JP7282552B2 - 風味油脂組成物の製造方法 - Google Patents
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Description
一方、特許文献3には、ネギの成分と共にベンズアルデハイド、胡椒、カルダモン、ジンジャー、酢酸からなる群から選ばれた1以上と、ベースとなる油脂とを加えると、ネギの香気を強化できることが記載されている。
また、特許文献3にはタマネギ油やニンニク油を使用することについては開示も示唆もない。
前記ネギ油が
(a-1)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合して、ネギ混合油脂を得る工程、
(b-1)前記ネギ混合油脂を0℃以上60℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-1)保持した前記ネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記タマネギ油が
(a-2)食用油脂100質量部に対し、タマネギを10質量部以上200質量部以下混合して、タマネギ混合油脂を得る工程、
(b-2)前記タマネギ混合油脂を0℃以上80℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-2)保持した前記タマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギ油100質量部に対して、前記タマネギ油を20質量部以上300質量部以下配合する工程を含む、前記製造方法である。
前記ニンニク油が、
(a-3)食用油脂100質量部に対し、ニンニクを10質量部以上200質量部以下混合して、ニンニク混合油脂を得る工程、
(b-3)前記ニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-3)保持した前記ニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギ油100質量部に対して、前記ニンニク油を0.008質量部以上5質量部以下配合する工程を含むことが好ましい。
前記ネギタマネギ油が
(a-4)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合し、タマネギを前記ネギ100質量部に対して20質量部以上300質量部以下混合して、ネギタマネギ混合油脂を得る工程、
(b-4)前記ネギタマネギ混合油脂を0℃以上60℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-4)保持した前記ネギタマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む、前記製造方法である。
前記ニンニク油が
(a-3)食用油脂100質量部に対し、ニンニクを10質量部以上200質量部以下混合して、ニンニク混合油脂を得る工程、
(b-3)前記ニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-3)保持した前記ニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギタマネギ油100質量部に対して、ニンニク油を0.008質量部以上5質量部以下配合する工程を含むことが好ましい。
前記ネギニンニク油が
(a-5)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合し、ニンニクを前記ネギ100質量部に対して0.008質量部以上5質量部以下混合して、ネギニンニク混合油脂を得る工程、
(b-5)前記ネギニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-5)保持した前記ネギニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記タマネギ油が
(a-2)食用油脂100質量部に対し、タマネギを10質量部以上200質量部以下混合して、タマネギ混合油脂を得る工程、
(b-2)前記タマネギ混合油脂を0℃以上80℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-2)保持した前記タマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程を含む工程で得られ、
前記ネギニンニク油100質量部に対して、前記タマネギ油を20質量部以上300質量部以下配合する工程を含む、前記製造方法である。
前記ネギ油が
(a-1)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合して、ネギ混合油脂を得る工程、
(b-1)前記ネギ混合油脂を0℃以上60℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-1)保持した前記ネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記タマネギ油が
(a-2)食用油脂100質量部に対し、タマネギを10質量部以上200質量部以下混合して、タマネギ混合油脂を得る工程、
(b-2)前記タマネギ混合油脂を0℃以上80℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-2)保持した前記タマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギ油100質量部に対して、前記タマネギ油を20質量部以上300質量部以下配合する工程を含む、前記増強方法である。
前記ニンニク油が
(a-3)食用油脂100質量部に対し、ニンニクを10質量部以上200質量部以下混合して、ニンニク混合油脂を得る工程、
(b-3)前記ニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-3)保持した前記ニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギ油100質量部に対して、前記ニンニク油を0.008質量部以上5質量部以下配合する工程を含むことが好ましい。
前記ネギタマネギ油が
(a-4)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合し、タマネギを前記ネギ100質量部に対して20質量部以上300質量部以下混合して、ネギタマネギ混合油脂を得る工程、
(b-4)前記ネギタマネギ混合油脂を0℃以上60℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-4)保持した前記ネギタマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む、前記増強方法である。
前記ニンニク油が
(a-3)食用油脂100質量部に対し、ニンニクを10質量部以上200質量部以下混合して、ニンニク混合油脂を得る工程、
(b-3)前記ニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-3)保持した前記ニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギタマネギ油100質量部に対して、前記ニンニク油を0.008質量部以上5質量部以下配合する工程を含むことが好ましい。
前記ネギニンニク油が
(a-5)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合し、ニンニクを前記ネギ100質量部に対して0.008質量部以上5質量部以下混合して、ネギニンニク混合油脂を得る工程、
(b-5)前記ネギニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-5)保持した前記ネギニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記タマネギ油が
(a-2)食用油脂100質量部に対し、タマネギを10質量部以上200質量部以下混合して、タマネギ混合油脂を得る工程、
(b-2)前記タマネギ混合油脂を0℃以上80℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-2)保持した前記タマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギニンニク油100質量部に対して、前記タマネギ油を20質量部以上300質量部以下配合する工程を含む、前記増強方法である。
また、ネギは0.25cm角以上2cm角以下に細断し、用いることが好ましい。
また、タマネギは0.25cm角以上2cm角以下に細断し、用いることが好ましい。
また、ニンニクは0.25角cm以上2cm角以下に細断し、用いることが好ましい。
(a-1)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合して、ネギ混合油脂を得る工程、
(b-1)前記ネギ混合油脂を0℃以上60℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-1)保持した前記ネギ混合油脂から、固形分を除去する工程。
(a-2)食用油脂100質量部に対し、タマネギを10質量部以上200質量部以下混合して、タマネギ混合油脂を得る工程、
(b-2)前記タマネギ混合油脂を0℃以上80℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-2)保持した前記タマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程。
(a-3)食用油脂100質量部に対し、ニンニクを10質量部以上200質量部以下混合して、ニンニク混合油脂を得る工程、
(b-3)前記ニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-3)保持した前記ニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程。
(a-4)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下、タマネギを前記ネギ100質量部に対して20質量部以上300質量部以下混合して、ネギタマネギ混合油脂を得る工程、
(b-4)前記ネギタマネギ混合油脂を0℃以上60℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-4)保持した前記ネギタマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程。
(a-5)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合し、ニンニクを前記ネギ100質量部に対して0.008質量部以上5質量部以下混合して、ネギニンニク混合油脂を得る工程、
(b-5)前記ネギニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-5)保持した前記ネギニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程。
タマネギ油の配合量とネギのフレッシュ感の強さとの関係を検討した。
(A-1)ネギ油1の調製
(原料)
ネギ:市販の長ネギの葉鞘部
精製菜種油:さらさらキャノーラ油、株式会社J-オイルミルズ製(ヨウ素価112、上昇融点0℃未満)
(調製方法)
直径15cm、高さ8cmのステンレス製片手鍋に精製菜種油300gと、みじん切り(1cm程度)にしたネギを100g入れ、25℃で2時間撹拌した後、1時間静置した。その後、ろ紙でろ別してネギ油1を得た。
(原料)
タマネギ:市販の黄タマネギ
(調製方法)
直径15cm、高さ8cmのステンレス製片手鍋に精製菜種油300gと、みじん切り(1cm程度)にしたタマネギを100g入れ、25℃で2時間撹拌した後、1時間静置した。その後、ろ紙でろ別してタマネギ油1を得た。
香りは、調製した各風味油脂組成物の香りを嗅ぎ、風味は各風味油脂組成物を口に含み、香りと風味の点で、ネギのフレッシュ感の評価を行った。点数は、精製菜種油のネギのフレッシュ感を、0点(ネギのフレッシュ感なし)とし、切りたての長ネギの葉鞘部のネギの香りを嗅いだ時の香りと口に含んだ時のネギのフレッシュ感を、10点とした。評価は、専門パネラー3名の合議の上で決定した。ネギのフレッシュ感は4点以上を合格とした。
ニンニク油の配合量とネギのフレッシュ感の強さとの関係を検討した。
(C-1)ニンニク油1の調製
(原料)
ニンニク:市販のニンニク
(調製方法)
直径15cm、高さ8cmのステンレス製片手鍋に精製菜種油300gと、みじん切り(1cm程度)にしたニンニクを100g入れ、25℃で2時間撹拌した後、1時間静置した。その後、ろ紙でろ別してニンニク油1を得た。
保持温度(抽出温度)とネギのフレッシュ感の強さとの関係を検討した。
(A-2)ネギ油2の調製
(調製方法)
500mL容のガラスビーカーに、精製菜種油150gと、みじん切り(1cm程度)にしたネギを150g入れ、4℃の冷蔵庫の中で24時間静置した。その後、ろ紙でろ別してネギ油2を得た。
(調製方法)
直径15cm、高さ8cmのステンレス製片手鍋に精製菜種油300gと、みじん切り(1cm程度)にしたネギを60g入れ、70℃に達するまで加熱した。70℃に達したら撹拌しながら30分間その状態を保持した。保持後、油温が60℃以下になるまで静置した。その後、ろ紙でろ別してネギ油3を得た。
前記ネギ油3の調製温度を120℃にした以外は、前記ネギ油3と同じ調製方法で、ネギ油4を得た。
(調製方法)
500mL容のガラスビーカーに、精製菜種油150gと、みじん切り(1cm程度)にしたタマネギを150g入れ、4℃の冷蔵庫の中で48時間静置した。その後、ろ紙でろ別してタマネギ油2を得た。
(調製方法)
直径15cm、高さ8cmのステンレス製片手鍋に精製菜種油300gと、みじん切り(1cm程度)にしたタマネギを100g入れ、50℃に達するまで加熱した。50℃に達したら撹拌しながら30分間その状態を保持した。保持後、25℃の環境下で1時間静置した。その後、ろ紙でろ別してタマネギ油3を得た。
前記タマネギ油3のタマネギを60gにした以外は、前記タマネギ油3と同じ調製方法で、タマネギ油4を得た。
(調製方法)
直径15cm、高さ8cmのステンレス製片手鍋に精製菜種油300gと、みじん切り(1cm程度)にしたタマネギを60g入れ、70℃に達するまで加熱した。70℃に達したら撹拌しながら30分間その状態を保持した。保持後、油温が60℃以下になるまで静置した。その後、ろ紙でろ別してタマネギ油5を得た。
(調製方法)
500mL容のガラスビーカーに、精製菜種油100gと、みじん切り(1cm程度)にしたニンニクを100g入れ、4℃の冷蔵庫の中で48時間静置した。その後、ろ紙でろ別してニンニク油2を得た。
製造方法とネギのフレッシュ感の強さとの関係を検討した。
(1)ネギタマネギ油の調製
実施例3-1の原料比率に相当するネギ、タマネギを用いて、ネギタマネギ油を調製した。具体的には直径15cm、高さ8cmのステンレス製片手鍋に精製菜種油300gと、みじん切り(1cm程度)にしたネギを60.6gとタマネギを39.4gとした以外は前記ネギ油1の調製と同じ条件にて調製し、実施例4-1の風味油脂組成物を調製した。また、このネギタマネギ油を99gとニンニク油1を1g混合し、実施例3-1の原料比率に相当する、実施例4-2の風味油脂組成物を調製した。
実施例3-1の原料比率に相当するネギ、ニンニクを用いて、ネギニンニク油を調製した。具体的には直径15cm、高さ8cmのステンレス製片手鍋に精製菜種油300gと、みじん切り(1cm程度)にしたネギを98.4gとニンニクを1.6gとした以外は前記ネギ油1の調製と同じ条件にて調製した。このネギニンニク油を61gとタマネギ油1を39g混合し、実施例3-1の原料比率に相当する、実施例4-3の風味油脂組成物を調製した。
実施例3-1の原料比率に相当するタマネギ、ニンニクを用いて、タマネギニンニク油を調製した。具体的には直径15cm、高さ8cmのステンレス製片手鍋に精製菜種油300gと、みじん切り(1cm程度)にしたタマネギを97.5gとニンニクを2.5gとした以外は前記ネギ油1の調製と同じ条件にて調製した。このタマネギニンニク油を40gとネギ油1を60g混合し、実施例3-1の原料比率に相当する、比較例4-1の風味油脂組成物を調製した。
実施例3-1の原料比率に相当するネギ、タマネギ、ニンニクを用いて、ネギタマネギニンニク油を調製した。具体的には直径15cm、高さ8cmのステンレス製片手鍋に精製菜種油300gと、みじん切り(1cm程度)にしたネギを60g、タマネギを39g及びニンニクを1gとした以外は前記ネギ油1の調製と同じ条件にて調製し、比較例4-2の風味油脂組成物を調製した。
(A-5)ネギ油5の調製
前記ネギ油1のネギを50gにした以外は、前記ネギ油1と同じ調製方法でネギ油5を得た。
前記タマネギ油1のタマネギを50gにした以外は、前記タマネギ油1と同じ調製方法でタマネギ油6を得た。
さらに、ネギ油とタマネギ油の配合から算出したネギに対するタマネギの質量比は、0.33以上1.3以下で効果が確認でき、好ましくは0.33以上0.65以下であることがわかった。
冷凍炒飯(商品名:本格炒め炒飯、ニチレイフーズ社製)225gを電子レンジにて600Wで3分50秒あたため、得られた炒飯25gに対し、比較例1-2又は実施例2-4の風味油脂組成物を0.5g添加し、よく混合した。専門パネラー1名が炒飯を食し、ネギのフレッシュな風味について評価した。
実施例2-4の風味油脂組成物を添加した炒飯は、ネギのフレッシュ感に非常に優れた炒飯であった。一方、比較例1-2を添加した炒飯は、ネギのフレッシュ感が弱い炒飯であった。
Claims (11)
- ネギ油及びタマネギ油を含む風味油脂組成物の製造方法であって、
前記ネギ油が
(a-1)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合して、ネギ混合油脂を得る工程、
(b-1)前記ネギ混合油脂を0℃以上60℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-1)保持した前記ネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記タマネギ油が
(a-2)食用油脂100質量部に対し、タマネギを10質量部以上200質量部以下混合して、タマネギ混合油脂を得る工程、
(b-2)前記タマネギ混合油脂を0℃以上80℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-2)保持した前記タマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギ油100質量部に対して、前記タマネギ油を20質量部以上300質量部以下配合する工程を含む、前記製造方法。 - 前記風味油脂組成物が、さらにニンニク油を含み、
前記ニンニク油が
(a-3)食用油脂100質量部に対し、ニンニクを10質量部以上200質量部以下混合して、ニンニク混合油脂を得る工程、
(b-3)前記ニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-3)保持した前記ニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギ油100質量部に対して、前記ニンニク油を0.008質量部以上5質量部以下配合する工程を含む、請求項1に記載の製造方法。 - ネギタマネギ油を含む風味油脂組成物の製造方法であって、
前記ネギタマネギ油が
(a-4)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合し、タマネギを前記ネギ100質量部に対して20質量部以上300質量部以下混合して、ネギタマネギ混合油脂を得る工程、
(b-4)前記ネギタマネギ混合油脂を0℃以上60℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-4)保持した前記ネギタマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む、前記製造方法。 - 前記風味油脂組成物が、さらにニンニク油を含み、
前記ニンニク油が
(a-3)食用油脂100質量部に対し、ニンニクを10質量部以上200質量部以下混合して、ニンニク混合油脂を得る工程、
(b-3)前記ニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-3)保持した前記ニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギタマネギ油100質量部に対して、ニンニク油を0.008質量部以上5質量部以下配合する工程を含む、請求項3に記載の製造方法。 - ネギニンニク油及びタマネギ油を含む風味油脂組成物の製造方法であって、
前記ネギニンニク油が
(a-5)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合し、ニンニクを前記ネギ100質量部に対して0.008質量部以上5質量部以下混合して、ネギニンニク混合油脂を得る工程、
(b-5)前記ネギニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-5)保持した前記ネギニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記タマネギ油が
(a-2)食用油脂100質量部に対し、タマネギを10質量部以上200質量部以下混合して、タマネギ混合油脂を得る工程、
(b-2)前記タマネギ混合油脂を0℃以上80℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-2)保持した前記タマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギニンニク油100質量部に対して、前記タマネギ油を20質量部以上300質量部以下配合する工程を含む、前記製造方法。 - ネギ油及びタマネギ油を含む風味油脂組成物の風味の増強方法であって、
前記ネギ油が
(a-1)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合して、ネギ混合油脂を得る工程、
(b-1)前記ネギ混合油脂を0℃以上60℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-1)保持した前記ネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記タマネギ油が
(a-2)食用油脂100質量部に対し、タマネギを10質量部以上200質量部以下混合して、タマネギ混合油脂を得る工程、
(b-2)前記タマネギ混合油脂を0℃以上80℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-2)保持した前記タマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギ油100質量部に対して、前記タマネギ油を20質量部以上300質量部以下配合する工程を含む、前記増強方法。 - 前記風味油脂組成物が、さらにニンニク油を含み、
前記ニンニク油が
(a-3)食用油脂100質量部に対し、ニンニクを10質量部以上200質量部以下混合して、ニンニク混合油脂を得る工程、
(b-3)前記ニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-3)保持した前記ニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギ油100質量部に対して、前記ニンニク油を0.008質量部以上5質量部以下配合する工程を含む、請求項6に記載の増強方法。 - ネギタマネギ油を含む風味油脂組成物の風味の増強方法であって、
前記ネギタマネギ油が
(a-4)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合し、タマネギを前記ネギ100質量部に対して20質量部以上300質量部以下混合して、ネギタマネギ混合油脂を得る工程、
(b-4)前記ネギタマネギ混合油脂を0℃以上60℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-4)保持した前記ネギタマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む、前記増強方法。 - 前記風味油脂組成物が、さらにニンニク油を含み、
前記ニンニク油が
(a-3)食用油脂100質量部に対し、ニンニクを10質量部以上200質量部以下混合して、ニンニク混合油脂を得る工程、
(b-3)前記ニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-3)保持した前記ニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギタマネギ油100質量部に対して、前記ニンニク油を0.008質量部以上5質量部以下配合する工程を含む、請求項8に記載の増強方法。 - ネギニンニク油及びタマネギ油を含む風味油脂組成物の風味の増強方法であって、
前記ネギニンニク油が
(a-5)食用油脂100質量部に対し、ネギを10質量部以上200質量部以下混合し、ニンニクを前記ネギ100質量部に対して0.008質量部以上5質量部以下混合して、ネギニンニク混合油脂を得る工程、
(b-5)前記ネギニンニク混合油脂を0℃以上40℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-5)保持した前記ネギニンニク混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記タマネギ油が
(a-2)食用油脂100質量部に対し、タマネギを10質量部以上200質量部以下混合して、タマネギ混合油脂を得る工程、
(b-2)前記タマネギ混合油脂を0℃以上80℃以下の温度で保持する工程、及び
(c-2)保持した前記タマネギ混合油脂から、固形分を除去する工程
を含む工程で得られ、
前記ネギニンニク油100質量部に対して、前記タマネギ油を20質量部以上300質量部以下配合する工程を含む、前記増強方法。 - 前記風味が、ネギのフレッシュ感である、請求項6乃至10のいずれか一項に記載の増強方法。
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