JP7263032B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真感光体、並びに、電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
プロセスカートリッジや電子写真装置に搭載される電子写真感光体として、有機光導電性物質(電荷発生物質)を含有する電子写真感光体が用いられている。電子写真感光体は、一般的に、支持体と支持体上に形成された感光層とを有し、感光層は電荷発生層及び電荷輸送層を有している。感光層は、電荷発生物質を含有する電荷発生層上に電荷輸送物質を含有する電荷輸送層を積層している積層型感光層が好ましく用いられている。さらに、支持体と感光層との間の接着力を高め、また、支持体から電荷発生層側への電荷注入を抑制し、局所的な帯電性能の低下によるカブリ、リークなどの発生を抑えることを目的として、支持体と電荷発生層との間には下引き層が設けられることが多い。
支持体から電荷発生層側への電荷注入を抑制し、局所的な帯電性能の低下によるカブリ、リークなどの発生を抑えるために、下引き層としては、樹脂中に金属酸化物粒子を分散させた下引き層が用いられている。
近年、より長寿命な電子写真装置が求められており、電子写真感光体の繰り返し使用による安定性や環境安定性のために、長期間の繰り返し使用による電荷の蓄積が少ない下引き層が求められている。
電荷の蓄積が少ない下引き層として、特許文献1では、ポリアミド樹脂と表面処理が施されている金属酸化物粒子を用いる技術が記載されている。
また、特許文献2では、金属酸化物粒子の表面処理剤としてアミノ基を有しないシランカップリング剤を用いる技術が記載されている。
特開2009-151329号公報 特開2014-182296号公報
近年、長寿命な電子写真感光体が望まれるようになっており、長期間の繰り返し使用による電子写真感光体の安定性や環境安定性のために、下引き層として電荷の蓄積を抑えるだけでなく、支持体と感光層との間の接着力がより高いものが求められている。
本発明者らが検討を行った結果、特許文献1及び2に開示されている技術では、長期間の繰り返し使用において、支持体と感光層との間の接着力が十分でないために感光層が剥離してしまう場合があることがわかった。
本発明の目的は、長期間の繰り返し使用による電荷の蓄積を抑制するとともに、感光層の剥離を抑制した電子写真感光体、並びに、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供することにある。
本発明の電子写真感光体は、支持体、該支持体上に形成された下引き層、該下引き層直上に形成された電荷発生層、及び該電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有し、該下引き層が、ポリアミド樹脂と、下記式(1)で示される化合物で表面処理された酸化チタン粒子と、を含有し、該下引き層中の該ポリアミド樹脂の体積に対する該酸化チタン粒子の体積の比の値をaとし、該酸化チタン粒子の平均一次粒径をb[μm]としたとき、下記式(A)
式(A):14.0≦a/b≦19.1
を満足し、該電荷発生層が、電荷発生物質と、水酸基を有し、かつ、水酸基価が50mgKOH/g以上である熱可塑性樹脂とを含有し、該電荷発生物質が、ヒドロキシガリウムフタロシアニンであことを特徴とする。
Figure 0007263032000001
(式(1)中、Rは、メチル基、エチル基、アセチル基、又は2-メトキシエチル基を示す。Rは、水素原子、又はメチル基を示す。m+n=3であり、mは、0以上の整数であり、nは1以上の整数である。但し、nが3のとき、mは0である。)
また、本発明は、上記電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、及びクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジに関する。
また、本発明は、上記電子写真感光体、並びに、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有することを特徴とする電子写真装置に関する。
本発明によれば、長期間の繰り返し使用による電荷の蓄積が抑制され、かつ、感光層の剥離が抑制された電子写真感光体、並びに、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置が提供される。
電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。 電子写真感光体を備えたプロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図である。
本発明の電子写真感光体は、支持体、該支持体上に形成された下引き層、該下引き層直上に形成された電荷発生層、及び該電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有し、該下引き層が、ポリアミド樹脂と、式(1)で示される化合物で表面処理された酸化チタン粒子と、を含有し、該下引き層中の該ポリアミド樹脂の体積に対する該酸化チタン粒子の体積の比の値をaとし、該酸化チタン粒子の平均一次粒径をb[μm]としたとき、下記式(A)
式(A):14.0≦a/b≦19.1
を満足し、該電荷発生層が、電荷発生物質と、水酸基を有し、かつ、水酸基価が50mgKOH/g以上である熱可塑性樹脂と、を含有し、該電荷発生物質が、ヒドロキシガリウムフタロシアニンであことを特徴とする。
Figure 0007263032000002
(式(1)中、Rは、メチル基、エチル基、アセチル基、又は2-メトキシエチル基を示す。Rは、水素原子、又はメチル基を示す。m+n=3であり、mは0以上の整数であり、nは1以上の整数である。但し、nが3のとき、mは0である。)
係る電子写真感光体が、長期間の繰り返し使用によっても電荷の蓄積が抑制され、感光層の剥離が抑制される理由について、本発明者らは、以下のように推測している。
感光層の剥離を抑制するために、感光層と下引き層との間の接着力を高める必要がある。本発明において、下引き層はポリアミド樹脂と酸化チタン(二酸化チタン、TiO)粒子とを含有し、下引き層の直上にある電荷発生層には、水酸基を有する水酸基価50mgKOH/g以上の熱可塑性樹脂が用いられる。この下引き層と、電荷発生層に用いられる熱可塑性樹脂との接着力を高めるために、表面に不飽和結合を有する式(1)で示される化合物で処理した酸化チタン粒子を用いている。凝集エネルギーの大きな不飽和結合を有することで、下引き層の表面に存在している酸化チタン粒子と電荷発生層との間の接着力が高まり、感光層の剥離が抑制されていると考えている。
また、下引き層に滞留する電荷の蓄積を抑制するためには、下引き層中に酸化チタン粒子が均一に分散されていることが好ましい。式(1)の分子鎖の短いシランカップリング剤を選択することで、酸化チタン粒子の表面の疎水性を高めつつ、表面処理している化合物間の絡み合いを起こしにくくすることで、均一に分散されていると考えている。
以上、感光層の剥離の抑制と下引き層に滞留する電荷の蓄積の抑制という二つの効果を高水準で両立させるために、次のことを見出した。式(1)で示される化合物で表面処理済みの酸化チタン粒子の平均一次粒径に応じて、下引き層における酸化チタン粒子とポリアミド樹脂の体積比(ポリアミド樹脂の体積に対する酸化チタン粒子の体積)のよりよい値がある。それが式(A)の関係式である。即ち、下引き層中の該ポリアミド樹脂の体積に対する該酸化チタン粒子の体積をa、該酸化チタン粒子の平均一次粒径をb[μm]としたとき、式(A):14.0≦a/b≦19.1を満足する。式(A)の値が14.0より小さいと、本発明における下引き層に滞留する電荷の蓄積の抑制効果が満足できない水準となり、19.1よりも大きいと、感光層の剥離の抑制効果が満足できない水準となる。
本発明の電子写真感光体は、支持体、該支持体上に形成された下引き層、該下引き層直上に形成された電荷発生層、該電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有する。
図1は、電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。図1中、電子写真感光体は、支持体101、下引き層102、電荷発生層104、電荷輸送層105を有する。
〔支持体〕
支持体としては、導電性を有するもの(導電性支持体)が好ましく、例えば、アルミニウム、鉄、ニッケル、銅、金などの金属またはこれら金属の合金の支持体を用いることができる。また、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ガラスなどの絶縁性支持体上にアルミニウム、クロム、銀、金などの金属の薄膜を形成した支持体または酸化インジウム、酸化スズなどの導電性材料の薄膜を形成した支持体が挙げられる。支持体の表面には、電気的特性の改善や干渉縞の抑制のため、陽極酸化などの電気化学的な処理や、湿式ホーニング処理、ブラスト処理、切削処理などを施してもよい。
支持体と下引き層との間には、導電層を設けてもよい。導電層は、導電性粒子を樹脂に分散させた導電層用塗布液の塗膜を支持体上に形成し、乾燥させることで得られる。
〔下引き層〕
支持体と電荷発生層との間に、下引き層が設けられる。
下引き層は、ポリアミド樹脂と式(1)で示される化合物で表面処理済みの酸化チタン粒子とを含有し、式(A)を満たす。
ポリアミド樹脂としては、アルコール系溶剤に可溶なポリアミド樹脂が好ましい。例えば、3元系(6-66-610)共重合ポリアミド、4元系(6-66-610-12)共重合ポリアミド、N-メトキシメチル化ナイロン、重合脂肪酸系ポリアミド、重合脂肪酸系ポリアミドブロック共重合体、ジアミン成分を有する共重合ポリアミドなどが好ましく用いられる。
酸化チタン粒子としては、電荷の蓄積の抑制という観点から、結晶構造がルチル型またはアナターゼ型であることが好ましく、光触媒活性の弱いルチル型であることがより好ましい。ルチル型である場合、ルチル化率90%以上であることが好ましい。酸化チタン粒子の形状は球形であることが好ましく、その平均一次粒径b[μm]は、電荷の蓄積の抑制と均一分散性という観点から、0.006以上0.180以下であることが好ましく、0.015以上0.085以下であることがより好ましい。酸化チタン粒子は、式(1)で示される化合物で表面処理されており、感光層の剥離の抑制と均一分散性という観点から、分子量が小さく、Rが存在する場合はメチル基であることが好ましい。具体的には、式(1)で示される化合物が、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン及びビニルメチルジメトキシシランから選択される少なくとも1種であることがより好ましい。
下引き層における、酸化チタン粒子とポリアミド樹脂の体積比(ポリアミド樹脂の体積に対する酸化チタン粒子の体積)aは、0.2以上1.0以下であることが好ましい。0.2未満であると、本発明における電荷の蓄積の抑制効果が十分に得られず、1.0より大きいと、本発明における感光層の剥離の抑制効果が十分に得られない。aのより好ましい範囲は、0.3以上0.8未満である。
とりわけ、aとbの好ましい範囲の中でも、下記式(A)の関係式を満たしていることで、感光層の剥離の抑制と下引き層に滞留する電荷の蓄積の抑制という二つの効果を高水準で両立することができる。
式(A):14.0≦a/b≦19.1
a/bの値が14.0未満であると、本発明における下引き層に滞留する電荷の蓄積の抑制効果が満足できない水準となり、19.1よりも大きいと、感光層の剥離の抑制効果が満足できない水準となる。より好ましくは、下記式(A’)の関係式を満たしていることである。
式(A’):14.8≦a/b≦17.4
また、式(1)で示される化合物で表面処理済みの酸化チタン粒子の表面処理量は、下記式(B)の関係式を満たしていることが好ましい。即ち、下引き層における前記酸化チタン粒子のTiOに対する、前記式(1)で示される化合物のSi元素の含有率をc[質量%]としたとき、下記式(B)を満足することが好ましい。
式(B):0.015≦b×c≦0.030
b×cの値が0.015以上であると、下引き層における酸化チタン粒子の均一分散性が向上し、局所的な帯電性能の低下によるカブリ、リークなどの発生の抑制効果が高まる。0.030以下であると下引き層に滞留する電荷の蓄積の抑制効果が高まる。より好ましくは、下記式(B’)の関係式を満たしていることである。
式(B’):0.020≦b×c≦0.027
下引き層の膜厚d[μm]は、下記式(C)を満たしていることが好ましい。
式(C):0.5≦d≦3.0
dが0.5以上であると、感光層の剥離の抑制効果が高まり、3.0以下であると、下引き層に滞留する電荷の蓄積の抑制効果が高まる。
さらに、下記式(D)の関係式を満たしていることが好ましい。
式(D):0.15≦a/d≦0.55
式(A)と式(D)の関係式を同時に満たすことで、感光層の剥離の抑制と下引き層に滞留する電荷の蓄積の抑制という二つの効果を更なる高水準で両立することができる。より好ましくは、下記式(D’)の関係式を満たしていることである。
式(D’):0.30≦a/d≦0.42
加えて、式(1)で示される化合物で表面処理済みの酸化チタン粒子の疎水化度をe[%]としたとき、ポリアミド樹脂中の分散性を高め、下引き層に滞留する電荷の蓄積が抑制されることから、10以上40以下であることが好ましい。
式(B)とeの値の関係性は、本発明の効果をより高水準で達成するためには、下記式(E)を満たすことがより好ましい。
式(E):0.25≦b×c×e≦1.05
酸化チタン粒子は、式(1)で示される化合物で表面処理される前に、Alなどの無機物で表面処理が行われていてもよいが、Si元素が含まれる無機物で表面処理を行う場合においても、式(B)を満たすように処理することが好ましい。但し、無機物で表面処理を行わない方が好ましい。
本発明における下引き層は、上記ポリアミド樹脂や酸化チタン粒子以外にも、電子写真感光体の干渉縞防止効果を高めたり、下引き層の成膜性を高めたりする目的で、有機物粒子やレベリング剤などの添加剤を含有してもよい。但し、下引き層における添加剤の含有量は、下引き層の全質量に対して10質量%以下であることが好ましい。
下引き層は、機能を分離するなどの目的で、2層以上設けてもよい。この場合、複数の下引き層の内一番上層にある、少なくとも電荷発生層と接している層は、ポリアミド樹脂と式(1)で示される化合物で表面処理済みの酸化チタン粒子を含有し、式(A)を満たしていなければならない。
〔電荷発生層〕
下引き層の直上には、電荷発生層が設けられる。
電荷発生層は、電荷発生物質と水酸基を有する水酸基価50mgKOH/g以上の熱可塑性樹脂と、を含有し、該電荷発生物質が、ヒドロキシガリウムフタロシアニンである。
電荷発生層に用いられる電荷発生物質は、本発明における感光層の剥離の抑制効果をより高めるために、ヒドロキシガリウムフタロシアニンである

水酸基を有する水酸基価50mgKOH/g以上の熱可塑性樹脂として、例えば、ポリビニルブチラール樹脂などのポリビニルアセタール樹脂、エチレンビニルアルコール共重合樹脂などのポリオレフィン樹脂、ポリエステルポリオール樹脂などのポリオール樹脂などが挙げられる。本発明における感光層の剥離の抑制効果をより高めるためには、100mgKOH/g以上であることがより好ましい。水酸基を有する水酸基価50mgKOH/g以上の熱可塑性樹脂の重量平均分子量は、5,000~400,000の範囲であることが好ましい。
電荷発生層において、電荷発生物質と結着樹脂との質量比率(電荷発生物質/結着樹脂)は、10/1~1/10の範囲であることが好ましく、5/1~1/5の範囲であることがより好ましい。電荷発生層の膜厚は、0.05μm以上5μm以下であることが好ましい。電荷発生層用塗布液に用いられる溶剤は、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤または芳香族炭化水素溶剤などが挙げられる。
〔電荷輸送層〕
電荷発生層上には、電荷輸送層が設けられる。
電荷輸送層に用いられる電荷輸送物質としては、例えば、多環芳香族化合物、複素環化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、ベンジジン化合物、トリアリールアミン化合物、トリフェニルアミンなどが挙げられる。また、これらの化合物から誘導される基を主鎖または側鎖に有するポリマーも挙げられる。
電荷輸送層に用いられる結着樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメタクリル酸エステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリスチレン樹脂などが挙げられる。これらの中でも、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂が好ましい。結着樹脂の重量平均分子量は、10,000~300,000の範囲であることが好ましい。
電荷輸送層において、電荷輸送物質と結着樹脂との質量比率(電荷輸送物質/結着樹脂)は、10/5~5/10の範囲であることが好ましく、10/8~6/10の範囲であることがより好ましい。電荷輸送層の膜厚は、5μm以上40μm以下であることが好ましく、15μm以上25μm以下であることがより好ましい。
電荷輸送層用塗布液に用いられる溶剤は、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤または芳香族炭化水素溶剤などが挙げられる。
また、電荷輸送層上には、導電性粒子または電荷輸送物質と結着樹脂とを含有する保護層(表面保護層)を設けてもよい。保護層には、潤滑剤などの添加剤をさらに含有させてもよい。また、保護層の結着樹脂自体に導電性や電荷輸送性を有させてもよく、その場合、保護層には、当該結着樹脂以外の導電性粒子や電荷輸送物質を含有させなくてもよい。また、保護層の結着樹脂は、熱可塑性樹脂でもよいし、熱、光、放射線(電子線など)などにより硬化させてなる硬化性樹脂であってもよい。
導電層、下引き層、電荷発生層、電荷輸送層などの電子写真感光体を構成する各層を形成する方法としては、以下の方法が好ましい。すなわち、各層を構成する材料を溶剤に溶解及び/または分散させて得られた塗布液を塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を乾燥及び/または硬化させることによって形成する方法である。塗布液を塗布する方法としては、例えば、浸漬塗布法(浸漬コーティング法)、スプレーコーティング法、カーテンコーティング法、スピンコーティング法、リング法などが挙げられる。これらの中でも、効率性及び生産性の観点から、浸漬塗布法が好ましい。
〔プロセスカートリッジ及び電子写真装置〕
図2に、本発明の電子写真感光体を備えたプロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成の一例を示す。
図2に示す電子写真装置は、円筒状の電子写真感光体1を有し、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。回転駆動される電子写真感光体1の表面(周面)は、帯電手段3(一次帯電手段:帯電ローラーなど)により、正または負の所定電位に均一に帯電される。次いで、均一に帯電された電子写真感光体1の表面は、スリット露光やレーザービーム走査露光などの露光手段(不図示)からの露光光(画像露光光)4で露光される。こうして電子写真感光体1の表面に、目的の画像に対応した静電潜像が順次形成されていく。
電子写真感光体1の表面に形成された静電潜像は、次いで現像手段5の現像剤に含まれるトナーにより現像されてトナー像となる。次いで、電子写真感光体1の表面に形成担持されているトナー像が、転写手段(転写ローラーなど)6からの転写バイアスによって、転写材(紙など)Pに順次転写されていく。なお、転写材Pは、転写材供給手段(不図示)から電子写真感光体1と転写手段6との間(当接部)に電子写真感光体1の回転と同期して取り出されて給送される。
トナー像の転写を受けた転写材Pは、電子写真感光体1の表面から分離されて定着手段8へ導入されて像定着を受けることにより画像形成物(プリント、コピー)として装置外へ排出される。
トナー像転写後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段(クリーニングブレードなど)7によって転写残りの現像剤(転写残トナー)の除去を受けて清浄面化される。次いで、清浄面化された電子写真感光体1の表面は、前露光手段(不図示)からの前露光(不図示)により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用される。なお、図2に示すように、帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
上記の電子写真感光体1、帯電手段3、現像手段5、転写手段6及びクリーニング手段7などの構成要素のうち、複数の構成要素を選択して容器に納めてプロセスカートリッジ9として一体に支持する。このプロセスカートリッジ9を複写機やレーザービームプリンターなどの電子写真装置本体に対して着脱自在に構成することができる。図2では、電子写真感光体1と、帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段7とを一体に支持してカートリッジ化して、電子写真装置本体のレールなどの案内手段10を用いて電子写真装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ9としている。
以下、実施例と比較例により、本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例と比較例中の「部」は「質量部」を意味する。
(実施例1)
長さ260.5mm、直径30mmのアルミニウムシリンダー(JIS H 4000:2006 A3003P、アルミニウム合金)を切削加工(JIS B 0601:2014、十点平均粗さRzjis:0.8μm)し、それを支持体(導電性支持体)として用いた。
次に、ルチル型酸化チタン粒子(平均一次粒径:50nm、テイカ製)100部をトルエン500部と攪拌混合した。続いて、式(1)において、m=0、n=3、Rがメチル基であるビニルトリメトキシシラン(商品名:KBM-1003、信越化学製)3.0部を添加し、8時間攪拌した。その後、トルエンを減圧蒸留にて留去し、3時間120℃で乾燥させることによって、ビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子を得た。
続いて、以下の材料を用意した。
・前記ビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子18部
・N-メトキシメチル化ナイロン(商品名:トレジンEF-30T、ナガセケムテックス製)4.5部
・共重合ナイロン樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ製)1.5部
これらを、メタノール90部と1-ブタノール60部の混合溶剤に加えて分散液を調製した。
この分散液を、直径1.0mmのガラスビーズを用いて縦型サンドミルにて5時間分散処理することにより、下引き層用塗布液を調製した。この下引き層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を10分間100℃で乾燥させることによって、膜厚が2.0μmの下引き層を形成した。
この下引き層において、パラメータa=0.78、b=0.050、c=0.45、d=2.0であり、式(A):a/b=15.6、式(B):bc=0.023、式(C):d=2.0、式(D):a/d=0.39であった。aの値は、電子写真感光体作製後、電子写真感光体の断面を電界放出形走査電子顕微鏡(FE-SEM、商品名:S-4800、日立ハイテクノロジーズ製)を用いた顕微鏡像から求めた。cの値は、式(1)で示される化合物で表面処理済みの酸化チタン粒子作製後、粒子を波長分散型蛍光X線分析装置(XRF、商品名:Axios advanced、PANalytical製)を用いて分析した。得られた結果から、検出されたTi元素のみを酸化物であると仮定し、ソフトウェア(SpectraEvaluation、vertion5.0L)にてTiOに対するSi元素の含有量(質量%)から求めた。eの値は、式(1)で示される化合物で表面処理済みの酸化チタン粒子のメタノール濡れ性を測定して求めた。メタノール濡れ性の測定は、粉体濡れ性試験機(商品名:WET100P、レスカ製)を用いて以下のように行った。200mlのビーカーに、式(1)で示される化合物で表面処理済みの酸化チタン粒子0.2gとイオン交換水50gを加え、ビュレットを用いてビーカー内をゆっくり撹拌しながらメタノールを滴下する。ビーカーの内部の光透過率が10%となったときのメタノール滴下量をtとしたとき、e=100×t/(t+50)より疎水化度eの値を算出した。
次に、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)の7.5°、9.9°、12.5°、16.3°、18.6°、25.1°及び28.3°にピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)を用意した。このヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶10部、ポリビニルブチラール樹脂5部及びシクロヘキサノン260部を、直径1.0mmのガラスビーズを用いて縦型サンドミルに入れ、1.5時間分散処理した。ポリビニルブチラール樹脂としては、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX-1、水酸基価:173mgKOH/g、積水化学工業製)を用いた。次に、これに酢酸エチル240部を加えることによって、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を、下引き層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を10分間80℃で乾燥させることによって、膜厚が0.25μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記式(2)で示されるアミン化合物(電荷輸送物質)10部、及び下記式(3-1)で示される構造単位と、下記式(3-2)で示される構造単位とを5/5の割合で有し、重量平均分子量が100,000であるポリアリレート樹脂10部を用意した。これらを、ジメトキシメタン30部及びクロロベンゼン70部の混合溶剤に溶解させることによって、電荷輸送層用塗布液を調製した。この電荷輸送層用塗布液を、電荷発生層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を60分間120℃で乾燥させることによって、膜厚が20μmの電荷輸送層を形成した。
Figure 0007263032000003
Figure 0007263032000004
Figure 0007263032000005
以上のようにして、支持体上に下引き層、電荷発生層及び電荷輸送層を有する電子写真感光体を製造した。
(接着力の評価)
評価機としてヒューレットパッカード製のレーザービームプリンター(商品名:HP LaserJet Enterprise600 M609dn、非接触現像方式、プリント速度:A4縦71枚/分)を改造し、接着力の評価を行った。製造した電子写真感光体は、HP LaserJet Enterprise600 M609dn用のプロセスカートリッジに装着した。電子写真感光体と現像剤担持体の間隔を保持するために、支持体の一端側及び他端側から約9mmの位置を中心として、4mm幅の回転できる円筒状でPOM素材の間隔保持部材を当接させた。当接力は25Nとした。温度15℃、湿度10%RHの環境下にて、A4サイズの普通紙で印字比率1%の画像を、2枚画像形成するごとに停止する間欠モードにより、40,000枚の画像形成を行った。
接着力の評価は、JIS K 5600-5-6:1999に基づいてクロスカット試験を行った。ただし、評価は40,000枚の画像形成終了後、温度15℃、湿度10%RHの環境下に24時間以上静置した後、後述のようにカットすることでクロスカット試験を行った。カットには単一切り込み工具を用い、刃を塗膜に対して約60°に立てた状態で、手動で行った。製造した電子写真感光体の塗膜の膜厚は60μm以下であるので、カットの間隔は1mmとした。
クロスカット試験は、電子写真感光体の間隔保持部材が当接していた4mm幅の箇所を、1mm幅で格子パターンの各方向でのカット数を5個として16マスを作製した。これを上下2箇所それぞれについて行い、16マス中何マス剥がれたかをその平均値を用いて評価した。結果を、表1に示す。
(電位変動分の評価)
上記接着力の評価と同様にして、電位変動分の評価を行った。製造した電子写真感光体は、HP LaserJet Enterprise600 M609dn用のプロセスカートリッジに装着し、現像位置に電位プローブ(商品名:model6000B-8、トレック・ジャパン製)を装着するよう改造した。その後、電子写真感光体の中央部(支持体の端から約130mmの位置)の電位を表面電位計(商品名:model344、トレック・ジャパン製)を使用して測定した。電子写真感光体の表面電位は、温度15℃、湿度10%RHの環境下にて、初期暗部電位(Vd)が-600V、初期明部電位(Vl)が-150Vになるよう、画像露光の光量を設定した。その状態(現像機の部分に電位プローブがある状態)で設定した露光量において、上記接着力の評価と同様にして、40,000枚の画像形成を行い、繰り返し使用後の明部電位(Vl)を測定した。その明部電位の電位変動分ΔVl=Vl-Vl(単位:V)を、表1に示す。
(実施例2~6)
実施例1の各パラメータを表1のように変更した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に接着力と電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
(実施例7~9)
実施例1の下引き層用塗布液に用いたビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子の作製において、ビニルトリメトキシシラン3.0部をそれぞれ2.0部、2.5部、5.0部に変更した。それ以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に接着力と電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
(実施例10)
実施例1の下引き層用塗布液に用いたビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子を、以下のように作製した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に接着力と電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
ルチル型酸化チタン粒子(平均一次粒径:50nm、テイカ製)100部をメタノール400部、メチルエチルケトン100部と攪拌混合した。続いて、式(1)において、m=0、n=3、Rがメチル基であるビニルトリメトキシシラン(商品名:KBM-1003、信越化学製)3.5部を添加し、8時間攪拌した。その後、メタノールとメチルエチルケトンを減圧蒸留にて留去し、3時間120℃で乾燥させることによって、ビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子を得た。
(実施例11)
実施例1で用いた下引き層用塗布液を、以下のように調製した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
ルチル型酸化チタン粒子(平均一次粒径:35nm、テイカ製)100部をトルエン500部と攪拌混合した。続いて、式(1)において、m=0、n=3、Rがメチル基であるビニルトリメトキシシラン(商品名:KBM-1003、信越化学製)4.3部を添加し、8時間攪拌した。その後、トルエンを減圧蒸留にて留去し、3時間120℃で乾燥させることによって、ビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子を得た。
以下の材料を用意した。
・前記ビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子16部
・N-メトキシメチル化ナイロン(商品名:トレジンEF-30T、ナガセケムテックス製)6.0部
・共重合ナイロン樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ製)2.0部
これらを、メタノール90部と1-ブタノール60部の混合溶剤に加えて分散液を調製した。
この分散液を、直径1.0mmのガラスビーズを用いて縦型サンドミルにて5時間分散処理し、ガラスビーズを取り除くことにより、下引き層用塗布液を調製した。
(実施例12)
実施例11の各パラメータを表1のように変更した以外は実施例11と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に接着力と電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
(実施例13)
実施例1で用いた下引き層用塗布液を、以下のように調製した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
ルチル型酸化チタン粒子(平均一次粒径:15nm、テイカ製)100部をトルエン500部と攪拌混合した。続いて、式(1)において、m=0、n=3、Rがメチル基であるビニルトリメトキシシラン(商品名:KBM-1003、信越化学製)10.0部を添加し、8時間攪拌した。その後、トルエンを減圧蒸留にて留去し、3時間120℃で乾燥させることによって、ビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子を得た。
以下の材料を用意した。
・前記ビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子12部
・N-メトキシメチル化ナイロン(商品名:トレジンEF-30T、ナガセケムテックス製)9.0部
・共重合ナイロン樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ製)3.0部
これらを、メタノール90部と1-ブタノール60部の混合溶剤に加えて分散液を調製した。
この分散液を、直径1.0mmのガラスビーズを用いて縦型サンドミルにて5時間分散処理し、ガラスビーズを取り除くことにより、下引き層用塗布液を調製した。
(実施例14、15)
実施例13の各パラメータを表1のように変更した以外は実施例13と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に接着力と電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
(実施例16)
実施例1で用いた下引き層用塗布液を、以下のように調製した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
ルチル型酸化チタン粒子(平均一次粒径:80nm、テイカ製)100部をトルエン500部と攪拌混合した。続いて、式(1)において、m=0、n=3、Rがメチル基であるビニルトリメトキシシラン(商品名:KBM-1003、信越化学製)1.8部を添加し、8時間攪拌した。その後、トルエンを減圧蒸留にて留去し、3時間120℃で乾燥させることによって、ビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子を得た。
以下の材料を用意した。
・前記ビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子19.8部
・N-メトキシメチル化ナイロン(商品名:トレジンEF-30T、ナガセケムテックス製)3.3部
・共重合ナイロン樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ製)1.1部
これらを、メタノール90部と1-ブタノール60部の混合溶剤に加えて分散液を調製した。
この分散液を、直径1.0mmのガラスビーズを用いて縦型サンドミルにて5時間分散処理し、ガラスビーズを取り除くことにより、下引き層用塗布液を調製した。
(実施例17~20)
実施例1のルチル型酸化チタン粒子の表面処理化合物を表1のように変更した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に接着力と電位変動分の評価を行った。実施例17ではビニルトリエトキシシラン(商品名:KBE-1003、信越化学製)を用いた。実施例18ではビニルトリアセトキシシラン(商品名:Z-6075、東レ・ダウコーニング製)を用いた。実施例19ではビニルトリス(2-メトキシエトキシ)シラン(商品名:A-172、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製)を用いた。実施例20ではビニルメチルジメトキシシラン(商品名:A-2171、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製)を用いた。結果を、表1に示す。
(実施例21)
実施例1の支持体と下引き層の間に、以下の導電層を形成した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
酸素欠損型酸化スズが被覆されている酸化チタン粒子214部、フェノール樹脂(商品名:プライオーフェンJ-325、大日本インキ化学工業製)132部を1-メトキシ-2-プロパノール103部の溶剤に加えて分散液を調製した。
この分散液を、直径1.0mmのガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、3時間分散処理を行い、ガラスビーズを取り除いた。その後、シリコーン樹脂粒子(商品名:トスパール120、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製)29部、シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レ・ダウコーニング製)0.03部を加えることにより、導電層用塗布液を調製した。この導電層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を30分間150℃で乾燥させることによって、膜厚が30μmの導電層を形成した。
(実施例22)
実施例1の支持体と下引き層の間に、以下の導電層を形成した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
リンドープ酸化スズが被覆されている酸化チタン粒子207部、フェノール樹脂(商品名:プライオーフェンJ-325、大日本インキ化学工業製)144部を1-メトキシ-2-プロパノール98部の溶剤に加えて分散液を調製した。
この分散液を、直径1.0mmのガラスビーズを用いて縦型サンドミルにて4.5時間分散処理を行い、ガラスビーズを取り除いた。その後、シリコーン樹脂粒子(商品名:トスパール120、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製)44部、シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レ・ダウコーニング製)0.03部を加えることにより、導電層用塗布液を調製した。この導電層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を30分間150℃で乾燥させることによって、膜厚が30μmの導電層を形成した。
(実施例23、24)
実施例10の下引き層用塗布液に用いたビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子の作製において、ビニルトリメトキシシラン3.5部をそれぞれ5.0部、3.0部に変更した。それ以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に接着力と電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
(実施例25)
実施例10の各パラメータを表1のように変更した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に接着力と電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
(実施例26)
実施例1の下引き層用塗布液に用いたビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子の作製において、ビニルトリメトキシシラン3.0部を1.7部に変更した。それ以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に接着力と電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
(実施例27)
実施例1の下引き層を、以下のように形成した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に接着力と電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
以下の材料を用意した。
・実施例1のビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子16.2部
・N-メトキシメチル化ナイロン(商品名:トレジンEF-30T、ナガセケムテックス製)4.5部
・共重合ナイロン樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ製)1.5部
これらを、メタノール90部と1-ブタノール60部の混合溶剤に加えて分散液を調製した。
この分散液を、直径1.0mmのガラスビーズを用いて縦型サンドミルにて5時間分散処理することにより、下引き層用塗布液を調製した。この下引き層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を10分間100℃で乾燥させることによって、膜厚が1.5μmの下引き層を形成した。
(実施例28)
実施例1の下引き層用塗布液を、以下のように調製した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に接着力と電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
以下の材料を用意した。
・実施例1のビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子22部
・N-メトキシメチル化ナイロン(商品名:トレジンEF-30T、ナガセケムテックス製)4.5部
・共重合ナイロン樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ製)1.5部
これらを、メタノール90部と1-ブタノール60部の混合溶剤に加えて分散液を調製した。
(比較例1)
実施例1で用いた下引き層を、以下のように形成した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
ルチル型酸化チタン粒子(平均一次粒径:35nm、テイカ製)100部をトルエン500部と攪拌混合した。続いて、メチルハイドロジェンシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体(mol比1:1)3.5部を添加し、8時間攪拌した。その後、トルエンを減圧蒸留にて留去し、3時間120℃で乾燥させることによって、メチルハイドロジェンシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体で表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子を得た。
以下の材料を用意した。
・前記メチルハイドロジェンシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体で表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子14部
・下記式(4-1)で示される構造単位と、下記式(4-2)で示される構造単位と、下記式(4-3)でしめされる構造単位とを2/6/2の割合で有するポリアミド樹脂4部
これらを、エタノール18部、1-プロパノール8部、テトラヒドロフラン12部の混合溶剤に加えて分散液を調製した。
Figure 0007263032000006
この分散液を、直径1.0mmのガラスビーズを用いて縦型サンドミルにて10時間分散処理し、ガラスビーズを取り除くことにより、下引き層用塗布液を調製した。この下引き層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を30分間120℃で乾燥させることによって、膜厚が1.0μmの下引き層を形成した。
(比較例2)
実施例1で用いた下引き層を、以下のように形成した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
アナターゼ型酸化チタン粒子(平均一次粒子:50nm、富士チタン工業製)100部をトルエン200部と撹拌混合した。続いて、ビニルトリメトキシシラン(商品名:KBM-1003、信越化学製)0.5部を添加し、2時間撹拌した。その後、トルエンを減圧蒸留にて留去し、2時間135℃で乾燥させることによって、ビニルトリメトキシシランで表面処理済みのアナターゼ型酸化チタン粒子を得た。
前記ビニルトリメトキシシランで表面処理済みのアナターゼ型酸化チタン粒子33部、下記式(5)で示されるブロックイソシアネート化合物6部、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BM-1、積水化学製)5部、添加剤としてアリザリン1部を用意した。これらを、メチルエチルケトン25部に加えて分散液を調製した。
Figure 0007263032000007
この分散液を、直径1.0mmのガラスビーズを用いて縦型サンドミルにて3時間分散処理を行い、ガラスビーズを取り除いた。その後、シリコーン樹脂粒子(商品名:トスパール130、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製)3部を加えることにより、下引き層用塗布液を調製した。この下引き層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を30分間180℃で乾燥させることによって、膜厚が20.0μmの下引き層を形成した。
(比較例3)
実施例1で用いた下引き層と電荷発生層を、以下のように形成した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を製造し、同様に電位変動分の評価を行った。結果を、表1に示す。
ルチル型酸化チタン粒子(平均一次粒径:50nm、テイカ製)100部をトルエン500部と攪拌混合した。続いて、3-アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(商品名:KBM-5103、信越化学製)0.1部を添加し、8時間攪拌した。その後、トルエンを減圧蒸留にて留去し、3時間120℃で乾燥させることによって、3-アクリロキシプロピルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子を得た。
前記3-アクリロキシプロピルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子17部、共重合ナイロン樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ製)1部を用意した。これらを、メタノール29部と1,2-ジクロロエタン53部の混合溶剤に加えて分散液を調製した。
この分散液を、直径1.0mmのガラスビーズを用いて縦型サンドミルにて8時間分散処理し、ガラスビーズを取り除くことにより、下引き層用塗布液を調製した。この下引き層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を10分間110℃で乾燥させることによって、膜厚が3.0μmの下引き層を形成した。
次に、下記式(6)で示されるビスアゾ顔料(電荷発生物質)15部、フェノキシ樹脂(商品名:PKHH、ユニオンカーバイド製)15部を1,2-ジメトキシエタン100部の溶剤に加えて分散液を調製した。この分散液を、直径1.0mmのガラスビーズを用いて縦型サンドミルに入れ、8時間分散処理し、ガラスビーズを取り除くことにより、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を、下引き層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を10分間90℃で乾燥させることによって、膜厚が0.80μmの電荷発生層を形成した。
Figure 0007263032000008
Figure 0007263032000009

Claims (8)

  1. 支持体、該支持体上に形成された下引き層、該下引き層直上に形成された電荷発生層、及び該電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有する電子写真感光体において、
    該下引き層が、
    ポリアミド樹脂と、
    下記式(1)で示される化合物で表面処理された酸化チタン粒子と、
    を含有し、
    該下引き層中の該ポリアミド樹脂の体積に対する該酸化チタン粒子の体積の比の値をaとし、該酸化チタン粒子の平均一次粒径をb[μm]としたとき、下記式(A)
    式(A):14.0≦a/b≦19.1
    を満足し、
    該電荷発生層が、
    電荷発生物質と、
    水酸基を有し、かつ、水酸基価が50mgKOH/g以上である熱可塑性樹脂と
    を含有し、
    該電荷発生物質が、ヒドロキシガリウムフタロシアニンであ
    ことを特徴とする電子写真感光体。
    Figure 0007263032000010
    (式(1)中、Rは、メチル基、エチル基、アセチル基、又は2-メトキシエチル基を示す。Rは、水素原子、又はメチル基を示す。m+n=3であり、mは0以上の整数であり、nは1以上の整数である。但し、nが3のとき、mは0である。)
  2. 前記下引き層における前記酸化チタン粒子のTiOに対する、前記式(1)で示される化合物のSi元素の含有率をc[質量%]としたとき、下記式(B)
    式(B):0.015≦b×c≦0.030
    を満足する請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 前記下引き層の膜厚d[μm]が、下記式(C)
    式(C)0.5≦d≦3.0
    を満足する請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
  4. 前記下引き層が、下記式(D)
    式(D):0.15≦a/d≦0.55
    を満足する請求項13の何れか1項に記載の電子写真感光体。
  5. 前記式(1)で示される化合物が、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン及びビニルメチルジメトキシシランからなる群より選択される少なくとも1種である請求項14の何れか1項に記載の電子写真感光体。
  6. 前記酸化チタン粒子の平均一次粒径b[μm]が、0.015以上0.085以下である、請求項15の何れか1項に記載の電子写真感光体。
  7. 請求項1~6の何れか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、及びクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 請求項1~6の何れか1項に記載の電子写真感光体、並びに、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有することを特徴とする電子写真装置。
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