JP2012032668A - 画像形成装置、トナー使用量算出方法及びトナー使用量算出プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 対象画像を縮小率βで縮小してサムネール画像を生成するサムネール処理部221と、サムネール画像を印刷すると仮定したときに見込まれるトナー使用量をサムネールトナー使用量として算出する転写トナー量換算部2234と、を備え、転写トナー量換算部2234は、サムネールトナー使用量と対象画像の縮小率βとを用いて、対象画像の印刷に使用されるトナー使用量を算出する。
【選択図】図3
Description
ページ課金方式は、ページごとにカラーかモノクロかを判別し、それぞれに異なる課金量で課金する方式である。通常、カラーページの課金量は、モノクロページの課金量よりも高めに設定されている。
ところが、1ページの中で、カラー印字される範囲が極めて少なく、これ以外の範囲がモノクロ印字される場合であっても、カラー課金が適用されていた。このため、ユーザーからの不満や不信が大きく、改善すべき課題となっていた。
そこで、トナーを使用した分だけ料金を請求する従量課金方式が提案されている。
従量課金方式では、トナーの使用量を精度よく算出することが要求される。
このため、例えば、ドットカウント数とトナー付着量との乗算値によってトナー使用量を求めるドットカウント方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。
電子写真方式の画像形成装置の場合、ドットの連続性に依存してドット数とトナー付着量の関係は非線形になる。このため、ドットカウント方式においては、まず、印字ドット列をドットの連続状態に応じて複数のパターンに分類し、パターンごとにドットの発生回数を計数する処理を行う。そして、これらの計数値ごとに係数を乗ずる補正を行うことで、精度良くトナー使用量を求めるようにしている。
特に、特許文献2に開示されている技術によれば、ヒストグラムの作成に膨大な負荷がかかるため、多少インク消費量を削減したとしてもインク消費量算出に多くの時間を要する問題となっていた。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像データを受信する受信部3、画像データをラスタライズ化する画像処理部4、ラスタライズされた画像データにもとづき色変換等の画像処理を行う画像形成部5と、印刷処理を行うエンジン部6、ユーザーが操作を行う操作部7、コンピューターからなる制御部2を備える。
画像処理部4は、画像データにラスタライズ処理を施し、その分解能に応じたピクセルに分解するラスタライザーである。また、画像処理部4は、ラスタライズ処理を施した画像を画像形成部5に出力するとともに、制御部2の演算部21(後述)に出力する。
このように、対象画像の画像データを、印刷用の画像を形成する画像形成部5と、トナー使用量を算出する演算部21とに出力することにより、印刷処理とトナー使用量算出処理を独立して実施することができる。
エンジン部6は、画像形成部5から出力された画像データにもとづいてトナー像を感光体ドラム上に形成し、トナー像を一旦、転写ベルトに転写する。次いで、エンジン部6は、転写ベルト上のトナー像を用紙に転写し、定着ローラによりトナー像を用紙に定着させることによって印刷処理を行う(感光体ドラム、転写ベルト及び定着ローラは非図示)。
また、制御部2は、制御プログラムを実行することにより演算部21として機能する。演算部21は、トナー使用量の算出や算出したトナー使用量にもとづいて課金量の計算を行う。
演算部21は、図2に示すように、重量計算パラメータ記憶部24に記憶された重量計算パラメータにもとづいてトナー使用量の予測を行うトナー使用量予測部22と、課金計算パラメータ記憶部25に記憶された課金計算パラメータにもとづいて料金の計算を行う課金演算部23とを備える。なお、重量計算パラメータ及び課金計算パラメータについては後述する。
トナー使用量予測部22は、図3に示すように、サムネール処理部221と、補正部222と、基本演算部223とを備える。
サムネール処理部221は、原画像解像度分析部2211と、原画縮小率設定部2212と、縮小画像生成部2213とを備える。
画像処理部4によってラスタライズされた原画像(対象画像)の画像データにもとづき、原画像の画像サイズと解像度を分析する。例えば、原画像解像度分析部2211は、原画像の実サイズや規格サイズ等や単位面積当たりのドット数(dpi:dot per inch)を抽出する。
これにより、縮小画像生成部2213は、原画像のピクセル数の1/β2からなるピクセル数のサムネール画像を生成することとなる(縮小率βが相似率である場合)。
したがって、A4サイズで10000ピクセルからなる原画像にもとづいて、A10サイズのサムネール画像を生成した場合のサムネール画像のピクセル数は、約156ピクセルとなる。
描画サイズ設定部2221は、原画像の描画サイズと異なる描画サイズでの印刷を望む場合に、描画サイズを設定するものである。例えば、描画サイズ設定部2221は、ユーザーによる入力操作に応じて、実際に印刷するときの描画サイズ(例えば、A6等)を設定される。
ここで、原画像のサイズがA4で、印刷するときに描画サイズがA6と設定されたとすると、描画サイズ設定部2221は、その縮小率α(=1/2)が、画像処理部4及びトナー量換算補正率設定部2222に通知される。
なお、描画サイズ設定部2221は、後述するトナー消費量低下処理部232からの通知を受けると、現在の描画サイズよりも小さなサイズで予め定めた描画サイズを設定することもできる(図3、5のA参照)。
具体的には、描画サイズ設定部2221において縮小率αが設定され、また、サムネール画像の縮小率βが設定されている場合、トナー量換算補正率設定部2222は、印刷画像のトナー量を換算する際の補正率γを次式(1)にもとづいて算出する。
γ=(α/β)2 ・・・・・(1)
γ=(C1・α+C2)/(C3・β+C4)+C5 ・・・・・(2)
(但し、C1〜C5は補正係数)
設定された補正率γは、基本演算部223の転写トナー量換算部2234(後述)に出力される。
RGBtoCMYK変換部2231(色変換部)は、サムネール処理部221によって生成されたサムネール画像の色変換処理を行う。具体的には、RGBtoCMYK変換部2231は、RGB色値に相応するCMYK色値が等間隔又は不等間隔に格子状に対応付けられている第一色変換テーブル2232を参照することによって、サムネール画像(RGB)を出力形式の画像(CMYK)に変換する。
なお、必要な対応付け情報が第一色変換テーブル2232に存在しない場合、テーブル上に存在する対応付け情報を用いた演算処理を行う。例えば、各対応付け情報を格子点とみなし、必要な色値に近接するいくつかの格子点を用いた補間計算(八面体補間や四面体補間など)によりその色値を求めることができる。
これにより、印刷に用いるトナーの色別に版画像を取得することができる。
転写トナー量換算部2234は、色値対重量テーブル241を用いて、サムネール画像の各ピクセルの色値に応じた転写トナー重量を求め(図3、4のD参照)、この転写トナー重量に補正率γを乗ずる演算を行う。
つぎに、転写トナー量換算部2234(対象画像トナー使用量算出部)は、補正部222のトナー量換算補正率設定部2222から入力した補正率γを、その求めた転写トナー重量に乗ずることによって設定された描画サイズに応じた原画像の印刷に使用される転写トナー重量を求める。
この結果、原画像を印刷した場合に、紙上の印刷画像への使用が見込まれるシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各トナーの重量(トナー使用量)を求めることができる。
付着トナーの重量は、実際に付着トナーを採取して秤で計測することができる。
また、印刷前の(トナーがまだ付着されてない)紙重量を予め求めておき、上記サンプル画像を印刷した後の紙重量を計測して、これらの重量差を転写トナー重量として求めることができる。この場合、トナー使用量を求めるために、原画像の転写トナー重量に転写効率242を乗ずる処理を行う必要はなくなる。
なお、計測値以外の色値(例えば中間値)をテーブル構成に加える場合は、内挿補間計算で求めた補間値を加えることができる。また、テーブル生成の際に、各処理工程における転写効率などをトナー付着量の補正係数として求めておき、後工程でこの補正係数を用いて補正するようにしてもよい。
キャリブレーションは、一定の色値を入力した場合の画像出力時の濃度(又は明度)が、環境変化や経時変化等の影響をうけても一定となるように、入出力特性の補正(ガンマ補正)を行う処理である。具体的には、入出力特性が一定の特性(例えば、規定のカーブ形状)が得られるように印字ドットを増減するものである。
つまり、色値が不変である限り、その色値に相当する濃度も不変であり、色値に相当するトナー重量もほぼ同じ値に保たれる。このため、キャリブレーションが有効に機能している場合、色値対重量テーブル241における色値と単位面積当たりのトナー重量との関係も一定に保たれる。
したがって、本実施形態の画像形成装置1は、従来のドットカウント方式とは異なり、キャリブレーション処理(濃度補正)に伴う印字ドットの増減による影響を受けず、いつでもトナー使用量を算出することができる。
図5は、本発明の第一実施形態に係る課金演算部の構成を示すブロック図である。また、図6は、本発明の第一実施形態に係る課金計算パラメータ記憶部25の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、課金演算部23は、課金算出部231と、トナー消費率低下処理部232、課金量表示部233とを備える。また、図6に示すように、課金パラメータ記憶部25は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各トナーの単位重量当たりの料金が対応付けてある重量対課金テーブル251を記憶する。
課金算出部231は、重量対課金テーブル251に格納されてあるトナー単位重量当たりの料金と、該当する色値のトナー使用量とを乗算し、積算することにより対象画像の課金量を算出する(図3、5のC参照)。
ここで、ユーザーが、算出された課金量を承諾しない選択操作を行うと、トナー消費率低下処理部232は、トナー消費量を低下するための制御を行う。
描画サイズ設定部2221は、この通知を受けると、現在設定されている描画サイズよりも小さい描画サイズを設定する。基本演算部223(スケール画像トナー使用量算出部)は、新たに設定された描画サイズに応じた補正率(すなわち描画サイズの変化率)にもとづいて設定した描画サイズの画像のトナー使用量を算出する。
このため、原画像を構成するピクセルの各々についてトナー重量を求める必要がなく、トナー使用量を極めて高速に算出することができる。
また、原画像と異なる描画サイズで印刷する場合には、所定の補正率を乗ずることでそのトナー量を高速に算出することができる。
また、ドットカウント方式のように、単位ドット当たりのトナー重量にもとづいてトナー使用量を算出する方式ではないため、印字ドット数の増減により必要な調整を行うガンマ補正処理やスクリーン処理の前工程においてもトナー使用量を算出することができる。
このため、ガンマ補正処理やスクリーン処理の前後に拘わらず迅速にトナー使用量を求めることができ、ドットカウント方式のように処理速度を向上させるためのハードウェアの強化等を施す必要がなく、コスト性に優れた画像形成装置1を実現することができる。
したがって、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、簡易な構成で、迅速かつ正確にトナー使用量を算出することができる。
そして、このようにして求めたトナー使用量に応じて課金量を算出するため、適正な課金量を迅速に提示することができる。
次に、本発明の第二実施形態について図面を参照しながら説明する。
図7は、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置のトナー使用量予測部の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るトナー使用量予測部22は、図7に示すように、基本演算部223が、ヒストグラム生成部2236を備える点において第一実施形態と異なる。
ヒストグラムを保持しておくことにより、トナー使用量の算出を簡易に実施でき、また、他の用途(例えば、後に同一画像について印刷(再印刷含む)する場合や、ガンマ補正等により一部の色値が変動した後に元の画像についてトナー使用量を必要とする場合など)に、即座に利用することができる。他の構成は第一実施形態と同様である。このため、同じ構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
ヒストグラムは、例えば、色値を横軸にとり、ピクセル頻度を縦軸にとることで、色値とピクセル頻度との対応関係を版画像ごとに示すことができる。
転写トナー量換算部2234は、このヒストグラムと色値対重量テーブル241とを用いて、サムネール画像のトナー使用量を求めることができる。
特に、前述したように、サムネール画像のピクセル数は少ないため、ヒストグラムの構成が簡素化されて、トナー使用量の算出対象が減るため迅速にトナー使用量を算出することができる。
また、ヒストグラムを保持しておくことにより、トナー使用量を再計算したり、他の用途がある場合であっても、即座にこれを利用したりすることができる。
このため、第一実施形態と同様、迅速かつ正確にトナー使用量を算出することができるだけでなく、高い利便性を提供することができる。
そして、このようにして求めたトナー使用量に応じて課金量を算出するため、適正な課金量を迅速に提示することができる。
次に、本発明の第三実施形態について図面を参照しながら説明する。
図8は、本発明の第三実施形態に係る画像形成装置のトナー使用量予測部の基本演算部の構成を示すブロック図である。
図9は、本発明の第三実施形態に係る画像形成装置の課金演算部の構成を示すブロック図である。
すなわち、本実施形態の画像形成装置1は、ユーザーが、通常の出力濃度よりも淡い色の出力濃度で印刷を行う、いわゆるドラフトモードを実行する場合のトナー使用量や課金量の計算を行うものである。このため、本実施形態では、入力色値に対応する出力色値が、第一色変換テーブルにおける出力色値より淡い濃度に設定された第二色変換テーブルを介して色変換処理を行う態様とする。他の構成は第一実施形態及び第二実施形態と同様である。したがって、同じ構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
このため、ユーザーは、第一色変換テーブル2232を任意の第二色変換テーブルに変更することができ、また、一旦選択した第二色変換テーブルを他の第二色変換テーブルに変更することも可能である。
具体的には、図9に示すように、課金算出部231によって対象画像について算出された課金量をユーザーが承諾しない場合、トナー消費量設定部234は、現在設定されている第一色変換テーブル2232又は第二色変換テーブルの濃度設定率とは異なる(現在よりも淡い色となる)濃度設定率を設定し、これを第二色変換テーブル選択部2237に通知する(図9のB参照)。
濃度設定率の通知を受けた第二色変換テーブル選択部2237は、その濃度設定率に応じた第二色変換テーブルを第二色変換テーブル格納部2238から取り出して変更する(図8のB参照)。
そして、基本演算部223は、変更後の新たな第二色変換テーブルを介した色変換処理によって得た色値にもとづいて対象画像のトナー使用量を算出する。
なお、課金算出部231が算出した対象画像の印刷時の課金量をユーザーが承諾した場合、その課金量が出力され、例えば、記憶媒体に記憶され、記録媒体に記録され、又は、表示部により表示される。
特に、本実施形態では、第一色変換テーブル2232をドラフトモード印刷時に用いる第二色変換テーブルに替えることによってドラフトモード印刷時のトナー使用量を算出し、課金量を算出するようにしている。
このため、ドラフトモード印刷時においても前述の各実施形態と同様、迅速かつ正確にトナー使用量を算出し、適正な課金量を迅速に算出することができる。
次に、本発明の第四実施形態について図面を参照しながら説明する。
図10は、本発明の第四実施形態に係る画像形成装置のトナー使用量予測部の基本演算部とドラフトモード処理部を示したブロック図である。
特に、本実施形態の画像形成装置1は、通常濃度よりも淡い色の出力を行う際のトナー使用量や課金量を測定する点においては、第三実施形態と同じであるが、ドラフトモードにおける淡色化化に伴う処理を色変換処理の前工程において行う点において異なる。このため、第二色変換テーブルを用いず、第一色変換テーブル2232を介して色変換処理を行う点において第三実施形態と異なる。他の構成は第三実施形態と同様である。したがって、同じ構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
具体的には、サムネール画像を構成する各ピクセルのRGB値について、次式(3)の演算処理を行う。
(r’,g’,b’)=(255,255,255)−{(255,255,255)−ρ(r,g,b)}
・・・・・(3)
(但し、(r’,g’,b’)を加工前のRGB値、(r,g,b)を加工後のRGB値、階調数を256階調、設定濃度率ρ(0≦ρ≦1)とする。)
濃度設定率の通知を受けたドラフトモード処理部224は、そのドラフトモード率を用いた前述の式(3)にもとづいて画像加工処理を行う(図10のD参照)。
そして、基本演算部223は、加工された画像の各色値にもとづいてトナー使用量を算出する。
このため、ドラフトモード印刷時に際し、第三実施形態と同様の作用・効果を奏することができる。
特に、本実施形態では、色変換テーブルを入れ替えることなくドラフトモード印刷時のトナー使用量を算出し、課金量を算出するようにしている。
このため、複数の第二色変換テーブルの中から選択してドラフトモード印刷を行う態様に比べ、濃度設定率を細かく設定でき、保有容量の制限もないため自由度が大きいといったメリットを有する。
これにより、処理対象のチャネル数(R,G,Bの3チャンネル)が、色変換処理の後に行う場合(C,M,Y,Kの4チャンネル)に比べて少なく、ドラフトモード印刷時における演算負荷を軽減することができる。
このため、トナー使用量の算出過程における演算負荷を総合的に軽減することができる。
このため、出力特性に影響を与えることなくドラフトモード印刷を実施することができ、また、その際のトナー使用量及び課金量の計算を正確にかつ高速に行うことができる。
例えば、各実施形態においては、色値対重量テーブル241を用いてトナー使用量を求めることとしたが、色値とトナー重量との対応付けに相当する数式やシミュレータにもとづいてトナー使用量を算出することもできる。
また、第三実施形態又は第四実施形態に、ヒストグラム生成部を設け、生成されたヒストグラムを利用してトナー使用量の算出等を行うようにしてもよい。
また、第三実施形態と第四実施形態とを組み合わせて、ドラフトモード印刷時のトナー使用量や課金量の算出方法を選択するようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、プリンターを例にあげて説明したが、複写機もしくは複写機能及び印刷機能を有する複合機など画像形成装置全般に広く適用することができる。
21 演算部
22 トナー使用量予測部
221 サムネール処理部
222 補正部
223 基本演算部
23 課金演算部
231 課金算出部
234 トナー消費量設定部
24 重量計算パラメータ記憶部
241 色値対重量テーブル
25 課金計算パラメータ記憶部
251 重量対課金テーブル
Claims (10)
- 対象画像を所定の縮小率で縮小して縮小画像を生成する縮小画像生成部と、
前記縮小画像を印刷すると仮定したときに見込まれるトナー使用量をサムネールトナー使用量として算出するサムネールトナー使用量算出部と、
前記サムネールトナー使用量と前記縮小率とを用いて、前記対象画像の印刷に使用されるトナー使用量を算出する対象画像トナー使用量算出部と、を備える
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記サムネールトナー使用量算出部は、
前記縮小画像の色値及び任意の色値と単位面積当たりに使用されるトナー量との対応付け情報にもとづき、前記サムネールトナー使用量を算出する
請求項1記載の画像形成装置。 - 対象画像を印刷する際の印刷画像サイズを設定する描画サイズ設定部と、
前記印刷画像サイズにもとづいてサイズ設定された画像をスケール画像とし、このスケール画像を印刷する際に使用されるトナー使用量を、前記サムネールトナー使用量及び所定の補正率を用いて算出するスケール画像トナー使用量算出部と、を備え、
前記所定の補正率が、前記印刷画像サイズ、前記対象画像のサイズ及び前記対象画像の縮小率にもとづいて導出される請求項1又は2記載の画像形成装置。 - 前記縮小画像を、入力色値と出力色値とを対応付けた第一色変換テーブルを介して色変換する色変換部と、
前記色変換後の画像を所定の色に分けて一又は二以上の版画像を形成する分版処理部と、
前記版画像ごとに色値とピクセル数とを対応づけたヒストグラムを生成するヒストグラム生成部と、を備え、
前記サムネールトナー使用量算出部は、
前記ヒストグラム及び前記対応付け情報にもとづき前記サムネールトナー使用量を算出する
請求項1〜3のいずれか一項記載の画像形成装置。 - 入力色値に対応する出力色値を、前記第一色変換テーブルにおける出力色値の濃度未満の値とした第二色変換テーブルを格納する第二色変換テーブル格納部を備え、
前記色変換部は、前記縮小画像を前記第二色変換テーブルを介して色変換する
請求項4記載の画像形成装置。 - 前記第二色変換テーブル格納部は、
入力色値に対応する出力色値が、前記第一色変換テーブルにおける出力色値の濃度未満であり、かつ、各々所定の異なる濃度が設定された複数の第二色変換テーブルを格納し、
前記色変換部は、前記縮小画像を、選択された一の第二色変換テーブルを介して色変換する
請求項5記載の画像形成装置。 - 入力色値に対応する出力色値が、前記第一色変換テーブルにおける出力色値の濃度未満の値となるように、前記縮小画像の色値を変更するドラフトモード処理部を備える請求項4〜6のいずれか一項記載の画像形成装置。
- 前記対象画像の印刷に使用されるトナー使用量及びトナー単位量当たりの設定料金にもとづき対象画像の印刷料金を算出する課金部を備える請求項1〜7のいずれか一項記載の画像形成装置。
- 対象画像を所定の縮小率で縮小して縮小画像を生成するステップと、
前記縮小画像を印刷すると仮定したときに見込まれるトナー使用量をサムネールトナー使用量として算出するステップと、
前記サムネールトナー使用量と前記原画像の縮小率とを用いて、前記対象画像の印刷に使用されるトナー使用量を算出するステップと、を有する
ことを特徴とするトナー使用量算出方法。 - 画像の印刷を行うコンピューターを、
対象画像を所定の縮小率で縮小して縮小画像を生成する縮小画像生成部、
前記縮小画像を印刷すると仮定したときに見込まれるトナー使用量をサムネールトナー使用量として算出するサムネールトナー使用量算出部、及び
前記サムネールトナー使用量と前記原画像の縮小率とを用いて、前記対象画像の印刷に使用されるトナー使用量を算出する対象画像トナー使用量算出部、として機能させる
ことを特徴とするトナー使用量算出プログラム。
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