JP7322695B2 - タイヤの試験方法 - Google Patents
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Description
(1)タイヤに対して劣化処理を行う第一工程と、
(2)ドラムの外周面上で、前記第一工程を経たタイヤにスリップ角θsを付与して前記タイヤを走行させる第二工程と、
(3)前記第二工程を経たタイヤに対して荷重の付加と、付加した荷重の除去とを繰り返し行いながら、オゾンを含有する空気を前記タイヤに吹き付ける第三工程と
を含む。
供試タイヤとして、相対的にクラックが発生しにくいタイヤ(以下、タイヤG)と、相対的にクラックが発生しやすいタイヤ(以下、タイヤB)とが準備された。タイヤGのサイズは、175/65R14であった。タイヤBのサイズは、155/65R14であった。
供試タイヤとしてタイヤBを用いて、このタイヤBの耐久性評価を行った。第一工程では、タイヤBに対して劣化処理として熱劣化を行った。加熱温度は80℃に設定された。タイヤBは、18日間オーブン内に載置された。
図2に示された走行装置を用いて、第一工程を経たタイヤBに対して第二工程が行われた。スリップ角θsは1.0°に設定された。なお、タイヤBは正規リムに組み込まれ、タイヤBの内圧は正規内圧に調整された。タイヤBに正規荷重を付加して、時速80km/hの速度で、ドラム(外径=1707mm)の外周面上でタイヤBを走行させた。走行時間は10時間に設定された。
図3に示された走行装置を用いて、第二工程を経たタイヤBに対して第三工程が行われた。この実施例1では、オゾンを含有する空気を吹き付けながら、ドラムの外周面上でタイヤを走行させた。オゾン濃度は50pphmに設定された。
タイヤへの荷重の付加と、この付加した荷重の除去とを、ドラム走行により行ったことが、下記の表1の「ドラム走行」及び「荷重付加」の欄に「Y」で表されている。オゾンを含有する空気をタイヤに吹き付けたことが、この表1の「オゾン吹付」の欄に「Y」で表されている。
また、タイヤBは正規リムに組み込まれ、タイヤBの内圧は正規内圧に調整された。タイヤBに付加した荷重は正規荷重の70%に設定された。タイヤの速度は50km/hに設定された。
第三工程においてタイヤの走行距離が5000kmに達した時点で、タイヤの表面に発生したクラックの大きさが確認された。その結果が、次の格付けで、下記の表1に示されている。この格付けは、確認された最も大きなクラックに基づいて行われた。
L・・・6mm以上
M・・・4mm以上6mm未満
S・・・4mm未満
スリップ角θsを0.0°に設定した他は実施例1と同様にして、タイヤBの耐久性を評価した。この比較例1は、従来のタイヤの試験方法である。
供試タイヤにタイヤGを用いた他は実施例1と同様にして、このタイヤGの耐久性を評価した。
スリップ角θsを1.5°に設定した他は実施例1と同様にして、タイヤBの耐久性を評価した。
図5に示された荷重付加装置を用いて第三工程を行った他は実施例1と同様にして、タイヤBの耐久性を評価した。
この実施例4では、ドラム走行は行われていない。このことが、下記の表1の「ドラム走行」の欄に「N」で表されている。なお、この実施例4では、荷重を付加するタイミングが実施例1と同様のタイミングになるように、荷重付加装置の移動機構が制御された。
なお、表1には示されていないが、実施例3で確認されたクラックの数は実施例1で確認されたクラックの数よりも多く、スリップ角θsが1.5°以上になると、クラックの発生数が多くなり、クラックの発生しやすいタイヤと、クラックの発生しにくいタイヤとを見極めるのが困難になることが懸念された。
10・・・ドラム
16・・・ドラム10の外周面
18・・・中心軸
22・・・タイヤ軸
30、42・・・噴出ユニット
32・・・ダクト
34・・・吹き出し口
40・・・テーブル
44・・・支持軸
Claims (4)
- タイヤに対して劣化処理を行う第一工程と、
ドラムの外周面上で、前記第一工程を経たタイヤにスリップ角θsを付与して前記タイヤを走行させる第二工程と、
前記第二工程を経たタイヤに対して荷重の付加と、付加した荷重の除去とを繰り返し行いながら、オゾンを含有する空気を前記タイヤに吹き付ける第三工程と
を含む、タイヤの試験方法。 - 前記劣化処理が前記タイヤを加熱することで行われ、
前記タイヤの加熱温度が60℃以上90℃以下である、請求項1に記載のタイヤの試験方法。 - 前記スリップ角θsが0.5°以上1.5°以下である、請求項1又は2に記載のタイヤの試験方法。
- 前記空気のオゾン濃度が5pphm以上60pphm以下である、請求項1から3のいずれかに記載のタイヤの試験方法。
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