JP7352653B2 - 光回路基板 - Google Patents

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Description

本発明は、光回路基板に関する。
近年、大容量のデータを高速で通信可能な光通信網が拡大しており、このような光通信網を利用した種々の光通信機器が存在する。このような機器は、例えば特許文献1に記載されるように基板に光導波路接続された光回路基板が搭載されている。
特開2010-128200号公報
本開示に係る光回路基板は、配線基板と配線基板の上に位置する光導波路とを備えている。光導波路が、下部クラッド層と、下部クラッド層の上に位置するコアと、下部クラッド層の上に位置し、コアを被覆している上部クラッド層と、上部クラッド層から下部クラッド層にかけて位置しており、コアを分断している第1キャビティと、上部クラッド層から下部クラッド層にかけて位置しており、平面視した場合に、コアを介して位置する少なくとも2つの第2キャビティとを含んでいる。第1キャビティは、上部クラッド層側に位置する第1開口部と、下部クラッド層側に位置する第1底部とを有している。第2キャビティは、上部クラッド層側に位置する第2開口部と、下部クラッド層側に位置する第2底部とを有している。第2開口部の中心と第2底部の中心とを結ぶ第1直線が、光導波路の厚み方向に対して傾斜している。
本開示に係る光学素子搭載モジュールは、上記の光回路基板と、光回路基板の上に位置する光学素子とを含む。
(A)は、本開示の一実施形態に係る光回路基板を含む光学素子搭載モジュールを示す上面図であり、(B)は、(A)に示す領域Xにおいて、光導波路の上部クラッドを除去して平面視した場合の拡大説明図である。 図1(A)に示す領域Xにおいて、光導波路に搭載される光学素子を除去して平面視した場合の拡大説明図である。 (A)は、図1(A)に示す光導波路に形成された第2キャビティの一実施形態を説明するための説明図であり、(B)は第1キャビティの一実施形態を説明するための説明図である。
特許文献1に記載のように、光回路基板は、光学素子を実装する際に実装位置を明確にするためのアライメントマークを有している。光回路基板に備えられている光導波路にミラーを形成する際に、例えば、上部クラッド層から下部クラッド層まで貫通する貫通孔をエキシマレーザーで形成し、上部クラッド層と下部クラッド層に挟まれた複数のコアそれぞれにミラーを一度に形成することがある。このような場合、光回路基板の反りなどによって、ミラーの位置が想定位置からずれて形成されることがある。そのため、予め設けられたアライメントマークを基準にして光学素子を実装すると、ミラーの位置と光学素子の位置とがずれる場合がある。すなわち、アライメントマークを基準にして光学素子の実装位置を合わせることが困難となり、光信号の伝送時に損失が大きくなる。
本開示の光回路基板は、上記のように上部クラッド層から下部クラッド層にかけて位置しており、平面視した場合に、コアを介して位置する少なくとも2つの第2キャビティを含む。したがって、アライメントマークが予め設けられていなくても、キャビティの1種である第2キャビティを、光学素子を実装する際にアライメントマークとして使用できる。第2キャビティは、あくまでキャビティの1種であるため、光学素子を実装する領域に形成される第1キャビティとの関係で、予め設けられる一般的なアライメントマークを基準とするよりも、精度良く光学素子を実装することができる。
さらに、第2キャビティにおいて、第2開口部の中心と第2底部の中心とを結ぶ第1直線が、光導波路の厚み方向に対して傾斜している。そのため、第2キャビティを平面視した場合に、第2底部が、第2開口部から離れて位置している。言い換えれば、第2開口部から第2底部を視認しにくい状態となる。その結果、例えば下部クラッド層に接触している導体層などに反射する光の影響を、アライメント用のカメラが受けにくくなる。したがって、光学素子を実装する際に第2キャビティの認識性を向上させることができる。
本開示の一実施形態に係る光回路基板を、図1~3に基づいて説明する。図1に示す一実施形態に係る光学素子搭載モジュール1は、本開示の一実施形態に係る光回路基板2とCPU6とを含む。
一実施形態に係る光回路基板2は、配線基板3と配線基板3の上に位置する光導波路4とを含む。配線基板3については、具体的に図示していないものの、例えば、一般的なビルドアップ構造を有する配線基板が挙げられる。ビルドアップ構造を有する配線基板は、具体的には、コア基板と、コア基板の両面に積層されたビルドアップ層とを含む。コア基板は、絶縁性を有する素材であれば特に限定されない。絶縁性を有する素材としては、例えば、エポキシ樹脂、ビスマレイミド-トリアジン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂などの樹脂が挙げられる。これらの樹脂は2種以上を混合して用いてもよい。
コア基板には、補強材が含まれていてもよい。補強材としては、例えば、ガラス繊維、ガラス不織布、アラミド不織布、アラミド繊維、ポリエステル繊維などの絶縁性布材が挙げられる。補強材は2種以上を併用してもよい。さらに、コア基板には、シリカ、硫酸バリウム、タルク、クレー、ガラス、炭酸カルシウム、酸化チタンなどの無機絶縁性フィラーが、分散されていてもよい。コア基板の厚みは特に限定されず、例えば200μm以上2000μm以下である。
コア基板には、一般的にコア基板の上下面を電気的に接続するために、スルーホール導体が位置している。スルーホール導体は、コア基板の上下面を貫通するスルーホールに位置している。スルーホール導体は、例えば、銅めっきなどの金属めっきからなる導体で形成されている。スルーホール導体は、コア基板の両面に位置する導体層に接続されている。導体層には、ランドが含まれていてもよい。スルーホール導体は、スルーホールの内壁面のみに形成されていてもよく、スルーホールに充填されていてもよい。
コア基板の両面には、ビルドアップ層が積層されている。ビルドアップ層に含まれる絶縁層は、コア基板と同様、絶縁性を有する素材であれば特に限定されない。絶縁性を有する素材としては、例えば、エポキシ樹脂、ビスマレイミド-トリアジン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂などの樹脂が挙げられる。これらの樹脂は2種以上を混合して用いてもよい。ビルドアップ層に絶縁層が2層以上存在する場合、それぞれの絶縁層は、同じ樹脂であってもよく、異なる樹脂であってもよい。ビルドアップ層に含まれる絶縁層とコア基板とは、同じ樹脂であってもよく、異なる樹脂であってもよい。
さらに、ビルドアップ層に含まれる絶縁層には、シリカ、硫酸バリウム、タルク、クレー、ガラス、炭酸カルシウム、酸化チタンなどの無機絶縁性フィラーが分散されていてもよい。ビルドアップ層に含まれる絶縁層の厚みは特に限定されず、例えば5μm以上100μm以下である。ビルドアップ層に絶縁層が2層以上存在する場合、それぞれの絶縁層は同じ厚みを有していてもよく、異なる厚みを有していてもよい。
ビルドアップ層に含まれる絶縁層には、一般的に層間を電気的に接続するためのビアホール導体が位置している。ビアホール導体は、ビルドアップ層に含まれる絶縁層の上下面を貫通するビアホールに位置している。ビアホール導体は、例えば、銅めっきなどの金属めっきからなる導体で形成されている。ビアホール導体は、ビルドアップ層に含まれる絶縁層の両面に位置する導体層に接続されている。導体層には、ランドが含まれていてもよい。ビアホール導体は、ビアホールの内壁面のみに形成されていてもよく、ビアホールに充填されていてもよい。
配線基板3の上面には、光導波路4が位置している。光導波路4は、図1(B)および図2に示すように、コア41と、クラッド層42と、反射ミラー部43とを含む。光導波路4は、例えば、配線基板3の上面に位置する導体層を介して備えられていてもよい。
光導波路4に含まれるコア41は光路として作用し、光導波路4に侵入した光は、コア41の側面および上下面において屈折を繰り返しながら伝送される。コア41の材料は限定されず、例えば、光の透過性や通る光の波長特性などを考慮して適宜設定される。材料としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などが挙げられる。コア41の材料である樹脂の屈折率は、クラッド層42の材料である樹脂の屈折率よりも大きく、コア41内の光はコア41とクラッド層42との境界で屈折を繰り返しながら伝送される。
光導波路4に含まれるクラッド層42は、下部クラッド層42aおよび上部クラッド層42bを有している。下部クラッド層42aの上面にコア41が位置しており、上部クラッド層42bが下部クラッド層42aの上面およびコア41を被覆している。クラッド層42の材料は限定されず、例えば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などが挙げられる。クラッド層42は、例えば10μm以上20μm以下の厚みを有していてもよい。下部クラッド層42aおよび上部クラッド層42bは、同じ厚みを有していてもよく、異なる厚みを有していてもよい。
光導波路4に含まれる反射ミラー部43は、上部クラッド層42b、コア41および下部クラッド層42aにかけて位置している。反射ミラー部43は、第1キャビティ44形成時に分断されるコア41の分断面である。反射ミラー部43は、通常、光導波路4の厚み方向に対して平行ではなく、厚み方向に対して傾斜を有している。傾斜角度は、光導波路4に接続される光学素子5などに応じて適宜設定され、例えば、コア41と反射ミラー部43とのなす角度は35°以上55°以下程度である。第1キャビティ44は、上部クラッド層42bの上面から、下部クラッド層42aの下面まで貫通していても非貫通でも構わない。
第1キャビティ44の開口部である第1開口部44b’の形状、すなわち上部クラッド層42bを平面視した場合の第1開口部44b’の形状は特に限定されない。図2では、第1開口部44b’は、三角形状を有している。しかし、第1開口部44b’は、例えば三角形状、四角形状、五角形状、六角形状などの多角形状(多角形状には、各頂点が丸みを有する多角形状も含む)や、円形状、楕円(長円)形状などの形状を有していてもよい。
図2に示すように、通常、1つの光導波路4に複数のコア41が位置しており、それぞれのコア41に第1キャビティ44が形成されている。このような場合、第1開口部44b’は、全て同一の形状を有していてもよく、少なくとも一部の第1開口部44b’が、異なる形状を有していてもよい。
光導波路4には、第1キャビティ44とは別に、第2キャビティ45が含まれる。第2キャビティ45は、第1キャビティ44と同様、上部クラッド層42bの上面から下部クラッド層42aにかけて位置しており、光導波路4を平面視した場合に、コア41を介して少なくとも2つが位置している。言い換えれば、それぞれの第2キャビティ45が、複数のコア41を挟んで位置している。第2キャビティ45は、上部クラッド層42bの上面から、下部クラッド層42aの下面まで貫通していても非貫通でも構わない。
第2キャビティ45は、光学素子5を光導波路4に実装する際に、アライメントマークとして使用される。そのため、視認性を考慮すると、光導波路4を平面視した場合に、第2キャビティ45の平面積は第1キャビティ44の平面積よりも大きい方がよい。第2キャビティ45の開口部である第2開口部45b’は、図1(B)および図2では、円形状を有している。しかし、第2開口部45b’は、例えば三角形状、四角形状、五角形状、六角形状などの多角形状(多角形状には、各頂点が丸みを有する多角形状も含む)や、円形状、楕円(長円)形状などの形状を有していてもよい。第1開口部44b’と同様、第2開口部45b’も、全て同一の形状を有していてもよく、少なくとも一部の第2開口部45b’が、異なる形状を有していてもよい。
図3(A)に示すように、第2キャビティ45において、第2開口部45b’の中心と第2キャビティ45の底部であり下部クラッド層42a側に位置する第2底部45a’の中心とを結ぶ第1直線L1は、光導波路4の厚み方向に対して傾斜している(すなわち、図3に示す角度θ1が90度ではなく鋭角である)。角度θ1は、光導波路4の大きさなどに応じて適宜設定され、例えば、30°以上60°以下程度である。本開示において、光導波路4の厚み方向とは、上部クラッド層42bの上面と下部クラッド層42aの下面とを垂直に結ぶ方向を指す。中心とは、例えばそれぞれの開口部を平面視した場合の重心点を指す。
第2キャビティ45がこのような構造を有することによって、第2キャビティ45を平面視した場合(図3の矢印A方向から見た場合)に、第2開口部45b’と第2底部45a’とは離れて位置している。言い換えれば、第2開口部45b’から第2底部45a’を視認しにくい状態にある。その結果、例えば下部クラッド層42aに接触している導体層などに反射する光の影響を、アライメント用のカメラが受けにくくなり、光学素子5を実装する際に第2キャビティ45の認識性を向上させることができる。
特に、図3(A)に示すように、第2キャビティ45を断面視した場合に、第2底部45a’は、第2開口部45b’から視認できない位置に存在しているのがよい。さらに、第2キャビティ45を平面視した場合に、第2底部45a’の平面積は、第2開口部45b’の平面積よりも小さい方がよい。このような平面積は、例えば測定機能を有する測定顕微鏡観察により測定することができる。
図3(B)に示すように、反射ミラー部43を形成するための第1キャビティ44は、上記のように、通常、厚み方向に対して傾斜を有している。その傾斜角度、すなわち、第1開口部44b’の中心、および第1キャビティ44の底部であり下部クラッド層42a側に位置する第1底部44a’の中心を結ぶ第2直線L2と、上部クラッド層42bの表面とのなす角度θ2は、第2キャビティ45において、第2開口部45b’の中心および第2底部45a’の中心を結ぶ第1直線L1と上部クラッド層42bの表面とのなす角度θ1と同じであるのがよい。ここで「同じ」とは、全く同じ角度であるという意味ではなく、8°程度の差(±8°)であれば、同じ角度とみなす。中心とは、上記の通り例えばそれぞれの開口部を平面視した場合の重心点を指す。
第1キャビティ44と第2キャビティ45とが配置される位置は限定されない。例えば、図2に示すように、第1キャビティ44が少なくとも2つ形成されている場合、第1キャビティ44の第1開口部44b’同士を結ぶ第3直線L3と、第2キャビティ45の第2開口部45b’同士を結ぶ第4直線L4とが、平行であってもよい。第3直線L3と第4直線L4とが平行である場合、光学素子をより精度良く実装することができる。さらに、第3直線L3と第4直線L4とは一致(重複)していてもよい。
第3直線L3は、必ずしも第1開口部44b’の中心部を通っていなくてもよく、第4直線L4も、必ずしも第2開口部45b’の中心部を通っていなくてもよい。一般的な光導波路の大きさを考慮すると、第1開口部44b’および第2開口部45b’は小さく、第3直線L3および第4直線L4は、それぞれ開口部を通っていれば差し支えない。
一実施形態に係る光回路基板2は、例えば次のようにして形成される。まず、コア基板を用意する。コア基板は、両面銅張り積層板などの絶縁板にドリル、ブラストまたはレーザー加工することでスルーホールを形成し、サブトラクティブ法により絶縁板表面およびスルーホール内に導体層を形成する。コア基板の上下面の導体層は、スルーホール内の導体層であるスルーホール導体によって導通している。
次に、コア基板の上下面にビルドアップ層を形成する。ビルドアップ層は、例えば、熱硬化性の絶縁樹脂フィルムを真空下でコア基板の上下面に被着して熱硬化することで形成される。次に、ビルドアップ層にレーザー加工することで、導体層を底部とするビアホールを形成する。レーザー加工後は、炭化物などを除去するためのデスミア処理を行うことでビアホールとビアホール導体との密着強度が向上する。
次に、セミアディティブ法により、ビルドアップ層表面およびビアホール内に銅めっき金属により導体層を形成する。ビルドアップ層表面の導体層と、ビアホール底部にある導体層は、ビアホール内の導体層であるビアホール導体によって導通されている。
ビルドアップ層の形成工程および導体層の形成工程を繰り返すことによって、ビルドアップ層を所定の層数に形成することができる。最上面のビルドアップ層には、光導波路を形成する位置に導体層を形成してもよい。
次に、最上面のビルドアップ層に形成された導体層に、感光性の樹脂フィルムを被着して、露光および現像した後に熱処理することにより下部クラッド層42aを形成する。このとき、下部クラッド層42aの下部全体が、導体層の一様な凹凸内に入り込むことでアンカー効果によって密着する。
次に、下部クラッド層42aの表面に感光性の樹脂フィルムを被着する。そして、所定のパターン開口を有するマスクを樹脂フィルム上に配置して、マスクの上方から露光を行う。開口を通過した光が当たった部分の樹脂フィルムは硬化する。そして、現像処理を行うことにより未硬化の部分の樹脂フィルムを除去することで所定のパターンを有するコア41が形成される。露光の際に、上方から照射された光は、開口を通ってコア用の樹脂フィルムに当たり樹脂フィルムを硬化させる。
次に、下部クラッド層42aの表面およびコア41を被覆するように感光性の樹脂フィルムを被着して、露光および現像することにより上部クラッド層42bを形成する。
次に、第1キャビティ44および第2キャビティ45を形成するために、これらのキャビティを形成する部分にレーザーを照射する。レーザーとしては、例えばエキシマレーザーを採用して、第1キャビティ44と第2キャビティ45とを同時に形成する。具体的には、第1キャビティ44および第2キャビティ45を、配線基板3の上面にある共通のアライメントマークを基準にしてエキシマレーザーを照射すればよい。
このようにして、一実施形態に係る光回路基板1を形成することができる。エキシマレーザーを採用することによって、光学素子を実装する際にアライメントマークとして使用する第2キャビティ45と、光学素子の実装領域に形成される第1キャビティ44とが同時に形成される。これにより、例えば上記の第1キャビティ44同士を結ぶ第3直線L3と、第2キャビティ45同士を結ぶ第4直線L4とが平行となるようにし易い。言い換えれば、第1キャビティ44が並ぶ方向と第2キャビティ45が並ぶ方向とを揃えやすい。その結果、予め設けられる一般的なアライメントマークを基準とするよりも、第1キャビティ44の並びと揃った並びの第2キャビティ45を基準にする方が精度良く光学素子を実装することができる。
本開示の光回路基板は、上述の一実施形態に係る光回路基板2に限定されない。上述の光回路基板2において、第1開口部44b’同士を結ぶ第3直線L3と、第2開口部45b’同士を結ぶ第4直線L4とは、光学素子5をより精度良く実装しやすい点で平行である。しかし、第3直線L3と第4直線L4とは、必ずしも平行でなくてもよい。
1 光学素子搭載モジュール
2 光回路基板
3 配線基板
4 光導波路
5 光学素子
6 CPU
41 コア
42 クラッド層
42a 下部クラッド層
42b 上部クラッド層
43 反射ミラー部
44 第1キャビティ
44a’ 第1底部
44b’ 第1開口部
45 第2キャビティ
45a’ 第2底部
45b’ 第2開口部
L1 第1直線
L2 第2直線
L3 第3直線
L4 第4直線

Claims (10)

  1. 配線基板と、
    該配線基板の上に位置する光導波路と、
    を備え、
    該光導波路が、
    下部クラッド層と、
    該下部クラッド層の上に位置するコアと、
    前記下部クラッド層の上に位置し、前記コアを被覆している上部クラッド層と、
    該上部クラッド層から前記下部クラッド層にかけて位置しており、前記コアを分断している第1キャビティと、
    前記上部クラッド層から前記下部クラッド層にかけて前記コアから離れて位置しており、平面視した場合に、前記コアを介して位置する少なくとも2つの第2キャビティと、
    を含み、
    前記第1キャビティは、前記上部クラッド層側に位置する第1開口部と、前記下部クラッド層側に位置する第1底部と、を有しており、
    前記第2キャビティは、前記上部クラッド層側に位置する第2開口部と、前記下部クラッド層側に位置する第2底部と、を有しており、
    前記第2開口部の中心と前記第2底部の中心とを結ぶ第1直線が、前記光導波路の厚み方向に対して傾斜している光回路基板。
  2. 前記第1キャビティ内に、前記コアの分断面であるミラー部をさらに有し、前記第2開口部同士を結ぶ直線上に前記ミラー部が位置している請求項1に記載の光回路基板。
  3. 前記第2開口部の面積は、前記第1開口部の面積より大きい請求項1または2に記載の光回路基板。
  4. 前記光導波路が、導体層を介して前記配線基板の上に位置する請求項1~3のいずれかに記載の光回路基板。
  5. 前記第2キャビティを平面視した場合に、前記第2底部が前記第2開口部から離れて位置している請求項1~4のいずれかに記載の光回路基板。
  6. 前記第2底部の平面積が、前記第2開口部の平面積よりも小さい請求項1~のいずれかに記載の光回路基板。
  7. 前記第1開口部の中心と前記第1底部の中心とを結ぶ第2直線と前記上部クラッド層の表面とのなす角度が、前記第1直線と前記上部クラッド層の表面とのなす角度と同じである請求項1~のいずれかに記載の光回路基板。
  8. 前記光導波路は、複数の前記コアと複数の前記第1キャビティとを含み、
    前記第2キャビティに挟まれた複数の前記コアのうち、少なくとも2つの前記コアは前記第1キャビティで分断されており、
    複数の前記第1キャビティの前記第1開口部同士を結ぶ第3直線と、複数の前記第2キャビティの前記第2開口部同士を結ぶ第4直線とが、平行である請求項1~のいずれかに記載の光回路基板。
  9. 前記第3直線と前記第4直線とが一致する請求項に記載の光回路基板。
  10. 請求項1~のいずれかに記載の光回路基板と、該光回路基板の上に位置する光学素子とを含む光学素子搭載モジュール。
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