JPS6314268Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は空調システムに関し、特に室外ユニツ
トと室内ユニツトの二つに分離し、冷媒ガス配管
で連結するようにしたスプリツト型あるいはリモ
ートコンデンサ型の空調システムの取付に関する
ものである。

スプリツト型空調システムでは、圧縮機、凝縮
器および送風機を室外ユニツトとして戸外に設置
しており、またリモートコンデンサ型空調システ
ムでは、凝縮器と送風機を室外ユニツトとして戸
外に設置している。このような構造では、室外ユ
ニツトの設置スペースを必要とするし、屋敷全体
の外観も良くない欠点がある。

本出願人は、このような欠点を解決すると同時
に床下の通気性を改善する目的をもつて、室外ユ
ニツトを床下に設置することを既に提案した（特
願昭57−122189号）。

このように、室外ユニツトを床下に設置する場
合、室外ユニツトを設置するための取付台を必要
とするが、既存の家屋の床下に、例えばコンクリ
ート等を流し込んで台を形成することは困難な作
業である。

したがつて本考案は、空調装置の室外ユニツト
を床下に設置する場合に、基礎に設けた開口に簡
単容易に、しかも強固に設置できるような取付台
を提供することを目的とする。

以下、本考案の一実施例を図面を参照して詳細
に説明する。

第１図は、床下基礎に取付台を取り付けた状態
の斜視図であり、第１図を参照して、取付台は板
部材１と、その下面に取付けた２つの補強用ブラ
ケツト２からなつている。板部材１は、両側およ
び後端の三辺を立ち上がらせてフランジ１１，１
２，１３を形成し、前端を下方向に曲げてフラン
ジ１４を形成している。板部材１は、また、中央
部に排水用の傾斜１５と排水口１６を持つてい
る。この板部材１の前方フランジ１４を床下基礎
３の外面に引つかけ、床下基礎内面と板部材１の
下面に補強用ブラケツト２を突き当て、板部材１
に設けた長穴１７を介して補強用ブラケツト２を
ねじ４で固定する。こうして板部材１と補強用ブ
ラケツト２で床下基礎を挾み込み取付台を固定、
設置する。

第２図は、こうして設置した取付台に室外ユニ
ツト５を挿入する前の斜視図であり、第２図を参
照して、圧縮機５１、凝縮器５２、送風機５３、
ダクト５４等よりなる室外ユニツト５を板部材１
上に両側フランジ１１，１２に沿つて挿入し、後
端フランジ１３に突き当てて、室外ユニツト１０
を設置する。その後、蓋体６を取り付け、室内ユ
ニツトからの配管および配線を接続すれば、設置
が完了する。

以上のように本考案によれば、床下の基礎を改
造することなく、また、基礎の厚さに関係なく、
簡単に室外ユニツトの取付台を固定、設置するこ
とができ、ブラケツトとフランジにて基礎を挾み
位置固定するとともに取付台上に載置された室外
ユニツトを支えることができる。又、取付台の立
上がり部をガイドとして室外ユニツトを取付台に
挿入することがでる。、さらに、底板部材に排水
口を設けたので開口部から入り込む雨水を排出す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示し、床下基礎に
取付台を取付けた状態を示す斜視図、第２図は、
この取付台に室外ユニツトを設置する状態を示す
斜視図である。 １……板部材、２……補強用ブラケツト、３…
…床下基礎、４……ねじ、１１〜１４……フラン
ジ、１７……長穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 空調装置における室外ユニツトを建物の基礎の
   開口から床下に設置するための取付台であつて、
   両側端および後端に上方に立上がつたフランジ部
   を有し前端に下方に張り出したフランジ部を有す
   るとともに排水口を有する底板部材と、該底板部
   材裏面に前後に位置調節可能に取付けられた補強
   用ブラケツトを有し、上記基礎に取付時に上記前
   端フランジと上記補強用ブラケツト前端とで上記
   基礎の開口部下縁壁部を挾持して固定設置される
   ようにした空調装置における床下室外ユニツトの
   取付台。