JP2015088652A - 半導体装置 - Google Patents

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勝 岩渕
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Abstract

【課題】オンチップレギュレータが生成し、半導体装置の内部回路に供給する電源電圧を安定して供給する。
【解決手段】半導体装置は、電源回路PDC、およびコンデンサCap1を有する。電源回路PDCは、電源電圧VCCから、内部回路の動作電源として供給される電源電圧VDDを生成する。コンデンサCap1は、電源電圧VDDが出力される電源回路PDCの出力部に第1の電極が接続され、基準電位VSSに第2の電極が接続される。このコンデンサCap1は、電源回路PDCの4辺の外側に配置される。また、内部回路は、コンデンサCap1の外側に配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置に関し、例えば、半導体チップに設けられた電源回路に適用可能な技術に関する。
近年、マイクロコンピュータなどの半導体装置は、プロセスの微細化、および低電圧動作化などが進んでおり、外部から供給される外部電源電圧よりも低い電圧レベルにて、各種の機能モジュール、いわゆるコアが動作するものがある。
この場合、半導体装置は、オンチップレギュレータなどの降圧回路を有しており、該オンチップレギュレータによって、外部電源電圧をコアの動作電源となる内部電源電圧まで降圧し、各々のコアに供給している。
なお、この種の半導体装置における内部電源電圧の生成技術としては、例えば多バンク構成の半導体記憶装置のように複数のメモリブロックの活性化がそれぞれ異なるタイミングでされる場合に、内部発生電位のより正確な検知および制御を行うものが知られている(特許文献1参照)。
あるいは、内部電源電圧発生器回路の動作時にドライバのターンオン、またはターンオフ動作を緩慢にし、外部電源電圧VCCと接地電圧VSSのノイズを減らし、安定した内部電源電圧を供給するもの(特許文献2参照)や、 レイアウト設計工程における変更量をおさえつつ、電源電圧の電圧降下や接地電圧の変動などによる製造後の動作不良を低減するもの(特許文献3参照)などがある。
特開2001−67868号公報 特開平10−188557号公報 特開2008−47557号公報
ところが、上記のようなオンチップレギュレータによる内部電源電圧の生成技術では、次のような問題点があることが本発明者により見い出された。
オンチップレギュレータは、外部電源電圧が供給される配線の取り回しが長くなることを防止するため、電源端子、およびグランド端子の近傍に位置するようにレイアウトされている。ここで、電源端子は、外部電源電圧が入力される外部端子であり、グランド端子は、基準電位が接続される外部端子である。
このようなレイアウトの場合、オンチップレギュレータからコアまでの距離が、コアのレイアウト位置によって大きく異なってしまうことになる。例えばオンチップレギュレータが半導体チップのある1辺の近傍にレイアウトされていると、該オンチップレギュレータがレイアウトされた辺と対向する1辺側の近傍にレイアウトされているコアまでの距離がとても離れてしまうことになる。
このような場合には、オンチップレギュレータが生成した内部電源電圧を供給する電源配線の配線長も長くなってしまう。電源配線の配線長が長くなると、電源配線の寄生抵抗によって内部電源電圧がドロップしてしまい、安定した内部電源電圧を供給することができない恐れがある。例えば、配線の寄生抵抗がRであり、配線に流れる電流をIとすると、内部電源電圧Vは、V=IR2となり、寄生抵抗が大きいほど、すなわち配線長が長くなるほど、内部電源電圧のドロップも大きくなる。
その他の新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態による半導体装置は、以下のような特徴を有するものである。
半導体装置は、第1の電源電圧から第2の電源電圧を生成する電源生成回路と、該電源生成回路が生成した第2の電源電圧が、動作電源として供給される機能モジュールと、第2の電源電圧が出力される電源生成回路の出力部に第1の電極が接続され、基準電位に第2の電極が接続されるコンデンサとを有する。そして、コンデンサは、電源生成回路の4辺の外側に配置され、機能モジュールは、コンデンサの外側に配置される。
半導体装置の動作を安定化させることができる。
本実施の形態1による半導体装置に設けられる半導体チップのレイアウトの一例を示す説明図である。 図1の半導体チップに形成されるコア電源配線、およびグランド配線の一例を示す説明図である。 図1の半導体チップに設けられた電源回路領域のレイアウトの一例を示す説明図である。 図1の電源回路領域に設けられる電源回路、およびコンデンサの回路構成の一例を示す説明図である。 図4のオペアンプに帰還するフィードバック電圧の取得例を示す模式図である。 図4のコンデンサの種類の一例を示す説明図である。 図3のA−A断面図である。 本実施の形態2による半導体装置の一例を示す説明図である。 図8の半導体装置に設けられたESD保護回路における構成の一例を示す説明図である。 図8のボンディングパッド、およびESD保護回路のレイアウトの一例を示す説明図である。 本実施の形態3による半導体装置の一例を示す説明図である。 図11の電源回路領域における拡大図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。なお、図面をわかりやすくするために平面図であってもハッチングを付す場合がある。
(実施の形態1)
〈実施の形態の概要〉
本実施の形態の概要は、電源生成回路(電源回路PDC)、機能モジュール(内部回路)、およびコンデンサ(Cap1)を有する半導体装置である。電源生成回路は、第1の電源電圧(電源電圧VCC)から第2の電源電圧(電源電圧VDD)を生成する。
機能モジュールは、電源生成回路が生成した第2の電源電圧が、動作電源として供給される。コンデンサは、第2の電源電圧が出力される電源生成回路の出力部に第1の電極が接続され、基準電位に第2の電極が接続される。このコンデンサは、電源生成回路の4辺の外側に配置され、機能モジュールは、該コンデンサの外側に配置される。
〈半導体チップのレイアウト例〉
図1は、本実施の形態1による半導体装置に設けられる半導体チップCHPのレイアウトの一例を示す説明図である。
半導体チップCHPは、図1に示すように、例えば正方形状からなり、4つの辺部には、額縁状にI/O領域IOAが設けられている。このI/O領域IOAには、外部とのインタフェースである複数の図示しないI/Oセルが直線状にそれぞれレイアウトされた構成からなり、該I/O領域IOAの上方には、複数のボンディングパッドBPADが形成されている。
そして、これらI/O領域IOAに囲まれるように、内部回路領域ICAが形成されている。この内部回路領域ICAには、機能モジュールなどの内部回路として、不揮発性メモリNVS、マイクロプロセッサMPU、周辺モジュールPMD、揮発性メモリVLMなどが形成されている。
半導体チップCHPの上方には、図1において、各種のデータやプログラムなどが格納される不揮発性メモリNVSがレイアウトされている。不揮発性メモリNVSは、例えばフラッシュメモリやROM(Read Only Memory)などである。
また、不揮発性メモリNVSの右下方には、CPU(Central Processing Unit)などのマイクロプロセッサMPUがレイアウトされている。このマイクロプロセッサMPUの下方には、タイマ機能や通信機能などの機能を備えたモジュールからなる周辺モジュールPMDがレイアウトされている。
不揮発性メモリNVSの左側下方には、例えばマイクロプロセッサMPUのワークエリアとして用いられる揮発性メモリVLMがレイアウトされている。この揮発性メモリVLMは、例えばSRAM(Static Random Access Memory)などからなる。そして、半導体チップCHPのほぼ中央部には、電源回路領域PSSがレイアウトされている。
半導体チップCHPの下方において、I/O領域IOAと内部回路領域ICAとの間には、アナログ周辺回路IPがレイアウトされている。このアナログ周辺回路IPは、例えばA/D(Analog/Digital)コンバータなどのアナログ機能ブロックからなる。
半導体チップCHPの下側の辺部には、外部から入力される電源電圧VCCが供給されるボンディングパッドBPADa、および基準電位VSSが接続されるボンディングパッドBPADbがそれぞれ設けられている。ボンディングパッドBPADaに供給される電源電圧VCCは、例えば2.7V程度〜5.5V程度の電圧レベルである。
また、半導体チップCHPの右側の辺部には、ボンディングパッドBPADc、およびボンディングパッドBPADdがそれぞれ設けられている。ボンディングパッドBPADcには、後述するコア電圧である電源電圧VDDが接続されており、ボンディングパッドBPADdは、半導体装置が実装される実装基板である図示しないプリント配線基板における基準電位VSSと接続される。
これらボンディングパッドBPADcとボンディングパッドBPADdとの間には、電源安定化用コンデンサであるコンデンサCapが接続される。コンデンサCapは、前述したプリント配線基板に外付けされる。
ボンディングパッドBPADcには、コンデンサCapの第1の電極が接続されており、ボンディングパッドBPADdには、コンデンサCapの第2の電極が接続されている。このコンデンサCapは、電源電圧VDDを安定化させる。
また、コンデンサCapは、例えば積層セラミックコンデンサなどからなり、その静電容量値は、例えば0.1μF程度〜1μF程度である。なお、コンデンサCapは、内部回路領域ICAの消費電流が、例えば10mA程度以下の場合には、内部回路領域ICAの内部回路が動作することによるダッシュカレントなども小さくなるので、不要とすることができる場合がある。
半導体チップCHPにおいて、内部回路領域ICAの上方の配線層には、コア電源配線PMP、およびグランド配線GMPがそれぞれ形成されている。なお、図1では、簡単化のためグランド配線GMPは示していない。
〈電源配線例〉
図2は、半導体チップCHPに形成されるコア電源配線PMP、およびグランド配線GMPの一例を示す説明図である。
コア電源配線PMPは、メタル配線層に形成され、図2に示すように、図1のI/O領域IOAの周辺部近傍に四角形状の電源幹線MLPが形成されている。この電源幹線MLPに囲まれる領域には、複数の配線MSPがメッシュ状、すなわちグリッド状に形成されている。
グランド配線GMPにおいても、同様に、図1のI/O領域IOAの周辺部近傍に四角形状の電源幹線MLPaが形成されており、該電源幹線MLPaに囲まれる領域には、複数の配線MSPaがメッシュ状、すなわちグリッド状に形成された構成となっている。
コア電源配線PMPは、内部回路領域ICAに設けられた各々の内部回路と接続されており、電源回路領域PSSにおいて生成された電源電圧VDDを内部回路に供給する。グランド配線GMPは基準電位VSSが接続された配線であり、内部回路領域ICAに設けられた各々の内部回路に接続されている。
〈電源回路領域のレイアウト例〉
図3は、図1の半導体チップCHPに設けられた電源回路領域PSSのレイアウトの一例を示す説明図である。
電源回路領域PSSは、電源回路PDC、およびコンデンサ領域CARを有する。この電源回路領域PSSのほぼ中央部には、図3に示すように、いわゆる、オンチップレギュレータである電源回路PDCがレイアウトされている。
そして、電源回路PDCの外周部には、コンデンサ領域CARがレイアウトされている。電源回路PDCは、内部回路領域ICAにレイアウトされている内部回路に供給する電源電圧VDDを生成する。
コンデンサ領域CARは、図3に示すように、電源回路PDCの外側を取り囲むように形成されており、該コンデンサ領域CARには、リング状のコンデンサCap1が形成されている。電源電圧VDDは、内部回路の動作電源電圧、いわゆるコア電源である。ここで、電源電圧VDDは、例えば1.1V程度〜1.8V程度である。
電源回路PDCは、基準電圧発生回路PREF、および複数のコア電圧生成回路DCNを有する。基準電圧発生回路PREFは、電源回路領域PSSのほぼ中央部にレイアウトされている。
そして、基準電圧発生回路PREFの外周を覆うように複数のコア電圧生成回路DCNがレイアウトされている。コア電圧生成回路DCNの数は、例えば20〜40程度である。
コア電圧生成回路DCNを複数設けることにより、均一な電圧レベルを電源回路領域PSSの各内部回路に供給することができる。なお、コア電圧生成回路DCNの数は、これに制限させるものではなく、必要に応じて増減することができる。
基準電圧発生回路PREFは、基準電圧VREFを生成する回路であり、コア電圧生成回路DCNは、基準電圧VREFに基づいて電源電圧VDDを生成する回路である。コア電圧生成回路DCNが生成した電源電圧VDDは、コンデンサCap1を介して電源回路領域PSSの4辺からそれぞれ出力される。
ここでは、内部回路領域ICAの消費電力が中電力のコアであるため、複数のコア電圧生成回路DCNを用いて電源電圧VDDを生成する構成とした。しかし、内部回路領域ICAが小電力のコアの場合には、1つ、あるいは2つ程度のコア電圧生成回路DCNを設けるだけでよい場合もある。
ここで中電力とは、内部回路領域ICAの消費電流が、例えば20mA程度〜150mA程度であり、小電力とは、内部回路領域ICAの消費電流が、例えば20mA程度よりも小さい値である。
さらに、コンデンサCap1がリング状からなる1つのコンデンサとしたが、このコンデンサCap1は、リング状でなくてもよく、例えば電源回路領域PSSの4つの辺にそれぞれ形成する構成であってもよい。この場合、コンデンサCap1は、1つの辺毎に1つを形成してもよいし、あるいは1つの辺毎に複数個のコンデンサを形成するようにしてもよい。
このように、電源回路PDCを半導体チップCHPのほぼ中央部に配置し、電源回路領域PSSの4辺からそれぞれ電源電圧VDDを出力することにより、該電源回路領域PSSの回りにレイアウトされている内部回路に対して電源電圧VDDを供給する構成とする。
この構成によって、内部回路領域ICAの4つの辺付近のいずれかにレイアウトされている内部回路であっても、電源回路PDCから電源電圧VDDを供給する電源供給経路を短くすることができる。
例えば、電源回路PDCが半導体チップCHPのある一辺にレイアウトされている場合には、その辺と対向する周辺部にレイアウトされている内部回路までの距離が長くなってしまう。これに伴い、電源電圧VDDを供給する配線パターンも長くなってしまい、該配線パターンの寄生抵抗などによる電圧降下などが生じてしまうことになる。
また、電圧降下を低減するためには、電源電圧VDDを供給する配線パターンの幅を大きくしなければならず、配線パターンのレイアウト面積が増大してしまうことなる。
一方、電源回路PDCを半導体チップCHPのほぼ中央部に配置した場合には、内部回路が半導体チップCHPのどの周辺部にレイアウトされていても、電源回路PDCから内部回路領域ICAの内部回路までの距離を短くすることができるので、配線パターンの幅を大きくしなくとも、大幅な電圧降下を防止することができる。これによって、安定した電源電圧VDDを供給することができるとともに、該電源電圧VDDを供給する配線パターンのレイアウト面積を低減することができる。
〈電源回路の構成例〉
図4は、図1の電源回路領域PSSに設けられる電源回路PDC、およびコンデンサCap1の回路構成の一例を示す説明図である。
図4において、電源回路PDCは、図3で述べたように、基準電圧発生回路PREF、およびコア電圧生成回路DCNを有する。基準電圧発生回路PREFは、バンドギャップ回路BGR、オペアンプOP1、トランジスタTR1、および抵抗Rから構成されている。コア電圧生成回路DCNは、オペアンプOP2、およびトランジスタTR2を有する。
バンドギャップ回路BGRは、バンドギャップを利用して温度に依存しない参照電圧を生成する。バンドギャップ回路BGRが生成した参照電圧は、オペアンプOP1の一方の入力部に入力されるように接続されている。
オペアンプOP1の出力部には、トランジスタTR1のゲートが接続されている。このトランジスタTR1は、例えばPチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)からなる。トランジスタTR1のソース/ドレインの一端には、電源電圧VCCが接続されている。
抵抗Rは、可変抵抗であり、トランジスタTR1のソース/ドレインの他端に、抵抗Rの一方の接続部が接続されている。抵抗Rの他方の接続部には、基準電位VSSが接続されており、該抵抗Rの中間接続部には、オペアンプOP1の他方の入力部が接続されている。抵抗Rの中間接続部は、可変された抵抗によって分圧された電圧が出力される。
ボルテージフォロワ構成のオペアンプOP1は、抵抗Rの中間接続部から出力される電圧とバンドギャップ回路BGRから出力される参照電圧とのずれを検出し、出力電圧がほぼ一定となるように補正する。
トランジスタTR1は、オペアンプOP1から出力される出力電圧に基づいて動作し、電源電圧VCCから、基準電圧VREFを生成して出力する。よって、トランジスタTR1から出力される基準電圧VREFは、抵抗Rの中間接続部から出力される電圧とほぼ同じとなる。例えば、抵抗Rの中間接続部から出力される電圧を1.1V程度に設定すると、基準電圧VREFも1.1V程度となる。
この基準電圧VREFは、オペアンプOP2の一方の入力部に入力されるように接続されており、該オペアンプOP2の出力部には、トランジスタTR2のゲートが接続されている。
トランジスタTR2のソース/ドレインの一端には、電源電圧VCCが接続されている。トランジスタTR2は、例えばPチャネルMOSからなる。このトランジスタTR2のソース/ドレインの他端には、コンデンサ領域CARに形成されたコンデンサCap1の第1の電極が接続されている。このコンデンサCap1の第2の電極は、基準電位VSSが接続されている。
また、トランジスタTR2のソース/ドレインの他端から出力される電圧は、電源電圧VDDとして、コア電源配線PMPを介して内部回路領域ICAに設けられた各々の内部回路に供給される。
また、オペアンプOP2の他方の入力部には、フィードバック電圧として電源電圧VDDが入力されるように接続されている。このフィードバック電圧は、コンデンサCap1における第1の電極よりも後の経路から帰還する電圧である。
さらに、電源回路PDCが生成した電源電圧VDDは、図1に示したように、ボンディングパッドBPADcとボンディングパッドBPADdと間にプリント配線基板などに外付けにて接続されたコンデンサCapによって安定化される。
コア電圧生成回路DCNにおいて、内部回路領域ICAに流れるコア電流が増加すると、該コア電流は、トランジスタTR2に流れる電流とほぼ等しいため、電源電圧VDDが低下することになる。その結果、オペアンプOP2は、トランジスタTR2に対して電源電圧VDDが基準電圧VREFとほぼ同じ電圧レベルとなるように、制御信号を出力する。
コンデンサCap1は、内部回路が動作する際にダッシュカレントなどによって外部に放出するノイズ、いわゆるエミッションノイズを低減するバイパスコンデンサとして機能する。
このように、コンデンサCap1によってエミッションノイズを低減した電源電圧VDDを内部回路に供給することができるので、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
コンデンサCap1によってエミッションノイズを低減した電源電圧VDDを、オペアンプOP2のフィードバック電圧として帰還させることにより、精度の高い電源電圧VDDを生成することができる。
〈フィードバック電圧の取得例〉
図5は、図4のオペアンプOP2に帰還するフィードバック電圧の取得例を示す模式図である。
コア電圧生成回路DCNから出力される電源電圧VDDは、リング状に形成されたコンデンサCap1を介して内部回路に供給される。また、コア電圧生成回路DCNにおける図示しないオペアンプOP2に入力するフィードバック電圧は、コンデンサCap1の第1電極と内部回路の入力部との間の経路から取り込んでいる。
〈コンデンサの構成種類〉
図6は、図4のコンデンサCap1の種類の一例を示す説明図である。なお、図6において示すハッチングはコンデンサの形成部分、すなわちキャパシタ誘電体を示しているものとする。
半導体チップCHPに形成されるコンデンサCap1は、図6に示すように、メタル間容量、ポリ−シリコン間容量、およびMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタのゲート間容量などによって形成する。
メタル間容量としては、例えばMOM(Metal-Oxide-Metal)構造、層間容量、およびMIM(Metal-Insulator-Metal)構造などがある。MOM構造のコンデンサは、隣り合う配線の線間容量を利用したキャパシタである。金属配線などの配線を利用した隣り合うキャパシタ電極CED1,CED2との間に、層間絶縁膜等の絶縁膜ISF1からなるキャパシタ誘電体が形成された構成からなる。
また、層間容量は、上下の配線層に形成される金属配線などを利用したものであり、上方のキャパシタ電極CED1と下方のキャパシタ電極CED3との間に、層間絶縁膜などの絶縁膜ISF2からなるキャパシタ絶縁膜が形成された構成からなる。
MIM構造のコンデンサは、配線と埋め込み電極との間の容量を利用したものであり、金属配線などの配線を利用した隣り合うキャパシタ電極CED4と埋め込み電極を利用したキャパシタ電極CED5との間に、層間絶縁膜などの絶縁膜ISF3からなるキャパシタ絶縁膜が形成された構成からなる。
ポリ−シリコン間容量としては、PIP(Polysilicon Insulator Polysilicon)がある。PIPは、下部電極と上部電極の両電極をポリシリコン膜から形成する容量素子である。ポリシリコン膜よりなる下部電極CEDL上に絶縁膜ISF4を介して上部電極CEDUを形成する構成からなる。上部電極CEDUは、ポリシリコン層と該ポリシリコン層の上面に形成されたシリサイド層とからなる。
MOSトランジスタのゲート容量としては、PMOS型、NMOS型、アキミュレーションPMOS型、およびアキミュレーションNMOS型などがある。PMOS型は、半導体基板上に形成されたN−ウェルNWELL1の上方にキャパシタ電極CED7が形成されている。キャパシタ電極となるN−ウェルNWELL1とキャパシタ電極CED7との間には、酸化膜などの絶縁膜ISF5からなるキャパシタ絶縁膜が形成されている。
NMOS型は、半導体基板上に形成されたP−ウェルPWELL1の上方にキャパシタ電極CED8が形成されている。P−ウェルPWELL1とキャパシタ電極CED8との間には、酸化膜などの絶縁膜ISF6からなるキャパシタ絶縁膜が形成されている。
アキミュレーションとは、MOS構造において、酸化膜に接する半導体界面に多数キャリアが多く集まる現象である。アキミュレーションPMOS型は、半導体基板上に形成されたP−ウェルPWELL2の上方にキャパシタ電極CED9が形成されている。P−ウェルPWELL2とキャパシタ電極CED9との間には、酸化膜などの絶縁膜ISF7からなるキャパシタ絶縁膜が形成されている。
アキミュレーションNMOS型は、半導体基板上に形成されたN−ウェルNWELL2の上方にキャパシタ電極CED10が形成されている。N−ウェルNWELL2とキャパシタ電極CED10との間には、酸化膜などの絶縁膜ISF8からなるキャパシタ絶縁膜が形成されている。
ここで、キャパシタ電極CED7〜CED10においては、上部電極CEDUと同様に、ポリシリコン層と該ポリシリコン層の上面に形成されたシリサイド層とからなる。また、これらメタル間容量、ポリ−シリコン間容量、およびMOSトランジスタのゲート間容量などによるコンデンサ構造は、図6の右側に示すような特徴をそれぞれ備えている。
〈コンデンサの構成例〉
図7は、図3のA−A断面図である。この図7は、コンデンサ領域CARに形成されるコンデンサCap1の一例を示す説明図であり、該コンデンサCap1は、MOSトランジスタのゲート容量から構成されている。
コンデンサCap1は、図7に示すように、半導体基板上にN−ウェルNWELLが形成されており、このN−ウェルNWELLがコンデンサCap1における第2の電極となる。
このN−ウェルNWELLの右側上部には、N+半導体領域NSCAが形成されている。N+半導体領域NSCAは、N−ウェルNWELLよりも不純物濃度の高い領域である。N+半導体領域NSCAは、スルーホールTHを介して、図2のグランド配線GMPなどのグランド配線パターンに接続されている。
N−ウェルNWELLの上方には、コンデンサCap1における第1の電極となるキャパシタ電極CEDが形成されている。ゲート電極であるキャパシタ電極CEDは、例えばポリシリサイド層PSの上面にシリサイドSIが形成された構成からなる。
N−ウェルNWELLとキャパシタ電極CEDとの間には、ゲート絶縁膜として使用される誘電体となる酸化膜などの絶縁膜ISFがキャパシタ絶縁膜として形成されている。キャパシタ電極CEDの一端は、スルーホールTHを介して電源電圧VDDを出力する図4のトランジスタTR2のソース/ドレインの他端に接続されている。
キャパシタ電極CEDの他端は、図2のコア電源配線PMPに接続されている。このコア電源配線PMPを介して内部回路領域ICAにおける各内部回路に電源電圧VDDがそれぞれ供給されている。
このように、MOSトランジスタのゲート容量からコンデンサCap1を形成することによって、複雑なCMOSプロセス構造などが不要となり、低コストで製造することができる。また、単位面積当たりの静電容量値を大きくすることができる。
キャパシタ電極CEDをポリシリサイド層PSの上面にシリサイドSIが形成された構成とした場合、寄生抵抗が大きくなってしまう恐れがある。このようなシート抵抗の大きな電極の場合、キャパシタ電極CEDの長手方向の長さを長くするためにリング状に形成するとともに、該キャパシタ電極CEDの幅方向の長さを短くすることによって寄生抵抗を下げることができる。
以上により、電源電圧VDDの電圧レベルを安定化させて内部回路に供給することができる。それにより、耐ノイズ性が高く、高い信頼性を有する半導体装置を供給することができる。
(実施の形態2)
〈実施の形態の概要〉
本実施の形態の概要は、第1の電源電圧(電源電圧VCC)から第2の電源電圧(電源電圧VDD)を生成する電源生成回路(電源回路PDC)、および第2の電源電圧が出力される電源生成回路の出力部に第1の電極が接続され、基準電位に第2の電極が接続されるコンデンサ(Cap1)が形成される電源回路領域を有する半導体装置である。
電源回路領域は、第1のボンディングパッド(ボンディングパッドBPADv)、および第2のボンディングパッド(ボンディングパッドBPADs)を有する。第1のボンディングパッドは、第1の電源電圧を電源生成回路に供給する。第2のボンディングパッドは、基準電位が接続される。
また、第1のボンディングパッドは、外部供給される第1の電源電圧が供給されるボンディングワイヤが接続され、第2のボンディングパッドは、外部供給される基準電位が接続されるボンディングワイヤが接続される。
〈概要〉
前記実施の形態1においては、半導体チップCHPのほぼ中央部に電源回路領域PSSをレイアウトする構成とした。しかし、この場合、電源電圧VCCが供給されるボンディングパッドBPADaから電源回路領域PSSまで、電源電圧VCCを供給する配線パターンの経路が必要となってしまい、レイアウト面積的に不利となってしまう。
そこで、本実施の形態2では、ボンディングパッドBPADaから電源回路領域PSSまで、電源電圧VCCを供給する配線パターンを不要にする技術について説明する。
〈半導体装置の構成例〉
図8は、本実施の形態2による半導体装置の一例を示す説明図である。
半導体装置は、図8に示すように、例えばQFP(Quad Flat Package)などのパッケージからなる。半導体装置の中央部には、半導体チップCHPが搭載されている。この半導体チップCHP上部における4辺の周辺部には、複数のボンディングパッドBPADが形成されている。これらボンディングパッドBPADは、I/O領域IOAの上方に形成されている。
また、半導体チップCHPにおける4辺の外周部の外側には、複数のリードLADが位置しており、これらリードLADの先端部と半導体チップCHPに形成されたボンディングパッドBPADとが、金線や銅線などからなるボンディングワイヤWIRによって電気的にそれぞれ接続されている。
半導体チップCHP、リードLAD、ならびにボンディングワイヤWIRは、熱硬化性の封止樹脂などによって封止され、図示しない矩形状のパッケージが形成されている。このパッケージの4つの側面から突出したリードLADの一部は、ガルウィング状に形成された外部接続端子となる。
半導体チップCHPにおいて、半導体チップCHPのほぼ中央部に位置する電源回路領域PSSの上方には、ボンディングパッドBPADv,BPADs,BPADlがそれぞれ形成されている。
これらボンディングパッドBPADv,BPADs,BPADlは、パッド下に半導体回路を配置するCUP(Circuit Under Pad)などの技術によって形成される。なお、半導体チップCHPのその他の構成については、前記実施の形態1と同様であるので、説明は省略する。
半導体チップCHPの右側下方には、基準電位VSSが接続される外部接続端子であるグランド端子PGNDが設けられている。グランド端子PGNDの2つ左側には、電源電圧VCCが供給される外部接続端子である電源端子PVCCが設けられている。
また、半導体チップCHPの右側には、図1に示す外付けのコンデンサCapが接続される外部接続端子であるコンデンサ接続端子PVCLが設けられている。コンデンサ接続端子PVCLは、ボンディングワイヤWIR3を介して、第3のボンディングパッドであるボンディングパッドBPADlに接続されている。
半導体チップCHPにおいて、下側の周辺部には、電源電圧VCCが入力されるボンディングパッドBPADa、および基準電位VSSが接続されるボンディングパッドBPADbがそれぞれ設けられている。
ボンディングパッドBPADaは、ボンディングワイヤWIRを介して電源端子PVCCに接続されている。また、ボンディングパッドBPADaの左隣には、ボンディングパッドBPADeが設けられている。
そして、ボンディングパッドBPADaとボンディングパッドBPADeとの間には、ESD保護回路ESDが接続されている。ESD保護回路ESDは、半導体チップCHPにおける電子回路をESD(Electro-Static Discharge)放電などのノイズから保護する回路である。また、ボンディングパッドBPADeとボンディングパッドBPADvとは、ボンディングワイヤWIR1を介して接続されている。
このように、電源回路領域PSSの形成された電源回路PDCには、電源端子PVCC、ボンディングパッドBPADa、ESD保護回路ESD、ボンディングパッドBPADe、ボンディングワイヤWIR1、およびボンディングパッドBPADvを経て電源電圧VCCが供給される。
また、ボンディングパッドBPADbは、ボンディングワイヤWIRを介してグランド端子PGNDに接続されている。このボンディングパッドBPADbの左隣には、ボンディングパッドBPADfが設けられている。
ボンディングパッドBPADbとボンディングパッドBPADfとの間には、ESD放電などのノイズ保護用回路であるESD保護回路ESDが接続されている。ボンディングパッドBPADfとボンディングパッドBPADsとは、ボンディングワイヤWIR2を介して接続されている。
このように、電源回路領域PSSの形成された電源回路PDCには、グランド端子PGND、ボンディングパッドBPADb、ESD保護回路ESD、ボンディングパッドBPADf、ボンディングワイヤWIR2、およびボンディングパッドBPADsを経て基準電位VSSが接続される。
また、ボンディングワイヤWIR1〜WIR3は、例えば銅線などからなる。これにより、ボンディングワイヤを使用することによるコストアップを抑えることができる。
〈ESD保護回路の構成例〉
図9は、図8の半導体装置に設けられたESD保護回路ESDにおける構成の一例を示す説明図である。この図9は、ボンディングパッドBPADaとボンディングパッドBPADeとの間に接続されたESD保護回路ESDについて示しているが、他のESD保護回路も同様の構成となっている。
ESD保護回路ESDは、電源電圧VCCと基準電位VSSとの間に直列接続された抵抗R1、およびコンデンサC1を有する。抵抗R1とコンデンサC1との接続部には、インバータIv1の入力部が接続されている。
このインバータIv1は、PチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)のトランジスタT1とNチャネルMOSのトランジスタT2とが電源電圧VCCと基準電位VSSとの間に直列接続された構成からなる。
インバータIv1の出力部には、NチャネルMOSからなるクランプ用のトランジスタT3のゲートが接続されている。トランジスタT3のソース/ドレインの一端には、電源電圧VCCが接続されており、該トランジスタT3のソース/ドレインの他端には、基準電位VSSが接続されている。
トランジスタT3のゲートは、抵抗R2を介して基準電位VSSが接続されている。このトランジスタT3のウェル領域とソースとの接合部分には、寄生ダイオードDPが形成される。また、電源電圧VCCと基準電位VSSとの間には、ダイオードD1が接続される。
ESD保護回路ESDは、クランプ用のトランジスタT3のゲートと基準電位VSSとの間を抵抗R2でショートすることにより、DC的にクランプ用のトランジスタT3のゲート電圧を常にローレベルに保つ。これによって、電源電圧VCCのESDサージのような大きな電圧変動に対しては動作するが、必要以下の小さな電圧変動(例えば、電源ノイズ)に対しては動作しないように制御できる。
〈レイアウト例〉
図10は、図8のボンディングパッドBPADa、ESD保護回路ESD、およびボンディングパッドBPADeのレイアウトの一例を示す説明図である。
ボンディングパッドBPADaの左側には、図10に示すように、ボンディングパッドBPADeが形成されている。そして、ボンディングパッドBPADa、およびボンディングパッドBPADeの下方には、ESD保護回路ESDが形成されている。
この場合においても、ボンディングパッドBPADa、およびボンディングパッドBPADeは、CUPなどの技術によって形成される。なお、他のボンディングパッドBPADb,BPADfについても同様である。
以上のように、図8に示す構成とすることによって、半導体チップCHP内において、電源回路PDCに対して電源電圧VCCを供給する配線パターン、およびボンディングパッドBPADcから電源回路PDCまでの配線パターンをそれぞれ不要とすることができるので、半導体チップCHPのレイアウト面積を小さくすることができる。
さらに、ESD保護回路ESDによって静電ノイズなどによる静電破壊を防止することができるので、電源回路PDCの信頼性を向上させることができる。よって、半導体装置の耐ノイズ性能を向上させることができる。
なお、ボンディングパッドBPADeは、I/O領域IOAに設けられるI/Oセルにも接続されている。これによって、I/Oセルについても、ESD保護回路ESDによって静電破壊を防止することができる。
(実施の形態3)
〈半導体装置の構成例〉
本実施の形態3では、ESD保護回路を半導体チップCHPの電源回路領域PSSの上方に設ける技術について記載する。
図11は、本実施の形態3による半導体装置の一例を示す説明図である。図12は、図11の電源回路領域PSSにおける拡大図である。
この場合、図8の半導体装置と異なるところは、図11、および図12に示すように、ESD保護回路ESDが半導体チップCHPにおける電源回路領域PSSに形成されている点である。
そして、ESD保護回路ESDの上方には、図8と同様に、ボンディングパッドBPADv,BPADs,BPADlがそれぞれ形成されている。また、図11の半導体装置では、図8にあったボンディングパッドBPADe,BPADfが設けられていない。
ボンディングパッドBPADvは、ボンディングワイヤWIR1を介して電源端子PVCCに接続されており、ボンディングパッドBPADsは、ボンディングワイヤWIR2を介してグランド端子PGNDに接続されている。ボンディングパッドBPADlは、ボンディングワイヤWIR3を介してコンデンサ接続端子PVCLに接続されている。その他の接続構成については、図8と同様であるので、説明は省略する。
これによって、電源回路PDCには、電源端子PVCC、ボンディングパッドBPADa、ボンディングワイヤWIR1、ボンディングパッドBPADv、およびESD保護回路ESDを経て電源電圧VCCが供給される。
同様に、電源回路PDCには、グランド端子PGND、ボンディングワイヤWIR2、ボンディングパッドBPADs、およびESD保護回路ESDを経て基準電位VSSが接続される。
ここで、図4に示した電源回路PDCを構成する基準電圧発生回路PREFは、必ずしも電源回路領域PSSにレイアウトする必要はない。例えば、図12に示したように、ESD保護回路ESDを電源回路領域PSSに形成する際、該電源回路領域PSSにレイアウト面積が確保できない場合などにおいては、基準電圧発生回路PREFを電源回路領域PSS以外の場所にレイアウトするようにしてもよい。
なお、ボンディングワイヤWIRを介して電源端子PVCCに接続されるボンディングパッドBPADa、およびボンディングワイヤWIRを介してグランド端子PGNDに接続されるボンディングパッドBPADbには、ESD保護回路ESDがそれぞれ設けられている。
よって、I/Oセルについても、ESD保護回路ESDによって、静電破壊を防止することができる。
以上のように、図11に示す構成においても、電源回路PDCに対して電源電圧VCCを供給する配線パターン、およびボンディングパッドBPADcから電源回路PDCまでの配線パターンを不要とすることができる。よって、半導体チップCHPのレイアウト面積を小さくすることができる。
また、ESD保護回路ESDによって静電ノイズなどによる静電破壊を防止することができるので、電源回路PDCの信頼性を向上させることができる。
なお、本実施の形態3では、ESD保護回路ESDを介して電源電圧VCCを電源回路PDCに供給する構成としたが、該ESD保護回路ESDを設けずに、電源回路PDCに直接電源電圧VCCを供給する構成としてもよい。これによっても、半導体チップCHPのレイアウト面積を低減することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
CHP 半導体チップ
IOA I/O領域
BPAD ボンディングパッド
ICA 内部回路領域
NVS 不揮発性メモリ
MPU マイクロプロセッサ
PMD 周辺モジュール
VLM 揮発性メモリ
PSS 電源回路領域
IP アナログ周辺回路
BPADa ボンディングパッド
BPADb ボンディングパッド
BPADc ボンディングパッド
BPADd ボンディングパッド
Cap コンデンサ
Cap1 コンデンサ
PMP コア電源配線
MLP 電源幹線
MSP 配線
GMP グランド配線
MLPa 電源幹線
MSPa 配線
PDC 電源回路
CAR コンデンサ領域
PREF 基準電圧発生回路
DCN コア電圧生成回路
BGR バンドギャップ回路
OP1 オペアンプ
OP2 オペアンプ
TR1 トランジスタ
TR2 トランジスタ
R 抵抗
CED キャパシタ電極
CED1 キャパシタ電極
CED2 キャパシタ電極
CED3 キャパシタ電極
CED4 キャパシタ電極
CED5 キャパシタ電極
CED7 キャパシタ電極
CED8 キャパシタ電極
CED9 キャパシタ電極
CED10 キャパシタ電極
CEDU 上部電極
CEDL 下部電極
ISF 絶縁膜
ISF1 絶縁膜
ISF2 絶縁膜
ISF3 絶縁膜
ISF4 絶縁膜
ISF5 絶縁膜
ISF6 絶縁膜
ISF7 絶縁膜
ISF8 絶縁膜
NWELL N−ウェル
NWELL1 N−ウェル
NWELL2 N−ウェル
PWELL1 P−ウェル
PWELL2 P−ウェル
NSCA 半導体領域
TH スルーホール
PS ポリシリサイド層
SI シリサイド
LAD リード
WIR ボンディングワイヤ
WIR1 ボンディングワイヤ
WIR2 ボンディングワイヤ
WIR3 ボンディングワイヤ
BPADv ボンディングパッド
BPADs ボンディングパッド
BPADl ボンディングパッド
BPADe ボンディングパッド
BPADf ボンディングパッド
PGND グランド端子
PVCC 電源端子
PVCL コンデンサ接続端子
ESD ESD保護回路
R1 抵抗
R2 抵抗
C1 コンデンサ
Iv1 インバータ
T1 トランジスタ
T2 トランジスタ
T3 トランジスタ
D1 ダイオード
DP 寄生ダイオード

Claims (14)

  1. 第1の電源電圧から第2の電源電圧を生成する電源生成回路と、
    前記電源生成回路が生成した前記第2の電源電圧が、動作電源として供給される機能モジュールと、
    前記第2の電源電圧が出力される前記電源生成回路の出力部に第1の電極が接続され、基準電位に第2の電極が接続されるコンデンサと、
    を有し、
    前記コンデンサは、前記電源生成回路の4辺の外側に配置され、
    前記機能モジュールは、前記コンデンサの外側に配置される、半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記コンデンサは、前記電源生成回路の4辺を囲むように形成されたリング状からなる、半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記電源生成回路は、半導体チップの中央部にレイアウトされる、半導体装置。
  4. 第1の電源電圧から第2の電源電圧を生成し、機能モジュールの動作電源として供給する電源生成回路と、
    前記第2の電源電圧が出力される前記電源生成回路の出力部に第1の電極が接続され、基準電位に第2の電極が接続されるコンデンサと、
    を有し、
    前記電源生成回路は、
    基準電圧を生成する基準電圧発生回路と、
    前記基準電圧発生回路が生成した前記基準電圧に基づいて、前記第2の電源電圧を生成するコア電圧生成回路と、
    を有し、
    前記コンデンサは、前記コア電圧生成回路の4辺の外側にそれぞれ配置される、半導体装置。
  5. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記コンデンサは、リング状からなり、前記電源生成回路の4辺を囲むように配置される、半導体装置。
  6. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記コア電圧生成回路は、半導体チップの中央部にレイアウトされる、半導体装置。
  7. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記コア電圧生成回路は、
    一方の入力部に基準電圧が入力され、他方の入力部にフィードバック電圧として前記第2の電源電圧が入力されるオペアンプと、
    前記オペアンプの出力部がゲートに接続され、ソース/ドレインの一端が前記第1の電源電圧に接続され、ソース/ドレインの他端が前記第2の電源電圧が出力される前記電源生成回路の出力部となるトランジスタと、
    を有し、
    前記オペアンプは、前記フィードバック電圧として前記第2の電源電圧を、前記トランジスタのソース/ドレインの他端に接続された前記コンデンサの第1の電極の接続点と前記機能モジュールとの間の電源経路から取得する、半導体装置。
  8. 半導体チップを有し、
    前記半導体チップは、第1の電源電圧から第2の電源電圧を生成する電源生成回路、および前記第2の電源電圧が出力される前記電源生成回路の出力部に第1の電極が接続され、基準電位に第2の電極が接続されるコンデンサが形成される電源回路領域を有し、
    前記電源回路領域は、
    前記第1の電源電圧を前記電源生成回路に供給する第1のボンディングパッドと、
    前記基準電位が接続される第2のボンディングパッドと、
    を有し、
    前記第1のボンディングパッドは、外部供給される前記第1の電源電圧が供給されるボンディングワイヤが接続され、
    前記第2のボンディングパッドは、外部供給される前記基準電位が接続されるボンディングワイヤが接続される、半導体装置。
  9. 請求項8の半導体装置において、
    前記ボンディングワイヤは、銅線である、半導体装置。
  10. 請求項8の半導体装置において、
    ESD保護用のESD保護回路を有し、前記ESD保護回路を通過させた前記第1の電源電圧、および前記基準電位を前記ボンディングワイヤにより、それぞれ前記電源生成回路に供給する、半導体装置。
  11. 請求項10の半導体装置において、
    前記ESD保護回路は、前記半導体チップの周辺部に配置される、半導体装置。
  12. 請求項8記載の半導体装置において、
    ESD保護用のESD保護回路を有し、前記ESD保護回路を通過させた前記第1の電源電圧、および前記基準電位を前記電源生成回路に供給する、半導体装置。
  13. 請求項12記載の半導体装置において、
    前記ESD保護回路は、前記電源回路領域に配置される、半導体装置。
  14. 請求項8記載の半導体装置において、
    さらに、前記電源回路領域は、前記第2の電源電圧を出力する前記電源生成回路の出力部が接続される第3のボンディングパッドを有し、
    前記第3のボンディングパッドは、前記第2の電源電圧を安定化させる外付けされた電源安定化用コンデンサの第1の電極が接続されるボンディングワイヤが接続される、半導体装置。
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