JP7324053B2 - 接合金具 - Google Patents
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さらに、梁に固定される接合金具は、梁に形成された収容部内に収容させた後、ピンによって梁に固定されるため、ピン孔の位置が視認しにくく、接合金具のピン孔と梁のピン孔との整合に時間を要し、作業に手間がかかるという問題がある。
請求項2に係る接合金具は、上記請求項1の構成において、前記第2金具の前記一対の側板の上端又は下端に設けられた前記ピン孔は、前記他方の木部材に予め挿通されたピンを受入れるために、前記一対の側板の上部又は下部を切り欠いて形成された切欠孔であることを特徴とする。
請求項3に係る接合金具は、上記請求項1又は2の構成において、前記第1金具の前記固定板の長手方向両端部には、前記第1金具を長手方向に沿って複数並べたとき、互いに係合する係合部が設けられていることを特徴とすることを特徴とする。
請求項6に係る接合金具は、上記請求項5の構成において、前記第2金具の前記一対の側板に設けられたピン孔の1つは、前記他方の木部材に予め挿通されたピンを受入れるために、前記一対の側板の上部を切り欠いて形成された切欠孔であることを特徴とする。
このとき、ボルトによって第1金具を一方の木部材に固定する際、ボルトの頭部又はボルトに螺合するナットが第1金具の膨出部によって収容される。このため、第1金具と第2金具とを組合せた際、第2金具の背板が第1金具の固定板に当接又は近接させることができる。これにより、第1金具の一対の羽根板の突出幅を設定することができる。
また、請求項1及び5に係る発明によれば、第1金具の膨出部からボルト又はナットの一部が突出する場合でも、第2金具の背板に形成された凹溝によって、背板とボルト又はナットとの干渉を防止して、第2金具の背板を第1金具の固定板に当接又は近接させることができる。
請求項2及び6に係る発明によれば、第2金具は、その切欠孔を、予め他方の木部材に挿通させたピンに引掛けることで、容易に位置決めすることができる。
請求項3及び4に係る発明によれば、第1金具は、複数並べられたとき、係合部によって、互いに位置合わせすることができる。
なお、本実施形態に係る一対の接合金具は、木部材同士を接合するものであるが、以下、一例として木部材を柱及び梁とした場合について説明する。
第1金具3は、ボルト11によって柱7(一方の木部材)に固定される接合金具であり、図2を参照して、長方形の固定板21と、この固定板21の両側辺から垂直に延びる一対の羽根板23,23とを有する断面略コの字形を呈している。
また、一対の羽根板23,23は、その突出幅W(図1参照)、すなわち、柱7に取付けられた状態における柱の取付面からの突出高さが30mm以下に設定されている。
なお、本工程では、第1金具3の上側のピン孔33及び下側の切欠孔35は使用しない。
図4(a)を参照して、まず、第1金具3の膨出部25を柱7(一方の木部材)に形成された収容凹部26(図1参照)に嵌め込む。その後、背の低い第1金具3の回止突起部29が柱7に刺し込まれ、第1金具3の回動が防止される。その後、ワッシャ15を介してボルト11を柱7に形成された挿通孔51に通し、膨出部25のボルト孔27に通して、ボルト11にナット13を締結することで第1金具3が柱7に固定される。このとき、ボルト11の頭は、柱7に形成された収容部52に収容され、ナット13にねじ込まれたボルト11の先端は、第1金具3の膨出部25(固定板21のおもて面)から僅かに突き出ている。なお、ボルト11の先端は、膨出部25内に収納されている場合もある。
このような、柱7や梁9への金具の固定は、建築現場で行われるほかに、工場にて予め行われる場合もあり、その後に、金具が固定された状態の柱7や梁9をコンテナやトラックなどに積載して建築現場に輸送される事もある。
まず、ボルト11及びナット13によって、第1金具3を柱7に固定する。そして、第2金具5Bの一対の側板61,61の切欠孔65を予め梁9に挿通されたピン37aに引掛けるように、梁9に形成された収容溝55に嵌め込みその位置を調整する。これにより、第2金具5Bの一対の側板61,61のピン孔63と梁9に形成されたピン孔53とが整合され、整合されたピン孔53,63にピン37bを挿入して、第2金具5Bを梁9に固定する。
図10(d)の例では、上部の第1金具3の上側のピン孔33及び下部の第1金具3の下側の切欠孔35と上側のピン孔33を使用し、上部の第1金具3の上下側の切欠孔35と下部のピン孔33及び下部の第1金具3の上側の切欠孔35と下部のピン孔33を使用しない。
Claims (6)
- 一方の木部材と他方の木部材とを接合するための一対の接合金具であって、
略長方形の固定板と、前記固定板の左右の長辺から垂直に延びる一対の羽根板とを有する断面略コの字形で、前記固定板に挿通されるボルトによって前記一方の木部材に固定される第1金具と、
略長方形の背板と、前記背板の左右の長辺から垂直に延びる一対の側板とを有する断面略コの字形で、前記一対の側板に挿通される複数のピンによって前記他方の木部材に固定され、前記背板及び前記一対の側板が前記第1金具の前記一対の羽根板間に受入れられる第2金具と、を備え、
前記第1金具の前記一対の羽根板間に前記第2金具を受入れたとき、前記第1金具と前記第2金具とは、整合された前記一対の羽根板に設けられた複数のピン孔及び前記第2金具の前記一対の側板に設けられた複数のピン孔に挿通される1又は複数のピンによって互いに接合され、前記第1金具の前記一対の羽根板の上端又は下端の前記ピン孔の少なくとも一方は、前記第2金具の前記一対の側板のピン孔に予め挿通された前記複数のピンの1つを受入れるために、前記一対の羽根板の上部又は下部を切り欠いて形成された切欠孔であり、
前記第1金具の前記固定板には、前記羽根板とは反対側に膨出して底部に前記ボルトを挿通するボルト孔を有し、前記ボルトの頭部又は前記ボルトに螺合するナットを収容する膨出部が設けられ、
前記第2金具の前記背板には、前記第1金具の前記固定板に対向する面に、長手方向に沿って延びる凹溝が形成され、
前記第1金具と前記第2金具とが接合されたとき、前記第2金具の前記背板が前記第1金具の前記固定板に、近接又は当接することを特徴とする接合金具。 - 前記第2金具の前記一対の側板の上端又は下端に設けられた前記ピン孔は、前記他方の木部材に予め挿通されたピンを受入れるために、前記一対の側板の上部又は下部を切り欠いて形成された切欠孔であることを特徴とする請求項1に記載の接合金具。
- 前記第1金具の前記固定板の長手方向両端部には、前記第1金具を長手方向に沿って複数並べたとき、互いに係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の接合金具。
- 一方の木部材にボルトによって取付けられ、略長方形の背板と、前記背板の左右の長辺から垂直に延びる一対の側板とを有する断面略コの字形で、前記一対の側板に挿通される複数のピンによって他方の木部材に取付けられた第2金具と接合することにより、前記一方の木部材と前記他方の木部材とを互いに接合する第1金具であって、
略長方形の固定板と、前記固定板の左右の長辺から垂直に延びて前記第2金具の前記背板及び前記一対の側板を間に受入れる一対の羽根板と、を有する断面略コの字形であり、
前記固定板には、前記一対の羽根板とは反対側に膨出して、底部に前記ボルトを挿通するボルト孔を有し、前記ボルトの頭部又は前記ボルトに螺合するナットを収容する膨出部が設けられ、前記固定板の長手方向両端部に、前記第1金具を長手方向に沿って複数並べたとき、互いに係合する係合部が設けられ、
前記一対の羽根板には、前記第2金具の前記一対の側板に設けられた複数のピン孔に挿通される複数のピンが挿通されるピン孔が設けられ、前記第1金具の前記一対の羽根板間に前記第2金具を受入れたとき、前記第1金具は、整合された前記一対の羽根板に設けられた複数のピン孔及び前記第2金具の前記一対の側板に設けられた複数のピン孔に挿通される1又は複数のピンによって前記第2金具と接合され、前記第2金具の前記背板が前記固定板に近接又は当接するように配置され、
前記一対の羽根板の上端又は下端の前記ピン孔の少なくとも一方は、前記第2金具の前記一対の側板のピン孔に予め挿通されたピンを受入れるために、前記一対の羽根板の上部又は下部を切り欠いて形成された切欠孔であることを特徴とする第1金具。 - 複数のピンによって他方の木部材に取付けられ、略長方形の固定板と、前記固定板の左右の長辺から垂直に延びる一対の羽根板とを有する断面略コの字形で前記固定板に挿通されるボルトによって一方の木部材に取付けられた第1金具と接合することにより、前記一方の木部材と前記他方の木部材とを互いに接合する第2金具であって、
略長方形の背板と、前記背板の左右の長辺から垂直に延びる一対の側板とを有する断面略コの字形であり、前記背板及び前記一対の側板が前記第1金具の前記一対の羽根板間に受入れられ、
前記背板には、長手方向に沿って延びる凹溝が形成され、
前記一対の側板には、前記複数のピンが挿通される複数のピン孔が設けられ、
前記背板及び前記一対の側板が前記第1金具の前記一対の羽根板間に受入れられたとき、前記第2金具は、整合された前記一対の羽根板に設けられた複数のピン孔及び前記一対の側板に設けられた前記複数のピン孔に挿通される1又は複数のピンによって前記第1金具と接合され、
前記複数のピン孔に、前記第1金具の羽根板のピン孔に挿通された前記複数のピンが挿通されたとき、前記背板が前記第1金具の前記固定板に近接又は当接するように配置されていることを特徴とする第2金具。 - 前記第2金具の前記一対の側板の上端又は下端に設けられた前記ピン孔は、前記他方の木部材に予め挿通されたピンを受入れるために、前記一対の側板の上部又は下部を切り欠いて形成された切欠孔であることを特徴とする請求項5に記載の第2金具。
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