JP7302265B2 - 積層コイル部品 - Google Patents

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Description

本発明は、積層コイル部品に関する。
従来の積層コイル部品として、たとえば、特許文献1に記載されているものが知られている。特許文献1に記載の積層コイル部品は、素体と、素体内に配置されているコイルと、素体の凹部に埋設されていると共に素体の端面及び実装面にわたって配置されている一対の端子電極と、を備えている。
特開2017-73536号公報
従来の積層コイル部品のように、素体の凹部に端子電極が埋設されている構成では、凹部の側面と端子電極との接着触部分が剥離の起点となり易い。そのため、従来の積層コイル部品では、凹部の側面と端子電極との接着部分において剥離が発生すると、その他の接触部分において連鎖的に剥離が発生し得る。その結果、従来の積層コイル部品では、素体から端子電極が剥離するおそれがある。
本発明の一側面は、端子電極の剥離を抑制できる積層コイル部品を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電子部品は、積層された複数の絶縁体層を有していると共に、凹部が設けられた外表面を有している素体と、素体内に配置されているコイルと、コイルに接続されていると共に、凹部に配置されている端子電極と、を備え、凹部は、底面と、外表面と底面とにわたって当該凹部の深さ方向に延在している側面と、によって画成されており、端子電極は、底面に対向している第一面と、側面に対向している第二面と、を有しており、第二面には、素体を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している接続領域が露出している。
本発明の一側面に係る積層コイル部品では、端子電極の第二面において、素体を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している接続領域が露出している。このように、積層コイル部品では、端子電極において素体の凹部の側面と接触する面に、素体を構成する元素の化合物を含んでいるため、接続領域と素体との接着強度が向上する。そのため、積層コイル部品では、素体の凹部と端子電極の第二面との接着強度が向上する。したがって、積層コイル部品では、素体の凹部の側面と端子電極との接着部分に剥離が生じることを抑制できる。その結果、積層コイル部品では、端子電極の剥離を抑制できる。
一実施形態においては、接続領域は、複数の絶縁体層の積層方向における端子電極の両端部に位置している第二面に露出していてもよい。この構成では、端子電極の両端部に位置している第二面と素体との接着強度が向上する。したがって、積層コイル部品では、端子電極の剥離をより一層抑制できる。
一実施形態においては、接続領域は、第一面に露出していてもよい。この構成では、素体と第二面との接着に加えて、素体と端子電極の第一面との接着強度も向上する。そのため、積層コイル部品では、端子電極の剥離をより一層抑制できる。
本発明の一側面によれば、端子電極の剥離を抑制できる。
図1は、第一実施形態に係る積層コイル部品の斜視図である。 図2は、図1の積層コイル部品の素体の分解斜視図である。 図3は、素体の斜視図である。 図4は、積層コイル部品の構成を示す断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、端子電極の斜視図である。 図6は、第二実施形態に係る積層コイル部品の構成を示す断面図である。 図7(a)及び図7(b)は、端子電極の斜視図である。 図8は、図6の積層コイル部品の素体の分解斜視図である。 図9は、第三実施形態に係る積層コイル部品の構成を示す断面図である。 図10(a)及び図10(b)は、端子電極の斜視図である。 図11は、図7の積層コイル部品の分解斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[第一実施形態]
図1に示されるように、積層コイル部品1は、直方体形状を呈している素体2と、一対の端子電極4,5と、を備えている。一対の端子電極4,5は、素体2の両端部にそれぞれ配置されている。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。
素体2は、互いに対向している一対の端面2a,2bと、互いに対向している一対の主面2c,2dと、互いに対向している一対の側面2e,2fと、を有している。一対の主面2c,2dが対向している方向、すなわち、端面2a,2bに平行な方向が、第一方向D1である。一対の端面2a,2bが対向している方向、すなわち、主面2c,2dに平行な方向が、第二方向D2である。一対の側面2e,2fが対向している方向が、第三方向D3である。本実施形態では、第一方向D1は、素体2の高さ方向である。第二方向D2は、素体2の長手方向であり、第一方向D1と直交している。第三方向D3は、素体2の幅方向であり、第一方向D1と第二方向D2とに直交している。
一対の端面2a,2bは、一対の主面2c,2dの間を連結するように第一方向D1に延在している。一対の端面2a,2bは、第三方向D3、すなわち、一対の主面2c,2dの短辺方向にも延在している。一対の側面2e,2fは、一対の主面2c,2dの間を連結するように第一方向D1に延在している。一対の側面2e,2fは、第二方向D2、すなわち、一対の端面2a,2bの長辺方向にも延在している。積層コイル部品1は、電子機器(たとえば、回路基板又は電子部品)に、たとえば、はんだ実装される。積層コイル部品1では、主面2cが、電子機器に対向する実装面を構成する。
図2に示されるように、素体2は、第三方向D3に複数の絶縁体層6が積層されて構成されている。素体2は、積層されている複数の絶縁体層6を有している。素体2では、複数の絶縁体層6が積層されている方向が、第三方向D3と一致する。実際の素体2では、各絶縁体層6は、各絶縁体層6の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
各絶縁体層6は、ガラス成分を含む誘電体材料で形成されている。すなわち、素体2は、素体2を構成する元素の化合物として、ガラス成分を含む誘電体材料を含んでいる。ガラス成分は、たとえば、ホウケイ酸ガラスなどである。誘電体材料としては、たとえばBaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、又は(Ba,Ca)TiO系などの誘電体セラミックである。各絶縁体層6は、ガラスセラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成されている。
図3に示されるように、素体2は、凹部7,8を有している。凹部7は、素体2の端面2a側に設けられている。凹部7は、素体2の外表面から内側に窪んだ空間である。凹部7は、端子電極4の形状に対応した形状を呈している。本実施形態では、凹部7は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。凹部7は、底面7a,7bと、側面7c,7d,7e,7f,7g,7hと、によって画成されている。底面7aは、第一方向D1及び第三方向D3に沿って延在している。底面7aは、端面2a,2bと平行を成している。底面7bは、第二方向D2及び第三方向D3に沿って延在している。底面7bは、主面2c,2dと平行を成している。
側面7cと側面7eとは、第三方向D3において対向して配置されている。側面7c及び側面7eは、素体2の端面2aと底面7aとにわたって、凹部7の深さ方向に延在している。側面7c及び側面7eは、第一方向D1に沿って延在している。側面7c及び側面7eは、第二方向D2(深さ方向)にも延在している。側面7c及び側面7eは、側面2e,2fと平行を成している。側面7dと側面7fとは、第三方向D3において対向して配置されている。側面7d及び側面7fは、素体2の主面2cと底面7bにわたって延在している。側面7d及び側面7fは、第二方向D2に沿って延在している。側面7d及び側面7fは、第一方向D1(深さ方向)にも延在している。側面7d及び側面7fは、側面2e,2fと平行を成している。側面7gは、湾曲面である。側面7gは、素体2の端面2aと底面7aとにわたって延在している。側面7hは、湾曲面である。側面7hは、素体2の主面2cと底面7bとにわたって延在している。
凹部8は、素体2の端面2b側に設けられている。凹部8は、素体2の外表面から内側に窪んだ空間である。凹部8は、端子電極5の形状に対応した形状を呈している。本実施形態では、凹部8は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。凹部8は、底面8a,8bと、側面8c,8d,8e,8f,8g,8hと、によって画成されている。底面8aは、第一方向D1及び第三方向D3に沿って延在している。底面8aは、端面2a,2bと平行を成している。底面8bは、第二方向D2及び第三方向D3に沿って延在している。底面8bは、主面2c,2dと平行を成している。
側面8cと側面8eとは、第三方向D3において対向して配置されている。側面8c及び側面8eは、素体2の端面2bと底面8aとにわたって延在している(凹部8の深さ方向に沿って延在している)。側面8c及び側面8eは、第一方向D1に沿って延在している。側面8c及び側面8eは、第二方向D2にも延在している。側面8c及び側面8eは、側面2e,2fと平行を成している。側面8dと側面8fとは、第三方向D3において対向して配置されている。側面8d及び側面8fは、素体2の主面2cと底面8bにわたって延在している。側面8d及び側面8fは、第二方向D2に沿って延在している。側面8d及び側面8fは、第一方向D1にも延在している。側面8d及び側面8fは、側面2e,2fと平行を成している。側面8gは、湾曲面である。側面8gは、素体2の端面2bと底面8aとにわたって延在している。側面8hは、湾曲面である。側面8hは、素体2の主面2cと底面8bとにわたって延在している。
図4に示されるように、各端子電極4,5は、素体2に埋設されている。端子電極4は、素体2の端面2a側に配置されている。端子電極4は、素体2の凹部7に配置されている。端子電極4は、凹部7の底面7a,7b及び側面7c,7d,7e,7f,7g,7hに接触している。端子電極5は、素体2の端面2b側に配置されている。端子電極5は、素体2の凹部8に配置されている。端子電極5は、底面8a,8b及び側面8c,8d,8e,8f,8g,8hに接触している。一対の端子電極4,5は、第二方向D2で互いに離間している。
端子電極4は、端面2a及び主面2dにわたって配置されている。端子電極5は、端面2b及び主面2dにわたって配置されている。本実施形態では、端子電極4の表面は、端面2a及び主面2dのそれぞれと略面一である。端子電極5の表面は、端面2b及び主面2dのそれぞれと略面一である。
端子電極4は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。端子電極4は、複数の電極部分4a,4bを有している。本実施形態では、端子電極4は、一対の電極部分4a,4bを有している。電極部分4aと電極部分4bとは、素体2の稜線部において接続されており、互いに電気的に接続されている。本実施形態では、電極部分4aと電極部分4bとは、一体的に形成されている。電極部分4aは、第一方向D1に沿って延在している。電極部分4aは、第二方向D2から見て、長方形状を呈している。電極部分4bは、第二方向D2に沿って延在している。電極部分4bは、第一方向D1から見て、長方形状を呈している。各電極部分4a,4bは、第三方向D3に沿って延在している。
図5(a)及び図5(b)に示されるように、端子電極4は、第一面4c,4dと、第二面4e,4f,4g,4h,4i,4jと、を有している。第一面4cは、素体2の凹部7の底面7aと対向(接触)する面である。第一面4dは、素体2の凹部7の底面7bと対向する面である。第二面4eは、素体2の凹部7の側面7cと対向する面である。第二面4fは、素体2の凹部7の側面7dと対向する面である。第二面4gは、素体2の凹部7の側面7eと対向する面である。第二面4hは、素体2の凹部7の側面7fと対向する面である。第二面4iは、素体2の凹部7の側面7gと対向する面である。第二面4jは、素体2の凹部7の側面7hと対向する面である。
図2に示されるように、端子電極4は、複数の電極層10及び複数の電極層11が積層されて構成されている。本実施形態では、電極層10の数は、「2」であり、電極層11の数は、「4」である。電極層10は、電極層11を第三方向D3において挟む位置に配置されている。
各電極層10は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。欠損部は、凹部7を構成する。電極層10は、導電性ペーストが焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、金属成分及びガラス成分を含んでいる。金属成分は、導電性材料に含まれており、たとえば、Ag又はPdである。ガラス成分は、素体2を構成する元素の化合物であり、素体2に含まれるガラス成分と同じ成分である。ガラス成分の含有量は、適宜設定されればよい。各電極層10は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。電極層10は、層部分10a,10bを有している。層部分10aは、第一方向D1に沿って延在している。層部分10bは、第二方向D2に沿って延在している。
各電極層11は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。欠損部は、凹部7を構成する。電極層11は、導電性ペーストが焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、導電性材料を含んでいる。導電性材料は、たとえば、Ag又はPdである。各電極層11は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。電極層11は、層部分11a,11bを有している。層部分11aは、第一方向D1に沿って延在している。層部分11bは、第二方向D2に沿って延在している。
電極部分4aは、各電極層10,11の層部分10a,11aが積層されることにより構成されている。電極部分4aでは、層部分10a,11aは、層部分10a,11aの間の境界が視認できない程度に一体化されている。電極部分4bは、各電極層10,11の層部分10b,11bが積層されることにより構成されている。電極部分4bでは、層部分10b,11bは、層部分10b,11bの間の境界が視認できない程度に一体化されている。
図5(a)及び図5(b)に示されるように、端子電極4は、接続領域Aを有している。接続領域Aは、端子電極4において、素体2の凹部7と対向(接触)する面に露出している領域である。接続領域Aは、端子電極4において、少なくとも側面7c,7d,7e,7f,7g,7hに対向する第二面4e,4f,4g,4h,4i,4jに設けられている。本実施形態では、接続領域Aは、凹部7の底面7a,7bに対向する第一面4c,4d及び側面7c,7d,7e,7f,7g,7hに対向する第二面4e,4f,4g,4h,4i,4jに設けられている。接続領域Aは、素体2を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している領域である。すなわち、接続領域Aは、ガラス成分を含んでいる。本実施形態では、接続領域Aは、電極層10によって構成されている。接続領域Aは、端子電極4において、第三方向D3の両端部に位置する第二面4e,4f,4g,4h,4i,4jに設けられている。
図4に示されるように、端子電極5は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。端子電極5は、複数の電極部分5a,5bを有している。本実施形態では、端子電極5は、一対の電極部分5a,5bを有している。電極部分5aと電極部分5bとは、素体2の稜線部において接続されており、互いに電気的に接続されている。本実施形態では、電極部分5aと電極部分5bとは、一体的に形成されている。電極部分5aは、第一方向D1に沿って延在している。電極部分5aは、第二方向D2から見て、長方形状を呈している。電極部分5bは、第二方向D2に沿って延在している。電極部分5bは、第一方向D1から見て、長方形状を呈している。各電極部分5a,5bは、第三方向D3に沿って延在している。
図5(a)及び図5(b)に示されるように、端子電極5は、第一面5c,5dと、第二面5e,5f,5g,5h,5i,5jと、を有している。第一面5cは、素体2の凹部8の底面8aと対向(接触)する面である。第一面5dは、素体2の凹部8の底面8bと対向する面である。第二面5eは、素体2の凹部8の側面8cと対向する面である。第二面5fは、素体2の凹部8の側面8dと対向する面である。第二面5gは、素体2の凹部8の側面8eと対向する面である。第二面5hは、素体2の凹部8の側面8fと対向する面である。第二面5iは、素体2の凹部8の側面8gと対向する面である。第二面5jは、素体2の凹部8の側面8hと対向する面である。
図2に示されるように、端子電極5は、複数の電極層12及び複数の電極層13が積層されて構成されている。本実施形態では、電極層12の数は、「2」であり、電極層13の数は、「4」である。電極層12は、電極層13を第三方向D3において挟む位置に配置されている。
各電極層12は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。欠損部は、凹部8を構成する。電極層12は、導電性ペーストが焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、金属成分及びガラス成分を含んでいる。金属成分は、導電性材料に含まれており、たとえば、Ag又はPdである。ガラス成分は、素体2を構成する元素の化合物であり、素体2に含まれるガラス成分と同じ成分である。各電極層12は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。電極層12は、層部分12a,12bを有している。層部分12aは、第一方向D1に沿って延在している。層部分12bは、第二方向D2に沿って延在している。
各電極層13は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。欠損部は、凹部8を構成する。電極層13は、導電性ペーストが焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、導電性材料を含んでいる。導電性材料は、たとえば、Ag又はPdである。各電極層13は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。電極層13は、層部分13a,13bを有している。層部分13aは、第一方向D1に沿って延在している。層部分13bは、第二方向D2に沿って延在している。
電極部分5aは、各電極層12,13の層部分12a,13aが積層されることにより構成されている。電極部分5aでは、層部分12a,13aは、層部分12a,13aの間の境界が視認できない程度に一体化されている。電極部分5bは、各電極層12,13の層部分12b,13bが積層されることにより構成されている。電極部分5bでは、層部分12b,13bは、層部分12b,13bの間の境界が視認できない程度に一体化されている。
図5(a)及び図5(b)に示されるように、端子電極5は、接続領域Aを有している。接続領域Aは、端子電極5において、素体2の凹部8と対向(接触)する面に露出している領域である。接続領域Aは、端子電極5において、少なくとも側面8c,8d,8e,8f,8g,8hに対向する第二面5e,5f,5g,5h,5i,5jに設けられている。本実施形態では、接続領域Aは、凹部8の底面8a,8bに対向する第一面5c,5d及び側面8c,8d,8e,8f,8g,8hに対向する第二面5e,5f,5g,5h,5i,5jに設けられている。本実施形態では、接続領域Aは、電極層12によって構成されている。接続領域Aは、端子電極5において、第三方向D3の両端部に位置する第二面5e,5f,5g,5h,5i,5jに設けられている。
積層コイル部品1は、図4に示されるように、素体2内に配置されているコイル9を備えている。コイル9のコイル軸AXは、第三方向D3に沿って延在している。
図3に示されるように、コイル9は、第一コイル導体22と、第二コイル導体23と、第三コイル導体24と、第四コイル導体25と、を有している。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25は、第三方向D3に沿って、第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25の順に配置されている。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25は、ループの一部が途切れた形状を略呈しており、一端と他端とを有している。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25は、所定の幅で形成されている。
第一コイル導体22は、一つの電極層12と一つの電極層13と同じ層に位置している。第一コイル導体22は、連結導体26を介して、電極層13に連結されている。連結導体26は、第一コイル導体22と同じ層に位置している。第一コイル導体22の一端が、連結導体26と接続されている。連結導体26は、層部分13aと接続されている。連結導体26は、第一コイル導体22と電極層13とを連結している。連結導体26は、層部分13bと接続されていてもよい。第一コイル導体22は、同じ層に位置している電極層11から離間している。本実施形態では、第一コイル導体22、連結導体26、及び電極層13は、一体に形成されている。
第二コイル導体23は、一つの電極層11と一つの電極層13と同じ層に位置している。第二コイル導体23は、同じ層に位置している電極層11,13から離間している。第一コイル導体22と第二コイル導体23とは、第一コイル導体22と第二コイル導体23との間に絶縁体層6が介在している状態で、第三方向D3で互いに隣り合っている。第三方向D3から見て、第一コイル導体22の他端と、第二コイル導体23の一端とが、互いに重なっている。
第三コイル導体24は、一つの電極層11と一つの電極層13と同じ層に位置している。第三コイル導体24は、同じ層に位置している電極層11,13から離間している。第二コイル導体23と第三コイル導体24とは、第二コイル導体23と第三コイル導体24との間に絶縁体層6が介在している状態で、第三方向D3で互いに隣り合っている。第三方向D3から見て、第二コイル導体23の他端と、第三コイル導体24の一端とが、互いに重なっている。
第四コイル導体25は、一つの電極層12と一つの電極層13と同じ層に位置している。第四コイル導体25は、連結導体27を介して、電極層11に連結されている。連結導体27は、第四コイル導体25と同じ層に位置している。第四コイル導体25の他端が、連結導体27と接続されている。連結導体27は、層部分11aと接続されている。連結導体27は、第四コイル導体25と電極層11とを連結している。連結導体27は、層部分11bと接続されていてもよい。第四コイル導体25は、同じ層に位置している電極層13から離間している。本実施形態では、第四コイル導体25、連結導体27、及び電極層11は、一体に形成されている。
第三コイル導体24と第四コイル導体25とは、第三コイル導体24と第四コイル導体25との間に絶縁体層6が介在している状態で、第三方向D3で互いに隣り合っている。第三方向D3から見て、第三コイル導体24の他端と、第四コイル導体25の一端とが、互いに重なっている。
第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25は、電気的に接続されている。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25は、コイル9を構成している。コイル9は、連結導体26を通して、端子電極5と電気的に接続されている。コイル9は、連結導体27を通して、端子電極4と電気的に接続されている。
第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25、及び、連結導体27,27は、導電性材料を含んでいる。導電性材料は、Ag又はPdを含んでいる。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25、及び、連結導体27,27は、導電性材料粉末を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。導電性材料粉末は、たとえば、Ag粉末又はPd粉末を含んでいる。
本実施形態では、第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25、及び、連結導体26,27は、各端子電極4,5と同じ導電性材料を含んでいる。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25、及び、連結導体26,27は、各端子電極4,5と異なる導電性材料を含んでいてもよい。
第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25、及び、連結導体27,27は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25、及び、連結導体27,27は、グリーンシートに形成された欠損部内に位置している導電性ペーストが焼成されることによって、形成される。
グリーンシートに形成される欠損部は、たとえば、以下の過程によって形成される。まず、絶縁体層6の構成材料及び感光性材料を含む素体ペーストを基材上に付与することにより、グリーンシートを形成する。基材は、たとえば、PETフィルムである。素体ペーストに含まれる感光性材料は、ネガ型及びポジ型のどちらであってもよく、公知のものを用いることができる。次に、欠損部に対応するマスクを用い、フォトリソグラフィ法によりグリーンシートを露光及び現像し、基材上のグリーンシートに欠損部を形成する。欠損部が形成されたグリーンシートは、素体パターンである。
電極層10,11,12,13、第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25、及び、連結導体26,27は、たとえば、以下の過程によって形成される。
まず、感光性材料を含む導電性ペーストを基材上に付与することにより、導体材料層を形成する。導電性ペーストに含まれる感光性材料は、ネガ型及びポジ型のどちらであってもよく、公知のものを用いることができる。次に、欠損部に対応するマスクを用い、フォトリソグラフィ法により導体材料層を露光及び現像し、欠損部の形状に対応する導体パターンを基材上に形成する。
積層コイル部品1は、たとえば、上述した過程に続く以下の過程によって得られる。導体パターンが、素体パターンの欠損部に組み合わされることにより、素体パターンと導体パターンとが同一層とされたシートが用意される。用意した所定枚数のシートを積層して得られた積層体を熱処理した後に、積層体から、複数のグリーンチップを得る。本過程では、たとえば、切断機で、グリーン積層体をチップ状に切断する。これにより、所定の大きさを有する複数のグリーンチップが得られる。次に、グリーンチップを焼成する。この焼成により、積層コイル部品1が得られる。各端子電極4,5の表面には、めっき層が形成されていてもよい。めっき層は、たとえば、電気めっき又は無電解めっきにより形成される。めっき層は、たとえば、Ni、Sn、又はAuを含んでいる。
以上説明したように、本実施形態に係る積層コイル部品1は、端子電極4の第二面4e,4f,4g,4h,4i,4jにおいて、素体2を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している接続領域Aが露出している。また、端子電極5の第二面5e,5f,5g,5h,5i,5jにおいて、素体2を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している接続領域Aが露出している。このように、積層コイル部品1では、端子電極4において素体2の凹部7の側面7c,7d,7e,7f,7g,7hと接触する面、及び、端子電極5において素体2の凹部8の側面8c,8d,8e,8f,8g,8hと接触する面に、素体2を構成する元素の化合物を含んでいるため、接続領域Aと素体2との接着強度が向上する。そのため、積層コイル部品1では、素体2と端子電極4の第二面4e,4f,4g,4h,4i,4j、及び、端子電極5の第二面5e,5f,5g,5h,5i,5jとの接着強度が向上する。したがって、積層コイル部品1では、素体2の凹部7の側面7c,7d,7e,7f,7g,7hと端子電極4との接着部分、及び、凹部8の側面8c,8d,8e,8f,8g,8hと端子電極5との接着部分に剥離が生じることを抑制できる。その結果、積層コイル部品1では、端子電極4,5の剥離を抑制できる。
本実施形態に係る積層コイル部品1では、接続領域Aは、複数の絶縁体層6の積層方向における端子電極4の両端部に位置している第二面4e,4f,4g,4hに露出している。この構成では、端子電極4の両端部に位置している第二面4e,4f,4g,4hと素体2との接着強度が向上する。また、接続領域Aは、複数の絶縁体層6の積層方向における端子電極5の両端部に位置している第二面5e,5f,5g,5hに露出している。この構成では、端子電極5の両端部に位置している第二面5e,5f,5g,5hと素体2との接着強度が向上する。したがって、積層コイル部品1では、端子電極4,5の剥離をより一層抑制できる。
本実施形態に係る積層コイル部品1では、接続領域Aは、端子電極4の第一面4c,4dに露出している。この構成では、素体2と第二面4e,4f,4g,4hとの接着に加えて、素体2と端子電極4の第一面4c,4dとの接着強度も向上する。また、接続領域Aは、端子電極5の第一面5c,5dに露出している。この構成では、素体2と第二面5e,5f,5g,5hとの接着に加えて、素体2と端子電極5の第一面5c,5dとの接着強度も向上する。そのため、積層コイル部品1では、端子電極4,5の剥離をより一層抑制できる。
[第二実施形態]
続いて、第二実施形態について説明する。図6に示されるように、積層コイル部品1Aは、直方体形状を呈している素体2と、一対の端子電極4A,5Aと、を備えている。
端子電極4Aは、第三方向D3から見て、L字状を呈している。端子電極4Aは、複数の電極部分4Aa,4Abを有している。本実施形態では、端子電極4Aは、一対の電極部分4Aa,4Abを有している。電極部分4Aaと電極部分4Abとは、素体2の稜線部において接続されており、互いに電気的に接続されている。本実施形態では、電極部分4Aaと電極部分4Abとは、一体的に形成されている。電極部分4Aaは、第一方向D1に沿って延在している。電極部分4Aaは、第二方向D2から見て、長方形状を呈している。電極部分4Abは、第二方向D2に沿って延在している。電極部分4Abは、第一方向D1から見て、長方形状を呈している。各電極部分4Aa,4Abは、第三方向D3に沿って延在している。
図7(a)及び図7(b)に示されるように、端子電極4Aは、第一面4Ac,4Adと、第二面4Ae,4Af,4Ag,4Ah,4Ai,4Ajと、を有している。第一面4Acは、素体2の凹部7の底面7aと対向(接触)する面である。第一面4Adは、素体2の凹部7の底面7bと対向する面である。第二面4Aeは、素体2の凹部7の側面7cと対向する面である。第二面4Afは、素体2の凹部7の側面7dと対向する面である。第二面4Agは、素体2の凹部7の側面7eと対向する面である。第二面4Ahは、素体2の凹部7の側面7fと対向する面である。第二面4Aiは、素体2の凹部7の側面7gと対向する面である。第二面4Ajは、素体2の凹部7の側面7hと対向する面である。
図8に示されるように、端子電極4Aは、複数の電極層14及び複数の電極層15が積層されて構成されている。本実施形態では、電極層14の数は、「6」であり、電極層15の数は、「6」である。
各電極層14は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。欠損部は、凹部7を構成する。電極層15は、導電性ペーストが焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、金属成分及びガラス成分を含んでいる。金属成分は、導電性材料に含まれており、たとえば、Ag又はPdである。ガラス成分は、素体2を構成する元素の化合物であり、素体2に含まれるガラス成分と同じ成分である。各電極層14は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。電極層14は、層部分14a,14bを有している。層部分14aは、第一方向D1に沿って延在している。層部分14bは、第二方向D2に沿って延在している。
各電極層15は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。各電極層15は、各電極層14と同じ絶縁体層6に位置している。電極層15は、絶縁体層6の欠損部において、電極層14の外側の領域に設けられている。電極層15は、導電性ペーストが焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、導電性材料を含んでいる。導電性材料は、たとえば、Ag又はPdである。各電極層15は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。電極層15は、層部分15a,15bを有している。層部分15aは、第一方向D1に沿って延在している。層部分15bは、第二方向D2に沿って延在している。
電極部分4Aaは、各電極層14,15の層部分14a,15aが積層されることにより構成されている。電極部分4Aaでは、層部分14a,15aは、層部分14a,15aの間の境界が視認できない程度に一体化されている。電極部分4Abは、各電極層14,15の層部分14b,15bが積層されることにより構成されている。電極部分4Abでは、層部分14b,15bは、層部分14b,15bの間の境界が視認できない程度に一体化されている。
図7(a)及び図7(b)に示されるように、端子電極4Aは、接続領域Aを有している。接続領域Aは、端子電極4Aにおいて、素体2の凹部7と対向(接触)する面に露出している領域である。接続領域Aは、端子電極4Aにおいて、少なくとも側面7c,7d,7e,7f,7g,7hに対向する第二面4Ae,4Af,4Ag,4Ah,4Ai,4Ajに設けられている。本実施形態では、接続領域Aは、凹部7の底面7a,7bに対向する第一面4Ac,4Ad及び側面7c,7d,7e,7f,7g,7hに対向する第二面4Ae,4Af,4Ag,4Ah,4Ai,4Ajに設けられている。接続領域Aは、素体2を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している領域である。すなわち、接続領域Aは、ガラス成分を含んでいる。本実施形態では、接続領域Aは、電極層14によって構成されている。
図6に示されるように、端子電極5Aは、第三方向D3から見て、L字状を呈している。端子電極5Aは、複数の電極部分5Aa,5Abを有している。本実施形態では、端子電極5Aは、一対の電極部分5Aa,5Abを有している。電極部分5Aaと電極部分5Abとは、素体2の稜線部において接続されており、互いに電気的に接続されている。本実施形態では、電極部分5Aaと電極部分5Abとは、一体的に形成されている。電極部分5Aaは、第一方向D1に沿って延在している。電極部分5Aaは、第二方向D2から見て、長方形状を呈している。電極部分5Abは、第二方向D2に沿って延在している。電極部分5Abは、第一方向D1から見て、長方形状を呈している。各電極部分5Aa,5Abは、第三方向D3に沿って延在している。
図7(a)及び図7(b)に示されるように、端子電極5Aは、第一面5Ac,5Adと、第二面5Ae,5Af,5Ag,5Ah,5Ai,5Ajと、を有している。第一面5Acは、素体2の凹部8の底面8aと対向(接触)する面である。第一面5Adは、素体2の凹部8の底面8bと対向する面である。第二面5Aeは、素体2の凹部8の側面8cと対向する面である。第二面5Afは、素体2の凹部8の側面8dと対向する面である。第二面5Agは、素体2の凹部8の側面8eと対向する面である。第二面5Ahは、素体2の凹部8の側面8fと対向する面である。第二面5Aiは、素体2の凹部8の側面8gと対向する面である。第二面5Ajは、素体2の凹部8の側面8hと対向する面である。
図8に示されるように、端子電極5Aは、複数の電極層16及び複数の電極層17が積層されて構成されている。本実施形態では、電極層16の数は、「6」であり、電極層17の数は、「6」である。
各電極層16は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。欠損部は、凹部7を構成する。電極層16は、導電性ペーストが焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、金属成分及びガラス成分を含んでいる。金属成分は、導電性材料に含まれており、たとえば、Ag又はPdである。ガラス成分は、素体2を構成する元素の化合物であり、素体2に含まれるガラス成分と同じ成分である。各電極層16は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。電極層16は、層部分16a,16bを有している。層部分16aは、第一方向D1に沿って延在している。層部分16bは、第二方向D2に沿って延在している。
各電極層17は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。各電極層17は、各電極層16と同じ絶縁体層6に位置している。電極層17は、絶縁体層6の欠損部において、電極層16の外側の領域に設けられている。電極層17は、導電性ペーストが焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、導電性材料を含んでいる。導電性材料は、たとえば、Ag又はPdである。各電極層17は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。電極層17は、層部分17a,17bを有している。層部分17aは、第一方向D1に沿って延在している。層部分17bは、第二方向D2に沿って延在している。
電極部分5Aaは、各電極層16,17の層部分16a,17aが積層されることにより構成されている。電極部分5Aaでは、層部分16a,17aは、層部分16a,17aの間の境界が視認できない程度に一体化されている。電極部分5Abは、各電極層16,17の層部分16b,17bが積層されることにより構成されている。電極部分5Abでは、層部分16b,17bは、層部分16b,17bの間の境界が視認できない程度に一体化されている。
図7(a)及び図7(b)に示されるように、端子電極5Aは、接続領域Aを有している。接続領域Aは、端子電極5Aにおいて、素体2の凹部8と対向(接触)する面に露出している領域である。接続領域Aは、端子電極5Aにおいて、少なくとも側面8c,8d,8e,8f,8g,8hに対向する第二面5Ae,5Af,5Ag,5Ah,5Ai,5Ajに設けられている。本実施形態では、接続領域Aは、凹部8の底面8a,8bに対向する第一面5Ac,5Ad及び側面8c,8d,8e,8f,8g,8hに対向する第二面5Ae,5Af,5Ag,5Ah,5Ai,5Ajに設けられている。接続領域Aは、素体2を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している領域である。すなわち、接続領域Aは、ガラス成分を含んでいる。本実施形態では、接続領域Aは、電極層16によって構成されている。
以上説明したように、本実施形態に係る積層コイル部品1Aは、端子電極4Aの第二面4Ae,4Af,4Ag,4Ah,4Ai,4Ajにおいて、素体2を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している接続領域Aが露出している。また、端子電極5Aの第二面5Ae,5Af,5Ag,5Ah,5Ai,5Ajにおいて、素体2を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している接続領域Aが露出している。このように、積層コイル部品1Aでは、端子電極4Aにおいて素体2の凹部7の側面7c,7d,7e,7f,7g,7hと接触する面、及び、端子電極5Aにおいて素体2の凹部8の側面8c,8d,8e,8f,8g,8hと接触する面に、素体2を構成する元素の化合物を含んでいるため、接続領域Aと素体2との接着強度が向上する。そのため、積層コイル部品1では、素体2と端子電極4Aの第二面4Ae,4Af,4Ag,4Ah,4Ai,4Aj、及び、端子電極5の第二面5Ae,5Af,5Ag,5Ah,5Ai,5Ajとの接着強度が向上する。したがって、積層コイル部品1Aでは、素体2の凹部7の側面7c,7d,7e,7f,7g,7hと端子電極4Aとの接着部分、及び、凹部8の側面8c,8d,8e,8f,8g,8hと端子電極5Aとの接着部分に剥離が生じることを抑制できる。その結果、積層コイル部品1Aでは、端子電極4A,5Aの剥離を抑制できる。
[第三実施形態]
続いて、第二実施形態について説明する。図9に示されるように、積層コイル部品1Bは、直方体形状を呈している素体2と、一対の端子電極4B,5Bと、を備えている。
端子電極4Bは、第三方向D3から見て、L字状を呈している。端子電極4Bは、複数の電極部分4Ba,4Bbを有している。本実施形態では、端子電極4Bは、一対の電極部分4Ba,4Bbを有している。電極部分4Baと電極部分4Bbとは、素体2の稜線部において接続されており、互いに電気的に接続されている。本実施形態では、電極部分4Baと電極部分4Bbとは、一体的に形成されている。電極部分4Baは、第一方向D1に沿って延在している。電極部分4Baは、第二方向D2から見て、長方形状を呈している。電極部分4Bbは、第二方向D2に沿って延在している。電極部分4Bbは、第一方向D1から見て、長方形状を呈している。各電極部分4Ba,4Bbは、第三方向D3に沿って延在している。
図10(a)及び図10(b)に示されるように、端子電極4Bは、第一面4Bc,4Bdと、第二面4Be,4Bf,4Bg,4Bh,4Bi,4Bjと、を有している。第一面4Bcは、素体2の凹部7の底面7aと対向(接触)する面である。第一面4Bdは、素体2の凹部7の底面7bと対向する面である。第二面4Beは、素体2の凹部7の側面7cと対向する面である。第二面4Bfは、素体2の凹部7の側面7dと対向する面である。第二面4Bgは、素体2の凹部7の側面7eと対向する面である。第二面4Bhは、素体2の凹部7の側面7fと対向する面である。第二面4Biは、素体2の凹部7の側面7gと対向する面である。第二面4Bjは、素体2の凹部7の側面7hと対向する面である。
図11に示されるように、端子電極4Bは、複数の電極層18及び複数の電極層19が積層されて構成されている。本実施形態では、電極層18の数は、「6」であり、電極層19の数は、「6」である。
各電極層18は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。欠損部は、凹部7を構成する。電極層18は、導電性ペーストが焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、金属成分及びガラス成分を含んでいる。金属成分は、導電性材料に含まれており、たとえば、Ag又はPdである。ガラス成分は、素体2を構成する元素の化合物であり、素体2に含まれるガラス成分と同じ成分である。電極層18は、層部分18a,18bを有している。層部分18aと層部分18bとは、離間している。
各電極層19は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。各電極層19は、各電極層18と同じ絶縁体層6に位置している。電極層19は、絶縁体層6の欠損部において、電極層18の外側の領域に設けられている。電極層19は、導電性ペーストが焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、導電性材料を含んでいる。導電性材料は、たとえば、Ag又はPdである。各電極層19は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。電極層19は、層部分19a,19bを有している。層部分19aは、第一方向D1に沿って延在している。層部分19bは、第二方向D2に沿って延在している。
電極部分4Baは、各電極層18,19の層部分18a,19aが積層されることにより構成されている。電極部分4Baでは、層部分18a,19aは、層部分18a,19aの間の境界が視認できない程度に一体化されている。電極部分4Bbは、各電極層18,19の層部分18b,19bが積層されることにより構成されている。電極部分4Bbでは、層部分18b,19bは、層部分18b,19bの間の境界が視認できない程度に一体化されている。
図10(a)及び図10(b)に示されるように、端子電極4Bは、接続領域Aを有している。接続領域Aは、端子電極4Bにおいて、素体2の凹部7と対向(接触)する面に露出している領域である。接続領域Aは、端子電極4Bにおいて、少なくとも側面7c,7d,7e,7f,7g,7hに対向する第二面4Be,4Bf,4Bg,4Bh,4Bi,4Bjに設けられている。本実施形態では、接続領域Aは、凹部7の底面7a,7bに対向する第一面4Bc,4Bd及び側面7c,7d,7e,7f,7g,7hに対向する第二面4Be,4Bf,4Bg,4Bh,4Bi,4Bjに設けられている。接続領域Aは、素体2を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している領域である。すなわち、接続領域Aは、ガラス成分を含んでいる。本実施形態では、接続領域Aは、電極層118によって構成されている。
図9に示されるように、端子電極5Bは、第三方向D3から見て、L字状を呈している。端子電極5Bは、複数の電極部分5Ba,5Bbを有している。本実施形態では、端子電極5Bは、一対の電極部分5Ba,5Bbを有している。電極部分5Baと電極部分5Bbとは、素体2の稜線部において接続されており、互いに電気的に接続されている。本実施形態では、電極部分5Baと電極部分5Bbとは、一体的に形成されている。電極部分5Baは、第一方向D1に沿って延在している。電極部分5Baは、第二方向D2から見て、長方形状を呈している。電極部分5Bbは、第二方向D2に沿って延在している。電極部分5Bbは、第一方向D1から見て、長方形状を呈している。各電極部分5Ba,5Bbは、第三方向D3に沿って延在している。
図10(a)及び図10(b)に示されるように、端子電極5Bは、第一面5Bc,5Bdと、第二面5Be,5Bf,5Bg,5Bh,5Bi,5Bjと、を有している。第一面5Bcは、素体2の凹部8の底面8aと対向(接触)する面である。第一面5Bdは、素体2の凹部8の底面8bと対向する面である。第二面5Beは、素体2の凹部8の側面8cと対向する面である。第二面5Bfは、素体2の凹部8の側面8dと対向する面である。第二面5Bgは、素体2の凹部8の側面8eと対向する面である。第二面5Bhは、素体2の凹部8の側面8fと対向する面である。第二面5Biは、素体2の凹部8の側面8gと対向する面である。第二面5Bjは、素体2の凹部8の側面8hと対向する面である。
図11に示されるように、端子電極5Bは、複数の電極層20及び複数の電極層21が積層されて構成されている。本実施形態では、電極層20の数は、「6」であり、電極層21の数は、「6」である。
各電極層20は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。欠損部は、凹部7を構成する。電極層20は、導電性ペーストが焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、金属成分及びガラス成分を含んでいる。金属成分は、導電性材料に含まれており、たとえば、Ag又はPdである。ガラス成分は、素体2を構成する元素の化合物であり、素体2に含まれるガラス成分と同じ成分である。電極層20は、層部分20a,20bを有している。層部分20aと層部分20bとは、離間している。
各電極層21は、対応する絶縁体層6に形成されている欠損部に設けられている。各電極層21は、各電極層20と同じ絶縁体層6に位置している。電極層21は、絶縁体層6の欠損部において、電極層20の外側の領域に設けられている。電極層21は、導電性ペーストが焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、導電性材料を含んでいる。導電性材料は、たとえば、Ag又はPdである。各電極層21は、第三方向D3から見て、L字状を呈している。電極層21は、層部分21a,21bを有している。層部分21aは、第一方向D1に沿って延在している。層部分21bは、第二方向D2に沿って延在している。
電極部分5Baは、各電極層20,21の層部分20a,21aが積層されることにより構成されている。電極部分5Baでは、層部分20a,21aは、層部分20a,21aの間の境界が視認できない程度に一体化されている。電極部分5Bbは、各電極層20,21の層部分20b,21bが積層されることにより構成されている。電極部分5Bbでは、層部分20b,21bは、層部分20b,21bの間の境界が視認できない程度に一体化されている。
図10(a)及び図10(b)に示されるように、端子電極5Bは、接続領域Aを有している。接続領域Aは、端子電極5Bにおいて、素体2の凹部8と対向(接触)する面に露出している領域である。接続領域Aは、端子電極5Bにおいて、少なくとも側面8c,8d,8e,8f,8g,8hに対向する第二面5Be,5Bf,5Bg,5Bh,5Bi,5Bjに設けられている。本実施形態では、接続領域Aは、凹部8の底面8a,8bに対向する第一面5Bc,5Bd及び側面8c,8d,8e,8f,8g,8hに対向する第二面5Be,5Bf,5Bg,5Bh,5Bi,5Bjに設けられている。接続領域Aは、素体2を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している領域である。すなわち、接続領域Aは、ガラス成分を含んでいる。本実施形態では、接続領域Aは、電極層20によって構成されている。
以上説明したように、本実施形態に係る積層コイル部品1Bは、端子電極4Bの第二面4Be,4Bf,4Bg,4Bh,4Bi,4Bjにおいて、素体2を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している接続領域Aが露出している。また、端子電極5Bの第二面5Be,5Bf,5Bg,5Bh,5Bi,5Bjにおいて、素体2を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している接続領域Aが露出している。このように、積層コイル部品1Bでは、端子電極4Bにおいて素体2の凹部7の側面7c,7d,7e,7f,7g,7hと接触する面、及び、端子電極5Bにおいて素体2の凹部8の側面8c,8d,8e,8f,8g,8hと接触する面に、素体2を構成する元素の化合物を含んでいるため、接続領域Aと素体2との接着強度が向上する。そのため、積層コイル部品1Bでは、素体2と端子電極4Bの第二面4Be,4Bf,4Bg,4Bh,4Bi,4Bj、及び、端子電極5Bの第二面5Be,5Bf,5Bg,5Bh,5Bi,5Bjとの接着強度が向上する。したがって、積層コイル部品1Bでは、素体2の凹部7の側面7c,7d,7e,7f,7g,7hと端子電極4Bとの接着部分、及び、凹部8の側面8c,8d,8e,8f,8g,8hと端子電極5Bとの接着部分に剥離が生じることを抑制できる。その結果、積層コイル部品1Bでは、端子電極4B,5Bの剥離を抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上記実施形態では、接続領域Aが、素体2を構成する元素の化合物であるガラス成分と金属成分とが混在している領域である形態を一例に説明した。しかし、素体2を構成する元素の化合物は、ガラス成分に限定されない。当該化合物は、素体2を構成する元素であればよい。
上記実施形態では、積層コイル部品1において、接続領域Aが、端子電極4の第一面4c,4d及び第二面4e,4f,4g,4h,4i,4jの一部に露出している形態を一例に説明した。しかし、接続領域Aは、端子電極4の第一面4c,4d及び第二面4e,4f,4g,4h,4i,4jの全面に露出していてもよい。端子電極5についても同様である。また、積層コイル部品1A,1Bについても同様である。
上記実施形態では、コイル9が、第一コイル導体22、第二コイル導体23、第三コイル導体24及び第四コイル導体25を有している形態を一例に説明した。しかし、コイル9を構成するコイル導体の数は上述した値に限られない。
上記実施形態では、コイル9のコイル軸AXが、第三方向D3に沿って延在している形態を一例に説明した。しかし、コイル9のコイル軸AXは、第一方向D1に沿って延在していてもよい。この場合、複数の絶縁体層6が積層されている方向が、第一方向D1と一致する。
上記実施形態では、端子電極4が電極部分4a及び電極部分4bを有している形態を一例に説明した。しかし、端子電極4は、電極部分4aのみを有していてもよく、電極部分4bのみを有していてもよい。端子電極5も、電極部分5aのみを有していてもよく、電極部分5bのみを有していてもよい。端子電極4A,4B,5A,5Bについても同様である。
1,1A,1B…積層コイル部品、2…素体、2a,2b…端面(外表面)、2c,2d…主面(外表面)、4,4A,4B,5,5A,5B…端子電極、4c,4d,4Ac,4Ad,4Bc,4Bd,5c,5d,5Ac,5Ad…第一面、4e,4f,4g,4h,4i,4j,4Ae,4Af,4Ag,4Ah,4Ai,4Aj,4Be,4Bf,4Bg,4Bh,4Bi,4Bj,5e,5f,5g,5h,5i,5j,5Ae,5Af,5Ag,5Ah,5Ai,5Aj,5Be,5Bf,5Bg,5Bh,5Bi,5Bj…第二面、7,8…凹部、7a,7b,8a,8b…底面、7c,7d,7e,7f,7g,7h,8c,8d,8e,8f,8g,8h…側面、9…コイル、A…接続領域。

Claims (3)

  1. 積層された複数の絶縁体層を有していると共に、凹部が設けられた外表面を有している素体と、
    前記素体内に配置されているコイルと、
    前記コイルに接続されていると共に、前記凹部に配置されている端子電極と、を備え、
    前記凹部は、底面と、前記外表面と前記底面とにわたって当該凹部の深さ方向に延在している側面と、によって画成されており、
    前記端子電極は、前記底面に対向している第一面と、前記側面に対向している第二面と、を有しており、
    前記端子電極は、前記凹部内に全体が収容されており、
    前記第二面には、前記素体を構成する元素の化合物及び金属成分が混在している接続領域が露出している、積層コイル部品。
  2. 前記接続領域は、複数の前記絶縁体層の積層方向における前記端子電極の両端部に位置している前記第二面に露出している、請求項1に記載の積層コイル部品。
  3. 前記接続領域は、前記第一面に露出している、請求項1又は2に記載の積層コイル部品。
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