JP2017187198A - 換気装置及びその設置方法、並びに、アタッチメント - Google Patents
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Abstract
【課題】換気扇の設置作業の簡素化が可能な換気装置及びその設置方法、並びに、その換気装置に用いられるアタッチメントを提供する。
【解決手段】天井ボード19に形成された開口19aの上方で、吸気口20を下側に配して、天井スラブ11に吊られる換気扇12と、軸心を上下方向に配した状態で上側が吸気口20に連結され、換気扇12の作動により下側から天井ボード19の下方の空気が流入する筒状のアタッチメント13と、開口19aを下から覆った状態でアタッチメント13に取り付けられる孔開きカバー14とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】天井ボード19に形成された開口19aの上方で、吸気口20を下側に配して、天井スラブ11に吊られる換気扇12と、軸心を上下方向に配した状態で上側が吸気口20に連結され、換気扇12の作動により下側から天井ボード19の下方の空気が流入する筒状のアタッチメント13と、開口19aを下から覆った状態でアタッチメント13に取り付けられる孔開きカバー14とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、換気扇を有する換気装置及び換気装置の天井への設置方法、並びに、換気扇に連結されるアタッチメントに関する。
天井への換気扇の取り付けには、特許文献1に記載のように、天井ボード(天井板)に換気扇を固定する方法や、天井スラブに換気扇を吊って固定する方法がある。
天井ボードに換気扇を固定する方法は、地震等により天井ボードが落下すると、換気扇も落下する。この点、天井スラブに換気扇を吊って固定する方法は、天井ボードが落下しても、天井スラブに換気扇を吊った状態を維持できるという利点がある。
天井ボードに換気扇を固定する方法は、地震等により天井ボードが落下すると、換気扇も落下する。この点、天井スラブに換気扇を吊って固定する方法は、天井ボードが落下しても、天井スラブに換気扇を吊った状態を維持できるという利点がある。
天井スラブに換気扇を吊る従来の方法の具体的な工程を、以下に記す。
まず、図8(A)に示すように、ダクト103が接続された換気扇102を、天井スラブ101から吊られた吊りボルト104にナット105で固定する。このとき、換気扇102は、格子状に水平配置される複数の軽量鉄骨材106、107の取り付け予定位置より上側で固定される。
まず、図8(A)に示すように、ダクト103が接続された換気扇102を、天井スラブ101から吊られた吊りボルト104にナット105で固定する。このとき、換気扇102は、格子状に水平配置される複数の軽量鉄骨材106、107の取り付け予定位置より上側で固定される。
次に、天井スラブ101に複数の軽量鉄骨材106、107を吊って固定し、図8(B)に示すように、複数の軽量鉄骨材106、107において、換気扇102の下方に位置する領域を切り取った後、ナット105を緩めて、換気扇102を、換気扇102の下端が、次工程で複数の軽量鉄骨材106、107の下側に取り付けられる天井ボード108の取り付け目標位置に配されるように下方に移動させ、ナット105を締めて換気扇102を吊りボルト104に固定する。
そして、複数の軽量鉄骨材106、107に天井ボード108を取り付け、天井ボード108において、換気扇102の直下に位置する領域を切り取った後、孔開きカバー109の外周部を天井ボード108に下から密着させた状態にし、孔開きカバー109を換気扇102の下端に固定する。
従って、天井スラブ101に換気扇102を吊る従来の方法では、一旦固定した換気扇102を下方に移動させて再度固定することが必要で、換気扇102の設置作業が煩雑であるという課題があった。
従って、天井スラブ101に換気扇102を吊る従来の方法では、一旦固定した換気扇102を下方に移動させて再度固定することが必要で、換気扇102の設置作業が煩雑であるという課題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、設置作業の簡素化が可能な換気装置及びその設置方法、並びに、その換気装置に用いられるアタッチメントを提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る換気装置は、天井ボードに形成された開口の上方で、吸気口を下側に配して、天井スラブに吊られる換気扇と、軸心を上下方向に配した状態で上側が前記吸気口に連結され、前記換気扇の作動により下側から前記天井ボードの下方の空気が流入する筒状のアタッチメントと、前記開口を下から覆った状態で前記アタッチメントに取り付けられる孔開きカバーとを備える。
前記目的に沿う第2の発明に係るアタッチメントは、換気扇に連結される筒状のアタッチメントであって、天井ボードに形成された開口の上方で吸気口を下側に配して天井スラブに吊られた前記換気扇に対し、軸心を上下方向に配した状態で上側が該吸気口に連結され、前記換気扇の作動により下側から前記天井ボードの下方の空気が流入する。
前記目的に沿う第3の発明に係る換気装置の設置方法は、天井スラブに吊られた吊り部材に、吸気口を下側に配した状態で換気扇を固定する工程と、水平棒材を、前記天井スラブに吊って前記換気扇より下側に配置させ、該水平棒材の該換気扇の直下に位置する部分を取り除く工程と、前記水平棒材に下側から天井ボードを固定し、該天井ボードの前記換気扇の直下に位置する領域を取り除いて開口を形成する工程と、軸心を上下方向に配した筒状のアタッチメントの上側を前記吸気口に連結する工程と、孔開きカバーを、前記アタッチメントに下側から取り付けて、前記開口を下から覆う工程とを有する。
前記目的に沿う第4の発明に係る換気装置の設置方法は、天井スラブに吊られた吊り部材に、吸気口を下側に配した状態で換気扇を固定する工程と、水平棒材を、前記天井スラブに吊って前記換気扇より下側に配置させる工程と、前記水平棒材に下側から天井ボードを固定し、該天井ボードの前記換気扇の直下に位置する領域を取り除いて開口を形成すると共に、前記水平棒材の前記換気扇の直下に位置する部分を取り除く工程と、軸心を上下方向に配した筒状のアタッチメントの上側を前記吸気口に連結する工程と、孔開きカバーを、前記アタッチメントに下側から取り付けて、前記開口を下から覆う工程とを有する。
第1の発明に係る換気装置は、天井スラブに吊られる換気扇と、軸心を上下方向に配した状態で上側が換気扇の吸気口に連結され、換気扇の作動により下側から天井ボードの下方の空気が流入する筒状のアタッチメントとを備える。従って、天井スラブに換気扇を吊った後、天井ボードを固定する水平棒材及び天井ボードを換気扇の下位置に取り付け、換気扇の直下に位置する水平棒材及び天井ボードの領域を取り除いた後に、吸気口にアタッチメントを連結することで、天井スラブに吊った換気扇を下方に移動させることなく換気装置を設置することができ、換気装置の設置作業の簡素化が可能である。
また、第2の発明に係るアタッチメントは、換気扇に対し、軸心を上下方向に配した状態で上側が換気扇の吸気口に連結され、換気扇の作動により下側から天井ボードの下方の空気が流入するので、このアタッチメントを採用することによって、天井スラブに吊った換気扇を下方に移動させることなく換気装置の設置を完了でき、換気装置の設置作業の簡素化を可能にする。
そして、第3、第4の発明に係る換気装置の設置方法は、天井スラブに吊られた吊り部材に、吸気口を下側に配した状態で換気扇を固定し、換気扇の下側に配置した水平棒材及び水平棒材に固定された天井ボードそれぞれの換気扇の直下の領域を取り除いた後に、アタッチメントの上側を吸気口に連結するので、換気扇を下方に移動させる必要がなく、換気装置の設置作業の簡素化が可能である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る換気装置10は、天井スラブ11に吊られる換気扇12と、換気扇12に連結される筒状のアタッチメント13と、アタッチメント13に取り付けられる孔開きカバー14とを備えている。以下、詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る換気装置10は、天井スラブ11に吊られる換気扇12と、換気扇12に連結される筒状のアタッチメント13と、アタッチメント13に取り付けられる孔開きカバー14とを備えている。以下、詳細に説明する。
主としてコンクリートからなる天井スラブ(天井躯体)11には、図1に示すように、複数の吊りボルト15(吊り部材の一例)が吊られており、換気扇12は、複数の吊りボルト15それぞれにナット16によって固定されている。天井スラブ11の下方には、吊りボルト15より低い位置に、格子状に配された複数の水平棒材17、18が、図示しない吊り部材によって天井スラブ11から吊られて固定され、複数の水平棒材17、18には下側から天井ボード19が取り付けられている。本実施の形態では、水平棒材17、18に、軽量鉄骨材を採用している。
複数の水平棒材17、18及び天井ボード19は、図1、図2に示すように、換気扇12の直下に配された領域が取り除かれており、天井ボード19には開口19aが形成されている。
換気扇12は、吸気口20が形成されたカバー体21、カバー体21に取り付けられたモータ22、及び、カバー体21内に収容され、モータ22の駆動により回転するファン23を備えている。換気扇12は、吸気口20を下側に配した状態で、複数の吊りボルト15によって天井スラブ11に吊られ、複数の水平棒材17、18より高い位置で、開口19aの上方に固定されている。
換気扇12は、吸気口20が形成されたカバー体21、カバー体21に取り付けられたモータ22、及び、カバー体21内に収容され、モータ22の駆動により回転するファン23を備えている。換気扇12は、吸気口20を下側に配した状態で、複数の吊りボルト15によって天井スラブ11に吊られ、複数の水平棒材17、18より高い位置で、開口19aの上方に固定されている。
カバー体21には、ダクト24に接続された排気部25が連結されている。
カバー体21は、図2、図3に示すように、板状の側壁部26a、26b、26c、26d及び側壁部26a、26b、26c、26dの下端に設けられたフランジ(折り返し部)27を備えている。側壁部26a、26cは対向配置され、側壁部26b、26dは対向配置され、側壁部26a、26b、26c、26dはその下側領域で吸気口20を四方から囲んでいる。側壁部26b、26dの内側には、断面L字状の金具28、29がそれぞれ固定され、金具28、29には、図3、図4に示すように、吸気口20の中心に向かって突出した部分に、貫通孔30(挿入部C)がそれぞれ形成されている。従って、貫通孔30は、吸気口20内に設けられている。
カバー体21は、図2、図3に示すように、板状の側壁部26a、26b、26c、26d及び側壁部26a、26b、26c、26dの下端に設けられたフランジ(折り返し部)27を備えている。側壁部26a、26cは対向配置され、側壁部26b、26dは対向配置され、側壁部26a、26b、26c、26dはその下側領域で吸気口20を四方から囲んでいる。側壁部26b、26dの内側には、断面L字状の金具28、29がそれぞれ固定され、金具28、29には、図3、図4に示すように、吸気口20の中心に向かって突出した部分に、貫通孔30(挿入部C)がそれぞれ形成されている。従って、貫通孔30は、吸気口20内に設けられている。
アタッチメント13は、図1、図2、図3に示すように、対向配置された板状の側壁部32a、32c及び対応配置された板状の側壁部32b、32dを有し、側壁部32a、32b、32c、32dによって、断面が矩形状(正方形状を含む)の筒状に形成されている。側壁部32a、32b、32c、32dは、上部が側壁部26a、26b、26c、26dの下部内側にそれぞれ近接配置されて、吸気口20に差し込まれている。よって、アタッチメント13は、軸心を上下方向に配した状態で上側が吸気口20に連結されて、換気扇12に取り付けられていることとなる。
側壁部32a、32b、32c、32dの下端には、図2に示すように、アタッチメント13の外側に突出した折り返し部31が設けられ、折り返し部31は、天井ボード19の開口19aの外周に下側から当接している。
側壁部32b、32dの内側には、断面L字状の金具33、34が、金具28、29の下方位置で平面視して金具28、29と重なるようにそれぞれ取り付けられ、金具33、34には、アタッチメント13を換気扇12に固定するバネ部材35、36(バネ部材B)がそれぞれ連結されている。
側壁部32b、32dの内側には、断面L字状の金具33、34が、金具28、29の下方位置で平面視して金具28、29と重なるようにそれぞれ取り付けられ、金具33、34には、アタッチメント13を換気扇12に固定するバネ部材35、36(バネ部材B)がそれぞれ連結されている。
バネ部材35(バネ部材36についても同じ)は、図4に示すように、金具33(バネ部材36については金具34)に取り付けられたバネ部材35の中心部分である装着部37(装着部A)及び装着部37に基端側がそれぞれ連結され、弾性力Pによってそれぞれの先端が距離Dだけ離れようとするアーム38、39(第1、第2のアーム)を有している。
金具33、34は、アタッチメント13の内側に取り付けられていることから、バネ部材35、36の装着部37は、アタッチメント13の内側に取り付けられていることとなる。なお、バネ部材35、36は、針金を加工してなるもので、装着部37は、針金の一部領域が螺旋状に巻かれて形成されている。
金具33、34は、アタッチメント13の内側に取り付けられていることから、バネ部材35、36の装着部37は、アタッチメント13の内側に取り付けられていることとなる。なお、バネ部材35、36は、針金を加工してなるもので、装着部37は、針金の一部領域が螺旋状に巻かれて形成されている。
アタッチメント13の換気扇12への取り付けは、アタッチメント13が吸気口20に未連結で、折り返し部31が天井ボード19より下方にある状態で、バネ部材35のアーム38、39の先端を金具28の貫通孔30に下側から挿通させ、バネ部材36のアーム38、39の先端を金具29の貫通孔30に下側から挿通させることによって行われる。
バネ部材35(バネ部材36についても同じ)は、アーム38、39の先端間の距離を距離Dより小さくした状態でアーム38、39をその先端から金具28の貫通孔30(バネ部材36については金具29の貫通孔30)に、それぞれ挿通して、貫通孔30を通過したアーム38、39の各先端が離れようとする弾性力Pによってアタッチメント13を換気扇12に対して引き上げる。
バネ部材35(バネ部材36についても同じ)は、アーム38、39の先端間の距離を距離Dより小さくした状態でアーム38、39をその先端から金具28の貫通孔30(バネ部材36については金具29の貫通孔30)に、それぞれ挿通して、貫通孔30を通過したアーム38、39の各先端が離れようとする弾性力Pによってアタッチメント13を換気扇12に対して引き上げる。
バネ部材35、36はそれぞれ、アーム38、39の先端が距離D離れるまで、アタッチメント13に対し、換気扇12へ引き上げようとする力を作用させ、折り返し部31が天井ボード19の開口19aの外周に下側から当接するまで、即ち、アタッチメント13がこれ以上上昇できなくなるまで、アタッチメント13を上昇させる。本実施の形態では、折り返し部31が天井ボード19の開口19aの外周に当接した状態で、アタッチメント13の上側が吸気口20に連結される。
従って、吸気口20に連結されたアタッチメント13の高さ位置は、天井スラブ11に吊られた換気扇12と天井ボード19の距離に応じて変わることとなる。よって、バネ部材35、36は、金具33、34と共に、換気扇12に連結されたアタッチメント13の高さ位置を、換気扇12と天井ボード19の距離に応じて調整可能であり、本実施の形態では、吸気口20に連結されたアタッチメント13の高さ位置を調整する位置調整機構が、主としてバネ部材35、36と金具33、34(金具33、34にそれぞれ形成された貫通孔30を含む)によって構成されている。
折り返し部31は、図2に示すように、折り返し部31に形成された図示しない複数の貫通孔をそれぞれ挿通する複数の螺子40によって、天井ボード19に取り付けられている。そして、側壁部32a、32b、32c、32dの吸気口20に差し込まれる上部には、図2、図3に示すように、外側に、側壁部26a、26b、26c、26dの内側に接したシール部材41が貼り付けられている。側壁部26a、32aの間、側壁部26b、32bの間、側壁部26c、32cの間及び側壁部26d、32dの間は、シール部材41によって、天井ボード19の上側空間から換気扇12への空気の流入を抑制している。
ここで、位置調整機構は、バネ部材35、36及び金具33、34を有するものに限定されず、例えば、バネ部材を有さない位置調整機構を採用してもよい。以下、図5を参照して、バネ部材を有さない位置調整機構について説明する。なお、図5には、アタッチメントの内側からアタッチメントの側壁部42を見た様子が描かれている。
バネ部材を有さない位置調整機構は、図5に示すように、アタッチメントの4つの側壁部42それぞれに、上下方向に所定の間隔を空けて設けられた複数の貫通孔43と、換気扇の4つの側壁部44それぞれに設けられた貫通孔45と、各側壁部42の一の貫通孔43及び各側壁部44の貫通孔45に取り付けられる螺子46とを有している。
バネ部材を有さない位置調整機構は、図5に示すように、アタッチメントの4つの側壁部42それぞれに、上下方向に所定の間隔を空けて設けられた複数の貫通孔43と、換気扇の4つの側壁部44それぞれに設けられた貫通孔45と、各側壁部42の一の貫通孔43及び各側壁部44の貫通孔45に取り付けられる螺子46とを有している。
作業者は、4つの側壁部42の上部が換気扇の吸気口47に連結され、4つの側壁部42の下端に連結された図示しない折り返し部が、天井ボードの開口の外周に下側から当接するまで、アタッチメントを押し上げた状態で、各側壁部42の一の貫通孔43と各側壁部44の貫通孔45の位置合わせをし、それぞれに螺子46を取り付けて、アタッチメントを換気扇に固定する。
各側壁部42には、複数の貫通孔43を覆った透光性を有するフイルム48が貼り付けられている。各フイルム48は、選択された一の貫通孔43が形成された領域のみが破られ、螺子46が差し込まれることから、螺子46が差し込まれていない貫通孔43から吸気口47への空気の流入を防止することができる。
各側壁部42には、複数の貫通孔43を覆った透光性を有するフイルム48が貼り付けられている。各フイルム48は、選択された一の貫通孔43が形成された領域のみが破られ、螺子46が差し込まれることから、螺子46が差し込まれていない貫通孔43から吸気口47への空気の流入を防止することができる。
また、アタッチメント13には、図2に示すように、側壁部32bの内側の金具33の下方に、断面L字状の金具49が取り付けられ、側壁部32dの内側の金具34の下方に、断面L字状の金具50が取り付けられている。金具49、50には、アタッチメント13の軸心に向かって突出する部分に貫通孔51(挿通部c)がそれぞれ形成されている。
そして、アタッチメント13には、金具49の貫通孔51及び金具50の貫通孔51にそれぞれ装着されたバネ部材52、53(バネ部材b)によって、開口19aを下から覆った孔開きカバー14が取り付けられている。
そして、アタッチメント13には、金具49の貫通孔51及び金具50の貫通孔51にそれぞれ装着されたバネ部材52、53(バネ部材b)によって、開口19aを下から覆った孔開きカバー14が取り付けられている。
バネ部材52(バネ部材53についても同じ)は、バネ部材35、36と同様の構成を有し、孔開きカバー14に取り付けられた装着部54(装着部a)及び装着部54に基端側がそれぞれ連結され、弾性力pによってそれぞれの先端が距離dだけ離れようとするアーム55、56(第3、第4のアーム)を有している。
孔開きカバー14のアタッチメント13への取り付けは、孔開きカバー14がアタッチメント13から距離を有する下方に配された状態で、バネ部材52のアーム55、56の先端を金具49の貫通孔51に下側から挿通させ、バネ部材53のアーム55、56の先端を金具50の貫通孔51に下側から挿通させることによって行われる。
孔開きカバー14のアタッチメント13への取り付けは、孔開きカバー14がアタッチメント13から距離を有する下方に配された状態で、バネ部材52のアーム55、56の先端を金具49の貫通孔51に下側から挿通させ、バネ部材53のアーム55、56の先端を金具50の貫通孔51に下側から挿通させることによって行われる。
バネ部材52(バネ部材53についても同じ)においては、アーム55、56の先端間の距離を距離dより小さくした状態でアーム55、56を先端から金具49の貫通孔51(バネ部材53については金具50の貫通孔51)にそれぞれ挿通して、弾性力pによって、孔開きカバー14をアタッチメント13に引き寄せる。孔開きカバー14は、外周が、アタッチメント13及び天井ボード19の少なくとも一つに下側から触れるまでアタッチメント13に引き寄せられ、開口19aを覆った状態でアタッチメント13に固定される。
換気扇12のモータ22の作動により、ファン23が回転駆動され、天井ボード19の下方の空気は、孔開きカバー14を通ってアタッチメント13の下側からアタッチメント13内に流入し、吸気口20からカバー体21内に入って、排気部25を通りダクト24に送られる。
換気扇12のモータ22の作動により、ファン23が回転駆動され、天井ボード19の下方の空気は、孔開きカバー14を通ってアタッチメント13の下側からアタッチメント13内に流入し、吸気口20からカバー体21内に入って、排気部25を通りダクト24に送られる。
以上より、本発明の一実施の形態に係るアタッチメント13は、図1、図2に示すように、換気扇12に連結される筒状のものであり、開口19aの上方で吸気口20を下側に配して天井スラブ11に吊られた換気扇12に対し、軸心を上下方向に配した状態で上側が吸気口20に連結され、モータ22(即ち、換気扇12)の作動により下側から天井ボード19の下方の空気が流入すると言える。そして、本実施の形態では、アタッチメント13が、図2、図3に示すように、側壁部32a、32b、32c、32dの上部からなり、外側にシール部材41が取り付けられて、吸気口20の内側に差し込まれる枠部57を上側に備えている。
次に、図6(A)、(B)、図7(A)、(B)を参照して、本発明の一実施の形態に係る換気装置10の設置方法を説明する。
換気装置10の設置方法は、複数の吊りボルト15に、図6(A)に示すように、吸気口20を下側に配した状態で換気扇12を固定し、排気部25にダクト24を接続する工程と、複数の水平棒材17、18を、図6(B)に示すように、天井スラブ11に吊って換気扇12より下側に配置させ、複数の水平棒材17、18の換気扇12の直下に位置する部分を取り除く工程と、複数の水平棒材17、18に下側から、図7(A)に示すように、天井ボード19を固定し、天井ボード19の換気扇12の直下に位置する領域を取り除いて開口19aを形成する工程と、軸心を上下方向に配したアタッチメント13をバネ部材35、36の弾性力Pによって換気扇12に引き付けて、図7(B)に示すように、アタッチメント13の上側を吸気口20に連結する工程と、孔開きカバー14を、アタッチメント13に下側から取り付けて、開口19aを下から覆う工程とを有する。
換気装置10の設置方法は、複数の吊りボルト15に、図6(A)に示すように、吸気口20を下側に配した状態で換気扇12を固定し、排気部25にダクト24を接続する工程と、複数の水平棒材17、18を、図6(B)に示すように、天井スラブ11に吊って換気扇12より下側に配置させ、複数の水平棒材17、18の換気扇12の直下に位置する部分を取り除く工程と、複数の水平棒材17、18に下側から、図7(A)に示すように、天井ボード19を固定し、天井ボード19の換気扇12の直下に位置する領域を取り除いて開口19aを形成する工程と、軸心を上下方向に配したアタッチメント13をバネ部材35、36の弾性力Pによって換気扇12に引き付けて、図7(B)に示すように、アタッチメント13の上側を吸気口20に連結する工程と、孔開きカバー14を、アタッチメント13に下側から取り付けて、開口19aを下から覆う工程とを有する。
そのため、複数の吊りボルト15に換気扇12を固定した後、アタッチメント13と孔開きカバー14を取り付けて換気装置10を設置し終えるまで、換気扇12の高さ位置を調整する必要がない。
また、アタッチメント13の上側を吸気口20に連結した際、仮に、天井ボード19の開口19aの外周に折り返し部31が当接しない場合、アタッチメント13を換気扇12から取り外すことで、天井ボード19と換気扇12の間に、作業者が、開口19aから天井ボード19の上側に手を入れるスペースを、確保することができる。よって、作業者は、開口19aから天井ボード19の上側に手を入れ、ナット16を緩めて、換気扇12の高さ調整を容易に行うことが可能である。
また、アタッチメント13の上側を吸気口20に連結した際、仮に、天井ボード19の開口19aの外周に折り返し部31が当接しない場合、アタッチメント13を換気扇12から取り外すことで、天井ボード19と換気扇12の間に、作業者が、開口19aから天井ボード19の上側に手を入れるスペースを、確保することができる。よって、作業者は、開口19aから天井ボード19の上側に手を入れ、ナット16を緩めて、換気扇12の高さ調整を容易に行うことが可能である。
これに対し、図8(B)に示す従来の換気装置100、即ち、アタッチメントを有さない換気装置100においては、天井ボード108を取り付けた後、天井ボード108と換気扇102の間には、換気扇102の直下に設けられた天井ボード108の開口から天井ボード108の上側に手を入れるための十分なスペースがない。従って、作業者は、換気扇102の高さ位置を変えるべく、ナット105を手で掴むために、天井ボード108の上側空間に入る必要があった。
また、複数の水平棒材17、18の換気扇12の直下に位置する領域は、複数の水平棒材17、18に天井ボード19を固定した後に取り除いてもよく、その場合、天井ボード19に開口19aを形成した後、開口19aから、切断用の器具を水平棒材17、18に近付けて、水平棒材17、18の該当領域を取り除き、孔開きカバー14をアタッチメント13に取り付ける。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、位置調整機構は必ずしも必要ではなく、換気装置が設置される現場に合わせて、上下方向の長さを調整したアタッチメントを採用してもよい。
また、アタッチメントは、下端に折り返し部を備えている必要はなく、下端に折り返し部を備えている場合、折り返し部を螺子等によって天井ボードに固定する必要は必ずしもない。
そして、孔開きカバーは、バネ部材以外の部材(例えば、螺子)によってアタッチメントに取り付けてもよい。
例えば、位置調整機構は必ずしも必要ではなく、換気装置が設置される現場に合わせて、上下方向の長さを調整したアタッチメントを採用してもよい。
また、アタッチメントは、下端に折り返し部を備えている必要はなく、下端に折り返し部を備えている場合、折り返し部を螺子等によって天井ボードに固定する必要は必ずしもない。
そして、孔開きカバーは、バネ部材以外の部材(例えば、螺子)によってアタッチメントに取り付けてもよい。
10:換気装置、11:天井スラブ、12:換気扇、13:アタッチメント、14:孔開きカバー、15:吊りボルト、16:ナット、17、18:水平棒材、19:天井ボード、19a:開口、20:吸気口、21:カバー体、22:モータ、23:ファン、24:ダクト、25:排気部、26a、26b、26c、26d:側壁部、27:フランジ、28、29:金具、30:貫通孔、31:折り返し部、32a、32b、32c、32d:側壁部、33、34:金具、35、36:バネ部材、37:装着部、38、39:アーム、40:螺子、41:シール部材、42:側壁部、43:貫通孔、44:側壁部、45:貫通孔、46:螺子、47:吸気口、48:フイルム、49、50:金具、51:貫通孔、52、53:バネ部材、54:装着部、55、56:アーム、57:枠部
Claims (13)
- 天井ボードに形成された開口の上方で、吸気口を下側に配して、天井スラブに吊られる換気扇と、軸心を上下方向に配した状態で上側が前記吸気口に連結され、前記換気扇の作動により下側から前記天井ボードの下方の空気が流入する筒状のアタッチメントと、前記開口を下から覆った状態で前記アタッチメントに取り付けられる孔開きカバーとを備えることを特徴とする換気装置。
- 請求項1記載の換気装置において、前記吸気口に連結された前記アタッチメントの高さ位置を調整する位置調整機構が設けられていることを特徴とする換気装置。
- 請求項2記載の換気装置において、前記位置調整機構は、前記アタッチメントに取り付けられた装着部A、及び、該装着部Aに基端側がそれぞれ連結され、弾性力Pによってそれぞれの先端が距離Dだけ離れようとする第1、第2のアームを有するバネ部材Bと、前記換気扇に設けられ、前記第1、第2のアームが前記距離Dより近付けられた先端からそれぞれ挿通される挿通部Cとを有し、前記第1、第2のアームは、前記挿通部Cに挿通されて前記弾性力Pによって前記アタッチメントを前記換気扇に対して引き上げることを特徴とする換気装置。
- 請求項3記載の換気装置において、前記装着部Aは、前記アタッチメントの内側に取り付けられ、前記挿通部Cは、前記吸気口内に設けられていることを特徴とする換気装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の換気装置において、前記アタッチメントは、前記天井ボードの前記開口の外周に下側から当接する折り返し部を具備することを特徴とする換気装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の換気装置において、前記孔開きカバーに取り付けられた装着部a、及び、該装着部aに基端側がそれぞれ連結され、弾性力pによってそれぞれの先端が距離dだけ離れようとする第3、第4のアームを有するバネ部材bを更に備え、前記アタッチメントには、前記第3、第4のアームが前記距離dより近付けられた先端側からそれぞれ挿通される挿通部cが設けられ、前記第3、第4のアームは、前記挿通部cに挿通されて前記弾性力pによって前記孔開きカバーを前記アタッチメントに引き寄せることを特徴とする換気装置。
- 換気扇に連結される筒状のアタッチメントであって、
天井ボードに形成された開口の上方で吸気口を下側に配して天井スラブに吊られた前記換気扇に対し、軸心を上下方向に配した状態で上側が該吸気口に連結され、前記換気扇の作動により下側から前記天井ボードの下方の空気が流入することを特徴とするアタッチメント。 - 請求項7記載のアタッチメントにおいて、前記天井ボードの前記開口の外周に下側から当接する折り返し部を備えることを特徴とするアタッチメント。
- 請求項7又は8記載のアタッチメントにおいて、外側にシール部材が取り付けられて、前記吸気口の内側に差し込まれる枠部を上側に備えることを特徴とするアタッチメント。
- 天井スラブに吊られた吊り部材に、吸気口を下側に配した状態で換気扇を固定する工程と、
水平棒材を、前記天井スラブに吊って前記換気扇より下側に配置させ、該水平棒材の該換気扇の直下に位置する部分を取り除く工程と、
前記水平棒材に下側から天井ボードを固定し、該天井ボードの前記換気扇の直下に位置する領域を取り除いて開口を形成する工程と、
軸心を上下方向に配した筒状のアタッチメントの上側を前記吸気口に連結する工程と、
孔開きカバーを、前記アタッチメントに下側から取り付けて、前記開口を下から覆う工程とを有することを特徴とする換気装置の設置方法。 - 天井スラブに吊られた吊り部材に、吸気口を下側に配した状態で換気扇を固定する工程と、
水平棒材を、前記天井スラブに吊って前記換気扇より下側に配置させる工程と、
前記水平棒材に下側から天井ボードを固定し、該天井ボードの前記換気扇の直下に位置する領域を取り除いて開口を形成すると共に、前記水平棒材の前記換気扇の直下に位置する部分を取り除く工程と、
軸心を上下方向に配した筒状のアタッチメントの上側を前記吸気口に連結する工程と、
孔開きカバーを、前記アタッチメントに下側から取り付けて、前記開口を下から覆う工程とを有することを特徴とする換気装置の設置方法。 - 請求項10又は11記載の換気装置の設置方法において、前記アタッチメントに取り付けられた装着部A、及び、該装着部Aに基端側がそれぞれ連結され、弾性力Pによってそれぞれの先端が距離Dだけ離れようとする第1、第2のアームを有するバネ部材Bが設けられ、前記第1、第2のアームを、前記換気扇に形成された挿入部Cに、前記距離Dより近付けられた先端側からそれぞれ挿入して、前記弾性力Pによって前記アタッチメントを前記換気扇に引き付けて前記吸気口に連結することを特徴とする換気装置の設置方法。
- 請求項10〜12のいずれか1項に記載の換気装置の設置方法において、前記アタッチメントは折り返し部を備え、該アタッチメントが前記換気扇に連結されて、該折り返し部が、前記天井ボードの前記開口の外周に下側から当接することを特徴とする換気装置の設置方法。
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JP2016075006A JP2017187198A (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | 換気装置及びその設置方法、並びに、アタッチメント |
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JP2016075006A Pending JP2017187198A (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | 換気装置及びその設置方法、並びに、アタッチメント |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022010857A (ja) * | 2020-06-29 | 2022-01-17 | 三菱電機株式会社 | ダクト用換気扇 |
-
2016
- 2016-04-04 JP JP2016075006A patent/JP2017187198A/ja active Pending
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