JP2020097834A - 接合用金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビスを適正な姿勢でねじ込んでその座面を締結面に密着させることが可能であり、ビスによる適切な締結力が発揮されるようにする。【解決手段】交差状に配置される第1建材2と第2建材3とで挟まれる入隅部に配置される接合用金具であって、第1建材2に第1ビス4で締結固定される水平な第1ベース板17と、第1ベース板17の後縁から上向きに屈曲状に連設され、第2建材3に第2ビス5で締結固定される第2ベース板18とを備える金具ベース13と、第1ベース板17の上面側に固定される締結枠14とを備える。締結枠14は、離間した状態で第1ベース板17と上下に向かい合う締結壁23を備え、該締結壁23の上面に、第1ビス4の座面10を受け止める締結面26を設ける。第1建材2にねじ込まれる第1ビス4のねじ込み初期姿勢を締結面26の垂線に沿う姿勢に規定するガイド構造を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、木造建築構造において土台と柱、あるいは梁と柱などの耐力建材の入隅部に固定されて、これら耐力建材どうしを接合し補強する接合用金具に関する。
交差状に組まれる建材どうしを接合するための接合用金具は例えば特許文献1に公知である。特許文献1の接合用金具(木造軸組の入隅用補強金具)は、帯板状の金属平板をL字状に折り曲げて形成されるL形アングル部材と、L形アングル部材に筋交い状に架設される一対のリブ部材とを備えている。L形アングル部材には、各平板部にビス(固定ビス)用の固定孔がそれぞれ4個ずつ設けられている。各平板部の板面が締結面とされ、ビスは締結面の垂線に沿って建材に対して垂直にねじ込まれる。
特許文献2のデッキ床の接合用金具では、L字状に連接された第1および第2のプレートを備えており、各プレートにビス(固定具)をねじ込むための固定用孔が設けられている。各固定プレートは、建材(幕板)の側面に対して斜め下向きとなる傾斜片を備えており、該傾斜片に固定用孔が設けられている。各傾斜片の板面が締結面とされ、ビスは締結面の垂線に沿って建材に対して斜めにねじ込まれる。
特開2016−79669号公報 特開2003−278299号公報
接合用金具を固定するためのビスは、締結面の垂線に沿って建材にねじ込まれることが望ましい。これは、ねじ込みが完了したビスの座面を締結面に密着させるためであり、ビスの座面と締結面とが密着することによってビスによる締結力が適正に発揮されるからである。しかし、特許文献1および特許文献2の接合用金具では、ねじ込みを開始する際のビスのねじ込み姿勢(締結面に対するビスの中心軸線の角度)は、作業者の目測で決められるため、ビスのねじ込み姿勢が締結面の垂線に対して傾斜する状態でねじ込まれるおそれがある。このため、従来の接合用金具では、ねじ込みが完了したビスの座面と締結面とが密着せず、ビスによる適切な締結力が発揮されず、両建材の接合強度が低下するおそれがあった。
本発明の接合用金具の目的は、ビスを適正な姿勢でねじ込んでその座面を締結面に密着させることが可能であり、ビスによる適切な締結力が発揮されるようにすることにある。
本発明は、前後方向に配置される第1建材2と、第1建材2に交差状に配置される第2建材3とで挟まれる入隅部に配置される接合用金具を対象とする。第1建材2に第1ビス4で締結固定される第1ベース板17と、第1ベース板17の後縁から上向きに屈曲状に連設され、第2建材3に第2ビス5で締結固定される第2ベース板18とを備える金具ベース13と、第1ベース板17の上面側に固定される締結枠14とを備える。締結枠14は、離間した状態で第1ベース板17と上下に向かい合う締結壁23を備え、該締結壁23の上面に、第1ビス4の座面10を受け止める締結面26が設けられている。そして、第1建材2にねじ込まれる第1ビス4のねじ込み初期姿勢を締結面26の垂線に沿う姿勢に規定するためのガイド構造が設けられていることを特徴とする。
具体的には、ガイド構造は、締結面26とともに締結壁23を貫通する上ビス孔33と、第1ベース板17を貫通する下ビス孔34とを備えるものとする。上ビス孔33と下ビス孔34の開口中心を結ぶことで得られる方向をガイド方向Gと規定したとき、当該ガイド方向Gは締結面26の垂線方向と一致されている。
第1ベース板17の厚み寸法tは、第1ビス4のねじピッチPよりも小さく設定されている。上ビス孔33の直径寸法d1は、第1ビス4の呼び径D1よりも僅かに大きく設定され、下ビス孔34の直径寸法d2は、第1ビス4の呼び径D1よりも小さく、かつねじ軸8の軸部6の直径寸法D2よりも大きく設定されている。
締結枠14は、締結面26が形成される締結壁23と、締結壁23の左右縁から下向きに延設され、第1ベース板17に固定される左右一対の脚壁24・24とを備える。締結面26は、第1ベース板17の第1建材2との密着面に対して、左右いずれかの方向に下り傾斜する状態で設けられている。
締結壁23は山形に形成されており、該締結壁23の上面に設けられた締結面26は、締結壁23の中央から左方向に下り傾斜する第1締結面26aと、締結壁23の中央から右方向に下り傾斜する第2締結面26bとで構成されている。
第1ベース板17の左右縁に補強板19がそれぞれ上向きに折曲げ形成されている。締結枠14は、一対の脚壁24・24からそれぞれ水平方向外向きに延設され、第1ベース板17に密着する一対の座壁25・25を備える。各座壁25・25の側端は、該座壁25の上面に被さる補強板19でかしめ固定されている。
本発明に係る接合用金具1においては、第1建材2にねじ込まれる第1ビス4のねじ込み初期姿勢を締結面26の垂線に沿う姿勢に規定するガイド構造を設けたので、当該ガイド構造を用いることで第1ビス4の中心軸線と締結面26の垂線とが一致した適正姿勢で第1ビス4のねじ込みを開始することができる。また、ねじ込み途中においても第1ビス4の中心軸線が締結面26の垂線に対して傾斜することを規制することができるので、当該適正姿勢で第1ビス4のねじ込みを行うことができる。こうした接合用金具1によれば、ねじ込みの初期姿勢からねじ込みの終了まで、第1ビス4を適正姿勢に維持しながら第1建材2にねじ込むことができるので、当該第1ビス4のねじ込みが完了したとき、第1ビス4の座面10を、締結面26に密着させることができる。以上のように、本発明に係る接合用金具1によれば、第1ビス4を適正な姿勢でねじ込んでその座面10を締結面26に密着させることができるので、当該第1ビス4による第1建材2に対する適正な締結力を確実に発揮させて、両建材2・3を大きな接合強度で接合することができる。
具体的には、ガイド構造は、締結面26とともに締結壁23を貫通する上ビス孔33と、第1ベース板17を貫通する下ビス孔34とを備えるものとし、上ビス孔33と下ビス孔34の開口中心を結ぶことで得られる方向をガイド方向Gと規定したとき、当該ガイド方向Gと締結面26の垂線方向とが一致する構成を採ることができる。以上のようなガイド構成を備える接合用金具1によれば、上下のビス孔33・34に挿通された第1ビス4のねじ軸8を、両ビス孔33・34の内面で支持させることで、第1ビス4のねじ込み初期姿勢を規定することができる。また、第1ビス4の中心軸線と締結面26の垂線とが一致した適正姿勢で第1ビス4をねじ込んで、その座面10を締結面26に密着させることができる。以上より、本発明に係る接合用金具によれば、第1ビス4による第1建材2に対する適正な締結力を確実に発揮させて、両建材2・3を大きな接合強度で接合することができる。加えて、簡素な構成でガイド構造を構成することができるので、ガイド構造を設けたことに伴う接合用金具1のコストアップを抑制できる利点もある。
一般的なビスにおいては、ねじ軸の先端部分は先細り状に形成されている。そこで、下ビス孔34の直径寸法d2を、第1ビス4の呼び径D1よりも小さく、かつねじ軸8の軸部6の直径寸法D2よりも大きく設定した本発明によれば、ねじ込み初期の位置合わせ時において、先細り状のねじ軸8の先端部分を第1ビス4の呼び径D1よりも小さい下ビス孔34の内面で支持して、第1ビス4のねじ込み初期姿勢を適正に規定できる。なお、第1ベース板17の厚み寸法tは、第1ビス4のねじピッチPよりも小さく設定したので、ねじ軸8の中央部分においてもねじ軸8の周囲と下ビス孔34の内面が干渉してねじ込み動作が阻害されることはない。
締結面26が、第1ベース板17の第1建材2との密着面に対して、左右いずれかの方向に下り傾斜する状態で設けられていると、第1ビス4を、第1建材2との密着面に対して傾斜する状態でねじ込むことができる。これによれば、第1建材2の上方に他の建材が配置されている場合でも、電動工具を斜めに構えて他の建材を避けた状態で該第1ビス4をねじ込むことができる。従って、第1建材2の上方空間が狭隘な個所にも接合用金具1を配置し、第1建材2と第2建材3とを接合することができる。加えて、締結枠14が、締結面26が形成される締結壁23と、締結壁23の左右縁から下向きに延設され、第1ベース板17に固定される左右一対の脚壁24・24とを備えるように構成されていると、締結壁23を両持ち状に支持して、第1ビス4の締結力で締結壁23がたわみ変形するのを阻止して、第1ビス4の座面10と締結面26とを確実に密着させることができる。また、第1ビス4による締結力を分散した状態で第1ベース板17に作用させることができるので、接合用金具1の接合強度を向上させることができる。
締結面26が、締結壁23の中央から左方向に下り傾斜する第1締結面26aと、締結壁23の中央から右方向に下り傾斜する第2締結面26bとで構成されていると、左右いずれの方向からでも第1建材2の上方に配置された他の建材を避けた状態で該第1ビス4をねじ込むことができる。また、左右勝手違いの2個の接合用金具1を用意する必要がない分、製造コストや管理コストを削減できる。
締結枠14が備える各座壁25・25の側端が、該座壁25の上面に被さる第1ベース板17の補強板19でかしめ固定されていると、第1ベース板17と補強板19とで座壁25を挟持して金具ベース13と締結枠14とを一体化できる。このように、かしめ固定により一体化した金具ベース13と締結枠14によれば、両者13・14を溶接して一体化する場合に比べて、溶接熱によるひずみの発生がないので、第1ベース板17の平坦度が悪化するのを防止できる。従って、第1建材2に第1ベース板17を締結固定したとき、両者2・17の接触面積が減少することによる接合強度の低下を抑制することができる。また、一対の脚部24・24に作用する締結力は、第1ベース板17に密着する一対の固定壁25を介して第1ベース板17に作用するので、第1ビス4の締結力で第1ベース板17を第1建材2に的確に密着させ、接合強度の向上を図ることができる。
本発明に係る接合用金具の要部の縦断正面図とその部分拡大図であり、第1ビスの位置合わせ時の状態を示している。 本発明に係る接合用金具の使用形態を示す側面図である。 本発明に係る接合用金具を入隅部に配置した状態を示す縦断正面図である。 本発明に係る接合用金具の分解斜視図である。 本発明に係る接合用金具の斜視図である。 図5におけるA−A線断面図である。 第1ビスのねじ込み途中の状態を示す縦断正面図である。 本発明に係る接合用金具の正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図、および平面図におけるX−X線断面図である。
(実施例) 図1から図8に、本発明に係る接合用金具の実施例を示す。この実施例における前後、左右、上下とは、図2、図3、および図5に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2に示すように接合用金具1は、木造建築構造において交差状に配置される第1建材2と第2建材3とで挟まれる入隅部に固定されて、両建材2・3どうしを接合するものである。本実施例における第1建材2は妻壁の横架材を構成する小屋梁であり、第2建材3は小屋梁と屋根たる木の間に設けられる垂直材を構成する小屋束であり、両建材2・3ともに耐力建材である。これら第1建材2と第2建材3とは直角に交差している。接合用金具1は、第1建材2にねじ込まれる第1ビス4と、第2建材3にねじ込まれる第2ビス5とで入隅部に固定される。
第1および第2のビス4・5は、所謂コーススレッドと呼ばれる建築用の木ねじからなる。図1において第1ビス4は、軸部6の周囲にねじ部7が形成されたねじ軸8と、ねじ軸8の一端(上端)に一体に設けられる操作頭部9とを備えている。操作頭部9は、角部が丸められた円錐台状に形成されており、該操作頭部9の下面がリング状の座面10とされている。操作頭部9の上面には電動工具に装着したビットが差し込まれる操作凹部が凹み形成されている。第2ビス5は第1ビス4と同様の構成であり、両ビス4・5は長さ寸法が異なるだけである。第1および第2のビス4・5の呼び径D1は6.5mmであり、ねじ軸8の軸部6の直径D2は4.0mmであり、ねじピッチPは3.0mmである。
接合用金具1は、金具ベース13と、金具ベース13に一体的に固定される締結枠14とを備えている。図3および図4に示すように金具ベース13は、第1建材2に第1ビス4で締結固定される水平な第1ベース板17と、第1ベース板17の後縁に直角に屈曲する状態で連設され、第2建材3に第2ビス5で締結固定される垂直な第2ベース板18と、第1ベース板17および第2ベース板18の左右の縁部に連設される左右一対の補強板19・19とを備えている。
第1ベース板17は平面視において左右に長い長方形状に形成され、第2ベース板18は正面視において上側左右の角部が丸められた正方形状に形成されている。各補強板19は、第1ベース板17の左右縁の全体、および第2ベース板18の下側一部に連続してL字状に形成されており、第1ベース板17と第2ベース板18とで形成される角部の左右中央には、補強用の三角リブ20が形成されている。金具ベース13は所定形状に形成された金属板材にプレス機により絞り加工を施して形成される。金具ベース13は厚みが1.6mmの溶融亜鉛メッキ鋼板を素材にしている。
上記のように、金具ベース13を絞り加工により形成すると、各部材17・18・19を個々に形成し、これらを溶接固定する場合に比べて、溶接熱によるひずみの発生を回避でき、第1および第2ベース板17・18の平坦度を確保することができる。これにより、第1および第2建材2・3に接合用金具1を固定したとき、第1ベース板17と第1建材2、および第2ベース板18と第2建材3の接触面積が減少(密着度が悪化)することによる接合強度の低下を抑制することができる。
締結枠14は、第1ベース板17と上下に向かい合う締結壁23と、締結壁23の左右端から下向きに延設される一対の脚壁24・24と、各脚壁24の下端から左右外向きに延設される左右一対の座壁25・25とで断面ハット型に形成されており、締結壁23の上面に第1ビス4の座面10を受け止める締結面26が設けられている。締結壁23は山形に折曲げ形成されており、締結面26は締結壁23の左右中央から左向きに下り傾斜する第1締結面26aと、締結壁23の左右中央から右向きに下り傾斜する第2締結面26bとで構成されている。第1および第2の締結面26a・26bは、それぞれ水平面に対して15度の角度で下り傾斜している。締結枠14の左右寸法(一対の座壁25・25の左右縁どうしの距離)は一対の補強板19・19の内法寸法と略一致しており、前後寸法は第1ベース板17の上面の前後寸法よりも僅かに小さく設定されている。また、締結枠14の厚み寸法は、金具ベース13の厚み寸法tよりも大きく設定されている。締結枠14は帯板状の金属板材にプレス機により折り曲げ加工を施して形成される。締結枠14は、厚みが3.2mmの溶融亜鉛メッキ鋼板を素材にしている。
図4に示すように、金具ベース13が備える第1ベース板17の左右には、それぞれ2個ずつの嵌合孔29が形成されている。また、締結枠14が備える各座壁25には、前記嵌合孔29に対応する嵌合突起30が下向きに突出形成されている。金具ベース13と締結枠14とは、嵌合孔29に嵌合突起30を嵌合させたうえで、図6に示すように、座壁25よりも上方に突出した各補強板19を内向きに塑性変形させることにより、両座壁25・25の側端が、各座壁25の上面に被さる補強板19でかしめ固定され一体化される(図5参照)。金具ベース13と締結枠14とを一体化したとき、締結枠14は金具ベース13に対して、嵌合孔29と嵌合突起30との嵌合により前後左右方向の動きが制限され、第1ベース板17と補強板19のかしめ部分との挟持により上下方向の動きが制限されている。これにより、両者13・14は相対的にずれ動くことなく一体化されており、第1ベース板17の上面と座壁25の下面とは密着している。
上記のように、かしめ固定により一体化した金具ベース13と締結枠14によれば、両者13・14を溶接して一体化する場合に比べて、溶接熱によるひずみの発生がないので、第1ベース板17の平坦度が悪化するのを防止できる。従って、第1建材2に第1ベース板17を締結固定したとき、両者2・17の接触面積が減少することによる接合強度の低下を抑制することができる。
図5に示すように、第1ベース板17と締結壁23とは離間した状態で上下に向かい合うよう配置されており、第1ベース板17および締結壁23に、第1ビス4が挿通される上ビス孔33と下ビス孔34が形成されている。上ビス孔33は、その中心軸線が締結面26の垂線に沿うように形成されている。下ビス孔34は、その中心軸線が第1ベース板17の板面の垂線に沿うように形成されており、上ビス孔33の中心軸線の延長線上に、上下方向における下ビス孔34の孔中心が位置している(図7参照)。上下のビス孔33・34は、各締結面26a・26bに対応してそれぞれ2組ずつ形成されており、平面視においてマトリクス状に配置されている。
接合用金具1には、締結面26(第1締結面26a、第2締結面26b)の垂線に沿う方向に第1ビス4がねじ込まれるように、該第1ビス4のねじ込み初期姿勢を規定するガイド構造が設けられている。具体的には、ガイド構造は先の上ビス孔33と下ビス孔34とで構成されており、上ビス孔33と下ビス孔34の開口中心を結ぶことで得られる方向をガイド方向Gと規定したとき、当該ガイド方向Gと締結面26の垂線方向とが一致している。これにより、上下のビス孔33・34に挿通された第1ビス4のねじ軸8が、両ビス孔33・34の内面で支持されることで、第1ビス4のねじ込み初期姿勢が規定される。
具体的には、図7に示すように、上ビス孔33の直径寸法d1は、第1ビス4の呼び径D1よりも僅かに大きく設定されており、下ビス孔34の直径寸法d2は、第1ビス4の呼び径D1よりも小さく、かつねじ軸8の軸部6の直径寸法D2よりも大きく設定されている。第1ビス4を上ビス孔33、次いで下ビス孔34に挿通したのち、図1に示すように、ねじ軸8の先端が第1建材2に食い込むように押し込むと、先細り状のねじ軸8の先端部分におけるねじ部7のフランクが呼び径D1よりも小径の下ビス孔34の内面上縁で受け止められ支持される。さらに、ねじ軸8の中途部におけるねじ部7の山の頂が上ビス孔33の内面と接触して支持され、上下のビス孔33・34でねじ軸8の上下2か所が支持される。これにより、第1ビス4のねじ込み初期姿勢は、その中心軸線が締結面26の垂線に沿うように規定される。
ねじ込み途中の第1ビス4においても、ねじ込み初期と同様に、ねじ軸8の中途部におけるねじ部7のフランクが下ビス孔34の内面上縁で受け止められて支持され、ねじ軸8の中途部におけるねじ部7の山の頂が上ビス孔33の内面と接触して支持される。これにより、ガイド構造により第1ビス4の姿勢が規定された状態でねじ込み操作が行われるので、ねじ込み途中においても、第1ビス4の中心軸線を締結面26の垂線と一致させることができる。なお、第1ベース板17(金具ベース13)の厚み寸法tは、第1ビス4のねじピッチPよりも小さく設定したので、ねじ軸8の中央部分においてもねじ部7と下ビス孔34の内面が干渉してねじ込み動作が阻害されることはない。本実施例の上ビス孔33の直径寸法d1は7.0mmであり、下ビス孔34の直径寸法d2は6.0mmである。
接合用金具1による第1建材2と第2建材3との接合は、第1締結面26a、または第2締結面26bのいずれか一方の締結面26を利用して、第1ビス4で第1ベース板17を第1建材2に締結固定し、第2ベース板18の板面(図2においては前側の板面)を締結面として第2ビス5で第2ベース板18を第2建材3に締結固定する。ここでは、第1締結面26aを利用する形態を説明する。まず、接合用金具1を第1建材2と第2建材3で挟まれる入隅部にあてがい、この状態で、第1ビス4を第1締結面26a(左側の締結面)における一方の上下のビス孔33・34(ガイド構造)に挿通する。次いで、ガイド構造でねじ込み初期姿勢が規定された状態で保持されている第1ビス4を、電動工具を使用して第1建材2にねじ込む。これにより、第1ビス4は、その中心軸線が第1締結面26aの垂線に沿う状態でねじ込まれ、ねじ込みが完了した第1ビス4の座面10は、第1締結面26aに密着する。
上記と同様に、残る上下のビス孔33・34にも第1ビス4を挿通してねじ込むことにより、第1建材2に対する第1ベース板17の締結固定が完了する。次いで、第2ベース板18の上寄りに設けた4個の側ビス孔35に第2ビス5をそれぞれねじ込むことにより、第2建材3に対する第2ベース板18の締結固定が完了する。これにて、入隅部への接合用金具1の固定が完了し、第1建材2と第2建材3とが接合される。なお、第1ベース板17は、第1締結面26aのいずれか一方の上下のビス孔33・34と、第2締結面26bいずれか一方の上下のビス孔33・34とを利用して第1ビス4で締結固定することもできる。この場合には、前後位置の異なる上下のビス孔33・34をそれぞれ利用する。
入隅部に固定された接合用金具1において、第1ビス4による締結力は、一対の脚部24・24を介して第1ベース板17に作用するので、第1ビス4による締結力を分散した状態で第1ベース板17に作用させることができ、両建材2・3どうしの接合強度を向上させることができる。また、本実施例では、一対の脚部24・24に作用する締結力は、一対の座壁25を介して第1ベース板17に作用するので、第1ビス4の締結力で第1ベース板17を第1建材2に的確に密着させ、接合強度の向上を図ることができる。締結壁23を一対の脚部24・24で両持ち状に支持しているので、第1ビス4の締結力で締結壁23がたわみ変形するのを阻止して、第1ビス4の座面10と締結面26とを確実に密着させることができる。
第1および第2の締結面26a・26bは、第1ベース板17の第1建材2との表面(密着面)に対して、左右方向に下り傾斜する状態で設けられているので、図1に示すように、第1建材2の上方に他の建材が配置されている場合でも、電動工具を斜めに構えて他の建材を避けた状態で該第1ビス4をねじ込むことができる。従って、第1建材2の上方空間が狭隘な個所にも接合用金具1を固定し、第1建材2と第2建材3とを接合することができる。また、それぞれ逆方向に下り傾斜する左右一対の締結面26a・26bにより、左右いずれの方向からでも第1建材2の上方に配置された他の建材を避けた状態で該第1ビス4をねじ込むことができる。また、左右勝手違いの2個の接合用金具1を用意する必要がない分、製造コストや管理コストを削減できる。
以上のように、上記実施例に係る接合用金具によれば、ガイド構造を用いることで第1ビス4の中心軸線と締結面26の垂線とが一致した適正姿勢で第1ビス4のねじ込みを開始することができる。また、ねじ込み途中においても第1ビス4の中心軸線が締結面26の垂線に対して傾斜することを規制することができるので、当該適正姿勢で第1ビス4のねじ込みを行うことができる。こうした接合用金具1によれば、ねじ込みの初期姿勢からねじ込みの終了まで、第1ビス4を適正姿勢に維持しながら第1建材2にねじ込むことができるので、当該第1ビス4のねじ込みが完了したとき、第1ビス4の座面10を、締結面26に密着させることができる。以上のように、本実施例に係る接合用金具1によれば、第1ビス4を適正な姿勢でねじ込んでその座面10を締結面26に密着させることができるので、当該第1ビス4による第1建材2に対する適正な締結力を確実に発揮させて、両建材2・3を大きな接合強度で接合することができる。
具体的には、ガイド構造は、締結面26とともに締結壁23を貫通する上ビス孔33と、第1ベース板17を貫通する下ビス孔34とを備えるものとし、上ビス孔33と下ビス孔34の開口中心とを結ぶことで得られる方向をガイド方向Gと規定したとき、当該ガイド方向Gと締結面26の垂線方向とが一致するようにした。これによれば、上下のビス孔33・34に挿通された第1ビス4のねじ軸8を、両ビス孔33・34の内面で支持させることで、第1ビス4のねじ込み初期姿勢を規定することができる。また、第1ビス4の中心軸線と締結面26の垂線とが一致した適正姿勢で第1ビス4をねじ込んで、その座面10を締結面26に密着させることができる。以上より、本実施例に係る接合用金具1によれば、第1ビス4による第1建材2に対する適正な締結力を確実に発揮させて、両建材2・3を大きな接合強度で接合することができる。加えて、簡素な構成でガイド構造を構成することができるので、ガイド構造を設けたことに伴う接合用金具1のコストアップを抑制できる利点もある。
上記の実施例以外に、第1ベース板17を第2建材3に締結固定し、第2ベース板18を第1建材2に締結固定して、入隅部に接合用金具1を配置することができる。また、木造建築構造の上隅の入隅部にも配置することができる。第2ベース板18にも締結枠14に相当する部材を設けて、第2ビス5用のガイド構造を設けてもよい。この場合には、第2ベース板18の補強板19は、上端まで形成することが好ましい。第1ベース板17と第2ベース板18とのなす角度は90度に設定したが、第1建材2と第2建材3との交差角度によって、90度以外に設定することも可能である。締結枠14の座壁25は省略することができる。締結面26は、第1締結面26aまたは第2締結面26bのいずれか一方のみであってもよい。また、締結面26は傾斜している必要はなく、第1建材2(第2建材3)の表面と平行な面で構成することもできる。上下のビス孔33・34は、合計4組に限らずそれ以上であってもよく、また、平面視において千鳥状に配置してもよい。ガイド構造は、締結壁23の下面に固定した、第1ビス4の呼び径D1より僅かに大きな内径を有する筒体で構成することもできる。
1 接合用金具
2 第1建材
3 第2建材
4 第1ビス
5 第2ビス
8 ねじ軸
10 座面
13 金具ベース
14 締結枠
17 第1ベース板
18 第2ベース板
23 締結壁
24 脚壁
25 座壁
26 締結面
26a 第1締結面
26b 第2締結面
33 上ビス孔
34 下ビス孔
D1 第1ビスの呼び径
D2 ねじ軸の軸部の直径寸法
d1 上ビス孔の直径寸法
d2 下ビス孔の直径寸法
P 第1ビスのねじピッチ
t 第1ベース板の厚み寸法

Claims (6)

  1. 前後方向に配置される第1建材(2)と、第1建材(2)に交差状に配置される第2建材(3)とで挟まれる入隅部に配置される接合用金具であって、
    第1建材(2)に第1ビス(4)で締結固定される第1ベース板(17)と、第1ベース板(17)の後縁から上向きに屈曲状に連設され、第2建材(3)に第2ビス(5)で締結固定される第2ベース板(18)とを備える金具ベース(13)と、
    第1ベース板(17)の上面側に固定される締結枠(14)と、
    を備えており、
    締結枠(14)は、離間した状態で第1ベース板(17)と上下に向かい合う締結壁(23)を備え、該締結壁(23)の上面に、第1ビス(4)の座面(10)を受け止める締結面(26)が設けられており、
    第1建材(2)にねじ込まれる第1ビス(4)のねじ込み初期姿勢を締結面(26)の垂線に沿う姿勢に規定するためのガイド構造が設けられていることを特徴とする接合用金具。
  2. ガイド構造は、締結面(26)とともに締結壁(23)を貫通する上ビス孔(33)と、第1ベース板(17)を貫通する下ビス孔(34)とを備えており、
    上ビス孔(33)と下ビス孔(34)の開口中心を結ぶことで得られる方向をガイド方向(G)と規定したとき、当該ガイド方向(G)と締結面(26)の垂線方向とが一致している、請求項1に記載の接合用金具。
  3. 第1ベース板(17)の厚み寸法(t)は、第1ビス(4)のねじピッチ(P)よりも小さく設定されており、
    上ビス孔(33)の直径寸法(d1)が、第1ビス(4)の呼び径(D1)よりも僅かに大きく設定され、下ビス孔(34)の直径寸法(d2)が、第1ビス(4)の呼び径(D1)よりも小さく、かつねじ軸(8)の軸部(6)の直径寸法(D2)よりも大きく設定されている請求項2に記載の接合用金具。
  4. 締結枠(14)は、締結面(26)が形成される締結壁(23)と、締結壁(23)の左右縁から下向きに延設され、第1ベース板(17)に固定される左右一対の脚壁(24・24)とを備えており、
    締結面(26)が、第1ベース板(17)の第1建材(2)との密着面に対して、左右いずれかの方向に下り傾斜する状態で設けられている請求項1から3のいずれかひとつに記載の接合用金具。
  5. 締結壁(23)は山形に形成されており、
    該締結壁(23)の上面に設けられた締結面(26)が、締結壁(23)の中央から左方向に下り傾斜する第1締結面(26a)と、締結壁(23)の中央から右方向に下り傾斜する第2締結面(26b)とで構成されている請求項4に記載の接合用金具。
  6. 第1ベース板(17)の左右縁に補強板(19)がそれぞれ上向きに折曲げ形成されており、
    締結枠(14)は、一対の脚壁(24・24)からそれぞれ水平方向外向きに延設され、第1ベース板(17)に密着する一対の座壁(25・25)を備えており、
    各座壁(25・25)の側端が、該座壁(25)の上面に被さる補強板(19)でかしめ固定されている請求項4または5に記載の接合用金具。
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