JPH1163572A - 空調機器の取り付け構造 - Google Patents

空調機器の取り付け構造

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JPH1163572A
JPH1163572A JP9237781A JP23778197A JPH1163572A JP H1163572 A JPH1163572 A JP H1163572A JP 9237781 A JP9237781 A JP 9237781A JP 23778197 A JP23778197 A JP 23778197A JP H1163572 A JPH1163572 A JP H1163572A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアコン等の空調機器の室外機と室内機を結
ぶ配管が室内や建物の外部に露出せず、建物の美観も良
く、又室外機を建物の外部に露出させず、空調機器の効
率の良い稼働を促すと共に、建物構造体換気も併せて行
うようにする。 【解決手段】 建物２の内側に設置される室内機６と建
物２の外側に設置される室外機９が連結管１０で連結さ
れている空調機器に於いて、一方の端部に室内用ジョイ
ントボックス５が設けられ、他方の端部に室外用ジョイ
ントボックス９が設けられた配管用ダクト３を壁面１内
に組み込む。配管用ダクト３内に連結管１０および排水
ドレン１１を挿通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエアコン等の空調機
器の建物への取り付け構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の一般的なエアコン等の空調機器の
設置方法は、室内機を壁や天井の一部に組み込むビルト
インタイプと室内機・室外機を建物外部に露出した配管
で結ぶセパレートタイプに大別される。ビルトインタイ
プは機種が限定され、本体価格・取付工費も高価とな
り、然も故障や交換の際、壁や天井等の造作にも手を入
れる必要が生じる場合がある。
【０００３】実際の施工例の中には、古くなった空調機
器を取り替える際に、新築時に壁や天井に埋め込んだ配
管をそのままでは引き抜くこともできず、壁を壊さなけ
れば配管を交換することができない場合もあり、無理に
引き抜くと壁の中の断熱材を動かしてしまうか、配管も
ろとも引き抜いてしまうことになり、後日の結露等の原
因になる。
【０００４】又、セパレートタイプは取り付けも交換も
簡単で、ビルトインタイプより本体価格・取付工費も安
価であるが、室外機と室内機を結ぶ配管が建物の外部に
露出して美観を損なうのである。然も大抵の場合、事前
に設置されているのは空調機器用の電源コンセントのみ
で、配管を壁に通すためのスリープは設けられていな
い。新築時に空調機器用のスリープが設置されていれば
問題はないが、その家の構造を熟知していない業者が壁
に穴をあけたりすると、建物の梁を抜いてしまったり、
配管の取り回しも考えずに建物外壁に配管を延々と這わ
せたりすることになる。上記の何れの場合も、空調機器
に対して後付け的な処置にすぎない。然も室外機を露出
し、吹きさらしで稼働させておくのは、美観と効率の両
面から好ましくない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記点より本発明は、
エアコン等の空調機器の室外機と室内機を結ぶ配管が室
内や建物の外部に露出せず、建物の美観も良く、又室外
機を建物の外部に露出させず、空調機器の効率の良い稼
働を促すと共に、建物構造体換気も併せて行うことを可
能とした空調機器の取り付け構造を提供しようとするも
のである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、建物の内側に設置される室内機と、建物の外
側に設置される室外機が連結管で連結されている空調機
器に於いて、一方の端部に室内用ジョイントボックスが
設けられ、他方の端部に室外用ジョイントボックスが設
けられた配管用ダクトが壁面内に組み込まれると共に、
配管用ダクト内に連結管および排水ドレンが挿通されて
いることを特徴とするものである。
【０００７】又、本発明は建物の内側に設置される室内
機と、建物の外側に設置される室外機が連結管で連結さ
れている空調機器に於いて、一方の端部に室内用ジョイ
ントボックスが設けられた配管用ダクトが壁面内に組み
込まれると共に、配管用ダクト内に連結管および排水ド
レンが挿通され、前記室外機は床下内の空気を吸引して
外部に放出するよう床下に設置されていることを特徴と
するものである。
【０００８】請求項１の本発明は、配管用ダクトを壁面
内に設け、この配管用ダクト内に連結管および排水ドレ
ンを挿通しているので、連結管および排水ドレンが室内
から見えなくなる。
【０００９】又、配管用ダクトに室内用ジョイントボッ
クスおよび室外用ジョイントボックスを設けてあるた
め、配管作業時に配管用ダクトの端部に広いスペースが
確保でき、作業が容易となると共に、配管用ダクトの端
部を室内機側および室外機側に向け屈曲する必要がな
い。又、配管用ダクト内に挿通される連結管および排水
ドレンも配管用ダクトの端部より直角状態で屈曲するの
ではなく、余裕をもたして屈曲でき、連結管および排水
ドレンの室内機・室外機への取り付け作業や交換作業が
容易となる。
【００１０】次に、請求項２の本発明は、室外機を床下
に設置して、外気に比べて夏涼しく、冬暖かい床下の空
気を吸引して外部に放出するので、空調機器を効率よく
稼働でき、床下の換気も併せて行える。尚、配管用ダク
トを壁面内に設けたこと、配管用ダクトに室内用ジョイ
ントボックスを設けたことの作用は前同様である。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき説明する。図１は請求項１の本発明の一実施
の形態を示す側面図、図２は同上の部分拡大断面図、図
３は請求項２の本発明の一実施の形態を示す側面図、図
４は同上の部分拡大断面図である。
【００１２】而して、図１および図２の請求項１の発明
に於いて、図中１は建物２の壁面であり、壁面１内に配
管用ダクト３がブラケット４により取り付けられ、その
上端に室内用ジョイントボックス５が連結され、室内用
ジョイントボックス５の前面は室内に開口し、空調機器
であるエアコンの室内機６の背部に接続する。
【００１３】又、配管用ダクト３の下端に室外用ジョイ
ントボックス７が連結され、室外用ジョイントボックス
７の前面は室外に開口し、その前面にフード８が設けら
れている。配管用ダクト３内に空調機器であるエアコン
の室内機６と室外機９とを連結する連結管１０および室
内機６から排水ドレン１１が挿通されている。尚、図中
１２は室内用ジョイントボックス５に設けたコンセント
である。
【００１４】次に、図３および図４の請求項２の発明に
於いて、図１および図２と相当する箇所にはそれと同一
符号を付してある。請求項２の発明は、室外機９が建物
２の床下１３に設置され、床下１３内の空気を吸引して
外部に放出できるようになっている。又、配管用ダクト
３の下端は床下１３まで真直に延長しているので、請求
項１のように室外用ジョイントボックス７は不要とな
り、連結管１０は配管用ダクト３の下端より床下１３へ
突出し、床１４の裏面に配管ハンガー１５で固定し、室
外機９に連結している。又、排水ドレン１１は配管用ダ
クト３下端からの突出部はそのまま真直ぐ地面に向け延
長している。
【００１５】１６は室外機９の吹出口に設けた蛇腹状の
ファン・シェラウドであり、一方の開口部は室外機９の
吹出口に圧着し、他方の開口部は室外機９の前面に設け
たパネル枠１７の裏側に両面テープ、ラバーマグネッ
ト、ネジ等の固定部材１８で固定されている。１９はパ
ネル枠１７内でファン・シェラウド１６の前面に設けた
スリットである。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、連結管および排水ドレ
ンが室内から見えないので室内の美観を損なうことはな
い。又、空調機器の後付けの場合でも、建物外部に空調
機器の配管が露出することなく設置可能となる。又、空
調機器の未設置の場合でも、室内用ジョイントボックス
の前面に化粧パネルを当着することにより、室内の美観
に与える影響は少ない。そして、配管用ダクトに室内用
ジョイントボックスや室外用ジョイントボックスを設け
ることにより、配管作業が非常に容易となり能率が向上
する。又、室外機を床下に設置すれば、空調機器を効率
よく稼働できると共に、床下の換気も併せて行え、湿気
の除去にも役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】請求項１の本発明の一実施の形態を示す側面図
である。
【図２】請求項１の本発明の一実施の形態を示す部分拡
大断面図である。
【図３】請求項２の本発明の一実施の形態を示す側面図
である。
【図４】請求項２の本発明の一実施の形態を示す部分拡
大断面図である。
【符号の説明】
１ 壁面 ２ 建物 ３ 配管用ダクト ５ 室内用ジョイントボックス ６ 室内機 ７ 室外用ジョイントボックス ９ 室外機 １０ 連結管 １１ 排水ドレン １３ 床下

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 建物の内側に設置される室内機と、建物
    の外側に設置される室外機が連結管で連結されている空
    調機器に於いて、一方の端部に室内用ジョイントボック
    スが設けられ、他方の端部に室外用ジョイントボックス
    が設けられた配管用ダクトが壁面内に組み込まれると共
    に、配管用ダクト内に連結管および排水ドレンが挿通さ
    れていることを特徴とする空調機器の取り付け構造。
  2. 【請求項２】 建物の内側に設置される室内機と、建物
    の外側に設置される室外機が連結管で連結されている空
    調機器に於いて、一方の端部に室内用ジョイントボック
    スが設けられた配管用ダクトが壁面内に組み込まれると
    共に、配管用ダクト内に連結管および排水ドレンが挿通
    され、前記室外機は床下内の空気を吸引して外部に放出
    するよう床下に設置されていることを特徴とする空調機
    器の取り付け構造。
JP23778197A 1997-08-18 1997-08-18 空調機器の取り付け構造 Expired - Lifetime JP3946824B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164154A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 配管カバー設置構造、及び、配管カバー
CN108800514A (zh) * 2018-05-25 2018-11-13 江苏恒健建设集团有限公司 一种建筑施工用墙壁内空调排水管道装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164154A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 配管カバー設置構造、及び、配管カバー
CN108800514A (zh) * 2018-05-25 2018-11-13 江苏恒健建设集团有限公司 一种建筑施工用墙壁内空调排水管道装置

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