JP2001065912A - 天井埋込型空気調和装置 - Google Patents

天井埋込型空気調和装置

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JP2001065912A
JP2001065912A JP24410799A JP24410799A JP2001065912A JP 2001065912 A JP2001065912 A JP 2001065912A JP 24410799 A JP24410799 A JP 24410799A JP 24410799 A JP24410799 A JP 24410799A JP 2001065912 A JP2001065912 A JP 2001065912A
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤのゆるみを防止してメインテナンス作
業を行い易くするとともに、据付作業を容易に行うこと
が可能な天井埋込型空気調和装置を提供する。 【解決手段】 天井面に設置された室内ユニットに着脱
可能に設けられた吸込グリル19をこれに連結された複
数のワイヤ23で吊持するとともにワイヤ23を巻き上
げまたは送り出すことにより着脱する天井埋込型空気調
和装置において、ワイヤ23を、吸込グリル19の異な
る2箇所に設けられたガイド穴24b,24bに通して
一端を室内ユニットに固定し、他端を室内ユニットに設
けられた巻上機構に接続するものとし、ガイド穴24b
を吸込グリル19に着脱可能なガイド部材25に設け、
このガイド部材25を、吸込グリル19の異なる2箇所
に形成された填込み部26に、互いに接近し合う方向お
よび吸込グリル19から離脱する方向への移動を阻止さ
れるように外側から填め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内ユニットを天
井面に埋め込むようにして設置される天井埋込型空気調
和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】天井埋込型空気調和装置の室内ユニット
の一例を図8に示す。図において、符号1は天井に埋設
されたキャビネットであり、その内部には熱交換器2、
ファン3、送風用モータ4、導風板5、ドレンパン6等
が配置され、さらにキャビネット1にはその下部開口を
覆うようにして天井パネル7が取り付けられている。
【0003】天井パネル7の中央には吸込口7aが形成
され、さらに吸込口7aの両側には吹出口7bが形成さ
れている。また、吸込口7aには集塵のためのエアフィ
ルタ8を組み合わされた吸込グリル9が填め込まれてい
る。
【0004】この天井埋込型空気調和装置では、送風用
モータ4を駆動させてファン3を回転させると、室内の
空気が吸込グリル9、エアフィルタ8を通じて吸込口7
aから吸い込まれ、導風板5に案内されてファン3に吸
入され付勢される。次いで、付勢された空気は熱交換器
2を吹き抜ける過程で冷却または加熱され、所望の状態
に調和されて吹出口7bから室内に吹き出されるように
なっている。
【0005】ところで、上記天井埋込型空気調和装置に
は、エアフィルタ8の交換や吸込グリル9の清掃を簡単
に行えるように、吸込グリル9をワイヤで吊り下げて昇
降させる機構が設けられている。その構造を図9に示し
て説明すると、キャビネット1には正逆転可能なモータ
10が固定されており、各モータ10のシャフトに固定
されたプーリ11にワイヤ12が巻回され、さらにワイ
ヤ12の先端が吸込口7aの四隅に設置されたガイド1
3を通して吸込グリル9に固定されている。そして、ワ
イヤ12を巻き上げることで吸込グリル9を上昇させて
吸込口7aに填め込み、ワイヤ12を送り出すことで吸
込グリル9を吸込口7aから外して降下させるようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造の天
井埋込型空気調和装置においては、次のような問題点が
指摘されている。従来の昇降機構では、各モータ10ご
とにワイヤ12の巻き取りの状態が必ずしも同じにはな
らず、いずれかのモータ10についてはワイヤ12にゆ
るみが生じることがある。このようにワイヤ12のいず
れかにゆるみが生じると、吸込グリル9を降下させたと
きに吸込グリル9が傾いてしまう可能性があり、エアフ
ィルタ8の交換や吸込グリル9の清掃作業が行い難くな
ることがある。また、室内ユニットを天井に据え付ける
際、ワイヤ12にゆるみが生じないように調整を要する
ため、据付作業に時間がかかるといった問題がある。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、ワイヤのゆるみを防止してメインテナンス作業
を行い易くするとともに、据付作業を容易に行うことが
可能な天井埋込型空気調和装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、次のような構造の天井埋設型空気調和
装置を採用する。すなわち、本発明に係る請求項1記載
の天井埋設型空気調和装置は、室内ユニットが天井面に
埋め込まれるようにして設置され、該室内ユニットに着
脱可能に設けられた吸込グリルをこれに連結された複数
のワイヤで吊持するとともに該ワイヤを巻き上げまたは
送り出すことにより着脱する天井埋込型空気調和装置で
あって、前記ワイヤは、前記吸込グリルの異なる2箇所
に設けられたガイド穴に通されて一端を前記室内ユニッ
トに固定され、他端を前記室内ユニットに設けられた巻
上機構に接続されており、前記ガイド穴は、前記吸込グ
リルに着脱可能なガイド部材に設けられていることを特
徴としている。
【0009】この天井埋込型空気調和装置においては、
ガイド穴を吸込グリルに着脱可能なガイド部材に設けた
ことにより、吸込グリルをワイヤから外すことができ、
清掃作業が簡単に行えるようになる。また、室内ユニッ
トの据付時において、吸込グリルを別にしてキャビネッ
トの据付作業を実施し、その後吸込グリルをワイヤに取
り付けれるようにすれば、据付作業の作業性も向上す
る。
【0010】請求項2記載の天井埋設型空気調和装置
は、請求項1記載の天井埋込型空気調和装置において、
前記ガイド部材が、前記吸込グリルの異なる2箇所に形
成された填込み部に該2箇所を通る直線に沿って外側か
ら填め込まれ、各設置箇所において互いに接近し合う方
向および吸込グリルから離脱する方向への移動を阻止さ
れるように係止されていることを特徴としている。
【0011】この天井埋込型空気調和装置においては、
ガイド部材を、吸込グリルの異なる2箇所に形成された
填込み部に該2箇所を通る直線に沿って外側から填め込
み、各設置箇所において互いに接近し合う方向および吸
込グリルから離脱する方向への移動を阻止されるように
係止する。吸込グリルをワイヤで吊持すると、ワイヤに
作用する張力により各ガイド部材にはこれを吸込グリル
から離脱させようとする力とお互いを接近させようとす
る力とが働くので、この2つの力によりガイド部材の移
動が阻止されて吸込グリルに強固に固定され、外れ難く
なる。
【0012】請求項3記載の天井埋設型空気調和装置
は、請求項1または2記載の天井埋込型空気調和装置に
おいて、前記ガイド部材または前記填込み部のいずれか
一方に突起部が設けられ、前記ガイド部材または前記填
込み部の他方にはガイド部材を填込み部に填め込むこと
で前記突起部を嵌合される被嵌合部が設けられているこ
とを特徴としている。
【0013】この天井埋込型空気調和装置においては、
ガイド部材または填込み部のいずれか一方に突起部を設
け、他方にはガイド部材を填込み部に填め込むことで突
起部を嵌合される被嵌合部を設けることにより、突起部
と被嵌合部とを正しく組み合わせなければガイド部材が
填込み部に填め込めないようにすることが可能となる。
これにより、ガイド部材を組み付ける際の誤りが防止さ
れる。
【0014】請求項4記載の天井埋設型空気調和装置
は、請求項1、2または3記載の天井埋込型空気調和装
置において、前記室内ユニットに、前記ガイド部材と前
記巻上機構との間で前記ワイヤを中継する中継ガイド部
材が弾性変形可能な軸部を介して取り付けられているこ
とを特徴としている。
【0015】この天井埋込型空気調和装置においては、
ガイド部材と巻上機構との間でワイヤを中継する中継ガ
イド部材を弾性変形可能な軸部を介して取り付けること
により、ワイヤを巻き上げまたは送り出す際に軸部がダ
ンパとして働いて張力が一定に保たれ、ワイヤの緩みが
防止されて吸込グリルの昇降動作が円滑に行えるように
なる。また、軸部の長さを適当な長さに設定することで
ワイヤを巻上機構に偏りなく巻き取らせるようにするこ
とも可能となる。
【0016】請求項5記載の天井埋設型空気調和装置
は、室内ユニットが天井面に埋め込まれるようにして設
置され、該室内ユニットに着脱可能に設けられた吸込グ
リルをこれに連結された複数のワイヤで吊持するととも
に該ワイヤを巻き上げまたは送り出すことにより着脱す
る天井埋込型空気調和装置であって、前記ワイヤを巻き
上げまたは送り出す巻上機構はモータと該モータによっ
て正逆転されるプーリとを備えており、前記モータは、
前記室内ユニットに設けられたモータケースに収納され
るとともにプーリを覆うカバーを室内ユニットに取り付
けられることで該カバーによりモータケース内で拘束さ
れて室内ユニットに固定されていることを特徴としてい
る。
【0017】この天井埋込型空気調和装置においては、
ワイヤの巻上機構を構成するモータを室内ユニットに設
けられたモータケースに収納し、プーリを覆うカバーを
室内ユニットに取り付けることで該カバーによりモータ
ケース内で拘束して室内ユニットに固定する。これによ
ると、例えば従来行われていたようにモータそのものを
ネジ等で固定しなくても、モータがモータケース内で拘
束されて固定されるので、モータの固定部の構造が単純
化されて部品点数の削減や組み立て作業の簡略化が図れ
る。
【0018】請求項6記載の天井埋設型空気調和装置
は、室内ユニットが天井面に埋め込まれるようにして設
置され、該室内ユニットに着脱可能に設けられた吸込グ
リルをこれに連結された複数のワイヤで吊持するととも
に該ワイヤを巻き上げまたは送り出すことにより着脱す
る天井埋込型空気調和装置であって、前記ワイヤを巻き
上げまたは送り出す巻上機構はモータと該モータのシャ
フトに固定されて正逆転されるプーリとを備えており、
前記シャフトは断面非円形に形成されるとともに該シャ
フトの先端部には凹部が形成され、前記プーリの中心に
は前記シャフトを挿嵌される孔が形成されるとともに該
孔には挿嵌されたシャフトの凹部に嵌入する弾性変形可
能な係止爪が設けられていることを特徴としている。
【0019】この天井埋込型空気調和装置においては、
モータのシャフトをプーリ側の孔に挿嵌しシャフト側の
凹部に係止爪を嵌入させることで、シャフトにプーリを
取り付けることが可能である。これによると、実際の作
業としては孔にシャフトを挿嵌させるだけで組み立てが
完了するので、部品点数の削減や組み立て作業の簡略化
が図れる。また、プーリの脱着も容易に行えるので、メ
インテナンス性も向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る天井埋込型空気調和
装置の実施形態を図1ないし図7に示して説明する。天
井埋込型空気調和装置の室内ユニットの構造を図1に示
す。図において、符号11は天井に埋設されたキャビネ
ットであり、その内部には熱交換器12、ファン13、
送風用モータ14、導風板15、ドレンパン16等が配
置され、さらにキャビネット11にはその下部開口を覆
うようにして天井パネル17が取り付けられている。
【0021】天井パネル17の中央には矩形の吸込口1
7aが形成され、さらに吸込口17aの周囲には、矩形
をなす各辺部にそれぞれ対応して横長の吹出口17bが
形成されている。
【0022】吸込口17aには、集塵のためのエアフィ
ルタ18を組み合わされた吸込グリル19が填め込まれ
ている。吹出口17bには、調和された空気の吹出方向
を変化させる可動フィン17cが設けられている。
【0023】この天井埋込型空気調和装置では、送風用
モータ14を駆動させてファン13を回転させると、室
内の空気が吸込グリル19、エアフィルタ18を通じて
吸込口17aから吸い込まれ、導風板5に案内されてフ
ァン13に吸入され付勢される。次いで、付勢された空
気は熱交換器12を吹き抜ける過程で冷却または加熱さ
れ、所望の状態に調和されて吹出口17bから室内に吹
き出されるようになっている。
【0024】上記の天井埋込型空気調和装置には、エア
フィルタ18の交換や吸込グリル19の清掃を簡単に行
えるように、吸込グリル19をワイヤで吊り下げて昇降
させる巻上機構20が設けられている。図2に示すよう
に、天井パネル17には正逆転可能なモータ21が固定
されており、各モータ21のシャフトに固定されたプー
リ22にワイヤ23が巻回され、さらにワイヤ23の先
端が吸込口17aの四隅の1箇所に設けられたガイド穴
24a、吸込グリル19の四隅の隣り合う2箇所に設置
されたガイド穴24b,24bに順に通され、さらにガ
イド穴24aに隣り合う吸込口17aの四隅の1箇所に
固定されている。そして、ワイヤ23を巻き上げること
で吸込グリル19を上昇させて吸込口17aに填め込
み、ワイヤ23を送り出すことで吸込グリル19を吸込
口17aから外して降下させるようになっている。
【0025】吸込グリル19側のガイド穴24bは、吸
込グリル19に着脱可能なガイド部材25に形成されて
いる。ガイド部材25は、図3に示すように、吸込グリ
ル19の四隅の隣り合う2箇所に設けられた填込み部2
6に、両設置箇所を通る直線lに沿って外側から填め込
まれている。
【0026】填込み部26は、吸込グリル19の裏面側
に突出した一対のレール27,27によって形成されて
いる。これらレール27,27は直線l方向に配設され
ており、その間隔は一方の填込み部26に近い内側で狭
く、外側で広くなるように形成されている。
【0027】ガイド部材25は中央にガイド穴24bが
形成された円形で、図4に示すようにの溝が形成されて
縮径部25aが設けられている。ガイド部材25は、縮
径部25aを填込み部26のレール27,27間の拡幅
部27aに外側から挿入するようにして填め込まれてい
る。このように、両ガイド部材25,25は各填込み部
26に対して外側から填め込まれて係止され、互いに接
近し合う方向および吸込グリル19から離脱する方向へ
の移動を阻止されている。なお、縮径部25aの直径は
レール27,27間よりもやや大きめに設定されてお
り、この縮径部25aが填込み部26の中央に形成され
た同径の填合せ部27cに合致することで所定位置に保
持されるようにもなっている。
【0028】また、ガイド部材25には縮径部25aか
ら突出する突起部28が設けられている。この突起部2
8は、ガイド部材25を填込み部26に正しく填め込む
ことでレール27,27間の狭窄部(被嵌合部)27b
に嵌合されるようになっている。
【0029】さらに、ガイド部材25には、填込み部2
6に填め込まれたときに吸込グリル19の裏面に立脚す
る脚部29が設けられている。ガイド部材25を填め込
む際には、まず脚部29を吸込グリル19の裏面に立
て、裏面を滑らせるようにすることで縮径部25aが正
しくレール27,27間に挿入されるようになってい
る。
【0030】天井パネル17には、図5に示すようにガ
イド穴24aと巻上機構20との間でワイヤ23を中継
する中継ガイド部材30が可撓性を有する弾性変形可能
な軸部31を介して取り付けられている。
【0031】巻上機構20を構成するモータ21は、図
6に示すように、天井パネル17と一体に形成されたモ
ータケース32に収納されるとともに、プーリ22を覆
うカバー33を天井パネル17に取り付けられることで
カバー33によりモータケース32内で拘束されて天井
パネル17に固定されている。モータケース32にはネ
ジ穴32aが形成され、カバー33にはネジ穴32aに
対応してネジを挿通される小孔33aが形成されてお
り、カバー33は小孔33aを通してネジ穴32aにネ
ジ34を螺着することで天井パネル17に取り付けられ
るが、このとき、モータ21に設けた舌片35の小孔3
5aをネジ穴32aに一致させ、モータケース32とカ
バー33とで舌片35を挟むことでモータ21を拘束し
ているのである。
【0032】図7に示すように、モータ21のシャフト
21aはD形断面形状をなしており、その先端部にはそ
の周面に溝(凹部)36が形成されている。また、プー
リ22の中心にはシャフト21aを挿嵌される孔37が
形成されるとともに孔37には挿嵌されたシャフト21
aの溝36に嵌入する弾性変形可能な係止爪38が設け
られている。そして、プーリ22は孔37にシャフト2
1aを挿嵌され、溝36に係止爪38が嵌入されてシャ
フト21aに固定されている。
【0033】上記のように構成された天井埋設型空気調
和装置においては、ガイド穴24bを設けたガイド部材
25を吸込グリル19に着脱可能としたことにより、吸
込グリル19をワイヤ23から外すことができ、清掃作
業が簡単に行える。また、室内ユニットの据付時におい
て、吸込グリル19を別にしてキャビネット11の据付
作業を実施し、その後吸込グリル19をワイヤ23に取
り付けれるようにすれば、据付作業の作業性も向上す
る。
【0034】ガイド部材25については、各填込み部2
6に対して外側から填め込まれて係止され、互いに接近
し合う方向および吸込グリル19から離脱する方向への
移動を阻止されているため、吸込グリル19をワイヤ2
3で吊持すると、ワイヤ23に作用する張力により各ガ
イド部材25にはこれを吸込グリル19から離脱させよ
うとする力とお互いを接近させようとする力とが働くの
で、この2つの力によりガイド部材25の移動が阻止さ
れて吸込グリル19に強固に固定され、外れ難くなる。
【0035】しかも、ガイド部材25に設けた突起部2
8とレール27,27間の狭窄部27bとを正しく組み
合わせなければガイド部材25が填込み部26に填め込
めないようになっているので、ガイド部材25を組み付
ける際の誤りが防止できる。
【0036】また、ガイド穴24aと巻上機構20との
間にワイヤ23を中継する中継ガイド部材30を軸部3
1を介して取り付けたことにより、ワイヤ23を巻き上
げまたは送り出す際に軸部31がダンパとして働いて張
力が一定に保たれ、ワイヤ23の緩みが防止されて吸込
グリル19の昇降動作が円滑に行えるようになる。ま
た、軸部31の長さを適当な長さに設定することでワイ
ヤ23をプーリ22に偏りなく巻き取らせるようにする
ことも可能となる。
【0037】さらに、モータ21をモータケース32に
収納し、プーリ22を覆うカバー33によりモータケー
ス32内で拘束して室内ユニットに固定することによ
り、モータ21の固定部の構造が単純化されて部品点数
の削減や組み立て作業の簡略化が図れる。
【0038】加えて、モータ21のシャフト21aをプ
ーリ22側の孔37に挿嵌しシャフト21a側の溝36
に係止爪38を嵌入させることでシャフト21aにプー
リ22を取り付けることが可能であり、実際の作業とし
ては孔37にシャフト21aを挿嵌させるだけで組み立
てが完了するので、部品点数の削減や組み立て作業の簡
略化が図れる。また、プーリ22の脱着も容易に行える
ので、メインテナンス性も向上する。
【0039】なお、本実施形態においてはモータ21は
天井パネル17に固定されているが、これに限らず、例
えばモータ21はキャビネット11等、室内ユニットを
構成するその他の部材に固定されていても構わない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載の天井埋設型空気調和装置によれば、ガイド穴
を吸込グリルに着脱可能なガイド部材に設けたことによ
り、吸込グリルをワイヤから外すことができるので、清
掃作業を簡単に行うことができる。また、室内ユニット
の据付時において、吸込グリルを別にしてキャビネット
の据付作業を実施し、その後吸込グリルをワイヤに取り
付けれるようにすれば、据付作業の作業性を向上させる
ことができる。
【0041】請求項2記載の天井埋設型空気調和装置に
よれば、ガイド部材を、吸込グリルの異なる2箇所に形
成された填込み部に該2箇所を通る直線に沿って外側か
ら填め込み、各設置箇所において互いに接近し合う方向
および吸込グリルから離脱する方向への移動を阻止され
るように係止したうえで吸込グリルをワイヤで吊持する
と、ワイヤに作用する張力により各ガイド部材にはこれ
を吸込グリルから離脱させようとする力とお互いを接近
させようとする力とが働くので、この2つの力によりガ
イド部材の移動が阻止されて吸込グリルに強固に固定さ
れ、外れ難くなる。これにより、着脱可能なガイド部材
をより確実に吸込グリルに固定して安全性を確保するこ
とができる。
【0042】請求項3記載の天井埋設型空気調和装置に
よれば、ガイド部材または填込み部のいずれか一方に突
起部を設け、他方にはガイド部材を填込み部に填め込む
ことで突起部を嵌合される被嵌合部を設けることによ
り、突起部と被嵌合部とを正しく組み合わせなければガ
イド部材が填込み部に填め込めないようにすることが可
能となる。これにより、ガイド部材を組み付ける際の誤
りを防止することができる。
【0043】請求項4記載の天井埋設型空気調和装置に
よれば、ガイド部材と巻上機構との間でワイヤを中継す
る中継ガイド部材を弾性変形可能な軸部を介して取り付
けることにより、ワイヤを巻き上げまたは送り出す際に
軸部がダンパとして働いて張力が一定に保たれ、ワイヤ
の緩みが防止されるので、吸込グリルの昇降動作を円滑
に行わせることができる。また、軸部の長さを適当な長
さに設定することでワイヤを巻上機構に偏りなく巻き取
らせ、ワイヤの緩みを防止することもできる。
【0044】請求項5記載の天井埋設型空気調和装置に
よれば、ワイヤの巻上機構を構成するモータを室内ユニ
ットに設けられたモータケースに収納し、プーリを覆う
カバーを室内ユニットに取り付けることで該カバーによ
りモータケース内で拘束して室内ユニットに固定するこ
とで、モータの固定部の構造を単純化して部品点数の削
減や組み立て作業の簡略化を図ることができる。
【0045】請求項6記載の天井埋設型空気調和装置に
よれば、モータのシャフトをプーリ側の孔に挿嵌しシャ
フト側の凹部に係止爪を嵌入させることで、シャフトに
プーリを取り付けることが可能であり、実際の作業とし
ては孔にシャフトを挿嵌させるだけで組み立てが完了す
るので、部品点数の削減や組み立て作業の簡略化を図る
ことができる。また、プーリの脱着も容易に行えるの
で、メインテナンス性の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る天井埋込型空気調和装置の実施
形態を示す図であって、天井に設置される室内ユニット
の側断面図である。
【図2】 室内ユニットに具備される吸込グリルの昇降
機構を示す斜視図である。
【図3】 吸込グリルに設けられる填込み部へのガイド
部材の取り付け方を示す斜視図である。
【図4】 同じく、填込み部へのガイド部材の取り付け
方を示す斜視図である。
【図5】 天井パネル側のガイド穴と巻上機構との間に
設けられる中継ガイド部材の配置を示す斜視図である。
【図6】 天井パネルへの巻上機構の取り付け方を示す
分解斜視図である。
【図7】 モータのシャフトへのプーリの取り付け方を
示す側断面図である。
【図8】 従来の天井埋込型空気調和装置における室内
ユニットの側断面図である。
【図9】 従来の室内ユニットに具備される吸込グリル
の昇降機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
17 天井パネル 17a 吸込口 19 吸込グリル 20 巻上機構 21 モータ 22 プーリ 23 ワイヤ 24b ガイド穴 25 ガイド部材 26 填込み部 27 レール 28 突起部 27b 狭窄部(被嵌合部) 30 中継ガイド部材 31 軸部 32 モータケース 33 カバー 36 溝(凹部) 37 孔 38 係止爪 l 直線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内ユニットが天井面に埋め込まれるよ
    うにして設置され、該室内ユニットに着脱可能に設けら
    れた吸込グリルをこれに連結された複数のワイヤで吊持
    するとともに該ワイヤを巻き上げまたは送り出すことに
    より着脱する天井埋込型空気調和装置であって、 前記ワイヤは、前記吸込グリルの異なる2箇所に設けら
    れたガイド穴に通されて一端を前記室内ユニットに固定
    され、他端を前記室内ユニットに設けられた巻上機構に
    接続されており、 前記ガイド穴は、前記吸込グリルに着脱可能なガイド部
    材に設けられていることを特徴とする天井埋込型空気調
    和装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材が、前記吸込グリルの異
    なる2箇所に形成された填込み部に該2箇所を通る直線
    に沿って外側から填め込まれ、各設置箇所において互い
    に接近し合う方向および吸込グリルから離脱する方向へ
    の移動を阻止されるように係止されていることを特徴と
    する請求項1記載の天井埋込型空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材または前記填込み部のい
    ずれか一方に突起部が設けられ、前記ガイド部材または
    前記填込み部の他方にはガイド部材を填込み部に填め込
    むことで前記突起部を嵌合される被嵌合部が設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の天井埋込
    型空気調和装置。
  4. 【請求項4】 前記室内ユニットには、前記ガイド部材
    と前記巻上機構との間で前記ワイヤを中継する中継ガイ
    ド部材が弾性変形可能な軸部を介して取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1、2または3記載の天井埋
    込型空気調和装置。
  5. 【請求項5】 室内ユニットが天井面に埋め込まれるよ
    うにして設置され、該室内ユニットに着脱可能に設けら
    れた吸込グリルをこれに連結された複数のワイヤで吊持
    するとともに該ワイヤを巻き上げまたは送り出すことに
    より着脱する天井埋込型空気調和装置であって、 前記ワイヤを巻き上げまたは送り出す巻上機構はモータ
    と該モータによって正逆転されるプーリとを備えてお
    り、前記モータは、前記室内ユニットに設けられたモー
    タケースに収納されるとともにプーリを覆うカバーを室
    内ユニットに取り付けられることで該カバーによりモー
    タケース内で拘束されて室内ユニットに固定されている
    ことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
  6. 【請求項6】 室内ユニットが天井面に埋め込まれるよ
    うにして設置され、該室内ユニットに着脱可能に設けら
    れた吸込グリルをこれに連結された複数のワイヤで吊持
    するとともに該ワイヤを巻き上げまたは送り出すことに
    より着脱する天井埋込型空気調和装置であって、 前記ワイヤを巻き上げまたは送り出す巻上機構はモータ
    と該モータのシャフトに固定されて正逆転されるプーリ
    とを備えており、前記シャフトは断面非円形に形成され
    るとともに該シャフトの先端部には凹部が形成され、前
    記プーリの中心には前記シャフトを挿嵌される孔が形成
    されるとともに該孔には挿嵌されたシャフトの凹部に嵌
    入する弾性変形可能な係止爪が設けられていることを特
    徴とする天井埋込型空気調和装置。
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