JP2021049752A - 層転写装置 - Google Patents

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誠之 平松
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Abstract

【課題】層転写の画質低下を抑制する。【解決手段】層転写装置は、転写層と、転写層を支持する支持層と、を有する多層フィルムと、シートと、を重ねて搬送し、シートに形成されたトナー像の上に転写層を転写する。層転写装置は、剥離ローラと、剥離ローラの温度を検知可能な第1温度検知部材と、制御部と、を備える。剥離ローラは、多層フィルムおよびシートを加熱する加熱部材(ヒートローラ61)と、加熱部材によって加熱されたシートから多層フィルムを剥離させるためのローラである。制御部は、第1温度検知部材から取得した温度が第1温度以上である場合、剥離ローラをクーリングダウンさせる第1クーリングダウン処理を実行する(S22)。【選択図】図7

Description

本発明は、加熱部材を備えた層転写装置に関する。
従来、転写層を有する多層フィルムが巻回された供給リールと、多層フィルムを巻き取るための巻取リールとを備える層転写装置が知られている(特許文献1参照)。この層転写装置は、転写層が転写されたシートから多層フィルムを剥離させるための剥離部材を備えている。
特開平7−290685号公報
ところで、層転写装置においては、剥離部材が高温になると、転写層が軟化して、層転写の画質が低下してしまう虞がある。
そこで、本発明は、層転写の画質低下を抑制することを目的とする。
前記課題を解決するための層転写装置は、転写層と、転写層を支持する支持層と、を有する多層フィルムと、シートと、を重ねて搬送し、シートに形成されたトナー像の上に転写層を転写する装置であって、剥離ローラと、剥離ローラの温度を検知可能な第1温度検知部材と、制御部と、を備える。剥離ローラは、多層フィルムおよびシートを加熱する加熱部材と、加熱部材によって加熱されたシートから多層フィルムを剥離させるためのローラである。
制御部は、第1温度検知部材から取得した温度が第1温度以上である場合、剥離ローラをクーリングダウンさせる第1クーリングダウン処理を実行する。
この構成によれば、剥離ローラが高温になりすぎることが抑制されるので、層転写の画質低下を抑制できる。
また、制御部は、第1クーリングダウン処理を開始した後、第1温度検知部材から取得した温度が第1温度より低い第2温度未満となったことを条件として、第1クーリングダウン処理を終了する構成としてもよい。
これによれば、制御部が第1クーリングダウン処理を開始した後、第1温度より低い第2温度未満となるまで、第1クーリングダウン処理を終了しないので、第1クーリングダウン処理を終了してからすぐに剥離ローラが第1温度以上になることを抑制することができる。
また、制御部は、第1クーリングダウン処理として、単位時間当たりのシートの搬送量を減らす構成としてもよい。
また、加熱部材と剥離ローラとを収容する筐体と、筐体内の空気を流すことが可能なファンと、をさらに備え、制御部は、第1クーリングダウン処理として、ファンを第1速度で回転させる構成としてもよい。
また、制御部は、第1温度検知部材から取得した温度が第1温度以上になる前に、ファンを第1速度より遅い第2速度で回転させる構成としてもよい。
また、制御部は、第1温度検知部材から取得した温度が第1温度より低い第3温度以上である場合、ファンを第2速度で回転させる構成としてもよい。
また、加熱部材の温度を検知可能な第2温度検知部材をさらに備え、制御部は、第2温度検知部材から取得した温度が第1温度より高い第4温度以上である場合、加熱部材をクーリングダウンさせる第2クーリングダウン処理を実行する構成としてもよい。
これによれば、加熱部材が高温になりすぎることが抑制され、層転写の画質が低下してしまうことを抑制できる。
また、第1温度検知部材は、剥離ローラに接触するサーミスタである構成としてもよい。
また、剥離ローラは、ステンレスからなるシャフトと、シャフトを覆う樹脂製のカバーと、を有している構成としてもよい。
これによれば、ユーザが誤って剥離ローラを触っても、熱く感じにくい。
また、第1温度検知部材は、剥離ローラの軸方向において、層転写装置が転写可能な最小幅のシートが通過する範囲に位置する構成としてもよい。
これによれば、第1温度検知部材は、層転写が行われる部分の温度を取得することができるので、適切な温度制御が可能となる。
また、加熱部材を多層フィルムから接触・離間させる接離機構をさらに備え、制御部は、第1クーリングダウン処理を実行するとき、加熱部材を前記多層フィルムから離間させる構成としてもよい。
これによれば、第1クーリングダウン処理の実行時間を短縮できる。
本発明によれば、層転写の画質低下を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る層転写装置を示す図である。 層転写装置のカバーを開けた状態を示す図である。 図1におけるヒートローラ付近の拡大図である。 剥離ローラとサーミスタの位置関係を説明する図である。 第1実施形態における電源ONされてから制御部が実行する制御のフローチャートである。 層転写制御のフローチャートである。 第1実施形態における制御部がクーリングダウン処理を実行する制御のフローチャートである。 クーリングダウン処理のフローチャートである。 第2実施形態における電源ONされてから制御部が実行する制御のフローチャートである。 第2実施形態における制御部がクーリングダウン処理を実行する制御のフローチャートである。
本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、方向は、図1に示す方向で説明する。すなわち、図1の右側を「前」とし、図1の左側を「後」とし、図1の紙面手前側を「左」とし、図1の紙面奥側を「右」とする。また、図1の上下を「上下」とする。
図1に示すように、層転写装置1は、多層フィルムFと、トナー像が形成されたシートSとを重ねて搬送し、シートSに形成されたトナー像の上に転写層を転写する層転写を実行可能である。層転写装置1は、筐体2と、シートトレイ3と、シート搬送部10と、フィルム供給部30と、転写部50と、制御部80と、ファン90と、モータ95とを備えている。
筐体2は、樹脂などからなり、筐体本体21と、カバー22とを備えている。
筐体本体21は、上部に開口21A(図2参照)を有している。開口21Aは、後述するフィルムユニットFUが通過可能な大きさを有している。
また、筐体本体21は、フィルムユニットFUを着脱可能に保持する第1保持部GD1と第2保持部GD2を有する。
カバー22は、開口21Aを開閉するための部材である。カバー22の後端部は、筐体本体21に回動可能に支持されている。カバー22は、開口21Aを閉じる閉位置(図1の位置)と、開口21Aを開放する開位置(図2の位置)との間で回動可能となっている。
シートトレイ3は、用紙、OHPフィルム等のシートSが載置されるトレイである。シートトレイ3は、筐体2の後部に設けられている。なお、シートSは、トナー像が形成された面を下向きにしてシートトレイ3上に載置される。
シートトレイ3には、シートセンサ3Aが設けられている。シートセンサ3Aは、実線で示す非検知位置と、鎖線で示す検知位置とに回動可能であり、シートトレイ3上にシートSが載置されているか否かを検知可能である。
シート搬送部10は、シート供給機構11と、シート排出機構12とを備えている。シート供給機構11は、シートトレイ3上のシートSを一枚ずつ転写部50に向けて搬送する機構である。シート供給機構11は、供給ローラ11Aとリタードローラ11Bを備えている。供給ローラ11Aは、シートトレイ3上のシートSを転写部50に向けて搬送する。リタードローラ11Bは、供給ローラ11Aに対向している。リタードローラ11Bは、シートSを戻す方向に回転してシートSを一枚ずつに分離する。
シート排出機構12は、転写部50を通過したシートSを筐体2の外部に排出する機構である。シート排出機構12は、複数の搬送ローラと、シートセンサ12Aとを備えている。シートセンサ12Aは、実線で示す非検知位置と、鎖線で示す検知位置とに回動可能であり、シートSの排出が完了したか否かを検知可能である。
フィルム供給部30は、シート供給機構11から搬送されたシートSに重ねるように多層フィルムFを供給する部分である。フィルム供給部30は、フィルムユニットFUと、モータ95とを備えている。
フィルムユニットFUは、図2に示すように、後述する供給リール31の軸方向に直交する方向において、開口21Aを通過して筐体本体21に着脱可能となっている。図1に示すように、フィルムユニットFUは、多層フィルムFと、供給リール31と、巻取リール35と、第1案内軸41と、剥離ローラ42と、第2案内軸43とを備えている。
多層フィルムFは、複数の層からなるフィルムである。詳しくは、多層フィルムFは、
転写層と、転写層を支持する支持層と、を有する。支持層は、高分子材料からなるテープ状の透明な基材であり、転写層を支持している。転写層は、トナー像に転写される層であり、箔を含んでいる。箔とは、金、銀、銅、アルミニウム等の金属であって薄く延された金属である。
供給リール31は、樹脂などからなり、多層フィルムFが巻回される供給軸部31Aを有している。供給軸部31Aには、多層フィルムFの一端が固定されている。多層フィルムFは、支持層を外側、転写層を内側にして、供給リール31に巻回されている。
巻取リール35は、樹脂などからなり、多層フィルムFを巻き取るための巻取軸部35Aを有している。巻取軸部35Aには、多層フィルムFの他端が固定されている。多層フィルムFは、支持層を外側、転写層を内側にして、巻取リール35に巻回されている。
なお、図1等においては、便宜上、供給リール31および巻取リール35の両方に多層フィルムFが最大に巻回された状態を図示することとする。実際には、フィルムユニットFUが新品の状態においては、供給リール31に巻回されたロール状の多層フィルムFの径は最大となっており、巻取リール35には多層フィルムFが巻回されていない、もしくは、巻取リール35に巻回されたロール状の多層フィルムFの径は最小となっている。また、フィルムユニットFUの寿命時(多層フィルムFを使い切ったとき)においては、巻取リール35に巻回されたロール状の多層フィルムFの径は最大となり、供給リール31には多層フィルムFが巻回されていない、もしくは、供給リール31に巻回されたロール状の多層フィルムFの径は最小となる。
第1案内軸41は、供給リール31から引き出される多層フィルムFの進行方向を変更するための軸である。
剥離ローラ42は、第1案内軸41で案内された多層フィルムFの進行方向を変更するための軸である。
第2案内軸43は、剥離ローラ42で案内された多層フィルムFの進行方向を変更して巻取リール35に案内する軸である。
フィルムユニットFUが筐体本体21に装着されることで層転写装置1にセットされると、巻取リール35は、モータ95によって図示反時計回りに回転駆動される。巻取リール35が回転すると、供給リール31に巻回された多層フィルムFが引き出され、引き出された多層フィルムFが巻取リール35に巻き取られていく。詳しくは、層転写中において、後述する加圧ローラ51とヒートローラ61によって多層フィルムFが送り出されることで、供給リール31から多層フィルムFが引き出される。そして、加圧ローラ51とヒートローラ61から送り出された多層フィルムFが、巻取リール35に巻き取られていく。
第1案内軸41は、トナー像を下にした状態で搬送されるシートSに対して、供給リール31から引き出された多層フィルムFを下から重ねるように案内している。第1案内軸41は、供給リール31から引き出された多層フィルムFの支持層と接触し、供給リール31から引き出された多層フィルムFの搬送方向を変えて、シートSの搬送方向と略平行に多層フィルムFを案内する。
剥離ローラ42は、転写部50を通過した多層フィルムFと接触し、転写部50を通過した多層フィルムFの搬送方向をシートSの搬送方向とは異なる方向に変更している。転写部50を通過してシートSと重なった状態で搬送された多層フィルムFは、剥離ローラ42を通過する際にシートSとは異なる方向に案内され、シートSから剥離される。
第2案内軸43は、剥離ローラ42と巻取リール35との間に位置している。第2案内軸43は、シートSから剥離された多層フィルムFを巻取リール35に案内している。また、第2案内軸43は、剥離ローラ42で案内された多層フィルムFの進行方向を変更することで、剥離ローラ42を起点に折り曲げられた多層フィルムFの角度(以下、「剥離角度」ともいう。)を調整している。詳しくは、剥離角度は、多層フィルムFのうち、第1案内軸41と剥離ローラ42の間で張架される部分と、剥離ローラ42と第2案内軸43の間で張架される部分とのなす角である。
図3、図4に示すように、剥離ローラ42は、ステンレスからなるシャフト42Aと、シャフト42Aを覆う樹脂製のカバー42Bと、を有している。そして、剥離ローラ42には、剥離ローラ42の温度を検知する第1温度検知部材81が設けられている。
第1温度検知部材81は、剥離ローラ42に接触するサーミスタである。本実施形態では、第1温度検知部材81は、カバー42Bに接触している。第1温度検知部材81は、剥離ローラ42の軸方向において、層転写装置1が転写可能な最小幅のシートSが通過する範囲H1に位置する。
図1に戻って、転写部50は、シートSと多層フィルムFを重ねた状態で加熱および加圧することで、シートSに形成されたトナー像の上に転写層を転写するための部分である。転写部50は、加圧ローラ51と、加熱部材60とを備えている。加熱部材60は、ヒートローラ61とヒータ62とを有している。転写部50は、加圧ローラ51とヒートローラ61のニップ部において、シートSと多層フィルムFを重ねて加熱および加圧する。
加圧ローラ51は、円筒状の芯金の周囲をシリコンゴムからなるゴム層で被覆したローラである。加圧ローラ51は、多層フィルムFの上側に配置され、シートSの裏面(トナー像が形成された面と反対側の面)と接触可能となっている。
加圧ローラ51は、両端部がカバー22に回転可能に支持されている。加圧ローラ51は、ヒートローラ61との間でシートSおよび多層フィルムFを挟み、モータ95によって回転駆動されることでヒートローラ61を従動回転させる。
ヒートローラ61は、円筒状に形成された金属管からなるローラである。ヒートローラ61は、多層フィルムFの下側に配置され、多層フィルムFと接触して、多層フィルムFおよびシートSを加熱する部材である。ヒートローラ61は、多層フィルムFの搬送方向と直交する多層フィルムFの幅方向に沿って延びている。ヒータ62は、ヒートローラ61を加熱する。
ヒートローラ61の近傍には、ヒートローラ61の温度を検知可能な第2温度検知部材82が設けられている(図3参照)。本実施形態では、第2温度検知部材82は、ヒートローラ61と接触しない非接触式のサーミスタである。なお、第2温度検知部材82は、接触式であってもよい。
本実施形態では、層転写装置1は、加圧ローラ51によってヒートローラ61を加圧する接触位置と、ヒートローラ61と加圧ローラ51とを離間させる離間位置との間で、ヒートローラ61と加圧ローラ51の少なくとも一方の部材を移動させる接離機構70を備えている。
接離機構70は、ヒートローラ61を多層フィルムFに対して接触・離間させるため、ヒートローラ61を移動させる。接離機構70は、カバー22を閉じている状態においては、制御部80が層転写制御を行うときに、ヒートローラ61を多層フィルムFに接触する接触位置に移動させる。また、接離機構70は、カバー22が開けられた場合や、転写部50においてシートSに層転写を行わない場合には、ヒートローラ61を多層フィルムFから離間する離間位置に位置させる。
制御部80は、CPU,ROM,RAM、不揮発性メモリなどを有し、予め用意されたプログラムに基づいて各種制御を行うように構成される。ROM,RAM、不揮発性メモリなどには、層転写制御に必要なデータとして、例えば、装着された多層フィルムFに対する最適な制御テーブルが記憶されている。シートSに層転写を行う場合には、例えば、ユーザが筐体2のカバー22に設けられた操作パネル85を操作する。制御部80は、操作パネル85からの信号を受けて、層転写制御を行う。
ファン90は、筐体本体21内の空気を流すことが可能な送風機である。本実施形態では、ファン90は、筐体本体21内に設けられている。
このように構成された層転写装置1では、層転写を行う場合、シートSの表面を下向きにしてシートトレイ3に載置されたシートSが、シート供給機構11により一枚ずつ転写部50に向けて搬送される。シートSは、転写部50のシート搬送方向における上流側で、供給リール31から供給された多層フィルムFと重ねられ、シートSのトナー像と多層フィルムFが接触した状態で転写部50に搬送される。
転写部50においては、シートSと多層フィルムFが加圧ローラ51とヒートローラ61の間のニップ部を通過する際に、ヒートローラ61と加圧ローラ51により加熱および加圧され、トナー像の上に層が転写される。
層が転写された後、シートSと多層フィルムFは密着した状態で剥離ローラ42まで搬送される。シートSと多層フィルムFが剥離ローラ42を通過すると、多層フィルムFの搬送方向がシートSの搬送方向と異なる方向に変わるため、シートSから多層フィルムFが剥離される。
シートSから剥離された多層フィルムFは、巻取リール35に巻き取られていく。一方、多層フィルムFが剥離されたシートSは、シート排出機構12によって、層が転写された表面を下に向けた状態で、筐体2の外部に排出される。
次に、層転写装置1の電源がONされた後、制御部80が実行する制御について、まず概要を説明する。
制御部80は、層転写装置1が電源ONされると、ヒータ62をONし、ヒートローラ61の目標温度をレディ温度TRとする。レディ温度TRは任意でよいが、本実施形態では、レディ温度TR=100℃である。制御部80は、第2温度検知部材82の検出温度が100℃を超えると検出温度が100℃となるようにヒータ62をフィードバック制御する。
そして、制御部80は、層転写命令を受信すると、層転写制御を実行する。
制御部80は、層転写制御が実行される場合、ヒートローラ61の目標温度を第1目標温度THとする。第1目標温度THは、レディ温度TRより高い温度である。第1目標温度THは、シートSに形成されたトナー像の上に多層フィルムFの転写層を精度良く転写するために必要な温度である。第1目標温度THは転写層の種類などによって異なる任意の値であるが、本実施形態では、第1目標温度TH=150℃である。制御部80は、第2温度検知部材82の検出温度が150℃を超えると検出温度が150℃となるようにヒータ62をフィードバック制御する。
制御部80は、第2温度検知部材82から取得した温度が第1目標温度THに達したと判定した場合、モータ95を駆動し、ヒートローラ61を接触させる。これにより、シートSおよび多層フィルムFが搬送され、層転写が実行される。制御部80は、シートSの排出が完了し、シートトレイ3に次のシートSがないと判定すると、ヒートローラ61を離間させ、モータ95を停止して層転写制御を終了する。
制御部80は、第1温度検知部材81から取得した温度が第1温度T1以上である場合、剥離ローラ42をクーリングダウンさせる第1クーリングダウン処理を実行する。本実施形態では、第1温度T1=70℃である。
制御部80は、第1クーリングダウン処理を開始した後、第1温度検知部材81から取得した温度が第1温度T1より低い第2温度T2未満となったことを条件として、第1クーリングダウン処理を終了する。本実施形態では、第2温度T2=60℃である。
制御部80は、第1クーリングダウン処理を開始する前に層転写制御実行中であったならば、第1クーリングダウン処理が終了した後、中断していた層転写制御を再開する。
制御部80は、第1温度検知部材81から取得した温度が第1温度T1以上になる前に、ファン90を第1速度V1より遅い第2速度V2で回転させる。具体的に、制御部80は、第1温度検知部材81から取得した温度が第1温度T1より低い第3温度T3以上である場合、ファン90を第1速度V1より遅い第2速度V2で回転させる。
制御部80は、第1温度検知部材81から取得した温度が第2温度T2未満であり、かつ、第3温度T3未満である場合、ファン90を停止する。
第3温度T3は、第2温度T2以上であっても、第2温度T2未満であってもよいが、本実施形態では、第3温度T3は、65℃であり、第1温度T1と第2温度T2の間の温度である。また、本実施形態では、第1速度V1はファン90の一番速い速度である全速であり、第2速度V2は全速の半分の速度である半速である。
第1クーリングダウン処理は、単位時間当たりのシートSの搬送量を減らす処理、または、ファン90を第1速度V1で回転させる処理である。
単位時間当たりのシートSの搬送量を減らす処理とは、すなわち層転写デューティを低くすることである。具体的には、制御部80は、単位時間当たりのシートSの搬送量を減らす処理として、シートSの搬送間隔を長くする処理と、シートSの搬送速度を遅くする処理との少なくともいずれかを実行する。シートSの搬送間隔を長くする処理には、シートSの搬送を中断することを含む。シートSの搬送を中断するとき、制御部80は、筐体本体21内に残っているシートS、すなわち層転写を実行中のシートSについては、転写を継続して筐体本体21内から排出する。
本実施形態では、制御部80は、第1クーリングダウン処理として、ファン90を第1速度V1で回転させるとともに、シート供給を中断する。制御部80は、筐体本体21内にシートSが残っている場合には、シートSの排出が完了してからヒートローラ61を離間させて、モータ95の駆動を停止する。つまり、制御部80は、第1クーリングダウン処理を実行するとき、ヒートローラ61を多層フィルムFから離間させる。
制御部80は、第2温度検知部材82から取得した温度が第1温度T1より高い第4温度T4以上である場合、ヒートローラ61をクーリングダウンさせる第2クーリングダウン処理を実行する。本実施形態では、第4温度T4=195℃である。
制御部80は、第2クーリングダウン処理を開始した後、第2温度検知部材82から取得した温度が第4温度T4より低い第5温度T5未満となったことを条件として、第2クーリングダウン処理を終了する。本実施形態では、第5温度T5=160℃である。
本実施形態では、第2クーリングダウン処理は、第1クーリングダウン処理と同じ処理であるため、説明を省略する。
次に、図5〜図8のフローチャートを参照して、本実施形態における、制御部80の処理の一例を説明する。まず、図5、図6のフローチャートでは、電源ONされてから層転写制御を実行する処理を説明する。
図5に示すように、制御部80は、層転写装置1が電源ONされると、ヒータ62をONし、ヒートローラ61の目標温度をレディ温度TRとする(S3)。そして、層転写命令を受信したかを判定する(S4)。
ステップS4において、制御部80は、層転写命令を受信していないと判定した場合(S4,No)、処理を終了する。
ステップS4において、制御部80は、層転写命令を受信したと判定した場合(S4,Yes)、層転写制御を実行し(S5)、処理を終了する。
次に、層転写制御について説明する。
図6に示すように、制御部80は、層転写制御を実行する場合、ヒートローラ61の目標温度を第1目標温度THとする(S11)。
ステップS11の後、制御部80は、ヒートローラ61が第1目標温度TH以上であるか、すなわち第2温度検知部材82を用いて検知した温度が第1目標温度TH以上であるかを判定する(S12)。
ステップS12において、制御部80は、ヒートローラ61が第1目標温度TH以上でないと判定した場合(S12,No)、ヒートローラ61が第1目標温度TH以上になるまで待つ。
一方、ステップS12において、制御部80は、ヒートローラ61が第1目標温度TH以上であると判定した場合(S12,Yes)、モータ95を駆動して、図示しないギア列を介してヒートローラ61を回転させる(S13)。そして、制御部80は、モータ95の駆動力を接離機構70に伝達させてヒートローラ61を接触させる(S14)。
ステップS14の処理とともに、制御部80は、シートSおよび多層フィルムFを搬送し(S15)、層転写を実行する。
ステップS15の後、制御部80は、シート排出が完了したかを判定し(S16)、シート排出が完了していないと判定した場合(S16,No)、シート排出が完了するまで待ち、シート排出が完了したと判定した場合(S16,Yes)、シートトレイ3にシートSがあるかを判定する(S17)。
ステップS17において、制御部80は、シートトレイ3にシートSがあると判定した場合(S17,Yes)、層転写の実行を継続するため、ステップS15からの処理を繰り返す。
ステップS17において、制御部80は、シートトレイ3にシートSがないと判定した場合(S17,No)、ヒートローラ61を離間させ(S18)、モータ95の駆動を停止して(S19)、層転写制御を終了する。
次に、図7、図8のフローチャートを参照して、電源ONされてからクーリングダウン処理を実行する処理を説明する。制御部80は、層転写装置1が電源ONの間は、ステップS21〜S32を繰り返し実行する。
図7に示すように、制御部80は、ヒートローラ61の温度が第4温度T4以上であるかを判定する(S21)。ステップS21において、制御部80は、ヒートローラ61の温度が第4温度T4以上であると判定した場合(S21,Yes)、クーリングダウン処理を実行する(S30)。
一方、ステップS21において、制御部80は、ヒートローラ61の温度が第4温度T4以上でないと判定した場合(S21,No)、剥離ローラ42の温度が第1温度T1以上であるか、すなわち第2温度検知部材82を用いて検知した温度が第1目標温度TH以上であるかを判定する(S22)。
ステップS22において、制御部80は、剥離ローラ42の温度が第1温度T1以上であると判定した場合(S22,Yes)、クーリングダウン処理を実行し(S30)、剥離ローラ42の温度が第1温度T1以上でないと判定した場合(S22,No)、剥離ローラ42の温度が第3温度T3以上であるかを判定する(S23)。
ステップS23において、剥離ローラ42の温度が第3温度T3以上であると判定した場合(S23,Yes)、ファン90を第2速度V2で駆動し(S24)、処理を終了する。
一方、ステップS23において、制御部80は、剥離ローラ42の温度が第3温度T3以上でないと判定した場合(S23,No)、ファン90が駆動中であるかを判定する(S25)。制御部80は、ファン90が駆動中である場合(S25,Yes)、ファン90を停止し(S26)、ファン90が駆動中でない場合(S25,No)、そのまま処理を終了する。
ステップS30の後、制御部80は、第1クーリングダウン処理を実行する前に層転写制御を実行中であったかを判定する(S31)。
ステップS31において、制御部80は、第1クーリングダウン処理を実行する前に層転写制御を実行中でなかったと判定した場合(S31,No)、処理を終了する。
ステップS31において、制御部80は、第1クーリングダウン処理を実行する前に層転写制御を実行中であったと判定した場合(S31,Yes)、中断していた動作すなわち層転写制御を再開し(S32)、処理を終了する。
次に、クーリングダウン処理について説明する。
図8に示すように、制御部80は、クーリングダウン処理を実行する場合、ファン90を第1速度V1で駆動させ(S41)、層転写制御が実行中であるかを判定する(S42)。
ステップS42において、制御部80は、層転写制御が実行中でないと判定する場合(S42,No)、ステップS46に移行し、層転写制御が実行中であると判定する場合(S42,Yes)、シートトレイ3にシートSがあるかを判定する(S43)。
ステップS43において、制御部80は、シートトレイ3にシートSがあると判定した場合(S43,Yes)、シート供給を中断する(S44)。
ステップS43において、制御部80は、シートトレイ3にシートSがあると判定しない場合(S43,No)、または、ステップS44の後、シートSの排出が完了したかを判定する(S45)。
ステップS45において、制御部80は、シートSの排出が完了したと判定しない場合(S45,No)、シートSの排出が完了するまで待ち、シートSの排出が完了したと判定した場合(S45,Yes)、ステップS46に移行する。
制御部80は、ステップS46として、接離機構70を制御してヒートローラ61を離間させる(S46)。そして、制御部80は、モータ95の駆動を停止してヒートローラ61の回転を停止し(S47)、ヒートローラ61の温度が第5温度T5未満であるかを判定する(S48)。
ステップS48において、制御部80は、ヒートローラ61の温度が第5温度T5未満でないと判定した場合(S48,No)、ヒートローラ61の温度が第5温度T5未満になるまで待つ。一方、制御部80は、ヒートローラ61の温度が第5温度T5未満であると判定した場合(S48,Yes)、剥離ローラ42の温度が第2温度T2未満であるかを判定する(S49)。
ステップS49において、制御部80は、剥離ローラ42の温度が第2温度T2未満でないと判定した場合(S49,No)、剥離ローラ42の温度が第2温度T2未満になるまで待つ。一方、制御部80は、剥離ローラ42の温度が第2温度T2未満であると判定した場合(S49,Yes)、クーリングダウン処理を終了する。
以上に説明した層転写装置1によれば、以下のような効果を得ることができる。
層転写装置1は、多層フィルムFとシートSを剥離する剥離部材として剥離ローラ42を有している。この剥離ローラ42が高温になると、転写層が軟化して、転写層のキレ性が悪くなり、層転写の画質が低下してしまう。
しかし、層転写装置1は、剥離ローラ42の温度を検知可能な第1温度検知部材81を備えており、制御部80は、第1温度検知部材81から取得した温度が第1温度T1以上である場合、剥離ローラ42をクーリングダウンさせる第1クーリングダウン処理を実行する。このため、剥離ローラ42が高温になりすぎることが抑制され、層転写の画質低下を抑制できる。
また、制御部80は、第1クーリングダウン処理を開始した後、第1温度T1より低い第2温度T2未満となるまで、第1クーリングダウン処理を終了しないので、第1クーリングダウン処理を終了してからすぐに剥離ローラ42が第1温度T1以上になることを抑制することができる。
また、制御部80は、第1クーリングダウン処理を実行するとき、ヒートローラ61を多層フィルムFから離間させるので、第1クーリングダウン処理の実行時間を短縮できる。
また、制御部80は、第2温度検知部材82から取得した温度が第1温度T1より高い第4温度T4以上である場合、ヒートローラ61をクーリングダウンさせる第2クーリングダウン処理を実行する。このため、ヒートローラ61が高温になりすぎることが抑制されるので、層転写の画質が低下してしまうことを抑制できる。
また、剥離ローラ42は、樹脂製のカバーがシャフトを覆っているので、ユーザが誤って剥離ローラを触っても、熱く感じにくい。
また、第1温度検知部材81は、剥離ローラ42の軸方向において、層転写装置1が転写可能な最小幅のシートSが通過する範囲H1に位置する。このため、第1温度検知部材81は、層転写が行われる部分の温度を取得することができるので、適切な温度制御が可能となる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、制御部80は、制御部80は、第1温度検知部材81から取得した温度が第1温度T1より低い第3温度T3以上である場合、ファン90を第1速度V1より遅い第2速度V2で回転させていた。第2実施形態では、電源ONされたことを条件に、ファン90を第2速度V2で回転させることが、第1実施形態と異なる。
そして、第2実施形態では、剥離ローラ42の温度が第3温度T3未満となっても、ファン90を停止せず、第2速度V2で回転させる。同様に、第1クーリングダウン処理または第2クーリングダウン処理を終了した後もファン90を停止せず、第2速度V2で回転させる。
次に、図9、図10のフローチャートを参照して、第2実施形態における、制御部80の処理の一例を説明する。なお、図9のフローチャートでは、図5と異なる部分のみを説明し、図10のフローチャートでは、図7と異なる部分のみを説明する。
図9に示すように、第2実施形態では、制御部80は、層転写装置1が電源ONされると、ファン90を第2速度V2で駆動する(S2)。ステップS2の後は、制御部80は、第1実施形態と同じ処理を実行する。
図10に示すように、第2実施形態では、ステップS22において、制御部80は、剥離ローラ42の温度が第1温度T1以上でないと判定した場合(S22,No)、処理を終了する。
また、第2実施形態では、ステップS31において、制御部80は、第1クーリングダウン処理または第2クーリングダウン処理を実行する前に層転写制御を実行中でなかったと判定した場合(S31,No)、または、中断していた動作すなわち層転写制御を再開した(S32)後、ファン90を第2速度V2で駆動して(S35)、処理を終了する。
この第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、剥離ローラ42が第1温度以上になってしまうことが抑制され、層転写の画質低下を抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、剥離ローラがフィルムユニットに設けられていたが、剥離ローラは、本体筐体に設けられていてもよい。
前記実施形態では、ファンが本体筐体内に設けられていたが、ファンは、本体筐体内の空気を流すことができれば、本体筐体の外に設けられていてもよい。また、ファンは、1つであってもよく、複数であってもよい。
前記実施形態では、第2クーリングダウン処理が第1クーリングダウン処理と同じ処理であったが、第2クーリングダウン処理は、第1クーリングダウン処理と異なる処理を実行してもよい。
前記実施形態では、剥離ローラが、ステンレスからなるシャフトと、シャフトを覆う樹脂製のカバーとを有していたが、シャフトは、ステンレスに限られず、他の金属であってもよく、金属以外の材料であってもよい。
前記実施形態では、剥離ローラが、ステンレスからなるシャフトと、シャフトを覆う樹脂製のカバーとを有していたが、シャフトを覆うカバーを省略してもよい。この場合には、第1温度検知部材は、シャフトに接触する。
前記実施形態では、第1温度検知部材および第2温度検知部材がサーミスタであったが、第1温度検知部材および第2温度検知部材は、赤外線センサや熱電対などであってもよい。
前記実施形態では、シートトレイ3のシートセンサ3Aと、シート排出機構12のシートセンサ12AとがシートSに接触する接触式センサであったが、シートセンサ3A、シートセンサ12Aは、非接触式のセンサであってもよい。
前記実施形態では、加熱部材の構成要素としてヒートローラ61を例示したが、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、加熱部材の構成要素はフィルムやベルトであってもよい。また、加熱部材を構成するヒータは、ヒートローラの内部に配置されていても外部に配置されていてもよい。
前記実施形態では、転写する層の種類によって定着速度(プロセス速度)を変更させていなかったが、転写する層の種類のよって定着速度(プロセス速度)を変更させてもよい。また、層を構成する材質、厚さに応じて定着速度(プロセス速度)を変更してもよい。
例えば、制御部80は、転写層が金属箔を含むと判断したときには、プロセス速度をP1とし、転写層が箔を含まないと判断したときには、プロセス速度をP1より遅いP2とすればよい。
前記実施形態では、層転写装置1は、接離機構によって加熱部を移動可能に構成したが、加圧部材を接離機構によって移動させたり、加熱部材と加圧部材の両方を接離機構によって移動させたりすることもできる。
また、前記した各実施形態で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 層転写装置
31 供給リール
35 巻取リール
42 剥離ローラ
51 加圧ローラ
60 加熱部材
80 制御部
81 第1温度検知部材
82 第2温度検知部材
90 ファン
95 モータ
F 多層フィルム
S シート
T1 第1温度
T2 第2温度
T3 第3温度
T4 第4温度
T5 第5温度
V1 第1速度
V2 第2速度

Claims (11)

  1. 転写層と、前記転写層を支持する支持層と、を有する多層フィルムと、シートと、を重ねて搬送し、前記シートに形成されたトナー像の上に前記転写層を転写する層転写装置であって、
    前記多層フィルムおよび前記シートを加熱する加熱部材と、
    前記加熱部材によって加熱された前記シートから前記多層フィルムを剥離させるための剥離ローラであって、前記支持層に接触する剥離ローラと、
    前記剥離ローラの温度を検知可能な第1温度検知部材と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1温度検知部材から取得した温度が第1温度以上である場合、前記剥離ローラをクーリングダウンさせる第1クーリングダウン処理を実行することを特徴とする層転写装置。
  2. 前記制御部は、前記第1クーリングダウン処理を開始した後、前記第1温度検知部材から取得した温度が前記第1温度より低い第2温度未満となったことを条件として、前記第1クーリングダウン処理を終了することを特徴とする請求項1に記載の層転写装置。
  3. 前記制御部は、前記第1クーリングダウン処理として、単位時間当たりの前記シートの搬送量を減らすことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の層転写装置。
  4. 前記加熱部材と前記剥離ローラとを収容する筐体と、
    前記筐体内の空気を流すことが可能なファンと、をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記第1クーリングダウン処理として、前記ファンを第1速度で回転させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の層転写装置。
  5. 前記制御部は、前記第1温度検知部材から取得した温度が前記第1温度以上になる前に、前記ファンを前記第1速度より遅い第2速度で回転させることを特徴とする請求項4に記載の層転写装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第1温度検知部材から取得した温度が前記第1温度より低い第3温度以上である場合、前記ファンを前記第2速度で回転させることを特徴とする請求項5に記載の層転写装置。
  7. 前記加熱部材の温度を検知可能な第2温度検知部材をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2温度検知部材から取得した温度が前記第1温度より高い第4温度以上である場合、前記加熱部材をクーリングダウンさせる第2クーリングダウン処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の層転写装置。
  8. 前記第1温度検知部材は、前記剥離ローラに接触するサーミスタであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の層転写装置。
  9. 前記剥離ローラは、ステンレスからなるシャフトと、前記シャフトを覆う樹脂製のカバーと、を有していることを特徴とする請求項8に記載の層転写装置。
  10. 前記第1温度検知部材は、前記剥離ローラの軸方向において、前記層転写装置が転写可能な最小幅のシートが通過する範囲に位置することを特徴とする請求項1から請求項9に記載の層転写装置。
  11. 前記加熱部材を前記多層フィルムから接触・離間させる接離機構をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1クーリングダウン処理を実行するとき、前記加熱部材を前記多層フィルムから離間させることを特徴とする請求項1から請求項10に記載の層転写装置。
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