JP3778904B2 - カラー画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、入力された原稿の画像データに対して画像処理を施すカラー画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー画像処理装置の中には、入力された原稿のカラー画像データ(レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の各濃度値データ)に対して、その原稿種別がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかによって異なる態様で画像処理を施すことができるようになっているものがある。この種のカラー画像処理装置では、入力された原稿の画像データに基づいて、原稿がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかを判別するための処理(原稿判別)が行われる。
【0003】
原稿判別の手法としては、たとえば、原稿画像を構成している各画素の濃度値を第1閾値と比較することにより、各画素が有彩色および無彩色のいずれの画素であるかを判定し(色判定処理)、有彩色と判定された画素数(有彩色画素数)を第2閾値と比較するといった手法がある。そして、有彩色画素数が第2閾値以上の場合、すなわち有彩色画素数の割合が多い場合には、原稿の種別をカラー原稿と判別する一方、有彩色画素数が第2閾値未満の場合、すなわち有彩色画素数の割合が少ない場合には、原稿の種別をモノクロ原稿と判別する。
【0004】
従来、上記のような原稿判別に用いられる閾値などの判別基準は、予め設定されていて、変更することができなかった。そのため、モノクロ原稿と判別すべき原稿がカラー原稿と判別されたり、カラー原稿と判別すべき原稿がモノクロ原稿と判別されたりするなど、原稿種別が誤判別される場合があった。原稿種別が誤判別されると、原稿種別に応じた適切な画像処理を施すことができず、所望の出力物(印刷物)を得ることが出来ない。
【0005】
そこで、原稿判別の基準となる原稿を読み取らせることにより、判別基準の調整を行うことができるような手法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この手法によれば、原稿判別の判別基準を適当に調整することにより、原稿種別の誤判別を防止することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−209445号公報(第5頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような手法では、判別基準の調整を行うために原稿判別の基準となる原稿を読み取らせなければならず、面倒である。
また、モノクロ原稿をカラー原稿と誤判別した場合と、カラー原稿をモノクロ原稿と誤判別した場合とで調整する判別基準が同じであるため、一方の誤判別を防止するために判別基準を調整すると、他方の誤判別を良好に防止することができなくなるといった事態が生じ、双方の誤判別(モノクロ原稿をカラー原稿と誤判別する場合、およびカラー原稿をモノクロ原稿と誤判別する場合)をいずれも良好に防止することが困難である。
【0008】
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、原稿判別の判別基準の調整をより手軽に行うことができるカラー画像処理装置を提供することを目的とする。
また、この発明の別の目的は、原稿種別の誤判別をより良好に防止できるカラー画像処理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、入力された原稿の画像データに対して、その原稿種別がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかによって異なる態様で画像処理を施すことができるカラー画像処理装置(1)であって、原稿の画像データを所定の判別基準(V1,V2)と比較することにより、原稿種別がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかを判別するための原稿判別手段(12)と、画像処理後の画像データをカラー画像およびモノクロ画像のいずれとして出力するかを設定するための出力設定手段(4)と、上記原稿判別手段による判別結果と上記出力設定手段による設定内容とが一致しない場合に(S2でNO)、原稿判別手段による原稿種別の判別時の判別基準を調整可能な判別基準調整手段(13,S3〜S7)とを含むことを特徴とするカラー画像処理装置である。
【0010】
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、原稿判別手段による判別結果と出力設定手段による設定内容とが一致しない場合、すなわち原稿判別の結果が誤判別である場合に、判別基準調整手段により判別基準の調整を行うことができるので、判別基準の調整を行うために原稿判別の基準となる原稿をわざわざ読み取らせる必要がない。したがって、原稿判別の判別基準の調整をより手軽に行うことができる。
【0011】
上記原稿判別手段(12)による判別結果に基づいて画像処理後の画像データを出力する自動判別モードを実行可能な自動判別モード実行手段(13)と、上記自動判別モード実行手段により自動判別モードを実行するか否かを決定するための自動判別モード実行決定手段(4)とを含み、上記自動判別モード実行決定手段により自動判別モードを実行すると決定されている場合には(S1でYES)、上記判別基準調整手段(13,S3〜S7)による判別基準の調整を行わないような構成であってもよい。
【0012】
請求項2記載の発明は、上記原稿判別手段(12)は、原稿の画像データを複数種類の判別基準(V1,V2)と比較することにより、原稿種別がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかを判別するものであり、上記判別基準調整手段(13,S3〜S7)は、上記原稿判別手段による判別結果がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかによって、上記複数種類の判別基準のうち異なる種類の判別基準を調整する(T2,T3)ものであることを特徴とする請求項1記載のカラー画像処理装置(1)である。
【0013】
この構成によれば、原稿判別手段による判別結果(誤判別の結果)がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかによって、異なる種類の判別基準をそれぞれ適当に調整することができる。したがって、モノクロ原稿をカラー原稿と誤判別する場合、およびカラー原稿をモノクロ原稿と誤判別する場合の双方の誤判別をいずれも良好に防止することができる。
上記原稿判別手段(12)は、原稿画像を構成している各画素の画像データ(濃度値データ)を第1閾値(V1)と比較することにより、各画素が有彩色および無彩色のいずれの画素であるかを判定し、有彩色と判定された画素数を第2閾値(V2)と比較することにより、原稿種別がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかを判別するものであって、上記判別基準調整手段(13,S3〜S7)は、上記出力設定手段(4)により画像処理後の画像データをモノクロ画像として出力すると設定されているにも関わらず上記原稿判別手段による判別結果がカラー原稿である場合に、上記第1閾値の値を調整する一方、上記出力設定手段により画像処理後の画像データをカラー画像として出力すると設定されているにも関わらず上記原稿判別手段による判別結果がモノクロ原稿である場合に、上記第2閾値の値を調整するものであってもよい。
【0014】
請求項3記載の発明は、上記判別基準調整手段(13,S3〜S7)は、判別基準の調整態様が異なる複数種類の調整モードのうち、いずれかの調整モードで判別基準の調整を行うことができるものであることを特徴とする請求項1または2記載のカラー画像処理装置(1)である。
この場合、請求項4記載の発明のように、上記複数種類の調整モードには、上記原稿判別手段(12)による判別結果に関わらず判別基準の調整を行わない無調整モードが含まれていてもよい。
【0015】
また、請求項5記載の発明のように、上記複数種類の調整モードには、上記原稿判別手段(12)による判別結果と上記出力設定手段(4)による設定内容とが一致しない場合に必ず判別基準の調整を行う常時調整モードが含まれていてもよい。
さらに、請求項6記載の発明のように、上記原稿判別手段(12)による判別結果と上記出力設定手段(4)による設定内容とが一致しない場合に、上記判別基準調整手段(13,S3〜S7)による判別基準の調整を行うか否かを決定するための調整実行決定手段(43)を含み、上記複数種類の調整モードには、上記調整実行決定手段によって判別基準の調整を行うと決定された場合に判別基準の調整を行う逐次調整モードが含まれていてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置1を備えた画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
この画像形成装置は、画像読取部2で読み取った原稿のカラー画像データ(レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の各濃度値データ)に基づいて、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(Bk)の各単色トナーを記録用紙に対して重ね合わせることによって、いわゆる電子写真方式によりフルカラー画像を形成することができるデジタルカラー複写機である。
【0017】
画像読取部2には、たとえば原稿に向けて光を照射するためのスキャナ(図示せず)が備えられていて、原稿の画像データは、スキャナから原稿に向けて照射した光の反射光に基づく電気信号として得られる。より具体的には、スキャナには、原稿に向けて光を照射するための光源と、原稿からの反射光を受光して電気信号を出力するCCDイメージセンサとが備えられていて、CCDイメージセンサにおける電気的な走査によって原稿の主走査が達成されるとともに、光源が原稿に向けて光を照射しつつ副走査方向に移動することによって原稿の副走査が達成される。
【0018】
画像処理装置1は、画像読取部2で読み取った原稿の画像データに対して所定の画像処理を行うものである。画像処理装置1は、マイクロコンピュータを含む構成となっており、CPU13の他、画像処理部11および原稿判別部12などを機能的に備えている。画像読取部2で読み取った原稿の画像データは、画像処理部11および原稿判別部12の双方に入力される。
原稿判別部12では、画像読取部2から入力された原稿の画像データに基づいて、原稿の種別がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかが判別される。より具体的には、原稿判別部12では、まず、原稿画像を構成している各画素を順次注目画素として、その注目画素の画像データ(濃度値データ)を所定の閾値V1と比較することにより、注目画素が有彩色および無彩色のいずれの画素であるかを判定する(色判定処理)。このようにして、すべての画素について色判定処理を行った後、有彩色と判定された画素数(有彩色画素数)をカウントし、そのカウント値を所定の閾値V2と比較する。そして、有彩色画素数が閾値V2以上の場合、すなわち有彩色画素数の割合が多い場合には、原稿の種別をカラー原稿と判別する一方、有彩色画素数が閾値V2未満の場合、すなわち有彩色画素数の割合が少ない場合には、原稿の種別をモノクロ原稿と判別する。原稿判別部12における判別結果のデータは、CPU13に入力される。
【0019】
CPU13には、たとえば液晶表示器により構成され、この画像形成装置における動作内容を設定したり、動作状況を表示したりするための操作表示部4が入出力可能に接続されている。ユーザは、操作表示部4を操作することにより、出力モード(カラーモード、モノクロモードまたは自動判別モード)を設定することができるようになっている。操作表示部4の操作によって設定されたモード(設定モード)のデータは、CPU13に入力される。
【0020】
CPU13は、原稿判別部12から入力された判別結果のデータと、操作表示部4から入力された設定モードのデータとに基づいて、原稿判別部12における判別基準(閾値V1や閾値V2)を調整する処理(判別基準調整処理)などの制御を行う。このCPU13による制御内容については後述する。
画像処理部11では、CPU13から入力された設定モードのデータに基づいて、画像読取部2から入力された原稿の画像データに対して設定モード(カラーモード、モノクロモードまたは自動判別モード)に応じた画像処理を行った後、その画像処理後の画像データを画像出力部3に与える。そして、画像出力部3において、画像処理後の画像データに基づく画像が記録用紙に対して転写(出力)されることにより、画像形成処理が達成される。
【0021】
画像出力部3の構成は、たとえば、感光体、メインチャージャ、現像装置および転写装置などを含む周知の構成である。すなわち、画像形成時には、略円筒状の感光体の表面がメインチャージャによって一様に帯電され、この感光体の表面に画像データに基づいて光が照射されることにより、感光体の表面にいわゆる静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体の表面には、現像装置により各単色トナーが選択的に付着され、トナー像が形成される。そして、感光体の表面に形成されたトナー像は、転写装置の働きによって記録用紙に転写される。
【0022】
カラーモードが設定されている場合には、原稿の画像データに基づく画像が、フルカラー画像として記録用紙に出力される一方、モノクロモードが設定されている場合には、原稿の画像データに基づく画像が、モノクロ画像として記録用紙に出力される。また、自動原稿判別モードが設定されている場合には、原稿判別部12で判別した原稿の種別(カラー原稿またはモノクロ原稿)と同じ態様(カラー画像またはモノクロ画像)で、記録用紙に対する画像の出力が行われる。
【0023】
図2は、CPU13による制御の流れを示すフローチャートである。
図2を参照して、原稿判別部12から判別結果のデータが入力されると、CPU13は、まず、操作表示部4から入力された設定モードのデータに基づいて、設定モードが自動判別モードであるか否かを判定する(ステップS1)。設定モードが自動判別モードである場合には(ステップS1でYES)、CPU13は、判別基準調整処理を行うことなく、原稿判別部12から入力された判別結果のデータを画像処理部11に出力する。一方、設定モードが自動判別モードでない場合には(ステップS1でNO)、CPU13は、原稿判別部12による判別結果が設定モードと一致するか否かを判定する(ステップS2)。
【0024】
この実施形態では、原稿判別部12による判別結果が設定モードと一致しない場合(ステップS2でNO)、すなわち、原稿判別部12による判別結果が誤っている場合(誤判別)に、判別基準調整処理を自動的に実行する常時調整モードと、ユーザが判別基準調整処理を行うと決定した場合にのみ判別基準調整処理を実行する逐次調整モードと、判別基準調整処理を実行しない無調整モードのいずれかを選択することができるようになっていて、いずれのモードを実行するかは、操作表示部4の操作によって予め設定しておくことができるようになっている。
【0025】
逐次調整モードが設定されている場合(ステップS3でYES)、CPU13は、操作表示部4に調整実行決定画面を表示して(ステップS4)、判別基準調整処理を行うか否かの決定をユーザに促す。
図3は、調整実行決定画面の具体例を示す図である。
図3を参照して、調整実行決定画面では、設定モード表示部41に設定モード(カラーモードまたはモノクロモード)が表示されるとともに、判別結果表示部42に原稿判別部12による判別結果(カラー原稿またはモノクロ原稿)が表示される。図3の具体例では、設定モード表示部41に設定モードがモノクロモードである旨が表示されるとともに、判別結果表示部42に原稿判別部12による判別結果がカラー原稿である旨が表示されていて、これにより、設定モードと判別結果とが一致していない旨がユーザに報知される。
【0026】
また、調整実行決定画面には、原稿判別機能の調整(判別基準調整処理)を行ってよいか否かをユーザに確認するためのメッセージとともに、判別基準調整処理を行うか否かを決定するための調整実行決定キー43が表示される。
図2および図3を参照して、調整決定画面において「Yes」と表示されている方の調整実行決定キー43が操作されて、判別基準調整処理を実行すると決定された場合には(ステップS5でYES)、CPU13は、操作表示部4から入力された設定モードのデータを画像処理部11に出力するとともに、判別基準調整処理を実行する(ステップS6)。一方、調整決定画面において「No」と表示されている方の調整実行決定キー43が操作されて、判別基準調整処理を実行しないと決定された場合には(ステップS5でNO)、CPU13は、判別基準調整処理を行うことなく、操作表示部4から入力された設定モードのデータを画像処理部11に出力する。
【0027】
常時調整モードが設定されている場合(ステップS3でNO、ステップS7でYES)、CPU13は、操作表示部4に調整実行決定画面を表示することなく、操作表示部4から入力された設定モードのデータを画像処理部11に出力するとともに、判別基準調整処理を実行する(ステップS6)。また、無調整モードが設定されている場合には(ステップS7でNO)、CPU13は、判別基準調整処理を行うことなく、操作表示部4から入力された設定モードのデータを画像処理部11に出力する。
【0028】
図4は、判別基準調整処理時のCPU13による制御の流れを示すフローチャートである。
図4を参照して、判別基準調整処理では、CPU13は、まず、原稿判別部12による判別結果がモノクロ原稿であるか否かを判定する(ステップT1)。そして、原稿判別部12による判別結果がモノクロ原稿である場合(ステップT1でYES)、すなわち設定モードがカラーモードであるにも関わらず原稿種別がモノクロ原稿と誤判別された場合には、CPU13は、閾値V2の値を調整することにより、有彩色画素の割合の基準を調整する(ステップT2)。
【0029】
設定モードがカラーモードであるにも関わらず原稿種別がモノクロ原稿と誤判別されるような場合、有彩色画素は存在するが、たとえば比較的小さな印鑑やロゴマークの画像ように原稿画像全体に占める有彩色画素の割合が少ないことが誤判別の原因になっていると考えられる。そこで、上記のように閾値V2の値を調整して、有彩色画素の割合の基準を調整することにより、閾値V2を適当な値にすることができる。
【0030】
一方、原稿判別部12による判別結果がカラー原稿である場合(ステップT1でNO)、すなわち設定モードがモノクロモードであるにも関わらず原稿種別がカラー原稿と誤判別された場合には、CPU13は、閾値V1の値を調整することにより、色判定の基準を調整する(ステップT3)。
設定モードがモノクロモードであるにも関わらず原稿種別がカラー原稿と誤判別されるような場合、濃度値が色判定時の閾値V1と近似する画素が多いことが誤判別の原因になっていると考えられる。そこで、上記のように閾値V1の値を調整して、色判定の基準を調整することにより、閾値V1を適当な値にすることができる。
【0031】
この実施形態では、原稿判別部12による判別結果と設定モードとが一致しない場合、すなわち原稿判別の結果が誤判別である場合に、判別基準調整処理を行うことができるので、判別基準の調整を行うために原稿判別の基準となる原稿をわざわざ読み取らせる必要がない。したがって、原稿判別の判別基準の調整をより手軽に行うことができる。
特に、原稿判別部12による判別結果(誤判別の結果)がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかによって、異なる種類の判別基準(閾値V1,V2)をそれぞれ適当に調整することができる。したがって、モノクロ原稿をカラー原稿と誤判別する場合、およびカラー原稿をモノクロ原稿と誤判別する場合の双方の誤判別をいずれも良好に防止することができる。
【0032】
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、原稿判別の手法は、上述したような閾値V1,V2を用いた比較によるものに限らず、他の手法によるものであってもよい。この場合、判別基準調整処理は、その手法による原稿種別の判別時の判別基準を調整するものであってもよい。
【0033】
また、上記実施形態では、画像形成装置としてデジタルカラー複写機を例にとって説明したが、この発明は、デジタルカラー複写機に限らず、ファクシミリなどの他の画像形成装置や、スキャナ装置などの画像読取装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る画像処理装置を備えた画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】CPUによる制御の流れを示すフローチャートである。
【図3】調整実行決定画面の具体例を示す図である。
【図4】判別基準調整処理時のCPUによる制御の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像処理装置
4 操作表示部
12 原稿判別部
13 CPU
43 調整実行決定キー

Claims (6)

  1. 入力された原稿の画像データに対して、その原稿種別がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかによって異なる態様で画像処理を施すことができるカラー画像処理装置であって、
    原稿の画像データを所定の判別基準と比較することにより、原稿種別がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかを判別するための原稿判別手段と、
    画像処理後の画像データをカラー画像およびモノクロ画像のいずれとして出力するかを設定するための出力設定手段と、
    上記原稿判別手段による判別結果と上記出力設定手段による設定内容とが一致しない場合に、原稿判別手段による原稿種別の判別時の判別基準を調整可能な判別基準調整手段とを含むことを特徴とするカラー画像処理装置。
  2. 上記原稿判別手段は、原稿の画像データを複数種類の判別基準と比較することにより、原稿種別がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかを判別するものであり、
    上記判別基準調整手段は、上記原稿判別手段による判別結果がカラー原稿およびモノクロ原稿のいずれであるかによって、上記複数種類の判別基準のうち異なる種類の判別基準を調整するものであることを特徴とする請求項1記載のカラー画像処理装置。
  3. 上記判別基準調整手段は、判別基準の調整態様が異なる複数種類の調整モードのうち、いずれかの調整モードで判別基準の調整を行うことができるものであることを特徴とする請求項1または2記載のカラー画像処理装置。
  4. 上記複数種類の調整モードには、上記原稿判別手段による判別結果に関わらず判別基準の調整を行わない無調整モードが含まれることを特徴とする請求項3記載のカラー画像処理装置。
  5. 上記複数種類の調整モードには、上記原稿判別手段による判別結果と上記出力設定手段による設定内容とが一致しない場合に必ず判別基準の調整を行う常時調整モードが含まれることを特徴とする請求項3または4記載のカラー画像処理装置。
  6. 上記原稿判別手段による判別結果と上記出力設定手段による設定内容とが一致しない場合に、上記判別基準調整手段による判別基準の調整を行うか否かを決定するための調整実行決定手段を含み、
    上記複数種類の調整モードには、上記調整実行決定手段によって判別基準の調整を行うと決定された場合に判別基準の調整を行う逐次調整モードが含まれることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のカラー画像処理装置。
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