JP7388015B2 - 集積回路装置、発振器、電子機器及び移動体 - Google Patents

集積回路装置、発振器、電子機器及び移動体 Download PDF

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Description

本発明は、集積回路装置、発振器、電子機器及び移動体等に関する。
温度センサーが搭載された集積回路装置の従来技術としては特許文献1に開示される技術がある。特許文献1では、発熱源回路である出力回路に接続された配線と、温度センサーとを、平面視で重ねて配置することで、出力回路付近の温度を正確に検出し、出力周波数の安定化を図っている。
特開2016-134888号公報
特許文献1のような温度センサーと発熱源回路とを有する集積回路装置においては、発熱源回路からの熱が温度センサーに与える影響が大きくなりすぎないことが望ましい。また集積回路装置が搭載される機器の小型化や、低コスト化を実現するために、集積回路装置の小面積化への要望がある。
本開示の一態様は、温度センサーと、発熱源となる発熱源回路と、外部接続用のパッドと、一方の電極が前記外部接続用のパッドに電気的に接続されるMIM構造のキャパシターと、を含み、回路素子が形成される基板に直交する平面視において、前記MIM構造のキャパシターと前記温度センサーとが重なっている集積回路装置に関係する。
集積回路装置の配置例。 集積回路装置の断面構造の例。 集積回路装置の詳細な第1配置例。 第1配置例での集積回路装置の断面構造の例。 集積回路装置の断面構造の他の例。 集積回路装置の断面構造の他の例。 集積回路装置の断面構造の他の例。 集積回路装置の詳細な第2配置例。 第2配置例での集積回路装置の断面構造の例。 第2配置例での集積回路装置の断面構造の他の例。 温度センサー、発熱源回路のレイアウト配置例。 温度センサー、発熱源回路のレイアウト配置例。 集積回路装置及び発振器の構成例。 集積回路装置のレイアウト配置例。 温度センサーの第1構成例。 温度センサーの第2構成例。 出力回路の構成例。 レギュレーターの構成例。 基準電圧生成回路の構成例。 発振器の第1の構造例。 発振器の第2の構造例。 電子機器の構成例。 移動体の構成例。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲の記載内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
1.集積回路装置
図1に本実施形態の集積回路装置20の配置例を示す。本実施形態の集積回路装置20は、温度センサー22と、発熱源回路24と、外部接続用のパッドPDEと、MIM(Metal-Insulator-Metal)構造のキャパシターCMIMを含む。
集積回路装置20は辺SD1、SD2、SD3、SD4を有する。辺SD1、SD2、SD3、SD4は、各々、第1辺、第2辺、第3辺、第4辺である。辺SD1、SD2、SD3、SD4は、集積回路装置20である矩形の半導体チップの辺に対応する。例えば辺SD1、SD2、SD3、SD4は半導体チップの基板の辺である。半導体チップはシリコンダイとも呼ばれる。辺SD2は辺SD1に交差する辺である。ここで交差は例えば直交である。辺SD3は辺SD1の対辺である。辺SD4は辺SD2の対辺である。辺SD1及び辺SD3は、辺SD2及び辺SD4と交差する。ここで辺SD1から辺SD3に向かう方向をDR1とし、辺SD2から辺SD4に向かう方向をDR2とする。また方向DR1の反対方向を方向DR3とし、方向DR2の反対方向を方向DR4とする。方向DR1、DR2、DR3、DR4は、各々、第1方向、第2方向、第3方向、第4方向である。
温度センサー22は、温度を検出するセンサー回路である。具体的には後述の図15、図16において説明するように、温度センサー22は、環境の温度に応じて変化する温度依存電圧を、温度検出電圧VTMPとして出力する。例えば温度センサー22は、温度依存性を有する回路素子を利用して温度検出電圧VTMPを生成する。具体的には温度センサー22は、PN接合の順方向電圧が有する温度依存性を用いることで、温度に依存して電圧値が変化する温度検出電圧VTMPを出力する。PN接合の順方向電圧としては、例えばバイポーラトランジスターのベース・エミッター間電圧などを用いることができる。
発熱源回路24は、発熱源となる回路であり、回路動作により熱を発生する回路である。発熱源回路24は、集積回路装置20が有する複数の回路ブロックのうち、主要な発熱源となる回路であり、例えば発熱量が最も大きい回路や当該回路の次に発熱量が大きい回路などである。
外部接続用のパッドPDEは、集積回路装置20の外部デバイスや外部配線に電気的に接続するためのパッドである。パッドは集積回路装置20の端子である。例えばパッド領域では、絶縁層であるパッシベーション膜から金属層が露出しており、例えばこの露出した金属層によりパッドが構成される。
MIM構造のキャパシターCMIMは、絶縁層を、2つの金属の電極により挟み込んだ構造のキャパシターである。MIM構造のキャパシターCMIMは、少ない面積で大きな容量を得ることができる薄膜のキャパシターであり、高い容量密度を実現できる。図1ではMIM構造のキャパシターCMIMは、一方の電極が外部接続用のパッドPDEに電気的に接続されている。具体的にはキャパシターCMIMと外部接続用のパッドPDEは接続線LEを介して電気的に接続される。外部接続用のパッドPDEがグランドパッドである場合には、接続線LEはグランド線であり、外部接続用のパッドPDEが電源パッドである場合には、接続線LEは電源線である。
そして本実施形態では図1に示すように、回路素子が形成される基板に直交する平面視において、MIM構造のキャパシターCMIMと温度センサー22とが重なっている。回路素子が形成される基板は、集積回路装置20の基板であり、例えば半導体基板である。集積回路装置20の基板には、トランジスターなどの能動素子や、抵抗、キャパシターなどの受動素子が、回路素子として形成される。MIM構造のキャパシターCMIMは、この集積回路装置20の基板に直交する方向を視線方向とする平面視において、温度センサー22に重なるように配置される。例えば温度センサー22に対して、少なくとも一部が重なるようにMIM構造のキャパシターCMIMが配置される。例えばキャパシターCMIMの全体面積の少なくとも半分以上が温度センサー22に重なるように配置される。基板に直交する方向である平面視の方向は、方向DR1及び方向DR2に直交する方向である。
図2に集積回路装置20断面構造例を示す。金属層AL1は、金属層AL2の上層の金属層である。金属層AL3は、金属層AL2の上層の金属層であり、パッドやパッド配線を形成するためのパッドメタル層とも呼ばれる。金属層AL1は、例えばP型の基板PSBの上方に絶縁層を介して形成され、金属層AL2は、金属層AL1の上方に絶縁層を介して形成され、金属層AL3は、金属層AL2の上方に絶縁層を介して形成される。ここで上方は基板PSBから基板PSB上の回路素子へと向かう方向である。金属層AL1、AL2、AL3は、例えばアルミやアルミ合金などにより形成される。なお本実施形態では、多層の金属層が3層の金属層である場合を主に例にとり説明するが、4層以上の金属層であってもよい。
金属層AL3により形成される外部接続用のパッドPDEは、ビアプラグである金属プラグPG1、PG2を介して接続線LEに電気的に接続される。接続線LEは例えば最下層の金属層AL1により形成される。ビアプラグである金属プラグPG1、PG2は、金属層間を電気的に接続するためのビアホールに形成されるプラグである。
図2に示すように温度センサー22の上方に、MIM構造のキャパシターCMIMが配置されている。このようにMIM構造のキャパシターCMIMを配置することで、図1のように基板PSBに直交する方向の平面視において、キャパシターCMIMと温度センサー22とが重なって配置されるようになる。一方、発熱源回路24は、基板PSBに平行な方向において温度センサー22から離れた位置に配置されている。例えばキャパシターCMIMの下方には温度センサー22が配置されているが、発熱源回路24は、キャパシターCMIMの下方とは異なる場所に配置されている。
MIM構造のキャパシターCMIMは、金属層AL1により形成される電極EL1と、MIM金属層ALMにより形成される電極EL2と、これらの電極EL1と電極EL2との間に設けられた絶縁層により構成される。電極EL1は、キャパシターCMIMの一方の電極であり、電極EL2は、キャパシターCMIMの他方の電極である。MIM金属層ALMは、MIM構造のキャパシターCMIMの電極を構成するために2つの金属層AL1、AL2の間に形成された金属層であり、例えばアルミやアルミ合金などにより形成される。そしてキャパシターCMIMの一方の電極である電極EL1は、外部接続用のパッドPDEに電気的に接続されている。一方、キャパシターCMIMの他方の電極である電極EL2には、後述するように電源電圧VDD、レギュレート電圧VREG、基準電圧VREF又は温度センサー22の温度検出電圧VTMPなどが供給される。例えばVDD、VREG、VREF又はVTMPの電圧が、金属層AL2により形成される配線に供給され、当該配線が金属プラグPG3、PG4を介してキャパシターCMIMの電極EL2に電気的に接続されることで、当該電圧が電極EL2に供給されるようになる。
図3に集積回路装置20の詳細な第1配置例を示し、図4に第1配置例での集積回路装置20の断面構造例を示す。図3、図4では、外部接続用のパッドPDEとしてグランドパッドPGNDが設けられている。そしてグランドパッドPGNDからのグランド電圧が、グランド線LGNDを介してMIM構造のキャパシターCMIMの一方の電極EL1に供給される。例えばグランドパッドPGNDからのグランド電圧が、金属プラグPG1、PG2、グランド線LGNDを介して、キャパシターCMIMの一方の電極EL1に供給される。またVDD、VREG、VREF又はVTMPの電圧が、金属層AL2により形成される配線及び金属プラグPG3、PG4を介して、キャパシターCMIMの他方の電極EL2に供給される。
また図3、図4では、グランド線LGNDは、コンタクトプラグである金属プラグPG5を介して基板PSBに電気的に接続される。コンタクトプラグである金属プラグPG5は、金属層と拡散層や基板とを電気的に接続するためのコンタクトホールに形成されるプラグである。例えばP型の基板PSBにはP型のウェルPWLが形成されており、ウェルPWLにはP型の不純物領域であるP+の拡散領域が形成されている。グランド線LGNDは、金属プラグPG5、P+の拡散領域及びP型のウェルPWLを介して、P型の基板PSBに電気的に接続される。これにより基板PSBがグランド電圧に設定されるようになる。
そして図3、図4では、キャパシターCMIMの一方の電極EL1にはグランド電圧が供給され、他方の電極EL2にはVDD、VREG、VREF又はVTMPの電圧が供給される。これによりMIM構造のキャパシターCMIMを、VDD、VREG、VREF又はVTMPの電圧の安定化容量として用いることが可能になる。
また後述の図16に示すように、温度センサー22は、バイポーラトランジスターBPT1、BPT2と抵抗RT1、RT2、RT3、RT4を含むことができる。この場合に図3、図4に示すように、MIM構造のキャパシターCMIMと、少なくともバイポーラトランジスターBPT1、BPT2とが平面視において重なっている。例えば抵抗RT1、RT2、RT3、RT4については、平面視においてキャパシターCMIMと重ならないような配置も可能である。例えば発熱源回路24からの熱が、バイポーラトランジスターBPT1、BPT2に伝達されると、温度検出電圧VTMPが変動するなどの悪影響が発生する。この点、キャパシターCMIMとバイポーラトランジスターBPT1、BPT2とが平面視に置いて重なるように配置されていれば、バイポーラトランジスターBPT1、BPT2に対する発熱源回路24からの熱の伝達が抑制され、温度検出電圧VTMPへの熱の悪影響を抑制できる。なお図15の構成の温度センサー22においても、MIM構造のキャパシターCMIMと、少なくともバイポーラトランジスターBPTとが平面視において重なっていればよい。
図5、図6、図7に集積回路装置の断面構造の他の例を示す。前述の図4では、グランド電圧が供給されるキャパシターCMIMの一方の電極EL1が、下層の金属層AL1により形成される下部電極となっており、VDD、VREG、VREF又はVTMPの電圧が供給される他方の電極EL2が、上層のMIM金属層ALMにより形成される上部電極になっていた。これに対して図5では、キャパシターCMIMの一方の電極EL1が、上層のMIM金属層ALMにより形成される上部電極になっており、他方の電極EL2が、下層の金属層AL1により形成される下部電極になっている。そして上部電極である電極EL1に対して、グランドパッドPGNDからのグランド電圧が供給され、下部電極である電極EL2に対して、VDD、VREG、VREF又はVTMPの電圧が供給されている。
図6では、キャパシターCMIMとして、MIMのスタック構造のキャパシターが用いられている。即ち、キャパシターCMIMが、下方側のキャパシターCMAと上方側のキャパシターCMBとがスタックされた構造になっている。そしてキャパシターCMAの下部電極である電極EL1Aと、キャパシターCMBの上部電極である電極EL1Bに対して、グランドパッドPGNDからのグランド電圧が供給される。例えばグランド線LGNDから、電源プラグPG6、PG7と、金属層AL3により形成される配線と、電源プラグPG8、PG9を介して、グランド電圧がキャパシターCMBの電極EL1Bに供給される。またキャパシターCMAの上部電極である電極EL2Aと、キャパシターCMBの下部電極である電極EL2Bに対して、VDD、VREG、VREF又はVTMPの電圧が供給される。このようなMIMのスタック構造を用いることで、同じ面積で2倍の容量を得ることが可能になり、より高い容量密度を実現できるようになる。
図7は、外部接続用のパッドPDEが電源パッドPVDDである場合の断面構造の例である。電源パッドPVDDからの電源電圧VDDは、金属プラグPG1、PG2を介して電源線LVDDに供給される。これにより、MIM構造のキャパシターCMIMの電極EL1に電源電圧VDDが供給されるようになる。一方、キャパシターCMIMの電極EL2にはグランド電圧等が供給される。また図7では、P型の基板PSBにN型のウェルNWLが形成されており、ウェルNWLには、N型の不純物層であるN+の拡散層が形成されている。そして電源パッドPVDDからの電源電圧VDDが、電源線LVDDを介して、N+の拡散層に供給され、これによりN型のウェルNWLの基板電位が電源電圧VDDに設定されるようになる。
以上のように本実施形態の集積回路装置20は、図1、図2に示すように、温度センサー22と、発熱源回路24と、外部接続用のパッドPDEと、MIM構造のキャパシターCMIMを含む。そして基板PSBに直交する平面視においてキャパシターCMIMと温度センサー22とが重なっている。このように平面視においてキャパシターCMIMが温度センサー22に重なるように配置されることで、発熱源回路24からの熱が温度センサー22に伝達されるのを抑制できるようになる。
例えば発熱源回路24からの熱が温度センサー22に伝わると、温度検出電圧VTMPが変動し、集積回路装置20の動作に悪影響を及ぼすおそれがある。発振器用の集積回路装置20を例にとれば、発振周波数の温度補償にずれが生じたり、起動時に発振周波数のドリフトが発生し、電源がオンになった後、発振周波数が安定するまでに時間を要してしまうなどの問題が発生する。
この点、本実施形態では、平面視においてキャパシターCMIMが温度センサー22に重なっており、温度センサー22の上方にキャパシターCMIMが配置されるようになる。従って、発熱源回路24からの熱伝達の悪影響が緩和され、集積回路装置20の動作に悪影響が生じるのが抑制される。発振器用の集積回路装置20を例にとれば、温度補償のずれや起動時のドリフトを緩和できるようになる。
例えば金属層を形成するアルミの熱伝達率は250W/mk程度であり、シリコンの熱伝達率である149W/mkに比べて大きい。また図1、図2に示すようにキャパシターCMIMの一方の電極EL1は、外部接続用のパッドPDEに電気的に接続されており、パッドPDEは外部に接続されるため、パッドPDE側の熱容量は大きい。従って、発熱源回路24からの熱の大部分は、キャパシターCMIMの一方の電極EL1から、金属層の接続線LE及び外部接続用のパッドPDEを介して、大きな熱容量の外部に放熱されるようになる。これにより、発熱源回路24からの熱が温度センサー22に伝わるのが抑制され、温度検出電圧VTMPが変動して集積回路装置20の動作に悪影響が生じるのを緩和できるようになる。
また集積回路装置20においては、電圧の安定化やアナログ回路の処理のために多くのキャパシターが必要になる。この場合に、例えばポリシリコンやゲート容量によるキャパシターを用いると、キャパシターの形成領域にトランジスターなどの回路素子を形成できなくなってしまい、キャパシターの形成領域が原因となって集積回路装置20の小面積化が困難になる。この点、本実施形態では、MIMのキャパシターCMIMを、温度センサー22の形成領域に配置している。従って、温度センサー22の形成領域を利用して、キャパシターCMIMを配置できるようになるため、キャパシターCMIMの形成領域が原因となって集積回路装置20が大規模化してしまうのを抑制できる。特に温度センサー22の回路では、それほど多くの層の金属層を必要としないため、温度センサー22の上方の領域は、MIM構造のキャパシターCMIMの形成領域として好都合である。
このように本実施形態の集積回路装置20によれば、MIM構造のキャパシターCMIMを平面視において温度センサー22に重なるように配置したため、発熱源回路24からの熱による悪影響の緩和と、集積回路装置20の小面積化とを両立して実現できる。
また図3、図4、図7等に示すように本実施形態では、外部接続用のパッドPDEは、グランドパッドPGND又は電源パッドPVDDである。例えば外部接続用のパッドPDEがグランドパッドPGNDである場合に、キャパシターCMIMの一方の電極EL1には、グランド電圧が供給される。また外部接続用のパッドPDEが電源パッドPVDDである場合に、キャパシターCMIMの一方の電極EL1には、電源電圧VDDが供給される。このようにすれば、温度センサー22の配置領域を有効活用して、一方の電極にグランド電圧又は電源電圧VDDが供給されるキャパシターCMIMを配置できるようになり、集積回路装置20に必要なキャパシターを、面積の大規模化を抑制しながら実現できるようになる。
また図3、図4等に示すように本実施形態では、外部接続用のパッドPDEは、グランドパッドPGNDであり、MIM構造のキャパシターCMIMの一方の電極EL1には、グランドパッドからグランド電圧が供給される。そしてキャパシターCMIMの他方の電極EL2には、電源パッドPVDDからの電源電圧VDD、電源電圧VDDから生成された電圧、又は温度センサー22の温度検出電圧VTMPが供給される。ここで電源電圧VDDから生成された電圧は、後述の図18で説明するように、電源電圧VDDが供給されるレギュレーター81が生成したレギュレート電圧VREGである。或いは、電源電圧VDDから生成された電圧は、後述の図19で説明するように、電源電圧VDDが供給される基準電圧生成回路90が生成した基準電圧VREFである。
このようにすれば、温度センサー22の配置領域に形成されたMIM構造のキャパシターCMIMを、電源電圧VDD、電源電圧VDDにより生成された電圧、又は温度検出電圧VTMPの電位の安定化用のキャパシターとして用いることが可能になる。例えば電源電圧VDDの電位の安定化により、適正な電源電圧VDDを用いた集積回路装置20の安定した回路動作や回路処理の性能の向上を図れる。また電源電圧VDDにより生成された電圧であるレギュレート電圧VREGの電位の安定化により、例えばレギュレート電圧VREGを電源電圧として動作する回路の安定した動作や当該回路の高性能化を図れる。また電源電圧VDDにより生成された電圧である基準電圧VREFの電位の安定化により、基準電圧VREFを用いて動作するアナログ回路の安定した動作や当該アナログ回路の高性能化を図れる。また温度検出電圧VTMPの電位の安定化により、温度検出電圧VTMPに基づいて動作する温度補償回路等のアナログ回路の高性能化を図れる。
また図3、図4等に示すように、外部接続用のパッドPDEはグランドパッドPGNDであり、MIM構造のキャパシターCMIMの一方の電極EL1は、グランド線LGNDを介してグランドパッドPGNDに電気的に接続される。そしてグランド線LGNDは、金属プラグPG5を介して基板PSBに電気的に接続される。これにより基板PSBの電位をグランド電圧に設定できる。更に、金属プラグPG5は、平面視において、温度センサー22と発熱源回路24との間に配置される。例えば図3では、金属プラグPG5を含む複数の金属プラグが、温度センサー22と発熱源回路24との間に配置されている。例えば複数の金属プラグが温度センサー22の長手方向に沿って配列されて配置されている。これらの複数の金属プラグは、基板PSBの電位をグランド電圧に設定するためのコンタクトプラグである。このようにすれば、発熱源回路24からの熱は、温度センサー22と発熱源回路24との間に配列された複数の金属プラグを介してグランド線LGNDに伝達されて、グランドパッドPGNDを介して外部に放熱されるようになる。これにより、温度センサー22の上方向からの熱のみならず、基板PSBに平行な方向で伝達される熱についても、グランド線LGND及びグランドパッドPGNDを介して外部に放熱できるようになり、発熱源回路24からの熱が集積回路装置20の動作に与える悪影響を緩和できる。
2.発熱源回路とMIM構造のキャパシター
以上ではMIM構造のキャパシターCMIMを平面視において温度センサー22に重ねて配置する場合の例について説明したが、本実施形態はこれに限定されない。例えば図8、図9では、集積回路装置20は、温度センサー22と、発熱源回路24と、グランドパッドPGND又は電源パッドPVDDである外部接続用のパッドPDEと、MIM構造のキャパシターCMIMを含む。そして基板PSBに直交する平面視において、MIM構造のキャパシターCMIMと発熱源回路24とが重なっている。即ち図1~図7では、温度センサー22の配置領域にキャパシターCMIMが設けられていたが、図8、図9では、発熱源回路24の配置領域にMIM構造のキャパシターCMIMが設けられている。
このようにすれば、発熱源回路24からの熱は、発熱源回路24の配置領域に設けられたキャパシターCMIMにより断熱されて、温度センサー22に当該熱が伝わるのが抑制されるようになる。例えば発熱源回路24からの熱は、キャパシターCMIMの電極EL1、接続線LEであるグランド線LGND、及びグランドパッドPGNDを介して外部に放熱されるようになる。これにより、発熱源回路24からの熱が温度センサー22の温度検出結果や集積回路装置20の動作に与える悪影響を緩和できる。
また図8、図9では、キャパシターCMIMの一方の電極EL1は、グランド線LGNDを介してグランドパッドPGNDに電気的に接続され、グランド線LGNDは、金属プラグPG5を介して基板PSBに電気的に接続される。そして金属プラグPG5は、平面視において、温度センサー22と発熱源回路24との間に配置される。具体的には図8に示すように、金属プラグPG5を含む複数の金属プラグが、発熱源回路24と温度センサー22との間に配置されている。例えば複数の金属プラグが発熱源回路24の長手方向に沿って配列されて配置されている。これらの複数の金属プラグは、基板PSBの電位をグランド電圧に設定するためのコンタクトプラグである。このようにすれば、発熱源回路24からの熱は、これらの複数の金属プラグを介してグランド線LGNDに伝達されて、グランドパッドPGNDを介して外部に放熱されるようになる。これにより、発熱源回路24から上方向への熱のみならず、基板PSBに平行な方向で伝達される熱についても、グランド線LGND及びグランドパッドPGNDを介して外部に放熱できるようになり、発熱源回路24からの熱が温度センサー22の温度検出結果や集積回路装置20の動作に与える悪影響を緩和できるようになる。
図10は外部接続用のパッドPDEが電源パッドPVDDである場合の断面構造の例である。電源パッドPVDDからの電源電圧VDDは、金属プラグPG1、PG2を介して電源線LVDDに供給される。これにより、MIM構造のキャパシターCMIMの電極EL1に電源電圧VDDが供給されるようになる。一方、キャパシターCMIMの電極EL2にはグランド電圧等が供給される。また図10では、電源パッドPVDDからの電源電圧VDDが、電源線LVDDを介して、N型のウェルNWLに形成されたN+の拡散層に供給され、これによりN型のウェルNWLの基板電位が電源電圧VDDに設定されるようになる。
なおキャパシターCMIMと発熱源回路24を平面視において重ねて配置する場合においても、図5のように上部電極である電極EL1にグランド電圧を供給したり、図6のようにMIMのスタック構造のキャパシターを用いるなどの種々の変形実施が可能である。
また、MIM構造のキャパシターCMIMは、発熱源回路24に対して少なくとも一部が重なるように配置されればよく、一例としては、キャパシターCMIMの全体面積の少なくとも半分以上が発熱源回路24に重なるように配置されればよい。例えば後述の図17に示す出力回路40が発熱源回路24である場合には、少なくともキャパシターCMIMと出力ドライバー46とが平面視において重なるように配置されればよい。
3.レイアウト配置
次に温度センサー22、発熱源回路24のレイアウト配置について説明する。図11において、CN1は辺SD1と辺SD4が交差するコーナー部であり、CN2は辺SD2と辺SD3が交差するコーナー部である。コーナー部CN1、CN2は、互いに対向するコーナー部である。この場合に図11では温度センサー22は、集積回路装置20の2つの辺SD1、SD4が交差するコーナー部CN1に配置される。例えば温度センサー22の第1辺が集積回路装置20の辺SD1に沿うと共に温度センサー22の第2辺が集積回路装置20の辺SD4に沿うように、温度センサー22が配置される。即ち温度センサー22の第1辺と第2辺とが交差するコーナー部の位置が、集積回路装置20のコーナー部CN1の位置になるように、温度センサー22が配置される。例えばこの場合、温度センサー22は、コーナー部CN1に最も近接した回路素子である。換言すると、平面視において、CN1と温度センサー22との間に、他の回路素子は設けられていない。
このように温度センサー22をコーナー部CN1に配置すれば、集積回路装置20に配置される発熱源回路24と温度センサー22との距離を離すことが可能になる。従って、発熱源回路24からの熱が温度センサー22の温度検出結果に悪影響を与えて、集積回路装置20の回路性能が劣化してしまう事態を抑制できるようになる。
また図11では、温度センサー22は、集積回路装置20の第1辺である辺SD1に沿って配置される。例えば温度センサー22の第1辺が集積回路装置20の辺SD1に沿うように配置される。なお図11では温度センサー22をコーナー部CN1に配置しているが、辺SD1の中央部側に寄せた位置に温度センサー22を配置してもよい。また発熱源回路24は、集積回路装置20の辺SD1に交差する第2辺である辺SD2に沿って配置される。例えば発熱源回路24の長辺である第1辺が集積回路装置20の辺SD2に沿うように配置される。ここで、回路が集積回路装置20の辺に沿って配置されるとは、例えば回路と辺との間に他の回路が存在しないように当該回路が配置されることである。例えば辺から所定幅の領域に当該回路が配置される。また辺に向かう方向と反対方向に他の回路が位置する場合に、他の回路と辺との間に当該回路が配置される。
このように集積回路装置20の辺SD1に沿って温度センサー22を配置し、辺SD2に沿って発熱源回路24を配置することで、温度センサー22と発熱源回路24との距離を離すことが可能になる。従って、発熱源回路24からの熱が温度センサー22の温度検出結果に悪影響を与えるのを抑制できる。
なお図12に示すように、温度センサー22を、集積回路装置20のコーナー部CN1に配置し、発熱源回路24を、集積回路装置20のコーナー部CN1に対向するコーナー部CN2に配置することが望ましい。例えば発熱源回路24の第1辺が集積回路装置20の辺SD2に沿うと共に発熱源回路24の第2辺が集積回路装置20の辺SD3に沿うように、発熱源回路24を配置する。このようにすれば、温度センサー22と発熱源回路24との距離を最大限に離すことが可能になり、発熱源回路24からの熱が温度センサー22の温度検出結果に悪影響を与えるのを更に効果的に抑制できる。
4.詳細な構成例
図13に集積回路装置20の詳細な構成例を示す。図13は発振器4に設けられる集積回路装置20の構成例である。図13では例えば出力回路40が発熱源回路24になる。また、例えば電源回路80や制御回路50も発熱源回路24となり得る。なお以下では、発振回路用の集積回路装置20を主に例にとり説明するが、本実施形態はこれに限定されない。本実施形態の手法は、ジャイロセンサー用の集積回路装置、時間デジタル変換用の集積回路装置、液晶パネル等の表示パネルの駆動用の集積回路装置、又はLED等の光源回路の駆動用の集積回路装置などの温度センサーを内蔵する様々な構成の集積回路装置に適用できる。ジャイロセンサー用の集積回路装置では、ジャイロ素子の駆動回路や検出回路等が発熱源回路24になる。時間デジタル変換用の集積回路装置では、時間デジタル変換回路等が発熱源回路24になる。表示パネルの駆動用の集積回路装置や光源回路の駆動用の集積回路装置では、表示パネルや光源回路を駆動する駆動回路等が発熱源回路24になる。またこれらの集積回路装置が、差動信号を伝送するための高速シリアルインターフェース回路や、高速のクロック信号を生成するPLL回路等のクロック信号生成回路を有する場合には、これらの高速シリアルインターフェース回路やクロック信号生成回路が発熱源回路24になる。
図13に示すように集積回路装置20は、温度センサー22と発振回路30と出力回路40を含む。また本実施形態の発振器4は、振動子10と集積回路装置20を含む。振動子10は集積回路装置20に電気的に接続されている。例えば振動子10及び集積回路装置20を収納するパッケージの内部配線、ボンディグワイヤー又は金属バンプ等を用いて、振動子10と集積回路装置20は電気的に接続されている。
振動子10は、電気的な信号により機械的な振動を発生する素子である。振動子10は、例えば水晶振動片などの振動片により実現できる。例えば振動子10は、カット角がATカットやSCカットなどの厚みすべり振動する水晶振動片などにより実現できる。例えば振動子10は、恒温槽を備えない温度補償型水晶発振器(TCXO)に内蔵されている振動子であってもよいし、恒温槽を備える恒温槽型水晶発振器(OCXO)に内蔵されている振動子であってもよい。なお本実施形態の振動子10は、例えば厚みすべり振動型以外の振動片や、水晶以外の材料で形成された圧電振動片などの種々の振動片により実現できる。例えば振動子10として、SAW(Surface Acoustic Wave)共振子や、シリコン基板を用いて形成されたシリコン製振動子としてのMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子等を採用してもよい。
集積回路装置20は、IC(Integrated Circuit)と呼ばれる回路装置である。例えば集積回路装置20は、半導体プロセスにより製造されるICであり、半導体基板上に回路素子が形成された半導体チップである。
集積回路装置20は、温度センサー22、発振回路30、出力回路40に加えて、制御回路50、温度補償回路60、電源回路80、基準電圧生成回路90、パッドPD1、PD2、PD3、PD4、PD5を含むことができる。
パッドPD1は、振動子10の一端に電気的に接続され、パッドPD2は、振動子10の他端に電気的に接続される。例えば振動子10及び集積回路装置20を収納するパッケージの内部配線、ボンディグワイヤー又は金属バンプ等を用いて、振動子10と集積回路装置20のパッドPD1、PD2は電気的に接続される。パッドPD1は第1パッドであり、パッドPD2は第2パッドである。パッドPD1、PD2は信号線L1、L2を介して発振回路30に電気的に接続される。信号線L1、L2はパッドPD1、PD2と発振回路30を接続する配線である。
パッドPD3は、電源電圧VDDが供給される電源パッドである。例えば外部の電源供給デバイスからパッドPD3に電源電圧VDDが供給される。パッドPD4は、グランド電圧であるGNDが供給されるグランドパッドである。GNDはVSSと呼ぶこともでき、グランド電圧は例えば接地電位である。本実施形態ではグランドを、適宜、GNDと記載する。パッドPD5は、発振回路30の発振信号OSCに基づき生成されたクロック信号CKが出力されるクロックパッドである。クロック信号CKは、シングルエンドのCMOSやクリップドサイン波の信号形式の信号である。なお出力回路40が、差動のクロック信号CK、CKXを出力するようにしてもよい。この場合に、クロック信号CK、CKXは、差動クロック信号を構成する第1クロック信号、第2クロック信号になる。
パッドPD3、パッドPD4、パッドPD5は、各々、発振器4の外部接続用の外部端子TE3、TE4、TE5に電気的に接続される。例えばパッケージの内部配線、ボンディグワイヤー又は金属バンプ等を用いて電気的に接続される。そして発振器4の外部端子TE3、TE4、TE5は外部デバイスに電気的に接続される。
発振回路30は振動子10を発振させる回路である。例えば発振回路30は、パッドPD1及びパッドPD2に電気的に接続され、振動子10を発振させることで発振信号OSCを生成する。例えば発振回路30は、パッドPD1、PD2に接続される信号線L1及び信号線L2を介して振動子10を駆動して、振動子10を発振させる。例えば発振回路30は、パッドPD1、PD2との間に設けられた発振用の駆動回路などを含む。例えば発振回路30は、駆動回路を実現するバイポーラトランジスターなどのトランジスターと、キャパシターや抵抗などの能動素子により実現できる。駆動回路は、発振回路30のコア回路であり、駆動回路が、振動子10を電流駆動又は電圧駆動することで、振動子10を発振させる。発振回路30としては、例えばピアース型、コルピッツ型、インバーター型又はハートレー型などの種々のタイプの発振回路を用いることができる。また発振回路30に、可変容量回路を設け、この可変容量回路の容量の調整により、発振周波数を調整できるようにしてもよい。可変容量回路は、バラクターなどの可変容量素子により実現できる。可変容量回路は、例えばパッドPD1が接続される信号線L1に電気的に接続される。発振回路30は、パッドPD1が接続される信号線L1に電気的に接続される第1可変容量回路と、パッドPD2が接続される信号線L2に電気的に接続される第2可変容量回路を有していてもよい。なお本実施形態における接続は電気的な接続である。電気的な接続は、電気信号が伝達可能に接続されていることであり、電気信号による情報の伝達が可能となる接続である。電気的な接続は能動素子等を介した接続であってもよい。
出力回路40は、発振回路30からの発振信号OSCに基づいてクロック信号CKを出力する。例えば出力回路40は、発振回路30からの発振信号OSCをバッファリングしてクロック信号CKを出力する。例えば出力回路40は、発振信号OSCの波形整形、電圧レベルのレベルシフトなども行うことができる。なお出力回路40が、例えばLVDS(Low Voltage Differential Signaling)、PECL(Positive Emitter Coupled Logic)、HCSL(High Speed Current Steering Logic)、又は差動のCMOS(Complementary MOS)などの信号形式で、クロック信号を出力できるようにしてもよい。
制御回路50は種々の制御処理を行う。例えば制御回路50は集積回路装置20の全体の制御を行う。例えば集積回路装置20の動作シーケンスを制御する。また制御回路50は発振回路30の制御のための各種の処理を行う。また制御回路50は出力回路40や電源回路80の制御を行うこともできる。制御回路50は、例えばゲートアレイ等の自動配置配線によるASIC(Application Specific Integrated Circuit)の回路により実現できる。
温度補償回路60は、発振回路30の発振周波数の温度補償を行う。例えば温度補償回路60は、温度センサー22からの温度検出電圧VTMPに基づいて温度補償電圧VCPを生成し、温度補償電圧VCPを発振回路30に出力することで、発振回路30の発振周波数の温度補償を行う。例えば温度補償回路60は、発振回路30が有する可変容量回路に対して、当該可変容量回路の容量制御電圧となる温度補償電圧VCPを出力することで、温度補償を行う。温度補償は、温度変動による発振周波数の変動を抑制して補償する処理である。例えば温度補償回路60は、多項式近似によるアナログ方式の温度補償を行う。例えば振動子10の周波数温度特性を補償する温度補償電圧VCPが多項式により近似される場合に、温度補償回路60は、当該多項式の係数情報に基づいてアナログ方式の温度補償を行う。アナログ方式の温度補償は、例えばアナログ信号である電流信号や電圧信号の加算処理等により実現される温度補償である。
電源回路80は、パッドPD3からの電源電圧VDDが供給されて、集積回路装置20の内部回路用の種々の電源電圧を内部回路に供給する。例えば電源電圧VDDそのものを供給したり、外部からの電源電圧VDDをレギュレートした電圧であるレギュレート電圧VREGを供給する。レギュレート電圧VREGは、電源回路80に設けられたレギュレーター81が生成する。なお集積回路装置20は温度補償機能を有していなくてもよい。この場合には発振器4はSPXO(Simple Packaged Crystal Oscillator)の発振器になる。
基準電圧生成回路90は、電源電圧VDDに基づいて基準電圧VREFを生成する。例えば電源電圧変動や温度変動があった場合にも定電圧となる基準電圧VREFを生成する。基準電圧生成回路90は、例えばバンドギャップ電圧に基づき基準電圧VREFを生成するバンドギャップリファレンス回路などにより実現できる。
なお集積回路装置20は、温度補償用の係数データや電圧設定用のデータなどの各種のデータを記憶する記憶部を含むことができる。この記憶部は不揮発性メモリーにより実現できる。不揮発性メモリーとしては、例えばデータの電気的な消去が可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)や、FAMOS(Floating gate Avalanche injection MOS)などを用いたOTP(One Time Programmable)のメモリーなどを用いることができる。
図14に図13の集積回路装置20のレイアウト配置例を示す。図14のレイアウト配置例では、集積回路装置20の各回路の回路配置領域が示されている。回路配置領域は、回路を構成する回路素子や回路素子間を接続する配線が配置される領域である。回路素子は、トランジスターなどの能動素子や、抵抗、キャパシターなどの受動素子である。また図14のレイアウト配置例では、集積回路装置20の回路素子が形成される基板に直交する方向の平面視での配置例が示されている。
図14に示すように本実施形態の集積回路装置20は、温度センサー22と、振動子10を発振させることで発振信号OSCを生成する発振回路30と、発振回路30からの発振信号OSCをバッファリングしてクロック信号CKを出力する出力回路40を含む。この場合に集積回路装置20における発熱源回路24は、出力回路40となる。例えば出力回路40は高い周波数のクロック信号CKを出力するため、大きな熱量の熱を発生する。この点、本実施形態では、平面視において温度センサー22に重なるようにMIM構造のキャパシターCMIMが設けられているため、発熱源回路24である出力回路40からの熱が、温度センサー22での温度検出結果に悪影響を与えるのを抑制できる。これにより、温度検出電圧VTMPの変動等を原因とする温度補償のずれや起動時のドリフトを緩和できるようになる。なおパッドPD6は、例えばアウトプットイネーブル信号又はスタンバイ信号等の外部信号を入力するためのパッドである。
また集積回路装置20は、振動子10の一端に電気的に接続されるパッドPD1と、振動子10の他端に電気的に接続されるパッドPD2を含む。パッドPD1には、発振回路30の例えば出力側の端子XOが接続され、パッドPD2には、発振回路30の例えば入力側の端子XIが接続される。そして図14に示すように、温度センサー22とパッドPD1との距離は、温度センサー22と出力回路40との距離より近くなっている。例えば温度センサー22は、発振回路30と辺SD4との間に配置される。具体的には温度センサー22は、発振回路30の方向DR2側において発振回路30に隣り合うように配置されており、温度センサー22は、発振回路30内のパッドPD1に隣り合うように配置されている。
このようにすれば、パッドPD1と温度センサー22との距離を近づけることができ、例えばパッドPD1に隣り合うように温度センサー22を配置できる。またパッドPD2と温度センサー22との距離も近づけることが可能になる。例えば温度センサー22は、理想的には振動子10の温度自体を検出することが望ましい。しかしながら、温度センサー22は集積回路装置20に内蔵されているため、振動子10の直ぐ近くにおいて振動子10の温度をダイレクトに検出することはできない。この点、パッドPD1と振動子10は、パッケージの内部配線、ボンディグワイヤー又は金属バンプ等を用いて電気的に接続されており、内部配線、ボンディグワイヤー、金属バンプは金属により形成されている。従って、振動子10の温度は、当該金属により熱伝導されて、パッドPD1に伝達されるようになる。従って、パッドPD1の近くに温度センサー22が配置されることで、振動子10の温度を、温度センサー22を用いて、より適切に検出することが可能になる。これにより温度検出の精度を向上できるため、温度補償の精度も向上できるようになり、クロック周波数の高精度化等を実現できるようになる。
また図14では、温度センサー22と出力回路40との距離は、温度センサー22とパッドPD1との距離よりも遠くなっており、温度センサー22から離れた距離の場所に出力回路40が配置されている。このようにすれば、出力回路40からの熱の伝達経路の距離を長くできる。これにより、出力回路40からの熱が温度センサー22の温度検出結果に悪影響を与えて温度補償の精度が劣化してしまうのを抑制でき、クロック周波数の高精度化等を実現できるようになる。
また図14では、温度センサー22とパッドPD1及びパッドPD2は、集積回路装置20の辺SD1に沿って配置され、出力回路40は、集積回路装置20の辺SD2に沿って配置される。具体的にはパッドPD1、PD2は、平面視において、辺SD1に沿って発振回路30内に配置される。例えば回路素子が形成される基板に直交する方向での平面視において、発振回路30の回路配置領域内に、パッドPD1、PD2が配置される。例えば発振回路30の回路配置領域において、辺SD1に近い位置に、方向DR2に沿ってパッドPD1、PD2が配置される。例えばパッドが集積回路装置20の辺に沿って配置されるとは、例えばパッドと辺との間に他のパッドが存在しないようにパッドが配置されることである。例えば辺から所定幅の領域にパッドが配置される。
そして出力回路40は、集積回路装置20の辺SD1に交差する辺SD2に沿って配置される。例えば出力回路40の辺SD2側の辺が、集積回路装置20の辺SD2に沿うように出力回路40が配置される。例えば出力回路40の長手方向に沿った辺が、辺SD2に沿うように配置される。別の言い方をすれば、発振回路30は辺SD1に近い領域に配置され、出力回路40は辺SD2に近い領域に配置される。
振動子接続用のパッドPD1、PD2は、図13に示すように信号線L1、L2を介して発振回路30に接続される。従って、パッドPD1、PD2間の距離が遠くなると、パッドPD1、PD2と発振回路30を接続する信号線L1、L2の配線長が長くなってしまう。そして、このように信号線L1、L2の配線長が長くなると、信号線L1、L2の寄生抵抗や寄生容量が増加し、振動子10の発振特性が劣化するなどの問題が発生する。例えば負性抵抗の劣化や発振振幅の減少等の問題が発生してしまう。
この点、図14では温度センサー22、発振回路30が辺SD1に沿って配置され、パッドPD1、PD2も辺SD1に沿って配置される。即ち温度センサー22、発振回路30、パッドPD1、PD2は共に、辺SD1に近い位置に配置され、温度センサー22とパッドPD1、PD2も近い位置に配置される。更に具体的にはパッドPD1、PD2は発振回路30の回路配置領域内に配置される。従って、パッドPD1、PD2と発振回路30をショートパスで接続できるようになり、信号線L1、L2の配線長を短くできる。このようにパッドPD1、PD2と発振回路30をショートパスで接続することで、信号線L1、L2の配線長が短くなり、信号線L1、L2の寄生抵抗や寄生容量を低減できる。従って、信号線L1、L2の配線長が長くなってしまうことに起因する発振特性の劣化を防止できるようになる。またパッドPD1、PD2を、発振回路30内に配置するようにすれば、パッドPD1、PD2用のパッド配置領域を別個に設けることなく、発振回路30の回路配置領域を有効利用して、パッドPD1、PD2を配置できるようになるため、効率的なレイアウト配置が可能になる。また温度センサー22とパッドPD1、PD2とが辺SD1に沿って配置されることで、温度センサー22とパッドPD1、PD2との距離も近くできる。このようにパッドPD1、PD2の近くに温度センサー22が配置されることで、振動子10の温度を、温度センサー22を用いて、より適切に検出することが可能になる。
また図14では、温度センサー22にグランド電圧を供給するグランド線LGND1と、発熱源回路24である出力回路40にグランド電圧を供給するグランド線LGND2とが分離して配線されている。例えばグランド線LGND1とグランド線LGND2が、グランドパッドであるパッドPD4の位置から分岐して、温度センサー22、出力回路40に配線されている。同様に温度センサー22に電源電圧VDDを供給する電源線LVDD1と、出力回路40に電源電圧VDDを供給する電源線LVDD2も分離して配線されている。このようにすれば、出力回路40で発生した熱が、グランド線LGND2、LGND1の金属層を介して温度センサー22に伝達されるのを抑制できる。即ちグランド線LGND2、LGND1を分離して配線することで、これらのグランド線LGND2、LGND1を通る熱伝達の経路を長くできるため、出力回路40で発生した熱が当該経路を経由して温度センサー22に伝達されるのを抑制できる。同様に、出力回路40で発生した熱が、電源線LVDD2、LVDD1の金属層を介して温度センサー22に伝達されるのも抑制できる。
また図14では発振回路30は、辺SD1に沿って配置され、出力回路40は、辺SD1に交差する辺SD2に沿って配置される。従って発振回路30と出力回路40の距離を近づけることが可能になり、高周波信号経路を短くした信号伝搬が可能になる。
例えば振動子10を100MHz以上というような高い発振周波数で発振させた場合に、発振回路30が出力する発振信号OSCの周波数やクロック信号CKの周波数も高くなる。そして高い周波数の信号である高周波信号が、長い配線長の信号線により伝搬すると、信号線から大きな放射ノイズが発生してしまう。また長い配線長の信号線は、発振信号OSCの特性にも悪影響を与えるおそれがある。
この点、図14では、発振回路30を辺SD1に沿って配置し、出力回路40を辺SD2に沿って配置することで、発振回路30と出力回路40とを短いパスで接続できるようになる。従って、高周波信号が伝播する信号線の配線長を短くでき、当該信号線から発生する放射ノイズを低減できる。また高周波信号が伝播する信号線の配線長が短くなることで、当該信号線の寄生抵抗や寄生容量が発振信号の特性に対して与える悪影響も低減できるようになる。
また発振回路30が辺SD1の近傍に配置され、出力回路40が辺SD2の近傍に配置されることで、発振回路30の方向DR1側であって出力回路40の方向DR2側の領域を、例えば温度補償回路60や電源回路80や制御回路50の配置領域として利用できるようになる。従って、集積回路装置20の回路ブロックの効率的なレイアウト配置が可能になり、回路面積を縮小化できるため、集積回路装置20の小規模化を実現できる。
また出力回路40は高周波信号についてのバッファリングや駆動を行うため、大きなノイズを発生するノイズ源になると共に、高温を発生する熱源になる。図14ではこのようなノイズ源及び熱源となる出力回路40が辺SD2に沿って配置される。従って、出力回路40を、辺SD2の近くに寄せて配置できるため、例えばノイズ源や熱源から遠ざけたい回路を、例えば辺SD2の対辺の辺SD4に配置できるようになる。例えば温度センサー22を、出力回路40が配置される辺SD2の対辺である辺SD4側に配置することで、出力回路40からの熱が温度センサー22での温度検出に及ぼす悪影響を低減できる。これにより温度補償回路60の温度補償の高精度化等を実現できる。また基準電圧生成回路90を辺SD4側に配置することで、出力回路40からのノイズが基準電圧生成回路90での基準電圧VREFの生成に及ぼす悪影響を低減できる。例えば出力回路40からのノイズにより、基準電圧生成回路90で生成される基準電圧VREFが変動すると、温度補償回路60の温度補償や発振回路30の発振動作に悪影響を与え、位相ノイズが増加するなどの問題が発生する。出力回路40を辺SD2に沿って配置することで、出力回路40と基準電圧生成回路90との距離を離すことが可能になり、このような問題の発生を防止できるようになる。
また集積回路装置20は、温度センサー22からの温度検出電圧VTMPに基づいて、発振回路30の発振周波数の温度補償を行う温度補償回路60を含む。そして辺SD1から辺SD3に向かう方向をDR1とし、辺SD2から辺SD4に向かう方向をDR2としたときに、温度補償回路60は、発振回路30の方向DR1であって、出力回路40の方向DR2に配置される。即ち発振回路30の方向DR1側の回路配置領域であって、出力回路40の方向DR2側の回路配置領域に、温度補償回路60が配置される。
このようにすれば、発振回路30の方向DR1であって出力回路40の方向DR2にあるスペースを有効活用して、温度補償回路60を配置できるようになる。例えば温度補償回路60は、多項式近似によるアナログ方式の温度補償を行う回路であるため、回路面積が大きくなる。この点、辺SD1に沿って配置される発振回路30の方向DR1側であって、辺SD2に沿って配置される出力回路40の方向DR2側の領域は、空きスペースとなるため、このスペースに、回路面積が大きな温度補償回路60を配置することで、効率的なレイアウト配置が可能になる。これにより集積回路装置20の小面積化を実現できる。また発振回路30の方向DR1に温度補償回路60を配置することで、温度補償回路60からの温度補償電圧VCPをショートパスで発振回路30に入力して、発振周波数を制御できるようになる。
また集積回路装置20は、温度補償回路60を制御する制御回路50を含む。そして制御回路50は、温度補償回路60の方向DR2に配置される。別の言い方をすると、温度補償回路60は、出力回路40と制御回路50の間に配置される。そして制御回路50は、例えば辺SD4に沿って配置される。例えば出力回路40は、温度補償回路60と辺SD2との間に配置され、制御回路50は、温度補償回路60と辺SD4との間に配置される。また発振回路30は、温度補償回路60と辺SD1との間に配置される。即ち温度補償回路60を中心として、辺SD1の方向に発振回路30が配置され、辺SD2の方向に出力回路40が配置され、辺SD4の方向に制御回路50が配置される。
このように制御回路50を配置すれば、温度補償回路60を制御する制御回路50を、温度補償回路60の方向DR2において、例えば温度補償回路60に隣り合うように配置できる。従って制御回路50からの制御信号をショートパスで温度補償回路60に入力できるようになる。また辺SD1に沿って発振回路30が配置され、辺SD2に沿って出力回路40が配置される場合に、辺SD4に沿ったスペースを有効活用して、例えば自動配置配線により制御回路50を配置できるようになり、効率的なレイアウト配置が可能になる。これにより集積回路装置20の小規模化を図れるようになる。
5.温度センサー、出力回路、レギュレーター、基準電圧生成回路、
図15に温度センサー22の第1構成例を示す。温度センサー22は、VDDの電源ノードとGNDノードとの間に直列に設けられた電流源IST、バイポーラトランジスターBPTを含む。バイポーラトランジスターBPTのコレクターノードとベースノードが接続されており、ダイオード接続になっている。これにより、温度センサー22の出力ノードNCQから、温度依存性を有する温度検出電圧VTMPが出力されるようになる。例えばベース・エミッター間電圧の温度依存性により発生する負の温度特性の温度検出電圧VTMPが出力されるようになる。
図16に温度センサー22の第2構成例を示す。温度センサー22は、電流源IST1、IST2と、バイポーラトランジスターBPT1、BPT2と、抵抗RT1、RT2、R3、RT4を含む。抵抗RT2、RT4は抵抗値が可変となる可変抵抗である。電流源IST1は、VDDの電源ノードと、バイポーラトランジスターBPT1のベースが接続されるノードNT2との間に設けられる。抵抗RT1は、ノードNT2と、バイポーラトランジスターBPT1のコレクターノードとなるノードNT1との間に設けられる。抵抗RT2は、バイポーラトランジスターBPT1のエミッターノードとGNDノードとの間に設けられる。電流源IST2は、VDDの電源ノードと、バイポーラトランジスターBPT2のベースが接続されるノードNT3との間に設けられる。抵抗RT3は、ノードNT3と、バイポーラトランジスターBPT1のコレクターノードとなる出力ノードNCQとの間に設けられる。抵抗RT4は、バイポーラトランジスターBPT2のエミッターノードとノードNT1との間に設けられる。そして出力ノードNCQから温度検出電圧VTMPが出力される。
図16において電流源IST1、IS2に流れる電流の電流値をIとし、バイポーラトランジスターBPT1、BPT2のベース・エミッター間電圧をVBE1、VBE2とし、抵抗RT1、RT2、RT3、RT4の抵抗値をR1、R2、R3、R4とし、ノードNT1から出力される電圧VOUTとする。この場合に、VOUT、VTMPは下式(1)、(2)のように求められる。
VOUT=VBE1+2×I×R2-I×R1 (1)
VTMP=VBE2+I×R4+VOUT-I×R3
=VBE1+VBE2+I×(2×R2+R4-R1-R3) (2)
上式(2)に示すように、可変抵抗である抵抗RT2、RT4の抵抗値R2、R4を調整することで、温度補償における0次調整が可能になる。即ち温度検出電圧VTMPのオフセット調整が可能になる。また図16の構成によれば、2つのベース・エミッター間電圧VBE1、VBE2を用いて温度検出電圧VTMPが生成されるため、温度検出の感度を向上できる。
また温度センサー22の温度検出電圧VTMPはバイポーラトランジスターBPT1、BPT2のベース・エミッター間電圧VBE1、VBE2に基づき生成される。従って図3、図4で説明したように、MIM構造のキャパシターCMIMとバイポーラトランジスターBPT1、BPT2とが平面視において重なるように配置することで、発熱源回路24からの熱により、ベース・エミッター間電圧VBE1、VBE2が変動するのが抑制され、温度検出電圧VTMPの変動を抑制できる。
なお温度センサー22は図15、図16の構成には限定されない。例えば温度センサー22は、バイポーラトランジスターのベース・エミッター間電圧を温度依存電圧として用いる図15、図16とは異なる他の構成の回路であってもよい。或いは、温度センサー22は、ダイオードの順方向電圧を温度依存電圧として用いる回路や、抵抗の抵抗値の温度依存性を利用する回路や、バイポーラトランジスター、ダイオード、抵抗を組み合わせた回路や、発振周波数の温度依存性を利用する回路などであってもよい。
図17に出力回路40の構成例を示す。出力回路40は、発振信号OSCのバッファリングなどを行うバッファー回路42と、発振信号OSCに基づくクロック信号CK、CKXの出力及び駆動を行う出力ドライバー46を含む。なお図17は差動のクロック信号CK、CKXを出力する出力回路40の例であるが、出力回路40はシングルエンドのクロック信号CKを出力するものであってもよい。
バッファー回路42は、例えば波形整形回路43、ディバイダー44、レベルシフター&プリドライバー45を含むことができる。波形整形回路43は、発振信号OSCの波形整形を行って、発振信号OSCに対応する矩形波の信号を出力する回路であり、インバーターIVBと、インバーターIVBの出力端子と入力端子の間に設けられる帰還用の抵抗RQを含む。ディバイダー44は、クロック分周を行う回路であり、ディバイダー44を設けることで、発振信号OSCの周波数を分周した周波数のクロック信号CK、CKXを出力できるようになる。レベルシフター&プリドライバー45は、VREGの電源電圧レベルからVDDの電源電圧レベルへのレベルシフトや、出力ドライバー46を駆動するプリドライブを行う回路である。例えばバッファー回路42の波形整形回路43及びディバイダー44には、レギュレート電圧VREGが供給され、レベルシフター&プリドライバー45には、レギュレート電圧VREG及び電源電圧VDDが供給される。一方、出力ドライバー46には電源電圧VDDが供給される。
出力ドライバー46は、LVDSのドライバー回路、PECLのドライバー回路、HCSLのドライバー回路、差動又はシングルエンドのCMOSのドライバー回路、及び、差動又はシングルエンドのクリップドサイン出力のドライバー回路のうちの少なくとも1つのドライバー回路を含むことができる。なお、これらの複数のドライバー回路を出力ドライバー46に設ける場合に、複数のドライバー回路を構成するトランジスターの一部を、複数のドライバー回路の間で共用してもよい。
図18にレギュレーター81の構成例を示す。レギュレーター81は、VDDノードとGNDノードの間に直列に設けられた駆動用のN型のトランジスターTA1及び抵抗RA1、RA2と、演算増幅器OPAを含む。またレギュレーター81は、演算増幅器OPAの出力端子側に設けられた抵抗RA3及びキャパシターCAを含むことができる。演算増幅器OPAの非反転入力端子には、基準電圧VREFが入力され、反転入力端子には、レギュレート電圧VREGを抵抗RA1、RA2により電圧分割した電圧VDAが入力される。そして演算増幅器OPAの出力端子が、抵抗RA3を介してトランジスターTA1のゲートに入力され、トランジスターTA1のドレインノードからレギュレート電圧VREGが出力される。なお図18では駆動用のトランジスターTA1としてN型のトランジスターを用いているが、P型のトランジスターを用いるようにしてもよい。
図19に基準電圧生成回路90の構成例を示す。基準電圧生成回路90は、VDDノードとGNDノードの間に設けられるN型のトランジスターTD1、抵抗RD1、RD2、RD3、バイポーラトランジスターBP1、BP2を含む。また基準電圧生成回路90は、バイアス電圧BSがゲートに入力されるP型のトランジスターTD1、TD2と、トランジスターTD2のドレインノードとGNDノードとの間に設けられるバイポーラトランジスターBP3を含む。基準電圧生成回路90は、バンドギャップリファレンス回路であり、バンドギャップ電圧による基準電圧VREFを生成して出力する。例えばPNP型のバイポーラトランジスターBP1、BP2のベース・エミッター間電圧をVBEA、VBEBとし、ΔVBE=VBEA-VBEBとする。基準電圧生成回路90は、例えばVREF=K×ΔVBE+VBEBとなる基準電圧VREFを出力する。Kは抵抗RD1、RD2の抵抗値により設定される。例えばVBEBは負の温度特性を有し、ΔVBEは正の温度特性を有するため、抵抗RD1、RD2の抵抗値を調整することで、温度依存性のない定電圧の基準電圧VREFを生成できるようになる。なお基準電圧生成回路90は図19の構成に限定されず、例えばトランジスターの仕事関数差電圧を用いて基準電圧VREFを生成する回路などの種々の構成の回路を用いることができる。
6.発振器
次に本実施形態の発振器4の構造例を説明する。図20に発振器4の第1の構造例を示す。発振器4は、振動子10と、集積回路装置20と、振動子10及び集積回路装置20を収容するパッケージ15を有する。パッケージ15は、例えばセラミック等により形成され、その内側に収容空間を有しており、この収容空間に振動子10及び集積回路装置20が収容されている。収容空間は気密封止されており、望ましくは真空に近い状態である減圧状態になっている。パッケージ15により、振動子10及び集積回路装置20を衝撃、埃、熱、湿気等から好適に保護することができる。
パッケージ15はベース16とリッド17を有する。具体的にはパッケージ15は、振動子10及び集積回路装置20を支持するベース16と、ベース16との間に収容空間を形成するようにベース16の上面に接合されたリッド17とにより構成されている。そして振動子10は、ベース16の内側に設けられた段差部に端子電極を介して支持されている。また集積回路装置20は、ベース16の内側底面に配置されている。具体的には集積回路装置20は、能動面がベース16の内側底面に向くように配置されている。能動面は集積回路装置20の回路素子が形成される面である。また集積回路装置20のパッドにバンプBMPが形成されている。そして集積回路装置20は、導電性のバンプBMPを介してベース16の内側底面に支持される。導電性のバンプBMPは例えば金属バンプであり、このバンプBMPやパッケージ15の内部配線や端子電極などを介して、振動子10と集積回路装置20が電気的な接続される。また集積回路装置20は、バンプBMPやパッケージ15の内部配線を介して、発振器4の外部端子18、19に電気的に接続される。外部端子18、19は、パッケージ15の外側底面に形成されている。外部端子18、19は、外部配線を介して外部デバイスに接続される。外部配線は、例えば外部デバイスが実装される回路基板に形成される配線などである。これにより外部デバイスに対してクロック信号などを出力できるようになる。
なお図20では、集積回路装置20の能動面が下方に向くように集積回路装置20がフリップ実装されているが、本実施形態はこのような実装には限定されない。例えば集積回路装置20の能動面が上方に向くように集積回路装置20を実装してもよい。即ち能動面が振動子10に対向するように集積回路装置20を実装する。
図21に発振器4の第2の構造例を示す。図21の発振器4は、振動子10と集積回路装置20と集積回路装置21を含む。また発振器4は、振動子10及び集積回路装置20を収容するパッケージ15と、パッケージ15及び集積回路装置21を収容するパッケージ5を含む。パッケージ15、パッケージ5は、各々、第1パッケージ、第2パッケージである。第1パッケージ、第2パッケージは第1容器、第2容器と言うこともできる。
そして本実施形態では、パッケージ15に収容される集積回路装置20が第1温度補償処理を行い、パッケージ5に収容される集積回路装置21が第2温度補償処理を行う。例えば振動子10及び集積回路装置20がパッケージ15に収容されることで、例えばアナログ方式の第1温度補償処理を行う温度補償型の発振器14が構成される。そして、アナログ方式の第1温度補償処理を行う発振器14と、デジタル方式の第2温度補償処理を行う集積回路装置21とがパッケージ5に収容されることで、高精度のクロック信号を生成する発振器4が構成される。集積回路装置21は、デジタル方式で微調整の第2温度補償処理を行う補正ICと呼ぶこともできる。
具体的にはパッケージ5は、例えばセラミック等により形成され、その内側に収容空間を有している。この収容空間に、振動子10及び集積回路装置20がパッケージ15に収容された発振器14と、集積回路装置21とが収容されている。収容空間は気密封止されており、望ましくは真空に近い状態である減圧状態になっている。パッケージ5により、集積回路装置21及び発振器14を衝撃、埃、熱、湿気等から好適に保護することができる。
パッケージ5はベース6とリッド7を有する。具体的にはパッケージ5は、発振器14及び集積回路装置21を支持するベース6と、ベース6との間に収容空間を形成するようにベース6の上面に接合されたリッド7とにより構成されている。ベース6は、その内側に、上面に開口する第1凹部と、第1凹部の底面に開口する第2凹部を有する。集積回路装置21は、第1凹部の底面に支持されている。例えば集積回路装置21は、端子電極を介して底面の段差部に支持されている。また発振器14は、第2凹部の底面に支持されている。例えば発振器14は、端子電極を介して底面の段差部に支持されている。またベース6は、第2凹部の底面に開口する第3凹部を有しており、この第3凹部に回路部品12が配置される。配置される回路部品12としては、例えばコンデンサーや温度センサーなどを想定できる。
集積回路装置21は、例えばボンディングワイヤーBWや、段差部に形成された端子電極や、パッケージ5の内部配線を介して、発振器14の端子に電気的に接続される。これにより発振器14からのクロック信号や温度検出信号を集積回路装置21に入力できるようになる。また集積回路装置21は、ボンディングワイヤーBWや、段差部に形成された端子電極や、パッケージ5の内部配線を介して、発振器4の外部端子8、9に電気的に接続される。外部端子8、9は、パッケージ5の外側底面に形成されている。外部端子8、9は、外部配線を介して外部デバイスに接続される。外部配線は、例えば外部デバイスが実装される回路基板に形成される配線などである。これにより外部デバイスに対してクロック信号などを出力できるようになる。なお発振器14の端子と外部端子8、9を電気的に接続するようにしてもよい。
なお図21では発振器14の上方向に集積回路装置21を配置しているが、発振器14の下方向に集積回路装置21を配置するようにしてもよい。ここで上方向はパッケージ5の底面からリッド7に向かう方向であり、下方向はその反対方向である。また発振器14の側方に集積回路装置21を設けてもよい。即ち発振器4の上面視において発振器14と集積回路装置21とが並ぶように配置する。
次に集積回路装置21について説明する。集積回路装置21は、発振器14で生成されたクロック信号である第1クロック信号が、基準クロック信号として入力されるクロック信号生成回路を含む。そしてクロック信号生成回路が生成したクロック信号が、発振器4の出力クロック信号として外部に出力される。例えば集積回路装置21のクロック信号生成回路は、発振器14からの第1クロック信号が基準クロック信号として入力されるフラクショナル-N型のPLL回路により構成される。このPLL回路は、第1クロック信号である基準クロック信号と、PLL回路の出力クロック信号を分周回路により分周したフィードバッククロック信号との位相比較を行う。そしてデルタシグマ変調回路を用いて小数の分周比を設定することで、フラクショナル-N型のPLL回路が実現される。また集積回路装置21が含む制御回路が、温度補償データに基づいて、PLL回路に設定される分周比データの補正処理を行うことで、第2温度補償処理が実現される。なお発振器14において行われる第1温度補償処理は、例えば多項式近似の温度補償処理により実現される。またクロック信号生成回路を、ダイレクトデジタルシンセサイザーにより構成してもよい。この場合には、第1クロック信号を基準クロック信号として動作するダイレクトデジタルシンセサイザーに対して、温度補償データにより補正された周波数制御データを入力することで、第2温度補償処理が実現される。
図21の発振器4によれば、振動子10を発振させる集積回路装置20が第1温度補償処理を行うことで、第1集積回路装置である集積回路装置20から出力される第1クロック信号の周波数温度特性での周波数変動量を小さくできる。そして第2集積回路装置である集積回路装置21が、集積回路装置20からの第1クロック信号に基づいてクロック信号を生成する際に第2温度補償処理を行う。このように集積回路装置20により第1温度補償処理を行った後に、集積回路装置21により第2温度補償処理を行うことで、温度計測結果の揺らぎなどを原因とする周波数のマイクロジャンプを小さくすることなどが可能になり、発振器4のクロック周波数の高精度化等を実現できるようになる。また図21の発振器4では、集積回路装置20に設けられる温度センサーを用いて第1温度補償処理を行うと共に、この温度センサーの温度検出信号が、集積回路装置20から出力されて集積回路装置21に入力されるようにしてもよい。そして集積回路装置21が、入力された温度検出信号に基づいて第2温度補償処理を行ってもよい。このようにすれば、集積回路装置20での第1温度補償処理と、集積回路装置21での第2温度補償処理を、同じ温度センサーからの温度検出信号に基づいて行うことが可能になるため、より適正な温度補償処理を実現できるようになる。この場合に集積回路装置20に内蔵される温度センサーと振動子10との距離は、当該温度センサーと集積回路装置21との距離よりも短くなる。従って、デジタル方式の温度補償処理を行うことで発熱量が多い集積回路装置21と、振動子10との距離を離すことができ、集積回路装置21の発熱が温度センサーの温度検出結果に及ぼす悪影響を低減できる。従って、振動子10についての温度を、集積回路装置20に内蔵される温度センサーを用いて、より正確に計測することが可能になる。
7.電子機器、移動体
図22に、本実施形態の集積回路装置20を含む電子機器500の構成例を示す。電子機器500は、本実施形態の集積回路装置20と、集積回路装置20の出力信号に基づいて処理を行う処理装置520を含む。ここで出力信号は、例えば集積回路装置20が発振回路30の発振信号に基づき生成するクロック信号である。具体的には電子機器500は、本実施形態の集積回路装置20を有する発振器4を含み、処理装置520は、発振器4からのクロック信号に基づき動作して各種の処理を行う。また電子機器500は、アンテナANT、通信インターフェース510、操作インターフェース530、表示部540、メモリー550を含むことができる。なお電子機器500は図22の構成に限定されず、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
電子機器500は、例えば基地局又はルーター等のネットワーク関連機器、距離、時間、流速又は流量等の物理量を計測する高精度の計測機器、生体情報を測定する生体情報測定機器、或いは車載機器などである。生体情報測定機器は例えば超音波測定装置、脈波計又は血圧測定装置等である。車載機器は自動運転用の機器等である。また電子機器500は、頭部装着型表示装置や時計関連機器などのウェアラブル機器、ロボット、印刷装置、投影装置、スマートフォン等の携帯情報端末、コンテンツを配信するコンテンツ提供機器、或いはデジタルカメラ又はビデオカメラ等の映像機器などであってもよい。
また電子機器500としては、5Gなどの次世代移動通信システムに用いられる機器がある。例えば次世代移動通信システムの基地局、リモートレディオヘッド(RRH)又は携帯通信端末などの種々の機器に本実施形態の集積回路装置20を用いることができる。次世代移動通信システムでは、時刻同期等のために高精度のクロック周波数が要望されており、高精度のクロック信号を生成できる本実施形態の集積回路装置20の適用例として好適である。
通信インターフェース510は、アンテナANTを介して外部からデータを受信したり、外部にデータを送信する処理を行う。プロセッサーである処理装置520は、電子機器500の制御処理や、通信インターフェース510を介して送受信されるデータの種々のデジタル処理などを行う。処理装置520の機能は、例えばマイクロコンピューターなどのプロセッサーにより実現できる。操作インターフェース530は、ユーザーが入力操作を行うためのものであり、操作ボタンやタッチパネルディスプレイなどにより実現できる。表示部540は、各種の情報を表示するものであり、液晶や有機ELなどのディスプレイにより実現できる。メモリー550は、データを記憶するものであり、その機能はRAMやROMなどの半導体メモリーにより実現できる。
図23に、本実施形態の集積回路装置20を含む移動体の例を示す。移動体は、本実施形態の集積回路装置20と、集積回路装置20の出力信号に基づき処理を行う処理装置220を含む。ここで出力信号は、例えば集積回路装置20が発振回路30の発振信号に基づき生成するクロック信号である。具体的には移動体は、本実施形態の集積回路装置20を有する発振器4を含み、処理装置220は、発振器4からのクロック信号に基づき動作して各種の処理を行う。本実施形態の集積回路装置20は、例えば、車、飛行機、バイク、自転車、或いは船舶等の種々の移動体に組み込むことができる。移動体は、例えばエンジンやモーター等の駆動機構、ハンドルや舵等の操舵機構、各種の電子機器を備えて、地上や空や海上を移動する機器・装置である。図23は移動体の具体例としての自動車206を概略的に示している。自動車206には、本実施形態の集積回路装置20が組み込まれる。具体的には、移動体である自動車206は、制御装置208を含み、制御装置208は、本実施形態の集積回路装置20を含む発振器4と、発振器4により生成されたクロック信号に基づき動作する処理装置220を含む。制御装置208は、例えば車体207の姿勢に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪209のブレーキを制御する。例えば制御装置208により、自動車206の自動運転を実現してもよい。なお本実施形態の集積回路装置20が組み込まれる機器は、このような制御装置208には限定されず、自動車206等の移動体に設けられるメーターパネル機器やナビゲーション機器などの種々の車載機器に組み込むことが可能である。
以上に説明したように本実施形態の集積回路装置は、温度センサーと、発熱源となる発熱源回路と、外部接続用のパッドと、一方の電極が外部接続用のパッドに電気的に接続されるMIM構造のキャパシターを含む。そして回路素子が形成される基板に直交する平面視において、MIM構造のキャパシターと温度センサーとが重なっている。
本実施形態によれば、MIM構造のキャパシターが、集積回路装置の基板に直交する平面視において温度センサーと重なるように配置される。そして、このMIM構造のキャパシターの一方の電極が、外部接続用のパッドに電気的に接続される。このように平面視において温度センサーに重なるようにMIM構造のキャパシターが配置されることで、発熱源回路からの熱が温度センサーに熱伝達されるのを抑制できる。そして発熱源回路からの熱を外部接続用のパッドを介して外部に放熱できるため、発熱源回路からの熱伝達による悪影響を緩和できる。また温度センサーの配置領域を有効活用してMIM構造のキャパシターを配置できるため、集積回路装置の小面積化を実現できる。従って、発熱源回路からの熱による悪影響の緩和と小面積化とを両立して実現できる集積回路装置の提供が可能になる。
また本実施形態の集積回路装置では、温度センサーは、集積回路装置の2つの辺が交差するコーナー部に配置されてもよい。
このように温度センサーをコーナー部に配置することで、集積回路装置に配置される発熱源回路と温度センサーとの距離を離すことが可能になり、発熱源回路からの熱が温度センサーの温度検出結果に悪影響を与えてしまうのを抑制できる。
また本実施形態の集積回路装置では、温度センサーは、集積回路装置の第1辺に沿って配置され、発熱源回路は、集積回路装置の第1辺に交差する第2辺に沿って配置されてもよい。
このように温度センサーを集積回路装置の第1辺に沿って配置し、発熱源回路を第2辺に沿って配置すれば、温度センサーと発熱源回路との距離を離すことが可能になり、発熱源回路からの熱が温度検出結果に悪影響を与えるのを抑制できる。
また本実施形態の集積回路装置では、外部接続用のパッドは、グランドパッド又は電源パッドであってもよい。
このようにすれば、温度センサーの配置領域を有効活用して、一方の電極にグランド電圧又は電源電圧が供給されるMIM構造のキャパシターを配置できるようになる。
また本実施形態の集積回路装置では、外部接続用のパッドは、グランドパッドであり、MIM構造のキャパシターの一方の電極には、グランドパッドからグランド電圧が供給され、MIM構造のキャパシターの他方の電極には、電源パッドからの電源電圧、電源電圧から生成された電圧、又は温度センサーの温度検出電圧が供給されてもよい。
このようにすれば、温度センサーの配置領域に形成されたMIM構造のキャパシターを、電源電圧、電源電圧により生成された電圧、又は温度検出電圧の電位の安定化用のキャパシターとして用いることが可能になる。
また本実施形態の集積回路装置では、MIM構造のキャパシターの他方の電極には、電源電圧から生成された電圧が印加され、電源電圧から生成された電圧は、電源電圧が供給されるレギュレーターが生成したレギュレート電圧、又は電源電圧が供給される基準電圧生成回路が生成した基準電圧であってもよい。
このようにすれば、温度センサーの配置領域に形成されたMIM構造のキャパシターを、レギュレート電圧又は基準電圧の電位の安定化用のキャパシターとして用いることが可能になる。
また本実施形態の集積回路装置では、外部接続用のパッドはグランドパッドであり、MIM構造のキャパシターの一方の電極は、グランド線を介してグランドパッドに電気的に接続され、グランド線は、金属プラグを介して基板に電気的に接続され、金属プラグは、平面視において、温度センサーと発熱源回路との間に配置されてもよい。
このようにすれば、発熱源回路からの熱は、温度センサーと発熱源回路との間に配列された金属プラグを介してグランド線に伝達されて、グランドパッドを介して外部に放熱されるようになる。
また本実施形態の集積回路装置では、温度センサーは、バイポーラトランジスター及び抵抗を含み、MIM構造のキャパシターとバイポーラトランジスターとが平面視において重なっていてもよい。
このようにすれば、バイポーラトランジスターに対する発熱源回路からの熱の伝達が抑制され、温度センサーの温度検出電圧への熱の悪影響を抑制できる。
また本実施形態の集積回路装置では、振動子を発振させることで発振信号を生成する発振回路と、発振回路からの発振信号をバッファリングしてクロック信号を出力する出力回路と、を含み、発熱源回路は、出力回路であってもよい。
このようにすれば、発熱源回路である出力回路からの熱が、温度センサーでの温度検出結果に悪影響を与えるのを防止でき、温度検出電圧の変動等を原因とするクロック信号の性能劣化を緩和できるようになる。
また本実施形態の集積回路装置では、振動子の一端に電気的に接続される第1パッドと、振動子の他端に電気的に接続される第2パッドと、を含み、温度センサーと第1パッドとの距離は、温度センサーと出力回路との距離より近くてもよい。
このようにすれば、振動子の一端に電気的に接続される第1パッドと温度センサーとの距離を近づけることができ、振動子の温度を、温度センサーを用いて、より適切に検出できるようになる。また温度センサーと出力回路との距離が遠くなることで、出力回路からの熱が温度センサーの温度検出結果に悪影響を与えるのを抑制できる。
また本実施形態の集積回路装置では、振動子を発振させることで発振信号を生成する発振回路と、発振回路からの発振信号をバッファリングしてクロック信号を出力する出力回路と、振動子の一端に電気的に接続される第1パッドと、振動子の他端に電気的に接続される第2パッドと、を含み、発熱源回路は、出力回路であり、温度センサーと第1パッド及び第2パッドは、集積回路装置の第1辺に沿って配置され、出力回路は、集積回路装置の第1辺に交差する第2辺に沿って配置されてもよい。
このように温度センサーと第1パッド及び第2パッドを集積回路装置の第1辺に沿って配置することで、温度センサーと第1パッド及び第2パッドの距離を近づけることができ、振動子の温度を、温度センサーを用いて、より適切に検出できるようになる。また出力回路を集積回路装置の第2辺に沿って配置することで、温度センサーと出力回路との距離を遠くすることができ、出力回路からの熱が温度センサーの温度検出結果に悪影響を与えるのを抑制できる。
また本実施形態の集積回路装置は、温度センサーと、発熱源となる発熱源回路と、グランドパッド又は電源パッドである外部接続用のパッドと、一方の電極が外部接続用のパッドに電気的に接続されるMIM構造のキャパシターを含む。そして回路素子が形成される基板に直交する平面視において、MIM構造のキャパシターと発熱源回路とが重なっている。
本実施形態によれば、MIM構造のキャパシターが、集積回路装置の基板に直交する平面視において発熱源回路と重なるように配置される。そして、このMIM構造のキャパシターの一方の電極が、外部接続用のパッドであるグランドパッド又は電源パッドに電気的に接続される。このように平面視において発熱源回路に重なるようにMIM構造のキャパシターが配置されることで、発熱源回路からの熱が、発熱源回路の配置領域に設けられたMIM構造のキャパシターにより断熱されて、温度センサーに当該熱が伝わるのが抑制されるようになる。そして発熱源回路からの熱を、外部接続用のパッドであるグランドパッド又は電源パッドを介して外部に放熱できるため、発熱源回路からの熱伝達による悪影響を緩和できる。また発熱源回路の配置領域を有効活用してMIM構造のキャパシターを配置できるため、集積回路装置の小面積化を実現できる。従って、発熱源回路からの熱による悪影響の緩和と小面積化とを両立して実現できる集積回路装置の提供が可能になる。
また本実施形態は、上記に記載の集積回路装置と、振動子とを含む発振器に関係する。
また本実施形態は、上記に記載の集積回路装置と、集積回路装置からの出力信号に基づいて処理を行う処理装置を含む電子機器に関係する。
また本実施形態は、上記に記載の集積回路装置と、集積回路装置からの出力信号に基づいて処理を行う処理装置を含む移動体に関係する。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本開示の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本開示の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本開示の範囲に含まれる。また集積回路装置、発振器、電子機器、移動体の構成・動作等も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
CMIM…MIM構造のキャパシター、PDE…外部接続用のパッド、LE…接続線、
SD1、SD2、SD3、SD4…辺、DR1、DR2、DR3、DR4…方向、
AL1、AL2、AL3…金属層、ALM…MIM金属層、PSB…基板、
EL1、EL2…電極、PG1~PG9…電源プラグ、PGND…グランドパッド、
PVDD…電源パッド、LGND…グランド線、LVDD…電源線、
VDD…電源電圧、VREG…レギュレート電圧、VREF…基準電圧、
PWL、NWL…ウェル、CMA、CMB…MIM構造のキャパシター、
EL1A、EL1B、EL2A、EL2B…電極、CN1、CN2…コーナー部、
PD1、PD2、PD3、PD4、PD5、PD6…パッド、
L1、L2、…接続配線、TE3、TE4、TE5…外部端子、OSC…発振信号、
CK、CKX…クロック信号、LGND1、LGND2…グランド線、
LVDD1、LVDD2…電源線、IST、IST1、IST2…電流源、
BPT、BPT1、BPT2…バイポーラトランジスター、
RT1、RT2、RT3、RT4…抵抗、RA1、RA2、RA3…抵抗、
OPA…演算増幅器、CA…キャパシター、TA1…トランジスター、
BP1、BP2、BP3…バイポーラトランジスター、
RD1、RD2、RD3…抵抗、TD1、TD2、TD3…トランジスター、
4…発振器、5…パッケージ、6…ベース、7…リッド、8、9…外部端子、
10…振動子、12…回路部品、14…発振器、15…パッケージ、
16…ベース、17…リッド、18、19…外部端子、
20、21…集積回路装置、22…温度センサー、24…発熱源回路、
30…発振回路、40…出力回路、42…バッファー回路、43…波形整形回路、
44…ディバイダー、45…レベルシフター&プリドライバー、
46…出力ドライバー、50…制御回路、60…温度補償回路、80…電源回路、
81…レギュレーター、90…基準電圧生成回路、
206…自動車、207…車体、208…制御装置、209…車輪、
220…処理装置、500…電子機器、510…通信インターフェース、
520…処理装置、530…操作インターフェース、540…表示部、
550…メモリー

Claims (12)

  1. 温度センサーと、
    発熱源となる発熱源回路と、
    グランドパッドと、
    MIM(Metal-Insulator-Metal)構造のキャパシターと、
    を含み、
    回路素子が形成される基板に直交する平面視において、前記MIM構造のキャパシターと前記温度センサーとが重なり、
    前記MIM構造のキャパシターの一方の電極は、グランド線を介して前記グランドパッドに電気的に接続され、
    前記グランド線は、金属プラグを介して前記基板に電気的に接続され、
    前記金属プラグは、前記平面視において、前記温度センサーと前記発熱源回路との間に配置されることを特徴とする集積回路装置。
  2. 請求項1に記載の集積回路装置において、
    前記温度センサーは、前記集積回路装置の2つの辺が交差するコーナー部に配置されることを特徴とする集積回路装置。
  3. 請求項1又は2に記載の集積回路装置において、
    前記温度センサーは、前記集積回路装置の第1辺に沿って配置され、
    前記発熱源回路は、前記第1辺に交差する第2辺に沿って配置されることを特徴とする集積回路装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の集積回路装置において、
    電源パッドを含み、
    前記MIM構造のキャパシターの前記一方の電極には、前記グランドパッドからグランド電圧が供給され、
    前記MIM構造のキャパシターの他方の電極には、前記電源パッドからの電源電圧、前記電源電圧から生成された電圧、又は前記温度センサーの温度検出電圧が供給されることを特徴とする集積回路装置。
  5. 請求項に記載の集積回路装置において、
    前記MIM構造のキャパシターの前記他方の電極には、前記電源電圧から生成された電圧が印加され、
    前記電源電圧から生成された電圧は、前記電源電圧が供給されるレギュレーターが生成したレギュレート電圧、又は前記電源電圧が供給される基準電圧生成回路が生成した基準電圧であることを特徴とする集積回路装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の集積回路装置において、
    前記温度センサーは、バイポーラトランジスター及び抵抗を含み、
    前記MIM構造のキャパシターと前記バイポーラトランジスターとが前記平面視において重なっていることを特徴とする集積回路装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の集積回路装置において、
    振動子を発振させることで発振信号を生成する発振回路と、
    前記発振回路からの前記発振信号をバッファリングしてクロック信号を出力する出力回路と、
    を含み、
    前記発熱源回路は、前記出力回路であることを特徴とする集積回路装置。
  8. 請求項に記載の集積回路装置において、
    前記振動子の一端に電気的に接続される第1パッドと、
    前記振動子の他端に電気的に接続される第2パッドと、
    を含み、
    前記温度センサーと前記第1パッドとの距離は、前記温度センサーと前記出力回路との距離より近いことを特徴とする集積回路装置。
  9. 請求項1に記載の集積回路装置において、
    振動子を発振させることで発振信号を生成する発振回路と、
    前記発振回路からの前記発振信号をバッファリングしてクロック信号を出力する出力回路と、
    前記振動子の一端に電気的に接続される第1パッドと、
    前記振動子の他端に電気的に接続される第2パッドと、
    を含み、
    前記発熱源回路は、前記出力回路であり、
    前記温度センサーと前記第1パッド及び前記第2パッドは、前記集積回路装置の第1辺に沿って配置され、
    前記出力回路は、前記集積回路装置の前記第1辺に交差する第2辺に沿って配置されることを特徴とする集積回路装置。
  10. 請求項乃至のいずれか一項に記載の集積回路装置と、
    前記振動子と、
    を含むことを特徴とする発振器。
  11. 請求項乃至のいずれか一項に記載の集積回路装置と、
    前記集積回路装置からの前記クロック信号に基づいて処理を行う処理装置と、
    を含むことを特徴とする電子機器。
  12. 請求項乃至のいずれか一項に記載の集積回路装置と、
    前記集積回路装置からの前記クロック信号に基づいて処理を行う処理装置と、
    を含むことを特徴とする移動体。
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