JP3530162B2 - 住宅用換気装置および住宅用換気方法 - Google Patents
住宅用換気装置および住宅用換気方法Info
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Description
び住宅用換気方法に関し、例えば集合住宅等の住宅に最
適に適用され、例えばバルコニーの天井内に埋込み配置
される換気ユニットを通じて住宅の全ての給気および排
気を行え、建物の外装に一切の換気口を設けることなく
外観的なデザイン性が優れた住宅にするものである。
ては住宅の高気密化、高断熱化が進展し、建物密閉度が
高くなる傾向にある。そして、この集合住宅においては
住戸内の自然換気ができない状況にある。その住宅用換
気方法として例えば図18に示すものがある。すなわ
ち、居室の外気に面する壁面に屋外から外気を取り入れ
るための給気口や排気口を設けるものである。例えば居
室BR.1の壁面には給気口a1を、また居室BR.2
の壁面には給気口a2を、居室BR.3の壁面には給気
口a3を、さらにリビングルームLDの壁面には給気口
a4を設ける。そして、台所cに対しては空間個所を介
して外気に面する壁面に屋外からの外気を取り入れるた
めの給気口a5をそれぞれ設ける。また、浴室d、洗面
室e、トイレf等のサニタリー系の居室部においては排
気のための吸込口b1,b2,b3を設け、この吸込口b
1,b2,b3の中心部に共用のダクト用換気扇gを連通
して設けて常時小風量で運転することにより各居室部か
ら廊下などを経由してサニタリー系の排気のための空気
の流れを造り出し、外気に面する壁面に設ける排気口h
1から排気させる。また、台所cにおいてもレンジフー
ドiを設け、そのレンジフードiに設けるレンジフードフ
ァンを駆動することにより、外気に面する壁面に設けた
排気口h2から台所cの排気を行うようようにする等、
機械換気設備を用いて住戸全体の換気を行うになってい
る。このような住宅用換気方法では、各居室の外気に面
する壁面に設ける給気口a1,a2,a3,a4,a5や排
気口h1,h2は壁面に取付けるベントキャップjにて覆
われるので、このベントキャップが住宅の外壁に屋外か
ら見えるように並べられる。
示す上記従来の住宅用換気方法では、各居室の外気に面
する壁面に給気口a1,a2,a3,a4,a5や排気口h
1,h2を設け、この給気口a1,a2,a3,a4,a5
や排気口h1,h2をベントキャップjにて覆わなければ
ならないので、ベントキャップjにて給気口a1,a2,
a3,a4,a5や排気口h1,h2を覆うための取付施
工工事に多くの時間と労力が必要になり、効率的な施工
工事が行えず、設備費および資材費が多大になって不経
済であった。最低でも居室分に相当するベントキャップ
jが住宅の外壁に取付けられることになる。例えばリビ
ングルームのように床面積の広い居室では、想定在室人
員に合わせて給気口からの取入外気量が決定される。こ
の際、給気口の口径を大きく採る必要があるか、或いは
占有面積を2つ以上の小口径の給気口に分配して設ける
ことになる。しかもデザイン的にも数多くのベントキャ
ップが住宅の外壁に散在して取付けられるので、雑然と
し、外観が損なわれる。
工事が短時間に効率的に行え、設備費および資材費が低
廉で不経済であり、またデザイン的にも整然とし、スマ
ートな住宅用換気装置および住宅用換気方法を提供しよ
うとする。
なされ、請求項1に記載の発明は、住宅の各室に有する
排気口並びに給気口に対しダクトにより接続可能にバル
コニーの天井内に埋込み配置され、少なくとも台所用排
気ファン、台所用給気ファン、サニタリー用排気ファン
が内部に組込まれるケーシングと、該ケーシングの下面
にバルコニーの天井面と面一になるように設けられ、外
部から視認可能に取付けられることにより第1の給気グ
リルと排気グリルとを備えたフラットパネルとにより第
1の換気ユニットを形成し、前記ケーシング内の一部に
設けられ、室内に配置した第2の他の換気ユニットにダ
クトを介して接続される給気用および排気用のボックス
との下面に前記第1の給気口グリルと排気グリルとに隣
接して第2の給気グリルと排気グリルとを単一の前記フ
ラットパネルに設けたことを特徴とするという手段を採
用した。
有する排気口並びに給気口に対しダクトにより接続可能
にバルコニーの天井内に埋込み配置され、少なくとも台
所用排気ファン、台所用給気ファン、サニタリー用排気
ファンが内部に組込まれるケーシングと、該ケーシング
の下面にバルコニーの天井面と面一になるように設けら
れ、外部から視認可能に取付けられることにより第1の
給気グリルと排気グリルとを備えたフラットパネルとに
より第1の換気ユニットを形成し、前記ケーシング内の
一部に設けられ、室内に配置した第2の他の換気ユニッ
トにダクトを介して接続される給気用および排気用のボ
ックスの下面に前記第1の給気グリルと排気グリルとに
隣接して第2の給気グリルと排気グリルとを単一の前記
フラットパネルに設けたことにより、ベントキャップに
て給気口や排気口を覆う従来の住宅用換気装置に較べて
新鮮な外気が採り入れ易くなり、住宅の各室からの排気
と熱交換とが円滑かつ確実に行え、また施工工事が短時
間にして多大な労力を要することなく効率的に行え、設
備費および資材費が低廉で経済的になり、またデザイン
的にも給気グリルと排気グリルとがフラットパネルに見
えるだけであるため、外観が損なわれることなく整然と
し、スマートになり、装置自体の外容積もコンパクトに
なり取り扱い易い。
台所用排気ファン、台所用給気ファン、およびサニタリ
ー用排気ファンを組み込んだ第1の換気ユニットをバル
コニーの天井内に埋込み設置し、住宅の各室に有する排
気口並びに給気口に対しダクトによって接続され、前記
換気ユニットの下面に第1の給気グリルと排気グリルと
を備えたフラットパネルが設けられ、該フラットパネル
はバルコニーの天井面と面一になるように取付けられ、
屋外からはこのフラットパネルだけを視認可能になすと
ともに、前記換気ユニットを形成するケーシング内の一
部に給気用のボックスおよび排気用のボックスを設け、
該ボックスに室内に配置した他の換気ユニットのダクト
を接続し、該ボックスの下面には第2の給気グリルと排
気グリルとを設けることにより前記第1の換気ユニット
からの給気または排気を行うとともに第1の換気ユニッ
トの第1の前記給気グリルおよび排気グリルを通じて住
戸内の全ての排気および給気を行うことを特徴とすると
いう手段を採用した。
請求項2において、第2の給気グリルと排気グリルは、
第1の給気グリルと排気グリルを設ける単一のフラット
パネルに形成されたことを特徴とするという手段を採用
した。
上記手段のように、台所用排気ファン、台所用給気ファ
ン、およびサニタリー用排気ファンを組み込んだ第1の
換気ユニットをバルコニーの天井内に埋込み設置し、住
宅の各室に有する排気口並びに給気口に対しダクトによ
って接続され、前記換気ユニットの下面に第1の給気グ
リルと排気グリルとを備えたフラットパネルが設けら
れ、該フラットパネルはバルコニーの天井面と面一にな
るように取付けられ、屋外からはこのフラットパネルだ
けを視認可能になすとともに、前記換気ユニットを形成
するケーシング内の一部に給気用のボックスおよび排気
用のボックスを設け、該ボックスに室内に配置した他の
換気ユニットのダクトを接続し、該ボックスの下面には
第2の給気グリルと排気グリルとを設けることにより前
記第1の換気ユニットからの給気または排気を行うとと
もに第1の換気ユニットの第1の前記給気グリルおよび
排気グリルを通じて住戸内の全ての排気および給気を行
うことを特徴とするという手段を採用し、また請求項3
に記載の発明は、第2の給気グリルと排気グリルは、第
1の給気グリルと排気グリルを設ける単一のフラットパ
ネルに形成されたことを特徴としたので、ベントキャッ
プにて給気口や排気口を覆う従来の住宅用換気装置に較
べて新鮮な外気が採り入れ易くなり、住宅の各室からの
排気が円滑かつ確実に行え、また施工工事が短時間にし
て多大な労力を要することなく効率的に行え、設備費お
よび資材費が低廉で経済的になり、またデザイン的にも
給気グリルと排気グリルとがフラットパネルに見えるだ
けであるため、外観が損なわれることなく整然とし、ス
マートに施工が行える。
態の具体例の詳細を説明する。図1ないし図9は本発明
の第1実施形態を示し、1は第1の換気ユニットであ
り、この換気ユニット1は住宅2の各室に有する排気口
3並びに給気口4に対しダクト5,6,7により接続可能
に屋外、例えばバルコニー8の天井9内に埋込み設置さ
れ、台所用排気ファン10、台所用給気ファン11、サ
ニタリー用排気ファン12が内部に組込まれるケーシン
グ13と、該ケーシング13の下面にバルコニー8の天
井面9Aと面一になるように設けられ、外部から視認可
能に取付られることにより第1の給気グリル14と排気
グリル15とを備えフラットパネル16とにより形成さ
れる。図示する実施形態で換気ユニット1の設置個所を
バルコニー8の天井面9Aに埋込み設置するようにした
のは、新鮮な外気を採り入れ易くするのと住宅2の各室
からの排気とを円滑且つ確実に行うためと、換気ユニッ
ト1の取付施工性を迅速かつ確実に行うためである。
られ、室内に設置した第2の他の換気ユニット18にダ
クト19を介して接続される給気用のボックスであり、
このボックス17の下面には第2の給気グリル20が前
記第1の給気グリル14と排気グリル15とに隣接して
前記フラットパネル16に設けられる。21は同様に前
記ケーシング13内に一部に設けられ、室内に設置した
第2の他の換気ユニット18にダクト22を介して接続
される排気用のボックスであり、このボックス21の下
面には第2の排気グリル23が前記第1の給気グリル1
4と排気グリル15とに隣接して単一の前記フラットパ
ネル16に設けられる。
としての給気グリル25は、第1の前記換気ユニット1
に内蔵された前記台所用給気ファン11が駆動すること
により、バルコニー8から屋外の新鮮な空気を吸込み、
給気用の前記ダクト7を通して新鮮な空気を送気して台
所24内に供給するようになっている。
ての厨房用の排気フードであり、この排気フード26は
前記ダクト6により前記換気ユニット1に接続され、換
気ユニット1内に内蔵された台所用排気ファン10が駆
動することによりレンジからの排気を吸引して屋外に排
気するようになっている。
等のサニタリー系の各室に跨る天井内に設置される分岐
チャンバーボックスであり、この分岐チャンバーボック
ス27にはサニタリー系の各室に設けられた複数の排気
口3としての吸込口31,32,33,34に一端が接
続されるダクトの他端が一まとめに接続され、内蔵され
たサニタリー排気ファン(図には示さず)により前記ダ
クト5を通じて排気が行なわれるようになっている。ま
た分岐チャンバーボックス27内には前記サニタリー排
気ファンの運転が停止された時に吸込口31,32,3
3,34相互の空気の流通を防止するための逆流防止シ
ャッターが内蔵されている。
用の全熱交換器が内蔵され、この換気ユニット18内に
は内部に給気ファンと排気ファンとが内蔵される。また
この換気ユニット18には、前記ダクト22の一端が接
続され、ダクト22の他端は前記換気ユニット1の排気
用のボックス21に接続される。そして、第2の換気ユ
ニット18は本体部の直下に設ける換気グリルから室内
の空気を吸い込み、内部に設ける全熱交換素子(図には
示さず)を通じて熱交換が行なわれた後に、前記ダクト
22を通じて屋外に排気がなされる。
ト19の一端が接続され、このダクト19の他端は前記
換気ユニット1の給気用の前記ボックス17に接続され
ることにより第2の前記給気グリル20を通して屋外の
新鮮な空気を取入れる。このようにして給気グリル20
からダクト19を通じて取入れられた外気は、第2の換
気ユニット18の内部で還気と熱交換が行われた後に、
換気ユニット18の他の側面に一端が接続されるダクト
35を通じて例えば居室BR1に設けられる給気口4と
しての給気グリル36、居室BR2に設けられる給気口
4としての給気グリル37、比較的広い床面積を占める
リビングルームLDに設けられる給気口4としての給気
グリル38、さらに居室BR3に設けられる給気口4と
しての給気グリル39に送られ、各室に給気される。
以上の構成からなり、以下作用とともに住宅用換気方法
の詳細を工程毎に説明する。屋外、例えばバルコニー8
の天井9内に埋込み設置される第1の換気ユニット1の
ケーシング13内には台所用排気ファン10、台所用給
気ファン11、およびサニタリー用排気ファン12のよ
うな住戸内の換気に不可欠な主要なファンが組み込まれ
ている(図2,図8,図9参照)。
13の下面には天井面9Aと面一になるフラットパネル
16に外部から視認可能に第1の給気グリル14と排気
グリル15とを設けているので、台所用給気ファン11
が駆動されると、給気グリル14から導入される新鮮な
空気はダクト7を通じて台所24へと送られ、給気口4
としての台所用の給気グリル25から給気が行われる。
また、台所用排気ファン10が駆動されると、厨房用の
排気フード26からダクト6を通じて排気グリル15へ
と送られ、外部に排出される。しかも、サニタリー用の
排気ファン12が駆動されると、浴室28に設けられた
排気口3としての吸込口31,洗面室29に設けられた
排気口3としての吸込口32、トイレ30に設けた排気
口3としての吸込口33,34から空気が分岐チャンバ
ーボックス27へと送られ、ダクト5を通じて排気グリ
ル15から外部に排出される。
ファン11、およびサニタリー用の排気ファン12が内
蔵された第1の換気ユニット1のケーシング13内の一
部に室内に設置した第2の他の換気ユニット18にダク
ト19を介して接続される給気用のボックス17を設
け、この給気用のボックス17の下面に第2の給気グリ
ル20が前記第1の給気グリル14と排気グリル15と
に隣接して単一の前記フラットパネル16に設けられ、
しかも前記ケーシング13内の一部に室内に設置した第
2の他の換気ユニット18にダクト22を介して接続さ
れる排気用のボックス21を設けて該ボックス21の下
面には第2の排気グリル23が前記第1の給気グリル1
4と排気グリル15とに隣接して単一の前記フラットパ
ネル16に設けられるので、常時換気用の全熱交換器内
蔵の換気ユニット18に内蔵した給気ファンと排気ファ
ン(図には示さず)がそれぞれ駆動されると、換気ユニ
ット18の直下に設ける換気グリルから室内の空気を吸
い込み、内部に設ける全熱交換素子を通じて熱交換が行
なわれた後にダクト22を通じて屋外に排気が行われ
る。
クト19の一端が接続され、このダクト19の他端は前
記換気ユニット1の給気用の前記ボックス17に接続さ
れることにより第2の前記給気グリル20を通して屋外
の新鮮な空気を取入れ、ダクト19を通じて第2の換気
ユニット18の内部で還気と熱交換が行われた後に、換
気ユニット18の他の側面に一端が接続されるダクト3
5にを通じて例えば居室BR1に設けられる給気口4と
しての給気グリル36、居室BR2に設けられる給気口
4としての給気グリル37、比較的広い床面積を占める
リビングルームLDに設けられる給気口4としての給気
グリル38、さらに居室BR3に設けられる給気口4と
しての給気グリル39に送られ、各室に給気される。
気)および熱交換が、バルコニー8の天井9内に埋込み
設置され、台所用排気ファン10、台所用給気ファン1
1、およびサニタリー用排気ファン12のような住戸内
の換気に不可欠な主要なファンが組み込まれた第1の換
気ユニット1にダクトを介して接続される給気口4や排
気口3を通じて行われ、住戸の他の部分には屋外の空気
を取り入れるための給気口4や住戸内の空気を屋外に排
出するための排気口3は存在しない。
各居室の外気に面する壁面に給気口や排気口を設け、こ
の給気口や排気口をベントキャップにて覆うための取付
施工工事が省略されるので、多くの時間と労力がかから
ず効率的に施工工事が行え、設備費および資材費が安価
に経済的になる。そして、例えばリビングルームLDの
ように床面積の広い居室でも給気口4や排気口3の口径
を大きく採る必要がなく、或いは給気口4や排気口3の
占有面積を2つ以上の小口径のものに分配して設けずに
済む。しかもデザイン的にも従来の住宅用換気方法のよ
うに数多くのベントキャップが住宅の外壁に散在して取
付けずに済み、給気グリル14,20と排気グリル15,
22だけが外部に露呈するので、デザイン的に整然と
し、外観が雑然として損なわれずに済む。
形態を示す。この実施形態では、住宅の各室に有する排
気口3並びに給気口4に対しダクト5,6,7により接続
可能に屋外、例えばバルコニー8の天井9内に埋込み設
置され、台所用排気ファン10、台所用排気ファン1
1、サニタリー用排気ファン12、全熱交換素子50、
常時換気用給気ファン51、および常時換気用排気ファ
ン52等の住戸内の全ての排気または給気を行う駆動フ
ァンと制御手段とが内部に組込まれるケーシング13
と、該ケーシング13の下面にバルコニー8の天井面9
Aと面一になるように設けられ、外部から視認可能に取
付けられ、給気グリル14′と排気グリル15′とを備
えたフラットパネル16とから換気ユニット1′を形成
し、住戸内の全ての排気および給気は前記換気ユニット
1′を介して行うようにしている。
記実施形態では換気ユニット1はケーシング13内に台
所用排気ファン10、台所用給気ファン11、サニタリ
ー用排気ファン12を内蔵しているが、本実施形態では
ケーシング13内に全熱交換素子50、常時換気用給気
ファン51、および常時換気用排気ファン52等の住戸
内の全ての排気または給気を行う駆動ファンと制御手段
とを内部に組込んで換気ユニット1′を形成する。ま
た、本実施形態では、常時換気を行うために換気ユニッ
ト1′のケーシング13に一端を接続するダクト35の
他端に給気口4としての給気グリル18′を設け、また
ケーシング13に一端が接続されるダクト53の他端に
給気口4としての給気グリル36,37,38,39を
設けた点が第1の前記実施形態と異なる構成であり、そ
のほかは前記実施形態と同様な作用を奏する。
様とは異なり、全熱交換器を内蔵する第2の他の換気ユ
ニット18が不要になり、施工工事は短時間に多くの労
力を要することなく効率的に行え、保守・管理が容易に
なり、点検も容易になる。また、室内側でのダクトの取
り回しも大幅に省略され、施工に必要な資材が大幅に削
減され、工事費および資材費は安価になる。さらに、騒
音発生源である排気または給気を行うための駆動ファン
を室内から無くし、全ての駆動ファンと制御手段とを換
気ユニット1′のケーシング13内に内蔵したので、従
来の住宅換気装置に較べて室内の騒音を大幅に低減する
ことができるという効果がある。
では換気ユニット1,1′を取付るのに集合住宅のバル
コニー8の天井内に埋込み設置することを代表的に説明
したが、これは例示であり、住宅としては一戸建住宅で
も良く、換気ユニット1,1′の取付個所も上記説明の
ようにバルコニー8に限ることなく住居の外部に面する
天井9内に埋込み設置するようにしてもよい。
ように、住宅の各室に有する排気口並びに給気口に対し
ダクトにより接続可能にバルコニーの天井内に埋込み配
置され、少なくとも台所用排気ファン、台所用給気ファ
ン、サニタリー用排気ファンが内部に組込まれるケーシ
ングと、該ケーシングの下面にバルコニーの天井面と面
一になるように設けられ、外部から視認可能に取付けら
れることにより第1の給気グリルと排気グリルとを備え
たフラットパネルとにより第1の換気ユニットを形成
し、前記ケーシング内の一部に設けられ室内に設置した
第2の他の換気ユニットにダクトを介して接続される給
気用および排気用のボックスの下面に前記第1の給気グ
リルと排気グリルとに隣接して第2の給気グリルと排気
グリルとを単一の前記フラットパネルに設けたことを特
徴とするので、ベントキャップにて給気口や排気口を覆
う従来の住宅用換気装置に較べて新鮮な外気が採り入れ
易くなり、しかも、住宅の各室からの排気と熱交換とが
円滑かつ確実に行え、また施工工事が短時間にして多大
な労力を要することなく効率的に行え、設備費および資
材費が低廉で経済的になる。また、デザイン的にも給気
グリルと排気グリルとがフラットパネルに見えるだけで
あるため、外観が損なわれることなく整然とし、スマー
トになり、装置自体の外容積はコンパクトになり、取り
扱い易いという効果がある。
台所用排気ファン、台所用給気ファン、およびサニタリ
ー用排気ファンを組み込んだ第1の換気ユニットをバル
コニーの天井面内に埋込み設置し、住宅の各室に有する
排気口並びに給気口に対しダクトによって接続され、前
記換気ユニットの下面に第1の給気グリルと排気グリル
とを備えたフラットパネルが設けられ、該フラットパネ
ルはバルコニーの天井面と面一になるように取付けら
れ、屋外からはこのフラットパネルだけを視認可能にな
すとともに、前記換気ユニットを形成するケーシング内
の一部に給気用のボックスおよび排気用のボックスを設
け、該ボックスに室内に配置した他の換気ユニットのダ
クトを接続し、該ボックスの下面には第2の給気グリル
と排気グリルとを設けることにより前記第1の換気ユニ
ットからの給気または排気を行うとともに第1の換気ユ
ニットの第1の前記給気グリルおよび排気グリルを通じ
て住戸内の全ての排気および給気を行うことを特徴とし
た構成である。
請求項2において、第2の給気グリルと排気グリルは、
第1の給気グリルと排気グリルを設ける単一のフラット
パネルに形成されている。従って、本発明の請求項2お
よび請求項3に記載の発明は、前述の請求項1に記載の
発明と同様に、ベントキャップにて給気口や排気口を覆
う従来の住宅用換気装置を施工する時に較べて新鮮な外
気が採り入れ易くなり、また住宅の各室からの排気が円
滑かつ確実に行え、しかも施工工事が短時間にして多大
な労力を要することなく効率的に行え、さらには設備費
および資材費が低廉で経済的になり、またデザイン的に
も給気グリルと排気グリルとがフラットパネルに見える
だけであるため、外観が損なわれることなく整然とし、
スマートになるという効果がある。
第1実施形態を示す斜視図である。
す上面図である。
す概略斜視図である。
面図である。
示す概略斜視図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 住宅の各室に有する排気口並びに給気口
に対しダクトにより接続可能にバルコニーの天井内に埋
込み配置され、少なくとも台所用排気ファン、台所用給
気ファン、サニタリー用排気ファンが内部に組込まれる
ケーシングと、該ケーシングの下面にバルコニーの天井
面と面一になるように設けられ、外部から視認可能に取
付けられることにより第1の給気グリルと排気グリルと
を備えたフラットパネルとにより第1の換気ユニットを
形成し、前記ケーシング内の一部に設けられ、室内に配
置した第2の他の換気ユニットにダクトを介して接続さ
れる給気用および排気用のボックスの下面に前記第1の
給気グリルと排気グリルとに隣接して第2の給気グリル
と排気グリルとを単一の前記フラットパネルに設けたこ
とを特徴とする住宅用換気装置。 - 【請求項2】 台所用排気ファン、台所用給気ファン、
およびサニタリー用排気ファンを組み込んだ第1の換気
ユニットをバルコニーの天井内に埋込み設置し、住宅の
各室に有する排気口並びに給気口に対しダクトによって
接続され、前記換気ユニットの下面に第1の給気グリル
と排気グリルとを備えたフラットパネルが設けられ、該
フラットパネルはバルコニーの天井面と面一になるよう
に取付けられ、屋外からはこのフラットパネルだけを視
認可能になすとともに、前記換気ユニットを形成するケ
ーシング内の一部に給気用のボックスおよび排気用のボ
ックスを設け、該ボックスに室内に配置した他の換気ユ
ニットのダクトを接続し、該ボックスの下面には第2の
給気グリルと排気グリルとを設けることにより前記第1
の換気ユニットからの給気または排気を行うとともに第
1の換気ユニットの第1の前記給気グリルおよび排気グ
リルを通じて住戸内の全ての排気および給気を行うこと
を特徴とする住宅用換気方法。 - 【請求項3】 第2の給気グリルと排気グリルは、第1
の給気グリルと排気グリルを設ける単一のフラットパネ
ルに形成されたことを特徴とする請求項2に記載の住宅
用換気方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001301627A JP3530162B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 住宅用換気装置および住宅用換気方法 |
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