JP2008076550A - 画像形成装置、出力可能枚数算出方法、および出力可能枚数算出プログラム - Google Patents

画像形成装置、出力可能枚数算出方法、および出力可能枚数算出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】出力可能枚数をより正確に算出することができ、利便性を向上させる。
【解決手段】トナーを用いて用紙に画像を作像して印刷データを印刷するプリンタ部140と、利用者からの操作入力および利用者に対する情報の表示出力が可能な操作表示部150と、一枚の用紙の印刷可能領域の面積に対する用紙に作像される画像の面積の割合である画像面積率を、印刷データから算出する画像面積率算出部111と、複数の用紙それぞれの画像面積率の平均である平均画像面積率を算出する平均画像面積率算出部112と、トナー残量を検出するトナー検出部114と、一枚の用紙の印刷可能領域に対するトナーの予め定められた使用量と平均画像面積率とに基づいて、トナー残量で印刷可能な印刷可能枚数を算出する印刷可能枚数算出部113と、印刷可能枚数を操作表示部150に表示する表示制御部119とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データの出力に関する情報を表示する画像形成装置、出力可能枚数算出方法、および出力可能枚数算出プログラムに関するものであり、特に、出力可能な記録媒体の表示を行う画像形成装置、出力可能枚数算出方法、および出力可能枚数算出プログラムに関する。
一般的に、印刷を行なう画像形成装置では、現像装置で用いられるトナー(消耗品)が予めトナーカートリッジに収容されており、そのトナーカートリッジから現像装置へとトナーが補給される。従って、トナーカートリッジ内のトナーがなくなり、さらに、現像装置内のトナーがなくなると、印刷を行なうことが不可能となってしまう。そこで、例えば、両面印刷機能を搭載した画像現像装置により用紙(記録媒体)の両面に印刷を行なう際に、現像装置に補給されるトナーの残量を検出し、その検出したトナー残量が用紙の両面に印刷可能な量であると判定した場合にのみ、印刷を行なう技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、両面印刷に使用するトナー使用量から印刷面積を算出したり、トナー残量から用紙に印刷可能な印刷枚数を算出することで、トナーの残量が印刷可能な量であるか否かを判定している。
特開2005−91905号公報
しかしながら、特許文献1では、トナー使用量に比例定数を乗算することで、印刷面積を算出したり、一枚あたりに使用される標準的なトナー使用量でトナー残量を除算することで、印刷可能な印刷枚数を算出している。すなわち、印刷面積や印刷枚数を算出するために用いられる比例定数や標準的なトナー使用量が固定された値であるため、実際の印刷面積や印刷枚数と異なる印刷面積や印刷枚数が算出され、その結果、トナーの残量が印刷可能な量であるか否かを誤って判定してしまう場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像を作像する複数の記録媒体それぞれの画像面積率の平均である平均画像面積率を用いることで、出力可能枚数をより正確に算出することができ、利便性を向上させた画像形成装置、出力可能枚数算出方法、および出力可能枚数算出プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる画像形成装置は、出力データから、消耗品を用いて記録媒体に画像を作像して前記出力データを出力する画像出力部と、利用者からの操作入力および利用者に対する情報の表示出力が可能な操作表示部と、一枚の前記記録媒体の出力可能領域の面積に対する前記記録媒体に作像される画像の面積の割合である画像面積率を、前記出力データから算出する面積率算出手段と、前記画像出力部によって画像を作像する複数の前記記録媒体それぞれの前記画像面積率の平均である平均画像面積率を算出する平均面積率算出手段と、前記消耗品の残量を検出する検出手段と、一枚の前記記録媒体の出力可能領域に対する前記消耗品の予め定められた使用量と前記平均面積率算出手段により算出された前記平均画像面積率とに基づいて、前記消耗品の残量で出力可能な前記記録媒体の枚数である出力可能枚数を算出する枚数算出手段と、前記枚数算出手段によって算出された前記出力可能枚数を、前記操作表示部に表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、前記面積率算出手段は、前記画像出力部によって前記出力データが出力された後、前記画像面積率を算出すること、を特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、前記枚数算出手段は、一枚の前記記録媒体の出力可能領域に対する前記消耗品の予め定められた使用量に前記平均画像面積率を乗算することで、一枚の前記記録媒体に用いる前記消耗品の平均使用量を算出し、算出した前記平均使用量で前記検出手段により検出された前記消耗品の残量を除算することによって、前記出力可能枚数を算出すること、を特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、前記面積率算出手段は、さらに、一枚の前記記録媒体の出力可能領域の面積に対する前記記録媒体に作像される有彩色の画像の面積の割合である有彩色画像面積率を、前記出力データから算出し、前記平均面積率算出手段は、さらに、前記画像出力部によって有彩色の画像を作像する複数の前記記録媒体それぞれの前記画像面積率の平均である平均有彩色画像面積率を算出し、前記検出手段は、複数種類の前記消耗品の残量を検出し、前記枚数算出手段は、さらに、一枚の前記記録媒体の出力可能領域に対する前記消耗品の予め定められた使用量と前記平均面積率算出手段により算出された前記平均有彩色画像面積率とに基づいて、有彩色の前記消耗品の残量で出力可能な枚数である有彩色の前記出力可能枚数を算出すること、を特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、前記枚数算出手段は、一枚の前記記録媒体の出力可能領域に対する前記消耗品の予め定められた使用量に前記平均有彩色画像面積率を乗算することで、一枚の前記記録媒体に用いる有彩色の前記消耗品の平均使用量を算出し、算出した有彩色の前記平均使用量で前記検出手段により検出された有彩色の前記消耗品の残量を除算することによって、有彩色の前記出力可能枚数を算出すること、を特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、前記画像面積率および前記平均画像面積率を記憶する記憶手段を、さらに備え、前記面積率算出手段は、さらに、算出した前記画像面積率を前記記憶手段に保存し、前記平均面積率算出手段は、前記記憶手段に既に記憶されている前記平均画像面積率と算出した前記平均画像面積率との平均値を算出し、算出した前記平均値を前記平均画像面積率として前記記憶手段に保存すること、を特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、前記記憶手段は、さらに、前記有彩色画像面積率および前記平均有彩色画像面積率を記憶し、前記面積率算出手段は、さらに、算出した前記有彩色画像面積率を前記記憶手段に保存し、前記平均面積率算出手段は、前記記憶手段に既に記憶されている前記平均有彩色画像面積率と算出した前記平均有彩色画像面積率との平均値を算出し、算出した前記平均値を前記平均有彩色画像面積率として前記記憶手段に保存すること、を特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、前記消耗品の消費量を調整する調整手段を、さらに備え、前記表示制御手段は、さらに、推奨された前記消耗品の消費量により出力を行うモードである通常出力モードと、前記調整手段によって前記通常出力モードの前記消耗品の消費量より少なく調整された前記消耗品の消費量で出力を行うモードである節約出力モードとを含む出力モードの選択指示を前記操作表示部に表示し、利用者によるいずれかの前記出力モードの選択指示を受け付けること、を特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、前記表示制御手段は、さらに、出力する前記記録媒体のサイズ変更と、前記記録媒体の両面に出力する形式である両面出力形式と、複数の前記出力データを一枚の前記記録媒体に集約して出力する形式である集約出力形式とを含む出力形式の選択指示を前記操作表示部に表示し、利用者による前記出力形式の選択指示を受け付けること、を特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、前記表示制御手段により選択指示を受け付けた前記出力モードによって出力を行う場合、出力を行う前記記録媒体の枚数と前記枚数算出手段によって算出された前記出力可能枚数とを比較して、出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過するか否かを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段によって、出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過していると判断された場合、前記出力可能枚数を超過しない前記出力モードがあるか否かを、前記出力可能枚数に基づいて判断する第2の判断手段と、を備え、前記表示制御手段は、さらに、前記第2の判断手段により出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過しない前記出力モードがあると判断された場合、前記出力可能枚数を超過しない前記出力モードの選択指示を前記操作表示部に表示し、利用者による前記出力モードの選択指示を受け付けること、を特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、前記第1の判断手段は、さらに、前記表示制御手段により選択指示を受け付けた前記出力形式によって出力を行う場合、出力を行う前記記録媒体の枚数と前記枚数算出手段によって算出された前記出力可能枚数とを比較して、出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過するか否かを判断し、前記第2の判断手段は、さらに、前記第1の判断手段によって、出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過していると判断された場合、前記出力可能枚数を超過しない前記出力形式があるか否かを、前記出力可能枚数に基づいて判断し、前記表示制御手段は、さらに、前記第2の判断手段により出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過しない前記出力形式があると判断された場合、前記出力可能枚数を超過しない前記出力形式の選択指示を前記操作表示部に表示し、利用者による前記出力形式の選択指示を受け付けること、を特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、前記表示制御手段は、さらに、前記第2の判断手段により出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過しない前記出力モードまたは前記出力形式がないと判断された場合、受け付けた前記出力モードまたは前記出力形式による出力が不可能である旨と、および前記消耗品を交換すべき旨とを、前記操作表示部に表示すること、を特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、前記表示制御手段は、さらに、前記出力データを出力する際に、前記出力可能枚数を超過しない前記出力モードおよび前記出力形式を表示するか否かを設定する設定選択画面を前記操作表示部に表示し、表示された前記設定選択画面から、利用者による前記出力可能枚数を超過しない前記出力モードおよび前記出力形式を表示するか否かの選択指示を受け付けること、を特徴とする。
また、本発明にかかる出力可能枚数算出方法は、一枚の記録媒体の出力可能領域の面積に対する前記記録媒体に作像される画像の面積の割合である画像面積率を、出力データから算出する面積率算出ステップと、消耗品を用いて前記記録媒体に画像を作像して前記出力データを出力する画像出力部によって画像を作像する複数の前記記録媒体それぞれの前記画像面積率の平均である平均画像面積率を算出する平均面積率算出ステップと、前記消耗品の残量を検出する検出ステップと、一枚の前記記録媒体の出力可能領域に対する前記消耗品の予め定められた使用量と前記平均面積率算出ステップにより算出された前記平均画像面積率とに基づいて、前記消耗品の残量で出力可能な前記記録媒体の枚数である出力可能枚数を算出する枚数算出ステップと、前記枚数算出ステップによって算出された前記出力可能枚数を、利用者からの操作入力および利用者に対する情報の表示出力が可能な操作表示部に表示する表示制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる出力可能枚数算出プログラムは、一枚の記録媒体の出力可能領域の面積に対する前記記録媒体に作像される画像の面積の割合である画像面積率を、出力データから算出する面積率算出ステップと、消耗品を用いて前記記録媒体に画像を作像して前記出力データを出力する画像出力部によって画像を作像する複数の前記記録媒体それぞれの前記画像面積率の平均である平均画像面積率を算出する平均面積率算出ステップと、前記消耗品の残量を検出する検出ステップと、一枚の前記記録媒体の出力可能領域に対する前記消耗品の予め定められた使用量と前記平均面積率算出ステップにより算出された前記平均画像面積率とに基づいて、前記消耗品の残量で出力可能な前記記録媒体の枚数である出力可能枚数を算出する枚数算出ステップと、前記枚数算出ステップによって算出された前記出力可能枚数を、利用者からの操作入力および利用者に対する情報の表示出力が可能な操作表示部に表示する表示制御ステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、画像出力部が、出力データから消耗品を用いて記録媒体に画像を作像して出力データを出力し、操作表示部が、利用者からの操作入力および利用者に対する情報の表示出力が可能であり、面積率算出手段が、一枚の記録媒体の出力可能領域の面積に対する記録媒体に作像される画像の面積の割合である画像面積率を、出力データから算出し、平均面積率算出手段が、画像出力部によって画像を作像する複数の記録媒体それぞれの画像面積率の平均である平均画像面積率を算出し、検出手段が、消耗品の残量を検出し、枚数算出手段が、一枚の記録媒体の出力可能領域に対する消耗品の予め定められた使用量と平均面積率算出手段により算出された平均画像面積率とに基づいて、消耗品の残量で出力可能な記録媒体の枚数である出力可能枚数を算出し、表示制御部が、枚数算出手段によって算出された出力可能枚数を操作表示部に表示する。このように、画像を作像する複数の記録媒体それぞれの画像面積率の平均である平均画像面積率を用いることで、出力可能枚数をより正確に算出することができ、利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、面積率算出手段が、画像出力部により出力データが出力された後、画像面積率を算出する。従って、出力を行う際に、前回の出力に対する画像面積率をも含めた画像面積率から算出された平均画像面積率によって出力可能枚数が算出されるため、出力可能枚数をより正確に算出することができ、利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、枚数算出手段が、一枚の記録媒体の出力可能領域に対する消耗品の予め定められた使用量に平均画像面積率を乗算することで、一枚の記録媒体に用いる消耗品の平均使用量を算出し、算出した平均使用量で検出手段により検出された消耗品の残量を除算することによって、出力可能枚数を算出する。このように、出力可能枚数を算出することにより、出力可能枚数をより正確に算出することができ、利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、面積率算出手段が、一枚の記録媒体の出力可能領域の面積に対する記録媒体に作像される有彩色の画像の面積の割合である有彩色画像面積率を、出力データから算出し、平均面積率算出手段が、画像出力部によって有彩色の画像を作像する複数の記録媒体それぞれの画像面積率の平均である平均有彩色画像面積率を算出し、検出手段が、複数種類の消耗品の残量を検出し、枚数算出手段が、一枚の記録媒体の出力可能領域に対する消耗品の予め定められた使用量と平均面積率算出手段により算出された平均有彩色画像面積率とに基づいて、有彩色の消耗品の残量で出力可能な枚数である有彩色の出力可能枚数を算出する。このように、有彩色の平均画像面積率を用いることで、別個に有彩色の出力可能枚数を算出することができるため、有彩色の出力に対しても出力可能枚数をより正確に算出することができ、利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、枚数算出手段が、一枚の記録媒体の出力可能領域に対する消耗品の予め定められた使用量に平均有彩色画像面積率を乗算することで、一枚の記録媒体に用いる有彩色の消耗品の平均使用量を算出し、算出した有彩色の平均使用量で検出手段により検出された有彩色の消耗品の残量を除算することによって、有彩色の出力可能枚数を算出する。このように、有彩色の出力可能枚数を算出することにより、有彩色の出力可能枚数もより正確に算出することができ、利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、記憶手段が画像面積率および平均画像面積率を記憶し、面積率算出手段が、算出した画像面積率を記憶手段に保存し、平均面積率算出手段が、記憶手段に既に記憶されている平均画像面積率と算出した平均画像面積率との平均値を算出し、算出した平均値を平均画像面積率として記憶手段に保存する。このように、前回の出力に対する画像面積率をも含めて平均画像面積率を算出することで、常に実際の出力に近い平均画像面積率を用いることができるため、出力可能枚数をより正確に算出することができ、利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、記憶手段が、有彩色画像面積率および平均有彩色画像面積率を記憶し、面積率算出手段が、算出した有彩色画像面積率を記憶手段に保存し、平均面積率算出手段が、記憶手段に既に記憶されている平均有彩色画像面積率と算出した平均有彩色画像面積率との平均値を算出し、算出した平均値を平均有彩色画像面積率として記憶手段に保存する。このように、前回の出力に対する有彩色画像面積率をも含めて平均有彩色画像面積率を算出することで、常に実際の出力に近い平均有彩色画像面積率を用いることができるため、有彩色の出力に対しても出力可能枚数をより正確に算出することができ、利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、調整手段が、消耗品の消費量を調整し、表示制御手段が、推奨された消耗品の消費量により出力を行うモードである通常出力モードと、調整手段により通常出力モードの消耗品の消費量より少なく調整された消耗品の消費量で出力を行うモードである節約出力モードとを含む出力モードの選択指示を操作表示部に表示し、利用者によるいずれかの出力モードの選択指示を受け付ける。従って、誤算が軽減された出力可能枚数が算出されて表示された後、出力モードの選択指示を行うことができるため、出力可能な出力モードを選択でき、より利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、表示制御手段が、出力する記録媒体のサイズ変更と、記録媒体の両面に出力する形式である両面出力形式と、複数の出力データを一枚の記録媒体に集約して出力する形式である集約出力形式とを含む出力形式の選択指示を操作表示部に表示し、利用者による出力形式の選択指示を受け付ける。従って、誤算が軽減された出力可能枚数が算出されて表示された後、出力形式の選択指示を行うことができるため、出力可能な出力形式を選択でき、より利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、第1の判断手段が、表示制御手段により選択指示を受け付けた出力モードによって出力を行う場合、出力を行う記録媒体の枚数と枚数算出手段によって算出された出力可能枚数とを比較して、出力を行う記録媒体の枚数が出力可能枚数を超過するか否かを判断し、第2の判断手段が、第1の判断手段により出力を行う記録媒体の枚数が出力可能枚数を超過していると判断された場合、出力可能枚数を超過しない出力モードがあるか否かを、出力可能枚数に基づいて判断し、表示制御手段が、第2の判断手段により出力を行う記録媒体の枚数が出力可能枚数を超過しない出力モードがあると判断された場合、出力可能枚数を超過しない出力モードの選択指示を操作表示部に表示し、利用者による出力モードの選択指示を受け付ける。従って、誤算が軽減された出力可能枚数が算出されて表示され、さらに、出力可能枚数を超過しない出力モードが表示されるため、出力可能枚数を超過しない出力モードの選択幅が増加可能であるとともに、適切な出力モードの選択ができ、より利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、第1の判断手段が、表示制御手段により選択指示を受け付けた出力形式によって出力を行う場合、出力を行う記録媒体の枚数と枚数算出手段によって算出された出力可能枚数とを比較して、出力を行う記録媒体の枚数が出力可能枚数を超過するか否かを判断し、第2の判断手段が、第1の判断手段により出力を行う記録媒体の枚数が出力可能枚数を超過していると判断された場合、出力可能枚数を超過しない出力形式があるか否かを、出力可能枚数に基づいて判断し、表示制御手段が、第2の判断手段により出力を行う記録媒体の枚数が出力可能枚数を超過しない出力形式があると判断された場合、出力可能枚数を超過しない出力形式の選択指示を操作表示部に表示し、利用者による出力形式の選択指示を受け付ける。従って、誤算が軽減された出力可能枚数が算出されて表示され、さらに、出力可能枚数を超過しない出力形式が表示されるため、出力可能枚数を超過しない出力形式の選択幅が増加可能であるとともに、適切な出力形式の選択ができ、より利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、表示制御手段が、第2の判断手段により出力を行う記録媒体の枚数が出力可能枚数を超過しない出力モードまたは出力形式がないと判断された場合、受け付けた出力モードまたは出力形式による出力が不可能である旨と、および消耗品を交換すべき旨とを、操作表示部に表示する。このため、出力可能枚数を超過して出力途中に消耗品が不足するような出力を行うことを防止できるとともに、消耗品の交換等の適切な対応を行うことができ、より利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、表示制御手段が、出力データを出力する際に、出力可能枚数を超過しない出力モードおよび出力形式を表示するか否かを設定する設定選択画面を操作表示部に表示し、表示された設定選択画面から、利用者による出力可能枚数を超過しない出力モードおよび出力形式を表示するか否かの選択指示を受け付ける。このため、出力可能枚数を超過しない出力モードおよび出力形式を表示する必要がない場合は、処理を中断させることなく迅速に出力を行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる画像形成装置、出力可能枚数算出方法、および出力可能枚数算出プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、この発明を、スキャナ機能や、コピー、ファクシミリ、プリンタなどの複数の機能を一つの筐体に収納したMFP(複合機)に適用した例を示すが、本発明はこれに限らず、画像形成を行う複写機、プリンタ等の各種画像形成装置に適用することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかるMFPの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかるMFP100は、原稿をスキャンして、スキャンした原稿の印刷データを生成して印刷するものであり、スキャナ部130と、プリンタ部140と、操作表示部150と、本体部110とから主に構成されている。
スキャナ部130は、利用者によって載置された原稿を、CCD(Charge Coupled Device)131によりスキャンして読み取り、スキャンした画像データを、入力インターフェース132を介して本体部110に伝送するものである。
プリンタ部140は、本体部110によって生成された印刷データを、出力インターフェース142を介して受信し、印刷部141によって印刷データからトナー(消耗品)を用いて用紙(記録媒体)に画像を作像して印刷するものである。
操作表示部150は、液晶表示部151と操作部152とから構成されている。操作部152からは、利用者による各種操作入力が可能であり、液晶表示部151は、利用者に対する各種画面の表示出力が可能となっている。また、この液晶表示部151に表示された画面から、利用者によるタッチ操作によって各種操作入力を可能としている。
本体部110は、MFP100全体の制御を行うものであり、記憶部121と、画像面積率算出部111と、平均画像面積率算出部112と、印刷可能枚数算出部113と、トナー検出部114と、トナー調整部115と、判断部116と、読取制御部117と、印刷制御部118と、表示制御部119と、画像処理部120とを主に備えている。
記憶部121は、スキャナ部130によりスキャンした画像データ、画像処理部120により生成された印刷データ、画像面積率算出部111により算出された画像面積率gi(x)、平均画像面積率算出部112により算出された平均画像面積率Gi(x)、印刷可能枚数算出部113により算出された印刷可能枚数P等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)やメモリ等の記憶媒体である。
画像処理部120は、記憶部121に一時的に記憶された画像データから、プリンタ部140において印刷を行なうための印刷データを生成する処理等を行うものである。
画像面積率算出部111は、プリンタ部140によって印刷データからトナーを用いて用紙に画像を作像して印刷された後、印刷データから、一枚の用紙の印刷可能領域の面積に対する用紙に作像される画像の面積の割合である画像面積率gi(x)を、全ての印刷された用紙ごとに算出し、算出した画像面積率gi(x)それぞれを記憶部121に保存するものである。ここで、具体的な画像面積率gi(x)の算出方法について説明する。例えば、A4サイズの用紙に印刷する場合を考えると、A4サイズの出力可能領域が主走査方向にaドット、副走査方向にbラインの範囲であれば、A4サイズの用紙全体ではa×bドットの画素が出力可能であり、このa×bドットのサイズが「一枚の用紙の印刷可能領域の面積」となる。そして、プリンタ部140によって印刷データからxドットの画素が作像されて印刷された場合、このxドットのサイズが「用紙に作像される画像の面積」となる。そうすると、画像面積率gi(x)は、用紙の印刷可能領域の面積(a×bドット)に対する、作像される画像の面積(xドット)の割合であり、(1)式で算出できる。なお、本実施の形態では、A4サイズの用紙に印刷する場合を基本とするが、これに限定されるものではない。
Figure 2008076550
平均画像面積率算出部112は、プリンタ部140によって印刷データから用紙に画像を作像して印刷がされた後、画像が作像された複数の用紙それぞれの画像面積率gi(x)の平均である平均画像面積率Gi(x)を算出するものである。具体的には、平均画像面積率算出部112は、記憶部121に記憶されている、印刷を行なった全ての用紙の画像面積率gi(x)を読み出して加算し、印刷を行なった用紙の総数で加算した画像面積率gi(x)を除算することで、平均画像面積率Gi(x)を算出し、記憶部121に保存する。すなわち、n枚の用紙に印刷が行なわれた場合には、平均画像面積率Gi(x)は(2)式を用いて算出できる。また、平均画像面積率算出部112は、記憶部121に既に記憶されている平均画像面積率Gi(x)と算出した平均画像面積率Gi(x)との平均値を算出し、算出した平均値を平均画像面積率Gi(x)として記憶部121に保存する。これにより、実際に印刷を行なってきた個々の画像面積率gi(x)の平均である平均画像面積率Gi(x)を保存することができる。
Figure 2008076550
印刷可能枚数算出部113は、A4サイズ一枚の用紙の印刷可能領域に対するトナー使用量mに、記憶部121に記憶されている、平均画像面積率算出部112により算出された平均画像面積率Gi(x)を読み出して乗算することで、A4サイズ一枚の用紙に用いるトナーの平均使用量M(x)を算出する。すなわち、(3)式を用いてトナーの平均使用量M(x)を算出できる。そして、印刷可能枚数算出部113は、算出したA4サイズ一枚の用紙に用いるトナーの平均使用量M(x)で、トナー検出部114により検出されたトナー残量Tを除算することによって、検出されたトナー残量Tで印刷可能なA4サイズの用紙の枚数である印刷可能枚数Pを算出するものである。すなわち、(4)式を用いて印刷可能枚数Pを算出できる。そして、印刷可能枚数算出部113は、算出した印刷可能枚数Pを記憶部121に保存するものである。
Figure 2008076550
ここで、A4サイズ一枚の用紙の印刷可能領域に対するトナー使用量mは、予め測定または算出されて記憶部121に保存されている。また、本実施の形態では、A4サイズの用紙に印刷を行なう場合を基本として印刷可能枚数Pを算出している。従って、他のサイズの用紙に印刷を行なう場合の印刷可能枚数Pは、補正量Kを用いて(5)式により算出する。
Figure 2008076550
より具体的には、印刷対象の用紙がA3サイズであれば、A3サイズの面積はA4サイズの面積の2倍であるから補正量Kを「2」とする。また、印刷対象の用紙がB4サイズであれば、B4サイズの面積はA4サイズの面積の1.4倍であるから、補正量Kを「1.4」とする。そして、かかる補正量Kを用いて、基準とするA4サイズ以外のサイズの用紙における印刷可能枚数Pを(5)式によりそれぞれ算出することができる。
トナー検出部114は、用紙に印刷を行なうトナーにおけるトナー残量Tを検出するものである。
トナー調整部115は、プリンタ部140によって印刷を行なう際の印刷モードに従ってトナー消費量を調整するものである。具体的には、後述する表示制御部119により節約印刷モードの選択指示を受け付けた場合、通常印刷モードのトナー消費量より節約印刷モードのトナー消費量を少なく調整する。ここで、印刷モードとは、印刷を行う際のトナー量を選択するモードであり、推奨されたトナー消費量により印刷を行うモードである通常印刷モードと、トナー調整部115によって通常印刷モードのトナー消費量より少なく調整されたトナー消費量で印刷を行うモードである節約印刷モード等がある。
判断部116は、後述する表示制御部119により利用者からの選択指示を受け付けた印刷枚数、印刷モード、および印刷形式によって印刷を行う場合、選択指示を受けて印刷を行う用紙の印刷枚数と印刷可能枚数算出部113によって算出された印刷可能枚数Pとを比較して、印刷を行なう用紙の印刷枚数が印刷可能枚数Pを超過するか否かを判断するものである。ここで、印刷形式とは、印刷を行なう際の印刷の形式であり、A4,A3等の印刷する用紙サイズ変更と、用紙の両面(表裏)に印刷する形式である両面印刷形式と、複数の用紙の印刷データを一枚の用紙に集約して印刷する形式である集約印刷形式等がある。
また、判断部116は、印刷を行う用紙の枚数が印刷可能枚数Pを超過していると判断した場合、印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードあるか否かを印刷可能枚数Pに基づいて判断する。例えば、節約印刷モードが通常印刷モードで使用するトナー量の80%のトナー量で印刷する設定がなされ、印刷可能枚数Pが45枚であった場合に、通常印刷モードで50枚の印刷を行なうと印刷可能枚数Pを超過するが、節約印刷モードで50枚印刷を行なえば通常印刷モード40枚分のトナー量となるため印刷可能と判断できる。また、判断部116は、印刷を行う用紙の枚数が印刷可能枚数Pを超過していると判断した場合、印刷可能枚数Pを超過しない印刷形式あるか否かを印刷可能枚数Pに基づいて判断する。例えば、印刷可能枚数Pが45枚であった場合に、50枚の印刷を行なうと印刷可能枚数Pを超過するが、2枚分の印刷データを1枚に集約する印刷形式で印刷を行なえば25枚となるため印刷可能と判断できる。
読取制御部117は、スキャナ部130から載置された原稿をスキャンする制御を行うものである。
印刷制御部118は、画像処理部120において生成された印刷データをプリンタ部140により印刷するなどの制御を行うものである。
表示制御部119は、印刷可能枚数算出部113によって算出された印刷可能枚数Pを、操作表示部150の液晶表示部151に表示し、利用者による印刷枚数の選択指示を受け付ける制御を行うものである。また、表示制御部119は、通常印刷モード、節約印刷モード等の印刷モードの選択指示を受け付ける設定画面を液晶表示部151に表示し、利用者によるいずれかの印刷モードの選択指示を受け付ける。また、表示制御部119は、印刷する用紙サイズ変更、両面印刷形式、集約印刷形式等の印刷形式の選択指示を受け付ける設定画面を液晶表示部151に表示し、利用者による印刷形式の選択指示を受け付ける。
また、表示制御部119は、判断部116により印刷を行う用紙の枚数が印刷可能枚数Pを超過していると判断された場合で、印刷を行う用紙の枚数が印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードまたは印刷形式があると判断された場合、印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードまたは印刷形式の選択指示を受け付ける設定画面を液晶表示部151に表示し、利用者による印刷モードまたは印刷形式の選択指示を受け付ける。また、表示制御部119は、判断部116により印刷を行う用紙の枚数が印刷可能枚数Pを超過していると判断された場合で、印刷を行う用紙の枚数が印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードまたは印刷形式がないと判断された場合、受け付けた印刷モードまたは印刷形式による印刷が不可能である旨と、およびトナーを交換すべき旨とを、液晶表示部151に表示する。
また、表示制御部119は、印刷データを印刷する際に、印刷可能枚数Pと、印刷可能枚数Pを超過しない印刷モード、および印刷形式とを表示するか否かを設定する設定選択画面を液晶表示部151に表示し、表示された設定選択画面から、利用者による印刷可能枚数Pと、印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードおよび印刷形式とを表示するか否かの選択指示を受け付ける。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかるMFP100による印刷可能枚数算出処理について説明する。図2は、第1の実施の形態にかかるMFPにおける印刷可能枚数算出処理の手順を示すフローチャートである。
まず、印刷制御部118は、画像処理部120において生成された印刷データを、プリンタ部140によって用紙に印刷する印刷処理を行う(ステップS11)。この印刷処理の詳細については、図3を参照して後述する。次に、印刷制御部118は、印刷処理が終了したか否かを判断する(ステップS12)。そして、印刷処理が終了していないと判断した場合は(ステップS12:No)、印刷制御部118は、再度ステップS12に戻って処理を行う。
一方、印刷制御部118により印刷処理が終了したと判断した場合は(ステップS12:Yes)、画像面積率算出部111は、印刷された用紙一枚に対する画像面積率gi(x)を、全ての印刷された用紙ごとに(1)式により算出する(ステップS13)。そして、算出した画像面積率gi(x)それぞれを記憶部121に保存する(ステップS14)。
次に、平均画像面積率算出部112は、記憶部121に記憶されている印刷を行なった全ての用紙における画像面積率gi(x)の平均である平均画像面積率Gi(x)を(2)式により算出し、記憶部121に既に記憶されている平均画像面積率Gi(x)と算出した平均画像面積率Gi(x)との平均値を算出する(ステップS15)。そして、平均画像面積率算出部112は、算出した平均値を平均画像面積率Gi(x)として記憶部121に保存する(ステップS16)。
次に、トナー検出部114は、トナー残量Tを検出する(ステップS17)。そして、印刷可能枚数算出部113は、A4サイズ一枚の用紙に用いるトナー平均使用量M(x)を(3)式により算出して、検出されたトナー残量Tから印刷可能なA4サイズの用紙の枚数である印刷可能枚数Pを(4)式により算出する。さらに、印刷可能枚数算出部113は、印刷可能な他のサイズの用紙の枚数である印刷可能枚数Pも(5)式により算出する(ステップS18)。そして、印刷可能枚数算出部113は、算出したA4サイズおよび他のサイズの印刷可能枚数Pを記憶部121に保存する(ステップS19)。
次に、本実施の形態にかかるMFP100による印刷処理について説明する。図3は、第1の実施の形態にかかるMFPにおける印刷処理の手順を示すフローチャートである。
まず、印刷制御部118は、MFP100の電源が投入されて印刷可能状態か否かを判断する(ステップS31)。印刷可能状態でないと判断した場合(ステップS31:No)、印刷制御部118は、再度ステップS31に戻って処理を行う。
一方、印刷可能状態であると判断した場合(ステップS31:Yes)、表示制御部119は、利用者によって、印刷可能枚数Pと、印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードおよび印刷形式とを表示する設定がされているか否かを判断する(ステップS32)。そして、印刷可能枚数Pと、印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードおよび印刷形式とを表示する設定がされていない場合(ステップS32:No)、印刷制御部118は、印刷データを指定された用紙に印刷する通常の印刷処理を行う(ステップS33)。
一方、印刷可能枚数Pと、印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードおよび印刷形式とを表示する設定がされている場合(ステップS32:Yes)、表示制御部119は、印刷可能枚数P、印刷モード、印刷形式の選択指示を受け付ける設定画面を、液晶表示部151に表示する(ステップS34)。そして、表示制御部119は、設定画面から、利用者による印刷枚数、いずれかの印刷モード、印刷形式の選択指示を受け付け(ステップS35)、印刷制御部118は、受け付けた印刷枚数、印刷モード、印刷形式に従って、印刷ジョブを設定する(ステップS36)。
次に、判断部116は、印刷制御部118によって設定された印刷枚数が、記憶部121に記憶されている枚数算出処理で算出した印刷可能枚数Pより少ないか否かを判断する(ステップS37)。そして、設定された印刷枚数が印刷可能枚数Pより少ないと判断された場合(ステップS37:Yes)、印刷制御部118は、設定された印刷枚数、印刷モード、印刷形式に従って印刷処理を行う(ステップS38)。
一方、設定された印刷枚数が印刷可能枚数Pより多いと判断された場合(ステップS37:No)、判断部116は、印刷可能枚数Pを超過しない他の印刷モードまたは印刷形式があるか否かを印刷可能枚数Pに基づいて判断する(ステップS39)。そして、印刷可能枚数Pを超過しない他の印刷モードまたは印刷形式があると判断された場合(ステップS39:Yes)、ステップS34に戻って、表示制御部119は、印刷可能枚数P、他の印刷モードまたは印刷形式の選択指示を受け付ける設定画面を、液晶表示部151に表示し(ステップS34)、処理を繰り返す。
一方、印刷可能枚数Pを超過しない他の印刷モードまたは印刷形式がないと判断された場合(ステップS39:No)、表示制御部119は、受け付けた印刷モードまたは印刷形式による印刷が不可能である旨と、およびトナーを交換すべき旨とを、液晶表示部151に表示する(ステップS40)。
このように、第1の実施の形態にかかるMFP100は、プリンタ部140によってトナーを用いて用紙に画像を作像して印刷データを印刷した後、その印刷データから画像面積率gi(x)を算出し、その画像面積率gi(x)から平均画像面積率Gi(x)を算出し、さらに、記憶部121に記憶されている平均画像面積率Gi(x)と算出した平均画像面積率Gi(x)の平均値を算出して、平均画像面積率Gi(x)として保存する。そして、保存した平均画像面積率Gi(x)を読み出して算出したトナー平均使用量M(x)でトナー残量Tを除算することによって、トナー残量Tで印刷可能枚数Pを算出する。また、印刷を行う用紙の枚数が印刷可能枚数Pを超過している場合、印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードや印刷形式を液晶表示部151に表示したり、印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードまたは印刷形式がない場合、受け付けた印刷モードまたは印刷形式による印刷が不可能である旨と、およびトナーを交換すべき旨とを、液晶表示部151に表示する。
このように、印刷を行なう際に、前回の印刷に対する画像面積率gi(x)をも含めた画像面積率gi(x)から平均画像面積率Gi(x)を算出することで、常に実際に印刷された用紙に近い平均画像面積率Gi(x)を用いて印刷可能枚数Pが算出されるため、印刷可能枚数をより正確に算出することができ、利便性を向上させることができる。また、より正確な印刷可能枚数Pが算出されて表示された後、印刷モードや印刷形式の選択指示を行うことができるため、印刷可能な印刷モードや印刷形式を選択でき、より利便性を向上させることができる。さらに、印刷を行う用紙の枚数が印刷可能枚数Pを超過している場合は、印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードや印刷形式が表示されるため、印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードや印刷形式の選択幅が増加可能であるとともに、適切な印刷モードや印刷形式の選択ができる。また、印刷を行う用紙の枚数が印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードまたは印刷形式がない場合は、受け付けた印刷モードまたは印刷形式による印刷が不可能である旨と、およびトナーを交換すべき旨とを、液晶表示部151に表示するため、印刷可能枚数Pを超過して印刷途中にトナーが不足するような印刷を行うことを防止できるとともに、トナーの交換等の適切な対応を行うことができる。さらに、印刷データを印刷する際に印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードおよび印刷形式を表示するか否かを設定できるため、印刷可能枚数Pを超過しない印刷モードおよび印刷形式を表示する必要がない場合は、処理を中断させることなく印刷を行うことができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態にかかるMFPでは、印刷データから平均画像面積率を算出し、算出した平均画像面積率からトナー平均使用量を算出し、トナー残量を算出したトナー平均使用量で除算することで、トナー残量における印刷可能枚数を算出して表示するものであったが、第2の実施の形態では、さらに、モノクロの印刷可能枚数と、カラーの印刷可能枚数とをそれぞれ算出して表示するものである。ここで、本実施の形態においては、「モノクロ」をブラックトナー(Bk)によって印刷される無彩色を示し、「カラー」をシアントナー(C)、マゼンタトナー(M)、イエロートナー(Y)で印刷される有彩色を示すものとする。なお、以下、それぞれのトナーを、Bkトナー、Cトナー、Mトナー、Yトナーとして、Cトナー、Mトナー、Yトナーを合わせてCrトナーとして説明を行う。
図4は、第2の実施の形態にかかるMFPの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかるMFP200は、第1の実施の形態と同様、原稿をスキャンして、スキャンした原稿の印刷データを生成して印刷するものであり、スキャナ部130と、プリンタ部140と、操作表示部150と、本体部210とから主に構成されている。
ここで、スキャナ部130と、プリンタ部140と、操作表示部150の機能および構成は、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
本体部210は、MFP200全体の制御を行うものであり、記憶部221と、画像面積率算出部211と、平均画像面積率算出部212と、印刷可能枚数算出部213と、トナー検出部214と、トナー調整部115と、判断部216と、読取制御部117と、印刷制御部118と、表示制御部219と、画像処理部120とを主に備えている。
ここで、トナー調整部115と、読取制御部117と、印刷制御部118と、画像処理部120の機能および構成は、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
記憶部221は、スキャナ部130によりスキャンした画像データ、画像処理部120により生成された印刷データ、画像面積率算出部211により算出されたモノクロの画像面積率gi(y)およびカラー画像面積率gi(z)、平均画像面積率算出部212により算出されたモノクロの平均画像面積率Gi(y)および平均カラー画像面積率Gi(z)、印刷可能枚数算出部113により算出されたモノクロの印刷可能枚数Pbkおよびカラー印刷可能枚数Pcr等を記憶するHDDやメモリ等の記憶媒体である。
画像面積率算出部211は、プリンタ部140によって印刷データからトナーを用いて用紙に画像を作像して印刷された後、一枚の用紙の印刷可能領域の面積に対する用紙に作像されるモノクロの画像の面積の割合であるモノクロの画像面積率gi(y)と、一枚の用紙の印刷可能領域の面積に対する用紙に作像されるカラーの画像の面積の割合であるカラー画像面積率gi(z)を、全ての印刷された用紙ごとに算出し、算出したモノクロの画像面積率gi(y)およびカラー画像面積率gi(z)それぞれを記憶部221に保存するものである。
ここで、具体的なモノクロの画像面積率gi(y)およびカラー画像面積率gi(z)の算出方法について説明する。第1の実施の形態と同様に、A4サイズの用紙全体ではa×bドットの画素が出力可能であり、このa×bドットのサイズが「一枚の用紙の印刷可能領域の面積」となる。そして、プリンタ部140によって印刷データからBkトナーによりyドットの画素が作像されて印刷された場合、このyドットのサイズが「用紙に作像されるモノクロの画像の面積」となる。そうすると、モノクロの画像面積率gi(y)は、用紙の印刷可能領域の面積(a×bドット)に対する、作像されるモノクロの画像の面積(yドット)の割合であり、(6)式で算出できる。また、プリンタ部140によって印刷データからCトナー、Mトナー、Yトナーのいずれかによって合計zドット印刷された場合、zドットのサイズが「用紙に作像されるカラーの画像の面積」となる。そうすると、カラーの画像面積率gi(z)は、用紙の印刷可能領域の面積(a×bドット)に対する、作像されるカラーの画像の面積(zドット)の割合であり、(7)式で算出できる。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、A4サイズの用紙に印刷する場合を基本とするが、これに限定されるものではない。
Figure 2008076550
平均画像面積率算出部212は、プリンタ部140によって印刷データから用紙に画像を作像して印刷がされた後、画像が作像された複数の用紙それぞれのモノクロの画像面積率gi(y)の平均であるモノクロの平均画像面積率Gi(y)、カラー画像面積率gi(z)の平均である平均カラー画像面積率Gi(z)を算出するものである。具体的には、平均画像面積率算出部212は、記憶部221に記憶されている印刷を行なった全ての用紙のモノクロの画像面積率gi(y)を読み出して加算し、印刷を行なった用紙の総数で加算したモノクロの画像面積率gi(y)を除算することでモノクロの平均画像面積率Gi(y)を算出し、記憶部221に保存する。また、平均画像面積率算出部212は、記憶部221に記憶されている印刷を行なった全ての用紙のカラー画像面積率gi(z)を読み出して加算し、印刷を行なった用紙の総数で加算したカラー画像面積率gi(z)を除算することで平均カラー画像面積率Gi(z)を算出し、記憶部221に保存する。すなわち、n枚の用紙に印刷が行なわれた場合、モノクロの平均画像面積率Gi(y)は、(8)式で算出でき、平均カラー画像面積率Gi(z)は、(9)式で算出できる。また、平均画像面積率算出部212は、記憶部221に既に記憶されているモノクロの平均画像面積率Gi(y)と算出したモノクロの平均画像面積率Gi(y)との平均値を算出し、算出した平均値をモノクロの平均画像面積率Gi(y)として記憶部221に保存し、記憶部221に既に記憶されている平均カラー画像面積率Gi(z)と算出した平均カラー画像面積率Gi(z)との平均値を算出し、算出した平均値を平均カラー画像面積率Gi(z)として記憶部221に保存する。
Figure 2008076550
印刷可能枚数算出部213は、A4サイズ一枚の用紙の印刷可能領域に対するトナー使用量mに、記憶部221に記憶されている平均画像面積率算出部212により算出されたモノクロの平均画像面積率Gi(y)を読み出して乗算することで、A4サイズ一枚の用紙に用いるBkトナーの平均使用量M(y)を算出する。すなわち、(10)式を用いてBkトナーの平均使用量M(y)を算出できる。また、A4サイズ一枚の用紙の印刷可能領域に対するトナー使用量mに、記憶部221に記憶されている平均面積率算出部212により算出された平均カラー画像面積率Gi(z)を読み出して乗算することで、A4サイズ一枚の用紙に用いるCrトナーの平均使用量M(z)を算出する。すなわち、(11)式を用いてCrトナーの平均使用量M(z)を算出できる。
Figure 2008076550
そして、印刷可能枚数算出部213は、算出したA4サイズ一枚の用紙に用いるBkトナーの平均使用量M(y)で、トナー検出部214により検出されたBkトナー残量Tbkを除算することによって、検出されたBkトナー残量Tbkでモノクロの印刷が可能なA4サイズの用紙の枚数であるモノクロの印刷可能枚数Pbkを算出するものである。すなわち、(12)式を用いてモノクロ印刷可能枚数Pbkを算出できる。また、印刷可能枚数算出部213は、算出したA4サイズ一枚の用紙に用いるCrトナーの平均使用量M(z)で、トナー検出部214により検出されたCトナー残量、Mトナー残量、およびYトナー残量の和であるCrトナー残量Tcrを除算することによって、検出されたCrトナー残量Tcrでカラーの印刷が可能なA4サイズの用紙の枚数であるカラー印刷可能枚数Pcrを算出するものである。すなわち、(13)式を用いてカラー印刷可能枚数Pcrを算出できる。そして、印刷可能枚数算出部213は、算出したモノクロの印刷可能枚数Pbkおよびカラー印刷可能枚数Pcrを記憶部221に保存するものである。
Figure 2008076550
なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、A4サイズの用紙に印刷を行なう場合を基本としてモノクロの印刷可能枚数Pbk、カラー印刷可能枚数Pcrを算出している。従って、他のサイズの用紙に印刷を行なう場合には、第1の実施の形態と同様に「補正量K」を用いて他のサイズのモノクロの印刷可能枚数Pbk、カラー印刷可能枚数Pcrを算出する。算出方法については、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。ここで、A4サイズ一枚の用紙の印刷可能領域に対するトナー使用量mは、予め測定または算出されて記憶部221に保存されている。
トナー検出部214は、用紙に印刷を行なうBkトナーにおけるBkトナー残量Tbk、Cトナー残量、Mトナー残量、およびYトナー残量の和であるCrトナー残量Tcrを検出するものである。
判断部216は、第1の実施の形態における判断部と同様の構成および機能であるが、モノクロおよびカラーのそれぞれに対して、印刷枚数が印刷可能枚数を超過するか否かの判断、印刷可能枚数を超過しない印刷モードまたは印刷形式があるか否かの判断をするものである。
表示制御部219は、第1の実施の形態における判断部と同様の構成および機能であるが、モノクロおよびカラーのそれぞれに対して、印刷可能枚数の表示、印刷枚数の選択指示の受け付け、印刷モードおよび印刷形式の選択指示を受け付ける設定画面の表示、印刷モードおよび印刷形式の選択指示を受け付けるものである。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかるMFP200による印刷可能枚数算出処理について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかるMFPにおける印刷可能枚数算出処理の手順を示すフローチャートである。
まず、印刷制御部118は、画像処理部120において生成された印刷データを、プリンタ部140によって用紙に印刷する印刷処理を行う(ステップS51)。この印刷処理の詳細については、図3を参照して後述する。次に、印刷制御部118は、印刷処理が終了したか否かを判断する(ステップS52)。そして、印刷処理が終了していないと判断した場合は(ステップS52:No)、印刷制御部118は、再度ステップS52に戻って処理を行う。
一方、印刷制御部118により印刷処理が終了したと判断した場合は(ステップS52:Yes)、画像面積率算出部211は、印刷された用紙一枚に対するモノクロの画像面積率gi(y)を、全ての印刷された用紙ごとに(6)式により算出する(ステップS53)。そして、算出したモノクロの画像面積率gi(y)それぞれを記憶部221に保存する(ステップS54)。
次に、平均画像面積率算出部212は、記憶部221に記憶されている印刷を行なった全ての用紙におけるモノクロの画像面積率gi(y)の平均であるモノクロの平均画像面積率Gi(y)を(8)式により算出し、記憶部221に既に記憶されているモノクロの平均画像面積率Gi(y)と算出したモノクロの平均画像面積率Gi(y)との平均値を算出する(ステップS55)。そして、平均画像面積率算出部212は、算出した平均値をモノクロの平均画像面積率Gi(y)として記憶部221に保存する(ステップS56)。
次に、画像面積率算出部211は、印刷された用紙一枚に対するカラー画像面積率gi(z)を、全ての印刷された用紙ごとに(7)式により算出する(ステップS57)。そして、算出したカラー画像面積率gi(z)それぞれを記憶部221に保存する(ステップS58)。
次に、平均画像面積率算出部212は、記憶部221に記憶されている印刷を行なった全ての用紙におけるカラー画像面積率gi(z)の平均である平均カラー画像面積率Gi(z)を(9)式により算出し、記憶部221に既に記憶されている平均カラー画像面積率Gi(z)と算出した平均カラー画像面積率Gi(z)との平均値を算出する(ステップS59)。そして、平均画像面積率算出部212は、算出した平均値を平均カラー画像面積率Gi(z)として記憶部221に保存する(ステップS60)。
次に、トナー検出部214は、BkトナーにおけるBkトナー残量TbkおよびCトナー残量、Mトナー残量、およびYトナー残量の和であるCrトナー残量Tcrを検出する(ステップS61)。そして、印刷可能枚数算出部213は、A4サイズ一枚の用紙に用いるBkトナーの平均使用量M(y)およびCrトナーの平均使用量M(z)を、それぞれ(10)式、(11)式により算出する。そして、印刷可能枚数算出部213は、検出されたBkトナー残量Tbkからモノクロの印刷が可能なA4サイズの用紙の枚数であるモノクロの印刷可能枚数Pbkを(12)式により算出し、検出されたCrトナー残量Tcrからカラーの印刷が可能なA4サイズの用紙の枚数であるカラー印刷可能枚数Pcrを(13)式により算出する。さらに、印刷可能枚数算出部213は、印刷可能な他のサイズの用紙の枚数であるモノクロの印刷可能枚数Pbkおよびカラー印刷可能枚数Pcrも算出する(ステップS62)。そして、印刷可能枚数算出部213は、算出したA4サイズおよび他のサイズのモノクロの印刷可能枚数Pbk、および算出したA4サイズおよび他のサイズのカラー印刷可能枚数Pcrを記憶部221に保存する(ステップS63)。
次に、本実施の形態にかかるMFP200による印刷処理について、図3を参照して説明する。
まず、印刷制御部118は、MFP200の電源が投入されて印刷可能状態か否かを判断する(ステップS31)。印刷可能状態でないと判断した場合(ステップS31:No)、印刷制御部118は、再度ステップS31に戻って処理を行う。
一方、印刷可能状態であると判断した場合(ステップS31:Yes)、表示制御部219は、利用者によって、モノクロの印刷可能枚数Pbkと、カラー印刷可能枚数Pcrと、印刷可能枚数を超過しない印刷モードおよび印刷形式とを表示する設定がされているか否かを判断する(ステップS32)。そして、モノクロの印刷可能枚数Pbkと、カラー印刷可能枚数Pcrと、印刷可能枚数を超過しない印刷モードおよび印刷形式とを表示する設定がされていない場合(ステップS32:No)、印刷制御部118は、印刷データを指定された用紙に印刷する通常の印刷処理を行う(ステップS33)。
一方、モノクロの印刷可能枚数Pbkと、カラー印刷可能枚数Pcrと、印刷可能枚数を超過しない印刷モードおよび印刷形式とを表示する設定がされている場合(ステップS32:Yes)、表示制御部219は、モノクロの印刷可能枚数Pbk、カラー印刷可能枚数Pcr、印刷モード、印刷形式の選択指示を受け付ける設定画面を、液晶表示部151に表示する(ステップS34)。ここで、モノクロの印刷可能枚数Pbk、カラー印刷可能枚数Pcrの選択指示を受け付ける設定画面について説明する。図6は、モノクロの印刷可能枚数Pbkおよびカラー印刷可能枚数Pcrの選択指示を受け付ける設定画面である。図6に示すように、設定画面には、それぞれの用紙のサイズごとのモノクロの印刷可能枚数Pbk(「A4 900枚」、「B4 600枚」等)、それぞれの用紙のサイズごとのカラー印刷可能枚数Pcr(「A4 300枚」、「B4 200枚」等)が表示されており、利用者がいずれかの印刷可能枚数をタッチ操作することによって、いずれかの印刷枚数の選択指示を受け付ける。
そして、表示制御部219は、設定画面から、利用者によるモノクロまたはカラーの印刷枚数、いずれかの印刷モード、印刷形式の選択指示を受け付け(ステップS35)、印刷制御部118は、受け付けたモノクロまたはカラーの印刷枚数、印刷モード、印刷形式に従って、印刷ジョブを設定する(ステップS36)。
次に、判断部216は、印刷制御部118によって設定されたモノクロまたはカラーの印刷枚数が、記憶部221に記憶されている枚数算出処理で算出したモノクロの印刷可能枚数Pbkまたはカラー印刷可能枚数Pcrより少ないか否かを判断する(ステップS37)。そして、設定されたモノクロまたはカラーの印刷枚数が、モノクロの印刷可能枚数Pbkまたはカラー印刷可能枚数Pcrより少ないと判断された場合(ステップS37:Yes)、印刷制御部118は、設定されたモノクロまたはカラーの印刷枚数、印刷モード、印刷形式に従って印刷処理を行う(ステップS38)。
一方、設定されたモノクロまたはカラーの印刷枚数が、モノクロの印刷可能枚数Pbkまたはカラー印刷可能枚数Pcrより多いと判断された場合(ステップS37:No)、判断部216は、モノクロの印刷可能枚数Pbkまたはカラー印刷可能枚数Pcrを超過しない他の印刷モードまたは印刷形式があるか否かを印刷可能枚数Pbk、カラー印刷可能枚数Pcrに基づいて判断する(ステップS39)。そして、モノクロの印刷可能枚数Pbkまたはカラー印刷可能枚数Pcrを超過しない他の印刷モードまたは印刷形式があると判断された場合(ステップS39:Yes)、ステップS34に戻って、表示制御部219は、モノクロの印刷可能枚数Pbk、カラー印刷可能枚数Pcr、他の印刷モードまたは印刷形式の選択指示を受け付ける設定画面を、液晶表示部151に表示し(ステップS34)、処理を繰り返す。
一方、モノクロの印刷可能枚数Pbkまたはカラー印刷可能枚数Pcrを超過しない他の印刷モードまたは印刷形式がないと判断された場合(ステップS39:No)、表示制御部219は、受け付けた印刷モードまたは印刷形式による印刷が不可能である旨と、およびトナーを交換すべき旨とを、液晶表示部151に表示する(ステップS40)。
このように、第2の実施の形態にかかるMFP200は、プリンタ部140によってトナーを用いて用紙に画像を作像して印刷データを印刷した後、その印刷データからモノクロの画像面積率gi(y)およびカラー画像面積率gi(z)を算出し、そのモノクロの画像面積率gi(y)およびカラー画像面積率gi(z)からそれぞれモノクロの平均画像面積率Gi(y)および平均カラー画像面積率Gi(z)を算出する。そして、記憶部121に記憶されているモノクロの平均画像面積率Gi(y)と算出したモノクロの平均画像面積率Gi(y)の平均値を算出して、モノクロの平均画像面積率Gi(y)として保存し、記憶部121に記憶されている平均カラー画像面積率Gi(z)と算出した平均カラー画像面積率Gi(z)の平均値を算出して、平均カラー画像面積率Gi(z)として保存する。そして、保存したモノクロの平均画像面積率Gi(y)を読み出して算出したBkトナー平均使用量M(y)でBkトナー残量Tbkを除算することによって、Bkトナー残量で印刷可能枚数Pbkを算出する。また、保存した平均カラー画像面積率Gi(y)を読み出して算出したCrトナー平均使用量M(z)でCrトナー残量Tcrを除算することによって、Crトナー残量Tcrで印刷可能枚数Pcrを算出する。また、第1の実施の形態と同様に、印刷を行う用紙の枚数が印刷可能枚数を超過している場合、印刷可能枚数を超過しない印刷モードや印刷形式を液晶表示部151に表示したり、印刷可能枚数を超過しない印刷モードまたは印刷形式がない場合、受け付けた印刷モードまたは印刷形式による印刷が不可能である旨と、およびトナーを交換すべき旨とを、モノクロおよびカラーのそれぞれに対応して液晶表示部151に表示する。
従って、第1の実施の形態における効果に加えて、前回の印刷に対するカラー画像面積率gi(z)をも含めて算出された平均カラー画像面積率Gi(z)を用いることで、常に実際の印刷に近い平均カラー画像面積率Gi(z)を用いることができるとともに、モノクロとは別個にカラー印刷可能枚数Pcrを算出することができ、カラーの印刷に対しても印刷可能枚数をより正確に算出することができ、利便性を向上させることができる。
なお、第1、2の実施の形態では、A4サイズの用紙の画像面積率から、印刷可能枚数を算出したが、用紙サイズに対する画像面積率に加えて、印刷を行なう画像濃度も印刷可能枚数の算出に用いる構成にしてもよい。例えば、通常の印刷を行う場合の画像の濃度が80%で、A4サイズの用紙に印刷する場合、あと40枚の印刷が可能である場合、印刷を行なう濃度を30%下げて50%に設定すれば、さらに何枚の印刷が可能となるか等を考慮して印刷可能枚数を算出する。
図7は、第1、2の実施の形態かかるMFPのハードウェア構成を示すブロック図である。図7に示すように、このMFP100、200は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、MFP100、200全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bとをさらに有する。
CPU11は、MFP100、200の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。操作表示部20はASIC16に直接接続されている。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、第1、2の実施の形態のMFP100、200で実行される出力可能枚数算出プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
第1、2の実施の形態のMFP100、200で実行される出力可能枚数算出プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、第1、2実施の形態のMFP100、200で実行される出力可能枚数算出プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、第1、2の実施の形態のMFP100、200で実行される出力可能枚数算出プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
第1、2実施の形態のMFP100、200で実行される出力可能枚数算出プログラムは、上述した各部(画像面積率算出部111、211、平均画像面積率算出部112、212、印刷可能枚数算出部113、213、トナー検出部114、214、トナー調整部115、判断部116、216、読取制御部117、印刷制御部118、表示制御部119、219、画像処理部120)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから出力可能枚数算出プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、画像面積率算出部111、211、平均画像面積率算出部112、212、印刷可能枚数算出部113、213、トナー検出部114、214、トナー調整部115、判断部116、216、読取制御部117、印刷制御部118、表示制御部119、219、画像処理部120が主記憶装置上に生成されるようになっている。
第1の実施の形態にかかるMFPの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかるMFPにおける印刷可能枚数算出処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかるMFPにおける印刷処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかるMFPの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態にかかるMFPにおける印刷可能枚数算出処理の手順を示すフローチャートである。 モノクロの印刷可能枚数およびカラー印刷可能枚数の選択指示を受け付ける設定画面を示す説明図である。 第1、2の実施の形態かかるMFPのハードウェア構成を示すブロック図である。
符号の説明
100、200 MFP
110、210 本体部
111、211 画像面積率算出部
112、212 平均画像面積率算出部
113、213 印刷可能枚数算出部
114、214 トナー検出部
115 トナー調整部
116、216 判断部
117 読取制御部
118 印刷制御部
119、219 表示制御部
120 画像処理部
121、221 記憶部
130 スキャナ部
131 CCD
132 入力インターフェース
140 プリンタ部
141 印刷部
142 出力インターフェース
150 操作表示部
151 液晶表示部
152 操作部

Claims (15)

  1. 出力データから、消耗品を用いて記録媒体に画像を作像して前記出力データを出力する画像出力部と、
    利用者からの操作入力および利用者に対する情報の表示出力が可能な操作表示部と、
    一枚の前記記録媒体の出力可能領域の面積に対する前記記録媒体に作像される画像の面積の割合である画像面積率を、前記出力データから算出する面積率算出手段と、
    前記画像出力部によって画像を作像する複数の前記記録媒体それぞれの前記画像面積率の平均である平均画像面積率を算出する平均面積率算出手段と、
    前記消耗品の残量を検出する検出手段と、
    一枚の前記記録媒体の出力可能領域に対する前記消耗品の予め定められた使用量と前記平均面積率算出手段により算出された前記平均画像面積率とに基づいて、前記消耗品の残量で出力可能な前記記録媒体の枚数である出力可能枚数を算出する枚数算出手段と、
    前記枚数算出手段によって算出された前記出力可能枚数を、前記操作表示部に表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記面積率算出手段は、前記画像出力部によって前記出力データが出力された後、前記画像面積率を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記枚数算出手段は、一枚の前記記録媒体の出力可能領域に対する前記消耗品の予め定められた使用量に前記平均画像面積率を乗算することで、一枚の前記記録媒体に用いる前記消耗品の平均使用量を算出し、算出した前記平均使用量で前記検出手段により検出された前記消耗品の残量を除算することによって、前記出力可能枚数を算出すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記面積率算出手段は、さらに、一枚の前記記録媒体の出力可能領域の面積に対する前記記録媒体に作像される有彩色の画像の面積の割合である有彩色画像面積率を、前記出力データから算出し、
    前記平均面積率算出手段は、さらに、前記画像出力部によって有彩色の画像を作像する複数の前記記録媒体それぞれの前記画像面積率の平均である平均有彩色画像面積率を算出し、
    前記検出手段は、複数種類の前記消耗品の残量を検出し、
    前記枚数算出手段は、さらに、一枚の前記記録媒体の出力可能領域に対する前記消耗品の予め定められた使用量と前記平均面積率算出手段により算出された前記平均有彩色画像面積率とに基づいて、有彩色の前記消耗品の残量で出力可能な枚数である有彩色の前記出力可能枚数を算出すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記枚数算出手段は、一枚の前記記録媒体の出力可能領域に対する前記消耗品の予め定められた使用量に前記平均有彩色画像面積率を乗算することで、一枚の前記記録媒体に用いる有彩色の前記消耗品の平均使用量を算出し、算出した有彩色の前記平均使用量で前記検出手段により検出された有彩色の前記消耗品の残量を除算することによって、有彩色の前記出力可能枚数を算出すること、
    を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像面積率および前記平均画像面積率を記憶する記憶手段を、さらに備え、
    前記面積率算出手段は、さらに、算出した前記画像面積率を前記記憶手段に保存し、
    前記平均面積率算出手段は、前記記憶手段に既に記憶されている前記平均画像面積率と算出した前記平均画像面積率との平均値を算出し、算出した前記平均値を前記平均画像面積率として前記記憶手段に保存すること、
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記記憶手段は、さらに、前記有彩色画像面積率および前記平均有彩色画像面積率を記憶し、
    前記面積率算出手段は、さらに、算出した前記有彩色画像面積率を前記記憶手段に保存し、
    前記平均面積率算出手段は、前記記憶手段に既に記憶されている前記平均有彩色画像面積率と算出した前記平均有彩色画像面積率との平均値を算出し、算出した前記平均値を前記平均有彩色画像面積率として前記記憶手段に保存すること、
    を特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  8. 前記消耗品の消費量を調整する調整手段を、さらに備え、
    前記表示制御手段は、さらに、推奨された前記消耗品の消費量により出力を行うモードである通常出力モードと、前記調整手段によって前記通常出力モードの前記消耗品の消費量より少なく調整された前記消耗品の消費量で出力を行うモードである節約出力モードとを含む出力モードの選択指示を前記操作表示部に表示し、利用者によるいずれかの前記出力モードの選択指示を受け付けること、
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  9. 前記表示制御手段は、さらに、出力する前記記録媒体のサイズ変更と、前記記録媒体の両面に出力する形式である両面出力形式と、複数の前記出力データを一枚の前記記録媒体に集約して出力する形式である集約出力形式とを含む出力形式の選択指示を前記操作表示部に表示し、利用者による前記出力形式の選択指示を受け付けること、
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  10. 前記表示制御手段により選択指示を受け付けた前記出力モードによって出力を行う場合、出力を行う前記記録媒体の枚数と前記枚数算出手段によって算出された前記出力可能枚数とを比較して、出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過するか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段によって、出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過していると判断された場合、前記出力可能枚数を超過しない前記出力モードがあるか否かを、前記出力可能枚数に基づいて判断する第2の判断手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、さらに、前記第2の判断手段により出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過しない前記出力モードがあると判断された場合、前記出力可能枚数を超過しない前記出力モードの選択指示を前記操作表示部に表示し、利用者による前記出力モードの選択指示を受け付けること、
    を特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1の判断手段は、さらに、前記表示制御手段により選択指示を受け付けた前記出力形式によって出力を行う場合、出力を行う前記記録媒体の枚数と前記枚数算出手段によって算出された前記出力可能枚数とを比較して、出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過するか否かを判断し、
    前記第2の判断手段は、さらに、前記第1の判断手段によって、出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過していると判断された場合、前記出力可能枚数を超過しない前記出力形式があるか否かを、前記出力可能枚数に基づいて判断し、
    前記表示制御手段は、さらに、前記第2の判断手段により出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過しない前記出力形式があると判断された場合、前記出力可能枚数を超過しない前記出力形式の選択指示を前記操作表示部に表示し、利用者による前記出力形式の選択指示を受け付けること、
    を特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 前記表示制御手段は、さらに、前記第2の判断手段により出力を行う前記記録媒体の枚数が前記出力可能枚数を超過しない前記出力モードまたは前記出力形式がないと判断された場合、受け付けた前記出力モードまたは前記出力形式による出力が不可能である旨と、および前記消耗品を交換すべき旨とを、前記操作表示部に表示すること、
    を特徴とする請求項10または11に記載の画像形成装置。
  13. 前記表示制御手段は、さらに、前記出力データを出力する際に、前記出力可能枚数を超過しない前記出力モードおよび前記出力形式を表示するか否かを設定する設定選択画面を前記操作表示部に表示し、表示された前記設定選択画面から、利用者による前記出力可能枚数を超過しない前記出力モードおよび前記出力形式を表示するか否かの選択指示を受け付けること、
    を特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 一枚の記録媒体の出力可能領域の面積に対する前記記録媒体に作像される画像の面積の割合である画像面積率を、出力データから算出する面積率算出ステップと、
    消耗品を用いて前記記録媒体に画像を作像して前記出力データを出力する画像出力部によって画像を作像する複数の前記記録媒体それぞれの前記画像面積率の平均である平均画像面積率を算出する平均面積率算出ステップと、
    前記消耗品の残量を検出する検出ステップと、
    一枚の前記記録媒体の出力可能領域に対する前記消耗品の予め定められた使用量と前記平均面積率算出ステップにより算出された前記平均画像面積率とに基づいて、前記消耗品の残量で出力可能な前記記録媒体の枚数である出力可能枚数を算出する枚数算出ステップと、
    前記枚数算出ステップによって算出された前記出力可能枚数を、利用者からの操作入力および利用者に対する情報の表示出力が可能な操作表示部に表示する表示制御ステップと、
    を含むことを特徴とする出力可能枚数算出方法。
  15. 一枚の記録媒体の出力可能領域の面積に対する前記記録媒体に作像される画像の面積の割合である画像面積率を、出力データから算出する面積率算出ステップと、
    消耗品を用いて前記記録媒体に画像を作像して前記出力データを出力する画像出力部によって画像を作像する複数の前記記録媒体それぞれの前記画像面積率の平均である平均画像面積率を算出する平均面積率算出ステップと、
    前記消耗品の残量を検出する検出ステップと、
    一枚の前記記録媒体の出力可能領域に対する前記消耗品の予め定められた使用量と前記平均面積率算出ステップにより算出された前記平均画像面積率とに基づいて、前記消耗品の残量で出力可能な前記記録媒体の枚数である出力可能枚数を算出する枚数算出ステップと、
    前記枚数算出ステップによって算出された前記出力可能枚数を、利用者からの操作入力および利用者に対する情報の表示出力が可能な操作表示部に表示する表示制御ステップと、
    をコンピュータに実行させる出力可能枚数算出プログラム。
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