JP7257991B2 - ダクト用換気扇 - Google Patents

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Description

本開示は、ダクトを通じて換気を行うダクト用換気扇に関する。
特許文献1には、天吊金具で製品を吊って製品を天井裏に据え付ける天吊据付けによって据え付けられるダクト用換気扇について、天吊金具を製品の内側から着脱可能とした構造が開示されている。特許文献1に開示されたダクト用換気扇は、天井にダクト用換気扇を点検するための点検口が設けられていない場合、または天井における製品の据付け位置から遠い位置に点検口が設けられている場合において、天井材を剥がすことなく製品の取外しおよび製品の取付けが可能である。
一方、ダクト用換気扇は、ダクト用換気扇を野縁にねじで据付ける野縁据付けと、天吊据付けとを兼用して天井裏に据え付けられる場合がある。
実開平1-136329号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたダクト用換気扇では、天吊金具がダクト用換気扇の内側から着脱可能とされているが、ダクト用換気扇における天吊金具の固定位置が予め決まっている。
このため、上記特許文献1に開示されたダクト用換気扇では、天井材を張った後にダクト用換気扇を天吊据付けによって吊った際にダクト用換気扇と天井材との間に高さ方向の隙間が生じた場合、点検口から作業者が天井裏に入ってダクト用換気扇の高さを調整する、または点検口が無い場合は天井材を剥がしてダクト用換気扇の高さを調整する必要があり、ダクト用換気扇の位置の調整に手間を要するという問題があった。
また、天吊金具を製品の内側から着脱可能でない場合には、ダクト用換気扇を天吊据付けのみによって据え付ける際にダクト用換気扇と天井材との間に高さ方向の隙間が生じた場合には、点検口から作業者が天井裏に入ってダクト用換気扇の高さを調整する、または点検口が無い場合は天井材を剥がしてダクト用換気扇の高さを調整する必要があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、天吊据付けによる据付の際の吊り高さの調整を製品の内部側から容易に実施可能なダクト用換気扇を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかるダクト用換気扇は、空気の吸気口および排気口が形成された換気扇本体と、吸気口から換気扇本体の内部に流入し排気口から流出する気流を形成する送風機とを含み、天井から吊られた吊りボルトに固定された天吊金具に換気扇本体がねじ固定されることによって天井裏に据え付けられる。換気扇本体は、換気扇本体と天吊金具とをねじ固定するためのねじが、換気扇本体の側面の外面に配置された天吊金具に対して換気扇本体の側面の内面側から天吊金具に向かってねじ込まれる複数の被ねじ込み部を備える。複数の被ねじ込み部は、側面において換気扇本体の高さ方向における異なる複数の位置に設けられている。換気扇本体の高さ方向において隣り合う2つの被ねじ込み部は、側面において側面の幅方向における異なる位置に設けられている。
本開示によれば、天吊据付けによる据付の際の吊り高さの調整を製品の内部側から容易に実施可能である、という効果を奏する。
実施の形態1にかかるダクト用換気扇の取り付け状態を示す断面図 実施の形態1にかかるダクト用換気扇の取り付けにおいて用いられる天吊金具と吊りボルトとの接続状態を示す側面図であり、図1における領域Aに対応する領域を示す図 実施の形態1にかかるダクト用換気扇の化粧グリルを未装着状態での下面図 実施の形態1にかかるダクト用換気扇の化粧グリルを未装着状態であり電線接続装置カバーが開いた状態での下面図 実施の形態1にかかるダクト用換気扇の上面図 実施の形態1にかかるダクト用換気扇への天吊金具の取り付けを説明する図 実施の形態1にかかるダクト用換気扇の天吊金具固定用ねじ穴を示す側面図 実施の形態1にかかるダクト用換気扇の換気扇本体と天吊金具との、天吊金具のツメでの断面模式図 実施の形態1にかかるダクト用換気扇の換気扇本体と天吊金具とを一番下の位置に設けられた天吊金具固定用ねじ穴を用いて固定した状態を示す断面模式図 実施の形態1にかかるダクト用換気扇の換気扇本体と天吊金具とを一番上の位置に設けられた天吊金具固定用ねじ穴を用いて固定した状態を示す断面模式図 実施の形態1にかかるダクト用換気扇が据え付けられる野縁の一例を示す図 実施の形態1にかかるダクト用換気扇の他の取り付け状態を示す断面図
以下に、実施の形態にかかるダクト用換気扇を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるダクト用換気扇の取り付け状態を示す断面図である。図2は、実施の形態1にかかるダクト用換気扇の取り付けにおいて用いられる天吊金具と吊りボルトとの接続状態を示す側面図であり、図1における領域Aに対応する領域を示す図である。図3は、実施の形態1にかかるダクト用換気扇の化粧グリルを未装着状態での下面図である。図4は、実施の形態1にかかるダクト用換気扇の化粧グリルを未装着状態であり電線接続装置カバーが開いた状態での下面図である。図5は、実施の形態1にかかるダクト用換気扇の上面図である。図6は、実施の形態1にかかるダクト用換気扇への天吊金具の取り付けを説明する図である。図7は、実施の形態1にかかるダクト用換気扇の天吊金具固定用ねじ穴を示す側面図である。図8は、実施の形態1にかかるダクト用換気扇の換気扇本体と天吊金具との、天吊金具のツメでの断面模式図である。図9は、実施の形態1にかかるダクト用換気扇の換気扇本体と天吊金具とを一番下の位置に設けられた天吊金具固定用ねじ穴を用いて固定した状態を示す断面模式図である。図10は、実施の形態1にかかるダクト用換気扇の換気扇本体と天吊金具とを一番上の位置に設けられた天吊金具固定用ねじ穴を用いて固定した状態を示す断面模式図である。図11は、実施の形態1にかかるダクト用換気扇が据え付けられる野縁の一例を示す図である。
本実施の形態1にかかるダクト用換気扇100は、天井材24に設けられた本体埋込用開口部25に据え付けられて、室内外を連通させるダクト14に室内41側からダクト接続口8を挿入して室内41の空気を換気する。天井18には、たとえば図11に示すような野縁43が吊られて設置されている。天井材24は、天井18から吊られた野縁43の室内41側に張られている。また、ダクト用換気扇100は、ダクト用換気扇100が据え付けられた部屋と異なる不図示の他の部屋の室内とダクト用換気扇100とを連通させる副吸込側ダクト19にダクト用換気扇100側から副吸込側ダクト接続口37を挿入して、他の部屋の空気を換気する。
ダクト用換気扇100は、換気扇本体2と、換気扇本体2の側部に設けられ換気扇本体2の側面から直角方向に延び、気流の吐出口となる排気口10をダクト14に連通する位置まで延長するダクト接続口8と、換気扇本体2の側部に設けられ換気扇本体2の側面から直角方向に延び、他の部屋の空気の吸込口となる副吸込口38を副吸込側ダクト19に連通する位置まで延長する副吸込側ダクト接続口37と、換気する空気を流通させる換気駆動体である送風機1とを有している。換気扇本体2は、送風機1を収納するファンケーシング6を有している。
実施の形態1にかかるダクト用換気扇100は、天井材24に形成された本体埋込用開口部25を通じて天井裏42に配置され、屋外に通じるダクト14に換気扇本体2側からダクト接続口8を挿入して設置される。また、ダクト用換気扇100は、他の部屋に連通する副吸込側ダクト19に換気扇本体2側から副吸込側ダクト接続口37を挿入して設置される。
ダクト用換気扇100は、ダクト用換気扇100を天井材24に開けられた本体埋込用開口部25に埋込み、換気扇本体2の下部に配置されているフランジ2aに設けられたねじ孔26を通じてフランジ2aの下方から天井材24にねじを打ち込むことで固定されている。すなわち、ダクト用換気扇100は、野縁据付けによって据え付けられている。
また、ダクト用換気扇100は、天井18から吊られた吊りボルト34に固定された天吊金具29に換気扇本体2がねじ固定されることによって天井裏42に据え付けられている。ダクト用換気扇100は、換気扇本体2の側面の外面に配置された天吊金具29に、換気扇本体2と天吊金具29とを固定するためのねじである取付ねじ31を換気扇本体2の内側から打ち込むことで天吊金具29と換気扇本体2とが固定されている。
天吊金具29は、ダクト用換気扇100の天吊据付けにおいてダクト用換気扇100を吊ってダクト用換気扇100を据え付けるための金具である。天吊金具29は、図6に示すようにL形状を有する金具であり、ステンレスといった耐食性が高い金属材料によって構成されている。天吊金具29は、上部となる長手方向の端に、吊りボルト34を固定するための吊りボルト固定部29cである屈曲部を備える。吊りボルト固定部29cは、天井18から吊られた吊りボルト34を挿通可能な不図示の貫通孔を有する。
そして、図2に示すようにゴムクッション33とワッシャー35とナット36とで天吊金具29の吊りボルト固定部29cを挟むことにより、天吊金具29と吊りボルト34とが固定されている。すなわち、ダクト用換気扇100は、天吊据付けによって据え付けられている。したがって、ダクト用換気扇100は、野縁据付けと天吊据付けとの兼用によって据え付けられている。
天吊金具29は、図6、図8、図9、図10に示すように天吊金具29のツメ29aを、換気扇本体2における天吊金具29が固定される側面2cの上端部2bに引掛けて、換気扇本体2の側面2cの外面に天吊金具29の本体を配置し、側面2cの内面にツメ29aを配置し、換気扇本体2の側面2cを天吊金具29の本体とツメ29aとの間に挟んで固定する。換気扇本体2の側面2cを天吊金具29の本体とツメ29aとの間に挟んで固定することで、換気扇本体2に対する側面2cの厚み方向の位置が固定される。換気扇本体2の高さ方向におけるツメ29aの長さは、図6に示される一番下の位置に設けられた天吊金具固定用ねじ穴30を用いて換気扇本体2と天吊金具29とを固定した場合でもツメ29aが換気扇本体2の側面2cを固定できる長さとされる。また、天吊金具29のツメ29aを換気扇本体2の側面2cの上端部2bに引掛けることで、天吊金具29と換気扇本体2との固定作業中において天吊金具29が傾いたりすることを抑制でき、天吊金具29と換気扇本体2との固定作業が容易になる。
このとき、換気扇本体2の側面2cに設けられた天吊金具固定用ねじ穴30と、天吊金具29に設けられた取付孔32の位置が一致している。そして、換気扇本体2の内側から、すなわち換気扇本体2の側面2cの内面側から、天吊金具29に設けられた天吊金具固定用ねじ穴30および天吊金具29に設けられた取付孔32に取付ねじ31が打ち込まれることで、天吊金具29と換気扇本体2とが固定される。また、換気扇本体2と天吊金具29とを固定するために用いる天吊金具固定用ねじ穴30を変更することで、換気扇本体2と天吊金具29との固定高さを調整することができる。すなわち、換気扇本体2と天吊金具29とを固定するために用いる天吊金具固定用ねじ穴30を変更することで、換気扇本体2の高さ方向における換気扇本体2と天吊金具29との相対的な位置を変更して、換気扇本体2の高さ方向における天吊金具29に対する換気扇本体2の位置を調整することができる。
ダクト用換気扇100は、ファンケーシング6といった内部部品が見えて見栄えが悪くならないようにするため、ダクト用換気扇100の下面を覆う意匠部品である化粧グリル12を備える。化粧グリル12は、本体取付用のスプリング13を備えており、スプリング13をファンケーシング6に備えられているスプリング固定部7に引っ掛けることにより固定される。スプリング13は、スプリング固定部品21によって化粧グリル12に取付けられている。
換気扇本体2は、天面27および底面が開口した箱状を呈し、側面に排気口10が設けられている。換気扇本体2は、底面の開口が吸気口をなす。排気口10にはダクト接続口8が接続される。
ファンケーシング6は、底面が開放されて吸込口5が形成されている。ファンケーシング6は、吸込口5から吸い込まれた空気が送風機1によってファンケーシング6の内壁に沿って排気口10に至る排気風路を形成している。排気口10に流れた空気は、ダクト接続口8およびダクト14を介して屋外へ排気される。ファンケーシング6は、ねじによって天面27に固定されており、ねじを外すことによって天面27から取り外し可能である。ファンケーシング6の底面側には、化粧グリル12を取り付けるための化粧グリル取付用のスプリング固定部7が設けられている。
送風機1は、モータ3と、モータ3の駆動軸に差込結合されたファン4とから構成されている。ファン4は、吸気口から換気扇本体2の内部に流入して排気口10から流出する気流を形成する。また、ファン4は、副吸込口38から換気扇本体2の中に流入して排気口10から流出する気流を形成する。モータ3は、ファン4を駆動する。モータ3は、天面27に固定されている。
換気扇本体2の内部に設けられた電線接続装置20とモータ3とは、不図示のモータ電線により電気的に接続されている。電線接続装置20は、下面側が電線接続装置カバー11で覆われることにより、埃および湿気の侵入が図られている。
電線接続装置カバー11は、ファンケーシング6に設けられた回転支持部15の挿通孔に、電線接続装置カバー11が備える回転軸16が挿入されることで、ファンケーシング6に取り付けられる。電線接続装置カバー11は、回転軸16を中心として回転可能とされており、電線接続装置20に対して開閉可能とされている。
また、電線接続装置カバー11を開くことで、換気扇本体2の天面27側に設けられたゴムブッシュ39から挿入された外部電源電線22を、換気扇本体2の底面側に設けられたゴムブッシュ28を通して電線接続装置20に引き込んで電線接続装置20の差込穴20aに差し込むことができる。これにより、ダクト用換気扇100を天井裏42に設置した状態での室内41側からの外部電源電線22の結線作業が容易となる。電線接続装置カバー11には、電線接続装置カバー11を開閉する際に指を引っ掛ける引掛け部17が形成されており、電線接続装置カバー11の開閉が容易とされている。
外部電源電線22を通じて供給された電力が電線接続装置20を介してモータ電線からモータ3に流れることで、電気エネルギーがモータ3のシャフトの回転運動に変換される。モータ3が回転運動をファン4に伝えることでファン4が回転し、ファンケーシング6内に空気の流れが形成される。
ダクト接続口8は、径の異なる段状の外形を有している。ダクト接続口8の外形が径の異なる段状であることにより、径が異なるダクト14に接続することが可能であるとともに、ダクト接続口8とダクト14との接続部に対するテーピングなどの作業性が向上する。ダクト接続口8とダクト14との接続部に対するテーピングは、ダクト接続口8とダクト14との接続部の隙間を塞ぐとともにダクト接続口8とダクト14とを固定するために行われる。
ダクト接続口8内には、風圧によって開閉するシャッタ9が設けられている。シャッタ9は、ダクト用換気扇100の運転時には風圧で開き、停止時はシャッタ9の自重でダクト接続口8を閉鎖する。ダクト接続口8内にシャッタ9を設けることで、ダクト用換気扇100の停止時に屋外からの外風が室内に侵入することを防止できる。
同様に、副吸込側ダクト接続口37は、径の異なる段状の外形を有している。副吸込側ダクト接続口37の外形が径の異なる段状であることにより、径が異なる副吸込側ダクト19に接続することが可能であるとともに、副吸込側ダクト接続口37と副吸込側ダクト19との接続部に対するテーピングなどの作業性が向上する。副吸込側ダクト19と副吸込側ダクト接続口37との接続部に対するテーピングは、ダクト接続口8とダクト14との接続部の隙間を塞ぐとともにダクト接続口8とダクト14とを固定するために行われる。
ダクト14は、屋外まで延びており建物の屋外外壁に備えたフードなどと連結し、住宅内の空気を換気する換気風路を形成している。また、副吸込側ダクト19における換気扇本体2側とは反対側の端部には不図示の副吸込グリルが据付けられる。
つぎに、ダクト用換気扇100を天吊据付けによって据え付ける場合の、換気扇本体2と天吊金具29との固定方法について説明する。図7に示すように、換気扇本体2における天吊金具29が固定される側面2cには、複数の被ねじ込み部が形成されている。被ねじ込み部は、換気扇本体2と天吊金具29とを固定するために換気扇本体2の内側から天吊金具29に向かって取付ねじ31がねじ込まれる部分であり、換気扇本体2における固定部を構成している。
図7においては、複数の被ねじ込み部として、複数の天吊金具固定用ねじ穴30が形成された場合について示している。天吊金具固定用ねじ穴30は、換気扇本体2の内面側から換気扇本体2の外面側に向かう方向に窪んだ窪み部である。すなわち、換気扇本体2と天吊金具29とを固定する前の天吊金具固定用ねじ穴30は、換気扇本体2の側面2cを貫通しておらず、薄肉がついている薄肉部とされた状態である。したがって、換気扇本体2と天吊金具29とを固定する際には、使用する天吊金具固定用ねじ穴30を貫通させる必要がある。窪み部とされた天吊金具固定用ねじ穴30は、取付ねじ31によって換気扇本体2の側面2cの内面側から天吊金具29に向かって押されることによって貫通されて取付ねじ31をねじ込むことが可能となる。複数の被ねじ込み部である天吊金具固定用ねじ穴30を窪み部とすることにより、使用しない被ねじ込み部からの風漏れを防止することができる。
また、図7において天吊金具固定用ねじ穴30同士を繋ぐラインは、天吊金具固定用ねじ穴30位置変更を行う際のガイドライン30aである。天吊金具固定用ねじ穴30の部分だけが窪んでいると、視覚的に見にくく、天吊金具固定用ねじ穴30の位置が判別しにくくなる。このため、天吊金具固定用ねじ穴30間をガイドライン30aで繋ぐことにより、天吊金具固定用ねじ穴30の位置を見つけやすくなり、また隣り合う天吊金具固定用ねじ穴30同士の、換気扇本体2の高さ方向における形成ピッチ幅が異なることを視覚的に理解することができる。したがって、天吊金具固定用ねじ穴30同士を繋ぐガイドライン30aは、天吊金具29と換気扇本体2とを固定する作業において作業性の向上に寄与する。
また、ガイドライン30aも窪み部からなる天吊金具固定用ねじ穴30と同様に、換気扇本体2の内面側から換気扇本体2の外面側に向かう方向に窪んだ窪み部である。これにより、ガイドライン30aからの風漏れを防止することができる。図7においては、理解の容易のため、窪み部である天吊金具固定用ねじ穴30およびガイドライン30aを実線で示している。
また、天吊金具固定用ねじ穴30は、換気扇本体2の内面側から換気扇本体2の外面側に向かう方向の穴抜きを中途で止めたノックアウト穴であってもよい。この場合も、換気扇本体2と天吊金具29とを固定する前の天吊金具固定用ねじ穴30は、換気扇本体2の側面2cを貫通しておらず、薄肉がついている薄肉部とされた状態である。したがって、換気扇本体2と天吊金具29とを固定する際には、使用する天吊金具固定用ねじ穴30を貫通させる必要がある。ノックアウト穴とされた天吊金具固定用ねじ穴30は、取付ねじ31によって換気扇本体2の側面2cの内面側から天吊金具29に向かって押されることによって貫通されて取付ねじ31をねじ込むことが可能となる。
この場合もガイドライン30aは、窪み部によって構成される。これにより、上述した効果が得られる。
では、図における矢視Bの方向から見た換気扇本体2の側面2cを示している。天吊金具29は、図6に示すように、天吊金具29の角部29bを換気扇本体2の外面の角部に合わせて配置される。天吊金具29は、複数の天吊金具固定用ねじ穴30のうち換気扇本体2と天吊金具29とを固定するために実際に使用する天吊金具固定用ねじ穴30と、天吊金具29に設けられた取付孔32との位置が一致するように配置される。
そして、換気扇本体2の内側から天吊金具29に向かって取付ねじ31が打ち込まれることで、すなわち、換気扇本体2の内部から天吊金具固定用ねじ穴30および取付孔32に取付ねじ31がねじ込まれることで、天吊金具29と換気扇本体2とが固定される。このとき、ノックアウト穴である天吊金具固定用ねじ穴30は、取付ねじ31がねじ込まれることによって取付ねじ31が貫通する。これにより、換気扇本体2が天吊金具29によって支持される。
複数の天吊金具固定用ねじ穴30は、換気扇本体2の側面2cにおいて、換気扇本体2の高さ方向における異なる複数の位置に設けられている。図7においては、換気扇本体2の側面2cにおいて、換気扇本体2の高さ方向における位置が異なる5箇所に天吊金具固定用ねじ穴30が設けられている状態を示している。
複数の天吊金具固定用ねじ穴30のそれぞれは、任意に選択されて換気扇本体2と天吊金具29とを固定するために使用可能である。ダクト用換気扇100では、換気扇本体2の側面2cにおける形成位置が異なる天吊金具固定用ねじ穴30を用いて換気扇本体2と天吊金具29とを固定することにより、換気扇本体2の高さ方向における換気扇本体2と天吊金具29との位置関係を異ならせることが可能である。すなわち、ダクト用換気扇100では、使用する天吊金具固定用ねじ穴30を選択することによって、天吊金具29に対する換気扇本体2の高さ位置を調整することが可能である。天吊金具29に対する換気扇本体2の高さ位置は、天吊金具29に対するダクト用換気扇100の吊り高さ位置と換言できる。
また、ダクト用換気扇100では、複数の天吊金具固定用ねじ穴30が、換気扇本体2の側面2cの幅方向における異なる複数の位置に分けて、換気扇本体2の高さ方向において交互に形成されている。図7においては、換気扇本体2の高さ方向における位置が異なる複数の天吊金具固定用ねじ穴30が、換気扇本体2の側面2cの幅方向における位置が異なる2箇所に分けて設けられている状態を示している。
図7においては、換気扇本体2の側面2cの幅方向における位置P1に、換気扇本体2の高さ方向における位置が異なる3つの天吊金具固定用ねじ穴30が設けられている。また、図7においては、換気扇本体2の側面2cの幅方向において位置P1と異なる位置である位置P2に、換気扇本体2の高さ方向における位置が異なる2つの天吊金具固定用ねじ穴30が設けられている。
位置P1に形成されて換気扇本体2の高さ方向において隣り合う天吊金具固定用ねじ穴30同士の、換気扇本体2の高さ方向における形成ピッチ幅は、10mmとされている。位置P2に形成されて換気扇本体2の高さ方向において隣り合う天吊金具固定用ねじ穴30同士の、換気扇本体2の高さ方向における形成ピッチ幅は、10mmとされている。また、全ての天吊金具固定用ねじ穴30においては、換気扇本体2の高さ方向において隣り合う天吊金具固定用ねじ穴30同士の、換気扇本体2の高さ方向における形成ピッチ幅は、5mmとされている。
換気扇本体2の高さ方向において隣り合う複数の天吊金具固定用ねじ穴30が、換気扇本体2の側面2cの幅方向における位置P1と位置P2とに分けて形成されることにより、換気扇本体2の高さ方向において隣り合う天吊金具固定用ねじ穴30同士の形成ピッチ幅が短い場合でも複数の天吊金具固定用ねじ穴30を換気扇本体2の側面2cに形成することができる。これにより、ダクト用換気扇100では、天吊金具29に対する換気扇本体2の高さ位置を短い調整幅で微調整することが可能である。
なお、被ねじ込み部は、換気扇本体2の側面2cが側面2cの内面側から側面2cの外面側に押圧されることによって側面2cの外面側に突出した突出部とされてもよい。この場合も、天吊金具固定用ねじ穴30は、取付ねじ31によって換気扇本体2の側面2cの内面側から天吊金具29に向かって押されることによって貫通されて取付ねじ31をねじ込むことが可能となる。この場合も、使用しない被ねじ込み部からの風漏れを防止することができる。また、被ねじ込み部には、タップ孔であるねじ孔が設けられてもよい。
図12は、実施の形態1にかかるダクト用換気扇の他の取り付け状態を示す断面図である。図1においては、換気扇本体2のフランジ2aに設けられたねじ孔26を通じてフランジ2aの下方から天井材24にねじを打ち込む構成について示した。ダクト用換気扇100は、図12に示すように、換気扇本体2のフランジ2aに設けられたねじ孔26を通じてフランジ2aの下方から野縁43に直接にねじを打ち込む構成とすることも可能である。
実施の形態1にかかるダクト用換気扇100は、ダクト用換気扇100の設置位置付近の天井材24にメンテナンス用の点検口を設けなくても、ダクト用換気扇100の内部から換気扇本体2の吊り高さ位置の調整が可能である。このため、野縁据付けと天吊据付けを兼用してダクト用換気扇100を据え付ける際のダクト用換気扇100の吊り高さ位置の調整が容易であり、製品据付性が向上するという効果を奏する。
これにより、ダクト用換気扇100は、野縁据付けと天吊据付けとを兼用して据え付けられる場合に、天井材24を張った後にダクト用換気扇100を天吊金具29によって吊った際にダクト用換気扇100と天井材24との間に高さ方向の隙間が生じた場合でも、ダクト用換気扇100の内部から換気扇本体2の吊り高さ位置の調整を容易に実施できる。
また、実施の形態1にかかるダクト用換気扇100は、天吊据付けによって据え付けられる場合に、ダクト用換気扇100を天吊金具29によって吊った際にダクト用換気扇100と天井材24との間に高さ方向の隙間が生じた場合でも、ダクト用換気扇100の内部から換気扇本体2の吊り高さ位置の調整を容易に実施できる。
このため、ダクト用換気扇100設置する建屋では、建屋の建築時に天井材24においてメンテナンス用の点検口を設ける位置を考慮する必要がない。
上述したように、本実施の形態1にかかるダクト用換気扇100によれば、天吊据付けによる据付の際のダクト用換気扇100の吊り高さの調整をダクト用換気扇100の内部側から容易に実施可能である、という効果を奏する。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 送風機、2 換気扇本体、2a フランジ、2b 上端部、2c 側面、3 モータ、4 ファン、5 吸込口、6 ファンケーシング、7 スプリング固定部、8 ダクト接続口、9 シャッタ、10 排気口、11 電線接続装置カバー、12 化粧グリル、13 スプリング、14 ダクト、15 回転支持部、16 回転軸、17 引掛け部、18 天井、19 副吸込側ダクト、20 電線接続装置、20a 差込穴、21 スプリング固定部品、22 外部電源電線、24 天井材、25 本体埋込用開口部、26 ねじ孔、27 天面、28 ゴムブッシュ、29 天吊金具、29a ツメ、29b 角部、29c 吊りボルト固定部、30 天吊金具固定用ねじ穴、31 取付ねじ、34 吊りボルト、35 ワッシャー、36 ナット、37 副吸込側ダクト接続口、38 副吸込口、39 ゴムブッシュ、41 室内、100 ダクト用換気扇。

Claims (3)

  1. 空気の吸気口および排気口が形成された換気扇本体と、前記吸気口から前記換気扇本体の内部に流入し前記排気口から流出する気流を形成する送風機とを含み、天井から吊られた吊りボルトに固定された天吊金具に前記換気扇本体がねじ固定されることによって天井裏に据え付けられるダクト用換気扇であって、
    前記換気扇本体は、前記換気扇本体と前記天吊金具とをねじ固定するためのねじが、前記換気扇本体の側面の外面に配置された前記天吊金具に対して前記換気扇本体の前記側面の内面側から前記天吊金具に向かってねじ込まれる複数の被ねじ込み部を備え、
    複数の前記被ねじ込み部は、前記側面において前記換気扇本体の高さ方向における異なる複数の位置に設けられており、
    前記換気扇本体の高さ方向において隣り合う2つの前記被ねじ込み部は、前記側面において前記側面の幅方向における異なる位置に設けられていること、
    を特徴とするダクト用換気扇。
  2. 複数の前記被ねじ込み部が、前記側面の幅方向における異なる複数の位置に分けて、前記換気扇本体の高さ方向において交互に形成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載のダクト用換気扇。
  3. 前記被ねじ込み部が、前記側面の内面側から前記天吊金具に向かって押されることによって貫通されて前記ねじをねじ込むことが可能となる、前記側面の内面側から前記側面の外面側に向かって窪んだ窪み部であること、
    を特徴とする請求項1または2に記載のダクト用換気扇。
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