JP7238435B2 - 層転写装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱部材を備えた層転写装置に関する。
従来、加熱部材を用いてシートに画像を定着する画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。この画像形成装置では、幅の狭いシートを連続的に定着させたとき、加熱部材のうちシートの通らない領域(シートの幅方向の端部)が過剰に昇温されやすいので、シートの幅方向の端部にも温度センサを配置して、シートの通らない領域が所定温度を超えた場合に過昇温抑制装置を起動して加熱部材の過昇温を防止している。
特開2013-092572号公報
ところで、層転写装置においては、異なる幅の多層フィルムを層転写する場合がある。この場合には、転写する多層フィルムの幅に対応して加熱部材を制御しないと、多層フィルムを適切に加熱できない虞がある。
そこで、本発明は、層転写装置の多層フィルムを適切に加熱することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る層転写装置は、シートのトナー像が形成された面に複数の層からなる多層フィルムを重ね、トナー像の上に多層フィルムの少なくとも一層を転写する層転写を実行可能である。層転写装置は、加熱部と、加熱部材の幅方向における中央部分の温度を検知する中央温度検知部材と、加熱部材の幅方向における一端である第1部分の温度を検知する第1温度検知部材と、加熱部材の幅方向における他端である第2部分の温度を検知する第2温度検知部材と、制御部と、を備える。
加熱部は、多層フィルムと接触して多層フィルムを加熱する。加熱部は、多層フィルムの搬送方向と直交する多層フィルムの幅方向に沿って延びる加熱部材と、加熱部材を加熱するセンタヒータおよびサイドヒータとを有する。センタヒータは、中央部分を第1部分と第2部分よりも強く加熱する。サイドヒータは、第1部分と第2部分を中央部分よりも強く加熱する。
制御部は、層転写時に、第1部分および第2部分のうち一方の部分の表面上を多層フィルムおよびシートの両方が通過し、かつ、第1部分および第2部分のうち他方の部分の表面上を多層フィルムおよびシートのうち少なくとも一方が通過しない場合、第1温度検知部材および第2温度検知部材のうち、一方の部分の温度を検知する温度検知部材が検知した値に基づいて、サイドヒータを制御する。制御部は、多層フィルムおよびシートの両方が第1部分および第2部分の表面上を通過する場合、第1温度検知部材および第2温度検知部材が検知した値の低い方の値に基づいてサイドヒータを制御する。
この構成によれば、層転写に第1部分または第2部分の一方のみ加熱が必要な場合には、層転写が行われる部分の温度に基づいてサイドヒータを制御するので、層転写する部分の温度低下による転写不良を抑制し、層転写時に必要な部分を適切に加熱することができる。そして、層転写に第1部分および第2部分の両方に加熱が必要な場合には、第1温度検知部材および第2温度検知部材が検知した値の低い方の値に基づいてサイドヒータを制御するので、多層フィルムの加熱不足により転写不良となることを抑制できる。
また、前記した層転写装置は、制御部は、層転写時に、多層フィルムおよびシートのうち少なくとも一方が、第1部分および第2部分の表面上を通過しないとき、サイドヒータの消費電力をセンタヒータの消費電力より小さくする構成としてもよい。
これによれば、層転写に寄与しない第1部分および第2部分を加熱するサイドヒータの消費電力を抑制できる。
また、前記した層転写装置において、シートが第1部分の表面上を通過するか否かを検知する第1シートセンサと、シートが中央部分の表面上を通過するか否かを検知する中央シートセンサと、をさらに備える構成としてもよい。
これによれば、ユーザがシートの大きさをわざわざ入力する必要がなくなる。
また、前記した層転写装置において、シートが第2部分の表面上を通過するか否かを検知する第2シートセンサと、をさらに備える構成としてもよい。
これによれば、ユーザがシートを幅方向のどちら側に寄せたかをわざわざ入力する必要がなくなる。
また、前記した層転写装置において、制御部は、層転写時に、多層フィルムが第1部分および第2部分の表面上を通過し、かつ、シートが第1部分および第2部分のうち一方の部分の表面上を通過する場合、第1温度検知部材および第2温度検知部材のうち、一方の部分の温度を検知する温度検知部材が検知した値に基づいて、サイドヒータを制御する構成としてもよい。
これによれば、層転写が行われる部分の温度に基づいてサイドヒータを制御するので、層転写が行われる部分の温度低下による転写不良を抑制し、層転写時に必要な部分を適切に加熱することができる。
また、前記した層転写装置において、多層フィルムが第1部分、第2部分の表面上を通過するか否かを検知するフィルムセンサを有する構成としてもよい。
これによれば、ユーザが多層フィルムの大きさをわざわざ入力する必要がなくなる。
また、前記した層転写装置において、制御部は、第1温度検知部材で検知した温度および第2温度検知部材で検知した温度の少なくとも一方が所定条件を満した場合、サイドヒータを停止する構成としてもよい。
これによれば、第1温度検知部材と第2温度検知部材をエラー検知にも用いることができる。
また、前記した層転写装置において、所定条件を満たした場合とは、第1温度検知部材で検知した温度および第2温度検知部材で検知した温度の少なくとも一方が所定温度以上となった場合である構成としてもよい。
これによれば、サイドヒータがオーバーヒートしてしまうことを抑制できる。
本発明によれば、層転写装置の多層フィルムを適切に加熱することができる。
本発明の一実施形態に係る層転写装置を示す図である。 層転写装置のカバーを開けた状態を示す図である。 加熱部の断面図である。 シートの搬送経路におけるシートセンサの位置を説明する図(a)と、各シートにおけるシートセンサの判定結果を示す表(b)である。 フィルムユニットの説明図であり、フィルムカートリッジをホルダから取り外した状態を示す分解斜視図である。 第1フィルムユニット(a)と、第2フィルムユニット(b)と、第3フィルムユニット(c)を示す斜視図である。 3つのフィルムセンサを示す図(a)と、各センサの判定結果を示す表(b)である。 アクチュエータが遮蔽位置にある状態を示す図(a)と、アクチュエータが開放位置にある状態を示す図(b)である。 制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 図9のフローチャートの続きである。 図9のフローチャートの続きである。
本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、方向は、図1に示す方向で説明する。すなわち、図1の右側を「前」とし、図1の左側を「後」とし、図1の紙面手前側を「左」とし、図1の紙面奥側を「右」とする。また、図1の上下を「上下」とする。
図1に示すように、層転写装置1は、例えばレーザプリンタ等の画像形成装置でシートSにトナー像を形成した後、シートのトナー像が形成された面に複数の層からなる多層フィルムを重ね、トナー像の上に多層フィルムの少なくとも一層を転写する層転写を実行可能である。層転写装置1は、筐体2と、シートトレイ3と、シート搬送部10と、フィルム供給部30と、転写部50と、制御部80とを備えている。
筐体2は、樹脂などからなり、筐体本体21と、カバー22とを備えている。
筐体本体21は、上部に開口21A(図2参照)を有している。開口21Aは、後述するフィルムユニットFUが通過可能な大きさを有している。
また、筐体本体21は、後述するように、フィルムユニットFUを着脱可能に保持する第1保持部GD1と第2保持部GD2を有する。詳細には、第1保持部GD1は、後述するボス111Cを保持し、第2保持部GD2は、後述する巻取リール35を保持する。
カバー22は、開口21Aを開閉するための部材である。カバー22の後端部は、筐体本体21に回動可能に支持されている。カバー22は、開口21Aを閉じる閉位置(図1の位置)と、開口21Aを開放する開位置(図2の位置)との間で回動可能となっている。
シートトレイ3は、用紙、OHPフィルム等のシートSが載置されるトレイである。シートトレイ3は、筐体2の後部に設けられている。なお、シートSは、トナー像が形成された面を下向きにしてシートトレイ3上に載置される。
シート搬送部10は、シート供給機構11と、シート排出機構12とを備えている。シート供給機構11は、シートトレイ3上のシートSを一枚ずつ転写部50に向けて搬送する機構である。シート供給機構11は、供給ローラ11Aとリタードローラ11Bを備えている。供給ローラ11Aは、シートトレイ3上のシートSを転写部50に向けて搬送する。リタードローラ11Bは、供給ローラ11Aに対向している。リタードローラ11Bは、シートを戻す方向に回転してシートSを一枚ずつに分離する。
シート排出機構12は、転写部50を通過したシートSを筐体2の外部に排出する機構である。シート排出機構12は、複数の搬送ローラを備えている。
フィルム供給部30は、シート供給機構11から搬送されたシートSに重ねるように多層フィルムFを供給する部分である。フィルム供給部30は、フィルムユニットFUと、モータ等の駆動源(図示せず)を備えている。
フィルムユニットFUは、図2に示すように、後述する供給リール31の軸方向に直交する方向において、開口21Aを通過して筐体本体21に着脱可能となっている。図1に示すように、フィルムユニットFUは、多層フィルムFと、供給リール31と、巻取リール35と、第1案内軸41と、第2案内軸42と、第3案内軸43とを備えている。
多層フィルムFは、複数の層からなるフィルムである。詳しくは、多層フィルムFは、
支持層と、被支持層とを有する。支持層は、高分子材料からなるテープ状の透明な基材であり、被支持層を支持している。被支持層は、例えば、剥離層と、転写層と、接着層とを有する。剥離層は、支持層から転写層を剥離しやすくするための層であり、支持層と転写層との間に配置されている。
転写層は、トナー像に転写される層であり、箔を含んでいる。箔とは、金、銀、銅、アルミニウム等の金属であって薄く延された金属である。転写層は、剥離層と接着層との間に配置されている。接着層は、転写層をトナー像に接着しやすくするための層である。
供給リール31は、樹脂などからなり、多層フィルムFが巻回される供給軸部31Aを有している。供給軸部31Aには、多層フィルムFの一端が固定されている。多層フィルムFは、支持層を外側、被支持層(転写層)を内側にして、供給リール31に巻回されている。
巻取リール35は、樹脂などからなり、多層フィルムFを巻き取るための巻取軸部35Aを有している。巻取軸部35Aには、多層フィルムFの他端が固定されている。多層フィルムFは、支持層を外側、被支持層(転写層)を内側にして、巻取リール35に巻回されている。
なお、図1等においては、便宜上、供給リール31および巻取リール35の両方に多層フィルムFが最大に巻回された状態を図示することとする。実際には、フィルムユニットFUが新品の状態においては、供給リール31に巻回されたロール状の多層フィルムFの径は最大となっており、巻取リール35には多層フィルムFが巻回されていない、もしくは、巻取リール35に巻回されたロール状の多層フィルムFの径は最小となっている。また、フィルムユニットFUの寿命時(多層フィルムFを使い切ったとき)においては、巻取リール35に巻回されたロール状の多層フィルムFの径は最大となり、供給リール31には多層フィルムFが巻回されていない、もしくは、供給リール31に巻回されたロール状の多層フィルムFの径は最小となる。
第1案内軸41は、供給リール31から引き出される多層フィルムFの進行方向を変更するための軸である。
第2案内軸42は、第1案内軸41で案内された多層フィルムFの進行方向を変更するための軸である。
第3案内軸43は、第2案内軸42で案内された多層フィルムFの進行方向を変更して巻取リール35に案内する軸である。
フィルムユニットFUが筐体本体21に装着されることで層転写装置1にセットされると、巻取リール35は、筐体2に設けられた駆動源(図示せず)によって図示反時計回りに回転駆動される。巻取リール35が回転すると、供給リール31に巻回された多層フィルムFが引き出され、引き出された多層フィルムFが巻取リール35に巻き取られていく。詳しくは、層転写中において、後述する加圧ローラ51と加熱部60によって多層フィルムFが送り出されることで、供給リール31から多層フィルムFが引き出される。そして、加圧ローラ51と加熱部60から送り出された多層フィルムFが、巻取リール35に巻き取られていく。
第1案内軸41は、トナー像を下にした状態で搬送されるシートSに対して、供給リール31から引き出された多層フィルムFを下から重ねるように案内している。第1案内軸41は、供給リール31から引き出された多層フィルムFの搬送方向を変えて、シートSの搬送方向と略平行に多層フィルムFを案内する。
第2案内軸42は、転写部50を通過した多層フィルムFと接触し、転写部50を通過した多層フィルムFの搬送方向をシートSの搬送方向とは異なる方向に変更している。転写部50を通過してシートSと重なった状態で搬送された多層フィルムFは、第2案内軸42を通過する際にシートSとは異なる方向に案内され、シートSから剥離される。
転写部50は、シートSと多層フィルムFを重ねた状態で加熱および加圧することで、シートSに形成されたトナー像の上に転写層を転写するための部分である。転写部50は、加圧ローラ51と、加熱部60とを備えている。転写部50は、加圧ローラ51と加熱部60のニップ部において、シートSと多層フィルムFを重ねて加熱および加圧する。
加圧ローラ51は、円筒状の芯金の周囲をシリコンゴムからなるゴム層で被覆したローラである。加圧ローラ51は、多層フィルムFの上側に配置され、シートSの裏面(トナー像が形成された面と反対側の面)と接触可能となっている。
加圧ローラ51は、両端部がカバー22に回転可能に支持されている。加圧ローラ51は、加熱部60との間でシートSおよび多層フィルムFを挟み、駆動源(図示せず)によって回転駆動されることで加熱部60を従動回転させる。
加熱部60は、多層フィルムFの下側に配置され、多層フィルムFと接触して、多層フィルムFおよびシートSを加熱する部材である。加熱部60は、多層フィルムFの搬送方向と直交する多層フィルムFの幅方向(以下の説明では単に「幅方向」という。)に沿って延びている。図3に示すように、加熱部60は、加熱部材61と、センタヒータ62と、サイドヒータ63とを有している。
加熱部材61は、円筒状に形成された金属管からなるローラである。加熱部材61は、多層フィルムFと接触して、多層フィルムFおよびシートSを加熱する部材である。
加熱部材61は、幅方向における中央部分61Aと、幅方向における一端である第1部分61Bと幅方向における他端である第2部分61Cとを有している。中央部分61A、第1部分61Bおよび第2部分61Cは、幅方向において並んでいる。加熱部材61の中央部分61Aの範囲は、加熱部材61の幅方向の長さの半分以上である。
センタヒータ62は、加熱部材61を加熱する。センタヒータ62は、幅方向における中央部62Aの出力が幅方向における両端部62Bより出力が高い。センタヒータ62は、中央部分61Aを、第1部分61Bおよび第2部分61Cよりも強く加熱するようになっている。本実施形態では、中央部分61Aの幅は、150~180mmとなっており、センタヒータ62のみでA5サイズのシートSを加熱可能である。
サイドヒータ63は、加熱部材61を加熱する。サイドヒータ63は、幅方向における両端部63Bの出力が幅方向における中央部62Aより出力が高い。サイドヒータ63は、第1部分61Bおよび第2部分61Cを中央部分61Aよりも強く加熱するようになっている。
層転写装置1は、中央温度検知部材TM1と、第1温度検知部材の一例としての温度検知部材TM2と、第2温度検知部材の一例としての温度検知部材TM3と備えている。本実施形態では、中央温度検知部材TM1、温度検知部材TM2および温度検知部材TM3は、加熱部材61の周囲の温度を検出する非接触式のサーミスタであり、加熱部材61に対して間隔をおいて配置されているが、熱電対や赤外線センサであってもよく、加熱部材61に対して接触する接触式センサであってもかまわない。
中央温度検知部材TM1は、加熱部材61の幅方向における中央部分61Aの温度を検知可能である。温度検知部材TM2は、加熱部材61の幅方向における一端である第1部分61Bの温度を検知可能である。温度検知部材TM3は、加熱部材61の幅方向における他端である第2部分61Cの温度を検知可能である。中央温度検知部材TM1、温度検知部材TM2および温度検知部材TM3で検知した検知温度は、制御部80に送られる。
図4(a)に示すように、層転写装置1は、シートSの通過を検知するシートセンサ90をさらに備えている。シートセンサ90は、シートSの搬送方向において、加熱部60の上流側に配置されている。シートセンサ90は、中央シートセンサ91と、第1シートセンサ92と、第2シートセンサ93とを有している。中央シートセンサ91、第1シートセンサ92および第2シートセンサ93は、筐体本体21に揺動可能に支持されている。中央シートセンサ91、第1シートセンサ92および第2シートセンサ93は、シートSに接触すると揺動してONとなる(図1参照)。
中央シートセンサ91は、幅方向において、加熱部材61の中央部分61Aに対応した位置に配置されている。中央シートセンサ91は、シートSが中央部分61Aの表面上を通過するか否かを検知可能である。本実施形態では、中央シートセンサ91は、幅方向において、シートSの搬送経路の中央に位置している。
第1シートセンサ92は、幅方向において、加熱部材61の第1部分61Bに対応した位置に配置されている。また、第1シートセンサ92は、中央シートセンサ91より加熱部60の近くに位置している。第1シートセンサ92は、シートSが第1部分61Bの表面上を通過するか否かを検知可能である。本実施形態では、第1シートセンサ92は、幅方向において、シートSの搬送経路の中央から距離D1だけ、具体的には75~80mm離れて位置している。また、第1シートセンサ92は、シートの搬送方向において、中央シートセンサ91よりも加熱部60の近くに位置している。
第2シートセンサ93は、幅方向において、加熱部材61の第2部分61Cに対応した位置に配置されている。また、第2シートセンサ93は、中央シートセンサ91より加熱部60の近くに位置している。第2シートセンサ93は、シートSが第2部分61Cの表面上を通過するか否かを検知可能である。本実施形態では、第2シートセンサ93は、幅方向において、シートSの搬送経路の中央から距離D1だけ、具体的には75~80mm離れて位置している。また、第2シートセンサ93は、シートの搬送方向において、中央シートセンサ91よりも加熱部60の近くに位置し、シートの搬送方向において、第1シートセンサ92と同じ位置に位置している。
図4(a),(b)に示すように、シートSが中央部分61Aと第1部分61Bと第2部分61Cの表面上を通過するシートSH1である場合、中央シートセンサ91と第1シートセンサ92と第2シートセンサ93がONとなる。シートSH1は、例えばA4サイズ(横幅210mm)やレターサイズ(横幅215.9mm)である。
制御部80は、シート搬送を開始したあと、中央シートセンサ91がONとなり、中央シートセンサ91がONとなってから所定時間経過するまでに第1シートセンサ92と第2シートセンサ93がONとなった場合に、シートSが中央部分61Aと第1部分61Bと第2部分61Cの表面上を通過すると判断する。なお、所定時間とは、シートSにおけるシート搬送方向下流端となるシートSの前端が、中央シートセンサ91の配置される位置から第1シートセンサ92および第2シートセンサ93が配置される位置まで搬送されるのに要する時間に誤差を加えた時間である。
シートSが中央部分61Aの表面上を通過し、第1部分61Bおよび第2部分61Cの表面上を通過しないシートSH2である場合、中央シートセンサ91のみがONとなる。シートSH2は、例えばA5サイズ(148mm)やA6(105mm)を中央寄せしたもの(シートSが中央に位置するように配置されたもの)である。
制御部80は、シート搬送を開始したあと、中央シートセンサ91がONとなり、中央シートセンサ91がONとなってから所定時間経過しても第1シートセンサ92と第2シートセンサ93がONとならない場合に、シートSが中央部分61Aの表面上を通過し、第1部分61Bと第2部分61Cの表面上を通過しないと判断する。
シートSが中央部分61Aと第1部分61Bの表面上を通過し、第2部分61Cの表面上を通過しないシートSH3である場合、中央シートセンサ91と第1シートセンサ92がONとなる。シートSH3は、例えばA5サイズ(148mm)やA6(105mm)を幅方向の一方側に片寄せしたもの(片側に寄せられて位置するように配置されたもの)である。
制御部80は、シート搬送を開始したあと、中央シートセンサ91がONとなり、中央シートセンサ91がONとなってから所定時間経過するまでに、第1シートセンサ92がONとなり、第2シートセンサ93がONとならない場合に、シートSが中央部分61Aと第1部分61Bの表面上を通過し、第2部分61Cの表面上を通過しないと判断する。
シートSが中央部分61Aと第2部分61Cの表面上を通過し、第1部分61Bの表面上を通過しないシートSH4である場合、中央シートセンサ91と第2シートセンサ93がONとなる。シートSH4は、例えばA5サイズ(148mm)やA6(105mm)を幅方向の他方側に片寄せしたものである。
制御部80は、シート搬送を開始したあと、中央シートセンサ91がONとなり、中央シートセンサ91がONとなってから所定時間経過するまでに、第2シートセンサ93がONとなり、かつ第1シートセンサ92がONとならない場合に、シートSが中央部分61Aと第2部分61Cの表面上を通過し、第1部分61Bの表面上を通過しないと判断する。
図1に戻って、本実施形態では、層転写装置1は、加圧ローラ51によって加熱部60を加圧する接触位置と、加熱部60と加圧ローラ51とを離間させる離間位置との間で、加熱部60と加圧ローラ51の少なくとも一方の部材を移動させる接離機構70を備えている。
接離機構70は、加熱部60を多層フィルムFに対して接触・離間させるため、加熱部60を移動させる。接離機構70は、カバー22を閉じている状態においては、制御部80が層転写制御を行うときに、加熱部60を多層フィルムFに接触する接触位置に移動させる。また、接離機構70は、カバー22が開けられた場合や、転写部50においてシートSに層転写を行わない場合には、加熱部60を多層フィルムFから離間する離間位置に位置させる。
制御部80は、CPU,ROM,RAMなどを有し、予め用意されたプログラムに基づいて各種制御を行うように構成される。例えば、ユーザが筐体2のカバー22に設けられた操作パネル85を操作して、シートSに層転写を行う場合には、制御部80は、操作パネル85からの信号を受けて、層転写制御を行う。
このように構成された層転写装置1では、層転写を行う場合、シートSの表面を下向きにしてシートトレイ3に載置されたシートSが、シート供給機構11により一枚ずつ転写部50に向けて搬送される。シートSは、転写部50のシート搬送方向における上流側で、供給リール31から供給された多層フィルムFと重ねられ、シートSのトナー像と多層フィルムFが接触した状態で転写部50に搬送される。
転写部50においては、シートSと多層フィルムFが加圧ローラ51と加熱部60の間のニップ部を通過する際に、加熱部60と加圧ローラ51により加熱および加圧され、トナー像の上に層が転写される。
層が転写された後、シートSと多層フィルムFは密着した状態で第2案内軸42まで搬送される。シートSと多層フィルムFが第2案内軸42を通過すると、多層フィルムFの搬送方向がシートSの搬送方向と異なる方向に変わるため、シートSから多層フィルムFが剥離される。
シートSから剥離された多層フィルムFは、巻取リール35に巻き取られていく。一方、多層フィルムFが剥離されたシートSは、シート排出機構12によって、層が転写された表面を下に向けた状態で、筐体2の外部に排出される。
以下、図5および図6を参照して、フィルムユニットFUについて説明する。
図5に示すように、フィルムユニットFUは、樹脂などからなるホルダ100と、ホルダ100に着脱可能なフィルムカートリッジFCとを備えている。フィルムカートリッジFCは、前述した多層フィルムF、供給リール31および巻取リール35と、供給ケース32とを備えている。フィルムカートリッジFCは、ホルダ100に取り付けられた状態で、筐体本体21に着脱可能となっている。
供給リール31(詳しくは、供給ケース32)および巻取リール35は、ホルダ100に対して、供給リール31の軸方向に直交する方向に着脱可能となっている。
供給ケース32は、供給リール31を収容する中空のケースである。供給ケース32は、樹脂などからなり、略円筒状の外周壁32Aと、外周壁32Aの両端に設けられる略円板状の2つの側壁32Bとを有する。供給リール31は、供給ケース32の各側壁32Bに回転可能に支持されている。
外周壁32Aには、3つの凹部32Dが供給リール31の軸方向に並んで形成されており、識別子としての係合片P1,P2,P3が各凹部32Dに固定可能である。
各側壁32Bは、供給リール31の軸方向から見て長尺状の係合部32Cを有している。各係合部32Cは、後述するホルダ100の着脱ガイドGによってガイドされる部位であり、角丸長方形状に形成されている。
ホルダ100は、ベースフレーム110と、ベースフレーム110に回動可能(移動可能)に支持される規制フレーム120とを有している。
ベースフレーム110は、前述した第1案内軸41と第2案内軸42を回転可能に支持している。また、ベースフレーム110は、第1保持部111と、第2保持部112と、2つの連結部113と、2つの取手114とを有している。
規制フレーム120は、第3案内軸43を回転可能に支持している。
第1保持部111は、供給ケース32を保持する部位である。第1保持部111は、供給ケース32を介して供給リール31を保持している。
第1保持部111の両側壁111Bは、供給ケース32の着脱時に供給ケース32を所定方向にガイドする着脱ガイドGを有している。着脱ガイドGは、各側壁111Bの軸方向内側の面(供給ケース32と軸方向で対面する内面)に形成されている。着脱ガイドGは、係合部32Cが挿入される入り口が狭く形成されている。
また、両側壁111Bの外側には、ボス111Cが設けられている。各ボス111Cは、フィルムユニットFUの筐体本体21への着脱時において、筐体本体21に形成された第1保持部GD1(図2参照)でガイドされる部位である。
第2保持部112は、巻取リール35を保持する部位である。詳しくは、第2保持部112は、規制フレーム120とともに、中空のケースを構成しており、中空のケース内に巻取リール35を収容している。
2つの連結部113は、第1保持部111と第2保持部112とを連結する部位である。各連結部113は、供給リール31の軸方向に間隔を開けて配置されている。
このように連結部113が形成されることで、ホルダ100は、供給リール31の軸方向に直交する直交方向に貫通する貫通穴100Aを有する。
各取手114は、各連結部113の上に配置されている。各取手114は、ホルダ100のうち巻取リール35の軸方向両端にそれぞれ配置されている。
フィルムカートリッジFCをホルダ100から取り外す際は、供給ケース32を前後に少し回転させ、各係合部32Cをホルダ100の着脱ガイドGから引き抜ける角度に合わせた後、直交方向に持ち上げることで、供給ケース32を第1保持部111から引き抜く。また、規制フレーム120を開けて、巻取リール35を直交方向に持ち上げることで、第2保持部112から巻取リール35を引き抜く。
一方、フィルムカートリッジFCをホルダ100に装着する際は、供給ケース32を第1保持部111に装着し、巻取リール35を第2保持部112に装着する。供給ケース32の装着は、各係合部32Cが着脱ガイドGの入り口を通過できる角度で第1保持部111に挿入した後、供給リール31が外れないように、供給ケース32を少し回転させて、各係合部32Cを着脱ガイドGの奥側に位置させることで行う。巻取リール35の装着は、巻取リール35を第2保持部112に挿入した後、規制フレーム120を閉めることで行う。
このように、フィルムカートリッジFCは、供給リール31が供給ケース32およびホルダ100のボス111Cを介して第1保持部GD1に着脱可能であり、巻取リール35GD1が第2保持部GD2に着脱可能である。
ホルダ100には、多層フィルムFの幅と位置が異なるフィルムカートリッジFCを装着することが可能である。例えば、ホルダ100には、第1フィルムカートリッジFC1、第2フィルムカートリッジFC2、または、第3フィルムカートリッジFC3を装着可能である。
図6(a)に示すように、幅がH1である多層フィルムFを有する第1フィルムカートリッジFC1が装着されたフィルムユニットFUを第1フィルムユニットFU1と呼ぶ。第1フィルムユニットFU1は、層転写装置1に装着された状態において、多層フィルムFが中央部分61Aと第1部分61Bと第2部分61Cとに跨って対面するように多層フィルムFを保持している。なお、幅H1は、フィルムユニットFUに配置可能な多層フィルムFの最大幅であり、一例として、220mmである。
第1フィルムユニットFU1は、外周壁32Aに形成された3つの凹部32Dのすべてに係合片P1,P2,P3が固定されている。
図6(b)に示すように、幅がH2である多層フィルムFを有し、多層フィルムFが中央に寄せられて配置された第2フィルムカートリッジFC2が装着されたフィルムユニットを第2フィルムユニットFU2と呼ぶ。第2フィルムユニットFU2は、層転写装置1に装着された状態において、多層フィルムFが第1部分61Bと第2部分61Cに対面せず、中央部分61Aのみに対面するように多層フィルムFを保持している。なお、幅H2は、幅H1より小さく、一例として、110mmである。
第2フィルムユニットPU2は、外周壁32Aに形成された3つの凹部32Dのうち、左右両側の2つの凹部32Dには係合片P1,P3が固定されており、中央の凹部32Dには係合片が固定されていない。
図6(c)に示すように、幅がH3である多層フィルムFを有し、多層フィルムFが多層フィルムFの幅方向の片側に寄せられて配置された第3フィルムカートリッジFC3が装着されたフィルムユニットを第3フィルムユニットFU3と呼ぶ。第3フィルムユニットFU3は、層転写装置1に装着された状態において、多層フィルムFが第2部分61Cに対面せず、中央部分61Aと第1部分61Bとに跨って対面するように多層フィルムFを保持している。なお、幅H3は、幅H1より小さく、一例として、110mmである。
第3フィルムユニットPU3は、外周壁32Aに形成された3つの凹部32Dのうち、中央の凹部32Dと、左右片側の凹部32Dに係合片P1,P2が固定されており、左右片側のもう一方の凹部32Dには係合片が固定されていない。
図7(a)に示すように、層転写装置1は、多層フィルムFが加熱部材61の第1部分61B、第2部分61Cの表面上を通過するか否かを検知可能なフィルムセンサの一例としての3つの装着検知センサAS1,AS2,AS3を備えている。
装着検知センサAS1,AS2,AS3は、アクチュエータAT1,AT2,AT3と、アクチュエータAT1,AT2,AT3に対応して設けられた透過型の光センサLS(図8(b)に、アクチュエータAT3に対応する光センサLS3のみを図示する)を備える。
光センサLSは、発光素子LEと受光素子(図示せず)を備え、発光素子LEと受光素子の間には、アクチュエータAT1,AT2,AT3が位置している。光センサLSは、受光素子(図示せず)が発光素子LEからの光Lを受光すると、制御部80にLOWを表す信号を送る。また、光センサLSは、受光素子が発光素子LEからの光Lを受光しない場合、制御部80にHIGHを表す信号を送る。
アクチュエータAT1,AT2,AT3は、例えば、フィルムユニットFUが筐体本体21に装着された状態で、供給ケース32の外周壁32Aに形成された3つ凹部32Dに対応する位置に配置されている。
各アクチュエータAT1,AT2,AT3は、受光素子(図示せず)が発光素子LEからの光Lを受光しない遮蔽位置(図8(a)参照)と、受光素子(図示せず)が発光素子LEからの光Lを受光する開放位置(図8(b)参照)との間で回動可能となっている。
第1フィルムユニットFU1が筐体本体21に装着されると、3つの係合片P1,P2,P3と係合して、すべてのアクチュエータAT1,AT2,AT3が、遮蔽位置から開放位置へと回動する。
第2フィルムユニットFU2が筐体本体21に装着されると、2つの係合片P1,P3と係合して、アクチュエータAT1,AT3が遮蔽位置から開放位置へと回動する。
第3フィルムユニットFU3が筐体本体21に装着されると、2つの係合片P1,P2と係合して、アクチュエータAT1,AT2が遮蔽位置から開放位置へと回動する。
より詳細には、図8(a)および図8(b)に示すように、各アクチュエータAT1,AT2,AT3は同様に構成され、略三角形形状の本体部A1と、本体部A1の一辺に沿って一方向に延びる第1脚部A2と、本体部A1の一辺に沿って第1脚部A2とは異なる方向に延びる第2脚部A3とを有している。
本体部A1は、筐体本体21に回動可能に支持される回動軸A5を有している。第1脚部A2は、対応する係合片P1,P2,P3と係合可能な係合面A7を一端に有している。第2脚部A3は、発光素子LEと受光素子(図示せず)の間を遮る遮蔽面A8を有している。
また、各アクチュエータAT1,AT2,AT3は、バネ(図示せず)により、図8(a)に示す遮蔽位置に付勢されている。
図8(a)に示すように、第2フィルムユニットFU2が筐体本体21に装着されると、供給ケース32の外周壁32Aに形成された3つ凹部32Dのうち、中央の凹部32Dには係合片が固定されていないので、アクチュエータAT2は遮蔽位置から回動することはない。
このとき、アクチュエータAT2の遮蔽面A8は、発光素子LEと受光素子(図示せず)の間に位置しており、発光素子LEからの光Lを遮断しているので、受光素子は発光素子LEからの光Lを受光することができない。
一方、図8(b)に示すように、外周壁32Aに形成された3つ凹部32Dのうち、右側の凹部32Dには係合片P3が固定されているので、第2フィルムユニットFU2が筐体本体21に装着されると、係合片P3がアクチュエータAT3の係合面A7と係合して、アクチュエータAT3を図示時計回りに回動させる。その結果、アクチュエータAT3が遮蔽位置から開放位置へ回動して、遮蔽面A8で遮蔽されていた発光素子LEからの光Lが受光素子で受光されるようになる。
制御部80は、フィルムセンサ、すなわち3つの装着検知センサAS1,AS2,AS3からの信号を受けることで、第1フィルムユニットFU1、第2フィルムユニットFU2または第3フィルムユニットFU3のどれが筐体本体21に装着されているのか判断することができる。
具体的には、図7(b)の表に示すように、アクチュエータAT1に対応する光センサ(第1センサ)と、アクチュエータAT2に対応する光センサ(第2センサ)と、アクチュエータAT3に対応する光センサ(第3センサ)からの信号が、いずれもLOWである場合には、制御部80は、第1フィルムユニットFU1が筐体本体21に装着されていると判断する。つまり、制御部80は、多層フィルムFが中央部分61Aと第1部分61Bと第2部分61Cの表面上を通過すると判断する。
また、制御部80は、第1センサおよび第3センサからの信号がLOWで、第2センサからの信号がHIGHである場合には、第2フィルムユニットFU2が筐体本体21に装着されていると判断する。つまり、制御部80は、多層フィルムFが中央部分61Aの表面上を通過し、第1部分61Bと第2部分61Cの表面上を通過しない判断する。
また、第1センサおよび第2センサからの信号がLOWで、第3センサからの信号がHIGHである場合には、制御部80は、第3フィルムユニットFU3が筐体本体21に装着されていると判断する。つまり、制御部80は、多層フィルムFが中央部分61Aと第1部分61Bの表面上を通過し、第2部分61Cの表面上を通過しない判断する。
さらに、第1センサ、第2センサおよび第3センサからの信号がいずれもHIGHである場合には、制御部80は、第1フィルムユニットFU1、第2フィルムユニットFU2または第3フィルムユニットFU3のいずれも筐体本体21に装着されていないと判断する。
制御部80は、層転写時に、中央温度検知部材TM1が検知した温度に基づいてセンタヒータ62を制御する。
制御部80は、層転写時に、多層フィルムFおよびシートSが共に第1部分61Bおよび第2部分61Cの表面上を通過する場合、温度検知部材TM2および温度検知部材TM3が検知した値の低い方の値に基づいてサイドヒータ63を制御する。
制御部80は、層転写時に、多層フィルムFおよびシートSのうち少なくとも一方が、第1部分61Bおよび第2部分61Cの表面上を通過しないとき、サイドヒータ63の消費電力をセンタヒータ62の消費電力より小さくする。本実施形態では、サイドヒータ63の消費電力をゼロとしてサイドヒータ63をOFFする。
制御部80は、層転写時に、多層フィルムFが第1部分61Bの表面上を通過し、かつ、第2部分61Cの表面上を通過しない場合、温度検知部材TM2が検知した値に基づいて、サイドヒータ63を制御する。
制御部80は、層転写時に、多層フィルムFが第2部分61Cの表面上を通過し、かつ、第1部分61Bの表面上を通過しない場合、温度検知部材TM3が検知した値に基づいて、サイドヒータ63を制御する。
温度検知部材TM2と温度検知部材TM3をさまざまなエラー検知にも用いることができる。
制御部80は、温度検知部材TM2で検知した温度および温度検知部材TM3で検知した温度の少なくとも一方が所定条件を満した場合、(エラー検知した場合)サイドヒータ63を停止する。
所定条件を満たした場合とは、例えば、温度検知部材TM2で検知した温度および温度検知部材TM3で検知した温度の少なくとも一方が所定温度(オーバーヒート温度)以上となった場合である。
また、所定条件を満たした場合とは、例えば、サイドヒータ63が断線しているときに、サイドヒータ63をONした後で、所定時間経過しても温度検知部材TM2で検知した温度および温度検知部材TM3で検知した温度が検知した温度が目標温度とならない場合である。
次に、図9~図11のフローチャートを参照して、本実施形態における、制御部80の動作の一例を説明する。なお、図10のS15~S18と図11のS24~S26の下には、検知したフィルムユニットとシートに対して使用する温度検知部材を示している。
図9に示すように、制御部80は、層転写指令を受信すると、筐体本体21に装着されたフィルムユニットFUを検知し、(S1)フィルムユニットFUが第1フィルムユニットFU1であるかを判断する(S2)。
ステップS2において、制御部80は、フィルムユニットFUが第1フィルムユニットFU1であると判断した場合には(S2,Yes)、多層フィルムFが加熱部材61の中央部分61A、第1部分61Bおよび第2部分61Cの表面上を通過するため、センタヒータ62およびサイドヒータ63をONする(S3)。
ステップS2において、制御部80は、フィルムユニットFUが第1フィルムユニットFU1でないと判断した場合には(S2,No)、フィルムユニットFUが第2フィルムユニットFU2であるかを判断する(S4)。
ステップS4において、制御部80は、フィルムユニットFUが第2フィルムユニットFU2であると判断した場合には(S4,Yes)、多層フィルムFが加熱部材61の中央部分61Aの表面上のみを通過するため、センタヒータ62をONし、サイドヒータ63をOFFのままとする(S5)。この場合には、制御部80は、サイドヒータ63をONしないので、この後、サイドヒータ63を制御する必要はない。
ステップS4において、制御部80は、フィルムユニットFUが第2フィルムユニットFU2でないと判断した場合には(S4,No)、フィルムユニットFUが第3フィルムユニットFU3であると判断、つまり多層フィルムFが加熱部材61の中央部分61Aおよび第1部分61Bの表面上を通過するため、センタヒータ62およびサイドヒータ63をONする(S6)。
図10に示すように、制御部80は、ステップS3の後、加熱部材61の温度が所定の温度になったら、シートSの搬送を開始する(S10)。ステップS10の後、制御部80は、中央シートセンサ91がONしたかを判断する(S11)。つまり、シートSが中央部分61Aの表面上を通過するかを判断する。
ステップS11において、制御部80は、中央シートセンサ91がONしないと判断した場合には(S11,No)、中央シートセンサ91がONするまで待ち、中央シートセンサ91がONしたと判断した場合には(S11,Yes)、第1シートセンサ92がONしたかを判断する(S12)。つまり、シートSが第1部分61Bの表面上を通過するかを判断する。
ステップS12において、制御部80は、第1シートセンサ92がONしたと判断した場合には(S12,Yes)、第2シートセンサ93がONしたかを判断する(S13)。つまり、シートSが第2部分61Cの表面上を通過するかを判断する。
ステップS13において、制御部80は、第2シートセンサ93がONしたと判断した場合には(S13,Yes)、シートSがシートSH1であるため、温度検知部材TM2と温度検知部材TM3の低い方の検出値を基にサイドヒータ63を制御する(S15)。
ステップS13において、制御部80は、第2シートセンサ93がONしないと判断した場合には(S13,No)、シートSがシートSH3であるため、温度検知部材TM2の検出値を基にサイドヒータ63を制御する(S16)。
一方、ステップS12において、第1シートセンサ92がONしていない判断した場合には(S12,No)、第2シートセンサ93がONしたかを判断する(S14)。つまり、シートSが第2部分61Cの表面上を通過するかを判断する。
ステップS14において、制御部80は、第2シートセンサ93がONしないと判断した場合には(S14,No)、シートSがシートSH2であるため、サイドヒータ63をOFFし(S17)、温度検知部材TM2と温度検知部材TM3を使用しない。
ステップS14において、制御部80は、第2シートセンサ93がONしたと判断した場合には(S14,Yes)、シートSがシートSH4であるため、温度検知部材TM3の検出値を基にサイドヒータ63を制御する(S18)。
図11に示すように、制御部80は、ステップS6の後、加熱部材61の温度が所定の温度になったら、シートSの搬送を開始する(S20)。ステップS20の後、制御部80は、中央シートセンサ91がONしたかを判断する(S21)。つまり、シートSが中央部分61Aの表面上を通過するかを判断する。
ステップS21において、制御部80は、中央シートセンサ91がONしないと判断した場合には(S21,No)、中央シートセンサ91がONするまで待ち、中央シートセンサ91がONしたと判断した場合には(S21,Yes)、第1シートセンサ92がONしたかを判断する(S22)。つまり、シートSが第1部分61Bの表面上を通過するかを判断する。
ステップS22において、制御部80は、第1シートセンサ92がONしたと判断した場合には(S22,Yes)、シートSがシートSH1またはシートSH3であるため、温度検知部材TM2の検出値を基にサイドヒータ63を制御する(S24)。
ステップS22において、制御部80は、第1シートセンサ92がONしないと判断した場合には(S22,No)、第2シートセンサ93がONしたかを判断する(S23)。つまり、シートSが第2部分61Cの表面上を通過するかを判断する。
ステップS23において、制御部80は、第2シートセンサ93がONしないと判断した場合には(S23,No)、シートSがシートSH2であるため、サイドヒータ63をOFFし(S25)、温度検知部材TM2と温度検知部材TM3を使用しない。
ステップS23において、制御部80は、第2シートセンサ93がONしたと判断した場合には(S23,Yes)、シートSがシートSH4であるため、第3フィルムユニットFU3の層転写範囲と重ならず、センタヒータ62とサイドヒータ63をOFFし(S26)、温度検知部材TM2と温度検知部材TM3を使用しない。
以上によれば、本実施形態において、以下のような効果を得ることができる。
層転写装置1によれば、制御部80が層転写時に、多層フィルムFが加熱部材61の第1部分61Bの表面上を通過し、かつ、加熱部材61の第2部分61Cの表面上を通過しない場合、温度検知部材TM2が検知した値に基づいて、サイドヒータ63を制御する。また、多層フィルムFが加熱部材61の第2部分61Cの表面上を通過し、かつ、加熱部材61の第1部分61Bの表面上を通過しない場合、温度検知部材TM3が検知した値に基づいて、サイドヒータ63を制御する。このため、転写する部分の温度低下による転写不良を抑制し、層転写時に必要な部分を適切に加熱することができる。
また、制御部80は、層転写時に、多層フィルムFおよびシートSが共に第1部分61Bおよび第2部分61Cの表面上を通過する場合、温度検知部材TM2および温度検知部材TM3が検知した値の低い方の値に基づいてサイドヒータ63を制御するので、多層フィルムFの加熱不足により転写不良となることを抑制できる。
また、制御部80は、層転写時に、多層フィルムFおよびシートSのうち少なくとも一方が、第1部分61Bおよび第2部分61Cの表面上を通過せず、中央部分61Aの表面上のみを通過するとき、サイドヒータ63の消費電力をセンタヒータ62の消費電力より小さくするので、層転写に寄与しない第1部分61Bおよび第2部分61Cを加熱するサイドヒータ63の消費電力を抑制できる。
また、シートSが第1部分61Bの表面上を通過するか否かを検知する第1シートセンサ92と、シートSが中央部分61Aの表面上を通過するか否かを検知する中央シートセンサ91と、をさらに備えるので、ユーザがシートSの大きさをわざわざ入力する必要がなくなる。
また、シートSが第2部分61Cの表面上を通過するか否かを検知する第2シートセンサ93と、をさらに備えるので、ユーザがシートSを幅方向のどちら側に寄せたかをわざわざ入力する必要がなくなる。
また、制御部80は、層転写時に、多層フィルムFが第1部分61Bおよび第2部分61Cの表面上を通過し、かつ、シートSが第1部分61Bおよび第2部分61Cのうち一方の部分の表面上を通過する場合、温度検知部材TM2および温度検知部材TM3のうち、一方の部分の温度を検知する温度検知部材が検知した値に基づいて、サイドヒータ63を制御するので、層転写が行われる部分の温度低下による転写不良を抑制し、層転写時に必要な部分を適切に加熱することができる。
また、多層フィルムFが第1部分61B、第2部分61Cの表面上を通過するか否かを検知するフィルムセンサ(3つの装着検知センサAS1,AS2,AS3)を有するので、ユーザが多層フィルムFの大きさをわざわざ入力する必要がなくなる。
また、制御部80は、温度検知部材TM2および温度検知部材TM3の少なくとも一方が所定条件を満した場合、サイドヒータ63を停止するので、温度検知部材TM2と温度検知部材TM3をさまざまなエラー検知にも用いることができる。
また、所定条件を満たした場合とは、温度検知部材TM2および温度検知部材TM3の少なくとも一方が検知した温度が所定温度以上となった場合であるので、サイドヒータ63がオーバーヒートしてしまうことを抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、加熱部材61が円筒形に形成された金属管からなるローラであったが、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、加熱部材はフィルムやベルトであってもよい。また、加熱部材を加熱するヒータは、加熱部材の内部に配置されていても外部に配置されていてもよい。
前記実施形態では、用紙を検知するセンサとして、中央センサ、第1シートセンサおよび第2シートセンサの3つのセンサを備えていたが、第2シートセンサは省略してもよい。この場合には、幅の狭いシートを搬送する場合には必ず第1シートセンサ側に寄せて搬送するようにすればよい。
前記実施形態では、サイドヒータ63は、両端部63Bの出力が中央部63Aの出力より高く、加熱部材61の両端部である第2部分61Bを第1部分61Aよりも強く加熱するものであったが、両端部63Bのうち一端部の出力のみが中央部63Aの出力より高く、加熱部材61の第2部分61Bのうち一方のみを第1部分61Aよりも強く加熱するヒータと、両端部63Bのうち他端部の出力のみが中央部63Aの出力より高く、加熱部材61の第2部分61Bのうち他方のみを第1部分61Aよりも強く加熱するヒータとを有していてもよい。
前記実施形態では、フィルムユニットFU1~FU3が装着されたことを、フィルムセンサで検知していたが、フィルムユニットFU1~FU3が装着されたことをユーザが操作部から入力してもよい。
前記実施形態では、層転写装置1は、接離機構70によって加熱部60を移動可能に構成したが、加圧部材を接離機構によって移動させたり、加熱部材と加圧部材の両方を接離機構によって移動させたりすることもできる。
また、前記した各実施形態で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 層転写装置
21 筐体本体
60 加熱部
61 加熱部材
61A 中央部分
61B 第1部分
61C 第2部分
62 センタヒータ
63 サイドヒータ
80 制御部
TM1 中央温度検知部材
TM2 温度検知部材
TM3 温度検知部材

Claims (8)

  1. シートのトナー像が形成された面に複数の層からなる多層フィルムを重ね、前記トナー像の上に前記多層フィルムの少なくとも一層を転写する層転写を実行可能な層転写装置であって、
    前記多層フィルムと接触して前記多層フィルムを加熱する加熱部材であって、前記多層フィルムの搬送方向と直交する前記多層フィルムの幅方向に沿って延びる加熱部材と、前記加熱部材を加熱するセンタヒータおよびサイドヒータとを有する加熱部と、
    前記加熱部材の前記幅方向における中央部分の温度を検知する中央温度検知部材と、
    前記加熱部材の前記幅方向における一端である第1部分の温度を検知する第1温度検知部材と、
    前記加熱部材の前記幅方向における他端である第2部分の温度を検知する第2温度検知部材と、
    制御部と、を備え、
    前記センタヒータは、前記中央部分を前記第1部分と前記第2部分よりも強く加熱し、
    前記サイドヒータは、前記第1部分と前記第2部分を前記中央部分よりも強く加熱し、
    前記制御部は、層転写時に、
    前記第1部分および前記第2部分のうち一方の部分の表面上を前記多層フィルムおよび前記シートの両方が通過し、かつ、前記第1部分および前記第2部分のうち他方の部分の表面上を前記多層フィルムおよび前記シートのうち少なくとも一方が通過しない場合、前記第1温度検知部材および前記第2温度検知部材のうち、前記一方の部分の温度を検知する温度検知部材が検知した値に基づいて、前記サイドヒータを制御し、
    前記多層フィルムおよび前記シートの両方が前記第1部分および前記第2部分の表面上を通過する場合、前記第1温度検知部材および前記第2温度検知部材が検知した値の低い方の値に基づいて前記サイドヒータを制御することを特徴とする層転写装置。
  2. 前記制御部は、層転写時に、前記多層フィルムおよび前記シートのうち少なくとも一方が、前記第1部分および前記第2部分の表面上を通過しないとき、前記サイドヒータの消費電力を前記センタヒータの消費電力より小さくすることを特徴とする請求項1に記載の層転写装置。
  3. 前記シートが前記第1部分の表面上を通過するか否かを検知する第1シートセンサと、
    前記シートが前記中央部分の表面上を通過するか否かを検知する中央シートセンサと、をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の層転写装置。
  4. 前記シートが前記第2部分の表面上を通過するか否かを検知する第2シートセンサと、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の層転写装置。
  5. 前記制御部は、層転写時に、前記多層フィルムが前記第1部分および前記第2部分の表面上を通過し、かつ、前記シートが前記第1部分および前記第2部分のうち一方の部分の表面上を通過する場合、前記第1温度検知部材および前記第2温度検知部材のうち、前記一方の部分の温度を検知する温度検知部材が検知した値に基づいて、前記サイドヒータを制御することを特徴とする請求項4に記載の層転写装置。
  6. 前記多層フィルムが前記第1部分、前記第2部分の表面上を通過するか否かを検知するフィルムセンサを有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の層転写装置。
  7. 前記制御部は、前記第1温度検知部材で検知した温度および前記第2温度検知部材で検知した温度の少なくとも一方が所定条件を満した場合、前記サイドヒータを停止することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の層転写装置。
  8. 前記所定条件を満たした場合とは、前記第1温度検知部材で検知した温度および前記第2温度検知部材で検知した温度の少なくとも一方が所定温度以上となった場合であることを特徴とする請求項7に記載の層転写装置。
JP2019015459A 2019-01-31 2019-01-31 層転写装置 Active JP7238435B2 (ja)

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