JP7264046B2 - 遺伝子検査方法及び遺伝子検査キット - Google Patents
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Description
[項1] 被検出対象を含む試料をろ過フィルターによってろ過した後に、前記試料中の被検出対象の存在を検出又は定量することを特徴とする遺伝子検査方法。
[項2] ろ過フィルターが焼結フィルターである項1に記載の遺伝子検査方法。
[項3] 焼結フィルターの素材がポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン及びポリメチルメタクリレートからなる群から選択される項2に記載の遺伝子検査方法。
[項4] 焼結フィルターの孔径が10~100μmである項2に記載の遺伝子検査方法。
[項5] 遠心分離による前処理を必要としない項1に記載の遺伝子検査方法。
[項6] 検体採取器具として綿棒またはスワブを用いて被検出対象を含む検体を採取して試料とし、アッセイに用いる、項1に記載の遺伝子検査方法。
[項7] 検体が生体試料である項6に記載の遺伝子検査方法。
[項8] 検体がヒト又は他の動物の口腔内擦過物、咽頭拭い液、鼻腔拭い液、鼻腔吸引液、鼻腔洗浄液、肺胞洗浄液、便懸濁液、直腸拭い液、膣分泌物、子宮頸管粘液、及び尿道擦過物からなる群から選択される検体である項7に記載の遺伝子検査方法。
[項9] 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項が呼吸器感染症の原因微生物若しくは該微生物由来の物質である項8に記載の遺伝子検査方法。
[項10] 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項がインフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、A群溶連菌、肺炎マイコプラズマ、百日咳菌、及び肺炎クラミジアからなる群から選択される病原微生物若しくは該微生物由来の物質である項9に記載の遺伝子検査方法。
[項11] 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項が下痢症の原因微生物若しくは該微生物由来の物質である項8に記載の遺伝子検査方法。
[項12] 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項がノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルス及び下痢症アデノウイルスからなる群から選択される病原微生物若しくは該微生物由来の物質である項11に記載の遺伝子検査方法。
[項13] 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項が性感染症の原因微生物若しくは該微生物由来の物質である項8に記載の遺伝子検査方法。
[項14] 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項が淋菌、クラミジア、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、HIV及びHPVからなる群から選択される病原微生物若しくは該微生物由来の物質である項13に記載の遺伝子検査方法。
[項15] 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項がヒト遺伝子多型の検出である項8に記載の遺伝子検査方法。
[項16] 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項が薬剤代謝酵素遺伝子の遺伝子多型、アルコール脱水素酵素遺伝子の遺伝子多型、アセトアルデヒド脱水素酵素遺伝子の遺伝子多型、及びメチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素遺伝子の遺伝子多型からなる群から選択されるヒト遺伝子多型である項15に記載の遺伝子検査方法。
[項17] ろ過フィルターが孔径の異なる複数のフィルターを重ねて構成されている、項1~16のいずれか1項に記載の遺伝子検査方法。
[項18] 被検出対象を含む検体試料を最初に最大孔径を有するフィルターを通過させ、次いでより小さい孔径を有するフィルターを通過させる項17記載の遺伝子検査方法。
[項19] 以下を含む、検体試料中の被検出対象の存在を検査するための遺伝子検査キット。
(1)焼結フィルターを含むフィルターにより構成されたろ過フィルターを備えた検体試料用ろ過チューブ。
[項20] さらに、検体採取器具として綿棒またはスワブを含む項19記載の遺伝子検査キット。
[項21] さらに、被検出対象の存在を検出又は定量することができる遺伝子検査試薬が充填されている容器を含む項19記載の遺伝子検査キット。
前記の遺伝子検査方法に用いる検出原理は特に限定されず、たとえば、対立遺伝子特異的プライマーによるPCR法、変性勾配ゲル電気泳動法、SSCP法、RFLP法、TaqMan PCR法、インベーダー法、PCRなどの方法で増幅させた試料に適当なプローブ(たとえば、Qプローブ)をハイブリダイズさせて融解曲線分析を行う方法など種々の公知の方法を用いることができる。
前記被検出対象を含む試料は、生体などから採取されたもの(たとえば、被検出対象を含む検体そのもの)であっても良いし、何らかの手段で前記検体に含まれるDNA、RNA等が複製または増幅などされたものであっても良い。複製または増幅に用いる方法は特に限定されず、PCR法、SDA法、ICAN法、LAMP法など種々の公知の方法を用いることができる。
また、前記被検出対象を含む試料は、何らかの物理化学的手段により前記検体に含まれるDNA、RNA等が修飾または分解などされたものであっても良い。
また前記において、RNAの検出をRT-PCR法で行う場合は、特に限定はされないが、PolI型のDNAポリメラーゼ(または、ファミリーAに属するDNAポリメラーゼ)を用いることが好ましく、逆転写活性を有するTthポリメラーゼを用いることがさらに好ましい。これらのDNAポリメラーゼを用いれば、試料からのRNAの抽出または精製を行うことなく、簡便なろ過操作のみで、被検出対象の存在を検出又は定量することができる。
たとえば、ろ過チューブ中に検体浮遊液に浮遊させた検体試料を入れて、先端に取り付けた強剛性フィルターを含むろ過フィルターを通してろ過し、ろ液を遺伝子検査試薬を添加した容器(例えば、チューブ等)等に滴下する際に、フィルターはろ過チューブ内の検体試料等の液体や空気の圧力を受ける。または、チューブが弾力のある素材のものであれば人が直接手で容器を押えることにより圧力を受ける。このとき、フィルターの厚さ方向の潰れや湾曲等の変形が発生する可能性があるが、これらの現象はフィルター内部のろ液の流路を塞ぎ、フィルター自身が目詰まりする原因となる。本発明に用いるろ過フィルターは、ろ過チューブ中に検体浮遊液に浮遊させた検体試料を入れて、先端に取り付けた強剛性フィルターを含むろ過フィルターを通してろ過し、ろ液を遺伝子検査試薬を添加した容器(例えば、チューブ等)等に滴下する際に、フィルターの厚さ方向に潰れにくく、または、湾曲等の変形をしにくい剛性を備えているフィルターであることが好ましい。別の言い方では、ろ液の圧力によってもフィルター内部のろ液の流路を塞ぎ難い剛性を備えたフィルターであることが好ましい。
フィルターの厚さ方向に潰れにくい剛性を備えているとは、例えば、検体試料をろ過する時の液体や空気によるフィルターにかかる圧力が0.2[MPa]を超えても、ろ過前対ろ過時の厚さの変化量が5%以上とならず、好ましくは2%以上とならず、また、湾曲等の変形をしにくい剛性を備えているとは、上記同様の圧力がかかってもろ過時のフィルターの曲率半径が2cm以下とならないことをいう。
1種類の素材の強剛性フィルターを焼結フィルターとして用いる場合、孔径は特に限定されないが、例えば、1μm~200μmとすることができ、5μm~150μmであることが好ましく、10μm~100μmであることがより好ましい。
(1)試料の調製
ナイセリアゴノレアから抽出したDNA試料を10mMのTris-HCl(pH7.5)で100(コピー/μL)となるように調製し、子宮頸管粘液と混合して試料とした。この試料を焼結フィルター(ポリプロピレン製、孔径100μm)を含むろ過フィルターを通過させて試料を調製した。また、陰性コントロール(NC)として水を使用した。
(2)核酸増幅および融解曲線解析
上記試料および陰性コントロールにそれぞれ下記試薬を添加して、下記条件によりナイセリアゴノレアを検出した。核酸増幅および融解曲線解析には東洋紡製GENECUBE(登録商標)を使用した。
以下の試薬を含む溶液を調製した。
10μM フォワードプライマー(配列番号1)0.4μL
100μM リバースプライマー(配列番号2)0.2μL
10μM プローブ(配列番号3、5’末端をBODIPY-FL標識)0.3μL
KOD Mix(ジーンキューブ(R)テストベーシック、東洋紡製)3μL
PPD Mix(ジーンキューブ(R)テストベーシック、東洋紡製)3μL
試料3μL
94℃・2分
(以上1サイクル)
97℃・1秒
58℃・3秒
63℃・6秒
(以上60サイクル)
94℃・30秒
39℃・30秒
39℃~75℃(0.09℃/秒で温度上昇)
図1は、上記の条件で核酸増幅を行い、その後の温度上昇にともなう蛍光強度の変化を、グラフの横軸を温度、縦軸を蛍光シグナルの微分値として解析結果を表した図である。グラフのうちNG DNAはナイセリアゴノレアDNA試料の解析結果を、WaterはNCである水の解析結果を示している。図1より明らかなように、ナイセリアゴノレアが検出されている。なお、上記実施例で、頭部がナイロン繊維からなるブラシ状綿棒(COPAN社製、フロックスワブTR100)を用いて検体を採取した試料を用いても、同様の結果を得た。
(1)試料の調製
百日咳菌から抽出したDNA試料を10mMのTris-HCl(pH7.5)で5(コピー/μL)となるように調製し、生理食塩水で懸濁した咽頭拭い液と混合して疑似生体試料とした。この試料を焼結フィルター(ポリプロピレン製、孔径20μm)を含むろ過フィルターを通過させて試料を調製した。また、焼結フィルターでろ過しない液も試料として使用した。
(2)核酸増幅および融解曲線解析
上記試料をそれぞれ下記試薬を添加して、下記条件により百日咳菌を検出した。核酸増幅および融解曲線解析には東洋紡製GENECUBE(登録商標)を使用した。
以下の試薬を含む溶液を調製した。
10μM フォワードプライマー(配列番号4)0.4μL
100μM リバースプライマー(配列番号5)0.3μL
10μM プローブ(配列番号6、5’末端をBODIPY-FL標識)0.3μL
KOD Mix(ジーンキューブ(R)テストベーシック、東洋紡製)3μL
PPD Mix(ジーンキューブ(R)テストベーシック、東洋紡製)3μL
IC Mix(ジーンキューブ(R)テストベーシック、東洋紡製)1μL
試料3μL
94℃・2分
(以上1サイクル)
97℃・1秒
58℃・3秒
63℃・6秒
(以上60サイクル)
94℃・30秒
39℃・30秒
39℃~75℃(0.09℃/秒で温度上昇)
百日咳菌のカットオフ値:10
内部コントロールのカットオフ値:1.5
図2は、上記の条件で核酸増幅を行い、その後の温度上昇にともなう内部コントロールの蛍光強度の変化を、グラフの横軸を温度、縦軸を蛍光シグナルの微分値として解析結果を表した図である。グラフは内部コントロールの結果を示しており、フィルターありは焼結フィルターで試料をろ過した解析結果を、フィルターなしは試料を焼結フィルターでろ過していない解析結果を示している。図2より明らかなように、フィルターありの場合で内部コントロールが検出されている。しかし、フィルターなしの場合、試料に含まれる物質のPCR阻害により内部コンロトールが検出されていない。この結果から、百日咳菌の遺伝子検査では、焼結フィルターで前処理するだけで高感度な検査結果が得られることが明らかとなった。
(1)試料の調製
マイコプラズマ・ニューモニエから抽出したDNA試料を10mMのTris-HCl(pH7.5)で5(コピー/μL)となるように調製し、終濃度0.2%となるようにムチン液と混合して疑似咽頭拭い液生体試料とした。この試料を孔径300μm、100μm、20μmの焼結フィルター(ポリプロピレン製)や焼結フィルター以外のフィルター(核酸抽出前ゴミ取り用として市販のフィルター:メッシュフィルター(核酸抽出用フィルター)孔径0.45μm、メンブレンフィルター孔径0.8μm以下など)を含むろ過フィルターを通過させて試料を調製した。また、焼結フィルターでろ過しない液も試料として使用した。
上記試料をそれぞれ下記試薬に添加して、下記条件によりマイコプラズマ・ニューモニエを検出した。核酸増幅および融解曲線解析には東洋紡製GENECUBE(登録商標)を使用した。
KOD Mix(ジーンキューブ(R)テストベーシック、東洋紡製)4μL
10μM フォワードプライマー(配列番号7)0.2μL
100μM リバースプライマー(配列番号8)0.3μL
10μM プローブ(配列番号9、5’末端をBODIPY-FL標識)0.4μL
PPD Mix(ジーンキューブ(R)テストベーシック、東洋紡製)3μL
IC Mix(ジーンキューブ(R)テストベーシック、東洋紡製)1.3μL
試料4μL
94℃・2分
(以上1サイクル)
97℃・1秒
58℃・3秒
63℃・6秒
(以上60サイクル)
94℃・30秒
39℃・30秒
39℃~75℃(0.09℃/秒で温度上昇)
マイコプラズマ・ニューモニエのカットオフ値:7.5
内部コントロールのカットオフ値:1.5
図3、4は、上記の条件で核酸増幅を行い、その後の温度上昇にともなう蛍光強度の変化について種々のフィルターの結果を横軸に、グラフの縦軸を蛍光シグナルの微分値として解析結果を表した図である。図3はマイコプラズマ・ニューモニエの結果を示しており、図4は内部コントロールの結果を示している。図3より明らかなように、フィルターありの場合でマイコプラズマ・ニューモニエが検出されている。しかし、フィルターなしの場合は、試料に含まれる物質のPCR阻害によりマイコプラズマ・ニューモニエが検出されていない。また、図4より、20、100μmの焼結フィルター以外で内部コントロールが検出されていない。この結果から、マイコプラズマ・ニューモニエの遺伝子検査において、高感度な検査結果を得るには、特定の大きさの孔径の焼結フィルターを用いることが重要であることが明らかとなった。
(1)試料の調製
マイコプラズマ・ニューモニエから抽出したDNA試料を10mMのTris-HCl(pH7.5)で10(コピー/μL)となるように調製し、生理食塩水で懸濁した咽頭拭い液と混合して疑似生体試料とした。この試料を焼結フィルター(ポリエチレン製、孔径20μm)で通過させて試料を調製した。また、フィルターろ過せず、従来法に従い遠心分離(13,000rpmで3分)した上清を、比較例の試料として使用した。
(2)核酸増幅および融解曲線解析
上記試料を下記試薬に添加して、下記条件によりマイコプラズマ・ニューモニエを検出した。核酸増幅および融解曲線解析には東洋紡製GENECUBE(登録商標)を使用した。
KOD Mix(ジーンキューブ(R)テストベーシック、東洋紡製)4μL
10μM フォワードプライマー(配列番号7)0.2μL
100μM リバースプライマー(配列番号8)0.3μL
10μM プローブ(配列番号9、5’末端をBODIPY-FL標識)0.4μL
PPD Mix(ジーンキューブ(R)テストベーシック、東洋紡製)3μL
IC Mix(ジーンキューブ(R)テストベーシック、東洋紡製)1.3μL
試料4μL
94℃・2分
(以上1サイクル)
97℃・1秒
58℃・3秒
63℃・6秒
(以上60サイクル)
94℃・30秒
39℃・30秒
39℃~75℃(0.09℃/秒で温度上昇)
マイコプラズマ・ニューモニエのカットオフ値:7.5
内部コントロールのカットオフ値:1.5
図5は、上記の条件で核酸増幅を行い、その後の温度上昇にともなう蛍光強度の変化を、グラフの横軸を温度、縦軸を蛍光シグナルの微分値として解析結果を表した図である。グラフはマイコプラズマ・ニューモニエの結果を示しており、フィルターろ過は焼結フィルターで試料をろ過した解析結果を、遠心分離は試料を遠心機で13,000rpmで3分間遠心し、その上清を試料とした解析結果を示している。図5より明らかなように、焼結フィルターろ過で処理したマイコプラズマ・ニューモニエの蛍光値が、遠心分離で処理した場合より蛍光値が高い。従って、本発明の遺伝子検査方法は、従来の遠心分離法よりも、簡便な方法でありながら、より高感度に検出できることが明らかとなった。
(1)試料の調製
インフルエンザ精製RNAを滅菌水で懸濁した鼻腔拭い液で1000倍、2000倍希釈し疑似生体試料とした。この試料を焼結フィルター(ポリプロピレン製、孔径20μm)で通過させて試料を調製した。また、焼結フィルターでろ過しない試料も比較として使用した。
(2)核酸増幅および融解曲線解析
上記試料を下記試薬に添加して、下記条件によりインフルエンザA型を検出した。核酸増幅として、TaqMan probeを用いたリアルタイムRT-PCRにはRotor-Gene Q(登録商標)を使用した。
以下の試薬を含む溶液を調製した。
10μM フォワードプライマー(配列番号10)1μL
10μM リバースプライマー(配列番号11)1μL
10μM プローブ(配列番号12、5’末端をFAM、3’末端をBHQ1)0.4μL、
QRZ-101(THUNDERBIRD(R)Probe One-step qRT-PCR Kit、東洋紡製)
試料4μL
50℃・10分
95℃・1分
(以上1サイクル)
95℃・15秒
60℃・45秒
(以上50サイクル)
図6は、上記の条件でリアルタイムRT-PCRを行った解析結果を表した表である。フィルター有りは焼結フィルターで試料をろ過した場合の解析結果を、フィルターなしは試料を焼結フィルターでろ過しない場合の解析結果を示している。図6より明らかなように、焼結フィルターろ過で処理した場合のインフルエンザ試料のカットオフ値(Ct値)が、フィルターろ過しない場合より立ち上がりが早い。この結果より、焼結フィルターで前処理するだけで高感度な検査結果が得られることが明らかとなった。
(1)試料の調製
フロックスワブで採取したノロウイルスG2型を含む糞便試料を精製水に懸濁した試料を、焼結フィルター(ポリエチレン製、孔径100μm)を含むろ過フィルターに通過させて試料を調製した。また、焼結フィルターでろ過しない試料も比較として使用した。
(2)核酸増幅および融解曲線解析
上記試料を下記試薬に添加して、下記条件によりノロウイルスG2型を検出した。核酸増幅および融解曲線解析には東洋紡製GENECUBE(登録商標)を使用した。
ジーンキューブ(登録商標)テストベーシック(東洋紡社)を使用して以下に示される成分を含む反応液を調製した。反応液の調製等はジーンキューブ(登録商標)テストベーシックの取扱説明書に従った。
0.5μM COG2Fプライマー(配列番号13)
1.5μM COG2Rプライマー(配列番号14)
0.3μM ハイブリダイゼーションプローブ(配列番号15、3’末端をBODIPY-FL標識)
0.05unit/μL Revertra Ace(東洋紡社)
試料3μL
42℃ 180秒(逆転写反応)
94℃・30秒
(以上1サイクル)
98℃・1秒
60℃・10秒
63℃・10秒
(以上60サイクル)
94℃・30秒
39℃・30秒
39℃~75℃(0.09℃/秒で温度上昇)
G2のカットオフ値:7
内部コントロールのカットオフ値:1.5
図7は、上記の条件でRT-PCRを行い、その後の温度上昇にともなう蛍光強度の変化を、グラフの横軸を温度、縦軸を蛍光シグナルの微分値として解析結果を表した図である。図7より明らかなように、フィルターありの場合でノロウイルスG2が検出されている。しかし、フィルターなしの場合は、蛍光値が低くカットオフ値以下となり、弱陽性となっている。この結果から、ノロウイルスG2遺伝子検査において、高感度な検査結果を得るには、焼結フィルターを用いることが重要であることが明らかとなった。
2:検体試料用ろ過チューブ
21-a、21-b:焼結フィルター
3:スワブ(短繊維を付着したフロックスワブ)
31:短繊維を付着した検体採取部分
32:スワブ軸部
4:遺伝子検査試薬
41:遺伝子検査試薬の容器本体
42:遺伝子検査試薬の蓋部
Claims (18)
- 綿棒またはスワブで採取されたヒト又は他の動物の口腔内擦過物、咽頭拭い液、鼻腔拭い液、鼻腔吸引液、鼻腔洗浄液、肺胞洗浄液、便懸濁液、直腸拭い液、膣分泌物、子宮頸管粘液、及び尿道擦過物からなる群から選択される検体試料を孔径10~100μmの焼結フィルターによってろ過した後に、ろ過後の前記試料溶液中において核酸増幅を行いプローブをハイブリダイズさせて融解曲線分析を行うことにより、被検出対象の存在を検出又は定量することを特徴とする遺伝子検査方法。
- 焼結フィルターの素材がポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン及びポリメチルメタクリレートからなる群から選択される請求項1に記載の遺伝子検査方法。
- 遠心分離による前処理を必要としない請求項1又は2に記載の遺伝子検査方法。
- 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項が呼吸器感染症の原因微生物若しくは該微生物由来の物質である請求項1~3のいずれか1項に記載の遺伝子検査方法。
- 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項がインフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、A群溶連菌、肺炎マイコプラズマ、百日咳菌、及び肺炎クラミジアからなる群から選択される病原微生物若しくは該微生物由来の物質である請求項4に記載の遺伝子検査方法。
- 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項が下痢症の原因微生物若しくは該微生物由来の物質である請求項1~3のいずれか1項に記載の遺伝子検査方法。
- 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項がノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルス及び下痢症アデノウイルスからなる群から選択される病原微生物若しくは該微生物由来の物質である請求項6に記載の遺伝子検査方法。
- 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項が性感染症の原因微生物若しくは該微生物由来の物質である請求項1~3のいずれか1項に記載の遺伝子検査方法。
- 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項が淋菌、クラミジア、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、HIV及びHPVからなる群から選択される病原微生物若しくは該微生物由来の物質である請求項8に記載の遺伝子検査方法。
- 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項がヒト遺伝子多型の検出である請求項1~3のいずれか1項に記載の遺伝子検査方法。
- 被検出対象の存在を検出又は定量することにより検査できる事項が薬剤代謝酵素遺伝子の遺伝子多型、アルコール脱水素酵素遺伝子の遺伝子多型、アセトアルデヒド脱水素酵素
遺伝子の遺伝子多型、及びメチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素遺伝子の遺伝子多型からなる群から選択されるヒト遺伝子多型である請求項10に記載の遺伝子検査方法。 - ろ過フィルターが孔径の異なる複数のフィルターを重ねて構成されている、請求項1~11のいずれか1項に記載の遺伝子検査方法。
- 被検出対象を含む検体試料を最初に最大孔径を有するフィルターを通過させ、次いでより小さい孔径を有するフィルターを通過させる請求項12記載の遺伝子検査方法。
- 前記プローブがQプローブである、請求項1~13のいずれか1項に記載の遺伝子検査方法。
- 更に、内部コントロールの検出を行う、請求項1~14のいずれか1項に記載の遺伝子検査方法。
- 以下を含む、検体試料中の被検出対象の存在を検査するための遺伝子検査キットであって、下記(1)の検体試料用ろ過チューブを使用して、綿棒またはスワブで採取されたヒト又は他の動物の口腔内擦過物、咽頭拭い液、鼻腔拭い液、鼻腔吸引液、鼻腔洗浄液、肺胞洗浄液、便懸濁液、直腸拭い液、膣分泌物、子宮頸管粘液、及び尿道擦過物からなる群から選択される検体試料を孔径10~100μmの焼結フィルターによってろ過した後に、ろ過後の前記試料溶液中において核酸増幅を行いプローブをハイブリダイズさせて融解曲線分析を行うようにして用いられる、遺伝子検査キット:
(1)孔径10~100μmの焼結フィルターを含むフィルターにより構成されたろ過フィルターを備えた検体試料用ろ過チューブ。 - さらに、検体採取器具として綿棒またはスワブを含む請求項16記載の遺伝子検査キット。
- さらに、被検出対象の存在を検出又は定量することができる遺伝子検査試薬が充填されている容器を含む請求項16又は17に記載の遺伝子検査キット。
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