JP2007161438A - ラック - Google Patents

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Abstract

【課題】区画用垂直フレームの支柱材どうしを連結材で連結して成るラックの前記連結材の架設にかかるコストの削減を図る。
【解決手段】各区画用垂直フレームの支柱材6は、前側板部11と左右両横側板部12とを有すると共に後側が開放された中空状のもので、その前側板部11には、支柱材6の内側からボルト14を挿通させることができる取付孔15aが設けられ、補強座板13には、ボルト14を回転させないで挿通させることができる貫通孔が設けられ、この貫通孔から突出する状態のボルト14は、その頭部19と支柱材6との当接により軸周りの回転が阻止されるもので、ボルト14には、その螺軸部18aの先端から軸方向に圧入されて前記補強座板13を支柱材前側板部11に当接させる位置で当該ボルト14を固定する止め輪20aが嵌合され、補強座板13とボルト14に螺嵌するナット21との間で連結材9が取り付けられた構成。
【選択図】図7

Description

本発明は、自動倉庫の入出庫用走行クレーンの走行通路に沿って配設される自動倉庫用ラックなどとして利用できるラックに関するものである。
この種のラックは、区画用垂直フレームをラック長さ方向に適当間隔おきに立設すると共に、各区画用垂直フレームの支柱材どうしを連結材で連結し、隣り合う区画用垂直フレーム間で上下複数段に荷収納区画を形成することができるように構成されたものであるが前記支柱材に対する連結材の取付構造として、支柱材の連結材取付箇所に補強座板を、前記支柱材を貫通し且つ当該補強座板に設けられたねじ孔を螺合貫通するボルトにより取り付け、補強座板から突出する前記ボルトとこれに螺嵌するナットとで前記補強座板の外側に連結材を取り付ける構成が、例えば特許文献1によって知られている。この特許文献1に記載された従来の連結材取付構造は、支柱材の裏側から当該支柱材を貫通させて支柱材表側へ突出させたボルトの螺軸部を補強座板のねじ孔に螺合して補強座板を支柱材に固定するものであった。
特開2001−287815号公報
上記のような従来の連結材取付構造では、支柱材として、ボルトを前後水平方向に貫通させることができ且つ当該ボルトの頭部を支柱材の裏側で受け止めることができる互いに平行な前後両側板部を備えたものでなければならない。換言すれば、巾の比較的広い角パイプ状の支柱材か又は、裏側の巾方向中央部が開放した横断面略コ字形のものであっても当該裏側開放部の両側にボルト頭部を受け止めることができる程度に巾広の側板部が存在するような支柱材である必要があり、裏側にボルト頭部を受け止めることができる程度の巾広側板部を持たない断面形状の支柱材が使用されるラックには、特許文献1に記載されたような従来の連結材取付構造は採用することができない。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得るラックを提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、区画用垂直フレーム2をラック長さ方向に適当間隔おきに立設すると共に、各区画用垂直フレーム2の支柱材6,7どうしを連結材(水平連結材9)で連結して成るラックであって、前記支柱材6,7の連結材取付箇所には、当該支柱材6,7と連結材(水平連結材9)との間に挟まれる補強座板13がボルト14,26,27により取り付けられているラックにおいて、前記支柱材6,7は、前側板部11と左右両横側板部12とを有すると共に後側が開放された中空状のもので、その前側板部11には、支柱材6,7の内側から前記ボルト14,26,27を挿通させることができる取付孔15a,15b,29a,29b,30a,30bが設けられ、前記補強座板13には、前記ボルト14,26,27を回転させないで挿通させることができる貫通孔17a,17bが設けられ、この補強座板13の貫通孔17a,17bから突出する状態の前記ボルト14,26,27は、その頭部19,26a,27aと支柱材6,7との当接により軸周りの回転が阻止されるもので、当該ボルト14,26,27には、その螺軸部18a,18b,26b,27bの先端から軸方向に圧入されて前記補強座板13を支柱材前側板部11に当接させる位置で当該ボルト14,26,27を固定する抜け止め用の止め輪20a,20bが嵌合され、前記補強座板13と当該補強座板13から突出する前記ボルト14,26,27に螺嵌するナット21との間で前記連結材(水平連結材9)が取り付けられた構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、前記ボルトとして、左右一対の螺軸部18a,18bを有するコ字形ボルト14を使用し、支柱材6,7側の取付孔15a,15b及び補強座板13側の貫通孔17a,17bは当該コ字形ボルト14の左右一対の螺軸部18a,18bに対応してそれぞれ左右一対設けることができる。このコ字形ボルト14を採用する場合で、支柱材6,7の前側板部11に内側に突出するリブ11aが一体成形されている場合、請求項3に記載のように、前記リブ11aに、コ字形ボルト14の左右一対の螺軸部18a,18bをつなぐ軸状頭部19が嵌合する切欠き凹部16を形成しておくことができる。又、支柱材6,7の左右両横側板部12に、内側に入り込む段部12aを介して間隔が狭められた内寄り側板部12bが形成されている場合、請求項4に記載のように、前記コ字形ボルト14の左右一対の螺軸部18a,18bの外側間隔を、支柱材左右両横側板部12の内寄り側板部12b間の間隔よりも大きくしておき、このコ字形ボルト14を支柱材左右両横側板部12の前記段部12aよりも内側で上下方向に傾斜させた状態で当該コ字形ボルト14の左右一対の螺軸部18a,18bを前記支柱材前側板部11の取付孔15a,15bに挿通し得るように、当該支柱材前側板部11の取付孔15a,15bを上下方向に長い長孔としておくことができる。
又、支柱材6,7の左右両横側板部12には、内側に入り込む段部12aを介して間隔が狭められた内寄り側板部12bが形成されている場合、請求項5に記載のように、前記ボルト26として横向きに屈曲した頭部26aを備えたものを使用し、支柱材6,7には、その横側板部12の前記段部12aと内寄り側板部12bとにわたって、前記ボルト26を支柱材6,7内に挿入することができるボルト頭部係合孔28aを設け、支柱材前側板部11の前記取付孔29aは、前記ボルト頭部係合孔28aから支柱材6,7内側に斜めに挿入された前記ボルト26を受け入れることができるように支柱材前側板部11の左右巾方向に長い長孔とし、この長孔状の取付孔29a内で前記ボルト26を支柱材前側板部11に対し直交する向きに矯正し且つその斜め向きの頭部26aを前記ボルト頭部係合孔28aの外側で受け止めることができるように構成することができる。この場合も、請求項6に記載のように、斜め向き頭部26aを備えた前記ボルト26を支柱材左右両横側板部12のそれぞれに隣接する状態で2本使用することができるように、支柱材6,7側の取付孔29a,29bとボルト頭部係合孔28a,28b、及び補強座板13側の貫通孔17a,17bはそれぞれ左右一対設けておくことができる。
又、請求項7に記載のように、前記ボルトとして、T字状頭部27aを有するT字形ボルト27を使用し、当該T字形ボルト27のT字状頭部27aが支柱材横側板部12に隣接することにより当該T字形ボルト27の軸周りの回転が阻止されるように構成することができる。この場合も、請求項8に記載のように、前記T字形ボルト27を支柱材左右両横側板部12のそれぞれに隣接する状態で2本使用することができるように、支柱材6,7側の取付孔30a,30bと補強座板13側の貫通孔17a,17bはそれぞれ左右一対設けておくことができる。
更に本発明は、前記支柱材6,7が、前側板部11と左右両側板部12とを有すると共に後側が開放された中空状のもので、その前側板部11の巾方向中央位置には内側に突出する角溝状のリブ11aが一体成形されている場合、請求項9に記載のように、前記リブ11aに取付孔33を設けておき、前記補強座板13には、内向きに突出するボルト31と、当該内向き突出ボルト31の左右両側において外向きに突出する左右一対のボルト32a,32bとをそれぞれ固着立設し、前記内向き突出ボルト31を前記支柱材リブ11aの取付孔33に内向きに挿通すると共に支柱材6,7の内側で前記内向き突出ボルト31に螺嵌したナット40により前記補強座板13を取り付け、この補強座板13と左右一対の前記外向き突出ボルト32a,32bに螺嵌するナット21との間で前記連結材(水平連結材9)を取り付けることもできる。
上記請求項9に記載の構成を採用する場合、請求項10に記載のように、前記外向き突出ボルト32a,32bと内向き突出ボルト31とは、補強座板13に設けられたねじ孔34,35a,35bに端部が螺嵌した状態で当該補強座板13に溶接やカシメなどにより固着することができる。又、請求項11に記載のように、前記外向き突出ボルト32a,32bには補強座板13の内側に突出する軸端部38a,38bを有せしめ、支柱材前側板部11には、前記外向き突出ボルト32a,32bの内側突出軸端部38a,38bが嵌合する孔39a,39bを設けておくことができる。
上記請求項1〜8に記載の構成に係る本発明に係るラックによれば、支柱材は、その内側からボルトを支柱材前側板部の取付孔に挿通させることができ且つボルト頭部との当接により当該ボルトの軸周りの回転を阻止できるものであれば良く、従来のようにボルト頭部を回転操作できる状態に受け止める後側板部は無くとも良いのである。而して、上記のように支柱材の内側から支柱材前側板部の取付孔を経由して当該支柱材前側板部の外側に配置した補強座板の貫通孔に挿通させた前記ボルトの先端から回り止め用の止め輪を圧入して、補強座板を支柱材前側板部に当接させた状態で当該ボルトを固定しておけば、後は、補強座板から突出する前記ボルトと当該ボルトに螺嵌させたナットを利用して、前記補強座板の外側に連結材を取り付けることができる。
従って本発明の構成は、裏側にボルト頭部を回転操作可能に受け止めることができる程度の巾広後側板部を持たない断面形状の支柱材が使用されるラックにおいても、問題なく活用することができる。しかも、支柱材に対する補強座板の取り付けに際してはボルトのねじ込み操作は不要で、ボルトの先端から止め輪を圧入するだけのワンタッチ操作で補強座板を取り付けることができ、補強座板の取付作業を容易且つ能率的に行えると共に、補強座板にねじ孔加工を行う必要もなく、補強座板のコストダウンを図ることができる。勿論、ボルトと止め輪で補強座板を支柱材前側板部に取り付けてしまえば、このボルトをナットを螺嵌締結して連結材を補強座板に取り付ける際に、当該ボルトを支柱材の内側から回り止めする必要はなく、連結材の取付作業も容易に行える。
尚、請求項2に記載の構成によれば、ボルトと止め輪で取り付けられる補強座板が当該ボルトの周りで回転することが無く、所定の姿勢で確実に取り付けることができるのであるが、独立した2本のボルトを使用する場合よりも補強座板の取付作業を非常に容易且つ能率的に行える。この場合、請求項3に記載の構成によれば、支柱材そのものが前側板部のリブにより補強できるだけでなく、コ字形ボルトの軸状頭部で当該リブを押し潰す恐れもない。更に、各区画用垂直フレームを、前後の支柱材どうしを斜め連結材で連結一体化してラチス構造に構成するに際し、請求項4に記載の構成によれば、支柱材左右両横側板部間で前記斜め連結材を挟み込んでボルトナットなどで結合する際に、斜め連結材の厚さに合わせて間隔を狭めた支柱材左右両横側板部の内寄り側板部間で強固に斜め連結材を結合することができると共に、支柱材自体も支柱材左右両横側板部の段部で補強することができるのであるが、コ字形ボルトの左右一対の螺軸部の間隔を、支柱材左右両横側板部の内寄り側板部の存在に関係なく支柱材の左右巾に合わせて最大にすることができ、このコ字形ボルトの2本の螺軸部それぞれを支柱材の左右両横側板部に最大限接近させて、補強座板の取付強度を高めることができる。
又、上記のように支柱材左右両横側板部に間隔を狭めるための内寄り側板部が形成されている場合、請求項5に記載の構成によれば、当該内寄り側板部を設けるために支柱材左右両横側板部に形成される段部の巾を、一般的なボルトの頭部を回転操作可能に受け止めることができる程度に巾広く形成する必要がなくなり、巾の狭い支柱材が必要な軽荷重用のラックを構成する場合に好都合である。この場合に請求項6に記載の構成によれば、斜め向き頭部を備えたボルトと止め輪で取り付けられる補強座板が当該ボルトの周りで回転することが無く、所定の姿勢で確実に取り付けることができる。
又、請求項7に記載の構成によれば、螺軸部にT字状に直交する軸状頭部を有するT字形のボルトを準備するだけで支柱材側に特別な加工が不要であり、又、ボルトの挿通も容易で、補強座板の取付作業を簡単容易に行える。この場合に請求項8に記載の構成によれば、T字形ボルトと止め輪で取り付けられる補強座板が当該ボルトの周りで回転することが無く、所定の姿勢で確実に取り付けることができる。
尚、前記支柱材が、前側板部と左右両側板部とを有すると共に後側が開放された中空状のもので、その前側板部の巾方向中央位置には内側に突出する角溝状のリブが一体成形されている場合、請求項9に記載の構成を採用することにより、当該角溝状のリブを利用して補強座板をボルトナットで取り付けることができるのであるが、この補強座板取付用のボルトナットと、当該補強座板に連結材を取り付けるためのボルトナットとの内、それぞれのボルトは補強座板に固着立設されており、取付作業に際しては各ボルトナットに対してナットのみを螺嵌締結すれば良いので、当該取付作業が容易且つ能率的に行える。しかも、支柱材の裏側(後側)から回転操作することになる補強座板取付用ボルトナットのナットは、支柱材の前側板部の巾方向中央位置にあるリブの内側、即ち、支柱材の後側開放部に対面する位置になるので、当該ナットの回転操作は支柱材の後側開放部から容易に行える。そして補強座板に連結材を取り付けるための左右一対の外向き突出ボルトは、支柱材前側板部の左右両側辺に近い位置に必要になるが、本発明の構成では、当該左右一対の外向き突出ボルトは補強座板に固着立設させるので、支柱材の断面形状、例えば当該左右一対の外向き突出ボルトを前後方向に挿通させてナット止めできる断面形状であるか否かとは一切関係なく、最適な位置に当該左右一対の外向き突出ボルトを配設することができるのである。
尚、上記請求項9に記載の構成を採用する場合、請求項10に記載の構成によれば、補強座板に対する各ボルトの固着立設が簡単容易に行えるし、請求項11に記載の構成によれば、補強座板を内向き突出ボルトを利用して支柱材に取り付けるに際して、支柱材前側板部に設けられた孔に外向き突出ボルトの内側突出軸端部を嵌合させることにより、内向き突出ボルトの周りでの補強座板の回転が阻止され、補強座板を容易且つ確実に所定の向きに固定することができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図の図1〜図7に基づいて説明すると、図1に示すように、この実施形態に示すラック1は、多数の区画用垂直フレーム2と、隣り合う各区画用垂直フレーム2どうしを連結する上下複数段の水平連結フレーム3とから構成され、各区画用垂直フレーム2には、隣り合う区画用垂直フレーム2間で荷収納空間を上下複数段に形成する荷支持具4が付設されている。尚、各水平連結フレーム3は、荷支持具4の上側に形成される荷収納空間の上端近傍で、荷の出し入れに邪魔にならない高さに配設されている。勿論、この水平連結フレーム3が上端近傍に配設されるレベルの荷収納空間は、その高さを他のレベルの荷収納空間の高さよりも高くしても良い。更に、図1〜図3に示すように、適当間隔おきに位置する区画用垂直フレーム2どうしを、荷を出し入れしない背面側で連結する垂直ブレース5が設けられている。
各区画用垂直フレーム2は、図3に示すように、前側(荷出し入れ側)支柱材6と後側支柱材7、及び前後両支柱材6,7どうしを連結一体化する斜め連結材8から成るラチス構造のものであり、各段の荷支持具4はその前後両端が前後両支柱材6,7の側面に片持ち状に取り付けられている。
各段の水平連結フレーム3は、図2に示すように、各区画用垂直フレーム2の前側各支柱材6どうし及び後側各支柱材7どうしを各別に連結する前後2本の水平連結材9と、この前後両水平連結材9間に斜めに架設された複数本の水平ブレース10とから構成されている。
図4〜図7に示すように、各支柱材6,7は、区画用垂直フレーム2の外側に面する前側板部11と、この前側板部11の左右両側辺から区画用垂直フレーム2の内側に向かって折曲連設された左右一対の横側板部12とから成る横断面略コ字形のもので、前側板部11には、その巾方向中央位置に内側に角溝状に凹入する補強用のリブ11aが形成され、左右両横側板部12には、内側に入り込む段部12aを介して間隔が狭められた内寄り側板部12bが形成されると共に、当該内寄り側板部12bの遊側辺に山形状に外側に突曲する補強用のリブ12cが形成されている。而して、各支柱材6,7の各段水平連結フレーム3が結合される箇所には、前側板部11に当接する状態で補強座板13がそれぞれボルト14により取り付けられている。
即ち、図6及び図7に詳細を示すように、各支柱材6,7の各段水平連結フレーム3が結合される箇所の前側板部11には、リブ11aの左右両側で横側板部12に隣接する位置に支柱材長さ方向に長い長孔状取付孔15a,15bが設けられると共に、この長孔状取付孔15a,15bの長さ方向中央位置の真横に位置するように、リブ11aを横断する切欠き凹部16が形成されている。
補強座板13は、支柱材6,7側の並列する2つの長孔状取付孔15a,15bと同一の間隔で2つの貫通孔17a,17bが設けられている。この補強座板13の取り付けに使用されるボルト14は、補強座板13側の2つの貫通孔17a,17bに挿入することができる間隔で2本の螺軸部18a,18bを軸状頭部19によって連結一体化して成るコ字形ボルトである。このコ字形ボルト14には、その2本の螺軸部18a,18bのそれぞれに装着される2つの止め輪20a,20bが併用される。これら止め輪20a,20bは、ゴムなどの平板状弾性材から構成されたものや、ストップリングと呼称されるスプリング鋼製のものなど、周知の各種のものが利用できるが、何れのものも内径が螺軸部18a,18bの外径よりも若干小さく、一定以上の外力で内径を広げることができるリング状のもので、螺軸部18a,18bの先端から弾性に抗して任意の位置まで外嵌圧入することはできるが、逆方向には容易には抜き取れないものである。又、コ字形ボルト14は、その両螺軸部18a,18bの外側間隔が支柱材6,7の左右両横側板部12間の最小間隔(内寄り側板部12b間の間隔)よりも大きいが左右両横側板部12間の最大間隔(段部12aと前側板部11との間の部分の間隔)よりも小さく、そして全体の長さ(螺軸部18a,18bの全長)が支柱材6,7の前側板部11と段部12aとの間の前後方向間隔よりも長いものである。
補強座板13を支柱材6,7に取り付けるときは、図7Aに示すように、コ字形ボルト14を支柱材6,7の内側に、前側板部11と両横側板部12の段部との間で両螺軸部18a,18bを前側板部11の裏側に隣接させるように上下方向に傾斜させた状態で挿入する。そして当該コ字形ボルト14の両螺軸部18a,18bを前側板部11における左右一対の取付孔15a,15bに外向きに差し込む。このとき取付孔15a,15bが前記のように支柱材長さ方向に長い長孔状であるから、傾斜状態のコ字形ボルト14の螺軸部18a,18bを無理なく取付孔15a,15bに差し込み、差し込みに従ってコ字形ボルト14を水平姿勢に戻し、差し込みの最終段階で当該コ字形ボルト14の軸状頭部19を両15a,15bの間に位置するリブ11aの切欠き凹部16に嵌合させることができる。この状態で、支柱材前側板部11の表面から突出しているコ字形ボルト14の2本の螺軸部18a,18bを補強座板13の2つの貫通孔17a,17bに挿通させるように、補強座板13を支柱材前側板部11の表面に当接させ、そして図7Bに示すように、当該補強座板13の貫通孔17a,17bから突出しているコ字形ボルト14の2本の螺軸部18a,18bそれぞれに止め輪20a,20bを弾性に抗して外嵌圧入させ、これら両止め輪20a,20bとコ字形ボルト14の軸状頭部19との間で支柱材6,7の前側板部11と補強座板13とを挟み付け、補強座板13を支柱材前側板部11の表面に当接状態で固定する。
上記のようにして各支柱材6,7の所定位置にそれぞれ補強座板13をコ字形ボルト14と止め輪20a,20bにより取り付けたならば、当該補強座板13の外側に突出しているコ字形ボルト14の螺軸部18a,18bを利用して、支柱材6,7に連結材、即ち、水平連結フレーム3を構成する前後両水平連結材9の端部や、垂直ブレース5の端部を取り付けることができる。即ち、図4及び図5に示すように、水平連結フレーム3を構成する前後両水平連結材9は、丸パイプ材の両端部に偏平状端部9aを形成したものであり、この水平連結材9の偏平状端部9aを、当該偏平状端部9aに設けられた取付孔に螺軸部18a,18bを挿通させるように補強座板13の表面に当接させた状態で、ナット21を各螺軸部18a,18bに螺嵌締結することにより、補強座板13に固定することができる。水平連結材9の偏平状端部9aは、図4に示すように、その補強座板13に当接する側とは反対側の外側面が平面視において水平連結材9の外側面と面一になるように丸パイプ材の両端部を偏平状に押し潰して形成しておき、偏平状端部9aの外側面からは水平連結材9が外側に突出しないように構成するのが望ましい。
尚、ラックの長さ方向の両端に位置する区画用垂直フレーム2の支柱材6,7に対しては、片側にのみ水平連結フレーム2が結合されるので、図4A,Cに示すように、各補強座板13を取り付けているコ字形ボルト14の2本の螺軸部18a,18bの内、一方の螺軸部のみが水平連結材9の取り付けに利用されることになるが、他方の螺軸部にもナット21を螺嵌締結しておくことができる。又、区画用垂直フレーム2の後側支柱材7の内、ラック裏側の垂直ブレース5の端部が取り付けられる位置にある後側支柱材7の補強座板13には、図4C,D及び図5Bに示すように、水平連結材9の偏平状端部9aをコ字形ボルト14の螺軸部18a,18bとナット21とで補強座板13に締結する前に、当該螺軸部18a,18bに垂直ブレース5の端部、即ち、ブレースロッド22の両端螺軸部22aに螺嵌するナット部23aを備えた取付用板材23を、当該取付用板材23に設けられた取付孔に螺軸部18a,18bを挿通させるように水平連結材9の偏平状端部9aの外側に重ね、当該垂直ブレース5の取付用板材23の外側で螺軸部18a,18bにナット21を螺嵌締結させることにより、水平連結材9の端部と垂直ブレース5の端部とをコ字形ボルト14の螺軸部18a,18bとナット21とで共締め固定することができる。勿論、図5Bに示すように、水平連結フレーム3の上下両側に対称形に垂直ブレース5が配設される箇所では、水平連結材9の端部(偏平状端部9a)と上下両垂直ブレース5の端部(取付用板材23)を3枚重ねの状態でコ字形ボルト14の螺軸部18a,18bとナット21とで共締め固定することができる。
又、図4B,C及び図5Aに示すように、水平連結フレーム3を構成する水平ブレース10も、水平連結材9と同様に丸パイプ材の両端に偏平状端部10aを形成したものである場合、当該偏平状端部10aを水平連結材9の上側に重ねて上下方向のボルト24とナット25とで水平連結材9に結合することができるが、補強座板13にコ字形ボルト14とナット21とで結合される水平連結材9や垂直ブレース5の端部構造や、水平連結材9に結合される水平ブレース10の構造などは、如何なるものであっても良い。又、支柱材6,7の前側板部11が補強用のリブ11aを備えている場合、上記実施形態のように、当該リブ11aにコ字形ボルト14の軸状頭部19が嵌合する切欠き凹部16を設けて、当該コ字形ボルト14の軸状頭部19を支柱材前側板部11の裏面に当接させることができるように構成するのが望ましいが、この切欠き凹部16は必須のものではない。
補強座板13の取り付けに使用されるボルトは、上記実施形態に示したコ字形ボルト14に限定されない。例えば、図8及び図9に示す斜め向き頭部26aを備えたボルト26や、図10及び図11に示すT字状頭部27aを備えたT字形ボルト27などが利用できる。
図8及び図9に示す実施形態について説明すると、斜め向きの頭部26aを備えたボルト26は2本使用される。支柱材6,7には、図9Aに示すように、左右の横側板部12における段部12aから内寄り側板部12bにわたって前記ボルト26を支柱材6,7内に挿入することができるボルト頭部係合孔28a,28bが設けられ、支柱材前側板部11には、図9Bに示すように、前記ボルト頭部係合孔28a,28bから支柱材6,7内へ斜めに挿入された前記ボルト26を受け入れることができるように支柱材前側板部11の左右巾方向に長い長孔状取付孔29a,29bが左右の横側板部12に隣接するように設けられ、この長孔状取付孔29a,29b内で前記ボルト26を支柱材前側板部11に対し直交する向き(左右の横側板部12と平行になる向き)に矯正し且つその斜め向きの頭部26aを前記ボルト頭部係合孔28a,28bの外側で受け止めることができるように構成されている。
上記のように各ボルト頭部係合孔28a,28bと長孔状取付孔29a,29bとを利用して支柱材6,7の左右両側辺に前記ボルト26を挿通配置させたならば、図8に示すように、各ボルト26の支柱材前側板部11から突出する螺軸部26bを先の実施形態におけるコ字形ボルト14の螺軸部18a,18bと同様に利用し且つ止め輪20a,20bを併用して、補強座板13を支柱材前側板部11の表面に当接状態で取り付けることができる。そして当該補強座板13から突出する2本のボルト26それぞれの螺軸部26bを、先の実施形態におけるコ字形ボルト14の2本の螺軸部18a,18bに見做して、先の実施形態と同様に当該補強座板13に水平連結材9や垂直ブレース5の端部を取り付けることができる。
図10及び図11に示す実施形態について説明すると、T字状頭部27aを備えたT字形ボルト27は2本使用される。支柱材6,7には、図11Aに示すように、左右の横側板部12に隣接するように支柱材前側板部11に2つの取付孔30a,30bが設けられ、この各取付孔30a,30bに支柱材6,7の内側から外向きにT字形ボルト27を挿通させたとき、各T字形ボルト27のT字状頭部27aが支柱材横側板部12に隣接して当該T字形ボルト27が回り止めされるように構成されている。従って、このように支柱材6,7の左右両側辺にT字形ボルト27を挿通配置させたならば、図10に示すように、各T字形ボルト27の支柱材前側板部11から突出する螺軸部27bを先の実施形態におけるコ字形ボルト14の螺軸部18a,18bと同様に利用し且つ止め輪20a,20bを併用して、補強座板13を支柱材前側板部11の表面に当接状態で取り付けることができる。そして当該補強座板13から突出する2本のボルト27それぞれの螺軸部27bを、先の実施形態におけるコ字形ボルト14の2本の螺軸部18a,18bに見做して、先の実施形態と同様に当該補強座板13に水平連結材9や垂直ブレース5の端部を取り付けることができる。
以上の各実施形態では、補強座板13を支柱材6,7に取り付けるボルトと当該補強座板13に水平連結材9や垂直ブレース5の端部を取り付けるボルトとを、当該補強座板13とは別のボルト14,26,27で兼用させているが、補強座板13を支柱材6,7に取り付けるボルトと当該補強座板13に水平連結材9や垂直ブレース5の端部を取り付けるボルトとを別にすることもできる。この場合の好適な実施形態を図12及び図13に基づいて説明すると、補強座板13には、内向きに突出するボルト31と、当該内向き突出ボルト31の左右両側において外向きに突出する左右一対のボルト32a,32bとがそれぞれ固着立設され、前記内向き突出ボルト31を支柱材6,7の外側から内向きに挿通させる取付孔33が支柱材6,7の前側板部11における角溝状リブ11aの底板部に設けられている。
更に詳述すると、前記内向き突出ボルト31と外向き突出ボルト32a,32bとは全長が螺軸から成る、頭部を持たないものであって、補強座板13に設けられたねじ孔34,35a,35bに端部が螺嵌した状態で当該補強座板13に溶接36,37a,37bにより固着され、左右一対の外向き突出ボルト32a,32bは補強座板13から内側に所要長さだけ突出させており、当該外向き突出ボルト32a,32bの補強座板13の内側に突出する軸端部38a,38bが嵌合する孔39a,39bが、支柱材前側板部11の横側板部12に隣接する位置に設けられている。
上記構成の補強座板13は、その1本の内向き突出ボルト33を支柱材6,7側の取付孔33に支柱材6,7の外側から内向きに挿通させ、支柱材6,7の内側でリブ11aから突出する前記内向き突出ボルト33にナット40を螺嵌締結して取り付けられるが、この補強座板13の取り付けに際して、左右一対の外向き突出ボルト32a,32bの補強座板13から内側に突出する軸端部38a,38bを支柱材前側板部11の左右一対の孔39a,39bに嵌合させておく。従って、ナット40の締結前に補強座板13が内向き突出ボルト33の周りで回転することはなく、当該補強座板13の姿勢が、左右一対の外向き突出ボルト32a,32bが水平に並列する向きに確実に規制されている状態でナット40を締結して補強座板13を支柱材6,7に取り付けることができる。又、この補強座板13を取り付けるナット40の回転操作は、支柱材6,7の両横側板部12間の後側開放部から容易に行うことができる。
上記のように内向き突出ボルト33とナット40とで支柱材6,7に取り付けられた補強座板13に対しては、当該補強座板13から突出する2本の外向き突出ボルト32a,32bを、先の実施形態におけるコ字形ボルト14の2本の螺軸部18a,18bに見做して、先の実施形態と同様に水平連結材9や垂直ブレース5の端部を取り付けることができる。
尚、補強座板13から突出する2本のボルト螺軸部に、支柱材6,7の左右両側に配設される水平連結材9の各端部を取り付ける実施形態を示しているが、水平連結材が支柱材の左右両側にわたって連続する長尺の水平連結材が使用される場合には、この長尺の水平連結材の長さ方向の中間部分と当該水平連結材中間部分が隣接する支柱材に取り付けられた補強座板13とは、当該補強座板13から突出する2本のボルト螺軸部を利用して結合することができる。
ラック全体の概略正面図である。 ラック全体の概略平面図である。 ラック全体の概略側面図である。 A図及びB図は前側支柱材に対する水平連結フレームの水平連結材の結合箇所を説明する要部の横断平面図、C図及びD図は後側支柱材に対する水平連結フレームの水平連結材と垂直ブレースの結合箇所を説明する要部の横断平面図である。 A図は前側支柱材に対する水平連結フレームの水平連結材の結合箇所を説明する要部の正面図、B図は後側支柱材に対する水平連結フレームの水平連結材と垂直ブレースの結合箇所を説明する要部の背面図である。 支柱材に対する補強座板の取付構造を説明する要部の分解斜視図である。 A図は支柱材に対するコ字形ボルトの取付方法を説明する要部の縦断側面図、B図は支柱材に対する補強座板取付構造を示す要部の縦断側面図である。 補強座板取付構造の第一変形例を示す要部の横断平面図である。 A図は同第一変形例における支柱材一部分の一部切欠き斜視図、B図は同変形例における支柱材に対するボルトの取付方法を説明する横断平面図である。 補強座板取付構造の第二変形例を示す要部の横断平面図である。 A図は同第二変形例における支柱材一部分の一部切欠き斜視図、B図は同変形例におけるボルトの斜視図である。 補強座板取付構造の第三変形例を示す要部の横断平面図である。 A図は同第三変形例における支柱材一部分の一部切欠き斜視図、B図は同変形例におけるボルト付き補強座板とナットとを示す斜視図である。
符号の説明
1 ラック
2 区画用垂直フレーム
3 水平連結フレーム
4 荷支持具
5 垂直ブレース
6 前側支柱材(区画用垂直フレーム)
7 後側支柱材(区画用垂直フレーム)
8 斜め連結材
9 水平連結材(水平連結フレーム)
10 水平ブレース(水平連結フレーム)
11 支柱材の前側板部
11a 支柱材前側板部のリブ
12 支柱材の横側板部
12a 支柱材横側板部の段部
12b 支柱材横側板部の内寄り側板部
13 補強座板
14 コ字形ボルト
15a,15b 長孔状取付孔
16 切欠き凹部
17a,17b 貫通孔
18a,18b コ字形ボルトの螺軸部
19 コ字形ボルトの軸状頭部
20a,20b 止め輪
21,40 ナット
26 斜め向き頭部付きボルト
27 T字形ボルト
26a ボルトの斜め向き頭部
27a ボルトのT字状頭部
28a,28b ボルト頭部係合孔
29a,29b 長孔状取付孔
30a,30b,33 取付孔
31,32a,32b 頭部無しのボルト
34,35a,35b ねじ孔
36,37a,37b 溶接
38a,38b ボルトの内側突出軸端部
39a,39b 孔

Claims (11)

  1. 区画用垂直フレームをラック長さ方向に適当間隔おきに立設すると共に、各区画用垂直フレームの支柱材どうしを連結材で連結して成るラックであって、前記支柱材の連結材取付箇所には、当該支柱材と連結材との間に挟まれる補強座板がボルトにより取り付けられているラックにおいて、前記支柱材は、前側板部と左右両横側板部とを有すると共に後側が開放された中空状のもので、その前側板部には、支柱材内側から前記ボルトを挿通させることができる取付孔が設けられ、前記補強座板には、前記ボルトを回転させないで挿通させることができる貫通孔が設けられ、この補強座板の貫通孔から突出する状態の前記ボルトは、その頭部と支柱材との当接により軸周りの回転が阻止されるもので、当該ボルトには、その螺軸部先端から軸方向に圧入されて前記補強座板を支柱材前側板部に当接させる位置で当該ボルトを固定する抜け止め用の止め輪が嵌合され、前記補強座板と当該補強座板から突出する前記ボルトに螺嵌するナットとの間で前記連結材が取り付けられている、ラック。
  2. 前記ボルトは左右一対の螺軸部を有するコ字形のもので、支柱材側の取付孔及び補強座板側の貫通孔は当該ボルトの左右一対の螺軸部に対応してそれぞれ左右一対設けられている、請求項1に記載のラック。
  3. 支柱材の前側板部には内側に突出するリブが一体成形され、このリブに、前記コ字形ボルトの左右一対の螺軸部をつなぐ軸状頭部が嵌合する切欠き凹部が形成されている、請求項2に記載のラック。
  4. 支柱材の左右両横側板部には、内側に入り込む段部を介して間隔が狭められた内寄り側板部が形成され、前記コ字形ボルトの左右一対の螺軸部の外側間隔は、支柱材左右両横側板部の内寄り側板部間の間隔よりも大きく、このコ字形ボルトを支柱材左右両横側板部の前記段部よりも内側で上下方向に傾斜させた状態で当該コ字形ボルトの左右一対の螺軸部を前記支柱材前側板部の取付孔に挿通し得るように、当該支柱材前側板部の取付孔を上下方向に長い長孔とした、請求項2又は3に記載のラック。
  5. 前記ボルトは横向きに屈曲した頭部を備え、支柱材の左右両横側板部には、内側に入り込む段部を介して間隔が狭められた内寄り側板部が形成され、この支柱材横側板部の前記段部と内寄り側板部とにわたって、前記ボルトを支柱材内に挿入することができるボルト頭部係合孔が設けられ、支柱材前側板部の前記取付孔は、前記ボルト頭部係合孔から支柱材内側に斜めに挿入された前記ボルトを受け入れることができるように支柱材前側板部の左右巾方向に長い長孔とし、この長孔状の取付孔内で前記ボルトを支柱材前側板部に対し直交する向きに矯正し且つその斜め向きの頭部を前記ボルト頭部係合孔の外側で受け止めることができるように構成された、請求項1に記載のラック。
  6. 支柱材側の取付孔とボルト頭部係合孔、及び補強座板側の貫通孔はそれぞれ左右一対設けられ、斜め向き頭部を備えた前記ボルトが支柱材左右両横側板部のそれぞれに隣接する状態で2本使用されている、請求項5に記載のラック。
  7. 前記ボルトは、T字状頭部を有するT字形ボルトであって、当該T字形ボルトのT字状頭部が支柱材横側板部に隣接することにより当該T字形ボルトの軸周りの回転が阻止されている、請求項1に記載のラック。
  8. 支柱材側の取付孔と補強座板側の貫通孔はそれぞれ左右一対設けられ、前記T字形ボルトが支柱材左右両横側板部のそれぞれに隣接する状態で2本使用されている、請求項7に記載のラック。
  9. 区画用垂直フレームをラック長さ方向に適当間隔おきに立設すると共に、各区画用垂直フレームの支柱材どうしを連結材で連結して成るラックであって、前記支柱材の連結材取付箇所には、当該支柱材と連結材との間に挟まれる補強座板がボルトにより取り付けられているラックにおいて、前記支柱材は、前側板部と左右両側板部とを有すると共に後側が開放された中空状のもので、その前側板部の巾方向中央位置には内側に突出する角溝状のリブが一体成形されると共に、当該リブに取付孔が設けられ、前記補強座板には、内向きに突出するボルトと、当該内向き突出ボルトの左右両側において外向きに突出する左右一対のボルトとがそれぞれ固着立設され、前記内向き突出ボルトが前記支柱材リブの取付孔に内向きに挿通されると共に支柱材の内側で前記内向き突出ボルトに螺嵌されたナットにより前記補強座板が取り付けられ、この補強座板と左右一対の前記外向き突出ボルトに螺嵌するナットとの間で前記連結材が取り付けられている、ラック。
  10. 前記外向き突出ボルトと内向き突出ボルトとは、補強座板に設けられたねじ孔に端部が螺嵌した状態で当該補強座板に固着されている、請求項9に記載のラック。
  11. 前記外向き突出ボルトは補強座板の内側に突出する軸端部を有し、支柱材前側板部には、前記外向き突出ボルトの内側突出軸端部が嵌合する孔が設けられている、請求項9又は10に記載のラック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010275695A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Matsuyama Kozai Kk 鉄骨材の連結機構
JP2012087895A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Kobe Steel Ltd スタッドボルト及びスタッドボルトを備えた構造体
JP2017128922A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 イイダ産業株式会社 床構造
CN112978199A (zh) * 2021-02-04 2021-06-18 陈喜珍 一种拼接式智能物流架

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