JP7353883B2 - 苗移植機 - Google Patents

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    • A01C11/02Transplanting machines for seedlings

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Description

本発明は、キャベツなどの野菜苗を圃場に植付けるための苗移植機に関する。
例えば特許文献1に開示されているように、走行部の後方に苗供給部と苗植付け部とを備え付けた苗移植機が知られている。苗供給部は、ポット苗をマトリックス状に配置した苗トレイが載置される苗載台を備える。苗植付け部は、ポット苗を保持して圃場に移植するカップ状の開孔器(移植用カップまたは苗植付爪と呼ばれることもある)を備えた移植装置と、苗トレイからポット苗を苗取出爪で取出して開孔器に移送する受継ぎ装置とを備える。
上記文献に記載の苗移植機では、正面または背面から見て開孔器の姿勢が斜めになるよう、機体の左右方向に開孔器を傾けている。かかる構成によれば、受継ぎ装置から移植装置へのポット苗の移送を確保しながら条間(植付条の間隔)を調整できる。しかし、開孔器が機体の左右方向に開く構造(以下、左右開き構造)である場合には、左右方向に傾いた姿勢で圃場に突入した開孔器が左右に開くことに起因して、移植したポット苗が大きく傾く恐れがあり、植付け姿勢の悪化が懸念される。
特許第4002685号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、左右開き構造の開孔器を左右方向に傾けたことによる植付け姿勢の悪化を抑制することにある。
本発明に係る苗移植機は、走行部と、前記走行部の後方に配置された苗植付け部とを有し、前記苗植付け部には、ポット苗を保持して圃場に移植するカップ状の開孔器を備えた移植装置が設けられており、前記開孔器は、機体の左右方向に開く構造を有し、且つ、機体の左右方向に傾いた姿勢で圃場に突入するように構成されていて、前記移植装置が、前記開孔器の開き量を調節可能な開き量調節機構を備えたものである。かかる構成によれば、左右開き構造の開孔器の開き量を調節して、植付け姿勢の悪化の抑制を図ることができる。
前記移植装置は、前記開孔器を形成する一対の半カップ体を互いに逆向きに回動させることにより前記開孔器を開閉し、前記開き量調節機構は、前記一対の半カップ体の回動角度を変えることにより、前記開孔器の開き量を調節可能に構成されているものでもよい。
前記開き量調節機構は、前記開孔器の開き量の左右の割合を変更可能に構成されていることが好ましい。開孔器の開き量の左右の割合を変えることで、より効果的に植付け姿勢の悪化を抑制できる。
前記移植装置は、前記開孔器を形成する一対の半カップ体を互いに逆向きに回動させることにより前記開孔器を開閉し、前記開き量調節機構は、前記一対の半カップ体を連動連結する連結部材の位置を変えることにより、前記開孔器の開き量の左右の割合を変更可能に構成されているものでもよい。
前記開孔器を形成する一対の半カップ体のうち、相対的に上方に位置する前記半カップ体の開き量に比べて、相対的に下方に位置する前記半カップ体の開き量が小さく設定されている場合には、移植したポット苗の姿勢を矯正する作用を奏して、植付け姿勢の悪化を効果的に抑制できる。
前記苗植付け部には、前記開孔器に付着した土を除去するスクレーパが設けられており、機体の左右方向における前記開孔器の傾きの変更に伴って前記スクレーパの傾きが変更されるように構成されていることが好ましい。かかる構成によれば、開孔器の傾きを変更したときにスクレーパの傾きを変更する手間が省ける。
前記苗植付け部には、前記開孔器に付着した土を除去するスクレーパが設けられており、前記スクレーパは、相対的に上方に配置されて前記開孔器の外面に当接する上方当接部と、相対的に下方に配置されて前記開孔器の内面に当接する下方当接部とを有することが好ましい。かかる構成によれば、左右開き構造の開孔器に付着した土を簡便に除去できる。
本発明に係る苗移植機の一例を概略的に示す左側面図 苗供給部及び苗植付け部の要部側面図 苗植付け部を概略的に示す平面図 移植装置の後方斜視図 移植装置の背面図 移植装置の正面図 移植装置の平面図 開き量調節機構を説明するための正面図 開孔器の回動時の軌跡を示す正面図 開孔器の回動時の軌跡を示す正面図 スクレーパの側面図 スクレーパの動作を説明するための側面図
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、キャベツなどの野菜苗を圃場に植付けるための苗移植機100を示す。苗移植機100は、乗用型の苗移植機である。苗移植機100は、複数条(本実施形態では四条)の苗移植作業を同時に実行できるように構成されている。苗移植機100は、走行部1と、その走行部1の後方に配置された苗植付け部3とを有する。苗移植機100は、更に、走行部1と苗植付け部3との間に配置された苗供給部2を有する。走行部1は自走可能に構成されており、苗供給部2及び苗植付け部3を牽引する。
走行部1は、下部体11と、その下部体11の上方に設けられた上部体12とで構成されている。下部体11は、ミッションケース13とリヤアクスルケース14との間に連結フレーム15を介在させて形成されている。連結フレーム15は、断面四角形状のパイプ材により形成され、前後方向に直線状に延在している。連結フレーム15には、原動機としてのエンジン16が搭載されている。エンジン16には、ミッションケース13が連動連結されている。ミッションケース13には、リヤアクスルケース14とフロントアクスルケース17が連動連結されている。
走行部1は、左右一対の前輪20と左右一対の後輪22とで構成された走行車輪を有する。前輪20は、フロントアクスルケース17の端部に前車軸21を介して取り付けられている。フロントアクスルケース17は、ミッションケース13の側壁部から外側へ向けて延設された軸ケース18の外側の端部から下方に向けて延設されている。後輪22は、リヤアクスルケース14の左右方向の端部に後車軸23を介して取り付けられている。
上部体12の前方部には、ハンドルコラムを覆うカバー体24と、そのハンドルコラムを介して支持されたハンドル25とが設けられている。上部体12の中央部には、オペレータが着席する運転席26が設けられている。オペレータは、運転席26で苗移植機100を運転し、圃場内を移動しながら苗供給部2及び苗植付け部3を駆動させて、圃場に苗を植付ける苗移植作業を実行できる。ハンドル25の左右両側には、予備の苗トレイを載置するための予備苗台28が設けられている。上部体12の後方部には、オペレータが予備苗台28から苗供給部2に苗トレイを移送するためのスペース27が設けられている。
苗供給部2は、昇降機構4を介して走行部1に取り付けられている。昇降機構4は、前後方向に伸延するトップリンク片31と、左右一対のロワリンク片32と、後端部連結片33と、単動式の昇降シリンダ34とを有する。昇降機構4は、走行部1の後方に設けられた昇降機構支持体19に上下回動自在に取り付けられている。圧油の供給により昇降シリンダ34を短縮させると、後端部連結片33が上昇し、それに伴って苗供給部2及び苗植付け部3が上昇する。一方、圧油の排出により昇降シリンダ34を伸長させると、苗供給部2及び苗植付け部3が自重によって下降する。
苗供給部2の下方には、昇降センサローラ35が配置されている。昇降センサローラ35は、圃場の凹凸に沿って昇降動作する。この昇降センサローラ35の昇降動作に連動して昇降シリンダ34の油圧回路が切り替えられ、移植深さ(植付け深さ)が一定に維持されるように昇降機構4を作動させる。昇降センサローラ35の後方であって、後述する開孔器50の後方には、移植直後の苗に覆土するための覆土輪36が配置されている。
苗供給部2及び苗植付け部3には、動力取入れ軸37や伝動シャフト38を介した伝達経路を経て動力が伝達される。動力取入れ軸37は機体の左右方向に延びており、伝動シャフト38は一対の後輪22の間で機体の前後方向に延びている。動力取入れ軸37は、伝動シャフト38を含む伝動機構を介してミッションケース13に連動連結されている。当該伝動機構の中途部に配設されたクラッチケースには、植付けクラッチを備えたクラッチ機構や株間調整機構などが内蔵されている(いずれも図示せず)。
図1,2に示すように、苗供給部2は、ポット苗Nをマトリックス状に配置した苗トレイ41が載置される苗載台42を備える。苗トレイ41には、前後方向と左右方向とのマトリックス状に苗ポット部41aが設けられている。苗ポット部41aの各々には、移植すべきポット苗Nが収容されている。苗載台42は、横送り機構によって左右方向に往復動可能に構成されている。また、苗載台42は、縦送り機構によって、横送りの終端位置で苗トレイ41を1ピッチ(苗ポット部41aの1つ分の長さ)ずつ間欠的に後下方へ移動可能に構成されている。
上記の縦送り機構は、動力伝達系を介して駆動される駆動軸に取り付けられた大径スプロケット43(図2参照)と、従動軸に取り付けられた小径スプロケット44(図1参照)と、それらに巻掛けられた左右一対の搬送チェン45とを含む。苗載台42に載置された苗トレイ41は、この縦送り機構により図2の矢印C方向に沿って後下方へと搬送される。苗トレイ41は、可撓性を有する材料(例えば、軟質合成樹脂材)で形成されているため、搬送される際には大径スプロケット43の外周に沿って湾曲できる。
図2に示すように、苗植付け部3には、移植すべきポット苗Nを保持して圃場に移植するカップ状の開孔器50を備えた移植装置5が設けられている。また、苗植付け部3には、苗載台42の苗トレイ41からポット苗Nを苗取出爪61で取出して開孔器50に移送する受継ぎ装置6が設けられている。移植装置5は、機体の左右方向の複数箇所(本実施形態では四箇所)に設けられており、それらに対応して受継ぎ装置6も左右方向の複数箇所に設けられている。
受継ぎ装置6は、苗ポット部41aに収容されたポット苗Nを取り出し、移植装置5の開孔器50へ向けて落下させる苗取出爪61を有する。苗取出爪61は、先細り形状をなす左右一対の棒状部材で形成されている(図5参照)。この左右一対の棒状部材は、バネによって常時閉じる方向に付勢されているが、カム板62の作用により、回動角度の一区間で付勢力に抗して開くように構成されている。苗取出爪61は、L字状に折り曲げられてリング状に形成された押出し部材60の先端部に挿通されている。
苗取出爪61は、ガイド軸65を有する苗取出しアーム66に取り付けられている。ガイド軸65は、ガイド板67に形成されたガイド溝63に摺動自在に嵌合されている。動力伝達系を介して駆動されるロータリケース(図示せず)の回転により、苗取出爪61は、苗ポット部41aの内部に先端部を侵入させてポット苗Nを挟持し、ポット苗Nを突き刺した状態で開孔器50の上方に戻る、という軌跡64を辿る。押出し部材60は、開孔器50の上方で苗取出爪61に突き刺さっているポット苗Nを押し出して落下させる。落下したポット苗Nは開孔器50で受け止められ、開孔器50に対する苗供給が行われる。
上述した走行部1や苗供給部2、苗植付け部3の受継ぎ装置6は、通常の苗移植機と同様に構成することが可能であり、従来公知の形状や材質、機構などは何れも本発明に採用することができる。
図3は、苗植付け部3を概略的に示した平面図である。苗植付け部3には、左右方向の四箇所に移植装置5が設けられており、その各々に開孔器50が備えられている。後述するように、開孔器50は、機体の左右方向に開く構造(以下、左右開き構造)を有する。図4は、移植装置5を示す後方斜視図である。移植装置5は、その周囲に配置された平面視U字状の支持フレーム80に支持されている。支持フレーム80には、後述する入力部77とリンク機構81とが取り付けられ、これらを介して移植装置5が支持されている。
移植装置5が備える開孔器50は、ロータリケース82に接続されたリンク機構81に支持されている。ロータリケース82の内部には、ロータリケース82の回転位相に拘らず開孔器50を常時下向きとなるように姿勢制御し、ロータリケース82が一回転する度に開孔器50が苗を植付けるようにする伝動機構が設けられている。ロータリケース82は、ボールジョイントなどの自在継手を内蔵した接続部83を介して入力部77に接続されている。
入力部77は、伝動シャフト78を介して出力部79に連動連結されている。伝動シャフト78は、中折れ自在且つ軸方向に伸縮自在に構成されている。出力部79は、移植装置5の入力軸となる伝動軸70上に設けられている。伝動軸70には、スプロケット71及びスプロケット72に巻掛けられた伝動チェン73、並びに、スプロケット74及びスプロケット75に巻掛けられた伝動チェン76を介して、動力取入れ軸37より動力が伝達される。
図5は、移植装置5を後方から見た背面図である。リンク機構81は、ロータリケース82の出力軸に接続されたクランクアーム84と、開孔器50を支持する植付けアーム85と、植付けアーム85の昇降をガイドするガイドレール86とを含む。接続部83の出力軸回りにロータリケース82が回転すると、クランクアーム84を介して植付けアーム85がガイドレール86に沿って昇降しながら前後方向に揺動し、これによって開孔器50が環状の軌跡を辿って回動する。図5では、上死点に位置する開孔器50を破線で示し、下死点に位置する開孔器50を実線で示している。
苗移植作業は、開孔器50の間隔W5(図3参照)に対応した条間で行われるため、この間隔W5を変えることにより条間を変更できる。しかし、上死点における開孔器50の間隔は苗取出爪61の間隔W6(図3参照)に対応する必要があり、その間隔W6は苗載台42に対応しているため、間隔W5を簡単には変えられない。そこで、この苗移植機100では、図5のように、背面(または正面)から見て開孔器50の姿勢が斜めになるよう、機体の左右方向に開孔器50を傾けている。即ち、開孔器50は、機体の左右方向に傾いた姿勢で圃場に突入するように構成されている。
開孔器50を傾けることにより、開孔器50の下死点が距離Dだけ左右方向に変位するため、これを利用することで条間を調整できる。鉛直方向に対する開孔器50の傾斜角度θは変更可能に構成されており、それに応じて距離Dを調整できる。開孔器50を反対側に傾けることも可能である。また、開孔器50の傾き(即ち、傾斜角度θ)を変更しても、開孔器50の上死点は左右方向に殆ど動かないように構成されている。これにより、上死点における開孔器50の間隔が維持され、受継ぎ装置6から移植装置5へのポット苗の受渡しが確保される。
本実施形態では、ピン83pを支点として、リンク機構81やロータリケース82と一緒に開孔器50が回動し、それによって傾きを変更できる。開孔器50の傾きを変更しても、苗取出爪61を通る鉛直線上に開孔器50の上死点が配置されるように、回動支点(即ち、ピン83p)の位置が設定されている。入力部77とロータリケース82との間には自在継手を内蔵した接続部83が介在しているので、開孔器50の傾きを変更しても回転動力は伝達される。支持フレーム80に対して入力部77を回動可能に構成し、それによって接続部83を省略しても構わない。
図6は、移植装置5を前方から見た正面図である。図7は、移植装置5を上方から見た平面図である。いずれもロータリケース82の図示を省略している。前述のように開孔器50の姿勢は機体の左右方向に傾けられているが、図6,7では、説明の都合上、開孔器50の姿勢を鉛直に向けている(傾斜角度θをゼロにしている)。開孔器50は、下向きに窄まる円錐状部材を左右方向に半割りした一対の半カップ体50L,50Rで形成されている。開孔器50は、バネ51によって常時閉じる方向に付勢されている。
植付けアーム85には、クランクアーム84に連動して回転するカム体87(図4,5参照)が設けられており、開孔器50が圃場に接近したときに、バネ51の付勢力に抗して開孔器50が開くように構成されている。これにより、開孔器50の下端部が圃場に突入した直後に開孔器50が開き、保持されていたポット苗が圃場に移植され、開孔器50の下端部が圃場から抜き出た後に、移植された苗よりも上方で開孔器50が閉じる、という開孔器50の開閉動作が行われる。左右開き構造の開孔器50では、一対の半カップ体50L,50Rが左右方向に沿って開閉する。
左右開き構造の開孔器50は、機体の前後方向に開く構造(前後開き構造)の開孔器に比べて、幾つかの利点を有する。例えば、比較的に背が高いポット苗を移植する場合、前後開き構造の開孔器では、圃場から抜け出て閉じる際に下端部で苗を掴んでしまい、そのまま持ち上げてしまう恐れがあるのに対し、左右開き構造の開孔器50では、そのような不都合を生じにくい。また、左右開き構造の開孔器50では、圃場から抜け出るときに土を左右に押し退けるため、後続の覆土輪36が左右から土を被せた後の穴埋めの状態が良好となる。
開孔器50は、機体の左右方向に傾いた姿勢で圃場に突入するように構成されているため、上記の如き左右開き構造を有することと相俟って、移植したポット苗が大きく傾く恐れがあり、植付け姿勢の悪化が懸念される。そこで、この苗移植機100では、移植装置5が、開孔器50の開き量を調節可能な開き量調節機構500を備えている。これによって左右開き構造の開孔器50の開き量を調節し、植付け姿勢の悪化の抑制を図ることができる。以下では、開孔器50の開閉構造を説明した後で、開き量調節機構500について説明する。
図6,7のように植付けアーム85はL字状に形成されていて、その下端部に一対の保持棒52L,52Rが取り付けられている。一対の保持棒52L,52Rは、それぞれ半カップ体50L,50Rの外面に沿って湾曲し、開孔器50を保持している。開孔器50の後方には、一対の回動部材53,54が配置されている。回動部材53は、保持棒52Rに固定されており、保持棒52Rの基端部(後端部)を支点として回動自在に支持されている。回動部材54は、保持棒52Lに固定されており、保持棒52Lの基端部(後端部)を支点として回動自在に支持されている。
一対の回動部材53,54は、バネ51及び連結部材55を介して互いに連結されている。連結部材55は、正面視ブーメラン状に屈曲した形状を有する。連結部材55の一端部(右端部)は、ボルト55aを介して回動部材54に固定されている。連結部材55の他端部(左端部)は、回動部材54に形成された孔54aに挿通されるピン55bを有し、回動部材53に対して回動可能に構成されている。回動部材53,54及び連結部材55は、それぞれ板状に形成されている。回動部材53には、昇降ロッド88の下端部が取付けられている。
図8のように、開孔器50は、カム体87(図8では図示せず)の作用により昇降ロッド88が上昇することで開く。その際、保持棒52Rの基端部を支点として、正面視時計回り方向に保持棒52R、回動部材53及び連結部材55が回動し、半カップ体50Rが同方向に回動する。また、連結部材55の回動に伴って、正面視反時計回り方向に保持棒52L及び回動部材54が回動し、半カップ体50Lが同方向に回動する。カム体87の作用が終わると、バネ51の付勢力によって回動部材53,54が元の位置に戻り、半カップ体50L,50Rが逆向きに回動して開孔器50が閉じる。
このように、移植装置5は、一対の半カップ体50L,50Rを互いに逆向きに回動させることにより開孔器50を開閉する。一対の半カップ体50L,50Rは、連結部材55を介して連動連結されている。図9は、開孔器50の回動時の正面視軌跡を示しており、開孔器50の下端部の位置が一定の時間間隔でプロットされている。図9の下部には、距離の指標となる目盛りが記載されている。開孔器50の開き量を調節していない状態では、図9のように開孔器50の開き量は左右均等である。この場合、半カップ体50Rの開き量WRは半カップ体50Lの開き量WLと同等であり、開孔器50の開き量の左右の割合は1:1である。
開き量調節機構500は、一対の半カップ体50L,50Rの回動角度を変えることにより、開孔器50の開き量を調節可能に構成されている。本実施形態では、回動部材53に対する昇降ロッド88の取付位置を変更することにより、半カップ体50L,50Rの回動角度を変えられる。昇降ロッド88を伸縮自在に構成するなどして、昇降ロッド88の長さを変更することでも、半カップ体50L,50Rの回動角度を変えることは可能であるが、本実施形態のような取付位置を変更する手法によれば、オペレータにとって基準が分かりやすいという利点がある。
図8のように、昇降ロッド88の下端部は、回動部材53の孔53aにナット88a(図4,7参照)を介して取付け固定されている。この取付位置を孔53bに変更し、回動部材53の回動支点(保持棒52Rの基端部)に近付けた場合は、回動部材53の回動角度を大きくできる。これによって回動部材54の回動角度も大きくなるので、開孔器50の開き量が拡大する。逆に、取付位置を孔53cに変更し、回動部材53の回動支点から遠ざけた場合は、回動部材53,54の回動角度が小さくなり、開孔器50の開き量を縮小できる。
また、開き量調節機構500は、開孔器50の開き量の左右の割合を変更可能に構成されている。本実施形態では、連結部材55の位置を変えることで、より具体的には、一対の半カップ体50L,50R(または一対の回動部材53,54)に対する連結部材55の相対位置を変えることで、開孔器50の開き量の左右の割合を変更できる。連結部材55の他端部のピン55bは、長孔状に形成された孔54aに挿通されているため、連結部材55の位置を変えるには、連結部材55の一端部の取付位置を変更すればよい。
連結部材55の一端部の取付位置を孔55b,55cに変更し、回動部材53の回動支点(保持棒52Rの基端部)からピン55bを遠ざけた場合は、回動部材53の回動角度が同じでも回動部材54の回動角度は大きくなる。これによって半カップ体50Rの開き量を変えずに半カップ体50Lの開き量を拡大できる。逆に、連結部材55の一端部の取付位置を孔55c,55dに変更し、回動部材53の回動支点にピン55bを近付けた場合は、回動部材54の回動角度が小さくなるので、半カップ体50Rの開き量を変えずに半カップ体50Lの開き量を縮小できる。
このように、本実施形態では、開き量調節機構500が、開孔器50の開き量を調節できるだけでなく、開孔器50の開き量の左右の割合を変更できるように構成されている。これにより、開孔器50の傾き(図5で示した傾斜角度θ)に適合するよう、その開き量の左右の割合を変更し、しかも開孔器50の開き量に過不足を生じさせることなく、実状に応じて植付け姿勢の悪化を抑制することができる。
例えば、昇降ロッド88の取付位置を孔53cとしつつ、連結部材55の取付位置を孔55b,55cとした場合には、図9の場合に比べて開孔器50の開き量を縮小しながら、半カップ体50Lの開き量を拡大して、図10のように開孔器50の開き量を左右不均等にできる。図10の例では、半カップ体50Rの開き量WRが半カップ体50Lの開き量WLの半分程度であり、開孔器50の開き量の左右の割合は約1:2であるが、左右の開き量の合計(WR+WL)は図9の例と同等である。これとは反対に、昇降ロッド88の取付位置を孔53bとしつつ、連結部材55の取付位置を孔55c,55dとした場合には、図10の軌跡を左右反転した軌跡(図示せず)が得られる。
図5のように開孔器50の姿勢を傾けている場合、半カップ体50Lが相対的に上方に位置し、半カップ体50Rが相対的に下方に位置する。移植したポット苗の傾きを抑える観点では、上方の半カップ体50Lの開き量に比べて、下方の半カップ体50Rの開き量を小さく設定することが有用である。これにより、圃場から抜け出て上昇する開孔器50によって、特には下方の半カップ体50Rによって、ポット苗の姿勢を矯正できる。したがって、図10の如き軌跡は、半カップ体50Rが相対的に下方に位置する場合に特に有用であり、これを左右反転した軌跡(図示せず)は、半カップ体50Lが相対的に下方に位置する場合に特に有用である。
開き量調節機構500は、機体の左右方向に並べて配置された複数の移植装置5のうち、少なくとも一つに備えられていればよいが、複数の移植装置5に備えられていることが好ましく、全ての移植装置5に備えられていることがより好ましい。
本実施形態では、条間の調整を目的として開孔器50を左右方向に傾けている例を示したが、これに限られるものではない。例えば、左右に配置された複数の開孔器で単一条への植付けを行うことを目的として、或いは傾斜した圃場に対して植付けを行うことを目的として、開孔器を左右方向に傾けることも考えられる。
本実施形態では、四条植えタイプの苗移植機を例示したが、本発明に係る苗移植機の植付条数は特に限定されない。したがって、例えば、一条植えタイプや二条植えタイプ、三条植えタイプの苗移植機であってもよく、五条以上の複数条植えタイプの苗移植機であっても構わない。一条植えタイプの苗移植機であっても、上述のように傾斜した圃場に対して植付けを行う場合などでは、開孔器を左右方向に傾けることが有益となり得る。
図4のように、苗植付け部3には、開孔器50に付着した土を除去するスクレーパ9が設けられている。スクレーパ9は、ガイドレール86に固定されたブラケット89に支持されている。したがって、リンク機構81やロータリケース82を回動させたときには、開孔器50だけでなくスクレーパ9も一緒に回動する。即ち、機体の左右方向における開孔器50の傾きの変更に伴ってスクレーパ9の傾きが変更されるように構成されている。これにより、開孔器50の傾きを変更する際にスクレーパ9の傾きを変更する手間が省ける。
図11に示すように、スクレーパ9は、相対的に上方に配置されて開孔器50の外面に当接する上方当接部91と、相対的に下方に配置されて開孔器50の内面に当接する下方当接部92とを有する。上方当接部91及び下方当接部92は、それぞれゴムなどの弾性材によりヘラ状に形成されている。開孔器50が圃場に突入したときに付着した外面の土は、主に上方当接部91によって取り除かれる。ポット苗を保持したときに付着した内面の土は、下方当接部92によって取り除かれる。
スクレーパ9は、更に、上方当接部91と下方当接部92とを保持するアーム部93を有する。上方当接部91はアーム部93の中途部で保持され、下方当接部92はアーム部93の先端部(下端部)で保持されている。アーム部93は、その基端部93a(上端部)を支点として回動自在に支持されており、バネ94により後方に向けて付勢されている。規制部95は、バネ94で付勢されたアーム部93を受け止めてスクレーパ9を位置決めする。規制部95で位置決めされた状態において、上方当接部91は下方当接部92から斜め上前方に離れて配置されている。
図11では、上死点の開孔器50の外面に上方当接部91が当接し、下方当接部92は離れている。上方当接部91は、開孔器50の外面に対して上下方向の中途部に配置されている。図12(A)のように、開孔器50が上死点から斜め下前方に向けて下降すると、上方当接部91は、開孔器50の外面を擦りながら相対移動し、外面に付着した土を取り除く。その過程で、開孔器50によって押されたスクレーパ9がバネ94の付勢力に抗して前方に回動し、下方当接部92が開孔器50の外面に当接する。下方当接部92は、上方当接部91が当接しない開孔器50の下端部周辺の外面を擦りながら相対移動する。
図12(B)のように、開孔器50が下死点まで移動すると、上方当接部91も下方当接部92も開孔器50に当接せず、バネ94の付勢力によってスクレーパ9は元の位置に復帰する。開孔器50は、下死点から斜め上後方に向けて上昇し、図12(C)に示した状態を経て上死点(図11参照)に復帰する。図12(C)の状態では、一対の半カップ体50L,50Rの隙間を介して、下方当接部92が開孔器50の内部を通過し、開孔器50の内面を擦りながら相対移動して土を取り除く。このようにして、二段の当接部を備えたスクレーパ9により、左右開き構造を有する開孔器50の内外に付着した土を簡便に除去できる。
本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
1 走行部
2 苗供給部
3 苗植付け部
5 移植装置
9 スクレーパ
50 開孔器
50L 半カップ体
50R 半カップ体
55 連結部材
91 上方当接部
92 下方当接部
100 苗移植機
500 開き量調節機構
N ポット苗

Claims (7)

  1. 走行部と、前記走行部の後方に配置された苗植付け部とを有し、
    前記苗植付け部には、ポット苗を保持して圃場に移植するカップ状の開孔器を備えた移植装置が設けられており、
    前記移植装置は、上死点と下死点とを通る環状の軌跡で前記開孔器を回動させ、
    前記開孔器は、機体の左右方向に開く構造を有し、且つ、機体の左右方向に傾いた姿勢で圃場に突入するように構成されていて、
    前記開孔器の前記下死点は、前記上死点に対して左右方向に変位しており、
    前記移植装置が、前記開孔器の開き量を調節可能な開き量調節機構を備えている苗移植機。
  2. 前記移植装置は、前記開孔器を形成する一対の半カップ体を互いに逆向きに回動させることにより前記開孔器を開閉し、
    前記開き量調節機構は、前記一対の半カップ体の回動角度を変えることにより、前記開孔器の開き量を調節可能に構成されている請求項1に記載の苗移植機。
  3. 前記開き量調節機構は、前記開孔器の開き量の左右の割合を変更可能に構成されている請求項1または2に記載の苗移植機。
  4. 前記移植装置は、前記開孔器を形成する一対の半カップ体を互いに逆向きに回動させることにより前記開孔器を開閉し、
    前記開き量調節機構は、前記一対の半カップ体を連動連結する連結部材の位置を変えることにより、前記開孔器の開き量の左右の割合を変更可能に構成されている請求項3に記載の苗移植機。
  5. 前記開孔器を形成する一対の半カップ体のうち、相対的に上方に位置する前記半カップ体の開き量に比べて、相対的に下方に位置する前記半カップ体の開き量が小さく設定されている請求項1~4のいずれか1項に記載の苗移植機。
  6. 走行部と、前記走行部の後方に配置された苗植付け部とを有し、
    前記苗植付け部には、ポット苗を保持して圃場に移植するカップ状の開孔器を備えた移植装置が設けられており、
    前記開孔器は、機体の左右方向に開く構造を有し、且つ、機体の左右方向に傾いた姿勢で圃場に突入するように構成されていて、
    前記移植装置が、前記開孔器の開き量を調節可能な開き量調節機構を備えており、
    前記苗植付け部には、前記開孔器に付着した土を除去するスクレーパが設けられており、
    機体の左右方向における前記開孔器の傾きの変更に伴って前記スクレーパの傾きが変更されるように構成されている苗移植機。
  7. 前記苗植付け部には、前記開孔器に付着した土を除去するスクレーパが設けられており、
    前記スクレーパは、相対的に上方に配置されて前記開孔器の外面に当接する上方当接部と、相対的に下方に配置されて前記開孔器の内面に当接する下方当接部とを有する請求項1~6のいずれか1項に記載の苗移植機。
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