JP7251241B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1(特開2014-099831号公報)には、複数種類の疑似階調を表現する複数の画像処理方法を実現する画像処理手段を用いて単色のパッチ画像を測色し、再現特性を補正する単色キャリブレーションを実行することが開示されている。また、特許文献1には、1種類の画像処理手法により複数色の記録剤を用いて形成された混色のパッチ画像を含むパターン画像から、混色の再現特性を補正する混色キャリブレーションを実行することが開示されている。
しかし、今までの任意のディザを適用して出力した補正チャートを使用して、他のディザのキャリブレーションを行う方式は、ディザ毎に補正チャートを出力する方式よりも精度が低く、特にハイライト側やシャドー側において各スクリーンで階調補正量が変動しやすいという問題があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、各スクリーンで適正な階調補正量を高い精度で算出可能とした画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、所定の基準スクリーンの濃度検出パターン、及び、前記基準スクリーンに基づいて生成された疑似スクリーンの濃度検出パターンの各濃度を検知する濃度検知部と、前記基準スクリーンの濃度検出パターンの濃度と、前記疑似スクリーンの濃度検出パターンの濃度との差異を算出する濃度差異算出部と、算出された濃度の前記差異の大きさに応じて予め定められている第1の補正率を前記疑似スクリーンの濃度に対して乗算処理した値と、算出された濃度の差異の大きさに応じて予め定められている第2の補正率を前記基準スクリーンの濃度に対して乗算処理した値とを加算処理した値を、補正対象となるスクリーンのキャリブレーション用の補正用濃度検出値として算出する補正値決定部と、を有する
本発明によれば、各スクリーンで適正な階調補正量を高い精度で算出可能とすることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態の画像処理装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 図3は、実施の形態の画像処理装置における、γ補正値の算出動作の流れを示すフローチャートである。 図4は、実施の形態の画像処理装置における、階調補正動作を説明するための図である。 図5は、簡易キャリブレーション方式の効果を説明するための図である。 図6は、簡易キャリブレーションを実行するときの補正方法を説明するための図である。 図7は、基準スクリーンから疑似スクリーンを描画する方法を説明するための図である。 図8は、実施の形態の画像処理装置における、詳細キャリブレーション実行時の流れを示すフローチャートである。 図9は、実施の形態の画像処理装置における、簡易キャリブレーション実行時の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施の形態の画像処理装置の説明をする。
(ハードウェア構成)
図1は、実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。この図1に示すように、実施の形態の画像処理装置としては、中間調を再現可能なプリンタ、複写機、或いはデジタル複合機等を用いることができる。
実施の形態の画像処理装置のCPU1は、CPUバスライン12を介して、各ブロックへの指示又は制御を行う。CPU1は、複数で構成されるマルチプロセッサ構成でも良い。RAM2は、CPU1をはじめ、各ブロックの処理時にデータを一時保存する。また、後述するキャリブレーション処理プログラムは、ROM6に記憶されており、CPU1により実行される。
ASIC3は、画像処理用の機能を備えた専用の集積回路で、高速な情報処理を可能とする。なお、ASIC3の代わりにプログラムをROM6に記憶し、CPU1で実行させることもできる。スキャナエンジン4は、画像の読み取りを行う。プリンタエンジン5は、印刷画像の出力を行う。プリンタエンジン5としては、電子写真方式又はインクジェット方式のプリンタエンジンを用いることができる。NVRAM7は、不揮発性メモリで形成されており、画像処理装置の設定値及びカウンタ情報を保持する。
インタフェース制御部(I/F制御部)8は、外部機器9から送信された印刷データを受信する。I/F制御部8は、例えばIEEE1284又はUSB等のローカル接続又はイーサネット(登録商標)等のネットワーク接続に対応可能となっている。操作部I/F制御部10は、機器操作のためのボタン及び機器状態表示のためのインジケータ等、機器操作者とのマンマシンインターフェース部である操作部11との情報の入出力に用いられる。
(画像処理装置の機能)
図2は、CPU1がROM6に記憶されているキャリブレーション処理プログラムを実行することで実現される、各機能の機能ブロック図である。この図2に示すように、CPU1は、キャリブレーション処理プログラムを実行することで、濃度検出パターン画像作成部21、濃度検出部22、濃度差異算出部23、プリンタ状態差異算出部24、補正値決定部25、入力処理部26、記憶制御部27、補正テーブル作成部28及び対象検出部29として機能する。
なお、この図2の例では、濃度検出パターン画像作成部21~対象検出部29の各機能をキャリブレーション処理プログラムによりソフトウェアで実現することとしたが、これらのうち、一部又は全部をIC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。
また、キャリブレーション処理プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、キャリブレーション処理プログラムは、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、キャリブレーション処理プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよい。また、キャリブレーション処理プログラムは、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
(γ補正値の算出動作)
このような各部21~29の動作を、図3のフローチャートに基づいて説明する。この図3は、γ補正値の算出動作の流れを示すフローチャートである。この図3のフローチャートにおいて、まず、濃度検出パターン画像作成部21は、キャリブレーション用の濃度検出パターンを作成する(ステップS1)。濃度検知部22は、スキャナエンジン4で読み取られた画像から濃度検出パターンを検出し、濃度を取得する(ステップS2)。
次に、濃度差異算出部23は、この実施の形態の画像処理装置に保持されているキャリブレーションのターゲット濃度と、濃度検知部22から取得した現在の濃度の差異を算出する(ステップS3)。また、濃度差異算出部23は、一部スクリーンの一部階調値において、濃度検出パターン画像作成部21で作成した2つのパッチについて、濃度検知部22で取得した現在の濃度の差異を算出する。
次に、プリンタ状態差異算出部24は、前回キャリブレーション時と現在の画像処理装置の状態の差異を算出する(ステップS4)。そして、補正値決定部25は、濃度差異算出部23で算出されたターゲット濃度と現在の濃度のずれと、プリンタ状態差異算出部24で算出された画像処理装置の状態の差異からγ補正データを算出する。
(階調補正動作)
図4は、実施の形態の画像処理装置における階調補正動作を説明するための図である。この図4は、横軸が入力階調値で、縦軸が濃度となっている。実線のグラフは、画像処理装置のターゲット濃度301であり、画像処理装置が目標とする出力特性を示している。点線のグラフは、濃度検出値であり、実際の画像処理装置の出力特性を示している。濃度検出値302の取得方法としては、中間転写ベルトに印字した階調パッチを画像処理装置に内蔵した濃度センサで読み取る方法、又は、用紙に印字した階調パッチをスキャナで読み取る方法を用いることができる。細線のグラフは、補正γ303であり、濃度検出値302をターゲット濃度301に補正するためのγ補正テーブルを示している。
実施の形態の画像処理装置は、複数のスクリーンを備えており、スクリーン毎に環境による濃度特性の変化は異なる。このため、濃度検出値302は、スクリーン毎に取得するのが望ましい。しかし、スクリーン毎に濃度検出値302を取得するには時間を要することから、基準となるスクリーン(基準スクリーンと呼ぶ)を用いて画像処理装置の出力特性を取得する方法が用いられることがある。スクリーン毎の環境による階調特性の変化量は異なるが、「濃くなる」又は「薄くなる」といった傾向は変わらないため、基準スクリーンを用いてもキャリブレーションは可能である。
基準スクリーンとしては、キャリブレーション専用のスクリーンを使用しても良いし、ユーザが印刷時に選択可能なスクリーンを用いても良い。以後、選択したスクリーンにキャリブレーションを行う方式を「詳細キャリブレーション方式」、基準スクリーンを用いてキャリブレーションを行う方式を「簡易キャリブレーション方式」と呼ぶ。
なお、「詳細キャリブレーション方式」及び「簡易キャリブレーション方式」をそれぞれ別方式として区別して実行する必要はなく、詳細キャリブレーション方式の実行時に、選択されなかったスクリーンに対し選択されたスクリーンの濃度検出値から補正を行うことで「詳細キャリブレーション方式」と「簡易キャリブレーション方式」を同時に実行してもよい。
(簡易キャリブレーション方式)
図5は、簡易キャリブレーション方式の効果を説明するための図である。この図5において、実線の直線のグラフは、画像処理装置のターゲット濃度401を示す。また、細線の曲線のグラフは、スクリーン1の濃度検出値402を示し、点線のグラフは、スクリーン1とは異なる基準スクリーンの濃度検出値403を示す。また、ターゲット濃度401と濃度検出値403の間の細線のグラフは、簡易キャリブレーション実行後のスクリーン1の濃度404を示している。
簡易キャリブレーション方式の場合、基準スクリーンがターゲット濃度401に近づくようγ補正テーブルを作成する。しかし、スクリーン1の濃度検出値402と基準スクリーンの濃度検出値403のように、基準スクリーンとキャリブレーション対象のスクリーンの濃度特性には差異がある。このため、簡易キャリブレーション方式の場合の補正精度は、補正対象のスクリーンの濃度検出値から直接補正を行う詳細キャリブレーション方式には劣る。
基準スクリーンの濃度検出値から補正対象のスクリーンの濃度検出値を予測することで、簡易キャリブレーション方式の補正精度を向上させることはできるが、基本的に簡易キャリブレーション方式の補正精度が、詳細キャリブレーションの補正精度を上回ることはない。このため詳細キャリブレーションの実行直後に簡易キャリブレーションを実行すると、キャリブレーション実行によりターゲットとのずれが大きくなる。詳細キャリブレーション方式は、簡易キャリブレーション方式よりも精度が良いため、簡易キャリブレーション実行直後に特定のスクリーンに対し詳細キャリブレーションを実行することは問題にならない。
(簡易キャリブレーション実行時の補正動作)
図6は、簡易キャリブレーションを実行するときの補正方法を説明するための図である。この図6において、細線で示すグラフは、簡易キャリブレーションモード実行時の基準スクリーンでスクリーン1のディザを疑似的に再現したパッチから求めた疑似スクリーン1の濃度検出値501である。また、点線のグラフは、簡易キャリブレーションモード実行時の基準スクリーンの濃度検出値502を示す。さらに、実線のグラフは、補正用濃度検出値503を示す。なお、疑似スクリーン1の濃度検出値501は、全入力階調値で取得してもよいし、一部の入力階調値のみ取得してもよい。
簡易キャリブレーションモードではスクリーン特有の階調性を補正することができない。このためスクリーン1の補正を行う場合は、基準スクリーンの濃度検出値502から直接γ補正テーブルを作成するのではなく、基準スクリーン濃度検出値502と疑似スクリーン1の濃度検出値501とを組み合わせることでこの問題を解決することが可能となる。
具体的には、基準スクリーン濃度検出値502と疑似スクリーン1の濃度検出値501の差異に応じて補正用濃度検出値503を作成する。補正用濃度検出値503は、以下の数1式で算出する。
補正用濃度検出値=(疑似スクリーン1濃度検出値×補正率1)+(基準スクリーン濃度検出値×補正率2)・・・(数1式)
なお、一例ではあるが、この数1式において、補正率1+補正率2=100である。
この数1式の補正率1は、簡易キャリブレーションモードの疑似スクリーン1の濃度検出値の反映率を表す。また、補正率2は、簡易キャリブレーションモードの基準スクリーンの濃度検出値の反映率を表す。この補正率は、スクリーン毎に切り替えることができる。
数1式では、基準スクリーンの濃度検出値502をそのまま使用しているが、事前に基準スクリーンの濃度検出値502から補正対象のスクリーンの濃度検出値を予測しておき、基準スクリーン濃度検出値502の代わりに用いても良い。
また、図6の例では、スクリーン別の濃度検出値と基準スクリーンの濃度検出値を直接合成しているが、詳細キャリブレーションモード実行時に基準スクリーンの濃度も取得しておき、基準スクリーンの濃度変化量を使用しても良い。
(濃度検出値の差異から補正率を求める動作)
補正率は、以下の表1に示すように、濃度検出値の差異に基づいて求めてもよい。
Figure 0007251241000001
この表1からわかるように、濃度検出値の差異が小さい場合、基準スクリーンとスクリーン1の変化量は少ないと考えられる。このため、濃度検出値の差異が例えば0以上~30未満のように小さい場合、基準スクリーンとスクリーン1の濃度特性差異よりも疑似スクリーン1の濃度変動の方が大きくなるため補正率1を10%等のように低くする。
なお、実施の形態の画像処理装置の状態の複数の判断指標から、各指標の補正率を求め平均化する等、複数の判断指標から補正率を求めても良い。また、画像処理装置の状態と基準スクリーンの濃度検出値を記憶しておき、画像処理装置の状態の変化と基準スクリーンの濃度検出値の変化の関係から補正率の算出式を更新しても良い。
(基準スクリーンから疑似スクリーンを描画する動作)
図7は、基準スクリーンから疑似スクリーンを描画する方法を説明するための図である。通常の印刷では、図7(a)に示すように0~255(8ビット)までの入力階調値に対して、画素を塗るか判断するための閾値をディザパターンとして画像処理装置が保持している。これに対し、基準スクリーンから疑似スクリーンを描画する場合は、図7(b)に示すように、特定のディザパターンの2値化画像を利用して描画する。
これはキャリブレーション時のみ利用するディザとして画像処理装置に記憶してもよいし、画像又はチャートとしてとして画像処理装置に保持してもよい。さらに、パーソナルコンピュータ装置側で用意してもよい。
(詳細キャリブレーション動作)
次に、図8のフローチャートを用いて、詳細キャリブレーション実行時の流れを説明する。この図8のフローチャートにおいて、ステップS11では、図2に示す入力処理部26が、操作部11を介して選択されたキャリブレーションを行うスクリーンを検出する。
ステップS12では、濃度検出パターン画像作成部21が、濃度検出パターンを中間転写ベルト又は用紙に印字する。ステップS13では、記憶制御部27が、ステップS12で濃度検出パターンを描画したときの画像処理装置の状態をNVRAM7等の記憶部に保存する。ステップS14では、濃度検知部22が、濃度検出パターンの濃度を取得する。取得された濃度情報は、記憶制御部27により、NVRAM7等に記憶部に保存される。ステップS15では、補正テーブル作成部28が、ステップS14で測定した濃度データからγ補正テーブルを作成する。
(簡易キャリブレーション動作)
次に、図9のフローチャートを用いて、簡易キャリブレーション実行時の流れを説明する。この図9のフローチャートにおいて、ステップS21では、基準スクリーンを適用した濃度検出パターン、及び、基準スクリーンで疑似スクリーンを模した濃度検出パターンを中間転写ベルト又は用紙に印字する。
ステップS22では、濃度検知部22が、濃度検出パターンの濃度を測定する。ステップS23では、対象検出部29が、実施の形態の画像処理装置で保持しているスクリーンの中で、キャリブレーション対象になっているスクリーンが、どのスクリーンであるかの情報を取得する。キャリブレーション対象のスクリーンは、画像処理装置が持つ全てのスクリーンとしても良いし、予めユーザが選択できるようにしても良い。
ステップS24からS27はキャリブレーション対象のスクリーンに対しそれぞれ処理を行う。すなわち、ステップS24ではステップS21で基準スクリーンの濃度検出パターンを印字したときの濃度データと、ステップS21でキャリブレーション対象の疑似スクリーンを適用したパターンから取得した濃度データを用いて濃度検出値の差異を算出する。
ステップS25ではステップS24で求めた濃度検出値の差異から補正率を決定する。ステップS26ではステップS25で決定した補正率、ステップS22で取得した基準スクリーンの濃度データ、ステップS23で取得した個別スクリーンの濃度データからキャリブレーション用の濃度データを算出する。
該当スクリーンによるキャリブレーション結果がない場合ステップS27に進み、基準スクリーンの濃度検出値からγ補正テーブルを算出する。ステップS28ではキャリブレーション対象の全てのスクリーンでキャリブレーションが行われたか判断する。全てのスクリーンでキャリブレーションが行われていないと判断された場合は(ステップS28:No)、ステップS28で全てのスクリーンでキャリブレーションが行われたと判断するまで、ステップSS24~ステップS28の処理を繰り返し実行する。これに対して、全てのスクリーンでキャリブレーションが行われたと判断された場合(ステップS28:Yes)、図9のフローチャートの全処理が終了となる。
以上の説明から明らかなように、実施の形態の画像処理装置は、キャリブレーション対象の階調方式と、キャリブレーションに使用するパターンの階調方式が同一のときの画像処理装置の状態と、キャリブレーション対象の階調方式で別の階調方式のパターンを疑似的に再現したときの画像処理装置の状態とを比較して、その状態の差分からそれぞれのキャリブレーションデータの反映率を変化させて作成する。そして、補正チャート出力時に高線数のスクリーンを用いて低線数のスクリーンを疑似的に再現し、任意のディザでの補正結果を複数のディザで共用する。これにより、スクリーン毎に精度が劣化しやすい部分を選択的かつ疑似的に再現でき、ランニングコストの抑制とキャリブレーション時間の短縮化を図りつつ、キャリブレーション実施時に各スクリーンで適正な階調補正量を算出することができる。
最後に、上述の実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。また、実施の形態及び実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 CPU
2 RAM
3 ASIC
4 スキャナエンジン
5 プリンタエンジン
6 ROM
7 NVRAM
11 操作部
21 濃度検出パターン画像作成部
22 濃度検出部
23 濃度差異算出部
24 プリンタ状態差異算出部
25 補正値決定部
26 入力処理部
27 記憶制御部
28 補正テーブル作成部
29 対象検出部
特開2014-099831号公報

Claims (9)

  1. 所定の基準スクリーンの濃度検出パターン、及び、前記基準スクリーンに基づいて生成された疑似スクリーンの濃度検出パターンの各濃度を検知する濃度検知部と、
    前記基準スクリーンの濃度検出パターンの濃度と、前記疑似スクリーンの濃度検出パターンの濃度との差異を算出する濃度差異算出部と、
    算出された濃度の前記差異の大きさに応じて予め定められている第1の補正率を前記疑似スクリーンの濃度に対して乗算処理した値と、算出された濃度の差異の大きさに応じて予め定められている第2の補正率を前記基準スクリーンの濃度に対して乗算処理した値とを加算処理した値を、補正対象となるスクリーンのキャリブレーション用の補正用濃度検出値として算出する補正値決定部と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記濃度検知部は、中間転写ベルトに印字された階調パッチを濃度センサで読み取ることで前記濃度を検知し、又は、用紙に印字されスキャナで読み取られ階調パッチに基づいて前記濃度を検知すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記濃度差異算出部は、前記基準スクリーンの濃度検出パターンの濃度に変えて、事前に基準スクリーンの濃度検出値から予測された補正対象のスクリーンの濃度検出値と、前記疑似スクリーンの濃度検出パターンの濃度との差異を算出すること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正値決定部は、前記第1の補正率および前記第2の補正率として、当該画像処理装置の状態の複数の判断指標の補正率を平均化した補正率を用いること、
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記濃度検知部は、所定のディザパターンの2値化画像に基づいて、前記疑似スクリーンの濃度検出パターンの濃度を検知すること、
    を特徴とする請求項1から請求項4のうち、いずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記濃度検知部、前記濃度差異算出部、及び、前記補正値決定部により、補正対象となるスクリーンのキャリブレーション用の補正用濃度検出値を算出する簡易キャリブレーション方式と、
    選択されたスクリーンのキャリブレーションの補正を行う詳細キャリブレーション方式と、を備え、
    詳細キャリブレーション方式の実行時に選択されたスクリーンの前記濃度に基づいて、選択されなかったスクリーンに対するキャリブレーションの補正を行うことで、前記詳細キャリブレーション方式及び前記簡易キャリブレーション方式を同時に実行すること、
    を特徴とする請求項1から請求項5のうち、いずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記濃度検知部、前記濃度差異算出部、及び、前記補正値決定部により、補正対象となるスクリーンのキャリブレーション用の補正用濃度検出値を算出する簡易キャリブレーション方式と、
    選択されたスクリーンのキャリブレーションの補正を行う詳細キャリブレーション方式と、を備え、
    前記簡易キャリブレーション方式の後に、前記詳細キャリブレーション方式を実行すること、
    を特徴とする請求項1から請求項5のうち、いずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 濃度検知部が、所定の基準スクリーンの濃度検出パターン、及び、前記基準スクリーンに基づいて生成された疑似スクリーンの濃度検出パターンの各濃度を検知する濃度検知ステップと、
    濃度差異算出部が、前記基準スクリーンの濃度検出パターンの濃度と、前記疑似スクリーンの濃度検出パターンの濃度との差異を算出する濃度差異算出ステップと、
    補正値決定部が、算出された濃度の前記差異の大きさに応じて予め定められている第1の補正率を前記疑似スクリーンの濃度に対して乗算処理した値と、算出された濃度の差異の大きさに応じて予め定められている第2の補正率を前記基準スクリーンの濃度に対して乗算処理した値とを加算処理した値を、補正対象となるスクリーンのキャリブレーション用の補正用濃度検出値として算出する補正値決定ステップと、
    を有する画像処理方法。
  9. コンピュータを、
    所定の基準スクリーンの濃度検出パターン、及び、前記基準スクリーンに基づいて生成された疑似スクリーンの濃度検出パターンの各濃度を検知する濃度検知部と、
    前記基準スクリーンの濃度検出パターンの濃度と、前記疑似スクリーンの濃度検出パターンの濃度との差異を算出する濃度差異算出部と、
    算出された濃度の前記差異の大きさに応じて予め定められている第1の補正率を前記疑似スクリーンの濃度に対して乗算処理した値と、算出された濃度の差異の大きさに応じて予め定められている第2の補正率を前記基準スクリーンの濃度に対して乗算処理した値とを加算処理した値を、補正対象となるスクリーンのキャリブレーション用の補正用濃度検出値として算出する補正値決定部として機能させること、
    を特徴とする画像処理プログラム。
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