックルの位置を自由に選択することができる。しか
も、上記子供用シートベルトに加わる外部からの荷重
は、子供用シートではなくバックル装置を介してシート
クッションに直接入力されるので、子供用シートの強度
を高める必要がなくなり、重量および部品コストを低減
させることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 シートバックに内蔵される子供用シート
を下端部を中心にして回動自在に設け、この子供用シー
トに関連してバックル装置を有する子供用シートベルト
を取付けてなる子供用シート付き自動車用シートにおい
て、前記子供用シートに前記バックル装置のバックル本
体を下方から挿通させる複数のスリットを所定の間隔を
置いて設けるとともに、前記バックル装置の基端部をシ
ートクッション又は車体側に連結し、前記子供用シート
をほぼ水平な姿勢に配置した状態で前記スリットを選択
し、該スリットを介して前記バックル装置のバックル本
体を前記子供用シートの上面側に配置したことを特徴と
する子供用シート付き自動車用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17054892A JP3211980B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 子供用シート付き自動車用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17054892A JP3211980B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 子供用シート付き自動車用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068764A true JPH068764A (ja) | 1994-01-18 |
JP3211980B2 JP3211980B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=15906926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17054892A Expired - Fee Related JP3211980B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 子供用シート付き自動車用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3211980B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9796303B1 (en) * | 2016-10-07 | 2017-10-24 | Lizbeth Schonfeld | Integrated child safety seat |
US10259345B2 (en) * | 2016-10-07 | 2019-04-16 | Dali, Llc | Integrated safety seat |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP17054892A patent/JP3211980B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9796303B1 (en) * | 2016-10-07 | 2017-10-24 | Lizbeth Schonfeld | Integrated child safety seat |
US10052979B2 (en) * | 2016-10-07 | 2018-08-21 | Lizbeth Schonfeld | Integrated child safety seat |
US10259345B2 (en) * | 2016-10-07 | 2019-04-16 | Dali, Llc | Integrated safety seat |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3211980B2 (ja) | 2001-09-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |