JP2006084080A - 換気装置及び換気システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンユニット等のメンテナンスの容易な換気装置の提供。
【解決手段】
本願の中間ダクトファン2では、ファンモーター42及びモーター駆動基板44(モーター用基板)がファンケース40に取り付けられてファンケースユニット18とされており、このファンケースユニット18が主筐体となるハウジングケース23から着脱可能とされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は室内の換気を行う換気装置に関し、更に詳しくは、換気の際に複数の部屋から若しくは複数の部屋に対して空気を送ることが可能な集合機能若しくは分配機能を有する換気装置及び換気システムに関する。
従来の換気装置の中には、換気際に複数の部屋から若しくは複数の部屋に対して空気を送ることが可能な集合機能若しくは分配機能を有する集合型換気装置が知られている。この集合型換気装置は、一般に中間ダクトファンと称されるものであり、筐体の内部に給気ファン若しくは排気ファンの少なくとも何れかを内蔵し、筐体の空気を送る上流側又は下流側に第1のダクトを接続し、これらのダクトの反対側の下流側若しくは上流側に第2のダクトを接続したものである。第1のダクト若しくは第2のダクトの何れかは複数本のダクトからなるものであり、排気機能を有するものでは、複数の部屋に通じる複数の分岐側の排気ダクトが筐体の一方に接続され、筐体の他方に建物外部に通じる共通側の排気ダクトが接続されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−287493号
しかしながら、従来の中間ダクトファンのような換気装置では、中間ダクトファン自身が天井の裏に据え付けられるが、天井裏のスペースは装置本体の厚さ程度しかないのが通常である。このため、作業や点検のためのスペースが限られており、換気装置のメンテナンス作業を行う場合には、天井に設けられた点検口から点検扉を開けると共に、室内側から天井面に向かって作業しなければならず、ファンやモーター等の一つ一つの部品のメンテナンスが容易ではなかった。特に、集合住宅では、天井裏のスペースが狭い場合が多く、中間ダクトファンやその他の換気装置の場合、点検口も小さいので、ファンモーターやフィルター等の取り外し、或いは、ダクトなどの交換が非常に面倒であるという問題があった。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであり、メンテナンスが容易な換気装置及び換気システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の換気装置は、ファンモーター及びモーター用基板がファンケースに取り付けられてファンユニットとされており、このファンユニットが主筐体から着脱可能とされていることを特徴とする。
本願の請求項2の換気装置は、請求項1の換気装置において、前記ファンユニット又は前記主筐体の一方に係止部、他方に被係止部を設け、前記係止部と前記被係止部とを係合することにより仮保持を行う仮保持手段を備えたことを特徴とする。
本願の請求項3の換気装置は、請求項1、2の何れかの換気装置において、前記モーター用基板と前記主筐体の電源側基板とを結ぶ配線部が結束され、且つ、該配線部に、前記ファンユニットを前記主筐体に着脱するときに、前記配線部を適正な姿勢に矯正する矯正部材を設けたことを特徴とする。
本願の請求項4の換気装置は、請求項3の換気装置において、前記矯正部材が撓み易い樹脂部材からなることを特徴とする。
本願の請求項5の換気システムは、請求項1乃至請求項4の何れかの換気装置を用い、外気若しくは室内の空気を給気する給気手段と、室内の空気を排気する排気手段とを備えた換気システムであって、前記換気システムは、連続的又は断続的に常時換気を行う24時間換気運転機能を備え、該24時間換気運転の実行状態であるときに、所定の動作状態で前記排気手段の排気風量を増大させ、該所定の動作状態の解除に伴い、前記換気手段の風量を増加時の風量よりも低下させるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
本願の請求項6の換気システムは、請求項1乃至請求項4の何れかの換気装置を用い、外気若しくは室内の空気を給気する給気手段と、室内の空気を排気する排気手段とを備えた換気システムであって、前記換気システムは、連続的又は断続的に常時換気を行う24時間換気運転機能を備え、該24時間換気運転の実行状態であるときに、所定の動作状態で前記排気手段の排気風量を増大させると共に、前記給気手段の給気量を増加させるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明の第1の換気装置によれば、換気装置のファンモーター及びモーター用基板がファンケースに取り付けられてファンユニットとされており、このファンユニットが主筐体から着脱可能とされているので、ファンやファンモーター或いは基板の交換等のファンユニットのメンテナンスが容易である。
本発明の第2の換気装置によれば、ファンユニットを主の筐体で仮保持させてから、取り付けることにより、作業者がファンユニットの重量を手で支えながら、主の筐体に取り付け固定する必要がなくなり、設置作業が容易に行え、作業効率が向上する。
本発明の第3の換気装置によれば、前記モーター用基板と前記主筐体の電源側基板とを結ぶ配線部が結束され、且つ、該配線部に、前記ファンユニットを前記主筐体に着脱するときに、前記配線部を適正な屈曲姿勢に案内する案内部材を設けたので、ファンユニットを主筐体に再装着する時に、配線部が適正な屈曲姿勢に案内され、配線部がファンユニットと主筐体の不測の部位に挟まれてしまうといったことが防止される。
本発明の第4の換気装置によれば、前記案内部材がプラスチック板からなるので、撓み易い方向を定め易く、コストもかからず、結露等があっても錆びる恐れがない。
本発明の第5の換気システムによれば、給気装置と排気装置との少なくとも何れかが24時間換気が行われているときに、所定の動作状態で前記排気手段の排気風量を増大させ、該所定の動作状態の解除に伴い、前記換気手段の風量を増加時の風量よりも低下させるように制御するので、強制換気の必要のある場合に、自動的に風量を増大させて換気効率を高め、強制換気の必要性がなくなったときには、自動的に24時間換気に戻るので、快適性が向上する。
本発明の第6の換気システムによれば、給気装置と排気装置との少なくとも何れかが24時間換気が行われているときに、所定の動作状態で前記排気手段の排気風量を増大させると共に、前記給気手段の給気量を増加させるので、強制換気の必要のある場合に、自動的に風量を増大させて換気効率を高め、強制換気の必要性がなくなったときには、自動的に24時間換気に戻るので、快適性が向上する。
所定の動作状態とは、例えば、換気装置のリモートコントローラの強制換気ボタン、又は、臭いセンサ、浴室換気装置のスイッチ、トイレ若しくは浴室の照明スイッチの何れかがONになった場合であり、このような場合には換気装置の排気風量が増大し、リモートコントローラの強制換気ボタン、又は、臭いセンサ、浴室換気装置のスイッチ、トイレ若しくは浴室の照明スイッチの何れもOFFに戻ったときに、通常の24時間換気の排気風量となって、自動的に戻ることとなり、快適性が向上する。
以下、本発明の実施の形態にかかる換気装置及び換気システムを図面を参考にして説明する。図10は、マンション等の区分建物内の設置例を示す。
この換気システムは、玄関上部の給気口1から外気を給気する集合型換気装置としての給気系の中間ダクトファン2で強制的に導入した後、各部屋の給気グリル3から室内に給気する給気系5と、室内に給気された室内空気を浴室換気装置6によって吸い込んで排気口10から屋外に排気する排気系11を備えた換気システムである。この浴室換気装置6は、室内空気を吸い込んで排気する排気用の中間ダクトファンで構成されている。尚、排気用の中間ダクトファンは、居室を換気する換気装置でも良く、浴室換気装置に限定されるものではない。
給気用の中間ダクトファン2は、図9に示すように、廊下の天井12の上に設置される。天井12には点検開口部13が形成されており、中間ダクトファン2はこの点検開口部13の上に設置されている。中間ダクトファン2は建物の天井の構造壁14に取付金具15及び固定ボルト16によって固定されている。点検開口部13は化粧板17によって開閉可能とされており、図11、図12に示すように、化粧板17を開けることによって点検開口部13からドライバー等を用いた点検作業が出来るように、点検開口部13の形状が設定されている。点検開口部13の大きさは、中間ダクトファン2の後述するファンケースユニット18及びフィルター19、20を通過させることが出来る大きさに設定されている。この中間ダクトファン2には、図9に示すように、外気を導入するための外気導入ダクト21、導入した外気を所定の室内に給気するための給気ダクト22が接続されている。
図1はこの中間ダクトファン2の分解斜視図である。中間ダクトファン2は、主筐体となるハウジングケース23と、前述のファンケースユニット18と、チャンバー24とを備えている。ハウジングケース23には、外気導入用のダクトジョイント25が接続される外気導入口25A(図7参照)と、給気用開口部26と、電源取付穴27が形成されている。ハウジングケース23の内部には端子台28が取り付けられ、端子台28には風量調整用のロータリースイッチ28Aが設けられている。電源取付穴27に端子台コネクタ部29が取り付けられる。端子台コネクタ部29には電灯線31(図11参照)が接続される。ハウジングケース23には取付金具15に固定される天吊り金具30A、30Bが取り付けられている。ダクトジョイント25を有する側壁においては天吊り金具30Bが取り付けられ、この天吊り金具30Bに対して天吊り金具30Aが取り付けられている。
ハウジングケース23の内部であって、外気導入口側には、図1に示す塵埃フィルター19とNoxフィルター20とが配設される。ハウジングケース23の左右内壁部には塵埃フィルター19とNoxフィルター20とを保持するフィルターガイド32がそれぞれ取り付けられており、一対のフィルターガイド32の2つの溝の間に塵埃フィルター19とNoxフィルター20とが取り外し可能(交換可能)に保持されている。
ハウジングケース23のダクトジョイント25の反対側の面には、空気室となるチャンバー24がネジ止めされる。図6にも示されるように、チャンバー24の側壁部には建物の各部屋に外気を供給するためのダクトジョイント33が取り付けられており、これらのダクトジョイント33は図示しない開口部を介してチャンバー24の内部空間と通じている。
図2はファンケースユニット18の分解斜視図を示す。図2に示すように、ファンケースユニット18は、ファンケース40と、吸込口板41と、ファンモーター42と、遠心ファン43と、モーター駆動基板44とを備えている。図2においてファンケース40の筒部40Aは渦巻き状の断面形状に形成されており、筒部40Aの下部は開放されている。ファンケース40の筒部40Aの下端部は吸込口板41によって閉鎖される。吸込口板41には、図8にも示すように、ファンケース40内部に空気を吸い込むための開口部45が形成されている。ファンケース40の下部に吸込口板41を取り付けると、吸い込んだ外気の吹出口46が形成される(図1参照)。この吹出口46の位置及び形状は、ハウジングケース23の給気用開口部26の位置及び形状に対応している。
ファンケース40の上部壁にはモーター取付枠部47と、基板収納枠部48と、プラスチック板49の収納枠部50が形成されている。モーター取付枠47には、ファンモーター42が装着され、モーター固定金具51の四隅の孔hにネジを挿入し、挿入したネジをモーター取付枠47側に形成されたネジ孔47Aに螺着することによって、ファンモーター42がモーター取付枠47に固定される。
ファンモーター42はACモーターであり、モーター駆動基板44の電力供給制御により駆動される。モーター駆動基板44からはファンモーター42側に延びるリード線52と、プラスチック板49側に延びるリード線53とが接続されている。プラスチック板49側に延びる複数のリード線53は、ベルト状のファスナー53F(図13参照)により、プラスチック板49に結束されている。プラスチック板49にはファスナーを通す穴49A(図2参照)が複数対開口されており、これらの通し穴49Aにファスナー53Fを通して複数のリード線とプラスチック板49とが一体に固定されている。プラスチック板49は、例えばPET等の樹脂で形成された薄い板状のものであり、ファンケース40の上下方向に屈曲しやすく取り付けられている。プラスチック板49が、このように略「U」字形状に屈曲されることで、リード線53の収納位置及び収納姿勢が矯正される。
例えば、メンテナンスの場合には、図12に示すように点検開口部13から化粧板17を外し、更に、ドレインパン54をハウジングケース23から取り外す。そして、ファンケース40をハウジングケース23から取り外すと、プラスチック板49及びリード線53が共に延びて、ファンケースユニット18のメンテナンスを容易に行うことができる。メンテナンス後に、ファンケース40をハウジングケース23に装着するときには、図11に示すように、リード線53の収納姿勢が点検開口部13から見えない場合でも、リード線53がファンケース40とハウジングケース23との間の不測の位置に挟まれたまま固定されるという恐れがなくなる。
吸込口板41の対称中心線の左右両側部には、図8に示すように、吸込口板41とドレインパン54との間に空気を吸い込むための空間を形成するためのフランジ55が形成されている。フランジ55には、ハウジングケース23の縁部23Aに固定するためのネジ溝55A(被係止部)が形成されている。このネジ溝55Aはフランジ55の長手方向に延びるように形成されており、ファンケース40をハウジングケース23の縁部23Aに取り付けるときに、縁部23Aに螺着したネジ23B(係止部)の頭部をこのネジ溝55Aに掛止して、ファンケースユニット18のファンケース40を仮に支えるために利用する。このネジ23Bを締め込むことにより、ファンケース40はハウジングケース23に取り付け固定される。このフランジ55は、ハウジングケース23の縁部23Aに当てられて、吸込口板41とドレインパン54との間に外気導入空間S(図11参照)が形成される。
ドレインパン54は開口部60と開口部60を塞ぐ蓋部56とを有する。ドレインパン54と蓋部56は中央部が谷状に傾斜しており、この谷状部分54Aは開口部60側が高く排水管57側が低くなるように傾斜している。蓋部56の両側部には開口部60の縁に掛止される突起56A(図3参照)が形成されており、この突起56Aが開口部60の内側に掛けられることによって、図5に示すように、蓋部56の一方が掛止され、蓋部56の他方がネジ58によって枠部59に固定される。
また、ドレインパン54自身はハウジングケース23の下端部の外周部に嵌め込まれて装着され、図示しないネジによりハウジングケース23の下端部に着脱可能に取り付けられる。ドレインパン54の排水管57は浴室の排水口に接続される図示しない排水パイプに接続される。ドレインパン54は、冬季などに外気を室内に給気するときに、湿度の高い空気が冷たい壁面等に接触して結露し、滴下して溜まった水分を受け、排水管57から浴室の排水口等に排水する。
尚、この実施の形態では、ハウジングケース23に複数のダクトジョイント33を備えたチャンバー24が装着されているが、ダクトジョイント33が単数のチャンバー24が取り付けられても良く、更に、チャンバー24が取り付けられずに、ハウジングケース23の給気用開口部26にダクトジョイントが取り付けられていても良い。
このファンケースユニット18のファンモーター42は、モーター駆動基板44により制御されるが、室内空気を排気する排気系11(図10参照)の浴室換気装置6と連動している。本換気システムは給気用の中間ダクトファン2と排気用の浴室換気装置6とを通信手段により連動するように制御している。
浴室換気装置6は、排気用の中間ダクトファンで構成され、排気用のダクト11Aと共に排気系11を構成している。図14はこの浴室換気装置6の構成を概略示している。矩形の箱体形状のハウジングケース61の側面部には、ダクトジョイント62〜65が取り付けられている。ハウジングケース61の側面部であってダクトジョイント62〜65の取り付けられる部位には、空気を通過させる開口部62A、63A、64Aが形成されている。ダクトジョイント62には排気系11のダクト11Aが接続されている。ダクトジョイント63にはトイレの排気グリルに接続されるダクト66が取り付けられ、ダクトジョイント64には洗面所の排気グリルに接続されるダクト67が取り付けられ、ダクトジョイント65には浴室の排気グリルに接続されるダクト68が取り付けられている。
ハウジングケース61の内部には、図15に示すように、ファンケースユニットが取り付けられている。ファンケースユニットは、ハウジング69とファンケース70と遠心ファン71とファンモーター72と制御回路ユニット73とで構成される。ファンケース70と遠心ファン71とファンモーター72と制御回路ユニット73は、これらを組み込むように形成されたハウジング69に対して固定されており、ハウジング69は図8と吸込口板41と同様な吸込口板74の上に取り付けられている。
吸込口板74には、ハウジングケース61内の空気を吸い込む吸込口75を有する。吸込口板74の縁部には吸込口板41のフランジ55と同様なフランジ76が形成され、このフランジ76には、ハウジングケース61の縁部に固定するための図示しないネジ溝(被係止部)が形成されている。このネジ溝は、図8のネジ溝55Aと同様にフランジ76の長手方向に延びるように形成されており、ハウジング69をハウジングケース61に取り付けるときに、ネジ77(係止部)の頭部をこのネジ溝に掛止して、ファンケースユニットを仮に支える。その後、ネジ77を締め込むことにより、ファンケースユニットは、ハウジングケース61に取り付け固定される。
ハウジングケース61の内部であってファンケースユニット以外の部位は他の室内から室内空気を吸い込む吸込空間78とされている。この吸込空間78には、トイレや洗面所或いは浴室からの室内空気が吸い込まれ、ファンケース70内部の遠心ファン71により吸い込まれて排気系11のダクト11Aに排気される。ハウジングケース61の下部にはドレインパン79が装着されている。ドレインパン79の構成は前述のドレインパン54と同様であるので、その説明を援用する。
ハウジングケース61は浴室天井の点検口の上方に設置され、ハウジングケース61の外側に突出する取付金具61Aが天井の仕切壁に固定された図示しないアンカーボルトに支持される。ハウジングケース61のファンケースユニットは浴室天井の点検口の蓋を取り外してメンテナンスが出来るようになっている。
この浴室換気装置6と中間ダクトファン2との連動関係は、浴室換気装置6がONすると、ファンケースユニット18のファンモーター42がONし、浴室換気装置6がOFFすると、ファンケースユニット18のファンモーター42がOFFする。また、浴室換気装置6が24時間換気運転されると、ファンケースユニット18のファンモーター42が1時間当たり建物容積の半分相当の換気量を換気するようにONする。建物の換気対象エリアの容積の所定換気回数(例えば0.5回/時間)を満たすような換気量となるようにONにする。
浴室換気装置6と中間ダクトファン2とが連動して動作いるとき、浴室換気装置6が動作して排気系11から排気が行われる。従って、給気系5で建物外部の空気を建物内部に導入すると共に、浴室換気装置6が室内空気を吸い込んで戸外に排気する。各部屋の室内空気は各部屋の戸のアンダーカット等及び浴室のガラリを通って浴室換気装置6に吸い込まれて排気系11から排気される。
なお、浴室換気装置6は大風量の強換気動作が可能とされている。浴室換気装置6の大風量の強換気は、(1)浴室換気装置6自身のリモートコントローラ(図示省略)に排気量を増大させる強換気スイッチを設けること、若しくは、(2)浴室の入り口に設けられた浴室換気スイッチにファンの回転数を増大させる強換気スイッチを設けること、或いは、(3)トイレの換気スイッチにファン回転数を増大させるか、浴室吸込口のシャッターを閉じることなどの方法によってトイレの排気量を増大させる強換気スイッチを設けること、によって行うことできる。即ち、これらの強換気スイッチを浴室換気装置6の制御装置のマイクロプロセッサに接続し、これらの強換気スイッチの何れかがONになったときに、浴室換気装置6の強換気動作を行う。これによって浴室換気装置6は強換気動作を行うことができる。他方、浴室換気装置6は、これらの強換気スイッチの何れもがOFFになったときに、強換気動作を停止させ、24時間換気モードとなり、24時間換気運転が開始される。
尚、排気用の浴室換気装置6が、24時間換気時よりも大きな風量(例えば、強制換気操作時)によって動作したときに、この時の浴室換気装置6の選択ボタンのON/OFF或いはファンモーターの回転数或いは電圧・電流等の増大・減少に基づいて、ファンモーター42の回転数を制御することも可能である。
例えば、浴室換気装置6の排気用の吸込口がトイレの天井の排気口とダクトで接続され、トイレの天井等に人体検知センサ(焦電センサ)が設置されている場合、当該人体検知センサが人体を検出したときに、浴室換気装置6のファンモーターの回転数を増大させるように制御モードを設定できる。
このように、トイレの換気口からトイレ内の空気を大風量で吸引して建物外に排気するときに、中間ダクトファン2が外気の給気量を増大するように設定すると、給気量、排気量のバランスがとれ、室内が過度の負圧となり、戸が開かなくなったり、風切り音等が発生することがなくなる。
以上説明したように、この中間ダクトファン2によれば、ファンモーター42及びモーター駆動基板44(モーター用基板)がファンケース40に取り付けられてファンケースユニット18とされており、このファンケースユニット18が主筐体となるハウジングケース23から着脱可能とされているので、ファン43やファンモーター42或いは基板44の交換等のファンケースユニット18のメンテナンスが容易である。
特に、モーター用基板44とハウジングケース23の電源側基板である端子台28とを結ぶリード線53(配線部)が結束され、且つ、リード線53に、ファンケースユニット18をハウジングケース23に着脱するときに、リード線53を適正な屈曲姿勢に案内するプラスチック板49(案内部材)を設けたので、ファンケースユニット18をハウジングケース23に再装着する時に、リード線53が適正な屈曲姿勢に案内され、リード線53がファンケースユニット18とハウジングケース23の不測の部位に挟まれてしまうといったことが防止される。しかも、このプラスチック板49は、撓み易い方向を定め易く、コストもかからず、結露等があっても錆びる恐れがない。
また、給気装置と排気装置との少なくとも何れかにおいて、24時間換気が行われているときに、中間ダクトファン2のリモートコントローラの強制換気ボタン、又は、浴室換気装置6のスイッチ、トイレ若しくは浴室の照明スイッチの何れかがONになると、中間ダクトファン2の排気風量が増大し、リモートコントローラの強制換気ボタン、又は、浴室換気装置6のスイッチ、トイレ若しくは浴室の照明スイッチの何れもOFFに戻ったときに、排気風量を元に戻すと、強制換気の必要のある場合に、自動的に風量を増大させて換気効率を高め、強制換気の必要性がなくなったときに、自動的に24時間換気に戻るので、操作の煩わしさがなくなり、快適性が向上する。
本発明の実施の形態にかかる中間ダクトファンの分解斜視図。 本発明のファンケースユニットの分解斜視図。 図1の中間ダクトファンの底面図。 図3の中間ダクトファンの正面図。 図3の中間ダクトファンの背面図。 図3の中間ダクトファンの左側面図。 図3の中間ダクトファンの右側面図。 ファンケースユニットの吸込口板の平面図。 中間ダクトファンを天井の構造壁と吊り天井の間に取り付けた状態の断面図。 マンションに設けた換気システムの一例を示す図。 中間ダクトファンと吊り天井の通常状態時の断面図。 化粧板を開けてファンケースを取り出すときの様子を示す断面図。 リード線とプラスチック板とを結束した状態の平面図。 中間ダクトファンで構成した浴室換気装置の平面図。 図14の浴室換気装置の断面図。
符号の説明
2 中間ダクトファン(換気装置)
5 給気系
6 浴室換気装置
11 排気系
13 点検開口部
18 ファンケースユニット
23 ハウジングケース
24 チャンバー
25 給気用のダクトジョイント
33 給気用のダクトジョイント
40 ファンケース
41 吸込口板
42 ファンモーター
43 遠心ファン
45 吸込口
49 プラスチック板(案内部材)
53 リード線
54 ドレインパン

Claims (6)

  1. ファンモーター及びモーター用基板がファンケースに取り付けられてファンユニットとされており、このファンユニットが主筐体から着脱可能とされていることを特徴とする換気装置。
  2. 請求項1の換気装置において、
    前記ファンユニット又は前記主筐体の一方に係止部、他方に被係止部を設け、前記係止部と前記被係止部とを係合することにより仮保持を行う仮保持手段を備えたことを特徴とする換気装置。
  3. 請求項1、2の何れかの換気装置において、
    前記モーター用基板と前記主筐体の電源側基板とを結ぶ配線部が結束され、且つ、該配線部に、前記ファンユニットを前記主筐体に着脱するときに、前記配線部を適正な姿勢に矯正する矯正部材を設けたことを特徴とする換気装置。
  4. 請求項3の換気装置において、
    前記矯正部材が撓み易い樹脂部材からなることを特徴とする換気装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかの換気装置を用い、外気若しくは室内の空気を給気する給気手段と、室内の空気を排気する排気手段とを備えた換気システムであって、前記換気システムは、連続的又は断続的に常時換気を行う24時間換気運転機能を備え、該24時間換気運転の実行状態であるときに、所定の動作状態で前記排気手段の排気風量を増大させ、該所定の動作状態の解除に伴い、前記換気手段の風量を増加時の風量よりも低下させるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする換気システム。
  6. 請求項1乃至請求項4の何れかの換気装置を用い、外気若しくは室内の空気を給気する給気手段と、室内の空気を排気する排気手段とを備えた換気システムであって、前記換気システムは、連続的又は断続的に常時換気を行う24時間換気運転機能を備え、該24時間換気運転の実行状態であるときに、所定の動作状態で前記排気手段の排気風量を増大させると共に、前記給気手段の給気量を増加させるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする換気システム。
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