JP7314505B2 - プログラム、印刷データ生成装置、及び、印刷データ生成方法 - Google Patents

プログラム、印刷データ生成装置、及び、印刷データ生成方法 Download PDF

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Description

本明細書の開示は、プログラム、印刷データ生成装置、及び、印刷データ生成方法に関する。
従来から、粘着層を有する長尺状の被印刷媒体(以降、テープと記す。)に、文字、図形等を印刷するラベルプリンタが知られている。ラベルプリンタで印刷する文字、図形等は、ラベルプリンタ用のラベル作成アプリケーションを用いて、利用者が自由に選択することができる。また、メーカによって作成されたサンプルデザインのデータ(以降、サンプルデータと記す。)を読み込んで利用することも可能である。
サンプルデータは、ラベルプリンタに同梱されている記録媒体から、又は、インターネット経由で、容易に入手することが可能である。しかしながら、サンプルデータは、例えば18mmなどの特定のテープ幅向けに作成されているため、この特定のテープ幅とは異なるテープ幅のテープを使用する場合には、サンプルデータを編集してサンプルデザインとテープのバランスを調整する必要がある。
このようなテープ幅に応じた編集については、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1には、印刷装置に装着されているテープのテープ幅を取得し、ラベル作成アプリケーション画面上にテープ幅を表示する技術が記載されている。また、テープ幅に応じて文字のポイントサイズを設定する技術が記載されている。
国際公開第2003/021475号
ところで、ラベルを作成する場合、テープ幅に加えて、テープ搬送方向の長さであるテープ長が指定されることがある。テープ長が指定されている場合には、特許文献1に記載のようにテープ幅に応じたポイントサイズを設定してサンプルデザイン全体を拡縮すると、拡縮後のサンプルデザインがテープに収まりきらず、印刷することができない事態が生じ得る。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、テープ長が指定されている場合であっても、テープ幅に応じたサンプルデザインの拡縮を容易に行う技術を提供することである。
本発明の一態様に係るプログラムは、データから印刷データを生成する印刷データ生成装置に、前記印刷データに基づいて印刷されるテープの第1のテープ長を取得し、複数の第1のオブジェクトを含むデザインを形成する前記データと、前記複数の第1のオブジェクトの優先順位と、を取得し、前記複数の第1のオブジェクトを拡大又は縮小する倍率を決定し、前記デザインを、長さ方向に前記倍率で拡大又は縮小したデザインが前記第1のテープ長に収まらないときに、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを当該オブジェクトの中心位置が他の前記第1のオブジェクトの中心位置を越えない範囲で移動させ、また、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを拡大又は縮小する前記長さ方向の倍率を、前記倍率よりも低い倍率に決定し、前記決定された倍率で拡大又は縮小された複数の第1のオブジェクトを含む印刷デザインを形成する前記印刷データを生成する処理を実行させる。
本発明の一態様に係る印刷データ生成装置は、データから印刷データを生成する印刷データ生成装置であって、前記印刷データに基づいて印刷されるテープの第1のテープ長を取得する第1の取得部と、複数の第1のオブジェクトを含むデザインを形成する前記データと、前記複数の第1のオブジェクトの優先順位と、を取得する第2の取得部と、前記複数の第1のオブジェクトを拡大又は縮小する倍率を決定する倍率決定部と、前記倍率決定部が決定した倍率で拡大又は縮小された複数の第1のオブジェクトを含む印刷デザインを形成する前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、備え、前記デザインを、長さ方向に前記倍率で拡大又は縮小したデザインが前記第1のテープ長に収まらないときに、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを当該オブジェクトの中心位置が他の前記第1のオブジェクトの中心位置を越えない範囲で移動させ、また、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを拡大又は縮小する前記長さ方向の倍率を、前記倍率よりも低い倍率に決定する。
本発明の一態様に係る印刷データ生成方法は、データから印刷データを生成する印刷データ生成装置が、前記印刷データに基づいて印刷されるテープの第1のテープ長を取得し、複数の第1のオブジェクトを含むデザインを形成する前記データと、前記複数の第1のオブジェクトの優先順位と、を取得し、前記複数の第1のオブジェクトを拡大又は縮小する倍率を決定し、前記デザインを、長さ方向に前記倍率で拡大又は縮小したデザインが前記第1のテープ長に収まらないときに、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを当該オブジェクトの中心位置が他の前記第1のオブジェクトの中心位置を越えない範囲で移動させ、また、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを拡大又は縮小する前記長さ方向の倍率を、前記倍率よりも低い倍率に決定し、前記決定された倍率で拡大又は縮小された複数の第1のオブジェクトを含む印刷デザインを形成する前記印刷データを生成する。
上記の態様によれば、テープ長が指定されている場合であっても、テープ幅に応じたサンプルデザインの拡縮を容易に行うことができる。
印刷システムの構成を示した図である。 印刷装置1に収納されるテープカートリッジ30の斜視図である。 印刷装置1のカートリッジ収容部19の斜視図である。 印刷装置1の断面図である。 印刷装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 情報処理装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。 情報処理装置100の機能構成を示すブロック図である。 情報処理装置100が行う処理のフローチャートである。 サンプルデザインDSを例示した図である。 サンプルデザインDSが印刷されたテープM1を示した図である。 サンプルデザインDSをテープM2の幅に合わせて拡大した様子を示した図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する第1の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する第2の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する第3の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する第4の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最も低い優先順位にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する第1の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最も低い優先順位にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する第2の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM3の長さに合わせて拡縮する第1の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM3の長さに合わせて拡縮する第2の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM3の長さに合わせて拡縮する第3の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM3の長さに合わせて拡縮する第4の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最も低い優先順位にして、テープM3の長さに合わせて拡縮する手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する第1の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する第2の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最も低い優先順位にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最も低い優先順位にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM3の長さに合わせて拡縮する第1の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM3の長さに合わせて拡縮する第2の手順を説明するための図である。 オブジェクトDO1を最優先にして、テープM3の長さに合わせて拡縮する第3の手順を説明するための図である。 印刷装置41の外観図である。 印刷装置41の機能構成を示すブロック図である。
図1は、本実施形態に係る印刷システムの構成を例示した図である。図1に示す印刷システムは、情報処理装置100と、情報処理装置100に接続された印刷装置1とを含んでいる。
情報処理装置100は、サンプルデータから印刷データを生成し、印刷装置1へ生成した印刷データを送信する装置である。情報処理装置100は、例えば、スマートフォン、タブレット端末などの携帯型のコンピュータであるが、ノート型やデスクトップ型のコンピュータであってもよい。情報処理装置100のディスプレイ101は、例えば、液晶ディスプレイであっても、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)ディスプレイであってもよい。なお、以降では、情報処理装置100が印刷データを印刷装置1へ送信する場合を例に説明するが、印刷データは、情報処理装置100とは異なる装置から印刷装置1へ送信されてもよい。情報処理装置100は、サンプルデータから印刷データを生成する印刷データ生成装置であればよい。
印刷装置1と情報処理装置100は、例えば、無線通信によってデータをやり取りする。印刷装置1と情報処理装置100の間で行われる無線通信の規格は特に限定しないが、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以降、BLEと記す。)などの無線通信規格である。また、印刷装置1と情報処理装置100は、有線通信によってデータをやり取りしてもよい。
印刷装置1には、図1に示すように、キューブ形状の装置筐体2の上面に、蓋3と、複数のボタン(ボタン4、ボタン5、ボタン6、ボタン7、ボタン8)が設けられている。ボタン4は、蓋3の開閉ボタンである。ボタン5からボタン8は、それぞれカットボタン、フィードボタン、無線通信ボタン、電源ボタンである。
蓋3は、開閉可能に配置されている。蓋3は、ボタン4が押下されることで開かれて、テープカートリッジを収容するカートリッジ収容部が外部に露出する。蓋3には、蓋3が閉じた状態でもカートリッジ収容部にテープカートリッジが収容されているか否かを目視で確認可能とするために、窓9が形成されている。また、装置筐体2の側面には、排出口2aが形成されている。印刷装置1内で印刷が行われた被印刷媒体は、排出口2aから装置外へ排出される。
図2は、印刷装置1に収納されるテープカートリッジ30の斜視図である。図3は、印刷装置1のカートリッジ収容部19の斜視図である。図4は、印刷装置1の断面図である。図2に示すテープカートリッジ30は、図3に示すカートリッジ収容部19に着脱自在に収納される。図4には、テープカートリッジ30がカートリッジ収容部19に収納された状態が示されている。
テープカートリッジ30は、図2に示すように、サーマルヘッド被挿入部36及び係合部37が形成された、被印刷媒体MとインクリボンRを収容するカートリッジケース31を有する。カートリッジケース31には、テープコア32とインクリボン供給コア34とインクリボン巻取りコア35が設けられている。
被印刷媒体Mは、カートリッジケース31内部のテープコア32にロール状に巻かれている。被印刷媒体Mは、例えば、接着層を有する基材と、接着層を覆うように剥離可能に基材に貼付された剥離紙と、を有するテープである。ただし、被印刷媒体Mは、剥離紙なしのテープであってもよい。熱転写用のインクリボンRは、その先端がインクリボン巻取りコア35に巻きつけられた状態で、カートリッジケース31内部のインクリボン供給コア34にロール状に巻かれている。
装置筐体2のカートリッジ収容部19には、図3に示すように、テープカートリッジ30を所定の位置で支持するための複数のカートリッジ受け部20が設けられている。また、カートリッジ受け部20には、テープカートリッジ30が収容するテープ(被印刷媒体M)の幅を検出するためのテープ幅検出スイッチ24が設けられている。
テープ幅検出スイッチ24は、テープカートリッジの形状に基づいて被印刷媒体Mの幅を検出するためのスイッチである。テープ幅検出スイッチ24は、カートリッジ収容部19に複数設けられている。テープ幅の異なるテープカートリッジは、複数のテープ幅検出スイッチ24をそれぞれ異なる組み合わせで押下するように構成されている。これにより、後述する制御回路25(図5参照)が、押下されたテープ幅検出スイッチ24の組み合わせから、テープカートリッジの種類を特定し、被印刷媒体Mの幅(テープ幅)を検出する。
カートリッジ収容部19には、さらに、複数の発熱素子を有し、被印刷媒体Mに印刷を行うサーマルヘッド10と、被印刷媒体Mを搬送するプラテンローラ21と、テープコア係合軸22と、インクリボン巻取り駆動軸23が設けられている。さらに、サーマルヘッド10には、サーミスタ13が埋め込まれている。サーミスタ13は、サーマルヘッド10の温度を測定する。
テープカートリッジ30がカートリッジ収容部19に収納された状態では、図4に示すように、カートリッジケース31に設けられた係合部37がカートリッジ収容部19に設けられたカートリッジ受け部20に支持される。また、サーマルヘッド10がカートリッジケース31に形成されたサーマルヘッド被挿入部36に挿入される。また、テープコア係合軸22には、テープカートリッジ30のテープコア32が係合し、さらに、インクリボン巻取り駆動軸23には、インクリボン巻取りコア35が係合する。
情報処理装置100から印刷装置1へ印刷指示が入力されると、被印刷媒体Mは、プラテンローラ21の回転によりテープコア32から繰り出される。この際、インクリボン巻取り駆動軸23がプラテンローラ21に同調して回転することで、被印刷媒体MとともにインクリボンRがインクリボン供給コア34から繰り出される。これにより、被印刷媒体MとインクリボンRは重なった状態で搬送される。そして、サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過する際にインクリボンRがサーマルヘッド10によって加熱されることで、インクが被印刷媒体Mに転写され、印刷が行われる。
サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過した使用済みのインクリボンRは、インクリボン巻取りコア35に巻き取られる。一方、サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過した印刷済みの被印刷媒体Mは、ハーフカット機構16及びフルカット機構17で切断され、排出口2aから排出される。
図5は、印刷装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。印刷装置1は、上述した構成に加えて、図5に示すように、制御回路25、通信インターフェース26、ROM(Read Only Memory)27、RAM(Random Access Memory)28、ヘッド駆動回路18、搬送用モータ駆動回路11、搬送用モータ12、カッターモータ駆動回路14、カッターモータ15、ハーフカット機構16、フルカット機構17を備える。
制御回路25は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの任意の処理回路を含んでいる。制御回路25は、ROM27に記憶されているプログラムをRAM28に展開し実行することで、印刷装置1の各部の動作を制御する。
通信インターフェース26は、無線通信により情報処理装置100との間でデータを授受する。通信インターフェース26は、アンテナとRF(Radio Frequency)部とベースバンド部とを含む通信モジュールであり、例えば、Wi-Fiモジュール、Bluetoothモジュール、BLEモジュールである。
ROM27には、被印刷媒体Mに印刷を行う印刷プログラム、印刷プログラムの実行に必要な各種データ(例えば、フォント等)が格納されている。RAM28は、プログラムの実行に用いられるワークメモリである。なお、印刷装置1での処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、ROM27、RAM28のような、物理的な(非一時的な)記録媒体が含まれる。
ヘッド駆動回路18は、印刷データと制御信号に基づいてサーマルヘッド10が有する発熱素子10aへの通電を行う。サーマルヘッド10は、主走査方向に配列された複数の発熱素子10aを有する印刷ヘッドである。サーマルヘッド10は、発熱素子10aでインクリボンを加熱して熱転写により被印刷媒体Mに一ラインずつ印刷を行う。
搬送用モータ駆動回路11は、搬送用モータ12を駆動する。搬送用モータ12は、例えばステッピングモータであり、プラテンローラ21を回転させる。プラテンローラ21は、搬送用モータ12の動力によって回転し、被印刷媒体Mの長手方向(副走査方向、搬送方向)に被印刷媒体Mを搬送する。
カッターモータ駆動回路14は、カッターモータ15を駆動する。フルカット機構17及びハーフカット機構16は、カッターモータ15の動力によって動作し、被印刷媒体Mをフルカット又はハーフカットする。フルカットとは、被印刷媒体Mの基材を剥離紙とともに被印刷媒体Mの幅方向に沿って切断する動作のことである。ハーフカットとは、基材のみを幅方向に沿って切断する動作のことである。カッターモータ駆動回路14は、例えば、ボタン5が押下されるとカッターモータ15を駆動してフルカット機構17に被印刷媒体Mをフルカットさせてもよい。
図6は、情報処理装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置100は、図1に示すディスプレイ101に加えて、図6に示すように、表示駆動回路102、入力部103、通信インターフェース104、制御回路105、メモリ106、補助記憶装置107、媒体駆動装置108を備える。
表示駆動回路102は、例えば、液晶表示ドライバ回路、有機EL表示ドライバ回路である。入力部103は、例えば、タッチパネルである。通信インターフェース104は、例えば、無線通信により印刷装置との間でデータを授受する。通信インターフェース104は、アンテナとRF部とベースバンド部とを含む通信モジュールであり、例えば、Wi-Fiモジュール、Bluetoothモジュール、BLEモジュールである。
制御回路105は、例えばCPUなどの任意の処理回路を含む。制御回路105は、メモリ106又は補助記憶装置107に格納されているプログラムを実行してプログラムされた処理を行うことで、後述する図7に示す機能的構成要素を実現してもよい。
メモリ106は、制御回路105のワーキングメモリである。メモリ106は、たとえば、RAM等の任意の半導体メモリである。補助記憶装置107は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリである。媒体駆動装置108は、メモリ106及び補助記憶装置107に格納されているデータを、図示しない記憶媒体に出力することができ、また、記憶媒体からプログラム及びデータ等を読み出すことができる。
図7は、情報処理装置100の機能構成を示すブロック図である。情報処理装置100は、第1の取得部111と、第2の取得部112と、倍率決定部113と、印刷データ生成部114を備えている。
第1の取得部111は、印刷データ生成部114で生成される印刷データに基づいて印刷されるテープの第1のテープ幅と第1のテープ長を取得する。具体的には、印刷装置1に収容されている被印刷媒体Mのテープ幅をユーザが入力部103を用いて入力し、第1の取得部111は、入力部103から入力されたテープ幅を第1のテープ幅として取得してもよい。また、印刷装置1に収容されている被印刷媒体Mのテープ幅を印刷装置1と通信することで印刷装置1から取得し、第1の取得部111は、印刷装置1から取得したテープ幅を第1のテープ幅として取得してもよい。さらに、ユーザが入力部103を用いて作成するラベルのテープ長を入力し、第1の取得部111は、入力部103から入力されたテープ長を、第1のテープ長として取得してもよい。
第2の取得部112は、サンプルデータを取得する。サンプルデータは、特定のテープ幅用のデータであり、複数のオブジェクトを含むサンプルデザインを形成するデータである。具体的には、予め情報処理装置100に記憶されている複数のサンプルデータから、利用者が入力部103を用いて任意のサンプルデータを選択することで、第2の取得部112は、選択されたサンプルデータを取得してもよい。以降では、サンプルデータが対応している特定のテープ幅を第2のテープ幅と記し、第1のテープ幅と区別する。なお、第1のテープ幅と第2のテープ幅は、同じであっても異なっていてもよい。また、サンプルデザインに含まれる複数のオブジェクトの各々を、第1のオブジェクトと記し、後述する拡縮後のオブジェクトを、拡縮された第1のオブジェクトと記す。
第2の取得部112は、さらに、複数の第1のオブジェクトの優先順位と、サンプルデザインの目標とする縦横拡縮比を取得する。具体的には、ユーザが入力部103を用いてこれらの情報を入力することで、第1の取得部111は、入力部103から入力された情報を、優先順位と縦横拡縮比として取得してもよい。なお、目標とする縦横拡縮比は、デフォルトで1に設定されていてもよく、その場合は、ユーザによる入力は省略されてもよい。また、優先順位は、第1のオブジェクトを目標とする縦横拡縮比で拡縮する時の優先順位であり、優先順位の高いオブジェクトを低いオブジェクトよりも優先的に目標とする縦横拡縮比で拡縮する。
倍率決定部113は、複数の第1のオブジェクトを拡縮する倍率を決定する。具体的には、倍率決定部113は、以下の手順で各オブジェクトを拡縮する倍率を決定する。
まず、倍率決定部113は、複数の第1のオブジェクトを拡縮する幅方向の倍率を、第1のテープ幅と第2のテープ幅とに基づいて、第1の倍率に決定する。これにより、特定のテープ幅用のサンプルデザインを、印刷装置1に収容されているテープのテープ幅に応じたサイズに変更することが可能となる。
次に、倍率決定部113は、複数の第1のオブジェクトを拡縮する長さ方向の倍率を、第1の倍率と目標とする縦横拡縮比に基づいて、第2の倍率に決定する。これにより、サンプルデザインを印刷装置1に収容されているテープのテープ幅に合わせて拡縮しながら目標とする縦横拡縮比に変更することが可能となる。
最後に、倍率決定部113は、サンプルデザインを、幅方向に第1の倍率で、且つ、長さ方向に第2の倍率で拡縮したデザインが第1のテープ長に収まるか否かを判定し、収まらないときに、優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを拡縮する長さ方向の倍率を、第2の倍率よりも低い第3の倍率に決定する。これにより、目標とする縦横拡縮比を有するデザインが第1のテープ長に収まらない場合に、優先順位の低いオブジェクトの長さ方向の倍率が低く設定されることで、拡縮後のデザインのテープ長が第1のテープ長に収まるように調整される。
印刷データ生成部114は、印刷デザインを形成する印刷データを生成する。印刷デザインは、倍率決定部113が決定した倍率で拡縮された複数の第1のオブジェクトを含んでいる。具体的には、印刷データ生成部114は、複数の第1のオブジェクトの全てを幅方向には第1の倍率で拡縮する。また、印刷データ生成部114は、複数の第1のオブジェクトの各々を長さ方向に第2の倍率又はそれ以下の倍率で拡縮する。
以上のように構成された情報処理装置100は、サンプルデザインをテープ幅に合わせて一律に拡縮した場合にテープ長が長くなりすぎてしまう場合であっても、サンプルデザインに含まれる複数のオブジェクトの優先順位を取得することで、自動的に指定されたテープ長に収まるように拡縮後のデザインを調整することができる。従って、情報処理装置100によれば、テープ長が指定されている場合であっても、テープ幅に応じたサンプルデザインの拡縮を容易に行うことができる。
なお、サンプルデータの入手方法は特定に限定しないが、サンプルデータは、複数のオブジェクトの各々のベクトルデータを含むことが望ましい。具体的には、例えば、オブジェクトがイメージである場合には、サンプルデータは、そのイメージをJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式、PNG(Portable Network Graphics)形式などのビットマップ形式ではなく、SVG(Scalable Vector Graphics)形式で含んでいることが望ましい。また、オブジェクトが文字である場合には、サンプルデータは、その文字をビットマップフォントではなく、アウトラインフォントで含むことが望ましい。これにより、拡縮後のデザインがサンプルデザインに対して劣化してしまうことを防止することができる。
以下、サンプルデータから印刷データを生成する印刷データ生成方法について具体的に説明する。
[第1の実施形態]
図8は、情報処理装置100が行う処理のフローチャートである。図9は、サンプルデザインDSを例示した図である。図10は、サンプルデザインDSが印刷されたテープM1を示した図である。図11は、サンプルデザインDSをテープM2の幅に合わせて拡大した様子を示した図である。図12から図15は、オブジェクトDO1を最優先にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する手順を説明するための図である。以下、図8から図15を参照しながら、サンプルデータからテープ幅に合わせた印刷データを生成する方法について説明する。
情報処理装置100は、ラベル作成アプリケーションを起動して、図8に示す処理を開始すると、まず、作成するラベルのテープ幅とテープ長を取得する(ステップS1)。ここでは、情報処理装置100の利用者が入力部103を用いて入力した情報を、第1の取得部111が、第1のテープ幅と第1のテープ長として取得する。テープ幅については、印刷装置1からテープカートリッジ30に収容されている被印刷媒体Mのテープ幅を取得してもよい。なお、以降では、第1のテープ幅としてWt1(=36mm)が、第1のテープ長としてLt1を取得した場合を例に説明する。
次に、情報処理装置100は、サンプルデータと、優先順位と、縦横拡縮比を取得する(ステップS2)。ここでは、まず、予め用意されている複数のサンプルデータから利用者が選択したサンプルデータを第2の取得部112が取得する。第2の取得部112は、選択したサンプルデータによって形成される図9に示すサンプルデザインDSに含まれる複数のオブジェクト(DO1、DO2、DO3、DO4)の優先順位を利用者の入力に従って取得する。優先順位の設定方法は、特に限定しないが、例えば、サンプルデータを取得した情報処理装置100がディスプレイ101にサンプルデザインDSを表示し、利用者が優先順位の高い順又は低い順にオブジェクトを選択することで、第2の取得部112が各オブジェクトの優先順位を取得してもよい。さらに、第2の取得部112は、利用者が指定した比率を、サンプルデザインDSを拡縮する際の目標とする縦横拡縮比として取得する。なお、以降では、サンプルデザインDSを含むサンプルデータを取得し、優先順位(DO1>DO2>DO3>DO4)を取得し、縦横拡縮比1を取得した場合を例に説明する。
その後、情報処理装置100は、幅方向の倍率と長さ方向の倍率を決定する(ステップS3)。ここでは、倍率決定部113は、第1の取得部111が取得した第1のテープ幅と第2の取得部112が取得したサンプルデータに対応するテープ幅(第2のテープ幅)に基づいて、幅方向の倍率である第1の倍率を決定する。例えば、サンプルデータが図10に示すように、18mmテープ用のデータである場合であれば、倍率決定部113は、第1のテープ幅であるWt1(=36mm)と第2のテープ幅(=18mm)の比を取って、第1の倍率を2倍(=36/18)に決定する。また、倍率決定部113は、決定した第1の倍率と第2の取得部112が取得した縦横拡縮比に基づいて、長さ方向の倍率である第2の倍率を決定する。この例では、縦横拡縮比が1であるので、第2の倍率は第1の倍率と同じく、2倍に決定される。
幅方向と長さ方向の倍率が決定されると、情報処理装置100は、ステップS3で決定した倍率で拡縮したデザインが指定されたテープ長に収まるか否かを判定する(ステップS4)。情報処理装置100は、ステップS3で決定した倍率で拡縮したデザインが指定されたテープ長に収まると判定すると(ステップS4:YES)、ステップS5を省略してステップS6の処理を行う。
一方、情報処理装置100は、ステップS3で決定した倍率で拡縮したデザインが指定されたテープ長に収まらないと判定すると(ステップS4:NO)、ステップS5において、長さ方向の倍率を調整する。例えば、ステップS2で選択したサンプルデータが、図10に示すような、最大印刷幅Wp2が16mmである18mmテープ用のデータであり、サンプルデザインDSを印刷したテープM1の余白を含めたテープ長である第2のテープ長がLt2であるとする。Lp2は第2のテープ長Lt2から余白を除いた印刷領域の長さである。この場合、ステップS4において、倍率決定部113は、第2のテープ長Lt2と第2の倍率(2倍)の積を求めて、ステップS1で取得した第1のテープ長Lt1と比較すると、比較結果は、図11に示すように、“第1のテープ長Lt1<第2のテープ長Lt2×2”となり、サンプルデザインDSを拡縮したデザインD1は、指定された第1のテープ長Lt1のテープM2からはみ出してしまう。このような場合に、デザインD1は第1のテープ長Lt1に収まらないと判定され、情報処理装置100は、ステップS5の処理を行う。
ステップS5では、情報処理装置100は、少なくとも1つのオブジェクトの長さ方向の倍率を再決定する(ステップS5)。具体的には、まず、デザインD1の長さ方向の中間点を基準にして、テープ長さを指定する。つまり、図12に示すように、テープM2の中心をデザインD1の長さ方向の中間点に合わせる。次に、拡縮後の各オブジェクト(DO11、DO21、DO31、DO41)をテープM2内に向けて移動し、可能な限りテープM2内に収める。図13には、各オブジェクトの移動後のデザインD2が示されている。その後、テープM2からはみ出しているオブジェクトの長さ方向の倍率を調整し、全てのオブジェクトがテープM2内に収まるように各オブジェクトの長さを調整する。図14には、テープM2に全てのオブジェクトを収めた後のデザインD3が示されている。この例では、図13に示す2つのオブジェクト(DO21、DO31)がテープM2からはみ出していたため、これらのオブジェクトの長さ方向の倍率が調整されて、図14に示す2つのオブジェクト(DO22、DO32)が生成されている。最後に、優先順位に基づいてオブジェクトが互いに重ならないように長さ方向の倍率を調整する。この例では、サンプルデザインDSに含まれる絵文字(イメージ)のオブジェクトDO1が最優先に設定されているため、図15に示すように、オブジェクトDO1を拡大したオブジェクトDO11と重なっている他のオブジェクト(DO22、DO32、DO41)の長さ方向の倍率を、オブジェクトDO11と重ならない倍率まで小さくする。図15には、オブジェクト(DO11、DO23、DO33、DO43)を含む、オブジェクト間の重なりを解消したデザインD4が示されている。
このように、ステップS5では、サンプルデザインDSに含まれるオブジェクトのうち、優先順位が最も高いオブジェクトDO1の長さ方向の倍率は第2の倍率に維持されるのに対して、他のオブジェクト(DO2~DO4)の長さ方向の倍率は第2の倍率より低い倍率(第3の倍率)に調整される。
最後に、情報処理装置100は、ステップS3で、又は、ステップS3及びステップS5で、決定した倍率で印刷データを生成する(ステップS6)。即ち、印刷データ生成部114は、複数の第1のオブジェクトを幅方向に第1の倍率で拡縮し、且つ、長さ方向に第2の倍率又は第2の倍率よりも小さな第3の倍率で拡縮したデザインの印刷データを生成する。
以上のように、情報処理装置100は、図8に示す処理を行うことで、幅方向については指定したテープ幅に合わせて拡縮しつつ、長さ方向については指定されたテープ長に収まる印刷デザインの印刷データを生成することができる。また、縦横拡縮比が1に設定されていることから、サンプルデザインDSのバランスを可能な限り維持することが可能となり、バランスのよいデザインを維持することができる。
[第2の実施形態]
図16及び図17は、オブジェクトDO1を最も低い優先順位にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する手順を説明するための図である。本実施形態は、第1のオブジェクトに対する優先順位の設定が異なる点を除き、第1の実施形態と同じである。
情報処理装置100は、ラベル作成アプリケーションを起動して、図8に示す処理を開始する。ステップS1からステップS4の処理は、ステップS2において、複数のオブジェクトの優先順位としてDO2>DO3>DO4>DO1を取得する点を除き、第1の実施形態と同じである。つまり、本実施形態では、絵文字(イメージ)のオブジェクトDO1が最も低い優先順位に設定されている。
ステップS5では、図14に示すように、全てのオブジェクトがテープM2内に収まるように各オブジェクトの長さを調整する処理までは、第1の実施形態と同様である。その後、優先順位に基づいてオブジェクトが互いに重ならないように長さ方向の倍率を調整する。
この例では、サンプルデザインDSに含まれる絵文字(イメージ)のオブジェクトDO1が最も低い優先順位に設定されているため、オブジェクトDO1の長さ方向の倍率を調整することを検討する。しかしながら、他のオブジェクト(DO2~DO4)がテープM2の長さ方向のおよそ全長に及んでいるため、重なりを解消するためには、オブジェクトDO1の長さ方向の倍率が限りなく0に近くなってしまう。また、長さ方向についての最小倍率は50%と予め設定されているため、オブジェクトDO1の長さ方向の倍率を調整するだけでは重なりを解消できない。
そこで、オブジェクトDO1を最小倍率で拡縮したときのオブジェクト(DO12)と重ならない倍率まで、他のオブジェクト(DO2、DO3、DO4)の長さ方向の倍率を小さくする。図16には、長さ方向の倍率を調整後のオブジェクト(DO24、DO34、DO44)を含むデザインD5が示されている。図17には、さらに、長さ方向の倍率を最小倍率に調整後のオブジェクトDO12を含む、オブジェクト間の重なりが解消されたデザインD6が示されている。
即ち、本実施形態では、倍率決定部113は、優先順位に基づいて選択した少なくとも1つのオブジェクト(DO1)の長さ方向の倍率を第3の倍率に決定し、さらに、決定した第3の倍率が予め設定された最小倍率であるときに、少なくとも1つの第1のオブジェクト(DO1)と長さ方向に整列している、少なくとも1つの第1のオブジェクト(DO1)よりも優先順位の高い第1のオブジェクト(DO2~DO4)を拡縮する長さ方向の倍率を、第2の倍率よりも低い第4の倍率に決定する。これにより、予め設定された最小倍率の制限内において、オブジェクト間の重なりを解消することが可能となる。
以上のように、情報処理装置100は、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、幅方向については指定したテープ幅に合わせて拡縮しつつ、長さ方向については指定されたテープ長に収まるデザインの印刷データを生成することができる。また、本実施形態では、オブジェクト毎に設定された最小倍率の制限内で上記の効果を得ることができる。従って、優先順位に従って調整を行いつつ、特定のオブジェクトの長さが過度に短くなってしまうことを防止することが可能であり、バランスのよいデザインを維持することが可能となる。
なお、以上では、長さ方向の最小倍率を50%に設定した例を示したが、最小倍率は50%に限らず、任意の値に設定され得る。また、最小倍率は、サンプルデザイン全体に対して設定されてもよく、オブジェクト毎に設定されてもよい。また、オブジェクトの種類毎に設定されてもよい。オブジェクトの種類としては、少なくとも文字とイメージを含むことが望ましい。オブジェクトの種類毎に最小倍率を設定することで、オブジェクト単位で最小倍率を設定する場合に比べて、最小倍率の設定に要する作業負担を軽減しつつ、適切な設定が可能となる。これは、オブジェクトの種類毎に許容できる最小倍率は類似していると考えられるからである。
[第3の実施形態]
図18から図21は、オブジェクトDO1を最優先にして、テープM3の長さに合わせて拡縮する手順を説明するための図である。本実施形態は、指定されたテープ幅がサンプルデザインに対応するテープ幅(第2のテープ幅)と同じであり、指定されたテープ長(第1のテープ長)がサンプルデザインに対応するテープ長の1.5倍であり、目標とする縦横拡縮比が2倍である点を除き、第1の実施形態と同じである。
情報処理装置100は、ラベル作成アプリケーションを起動して、図8に示す処理を開始する。ステップS1からステップS3の処理は、ステップS1で取得する第1のテープ幅及び第1のテープ長が異なる点と、ステップS2で取得する縦横拡縮比が異なる点を除き、第1の実施形態と同じである。なお、優先順位は、第1の実施形態と同様に、オブジェクトDO1が最も高い設定されている。
ステップS4では、情報処理装置100は、ステップS3で決定した第1の倍率と第2の倍率を用いて、サンプルデザインDSを拡縮し、拡縮後のデザインD7が、ステップS1で指定されたテープ長を有するテープM3に収まるか否かを判定する。図18には、デザインD7がテープM3からはみ出している様子が示されている。デザインD7は、それぞれオブジェクトDO1からDO4を拡縮したオブジェクトDO13、DO25、DO35、DO45を含んでいる。
その後、情報処理装置100は、テープ長に収まらないと判定すると(ステップS4:NO)、ステップS5において、長さ方向の倍率を調整する。まず、デザインD7の長さ方向の中間点を基準にして、テープ長さを指定する。つまり、図19に示すように、テープM3の中心をデザインD7の長さ方向の中間点に合わせる。次に、拡縮後の各オブジェクト(DO13、DO25、DO35、DO45)をテープM3内に向けて移動し、可能な限りテープM3内に収める。図20には、各オブジェクトの移動後のデザインD8が示されている。最後に、優先順位に基づいてオブジェクトが互いに重ならないように長さ方向の倍率を調整する。この例では、サンプルデザインDSに含まれる絵文字(イメージ)のオブジェクトDO1が最優先に設定されているため、図21に示すように、オブジェクトDO1を拡大したオブジェクトDO13と重なっている他のオブジェクト(DO35)の長さ方向の倍率を、オブジェクトDO13と重ならない倍率まで小さくする。図21には、オブジェクト間の重なりを解消したデザインD9が示されている。
以上のように、情報処理装置100は、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、幅方向については指定したテープ幅に合わせて拡縮しつつ、長さ方向については指定されたテープ長に収まるデザインの印刷データを生成することができる。また、本実施形態では、縦横拡縮比を1以外に指定することで、サンプルデザインDSとは異なるバランスのデザインD9を容易に生成することができる。
[第4の実施形態]
図22は、オブジェクトDO1を最も低い優先順位にして、テープM3の長さに合わせて拡縮する手順を説明するための図である。本実施形態は、第1のオブジェクトに対する優先順位の設定が異なる点を除き、第3の実施形態と同じである。
情報処理装置100は、ラベル作成アプリケーションを起動して、図8に示す処理を開始する。ステップS1からステップS4の処理は、ステップS2において、図9に示すサンプルデザインDSに含まれる複数のオブジェクトの優先順位としてDO2>DO3>DO4>DO1を取得する点を除き、第3の実施形態と同じである。つまり、本実施形態では、絵文字(イメージ)のオブジェクトDO1が最も低い優先順位に設定されている。
ステップS5では、図20に示すように、全てのオブジェクトがテープM2内に収まるように各オブジェクトの長さを調整する処理までは、第3の実施形態と同様である。その後、優先順位に基づいてオブジェクトが互いに重ならないように長さ方向の倍率を調整する。
この例では、サンプルデザインDSに含まれる絵文字(イメージ)のオブジェクトDO1が最も低い優先順位に設定されているため、オブジェクトDO1の長さ方向の倍率を調整することを検討する。しかしながら、他のオブジェクト(DO35)がテープM2の長さ方向の全長に及んでいるため、重なりを解消するためには、オブジェクトDO1の長さ方向の倍率が限りなく0に近くなってしまう。
そこで、図22に示すように、オブジェクトDO1を最小倍率で拡縮したときのオブジェクト(DO14)と重ならない倍率まで、他のオブジェクト(DO3)の長さ方向の倍率を小さくする。図22には、長さ方向の倍率を調整後のオブジェクト(DO14、DO37)を含む、オブジェクト間の重なりが解消されたデザインD10が示されている。
以上のように、情報処理装置100は、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、幅方向については指定したテープ幅に合わせて拡縮しつつ、長さ方向については指定されたテープ長に収まる印刷デザインの印刷データを生成することができる。また、本実施形態では、オブジェクト毎に設定された最小倍率の制限内で上記の効果を得ることができる。従って、第2の実施形態と同様に、優先順位に従って調整を行いつつ、特定のオブジェクトの長さが過度に短くなってしまうことを防止することが可能であり、バランスのよいデザインを維持することが可能となる。さらに、本実施形態では、第3の実施形態と同様に、縦横拡縮比を1以外に指定することで、サンプルデザインDSとは異なるバランスのデザインD10を容易に生成することができる。
[第5の実施形態]
図23及び図24は、オブジェクトDO1を最優先にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する手順を説明するための図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、第1の実施形態と同様の条件下で第1の実施形態とは異なる手順で印刷データを生成する方法を示している。
情報処理装置100は、ラベル作成アプリケーションを起動して、図8に示す処理を開始する。ステップS1からステップS4の処理は、第1の実施形態と同じである。
ステップS5では、情報処理装置100は、少なくとも1つのオブジェクトの長さ方向の倍率を再決定する(ステップS5)。具体的には、まず、サンプルデザインに含まれる各オブジェクトの中心位置を変えることなく、ステップS3で決定した倍率で拡縮する。図23には、拡縮後のオブジェクト(DO11、DO21、DO31、DO1)を含むデザインD11が示されている。次に、最優先のオブジェクトDO11をテープM2内に移動する。このとき、DO11をテープM2内に移動させても、他のオブジェクトの基準位置(中心位置)を越えて他のオブジェクトと重ならないため、オブジェクトDO11をそのままの大きさで移動する。図24には、オブジェクトDO11を移動後のデザインD12が示されている。最後に、その他のオブジェクトをオブジェクトDO11に重ならないように拡縮してテープM2内に収める。これにより、第1の実施形態と同様に、図15に示すデザインD4が実現される。
以上のように、情報処理装置100は、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、幅方向については指定したテープ幅に合わせて拡縮しつつ、長さ方向については指定されたテープ長に収まるデザインの印刷データを生成することができる。
[第6の実施形態]
図25及び図26は、オブジェクトDO1を最も低い優先順位にして、テープM2の長さに合わせて拡縮する手順を説明するための図である。なお、本実施形態は、第2の実施形態の変形例であり、第2の実施形態と同様の条件下で第2の実施形態とは異なる手順で印刷データを生成する方法を示している。
情報処理装置100は、ラベル作成アプリケーションを起動して、図8に示す処理を開始する。ステップS1からステップS4の処理は、第2の実施形態と同じである。
ステップS5では、情報処理装置100は、少なくとも1つのオブジェクトの長さ方向の倍率を再決定する(ステップS5)。具体的には、まず、サンプルデザインDSに含まれる各オブジェクトの中心位置を変えることなく、ステップS3で決定した倍率で拡縮する。図23には、拡縮後のオブジェクト(DO11、DO21、DO31、DO41)を含むデザインD11が示されている。次に、最も低い優先順位のオブジェクトDO11を除く他のオブジェクト(DO21、DO31、DO41)を、テープM2内に移動する。このとき、DO21、DO31、DO41をテープM2内に移動させると、他のオブジェクトDO11の基準位置(中心位置)を越えてオブジェクトDO11と重なってしまう。このため、オブジェクトDO21、DO31、DO41をオブジェクトDO11の基準位置を越えない大きさのオブジェクトDO26、DO38、DO46に変換して、テープM2内に移動する。図25には、オブジェクトDO26、DO38、DO46を含むデザインD13が示されている。最後に、オブジェクトDO11を基準位置とテープ端部との間に収まるオブジェクトDO15に変換してテープM2内に収める。これにより、図26に示すデザインD14が実現される。
以上のように、情報処理装置100は、本実施形態においても、第2の実施形態と同様に、幅方向については指定したテープ幅に合わせて拡縮しつつ、長さ方向については指定されたテープ長に収まるデザインの印刷データを生成することができる。また、本実施形態では、基準位置を用いて拡縮する倍率を制限することができる。
[第7の実施形態]
図27から図29は、オブジェクトDO1を最優先にして、テープM3の長さに合わせて拡縮する手順を説明するための図である。なお、本実施形態は、第3の実施形態の変形例であり、第3の実施形態と同様の条件下で第3の実施形態とは異なる手順で印刷データを生成する方法を示している。
情報処理装置100は、ラベル作成アプリケーションを起動して、図8に示す処理を開始する。ステップS1からステップS4の処理は、第3の実施形態と同じである。
ステップS5では、情報処理装置100は、少なくとも1つのオブジェクトの長さ方向の倍率を再決定する(ステップS5)。具体的には、まず、サンプルデザインDSをテープ幅及びテープ長に合わせて拡縮する。つまり、幅方向に1倍、長さ方向に1.5倍に拡縮する。図27には、オブジェクトDO1からDO4を拡縮したオブジェクトDO16、DO27、DO39、DO47を含むデザインD15を示している。その後、縦横拡縮比(2倍)を満たすように、各オブジェクトを、中心位置を変えることなく、長さ方向の倍率を変更する。図28には、縦横拡縮比を満たすように拡縮されたオブジェクトDO13、DO25、DO35、DO45を含むデザインD16を示している。最後に、優先順位に基づいてオブジェクトが互いに重ならないように長さ方向の倍率を調整する。この例では、サンプルデザインDSに含まれる絵文字(イメージ)のオブジェクトDO1が最優先に設定されているため、オブジェクトDO13と重なっている他のオブジェクト(DO25、DO35)の長さ方向の倍率を、オブジェクトDO13と重ならない倍率まで小さくする。図29には、オブジェクト(DO13、DO28、DO39a、DO45)を含む、オブジェクト間の重なりを解消したデザインD17が示されている。
以上のように、情報処理装置100は、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、幅方向については指定したテープ幅に合わせて拡縮しつつ、長さ方向については指定されたテープ長に収まるデザインの印刷データを生成することができる。また、本実施形態では、第3の実施形態と同様に、縦横拡縮比を1以外に指定することで、サンプルデザインDSとは異なるバランスのデザインD17を容易に生成することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。プログラム、印刷データ生成装置、及び、印刷データ生成方法は、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
上述した実施形態では、印刷装置の一例としてインクリボンを使用する熱転写方式のサーマルプリンタについて説明したが、印刷方式は特に限定されない。印刷装置は、感熱紙を使用する感熱方式のサーマルプリンタであってもよい。
また、上述した実施形態では、印刷データ生成装置である情報処理装置100は、印刷装置1とは異なる装置である例を示したが、印刷データ生成装置は、印刷装置であってもよい。例えば、図30に示すような、入力部43及び表示部44を備える印刷装置41が印刷データ生成装置として機能しても良い。図2に示す印刷装置41は、装置筐体42の側面に形成された排出口42aから印刷済みの被印刷媒体Mを排出する。一般に、印刷装置41の入力部43及び表示部44は、情報処理装置100のそれらに比べて小さいため、印刷装置41では、デザインの調整などの複雑な作業を行うことが難しい。しかしながら、印刷装置41は、上述した実施形態で示したようにサンプルデザインを容易に印刷デザインに変換することが可能である。
印刷装置41が印刷データ生成装置である場合には、印刷装置41は、図31に示すように、第1の取得部51と、第2の取得部52と、倍率決定部53と、印刷データ生成部54に加えて、検出部55と、印刷部56を備えてもよい。なお、第1の取得部51、第2の取得部52、倍率決定部53、印刷データ生成部54は、図7に示す第1の取得部111、第2の取得部112、倍率決定部113、印刷データ生成部114に相当する。
検出部55は、テープ(被印刷媒体M)を収容するテープカセットの種類を検出する。第1の取得部51は、検出部55で検出したテープカセットの種類に基づいて、第1のテープ幅を取得してもよい。即ち、検出部55は、印刷装置1のテープ幅検出スイッチ24及び制御回路25に相当する。印刷部56は、印刷データ生成部54で生成された印刷データに基づいて印刷デザインをテープに印刷する。印刷部56は、印刷装置1のサーマルヘッド10に相当する。
また、上述した実施形態では、印刷データが生成可能な例を示したが、指定されたテープ長に全てのオブジェクトを含めることができないケースも起こり得る。そのような場合には、情報処理装置100は、ディスプレイ101に警告等を表示して利用者に印刷データが生成できないことを報知してもよい。この際、印刷データの生成を妨げる原因となっているオブジェクトを反転表示してもよい。さらに、利用者によるテープ長や優先順位などの変更を受け付けて、情報処理装置100は、再度、印刷データ生成処理を行ってもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
サンプルデータから印刷データを生成する印刷データ生成装置に、
前記印刷データに基づいて印刷されるテープの第1のテープ幅と第1のテープ長を取得し、
複数の第1のオブジェクトを含むサンプルデザインを形成する第2のテープ幅用の前記サンプルデータと、前記複数の第1のオブジェクトの優先順位と、前記サンプルデザインの縦横拡縮比と、を取得し、
前記第1のテープ幅と前記第2のテープ幅とに基づいて、前記複数の第1のオブジェクトを拡縮する幅方向の倍率を、第1の倍率に決定し、
前記第1の倍率と前記縦横拡縮比に基づいて、前記複数の第1のオブジェクトを拡縮する長さ方向の倍率を、第2の倍率に決定し、
前記サンプルデザインを、前記幅方向に前記第1の倍率で、且つ、前記長さ方向に前記第2の倍率で拡縮したデザインが前記第1のテープ長に収まらないときに、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを拡縮する前記長さ方向の倍率を、前記第2の倍率よりも低い第3の倍率に決定し、
前記決定された倍率で拡縮された複数の第1のオブジェクトを含む印刷デザインを形成する前記印刷データを生成する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
[付記2]
付記1に記載のプログラムにおいて、
前記印刷データ生成装置に、さらに、
前記第3の倍率が予め設定された最小倍率であるときに、前記少なくとも1つの第1のオブジェクトと前記長さ方向に整列している、前記少なくとも1つの第1のオブジェクトよりも優先順位の高い第1のオブジェクトを拡縮する前記長さ方向の倍率を、前記第2の倍率よりも低い第4の倍率に決定する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
[付記3]
付記2に記載のプログラムにおいて、
前記最小倍率は、少なくとも、文字とイメージとを含む、前記第1のオブジェクトの種類毎に異なる
ことを特徴とするプログラム。
[付記4]
付記1乃至付記3のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記サンプルデータは、前記複数の第1のオブジェクトの各々のベクトルデータを含む
ことを特徴とするプログラム。
[付記5]
付記1乃至付記4のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記縦横拡縮比は、1である
ことを特徴とするプログラム。
[付記6]
サンプルデータから印刷データを生成する印刷データ生成装置であって、
前記印刷データに基づいて印刷されるテープの第1のテープ幅と第1のテープ長を取得する第1の取得部と、
複数の第1のオブジェクトを含むサンプルデザインを形成する第2のテープ幅用の前記サンプルデータと、前記複数の第1のオブジェクトの優先順位と、前記サンプルデザインの縦横拡縮比と、を取得する第2の取得部と、
前記複数の第1のオブジェクトを拡縮する倍率を決定する倍率決定部と、
前記倍率決定部が決定した倍率で拡縮された複数の第1のオブジェクトを含む印刷デザインを形成する前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、備え、
前記倍率決定部は、
前記第1のテープ幅と前記第2のテープ幅とに基づいて、前記複数の第1のオブジェクトを拡縮する幅方向の倍率を、第1の倍率に決定し、
前記第1の倍率と前記縦横拡縮比に基づいて、前記複数の第1のオブジェクトを拡縮する長さ方向の倍率を、第2の倍率に決定し、
前記サンプルデザインを、前記幅方向に前記第1の倍率で、且つ、前記長さ方向に前記第2の倍率で拡縮したデザインが前記第1のテープ長に収まらないときに、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを拡縮する前記長さ方向の倍率を、前記第2の倍率よりも低い第3の倍率に決定する
ことを特徴とする印刷データ生成装置。
[付記7]
付記6に記載に印刷データ生成装置において、さらに、
前記印刷データに基づいて前記印刷デザインを前記テープに印刷する印刷部を備える
ことを特徴とする印刷データ生成装置。
[付記8]
付記7に記載に印刷データ生成装置において、さらに、
前記テープを収容するテープカセットの種類を検出する検出部を備え、
前記第1の取得部は、前記検出部で検出した前記テープカセットの種類に基づいて、前記第1のテープ幅を取得する
ことを特徴とする印刷データ生成装置。
[付記9]
サンプルデータから印刷データを生成する印刷データ生成装置が、
前記印刷データに基づいて印刷されるテープの第1のテープ幅と第1のテープ長を取得し、
複数の第1のオブジェクトを含むサンプルデザインを形成する第2のテープ幅用の前記サンプルデータと、前記複数の第1のオブジェクトの優先順位と、前記サンプルデザインの縦横拡縮比と、を取得し、
前記第1のテープ幅と前記第2のテープ幅とに基づいて、前記複数の第1のオブジェクトを拡縮する幅方向の倍率を、第1の倍率に決定し、
前記第1の倍率と前記縦横拡縮比に基づいて、前記複数の第1のオブジェクトを拡縮する長さ方向の倍率を、第2の倍率に決定し、
前記サンプルデザインを、前記幅方向に前記第1の倍率で、且つ、前記長さ方向に前記第2の倍率で拡縮したデザインが前記第1のテープ長に収まらないときに、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを拡縮する前記長さ方向の倍率を、前記第2の倍率よりも低い第3の倍率に決定し、
前記決定された倍率で拡縮された複数の第1のオブジェクトを含む印刷デザインを形成する前記印刷データを生成する
ことを特徴とする印刷データ生成方法。
1、41 印刷装置
2、42 装置筐体
2a、42a 排出口
3 蓋
4~8 ボタン
9 窓
10 サーマルヘッド
10a 発熱素子
11 送用モータ駆動回路
12 搬送用モータ
13 サーミスタ
14 カッターモータ駆動回路
15 カッターモータ
16 ハーフカット機構
17 フルカット機構
18 ヘッド駆動回路
19 カートリッジ収納部
20 カートリッジ受け部
21 プラテンローラ
22 テープコア係合軸
23 インクリボン巻取り駆動軸
24 テープ幅検出スイッチ
25、105 制御回路
26、104 通信IF
27 ROM
28 RAM
30 テープカートリッジ
31 カートリッジケース
32 テープコア
34 インクリボン供給コア
35 インクリボン巻取りコア
36 サーマルヘッド被挿入部
37 係合部
43、103 入力部
44 表示部
51、111 第1の取得部
52、112 第2の取得部
53、113 倍率決定部
54、114 印刷データ生成部
55 検出部
56 印刷部
100 情報処理装置
101 ディスプレイ
102 表示駆動回路
106 メモリ
107 補助記憶装置
108 媒体駆動装置
DS サンプルデザイン
D1~D17 デザイン
DO1~DO47 オブジェクト
M 被印刷媒体
M1~M3 テープ
R インクリボン

Claims (10)

  1. データから印刷データを生成する印刷データ生成装置であって、
    前記印刷データに基づいて印刷されるテープの第1のテープ長を取得する第1の取得部と、
    複数の第1のオブジェクトを含むデザインを形成する前記データと、前記複数の第1のオブジェクトの優先順位と、を取得する第2の取得部と、
    前記複数の第1のオブジェクトを拡大又は縮小する倍率を決定する倍率決定部と、
    前記倍率決定部が決定した倍率で拡大又は縮小された複数の第1のオブジェクトを含む印刷デザインを形成する前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、備え、
    前記デザインを、長さ方向に前記倍率で拡大又は縮小したデザインが前記第1のテープ長に収まらないときに、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを当該オブジェクトの中心位置が他の前記第1のオブジェクトの中心位置を越えない範囲で移動させ、また、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを拡大又は縮小する前記長さ方向の倍率を、前記倍率よりも低い倍率に決定する
    ことを特徴とする印刷データ生成装置。
  2. 請求項1に記載の印刷データ生成装置であって、
    前記第1の取得部は、前記印刷データに基づいて印刷されるテープの第1のテープ幅と第1のテープ長を取得し、
    前記第2の取得部は、複数の第1のオブジェクトを含むデザインを形成する第2のテープ幅のテープ用の前記データと、前記複数の第1のオブジェクトの優先順位と、前記デザインの縦横拡大又は縮小比と、を取得し、
    前記倍率決定部は、
    前記第1のテープ幅と前記第2のテープ幅とに基づいて、前記複数の第1のオブジェクトを拡大又は縮小する幅方向の倍率を、第1の倍率に決定し、
    前記第1の倍率と前記縦横拡大又は縮小比に基づいて、前記複数の第1のオブジェクトを拡大又は縮小する長さ方向の倍率を、第2の倍率に決定し、
    前記デザインを、前記幅方向に前記第1の倍率で、且つ、前記長さ方向に前記第2の倍率で拡大又は縮小したデザインが前記第1のテープ長に収まらないときに、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを拡大又は縮小する前記長さ方向の倍率を、前記第2の倍率よりも低い第3の倍率に決定する
    ことを特徴とする印刷データ生成装置。
  3. 請求項2に記載の印刷データ生成装置であって、
    前記倍率決定部は、
    前記第3の倍率が予め設定された最小倍率であるときに、前記少なくとも1つの第1のオブジェクトと前記長さ方向に整列している、前記少なくとも1つの第1のオブジェクトよりも優先順位の高い第1のオブジェクトを拡大又は縮小する前記長さ方向の倍率を、前記第2の倍率よりも低い第4の倍率に決定する
    ことを特徴とする印刷データ生成装置。
  4. 請求項3に記載の印刷データ生成装置であって、
    前記最小倍率は、少なくとも、文字とイメージとを含む、前記第1のオブジェクトの種類毎に異なる
    ことを特徴とする印刷データ生成装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の印刷データ生成装置であって、
    前記データは、前記複数の第1のオブジェクトの各々のベクトルデータを含む
    ことを特徴とする印刷データ生成装置。
  6. 請求項2乃至4に記載の印刷データ生成装置であって、
    前記縦横拡大又は縮小比は、1である
    ことを特徴とする印刷データ生成装置。
  7. 請求項乃至請求項4のいずれか1項に記載の印刷データ生成装置であって、
    前記印刷データに基づいて前記印刷デザインを前記テープに印刷する印刷部を備える
    ことを特徴とする印刷データ生成装置。
  8. 請求項7に記載の印刷データ生成装置であって、
    前記テープを収容するテープカセットの種類を検出する検出部を備え、
    前記第1の取得部は、前記検出部で検出した前記テープカセットの種類に基づいて、前記第1のテープ幅を取得する
    ことを特徴とする印刷データ生成装置。
  9. データから印刷データを生成する印刷データ生成装置が、
    前記印刷データに基づいて印刷されるテープの第1のテープ長を取得し、
    複数の第1のオブジェクトを含むデザインを形成する前記データと、前記複数の第1のオブジェクトの優先順位と、を取得し、
    前記複数の第1のオブジェクトを拡大又は縮小する倍率を決定し、
    前記デザインを、長さ方向に前記倍率で拡大又は縮小したデザインが前記第1のテープ長に収まらないときに、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを当該オブジェクトの中心位置が他の前記第1のオブジェクトの中心位置を越えない範囲で移動させ、また、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを拡大又は縮小する前記長さ方向の倍率を、前記倍率よりも低い倍率に決定し、
    前記決定された倍率で拡大又は縮小された複数の第1のオブジェクトを含む印刷デザインを形成する前記印刷データを生成する
    ことを特徴とする印刷データ生成方法。
  10. データから印刷データを生成する印刷データ生成装置に、
    前記印刷データに基づいて印刷されるテープの第1のテープ長を取得し、
    複数の第1のオブジェクトを含むデザインを形成する前記データと、前記複数の第1のオブジェクトの優先順位と、を取得し、
    前記複数の第1のオブジェクトを拡大又は縮小する倍率を決定し、
    前記デザインを、長さ方向に前記倍率で拡大又は縮小したデザインが前記第1のテープ長に収まらないときに、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを当該オブジェクトの中心位置が他の前記第1のオブジェクトの中心位置を越えない範囲で移動させ、また、前記優先順位に基づいて選択した少なくとも1つの第1のオブジェクトを拡大又は縮小する前記長さ方向の倍率を、前記倍率よりも低い倍率に決定し、
    前記決定された倍率で拡大又は縮小された複数の第1のオブジェクトを含む印刷デザインを形成する前記印刷データを生成する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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