JP7327617B2 - ポリオレフィン系シート、プレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材 - Google Patents

ポリオレフィン系シート、プレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材 Download PDF

Info

Publication number
JP7327617B2
JP7327617B2 JP2022167647A JP2022167647A JP7327617B2 JP 7327617 B2 JP7327617 B2 JP 7327617B2 JP 2022167647 A JP2022167647 A JP 2022167647A JP 2022167647 A JP2022167647 A JP 2022167647A JP 7327617 B2 JP7327617 B2 JP 7327617B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resin
mass
press
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022167647A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023009065A (ja
Inventor
礼康 井口
伴幸 白川
学 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP2020132947A external-priority patent/JP2022029593A/ja
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2022167647A priority Critical patent/JP7327617B2/ja
Publication of JP2023009065A publication Critical patent/JP2023009065A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7327617B2 publication Critical patent/JP7327617B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

本発明は二次加工性、防湿性、透明性に優れたポリオレフィン系シート、それを用いてなるプレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材に関する。
医薬品や食品等の包装分野においては、カプセルや錠剤等の固形剤、粒状の食品等を包装するためにPTP(プレススルーパッケージ)包装が実施されている。また、食品等の包装分野においては、食品等を包装するためにPTP包装によく似たブリスターパッケージもよく実施されている。
PTP包装とは、例えば透明のシートに圧空成形、真空成形等を施すことによりカプセル等の固形剤を収納するポケット部を形成し、ポケット部にカプセル等を収納した後、例えばアルミ箔のように手で容易に引き裂いたり、容易に開封したりできる材質の箔やフィルムを蓋材として積層して一体化した形態の包装である。PTP包装によれば、透明なシートのポケットに収納された固形剤や食品等を開封前に直接肉眼で確認でき、開封する際には、ポケット部の固形剤等を指で押して蓋材を押し破ることにより、内容物を容易に取り出すことができる。
また、ブリスターパッケージとは、シートを真空成形等して食品等の形態に応じたポケット部を形成し、このポケット部に食品等の内容物を収納した後、ヒートシール性コート紙やフィルム等で封をする形態の包装である。
PTP包装やブリスターパッケージに用いられるシートの原料としては、従来、ポリ塩化ビニル(以下「PVC」ということもある)が良好な熱成形性、常温での剛性、耐衝撃性、透明性を有することから使用されてきた。ところが、PVCは、燃焼の方法によっては塩化水素ガスが発生し、燃焼炉を劣化させたり、環境汚染を引き起こしたりする等の問題があるだけでなく、防湿性も不充分であるため、内容物の長期保存の面からもPVCに替わる材料が求められていた。
そこで、PVCの代替素材として、ポリプロピレン系樹脂(以下「PP」ということもある)が一般的に使用されている。例えば、特許文献1では、PPと水添石油樹脂からなる、透明性と防湿性の良いPTP包装に適した樹脂シートが提案されている。
しかし、PPは、PVCと比較して防湿性に優れるものの、近年はさらなる防湿性の向上が求められている。そこで、防湿性に優れるだけでなく、透明性や材料の粘弾性挙動がPVCに近い環状ポリオレフィン系樹脂(以下「環状PO系樹脂」ということもある)がPVCやPPの代替材料候補の一つとして注目されており、特許文献2では、両表面層にPPとポリエチレン系樹脂(以下「PE」ということもある)、中間層に環状PO系樹脂を用いたシートが提案されているが、中間層の環状PO系樹脂層と、両表面層との接着性が悪く、また、環状PO系樹脂は、PPやPEに比べ柔軟性がないため、耐衝撃性に劣り、コストも高くなるという問題があった。
特許文献3では、PPより防湿性の高いバイオPE(バイオポリエチレン系樹脂)を使用して、PPとバイオPEとの積層シートが提案されているが、PP層とPE層の接着性が悪く、接着層を用いる必要があり、生産性やコストが高くなるという問題があった。
特公平6-99604号公報 特開2010-194751号公報 特許第6355243号公報
本発明は、上記課題を解決するものである。PTP包装は、薬剤を小分けにして所持または服用する用途のため、薬剤の効能保持、視認性、ある程度の衝撃に対する強度が求められるので、防湿性、透明性、耐衝撃性は重要となる。
そこで、本発明の目的は、このような従来技術の課題に鑑み、充分な防湿性、透明性および耐衝撃性を有し、さらに接着層を必要とせず優れた層間接着力を有するポリオレフィン系シート、それを用いてなるPTP包装用底材およびPTP包装材を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、ポリプロピレン系樹脂を主成分とする層とポリエチレン系樹脂を主成分とする層に、特定の熱可塑性樹脂を含有させることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ポリプロピレン系樹脂(a)を主成分として含有する層(A)と前記層(A)に隣接するポリエチレン系樹脂(b)を主成分として含有する層(B)の2層を少なくとも備えるポリオレフィン系シートであって、前記層(A)および層(B)の少なくとも一方に、石油樹脂、テルペン樹脂、クロマン-インデン樹脂、ロジン系樹脂、およびこれらの水素添加誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂(c)を含み、JIS K6854-3法に基づき測定した前記層(A)と前記層(B)との層間強度が3.5N/15mm以上であるポリオレフィン系シートを要旨とするものである。
本発明によれば、本発明のポリオレフィン系シートは、防湿性、透明性および耐衝撃性に優れているため、各種包装用に好適に用いることができ、特にPTP包装用底材に好適に用いることができる。
後述する実施例で用いたPTP成型品を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態の1つの例としてのポリオレフィン系シートについて説明する。但し、本発明の範囲が以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「主成分」とは、構成する組成物において最も多い質量比率を占める成分であることをいい、その含有量は45質量%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましく、55質量%以上がさらに好ましい。また、「X~Y」(X、Yは任意の数字)と記載した場合、特にことわらない限り「X以上Y以下」の意と共に、「好ましくはXより大きい」及び「好ましくはYより小さい」の意を包含するものである。
本発明のポリオレフィン系シートは、ポリプロピレン系樹脂(a)を主成分として含有する層(A)と、前記層(A)に隣接するポリエチレン系樹脂(b)を主成分として含有する層(B)の少なくとも2層を備え、前記層(A)および層(B)の少なくとも一方に熱可塑性樹脂(c)を含むものである。
<層(A)について>
層(A)は、ポリプロピレン系樹脂(a)を主成分とする樹脂組成物から形成される。以下、樹脂組成物に含まれる各成分について説明する。
〔ポリプロピレン系樹脂(a)〕
本発明で用いるポリプロピレン系樹脂(a)は、単一組成からなるポリプロピレンすなわち、プロピレン単独重合体であってもよく、プロピレンと共重合成分とを共重合させたランダム共重合体、ブロック共重合体であってもよい。また、上記ポリプロピレン系樹脂(a)は、単独でもしくは2種以上を併せて用いてもよい。
上記共重合成分としては、例えば、通常エチレン、1-ブテン等が挙げられ、なかでも、エチレンが好ましい。
また、上記共重合体を用いる場合、共重合体中の共重合成分の含有量は0.5質量%以上5.0質量%以下が好ましく、1.0質量%以上4.0質量%以下がより好ましく、1.5質量%以上3.0質量%以下がさらに好ましい。共重合体中の共重合成分の含有量を上記の範囲以内とすることで、良好な製膜性を維持しながら、シートに好適な防湿性や透明性を付与することができる。
本発明で用いるポリプロピレン系樹脂としては、良好な製膜性を維持しながら、シートに好適な防湿性や透明性を付与できる点で、単一成分からなるポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重合体が好ましく、単一成分からなるポリプロピレン、プロピレン・エチレンランダム共重合体がより好ましく、プロピレン・エチレンランダム共重合体が特に好ましい。
ポリプロピレン系樹脂(a)のJIS K7210法における230℃、2.16kg荷重のメルトフローレート(以下、「MFR」ともいう)は、0.3g/10分以上20g/10分以下であることが好ましく、0.5g/10分以上10g/10分以下であることがより好ましく、0.8g/10分以上8.0g/10分以下であることがさらに好ましい。MFRが上記の範囲内にあれば、安定な製膜性が得られ、機械物性にも良好なポリオレフィン系シートが得られる。
上記ポリプロピレン系樹脂(a)は、上記層(A)を形成する樹脂組成物の主成分として含まれることが必要である。層(A)を形成する樹脂組成物を100質量%としたとき、ポリプロピレン系樹脂(a)の含有率の下限は45質量%以上であることが好ましく、より好ましくは50質量%以上であり、さらに好ましくは55質量%以上である。また、含有率の上限は、特に限定されないが、93質量%以下であることが好ましい。ポリプロピレン系樹脂(a)の含有率を上記の下限値以上とすることで、シートの防湿性や透明性を維持することができ、上限値以下とすることで、シートの製膜性やシートの熱成形性を良好にすることができる。
また、層(A)を形成する樹脂組成物には、層(B)との接着性の点から熱可塑性樹脂(c)を含有することが好ましい。
〔熱可塑性樹脂(c)〕
熱可塑性樹脂(c)としては、石油樹脂、テルペン樹脂、クロマン-インデン樹脂、ロジン系樹脂、およびこれらの水素添加誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種を用いる。また、上記熱可塑性樹脂(c)は、前記ポリプロピレン系樹脂(a)と相溶し、かつポリプロピレン系樹脂(a)よりも高いガラス転移温度を有することが好ましい。
上記石油樹脂としては、例えば、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂、C5-C9共重合系石油樹脂等の石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂等の脂環式炭化水素系石油樹脂や、これらの水素添加誘導体等が挙げられる。なかでも、C9系石油樹脂の水素添加誘導体が好ましい。
上記テルペン樹脂としては、例えば、α-ピネン重合体、β-ピネン重合体、ジペンテン重合体等のテルペン樹脂や、テルペンフェノール系樹脂、スチレン変性テルペン系樹脂、水素添加テルペン系樹脂等の変性テルペン樹脂等が挙げられる。
上記クマロン-インデン樹脂としては、例えば、タールの160~180℃留分を精製し、炭素数8のクマロンおよび炭素数9のインデンを主要なモノマーとして重合した熱可塑性合成樹脂等が挙げられる。
上記ロジン系樹脂としては、例えば、トールロジン、ガムロジン、ウッドロジン等の未変性ロジン、重合ロジン、不均化ロジン、水素添加ロジン、マレイン酸変性ロジン、フマル酸変性ロジンや、これらをグリセリン、ペンタエリスリトール、エチレングリコール等で変性したエステル化ロジン樹脂等が挙げられる。
熱可塑性樹脂(c)としては、ポリプロピレン系樹脂(a)に混合した場合に比較的良好な相溶性を示し、色調、熱安定性、相溶性、耐透湿性等をさらに高める観点から、水素添加誘導体が好ましく、特に水素添加率(以下「水添率」という)が95%以上であり、かつ水酸基、カルボキシ基、ハロゲン等の極性基、あるいは二重結合等の不飽和結合を実質的に含有しない、石油樹脂またはテルペン樹脂が好ましく、石油樹脂が特に好ましい。なお、「実質的に含有しない」とは、上記極性基、不飽和結合の含有量が熱可塑性樹脂(c)に対して3%以下、好ましくは1%以下であることを意味する。
熱可塑性樹脂(c)の軟化点は、80~170℃であることが好ましく、より好ましくは、90~160℃であり、特に好ましくは、100~150℃である。熱可塑性樹脂(c)の軟化点が、上記範囲内であると、熱可塑性樹脂(c)がポリプロピレン系樹脂(a)に相溶しやすくなり、ポリプロピレン系樹脂(a)の結晶化による微細な結晶の形成がより促進され、透明性に優れたポリオレフィン系シートが得られる傾向がある。また、軟化点が上記下限以上であれば、シート製膜時において原料ペレットのブロッキングを防止し生産性が良好となる傾向がある。
熱可塑性樹脂(c)の具体例としては、例えば、東ソー社製「ペトロタック」シリーズ、荒川化学工業社製「アルコン」シリーズ、ヤスハラケミカル社製「クリアロン」シリーズ、出光石油化学社製「アイマーブ」シリーズ、JXTGエネルギー社製「T-REZ」シリーズ等が挙げられる。
上記熱可塑性樹脂(c)の含有量は、層(A)を形成する樹脂組成物を100質量%としたとき、7質量%以上40質量%以下であることが好ましく、8質量%以上30質量%以下であることがより好ましく、9質量%以上25質量%以下がさらに好ましい。熱可塑性樹脂(c)の割合を上記の下限値以上にすることで、シートの透明性や防湿性が向上する傾向がある。また、熱可塑性樹脂(c)の割合を上限値以下にすることで、良好な製膜性や耐衝撃性を維持することができ、シートを積層構成とした際に、充分な層間強度が得られる。
[その他の添加剤]
また、層(A)を形成する樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、前記ポリプロピレン系樹脂(a)以外のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂や、ポリオレフィン系、あるいは、ポリスチレン系の熱可塑性エラストマー等の樹脂、および、結晶核剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、核剤、抗菌・防かび剤、帯電防止剤、滑剤等の添加剤を配合することができる。これらは単独でもしくは2種以上を併せて用いてもよい。なかでも、結晶核剤は、ポリオレフィン系シートの透明性、防湿性を向上させることができるため好ましい。
上記結晶核剤としては、例えば、ジベンジリデンソルビトール(DBS)化合物、1,3-O-ビス(3,4ジメチルベンジリデン)ソルビトール、ジアルキルベンジリデンソルビトール、少なくとも一つの塩素または臭素置換基を有するソルビトールのジアセタール、ジ(メチルまたはエチル置換ベンジリデン)ソルビトール、炭素環を形成する置換基を有するビス(3,4-ジアルキルベンジリデン)ソルビトール、脂肪族、脂環族、および芳香族のカルボン酸、ジカルボン酸または多塩基性ポリカルボン酸や、これらの無水物および金属塩等の有機酸の金属塩化合物、環式ビス-フェノールホスフェート、2ナトリウムビシクロ[2.2.1]ヘプテンジカルボン酸等の二環式ジカルボン酸および塩化合物、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-ジカルボキシレート等の二環式ジカルボキシレートの飽和の金属または有機の塩化合物、1,3:2,4-O-ジベンジリデン-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(m-メチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(m-エチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(m-イソプロピルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(m-n-プロピルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(m-n-ブチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(p-メチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(p-エチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(p-イソプロピルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(p-n-プロピルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(p-n-ブチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(2,3-ジメチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(2,4-ジメチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(2,5-ジメチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(3,4-ジメチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(3,5-ジメチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(2,3-ジエチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(2,4-ジエチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(2,5-ジエチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(3,4-ジエチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(3,5-ジエチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(2,4,5-トリメチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(3,4,5-トリメチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(2,4,5-トリエチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(3,4,5-トリエチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(p-メチルオキシカルボニルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(p-エチルオキシカルボニルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(p-イソプロピルオキシカルボニルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(o-n-プロピルオキシカルボニルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(o-n-ブチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(o-クロロベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-(p-クロロベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-[(5,6,7,8,-テトラヒドロ-1-ナフタレン)-1-メチレン]-D-ソルビトール、1,3:2,4-ビス-O-[(5,6,7,8,-テトラヒドロ-2-ナフタレン)-1-メチレン]-D-ソルビトール、1,3-O-ベンジリデン-2,4-O-p-メチルベンジリデン-D-ソルビトール、1,3-O-p-メチルベンジリデン-2,4-O-ベンジリデン-D-ソルビトール、1,3-O-ベンジリデン-2,4-O-p-エチルベンジリデン-D-ソルビトール、1,3-O-p-エチルベンジリデン-2,4-O-ベンジリデン-D-ソルビトール、1,3-O-ベンジリデン-2,4-O-p-クロルベンジリデン-D-ソルビトール、1,3-O-p-クロルベンジリデン-2,4-O-ベンジリデン-D-ソルビトール、1,3-O-ベンジリデン-2,4-O-(2,4-ジメチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3-O-(2,4-ジメチルベンジリデン)-2,4-O-ベンジリデン-D-ソルビトール、1,3-O-ベンジリデン-2,4-O-(3,4-ジメチルベンジリデン)-D-ソルビトール、1,3-O-(3,4-ジメチルベンジリデン)-2,4-O-ベンジリデン-D-ソルビトール、1,3-O-p-メチル-ベンジリデン-2,4-O-p-エチルベンジリデンソルビトール、1,3-p-エチル-ベンジリデン-2,4-p-メチルベンジリデン-D-ソルビトール、1,3-O-p-メチル-ベンジリデン-2,4-O-p-クロルベンジリデン-D-ソルビトール、1,3-O-p-クロル- ベンジリデン-2,4-O-p-メチルベンジリデン-D-ソルビトール等のジアセタール化合物、ナトリウム2,2'-メチレン-ビス-(4,6-ジ-tert-ブチルフェニル)ホスフェート、アルミニウムビス[2,2'-メチレン-ビス-(4-6-ジ-tert-ブチルフェニル)ホスフェート]、燐酸2,2-メチレンビス(4,6-ジ-tert-ブチルフェニル)ナトリウムや、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、マーガリン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ベヘニン酸、モンタン酸等の脂肪酸、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ステアリン酸アミド、ヘベニン酸アミド等の脂肪酸アミド、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩、シリカ、タルク、カオリン、炭化カルシウム等の無機粒子、グリセロール、グリセリンモノエステル等の高級脂肪酸エステル、および類似物を挙げることができる。これらは単独でもしくは2種以上を併せて用いてもよい。
これらのなかでも、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ステアリン酸アミド、ヘベニン酸アミド等の脂肪酸アミド、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩が特に好ましい。
結晶核剤の具体的な製品としては、例えば、新日本理化社製「ゲルオールD」シリーズ、旭電化工業社製「アデカスタブ」シリーズ、ミリケンケミカル社製「HYPERFORM HPN-20E」、「HL3-4」、「Millad」シリーズ、BASF社製「IRGACLEAR」シリーズ、理研ビタミン社製「リケマスターCN-001」、「リケマスターCN-002」等が挙げられる。このなかでも特に透明性を向上する効果が高いものとしては、ミリケンケミカル社製「HYPERFORM HPN-20E」、「HL3-4」、理研ビタミン社製「リケマスターCN-001」、「リケマスターCN-002」等が挙げられる。
上記結晶核剤の含有量は、層(A)を形成する樹脂組成物を100質量%としたとき、0.5質量%以上4質量%以下であることが好ましく、より好ましくは1質量%以上3.5質量%以下である。結晶核剤の割合を上記の下限値以上にすることで、ポリオレフィン系シートの結晶性が向上し、好適な透明性や防湿性を付与することができる。また、結晶核剤の割合を上限値以下にすることで、添加物の割合を最小限に留め効率的な効果が期待できる。
本発明のポリオレフィン系シートが備える層(A)は、上記の樹脂組成物を用いて後述する製造方法等によって得ることができる。
<層(B)について>
層(B)は、ポリエチレン系樹脂(b)を主成分とする樹脂組成物から形成される。以下、樹脂組成物に含まれる各成分について説明する。
〔ポリエチレン系樹脂(b)〕
上記ポリエチレン系樹脂(b)は、エチレン単独重合体であるポリエチレンであってもよく、エチレンとエチレン以外のモノマー成分との共重合体であるポリエチレン共重合体であってもよい。また、ポリエチレン系樹脂(b)としては、これらの混合物を用いることもできる。
上記エチレン以外のモノマー成分としては、例えば、α-オレフィンモノマー、官能基を有する非オレフィンモノマー等が挙げられ、なかでもα-オレフィンモノマーが好ましい。
上記α-オレフィンモノマーとしては、炭素数3~20のα-オレフィン、例えば、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-ノネン、1-デセン、1-ウンデセン、1-ドデセン、1-トリデセン、1-テトラデセン、1-ペンタデセン、1-ヘキサデセン、1-ヘプタデセン、1-オクタデセン、1-ノナデセン、1-エイコセン、3-メチル-1-ブテン、4-メチル-1-ブテン、3-メチル-1-ペンテン、3-エチル-1-ペンテン、4-メチル-1-ペンテン、4-メチル-1-ヘキセン、4,4-ジメチル-1-ヘキセン、4,4-ジメチル-1-ペンテン、4-エチル-1-ヘキセン、3-エチル-1-ヘキセン、9-メチル-1-デセン、11-メチル-1-ドデセン、12-エチル-1-テトラデセン等が挙げられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いてもよい。なかでも、工業的な入手し易さや諸特性、経済性等の観点から、プロピレン、1-ブテン、1-へキセン、1-オクテンが好ましい。
上記α-オレフィンモノマーを共重合成分として用いる場合、ポリエチレン共重合体中に占めるα-オレフィンモノマーの割合の合計が0.1~4質量%であることが好ましく、より好ましくは0.3~3.5質量%、特に好ましくは0.5~3質量%である。α-オレフィンモノマーの割合がかかる範囲内であれば、ポリオレフィン系シートの防湿性、透明性をさらに優れたものとすることができる。
本発明で用いるポリエチレン系樹脂(b)としては、上記のなかでも、エチレン単独重合体、あるいは、エチレンと、プロピレン、1-ブテン、1-ヘキセン、および1-オクテンからなる群より選ばれる少なくとも1種類のα-オレフィンモノマーとの共重合体を用いるのが好ましい。
ポリエチレン系樹脂(b)の重合方法としては、特に制限はなく、従来公知の常法により行うことができ、また、重合に用いる触媒も特に制限はなく、従来公知のものを用いることができる。
本発明に用いるポリエチレン系樹脂(b)は、JIS K7112法に基づき測定した密度が0.935g/cm3以上であることが好ましく、より好ましくは0.94g/cm3以上であり、さらに好ましくは0.945g/cm3以上である。密度が上記範囲内であることで、防湿性や耐薬品性の高いシートを提供することができる。なお、ポリエチレン系樹脂(b)の密度の上限は、通常0.97g/cm3である。
また、ポリエチレン系樹脂(b)のJIS K7210法における190℃、2.16kg荷重のMFRは、0.3g/10分以上20g/10分以下であることが好ましく、0.5g/10分以上10g/10分以下であることがより好ましく、0.8g/10分以上8g/10分以下であることがさらに好ましい。MFRが上記の範囲内にあれば、安定な製膜性が得られ、機械物性にも良好なポリオレフィン系シートが得られる。
なお、上記ポリエチレン系樹脂(b)は石油由来のポリエチレン系樹脂であってもよいが、バイオポリエチレン系樹脂であることが環境保護の点から好ましい。
上記「バイオポリエチレン系樹脂」とは、再生可能なバイオマス資源を原料に、化学的または生物学的に合成することで得られるポリエチレン系樹脂を意味する。上記バイオポリエチレン系樹脂は、これを焼却処分した場合でも、バイオマスのもつカーボンニュートラル性から、大気中の二酸化炭素濃度を上昇させないという特徴がある。
上記バイオポリエチレン系樹脂は、植物原料から得られたバイオエタノールから誘導された植物由来エチレンを用いることが好ましい。すなわち、上記バイオポリエチレン系樹脂は、植物由来ポリエチレン系樹脂であることが好ましい。
ポリエチレン系樹脂(b)の具体的な製品として、石油由来のポリエチレン系樹脂としては、旭化成社製「サンテックHD」シリーズ、日本ポリプロ社製「ノバテックHD」シリーズ、プライムポリマー「エボリューH」シリーズ等が挙げられる。また、バイオポリエチレン系樹脂としては、Braskem社製「グリーンポリエチレン」シリーズ等が挙げられる。
上記ポリエチレン系樹脂(b)は、層(B)を形成する樹脂組成物の主成分として含まれることが必要である。層(B)を形成する樹脂組成物を100質量%としたとき、ポリエチレン系樹脂(b)の含有率の下限は45質量%以上であることが好ましく、より好ましくは50質量%以上であり、さらに好ましくは55質量%以上である。また、含有率の上限は、特に限定されないが、93質量%以下であることが好ましい。ポリエチレン系樹脂(b)の含有率を上記の下限値以上にすることで、シートに防湿性と耐衝撃性を付与することができる。また、ポリエチレン系樹脂(b)の割合を上限値以下にすることで、シートに適度な剛性を付与することができる。
また、層(B)を形成する樹脂組成物には、層(A)との接着性の点から熱可塑性樹脂(c)を含有することが好ましい。
〔熱可塑性樹脂(c)〕
層(B)を形成する樹脂組成物に含まれる熱可塑性樹脂(c)としては、前記層(A)で説明した熱可塑性樹脂(c)が挙げられる。また、層(B)を形成する樹脂組成物に含まれる熱可塑性樹脂(c)は、前記ポリエチレン系樹脂(b)と相溶し、かつポリエチレン系樹脂(b)よりも高いガラス転移温度を有することが好ましい。上記熱可塑性樹脂(c)は単独でもしくは2種以上併せて用いることができる。なかでも、熱可塑性樹脂(c)としては、ポリエチレン系樹脂(b)に混合した場合に比較的良好な相溶性を示し、色調、熱安定性、相溶性、耐透湿性等をさらに高める観点から、水素添加誘導体が好ましく、特に水素添加率(以下「水添率」という)が95%以上であり、かつ水酸基、カルボキシ基、ハロゲン等の極性基、あるいは二重結合等の不飽和結合を実質的に含有しない、石油樹脂またはテルペン樹脂が好ましく、石油樹脂が特に好ましい。
また、層(B)を形成する樹脂組成物に含まれる熱可塑性樹脂(c)の軟化点も前記層(A)で説明した熱可塑性樹脂(c)の範囲であることが好ましい。
本発明においては、層(A)を形成する樹脂組成物に含まれる熱可塑性樹脂(c)と層(B)を形成する樹脂組成物に含まれる熱可塑性樹脂(c)の種類は、同じであっても異なっていてもよいが、接着性の観点から同じ種類の熱可塑性樹脂(c)を用いることが好ましく、同一の熱可塑性樹脂(c)を用いることがより好ましい。
上記熱可塑性樹脂(c)の含有量は、層(B)を形成する樹脂組成物を100質量%としたとき、7質量%以上40質量%以下であることが好ましく、8質量%以上30質量%以下であることがより好ましく、9質量%以上25質量%以下がさらに好ましい。熱可塑性樹脂(c)の割合を上記の下限値以上にすることで、シートの透明性や防湿性が向上する傾向がある。また、熱可塑性樹脂(c)の割合を上限値以下にすることで、良好な製膜性や耐衝撃性を維持することができ、シートを積層構成とした際、充分な層間強度が得られる。
[その他の添加剤]
また、層(B)を形成する樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、前記ポリエチレン系樹脂(b)以外のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂や、ポリオレフィン系、あるいは、ポリスチレン系の熱可塑性エラストマー等の樹脂、および、結晶核剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、核剤、抗菌・防かび剤、帯電防止剤、滑剤等の添加剤を配合することができる。これらは単独でもしくは2種以上を併せて用いてもよい。なかでも、結晶核剤は、ポリオレフィン系シートの透明性、防湿性を向上させることができるため好ましい。
上記結晶核剤としては、前記層(A)で説明した結晶核剤を用いることができ、好ましい結晶核剤、含有量も前記層(A)で説明したとおりである。
<ポリオレフィン系シートの製造方法>
次に、本発明のポリオレフィン系シートの製造方法について説明する。
本発明のポリオレフィン系シートの成形方法は特に限定されるものではないが、例えば、層(A)を形成する樹脂組成物、層(B)を形成する樹脂組成物をそれぞれ、単軸、あるいは、二軸押出機等で溶融混合し、Tダイにより共押出し、キャストロールで急冷、固化することにより無延伸シートを作製することができる。
ここで、無延伸シートとは、シートの強度を高める目的で積極的に延伸しないシートを意味し、例えば、押出成形の際に延伸ロールによって2倍未満に延伸されたものは無延伸シートに含むものとする。
このようにして得らえる本発明のポリオレフィン系シートは、層(A)および層(B)の少なくとも一方に熱可塑性樹脂(c)を含有するため、層(A)と層(B)との接着性に優れる。そのため、層(A)と層(B)の間に接着層を設ける必要がなく、生産性やコストに優れるものとすることができる。なかでも、接着性の点から、層(A)と層(B)の両層に熱可塑性樹脂(c)が含有されていることが好ましい。
本発明のポリオレフィン系シートの層構成は、層(A)に層(B)が隣接する2層構造を少なくとも有すれば、特に限定されない。例えば、上記2層構造に、さらに層(A)や層(B)が積層されていてもよく、別の熱可塑性樹脂層や接着層が積層されていてもよい。なかでも、耐衝撃性の点から、層(B)の両面に層(A)が隣接する2種3層構造であることが好ましい。
〔厚さ〕
本発明のポリオレフィン系シートは、層(A)と層(B)とを合わせた総厚さが50μm以上600μm以下であることが好ましく、100μm以上500μm以下であることがより好ましく、150μm以上450μm以下であることがさらに好ましく、200μm以上400μm以下が特に好ましい。層(A)と層(B)とを合わせた総厚さが上記の下限値以上であれば、好適なシートの剛性が発現し、加工性、耐カール性に優れる。一方、本発明のプロピレン系シートの厚さが上限値以下であれば、シートの剛性を好適な範囲に制御することがきるので、PTP包装として使用する際に薬剤の取り出しで不具合を生じることなく、優れた加工性を維持することができる。
また、本発明のポリオレフィン系シートの厚さは特に限定されないが、加工性、実用性を考慮した場合、100μm以上1000μm以下であることが好ましく、150μm以上800μm以下であることがより好ましく、180μm以上600μm以下であることがさらに好ましく、200μm以上400μm以下が特に好ましい。
本発明のポリオレフィン系シートにおいて、前記層(A)と前記層(B)との厚さ比は、1:1.2~1:5であることが好ましく、1:1.5~1:4であることがより好ましく、1:1.8~1:3であることが特に好ましい。層(A)と層(B)との厚さ比が上記範囲内であると、シートに適度な剛性が発現し、加工性、耐カール性に優れる傾向がある。なお、ポリオレフィン系シートが層(A)、層(B)を複数備える場合は、全ての層(A)を合計した厚さと、全ての層(B)を合計した厚さとの比率を上記厚さ比とする。
本発明のポリオレフィン系シートにおいて、前記層(A)および前記層(B)の樹脂組成物の合計を100質量%としたとき、前記熱可塑性樹脂(c)の含有量は、7質量%以上40質量%以下が好ましく、8質量%以上30質量%以下がより好ましく、9質量%以上25質量%以下が特に好ましい。熱可塑性樹脂(c)の含有量が上記範囲内であると、層(A)と層(B)との接着性に優れ、また、耐衝撃性に優れる傾向がある。
また、層(A)の樹脂組成物100質量%に含まれる熱可塑性樹脂(c)〔質量%〕と、層(B)の樹脂組成物100質量%に含まれる熱可塑性樹脂(c)〔質量%〕の比率〔層(A)の樹脂組成物に含まれる熱可塑性樹脂(c):層(B)の樹脂組成物に含まれる熱可塑性樹脂(c)〕は、接着性の点から3:1~1:5であることが好ましく、2:1~1:4であることがより好ましく、1:1~1:3であることが特に好ましい。
〔層間強度〕
本発明のポリオレフィン系シートは、JIS K6854-3法に基づき測定した前記層(A)と前記層(B)との層間強度が3.5N/15mm以上であり、好ましくは4N/15mm以上であり、特に好ましくは5N/15mm以上である。本発明のポリオレフィン系シートの層間強度を上記の数値以上とすることで、層(A)と層(B)との良好な接着性が得られる。なお、ポリオレフィン系シートが、隣接する層(A)と層(B)の2層構造を複数備える場合は、隣接する少なくとも1つの層(A)と層(B)の層間強度が上記数値以上であればよく、好ましくは隣接する全ての層(A)と層(B)の層間強度が上記数値以上であることである。
〔防湿性〕
本発明のポリオレフィン系シートの水蒸気透過率は、JIS K7129-2法に基づき、温度40℃、相対湿度90%で測定した水蒸気透過率が0.6g/(m2・24時間)以下であることが好ましく、より好ましくは0.55g/(m2・24時間)以下であり、さらに好ましくは0.53g/(m2・24時間)以下である。本発明のポリオレフィン系シートの水蒸気透過率を上記の数値とすることで、良好な防湿性が得られ、薬剤等の包装用途に使用する場合に内容物の劣化を抑制することができる。
〔透明性〕
本発明のポリオレフィン系シートを包装用途へ使用する場合、意匠性、内容物の視認性等の観点から、JIS K7136法に基づき測定したヘーズが50%以下であることが好ましく、45%以下であることがより好ましく、40%以下であることがさらに好ましい。本発明のポリオレフィン系シートのヘーズが上記の数値であれば、充分な視認性を確保することができる。
〔耐衝撃性〕
本発明のポリオレフィン系シートは、ASTM D1790の条件と方法により測定されるフィルム脆化温度が20℃未満であることが好ましく、0℃未満であることがより好ましく、-25℃未満であることがさらに好ましい。本発明のポリオレフィン系シートのフィルム脆化温度が上記の数値であれば、充分な耐衝撃性を確保することができる。
〔バイオマス度〕
本発明のポリオレフィン系シートのバイオマス度は、10%以上であることが好ましく、15%以上であることがより好ましく、25%以上であることがさらに好ましい。本発明のポリオレフィン系シートのバイオマス度が上記の数値以上であれば、環境負荷を低減することができる。なお、上記バイオマス度は、下記の方法により算出することができる。
[バイオマス度の算出方法]
「シートのバイオマス度」(%)=「バイオマス資源を原料とする樹脂のバイオマス度」(%)×「シート中のバイオマス資源を原料とする樹脂の質量割合」
<ポリオレフィン系シートを用いた成型体>
本発明のポリオレフィン系シートは、真空成形、圧空成形、圧空真空成形、プレス成形、その他の熱成形によって、各種形状の成形体に形成することができ、例えば、包装用成形体、特にPTP包装用底材やブリスターパッケージ等の包装用成形体を好適に製造し利用することができる。
例えば、PTP包装用底材の成形シートを製造する場合には、成形前に加熱板で本発明のプロピレン系シートを加熱軟化させ、成形型にて当該シートを挟み、圧空を注入して成形型の凹型に沿わせてシート面内に多数のポケット部(例えば、直径約9mm、深さ約4mm)を成形するようにすればよい。また、必要に応じて圧空注入時に適切なタイミングでプラグを上昇および下降させて成形性を補助すればよい。上記のようにして製造されるPTP包装用底材は、蓋材と組み合わされることにより、PTP包装材とすることができる。
また、前記の熱成形を施すと共に、シート表面、あるいは、裏面又は両面にアルミ箔、アルミ蒸着フィルム、プラスチックフィルム(例えば、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、エチレン-ビニルアルコール共重合体フィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム)等を積層することも可能である。なお、シート表面或いは裏面又は両面にアルミ箔や前記各種フィルム等を積層して複合シートを形成した後、これを熱成形することも可能である。
また、製品の意匠性や二次加工性等を高める目的で、シート表面にエンボス加工や、艶消し加工等の加工を行ってもよい。この場合、一旦鏡面状のシートを作成してからエンボスロールや艶消しロールで加工を施すようにしても、押出成形の際にキャストロールをエンボスロールや艶消しロールに変更して成形するようにしてもよい。本発明の趣旨を損なわない限り、シート表面に帯電防止剤、シリコーン、ワックス等をコーティングすることも、傷付着防止等の目的で表面保護シートを用いて皮膜を形成することも、印刷層を設けることも可能である。なお、印刷層の形成手段は現在公知の任意の手段を採用可能である。
本発明のポリオレフィン系シートは透明性、防湿性、耐衝撃性に優れるため、医薬品や食品等の包装分野においてカプセルや錠剤等の固形剤、粒状の食品等を包装するためのPTP包装や、食品等の包装分野における食品等を包装するためのブリスターパッケージ等に使用することができる。
以下に実施例を示すが、これらにより本発明は何ら制限を受けるものではない。なお、原料およびポリオレフィン系シートについての種々の測定値および評価は次のようにして行った。また、ポリオレフィン系シートの押出機からの流れ方向を縦方向、その直交方向を横方向と呼ぶ。
〔剥離強度〕
実施例及び比較例の条件にて製膜した各試験片を15mm幅の短冊状にカットし、T型の試験片を作製した。それらをJIS K6854-3法に基づき、50mm/minの速度で180°剥離強度を測定した。
[評価基準]
○:剥離強度が5.0N/15mm以上
△:剥離強度が3.5N/15mm以上、5.0N/15mm未満
×:剥離強度が3.5N/15mm未満
〔防湿性(水蒸気透過率)〕
JIS K7129-2法に基づき、PERMATRAN W 3/31(MOCON社製)を用いて、40℃、90%RHの雰囲気下においてポリオレフィン系シートの水蒸気透過率を測定し、下記の基準で評価した。
[評価基準]
◎:水蒸気透過率が0.53g/(m2・24時間)以下
〇:水蒸気透過率が0.53g/(m2・24時間)を超えて0.6g/(m2・24時間)以下
×:水蒸気透過率が0.6g/(m2・24時間)を超える
〔透明性(ヘーズ)〕
JIS K7136法に基づいて、ポリオレフィン系シートの全光線透過率および拡散透過率を、ヘーズメーターを用いて測定した。得られた全光線透過率および拡散透過率からヘーズを以下の式で算出し、下記の基準で評価した。
[ヘーズ](%)=[拡散透過率]/[全光線透過率]×100
[評価基準]
○:ヘーズが40%以下
△:ヘーズが40%を超えて50%以下
×:ヘーズが50%を超える
〔耐衝撃性〕
ASTM D1790の条件と方法によりフィルムの脆化温度を測定し、下記の評価基準により評価を行った。
[評価基準]
◎:フィルム脆化温度が-25℃未満
〇:フィルム脆化温度が-25℃以上0℃未満
△:フィルム脆化温度が0℃以上20℃未満
×:フィルム脆化温度が20℃以上
<PTP用シートの評価>
ポリオレフィン系シートを、PTP用成形装置(CKD社製、FBP-300E)を用いてPTP包装用底材シートを成形し、内容物を充填せずに20μm厚さのアルミ箔を用いて250℃で熱シールした。さらに、底材シート側から深さ200μmになるようにスリットを入れた後、約40mm×約95mm、コーナーR=5mmのサイズ(40mmの方向がシートの縦方向)に打ち抜いて、図1に示す様なPTP成形品を得た。
〔PTP成形性〕
PTP用成形装置におけるシート加熱板の温度を5℃間隔で変更してシートの成形を行い、得られた成形体について目視評価を行った。錠剤を収納するポケット天面やコーナー部等に潰れや変形や層間剥離が無く実用上支障のないレベルのPTP成形品が得られる温度の上限と、下限を求め、かかる温度範囲を適性に成形加工できる温度範囲とし、下記の評価基準により評価を行った。
[評価基準]
〇:上限と下限の温度範囲が20℃以上
△:上限と下限の温度範囲が10℃以上20℃未満
×:上限と下限の温度範囲が10℃未満、もしくはポケット形状が形成できなかった場合
〔PTP落下割れ性〕
成形したPTP成形品10枚を一組に束ねたものを、PTPシート落下衝撃試験機(マイズ試験機社製)を用い、25℃の環境下にて60cmの高さから100gの重りを、その束ねたシートの4つの角へ1回ずつ落下させ、角割れの有無を確認した。PTP成形品の角が欠けているものや亀裂が生じているものを角割れ有とし、そのままの状態のもの、折れや、曲がりが生じたものは角割れなしと判断した。試験は、上記の試験を5セット(n=200)行い、下記の評価基準により評価を行った。
[評価基準]
〇:角割れの起きた割合が20%未満
△:角割れの起きた割合が20%以上50%未満
×:角割れの起きた割合が50%以上
〔PTPプッシュスルー開封性〕
任意に選んだ20代から50代の男女計6名の被験者によるウェアラブル荷重センサー(カトーテック社製、HapLog)を用い、利き手親指で押し出す際にその親指が掛けた全被験者の加重平均値を求め、下記の評価基準により評価を行った。
[評価基準]
〇:加重平均値が30N未満
△:荷重平均値が30N以上40N未満
×:荷重平均値が40N以上
実施例に先立って、下記の原料を準備した。
〔ポリプロピレン系樹脂(a)〕
(a-1):ランダムポリプロピレン(プロピレン/エチレン=98/2質量%共重合体、密度=0.900g/cm3、MFR=5.0g/10分)
(a-2):ランダムポリプロピレン(プロピレン/エチレン=97/3質量%共重合体、密度=0.900g/cm3、MFR=1.9g/10分)
〔ポリエチレン系樹脂(b)〕
(b-1):高密度ポリエチレン系樹脂(密度=0.952g/cm3、MFR=2.0g/10分)
〔熱可塑性樹脂(c)〕
(c-1):C9系石油樹脂の水素添加誘導体(密度=0.999g/cm3、軟化点=125℃)
<実施例1>
層(A)として、(a-1)、(a-2)、(c-1)を混合質量比80:10:10の割合でドライブレンドした後、40mmφ単軸押出機を用いて230℃で混練した。層(B)として(b-1)および(c-1)を混合質量比90:10の割合でドライブレンドした後、32mmφ単軸押出機を用いて230℃で混練した。層(A)と層(B)を積層比がA:B:A=1:4:1になるようにTダイより押出し、次いで約45℃のキャスティングロールにて急冷し、厚さ300μmのシートを作製した。得られたシートについて、層間強度、防湿性、透明性、耐衝撃性、PTP成形性、PTP落下割れ性、PTPプッシュスルー開封性の評価を行った。結果を後記の表1に示す。
<実施例2、3、比較例1、2>
層(A)、層(B)として、各原料を後記の表1に示す所定の割合で混合した以外は実施例1と同様の方法で、厚さ300μmのシートの作製、評価を行った。結果を後記の表1に示す。
<参考例>
参考例として、従来PTP包装用底材として用いられるホモポリプロピレン単層で構成される、厚さ300μmの市販ポリプロピレン樹脂製シートを準備した。上記のシートについて同様に防湿性、透明性、耐衝撃性、PTP成形性、PTP落下割れ性、PTPプッシュスルー開封性の評価を行った。結果を後記の表1に示す。
Figure 0007327617000001
上記の表1の結果から、ポリプロピレン系樹脂(a)を主成分として含有する層(A)と、層(A)に隣接するポリエチレン系樹脂(b)を主成分として含有する層(B)を備え、層(A)および層(B)に熱可塑性樹脂(c)を含有し、特定の層間強度を有する実施例のポリオレフィン系シートは、防湿性、透明性、耐衝撃性にも優れるものであった。
一方、層(A)と層(B)との層間強度が低い比較例1および2のポリオレフィン系シートは、防湿性および透明性に劣り実用に適さないものであった。
以上、現時点においてもっとも実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うフィルムもまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明のポリオレフィン系シートは、防湿性、透明性および耐衝撃性に優れているため、各種包装用に好適に用いることができ、特にPTP包装用底材に好適に用いることができる。

Claims (9)

  1. ポリプロピレン系樹脂(a)を主成分として含有する層(A)と前記層(A)に隣接するポリエチレン系樹脂(b)を主成分として含有する層(B)の2層を少なくとも備えるポリオレフィン系シートを用いたプレススルーパッケージ包装材用底材であって、
    前記層(A)および層(B)に、石油樹脂、テルペン樹脂、クロマン-インデン樹脂、ロジン系樹脂、およびこれらの水素添加誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂(c)を含み、JIS K6854-3法に基づき測定した前記層(A)と前記層(B)との層間強度が3.5N/15mm以上であり、
    前記ポリオレフィン系シートの層構成が層(A)に層(B)が隣接する2層構造、または、層(B)の両面に層(A)が隣接する2種3層構造であるプレススルーパッケージ包装材用底材。
  2. 前記層(A)を形成する樹脂組成物を100質量%としたとき、前記層(A)を形成する樹脂組成物に含まれる前記熱可塑性樹脂(c)の含有割合が、7質量%以上40質量%以下である請求項1記載のプレススルーパッケージ包装材用底材。
  3. 前記層(B)を形成する樹脂組成物を100質量%としたとき、前記層(B)を形成する樹脂組成物に含まれる前記熱可塑性樹脂(c)の含有割合が、7質量%以上40質量%以下である請求項1または2に記載のプレススルーパッケージ包装材用底材。
  4. 前記ポリプロピレン系樹脂(a)が、単一組成からなるポリプロピレンおよびプロピレン・エチレン共重合体の少なくとも一方である請求項1~3のいずれか一項に記載のプレススルーパッケージ包装材用底材。
  5. 前記ポリエチレン系樹脂(b)が、JIS K7112法に基づき測定した密度が0.935g/cm3以上であるポリエチレン系樹脂である請求項1~4のいずれか一項に記載のプレススルーパッケージ包装材用底材。
  6. JIS K7129-2法に基づき、温度40℃、相対湿度90%で測定した水蒸気透過率が0.6g/(m2・24時間)以下である請求項1~5のいずれか一項に記載のプレススルーパッケージ包装材用底材。
  7. 前記層(A)と前記層(B)の厚さ比が、1:1.2~1:5である、請求項1~6のいずれか一項に記載のプレススルーパッケージ包装材用底材。
  8. 前記ポリエチレン系樹脂(b)はバイオポリエチレン系樹脂である、請求項1~7のいずれか一項に記載のプレススル―パッケージ包装材用底材。
  9. 請求項1~8のいずれか一項に記載のプレススルーパッケージ包装材用底材と、蓋材とを組み合わせてなる、プレススルーパッケージ包装材。
JP2022167647A 2020-08-05 2022-10-19 ポリオレフィン系シート、プレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材 Active JP7327617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022167647A JP7327617B2 (ja) 2020-08-05 2022-10-19 ポリオレフィン系シート、プレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020132947A JP2022029593A (ja) 2020-08-05 2020-08-05 ポリオレフィン系シート、プレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材
JP2022167647A JP7327617B2 (ja) 2020-08-05 2022-10-19 ポリオレフィン系シート、プレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020132947A Division JP2022029593A (ja) 2020-08-05 2020-08-05 ポリオレフィン系シート、プレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023009065A JP2023009065A (ja) 2023-01-19
JP7327617B2 true JP7327617B2 (ja) 2023-08-16

Family

ID=87562995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022167647A Active JP7327617B2 (ja) 2020-08-05 2022-10-19 ポリオレフィン系シート、プレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7327617B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002019054A (ja) 2000-07-04 2002-01-22 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ポリプロピレン系積層シート
JP2012250350A (ja) 2011-05-31 2012-12-20 Dainippon Printing Co Ltd ポリオレフィン複層樹脂フィルム
JP2013076056A (ja) 2011-09-13 2013-04-25 Sumitomo Bakelite Co Ltd 包装用シート
JP2016179676A (ja) 2015-03-23 2016-10-13 住友ベークライト株式会社 多層フィルムおよび包装体
JP2019001064A (ja) 2017-06-15 2019-01-10 住友ベークライト株式会社 多層フィルム及び包装体
WO2020196700A1 (ja) 2019-03-28 2020-10-01 住友ベークライト株式会社 フィルム成形体及び包装体

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3786290B2 (ja) * 1993-04-20 2006-06-14 グンゼ株式会社 ポリプロピレン系多層シート

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002019054A (ja) 2000-07-04 2002-01-22 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ポリプロピレン系積層シート
JP2012250350A (ja) 2011-05-31 2012-12-20 Dainippon Printing Co Ltd ポリオレフィン複層樹脂フィルム
JP2013076056A (ja) 2011-09-13 2013-04-25 Sumitomo Bakelite Co Ltd 包装用シート
JP2016179676A (ja) 2015-03-23 2016-10-13 住友ベークライト株式会社 多層フィルムおよび包装体
JP2019001064A (ja) 2017-06-15 2019-01-10 住友ベークライト株式会社 多層フィルム及び包装体
WO2020196700A1 (ja) 2019-03-28 2020-10-01 住友ベークライト株式会社 フィルム成形体及び包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023009065A (ja) 2023-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012131933A (ja) ポリエチレン系シート及びそれを成形してなるptp包装用シート
JP5611501B2 (ja) 自己粘着性積層体
JP2012172100A (ja) ポリエチレン系シート、それを成形してなるptp包装用蓋材、及び、ptp包装材
WO2018062390A1 (ja) 押出しラミネート用樹脂組成物、多層フィルム、蓋および多層フィルムの製造方法
JP4935123B2 (ja) 積層ポリプロピレン系無延伸フィルム
JP6005580B2 (ja) ポリエチレン系多層フィルム
JP2022054266A (ja) 二軸延伸ポリプロピレンフィルム及び包装袋
JP2012035624A (ja) 積層フィルム
JP2021045963A (ja) 多層構造体
JP5806075B2 (ja) 透明性及び防湿性に優れた樹脂組成物、並びに、それを成形してなるシート
JP2007076300A (ja) 共押出多層フィルム及び該フィルムからなる包装材
JP2010036938A (ja) 包装材
JP7327617B2 (ja) ポリオレフィン系シート、プレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材
JP2021169194A (ja) 蒸着フィルムおよびそれを用いた積層体
JP7255738B2 (ja) ポリオレフィン系シート、プレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材
JP2022029593A (ja) ポリオレフィン系シート、プレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材
JP7415743B2 (ja) ポリオレフィン系シート、プレススルーパッケージ包装用底材およびプレススルーパッケージ包装材
KR101994560B1 (ko) 2축 연신 에틸렌 중합체 필름 및 포장체
JP2009138139A (ja) オレフィン系重合体延伸フイルム
JP6358829B2 (ja) 多層フィルム及びそれを用いた包装材
JP2023147891A (ja) 医薬包装用シート、プレススルーパッケージ及びプレススルーパッケージの製造方法
JP2021123109A (ja) 積層フィルム、蓋材および容器
JP2006150624A (ja) 積層樹脂一軸延伸フィルム
JP2024044616A (ja) プレススルーパッケージ用シート、プレススルーパッケージ及びプレススルーパッケージの製造方法
JP2017087467A (ja) ストレッチ包装用フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221019

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20221019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230117

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230717

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7327617

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151