JP7369599B2 - 柵構造物 - Google Patents

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Description

この発明は、支柱と当該支柱に取り付けられる柵体とを有する柵構造物に関する。
特許文献1には、支柱と当該支柱に連結部を介して取り付けられる柵体を備える柵構造物であって、柵体は、横桟と縦桟とを備え、縦桟が連結部を介して支柱に連結されることによって、該支柱に取り付けられており、連結部は、縦桟の側面からから突設され、縦桟に一体的に形成される柵突出部と、支柱の側面からから突設され、支柱に一体的に形成される支柱突出部とを備え、柵突出部が支柱突出部に載置されている柵構造物が開示されている。以下、この柵構造物を従来柵構造物という。
特開2010-59692号公報
従来柵構造物によれば、特許文献1の図1に示すように、支柱(2)と柵体(3)は、柵体(3)の端縦桟(7)(複数ある縦桟の両端に位置する縦桟)が連結部(4)を介して支柱(2)に連結されていることから、端縦桟(7)の柵突出部(9)に荷重が集中するため、端縦桟(7)を他の中間縦桟(8)よりも太くしてその強度を高める必要があった。このように縦桟のうち端縦桟(7)のみを太くすることにより、柵構造物としての美観が損なわれるとともに、全て同一形状の縦桟を採用する場合よりも製造コストが上昇してしまうという問題がある。
従って、本発明は、上記問題を鑑みて、支柱に柵体を取り付ける際に、支柱と柵体の端縦桟を連結する必要の無い柵構造物を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、支柱と、前記支柱に取付手段により取り付けられる柵体とを有する柵構造物であって、前記柵体は、上端及び下端に横桟を備え、前記取付手段は、前記支柱に取り付けられた第1部材と、前記第1部材に接合される第2部材と、前記第1部材と前記第2部材を接合する第1接合手段と、前記第2部材を前記横桟に接合する第2接合手段とを含み、前記第1接合手段は、第1ボルトと第1ナットであり、前記第2接合手段は、第2ボルトと第2ナットであり、前記第1部材は、前記支柱の軸方向に沿って前記第1ボルトが挿通される第1の挿通孔を有し、前記第2部材は、前記支柱の軸方向に沿って前記第1ボルトが挿通される第2の挿通孔と、前記柵体の正面と略直交方向に前記第2ボルトが挿通される第3の挿通孔を有し、前記横桟は、前記柵体の正面と略直交方向に前記第2ボルトが挿通される第4の挿通孔を有し、前記第1ボルトは前記第1の挿通孔及び前記第2の挿通孔に挿通されて前記第1ナットと締結されることにより、前記第1部材と前記第2部材を接合し、前記第2ボルトは前記第3の挿通孔及び前記第4の挿通孔に挿通されて前記第2ナットと締結されることにより、前記第2部材と前記横桟を接合する、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の柵構造物であって、前記第1部材は、前記支柱に取り付けられる基部と、前記基部の一部から前記横桟の延設方向に突出する突出部と、を有し、前記突出部は、前記第2部材が当接する当接面を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の柵構造物であって、前記当接面は、当該当接面を含む前記取付手段により取り付けられる前記横桟側を向いていることを特徴とする。
本発明によれば、支柱に取り付けられた第1部材と第2部材が接合されるとともに、第2部材と柵体の横桟とが接合されることから、支柱に柵体を取り付ける際に、支柱と柵体の端縦桟を連結する必要がない。これにより、縦桟のうち端縦桟に掛かる荷重を軽減することができ、端縦桟を他の縦桟よりも太くする必要がなくなることから、柵構造物としての美観を損なうことなく、縦桟の製造コストを抑制することができる。
第1実施形態に係る柵構造物を示す正面図である。 第1実施形態に係る柵構造物における支柱と柵体の接合部分の拡大図である。 (A)は、第1実施形態に係る柵構造物における支柱と柵体の接合部分の分解図であり、(B)は、第1実施形態に係る柵構造物における第2部材の平面図である。 第1実施形態に係る柵構造物における、カバー部材を取り外した状態の上部横桟の側面図である。 第1実施形態に係る柵構造物における、カバー部材を取り付けた状態の上部横桟の側面図である。 第1実施形態に係る柵構造物における、上部横桟が支柱に取り付けられた状態のA矢視図である。 第2実施形態に係る柵構造物を示す正面図である。 第2実施形態に係る柵構造物における支柱と柵体の接合部分の拡大図である。 第2実施形態に係る柵構造物における、カバー部材を取り外した状態の上部横桟の側面図である。 第2実施形態に係る柵構造物における、カバー部材を取り付けた状態の上部横桟の側面図である。
[第1実施形態]
図1-図6を参照しながら、本発明に係る柵構造物の第1実施形態について説明する。
図1、図2に示すように、第1実施形態に係る柵構造物1は、円柱形状の支柱2と、支柱2に取り付けられる柵体3とにより構成される。柵体3は、上部横桟4と、下部横桟5と、複数(本実施形態では12本)の縦桟6と、上部横桟4及び下部横桟5を覆うカバー部材14とからなっている。
図1、図2に示すように、柵体3は、第1部材7と、第2部材8と、第1部材7と第2部材8を接合するボルト9及びナット10と、第2部材8と上部横桟4(下部横桟5)を接合するボルト11及びナット12と、を含む取付手段を介して支柱2に取り付けられている。取付手段は、上部横桟4を支柱2に取り付けるための上部取付手段と、下部横桟5を支柱2に取り付けるための下部取付手段とがある。上部取付手段と下部取付手段は、天地が逆転していることを除いて同様の構成であるため、ここでは、上部取付手段について説明し、下部取付手段の説明を省略する。
図3(A)に示すように、第1部材7は、支柱2に取り付けられる基部7aと、基部7aの一部から上部横桟4の延設方向(支柱2の軸方向と直交する方向)に突出する突出部7bと、を有する。基部7aは例えばボルト接合、溶接接合等により支柱2に取り付けられる。突出部7bは、第2部材8と当接する当接面7cを含む。当接面7cは、当該当接面7cを含む上部取付手段により取り付けられる上部横桟4側(図3(A)の上方)を向いて形成されている。突出部7bには、ボルト9が挿通される挿通孔が支柱2の軸方向に沿って形成されている。
図3(B)に示すように、第2部材8は平面視するとU字形状をしており、U字の底部分に挿通孔8dが形成され、そこから伸びる2枚の板状部(正面側板状部と背面側板状部)にも挿通孔8fを有する。図3(A)に示すように、第2部材8は、正面視すると、基部8aと、基部8aから突出する第1突出部8bと、同じく基部8aから突出する第2突出部8eとを含む。第1突出部8bが突出する方向は、支柱2に柵体3が取り付けられた状態において支柱2の軸方向(以下、第2部材8に関する説明において支柱2の軸方向とは、支柱2に柵体3が取り付けられた状態における支柱2の軸方向を指す)と直交する方向(支柱2のある方向)である。一方、第2突出部8eが突出する方向は、支柱2の軸方向に沿う方向である。
第1突出部8bには、ボルト9が挿通される挿通孔8dが支柱2の軸方向に沿って形成されている。そして、第1部材7の当接面7cと、第2部材8の当接面8cを当接させた状態で、第1部材7及び第2部材8に形成された挿通孔を位置合わせして、ボルト9を挿通させ、ナット10を螺着させることにより、支柱2に対して第2部材8が固定される。なお、ボルト9の頭部と第2部材8の当接面、第1部材7と第2部材8の当接面、第1部材7とナット10の当接面には、座金を挟むのが好ましい。
正面側板状部と背面側板状部における第2突出部8eは、第2部材8が上部横桟4(下部横桟5)に取り付けられた状態における柵体3の正面方向と略直交方向に挿通孔8fが形成されている(図3(A)参照)。また、上部横桟4(下部横桟5)の延設方向の両端部(より具体的には、上部横桟4(下部横桟5)に取り付けられる、後述するカバー部材14の両端部)には、柵体3の正面方向と略直交方向に挿通孔が形成されている。そして、これらの挿通孔の位置合わせをして、挿通孔にボルト11を挿通させてナット12を螺着させることにより、上部横桟4(下部横桟5)と第2部材8とを接合することができる。これにより、支柱2と柵体3は、第1部材7及び第2部材8を介して取り付けられる。
このように、第2部材8は、支柱2の軸方向に沿う挿通孔8dが第1突出部8bに形成されるとともに、支柱2の軸方向と略直交方向に沿う挿通孔8fが第2突出部8eに形成されている。このため、それぞれの挿入孔の軸を中心に任意の角度だけずらして第1部材7や上部横桟4(下部横桟5)とボルト接合することにより、柵構造物1として柵体3の取り付け姿勢を自在に変化させることができ、延いては、設置場所の環境に応じた姿勢で柵構造物1を設置することができる。
次に、上部横桟4及びカバー部材14について説明する。なお、下部横桟5及びカバー部材14については、上部横桟4及びカバー部材14と天地が逆転していることを除いて同様であるため説明を省略する。
図1、図2に示すように、上部横桟4は複数の縦桟6の上端部6aと接合されている。図2、図4に示すように、縦桟6の上端部6aは薄板形状となっている。上部横桟4は、それぞれ断面コの字状であり、且つ、同一形状の正面側部材4a及び背面側部材4bを含む。正面側部材4a及び背面側部材4bとしては、例えば溝形鋼を採用することができる。正面側部材4aのウェッブ及び背面側部材4bのウェッブと、縦桟6の上端部6aは、互いにリベット接合するための挿通孔が形成されている。縦桟6の上端部6aは、正面側部材4a及び背面側部材4bにより挟持された状態で固定される。具体的には、縦桟6の上端部6a、正面側部材4aのウェッブ及び背面側部材4bのウェッブのそれぞれに形成された挿通孔の位置合わせをした上でリベット13を挿通させてその先端を潰すことによりこれらを固定することができる。こうして、上部横桟4を構成する正面側部材4a及び背面側部材4bが、それぞれの縦桟6の上端部6aと接合される。
図5に示すように、カバー部材14は、上部横桟4を構成する正面側部材4a及び背面側部材4bを覆うように取り付けられる。カバー部材14の材質は、鋼製(めっき鋼、ステンレス鋼、アルミ等)であっても、樹脂等であってもよい。カバー部材14は、断面コの字形状であり、ウェッブ14aとフランジ14bを有し、上部横桟4に沿って伸びている。図2、図5に示すように、正面側部材4aのウェッブ及び背面側部材4bのウェッブと、カバー部材14の2つのフランジ14bには、互いにボルト接合するための挿通孔が形成されている。そして、正面側部材4aのウェッブ及び背面側部材4bのウェッブに形成された挿通孔と、カバー部材14の2つのフランジ14bにそれぞれ形成された挿通孔の位置合わせをした上で、挿通孔にボルト15を挿通させてナット16を螺着させることにより、上部横桟4にカバー部材14を取り付けることができる。
図2、図6に示すように、カバー部材14が取り付けられた上部横桟4は、カバー部材14を介して第2部材8とボルト接合される。具体的には、カバー部材14の長さ方向の両端部には、第2部材8とボルト接合するための挿通孔が形成されている。そして、カバー部材14の挿通孔と、第2部材8の正面側板上部及び背面側板上部のそれぞれに形成された挿通孔8fの位置合わせをした上でボルト11を挿通させてナット12を螺着させることにより、上部横桟4と第2部材8とを接合することができる。
柵構造物1の設置方法は、まず、支柱2を立設し、次いで、第1部材7及び第2部材8をボルト接合し、次いで、柵体3を第2部材8とボルト接合する、という手順で行われる。なお、柵体3は、第2部材8と接合される前までに組み立てておき、カバー部材14も取り付けておくことが好ましい。
また、柵構造物1の別の設置方法として、まず、事前に第1部材7が取り付け済みの支柱2を立設し、次いで、事前に第2部材8が接合済みの柵体3を第1部材7と接合する、という手順で行ってもよい。なお、上部横桟4(下部横桟5)へのカバー部材14の取り付けは、カバー部材14が断面コの字形状であるため容易に行うことができる。また、第2部材8と同様に、カバー部材14も事前に柵体3に取り付けておくのが好ましい。
以上、説明したように、第1実施形態に係る柵構造物1は、支柱2と、支柱2に取付手段により取り付けられる柵体3とを有し、柵体3は、上部横桟4及び下部横桟5を備え、取付手段は、支柱2に形成された第1部材7と、第1部材7に接合される第2部材8と、第1部材7と第2部材8を接合するボルト9及びナット10(ボルト9及びナット10は「第1接合手段」の一例)と、第2部材8を上部横桟4又は下部横桟5に接合するボルト11及びナット12(ボルト11及びナット12は「第2接合手段」の一例)とを含む。
したがって、第1実施形態に係る柵構造物1によれば、支柱2に取り付けられた第1部材7と第2部材8が接合されるとともに、第2部材8と柵体3の上部横桟4及び下部横桟5とが接合されることから、支柱2に柵体3を取り付ける際に、支柱2と柵体3の端縦桟を連結する必要がない。これにより、縦桟6のうち端縦桟に掛かる荷重を軽減することができ、端縦桟を太くする必要がなくなることから、柵構造物1としての美観を損なうことなく、また、全ての縦桟を同一形状とすることができるため製造コストを抑制することができる。加えて、全ての縦桟が同一形状であり、また、端縦桟を他の縦桟と同様に細く軽量化することができるため、施工時の作業負荷が軽減される。
また、第1実施形態に係る第2部材8が、支柱2の軸方向に沿う挿通孔を有し、第1部材7とボルト接合されるとともに、支柱2の軸方向と直交する方向に沿う挿通孔8fを有し、上部横桟4及び下部横桟5とボルト接合されることにより、柵体3の取り付け姿勢を2軸で自在に変化させることができるため、設置場所の環境に応じた姿勢で柵構造物1を設置することができる。
更に、第1実施形態に係る柵体3は、複数の縦桟6と、複数の縦桟6の端に設けられた上部横桟4とを有し、上部横桟4は、柵体3の正面側に配される正面側部材4aと、柵体3の背面側に配される背面側部材4bと、を有し、複数の縦桟6の上端部6aは、正面側部材4aと背面側部材4bにより挟持され、カバー部材14が上部横桟4を覆う。
したがって、第1実施形態に係る柵体3によれば、カバー部材14が上部横桟4を保護することから、上部横桟4が空から降ってきた雨や雪等に晒されることを防ぐため、上部横桟4の劣化を防止することができ、延いては、劣化した上部横桟4が柵体3の美観を損なうことを防止できる。
また、第1実施形態に係る柵体3のカバー部材14は、断面コの字形状であり、図5に示したようにウェッブ14aが上方に向けて取り付けられる。ウェッブ14aの幅(図5における横幅)は細いことから、ウェッブ14a(すなわち、上部横桟4の上部)に雪が高く積もることがないため、柵構造物1が雪の重さにより損傷することを防止できる。
[第2実施形態]
次に、図7-図10を参照しながら、本発明に係る柵構造物の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態の説明では、第1実施形態と同一の部材については同一の符号を付することにより説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態に係る柵構造物1は、支柱2と、支柱に取り付けられる柵体20とからなっている。柵体20は、上部横桟22と、下部横桟23と、複数(本実施形態では12本)の縦桟24、上部横桟22及び下部横桟23を覆うカバー部材21とからなっている。
図8に示すように、第2部材8は上部横桟22と、ボルト11及びナット12によりボルト接合されている。上部横桟22の長さ方向の両端部には、第2部材8とボルト接合するための挿通孔が形成されている。そして、上部横桟22の挿通孔と、第2部材8の挿通孔8fの位置合わせをした上でボルト11を挿通させてナット12を螺着させることにより、上部横桟22と第2部材8とを接合することができる。なお、下部横桟23と第2部材8の接合方法は、天地が逆転していることを除いて、下部横桟23と第2部材8の接合方法と同様であるため説明を省略する。
次に、上部横桟22及びカバー部材21について説明する。なお、下部横桟23及びカバー部材21については、上部横桟22及びカバー部材21と天地が逆転していることを除いて同様であるため説明を省略する。
図7、図8に示すように、上部横桟22は複数の縦桟24の上端部と接合されている。また、上部横桟22の上部には上部横桟22を覆うカバー部材21が取り付けられている。図9、図10に示すように、上部横桟22は、上面部22aと上面部22aから垂下する一対の壁部22bとを有する。カバー部材21は、断面円形状の円筒形状であり、断面円の直径は上面部22aの幅(図9、図10における横幅)よりも長い。なお、カバー部材21は、断面が楕円形や多角形の筒形状のものであってもよい。また、カバー部材21の材質は、鋼製(めっき鋼、ステンレス鋼、アルミ等)であっても、樹脂等であってもよい。
上面部22a及びカバー部材21には、互いにボルト接合するための挿通孔が形成されている。そして、上面部22aの挿通孔と、カバー部材21の挿通孔の位置合わせをした上でボルト26を、上面部22aの下方(カバー部材21を取り付けない方)から挿通させてナット27を螺着させることにより、上面部22aとカバー部材21とをボルト接合することができる。
また、複数の縦桟24のそれぞれの上端部は、一対の壁部22bにより挟持された状態で固定される。具体的には、縦桟24の上端部と壁部22bには互いにリベット接合するための挿通孔が形成されている。そして、縦桟24の上端部の挿通孔と、壁部22bの挿通孔の位置合わせをした上でリベット25を挿通させて先端を潰すことにより、縦桟24に上部横桟22を接合することができる。
柵構造物1の設置方法は、まず、支柱2を立設し、次いで、第1部材7及び第2部材8をボルト接合し、次いで、柵体20を第2部材8とボルト接合する、という手順で行われる。なお、柵体20は、第2部材8と接合される前までに組み立てておき、カバー部材21も取り付けておくことが好ましい。
また、柵構造物1の別の設置方法として、まず、事前に第1部材7が取り付け済みの支柱2を立設し、次いで、事前に第2部材8が接合済みの柵体20を第1部材7と接合する、という手順で行ってもよい。また、第2部材8と同様に、カバー部材21も事前に柵体20に取り付けておくのが好ましい。
以上、説明したように、第2実施形態に係る柵体20は、複数の縦桟24と、複数の縦桟24の上端に設けられた上部横桟22とを有し、上部横桟22は、上面部22aと上面部22aから垂下する一対の壁部22bとを有し、複数の縦桟24の上端は、一対の壁部22bにより挟持され、カバー部材21が上面部22aに取り付けられる。
したがって、第2実施形態に係る柵体20によれば、カバー部材21が上部横桟22を保護することから、上部横桟22が空から降ってきた雨や雪等に晒されることを防ぐため、上部横桟22の劣化を防止することができ、延いては、劣化した上部横桟22が柵体20の美観を損なうことを防止できる。
また、第2実施形態に係る柵体20のカバー部材21は、断面円形状の円筒形状であり、図10に示したように上部横桟22の上面部22aの上面に取り付けられる。カバー部材21は、その最も高い部分から柵体20の正面側及び背面側に、下方に傾斜していることから雪が高く積もることがないため、柵構造物1が雪の重さにより損傷することを防止できる。
1:柵構造物
2:支柱
3:柵体
4:上部横桟
4a:正面側部材
4b:背面側部材
5:下部横桟
6:縦桟
6a:上端部
6b:下端部
7:第1部材
7a:基部
7b:突出部
7c:当接面
8:第2部材
8a:基部
8b:第1突出部
8c:当接面
8d:挿通孔
8e:第2突出部
8f:挿通孔
9:ボルト
10:ナット
11:ボルト
12:ナット
13:リベット
14:カバー部材
15:ボルト
16:ナット
20:柵体
21:カバー部材
22:上部横桟
22a:上面部
22b:壁部
23:下部横桟
24:縦桟
25:リベット
26:ボルト
27:ナット

Claims (3)

  1. 支柱と、前記支柱に取付手段により取り付けられる柵体とを有する柵構造物であって、
    前記柵体は、上端及び下端に横桟を備え、
    前記取付手段は、前記支柱に取り付けられた第1部材と、前記第1部材に接合される第2部材と、前記第1部材と前記第2部材を接合する第1接合手段と、前記第2部材を前記横桟に接合する第2接合手段とを含み、
    前記第1接合手段は、第1ボルトと第1ナットであり、
    前記第2接合手段は、第2ボルトと第2ナットであり、
    前記第1部材は、前記支柱の軸方向に沿って前記第1ボルトが挿通される第1の挿通孔を有し、
    前記第2部材は、前記支柱の軸方向に沿って前記第1ボルトが挿通される第2の挿通孔と、前記柵体の正面と略直交方向に前記第2ボルトが挿通される第3の挿通孔を有し、
    前記横桟は、前記柵体の正面と略直交方向に前記第2ボルトが挿通される第4の挿通孔を有し、
    前記第1ボルトは前記第1の挿通孔及び前記第2の挿通孔に挿通されて前記第1ナットと締結されることにより、前記第1部材と前記第2部材を接合し、
    前記第2ボルトは前記第3の挿通孔及び前記第4の挿通孔に挿通されて前記第2ナットと締結されることにより、前記第2部材と前記横桟を接合する、
    ことを特徴とする柵構造物。
  2. 請求項1に記載の柵構造物であって、
    前記第1部材は、前記支柱に取り付けられる基部と、前記基部の一部から前記横桟の延設方向に突出する突出部と、を有し、
    前記突出部は、前記第2部材が当接する当接面を含むことを特徴とする柵構造物。
  3. 請求項2に記載の柵構造物であって、
    前記当接面は、当該当接面を含む前記取付手段により取り付けられる前記横桟側を向いていることを特徴とする柵構造物。
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