JP2022072745A - シート供給装置および箔転写装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの間隔を短くすることができるシート供給装置および箔転写装置を提供する。【解決手段】シート供給装置11および箔転写装置1は、シートSを検知するセンサSS1と、シートSの搬送方向においてセンサSS1の上流、かつ、搬送方向に直交するシートSの幅方向においてセンサSS1と異なる位置に配置されたセンサSS2と、制御部とを備える。制御部は、第1のシートSを供給した後にセンサSS1,SS2の検知結果に基づいて第1のシートSの形状を判定する形状判定処理を実行し、次の第2のシートSを、センサSS1が第1のシートSを検知しなくなったタイミングで供給する。制御部は、次の第3のシートSを、第1のシートSが所定形状でない場合、センサSS1が第2のシートSを検知しなくなったタイミングで供給し、第1のシートSが所定形状である場合、センサSS2が第2のシートSを検知しなくなったタイミングで供給する。【選択図】図3

Description

本発明は、シート供給装置および箔転写装置に関する。
従来、箔転写装置として、シートに箔を転写する転写部と、シートを転写部に向けて供給する供給ローラと、転写部に向けて供給されるシートを検知するシートセンサとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-122908号公報
ところで、複数のシートを連続して供給する場合、次のシートを、シートセンサが先行するシートを検知しなくなったタイミングで供給するように供給ローラを制御する方法が考えられるが、先行するシートと次のシートとの間隔はなるべく短いことが望ましい。シートの間隔が長くなると、例えば、複数のシートに連続して箔を転写する場合の印刷時間が長くなったり、シート間においても箔フィルムが搬送される場合に箔フィルムが無駄になったりするからである。
そこで、本発明は、シートの間隔を短くすることができるシート供給装置および箔転写装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、シート供給装置は、シートに画像を形成する、または、シートの画像を読み取る、シート処理部に向けてシートを供給する供給ローラと、シート処理部に向けて供給されるシートを検知する第1シートセンサと、シート処理部に向けて供給されるシートを検知する第2シートセンサであって、シートの搬送方向において第1シートセンサの上流、かつ、搬送方向に直交するシートの幅方向において第1シートセンサと異なる位置に配置された第2シートセンサと、制御部と、を備える。
制御部は、複数のシートを連続して供給する場合、第1のシートを、供給ローラを制御して、所定のタイミングで供給する。
制御部は、第1のシートを供給した後に第1シートセンサおよび第2シートセンサの検知結果に基づいて第1のシートの形状を判定する形状判定処理を実行する。
制御部は、第1のシートの次の第2のシートを、供給ローラを制御して、第1シートセンサが第1のシートを検知しなくなったタイミングで供給する。
制御部は、第2のシートの次の第3のシートを、形状判定処理の結果、第1のシートが所定形状でない場合、供給ローラを制御して、第1シートセンサが第2のシートを検知しなくなったタイミングで供給する。
また、制御部は、第3のシートを、形状判定処理の結果、第1のシートが所定形状である場合、供給ローラを制御して、第2シートセンサが第2のシートを検知しなくなったタイミングで供給する。
このような構成によれば、第1のシートが所定形状である場合、第3のシートを、第1シートセンサよりも搬送方向において上流に配置された第2シートセンサが第2のシートを検知しなくなったタイミングで供給するので、第2のシートと第3のシートの間隔を短くすることができる。
前記したシート供給装置において、制御部は、4枚以上のシートを連続して供給する場合において、形状判定処理の結果、第1のシートが所定形状である場合、4枚目以降のシートを、第2シートセンサが先行するシートを検知しなくなったタイミングで供給する構成とすることができる。
これによれば、3枚目以降のシートについて先行するシートとの間隔を短くすることができる。
前記したシート供給装置において、第2シートセンサは、幅方向において第1シートセンサよりもシート処理部の中央から遠い位置に配置されている構成とすることができる。
前記したシート供給装置において、第1シートセンサは、幅方向においてシート処理部の端よりも中央に近い位置に配置されている構成とすることができる。
前記したシート供給装置において、制御部は、形状判定処理において、第1シートセンサが第1のシートを検知した時間と、第2シートセンサが第1のシートを検知した時間が同じである場合、第1のシートが所定形状であると判定する構成とすることができる。
前記したシート供給装置において、制御部は、形状判定処理において、第1シートセンサが第1のシートを検知してから第1のシートを検知しなくなるまでの間に、第2シートセンサが第1のシートを検知しなかった場合、第1のシートが所定形状でないと判定する構成とすることができる。
前記したシート供給装置において、制御部は、形状判定処理において、第1シートセンサが第1のシートを検知した時間が、第2シートセンサが第1のシートを検知した時間よりも長い場合、第1のシートが所定形状でないと判定する構成とすることができる。
また、前記した目的を達成するため、箔転写装置は、箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、シートに箔を転写する箔転写装置であって、シート処理部としての、シートに箔を転写する転写部と、シートを転写部に供給する、前記したシート供給装置と、を備える。
このような構成によれば、第2のシートと第3のシートの間隔を短くすることができる。これにより、複数のシートに連続して箔を転写する場合の印刷速度を短くしたり、箔フィルムの無駄を減らしたりすることができる。
本発明によれば、第2のシートと第3のシートの間隔を短くすることができる。
実施形態に係るシート供給装置を備える箔転写装置を示す図(a)と、箔フィルムの構成を示す断面図(b)である。 カバーを開いた状態の箔転写装置を示す図である。 シートを検知するセンサの配置を示す図である。 第1のシートが所定形状である場合のシートの供給タイミングと間隔の一例を説明するための図(a)~(d)である。 第1のシートが所定形状でない場合のシートの供給タイミングと間隔の一例を説明するための図(a)~(d)である。 第1のシートが所定形状でない場合のシートの供給タイミングと間隔の他の例を説明するための図(a)~(d)である。 制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 形状判定処理の一例を示すフローチャートである。
次に、発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明において、方向は、図1(a)に示す方向で説明する。すなわち、図1(a)の右側を「前」とし、左側を「後」とし、紙面手前側を「左」とし、紙面奥側を「右」とする。また、図1(a)の上下を「上下」とする。
図1(a)に示すように、箔転写装置1は、箔を含む箔フィルムFにシートSを重ねて、シートSに箔を転写するための装置である。箔転写装置1は、例えば、レーザプリンタなどの画像形成装置によってシートS上に形成されたトナー像の上にアルミニウムなどの箔を転写することで、シートSに箔の画像を形成する。箔転写装置1は、筐体2と、シートトレイ3と、シート搬送部10と、フィルム供給部30と、シート処理部としての転写部50とを備えている。
筐体2は、樹脂などからなり、筐体本体21と、カバー22とを備えている。
筐体本体21は、上部に開口21A(図2参照)を有している。開口21Aは、筐体本体21に後述するフィルムユニットFUを着脱するための開口である。
カバー22は、開口21Aを開閉するための部材である。カバー22の後端部は、筐体本体21に回動可能に支持されている。カバー22は、開口21Aを塞ぐ閉位置と、開口21Aを開放する開位置(図2参照)との間で回動可能である。
シートトレイ3は、用紙、OHPフィルムなどのシートSが載置されるトレイである。シートトレイ3は、筐体2の後部に設けられている。シートSは、トナー像が形成された面を下向きにしてシートトレイ3上に載置される。
シート搬送部10は、シート供給装置11と、シート排出装置12とを備えている。
シート供給装置11は、シートトレイ3上のシートSを1枚ずつ転写部50に供給する装置である。シート供給装置11は、供給ローラの一例としてのピックアップローラ11Aと、リタードローラ11Bと、搬送ローラ11Cとを備えている。
ピックアップローラ11Aは、シートトレイ3上のシートSを転写部50に向けて供給するためのローラである。
リタードローラ11Bは、ピックアップローラ11Aによって搬送されるシートSを1枚に分離するためのローラである。リタードローラ11Bは、ピックアップローラ11Aの上に配置されている。リタードローラ11Bは、ピックアップローラ11Aで送り出されるシートSの上に重なっているシートSをシートトレイ3に向けて戻す方向に回転可能となっている。
搬送ローラ11Cは、一対のローラからなり、一対のローラの間でシートSを挟んだ状態で各ローラが回転することで、シートSを搬送可能となっている。搬送ローラ11Cは、ピックアップローラ11Aと転写部50との間に配置され、ピックアップローラ11Aで送り出されるシートSを転写部50に搬送する。
シート排出装置12は、転写部50を通過したシートSを筐体2の外部に排出する装置である。シート排出装置12は、中間排出ローラ12Aと、排出ローラ12Bとを備えている。中間排出ローラ12Aおよび排出ローラ12Bは、それぞれ、一対のローラからなり、一対のローラの間でシートSを挟んだ状態で各ローラが回転することで、シートSを搬送可能となっている。
中間排出ローラ12Aは、転写部50から送り出されるシートSを排出ローラ12Bに向けて搬送するためのローラである。中間排出ローラ12Aは、搬送方向において、転写部50の下流に配置されている。なお、以下の説明では、シートSの搬送方向を、単に「搬送方向」ともいう。
排出ローラ12Bは、中間排出ローラ12Aで送り出されるシートSを筐体2の外に向けて排出するためのローラである。排出ローラ12Bは、搬送方向において、中間排出ローラ12Aの下流に配置されている。
フィルム供給部30は、シート供給装置11から搬送されたシートSに重ねるように箔フィルムFを供給する部分である。フィルム供給部30は、フィルムユニットFUと、モータ80を備えている。
フィルムユニットFUは、図2に示すように、筐体本体21に上から着脱可能となっている。フィルムユニットFUは、供給リール31と、巻取リール35と、第1案内軸41と、第2案内軸42と、第3案内軸43とを備えている。フィルムユニットFUの供給リール31には、箔フィルムFが巻回されている。
図1(b)に示すように、箔フィルムFは、支持層F1と、被支持層F2とを有する。
支持層F1は、高分子材料からなるテープ状の透明な基材であり、被支持層F2を支持している。
被支持層F2は、剥離層F21と、転写層F22と、接着層F23とを有する。
剥離層F21は、支持層F1から転写層F22を剥離しやすくするための層であり、支持層F1と転写層F22との間に配置されている。剥離層F21は、支持層F1から剥離しやすい透明な材料、例えば、ワックス系樹脂を含んでいる。
転写層F22は、トナー像に転写される層であり、箔を含んでいる。箔とは、金、銀、銅、アルミニウムなどの薄い金属である。また、転写層F22は、金色、銀色、赤色などの着色材料と、熱可塑性樹脂とを含む。転写層F22は、剥離層F21と接着層F23との間に配置されている。
接着層F23は、転写層F22をトナー像に接着しやすくするための層である。接着層F23は、転写部50によって加熱されたトナー像に付着しやすい材料、例えば、塩化ビニル系樹脂やアクリル系樹脂を含んでいる。
図1(a)に示すように、供給リール31は、樹脂などからなり、箔フィルムFが巻回される供給軸部31Aを有している。供給軸部31Aには、箔フィルムFの一端が固定されている。
巻取リール35は、樹脂などからなり、箔フィルムFを巻き取るための巻取軸部35Aを有している。巻取軸部35Aには、箔フィルムFの他端が固定されている。
なお、図1(a)などにおいては、便宜上、供給リール31および巻取リール35の両方に箔フィルムFが最大に巻回された状態を図示することとする。実際には、フィルムユニットFUが新品の状態においては、供給リール31に巻回されたロール状の箔フィルムFの径は最大となっており、巻取リール35には箔フィルムFが巻回されていない、もしくは、巻取リール35に巻回されたロール状の箔フィルムFの径は最小となっている。また、フィルムユニットFUの寿命時(箔フィルムFを使い切ったとき)においては、巻取リール35に巻回されたロール状の箔フィルムFの径は最大となり、供給リール31には箔フィルムFが巻回されていない、もしくは、供給リール31に巻回されたロール状の箔フィルムFの径は最小となる。
第1案内軸41、第2案内軸42および第3案内軸43は、箔フィルムFの進行方向を変更するためのローラ状の軸である。第1案内軸41、第2案内軸42および第3案内軸43は、SUS(ステンレス鋼)などからなっている。
第1案内軸41は、シートSの搬送方向において、転写部50の上流に位置する。第1案内軸41は、供給リール31から引き出される箔フィルムFの進行方向を、シートSの搬送方向と略平行となるように変更する。第1案内軸41によって案内される箔フィルムFは、被支持層F2(図1(b)参照)を上に向けた状態で、転写部50に向けて搬送される。また、シートSは、被支持層F2が上に向いた状態の箔フィルムFの上に重ねられて、箔フィルムFとともに転写部50に向けて搬送される。
第2案内軸42は、シートSの搬送方向において、転写部50の下流に位置する。第2案内軸42は、転写部50を通過した箔フィルムFの進行方向をシートSの搬送方向とは異なる方向に変更することで、箔フィルムFをシートSから剥離させる。
第3案内軸43は、第2案内軸42によって変更される箔フィルムFの進行方向を規定する部材である。詳しくは、第3案内軸43は、シートSから箔フィルムFを剥離させるときの箔フィルムFの角度である剥離角度を規定している。ここで、剥離角度は、箔フィルムFのうち、第1案内軸41と第2案内軸42の間で張架される部分と、第2案内軸42と第3案内軸43の間で張架される部分とのなす角である。第3案内軸43は、第2案内軸42で案内された箔フィルムFの進行方向を変更して巻取リール35に案内する。
フィルムユニットFUを箔転写装置1に装着した状態において、巻取リール35は、筐体2に設けられたモータ80によって図示反時計回りに回転駆動される。巻取リール35が回転すると、供給リール31に巻回された箔フィルムFが引き出され、引き出された箔フィルムFが各案内軸41~43で案内されて巻取リール35に巻き取られていく。詳しくは、箔転写中において、加圧ローラ51と加熱ローラ61によって箔フィルムFが送り出されることで、供給リール31から箔フィルムFが引き出される。そして、加圧ローラ51と加熱ローラ61から送り出された箔フィルムFが、巻取リール35に巻き取られていく。
転写部50は、シートSに画像を形成するための部分である。詳しくは、転写部50は、シートSと箔フィルムFを重ねた状態で加熱および加圧することで、シートSに形成されたトナー像の上に箔(転写層F22)を転写して、シートSに箔の画像を形成する。転写部50は、加圧ローラ51と、加熱ローラ61と、圧接離間機構70とを備えている。転写部50は、加圧ローラ51と加熱ローラ61のニップ部において、シートSと箔フィルムFを重ねて加熱および加圧する。
加圧ローラ51は、円筒状の芯金の周囲をシリコンゴムからなるゴム層で被覆したローラである。加圧ローラ51は、箔フィルムFの上側に配置され、シートSの裏面(トナー像が形成された面である表面と反対側の面)と接触可能となっている。加圧ローラ51は、両端部がカバー22に回転可能に支持されている。加圧ローラ51は、加熱ローラ61との間でシートSおよび箔フィルムFを挟み、モータ80によって回転駆動されることで加熱ローラ61を従動回転させる。
加熱ローラ61は、円筒状に形成された金属管の内部にヒータHを配置したローラであり、箔フィルムFおよびシートSを加熱している。加熱ローラ61は、箔フィルムFの下側に配置され、箔フィルムFと接触している。加熱ローラ61は、箔フィルムFおよびシートSを加熱する。
圧接離間機構70は、加熱ローラ61および加圧ローラ51のうち一方のローラを、他方のローラに圧接した圧接位置と、他方のローラから離間した離間位置との間で移動させるための機構である。本実施形態において、圧接離間機構70は、加熱ローラ61を、図1に実線で示す圧接位置と、図1に仮想線で示す離間位置との間で移動させる構成となっている。本実施形態において、圧接位置は、加熱ローラ61が加圧ローラ51に圧接した位置であり、離間位置は、加熱ローラ61が加圧ローラ51から離間した位置である。
このように構成された箔転写装置1では、シートSの表面を下向きにしてシートトレイ3に載置されたシートSが、シート供給装置11により1枚ずつ転写部50に向けて搬送される。シートSは、転写部50の搬送方向における上流側で、供給リール31から供給された箔フィルムFと重ねられ、シートSのトナー像と箔フィルムFの被支持層F2とが接触した状態で転写部50に搬送される。
転写部50においては、シートSと箔フィルムFが加圧ローラ51と加熱ローラ61の間のニップ部を通過する際に、加熱ローラ61と加圧ローラ51により加熱および加圧され、トナー像の上に箔(被支持層F2)が転写される。
箔が転写された後、シートSと箔フィルムFは貼り付いた状態で第2案内軸42まで搬送される。シートSと箔フィルムFが第2案内軸42を通過すると、箔フィルムFの搬送方向がシートSの搬送方向と異なる方向に変わるため、シートSから箔フィルムFが剥離、すなわち、トナー像に接着した被支持層F2が、箔フィルムFの支持層F1から剥離される。
シートSから剥離され、シートS上のトナー像に接着した被支持層F2から剥離した支持層F1を含む箔フィルムFは、巻取リール35に巻き取られていく。一方、箔フィルムFが剥離されたシートSは、シート排出装置12によって、箔が転写された表面を下に向けた状態で、筐体2の外部に排出される。
図3に示すように、シート供給装置11は、第1シートセンサの一例としての後端検知センサSS1と、第2シートセンサの一例としての幅検知センサSS2と、セット検知センサSS3と、排出センサSS4と、制御部100(図1参照)とをさらに備えている。なお、以下の説明では、シートSの搬送方向に直交する方向であるシートSの幅方向を、単に「幅方向」ともいう。本実施形態において、幅方向は、左右方向に相当する。
後端検知センサSS1および幅検知センサSS2は、転写部50に向けて供給されるシートSを検知するためのセンサである。セット検知センサSS3は、シートトレイ3に載置されるシートSを検知するためのセンサである。箔転写装置1では、セット検知センサSS3によりシートトレイ3にシートSが載置されているか否かを検知可能である。排出センサSS4は、転写部50から送り出されるシートSを検知するためのセンサである。
ここで、センサSS1~SS4としては、例えば、シートSが接触することで回動するレバーと、レバーの位置を検知する光センサとからなるセンサを用いることができる。
後端検知センサSS1、幅検知センサSS2およびセット検知センサSS3は、搬送方向において、転写部50の上流に配置されている。また、排出センサSS4は、搬送方向において、転写部50の下流に配置されている。
詳しくは、後端検知センサSS1および幅検知センサSS2は、搬送方向において、ピックアップローラ11Aと転写部50の間に配置されている。より詳しくは、後端検知センサSS1および幅検知センサSS2は、搬送方向において、ピックアップローラ11Aと搬送ローラ11Cの間に配置されている。
また、後端検知センサSS1は、幅方向において、転写部50の端よりも中央に近い位置に配置されている。具体的には、後端検知センサSS1は、幅方向において、加熱ローラ61の中心C付近に配置されている。
幅検知センサSS2は、搬送方向において、後端検知センサSS1の上流に配置されている。また、幅検知センサSS2は、幅方向において、後端検知センサSS1と異なる位置に配置されている。具体的には、幅検知センサSS2は、幅方向において、後端検知センサSS1よりも転写部50の中央から遠い位置に配置されている。より具体的には、幅検知センサSS2は、幅方向において、加熱ローラ61の中心Cと左端部の間に配置されている。
本実施形態において、箔転写装置1は、レターサイズやA4サイズ、A5サイズなどの定形サイズのシートSを、幅方向における転写部50(加熱ローラ61)の中心Cを搬送中心として搬送するように構成されている。幅検知センサSS2は、一例として、幅方向において、A5サイズ以上の幅のシートSを検知することはできるが、A6サイズ以下の幅のシートSを検知することはできないような位置に配置されている。
セット検知センサSS3は、搬送方向において、後端検知センサSS1および幅検知センサSS2の上流に配置されている。詳しくは、セット検知センサSS3は、搬送方向において、ピックアップローラ11Aの上流に配置されている。具体的には、セット検知センサSS3は、シートトレイ3に設けられている。また、セット検知センサSS3は、幅方向において、加熱ローラ61の中心Cに対し右にずれた位置に配置されている。
排出センサSS4は、搬送方向において、転写部50と排出ローラ12Bの間に配置されている。より詳しくは、排出センサSS4は、搬送方向において、中間排出ローラ12Aと排出ローラ12Bの間に配置されている。また、排出センサSS4は、幅方向において、転写部50の端よりも中央に近い位置に配置されている。具体的には、排出センサSS4は、幅方向において、加熱ローラ61の中心C付近に配置されている。
本実施形態において、センサSS1~SS4は、シートSを検知しているときにON信号を制御部100に出力し、シートSを検知していないときにOFF信号を制御部100に出力する。このため、制御部100に出力される信号がOFF信号からON信号に切り替わったときがシートSを検知したときとなり、制御部100に出力される信号がON信号からOFF信号に切り替わったときがシートSを検知しなくなったときとなる。
制御部100(図1(a)参照)は、CPU、RAM、ROM、入出力回路などを備えており、ROMなどに記憶されたプログラムやデータに基づいて各種演算処理を行うことによって、制御を実行する。
本実施形態において、制御部100は、シートトレイ3に載置された複数のシートSを連続して供給する場合、以下で説明するタイミングで、第1のシートS、第1のシートSの次の第2のシートS、第2のシートSの次の第3のシートSを順次、転写部50に向けて供給する。なお、後で参照する図4~図6においては、第1のシートSを「S1」、第2のシートSを「S2」、第3のシートSを「S3」、第3のシートSの次の第4のシートSを「S4」と表記している。
制御部100は、第1のシートSを、ピックアップローラ11Aを制御して、所定のタイミングで供給する。具体的には、制御部100は、箔転写開始の指令を受信した場合、まず、箔転写準備処理を実行する。制御部100は、箔転写準備処理において、例えば、各ローラ11B,11C,51,12A,12Bを回転させたり、圧接離間機構70を制御して加熱ローラ61を圧接位置に移動させたり、加熱ローラ61のヒータHを制御して転写部50を箔転写のための所定の温度に加熱したりする。そして、制御部100は、箔転写準備処理が終了したタイミングでピックアップローラ11Aを回転させ、第1のシートSを転写部50に向けて供給する。
制御部100は、第1のシートSを供給した後に後端検知センサSS1および幅検知センサSS2の検知結果に基づいて第1のシートSの形状を判定する形状判定処理を実行する。制御部100は、形状判定処理を実行して第1のシートSの形状を判定し、シートトレイ3に第1のシートSと同じ形状のシートSが載置されているものとみなして、後のシートSの供給を制御する。
制御部100は、形状判定処理において、後端検知センサSS1が第1のシートSを検知した時間と、幅検知センサSS2が第1のシートSを検知した時間が同じである場合、第1のシートSが所定形状であると判定する。本実施形態では、制御部100は、形状判定処理において、後端検知センサSS1が第1のシートSを検知してから第1のシートSを検知しなくなるまでの時間と、幅検知センサSS2が第1のシートSを検知してから第1のシートSを検知しなくなるまでの時間が同じである場合、第1のシートSが所定形状であると判定する。
具体的には、制御部100は、後端検知センサSS1がON信号を出力してからOFF信号を出力するまでの時間である第1シート検知時間td1と、幅検知センサSS2がON信号を出力してからOFF信号を出力するまでの時間である第2シート検知時間td2が同じである場合、形状判定フラグFLを1とする。
本実施形態において、所定形状であるシートSとは、典型的には、図4(a)に示すように、矩形状であって、後端検知センサSS1と幅検知センサSS2の両方で検知可能な幅を有する、幅広のシートSである。一例として、所定形状であるシートSは、A4サイズやA5サイズなどの定形サイズのシートSである。このようなシートSの場合、第1シート検知時間td1と第2シート検知時間td2が同じとなる。ここで、第1シート検知時間td1と第2シート検知時間td2が同じとは、完全に同じである場合に限定されず、各センサSS1,SS2の検知誤差が加算または減算された状態で同じである場合を含む。
また、制御部100は、形状判定処理において、後端検知センサSS1が第1のシートSを検知してから第1のシートSを検知しなくなるまでの間に、幅検知センサSS2が第1のシートSを検知しなかった場合、第1のシートSが所定形状でないと判定する。具体的には、制御部100は、後端検知センサSS1がON信号を出力してからOFF信号を出力するまでの間に、幅検知センサSS2から出力される信号がOFF信号から変化しなかった場合、形状判定フラグFLを0とする。
ここでの所定形状でないシートSとは、例えば、図5(a)に示すように、矩形状であって、後端検知センサSS1で検知可能であるが、幅検知センサSS2で検知することができない幅を有する、幅狭のシートSである。一例として、所定形状でないシートSは、A6サイズ以下の幅のシートSである。このようなシートSの場合、後端検知センサSS1がON信号を出力してからOFF信号を出力するまでの間に、幅検知センサSS2から出力される信号がOFF信号から変化しない。
また、制御部100は、形状判定処理において、後端検知センサSS1が第1のシートSを検知した時間が、幅検知センサSS2が第1のシートSを検知した時間よりも長い場合、第1のシートSが所定形状でないと判定する。本実施形態では、制御部100は、形状判定処理において、後端検知センサSS1が第1のシートSを検知してから第1のシートSを検知しなくなるまでの時間が、幅検知センサSS2が第1のシートSを検知してから第1のシートSを検知しなくなるまでの時間よりも長い場合、第1のシートSが所定形状でないと判定する。
具体的には、制御部100は、後端検知センサSS1がON信号を出力してからOFF信号を出力するまでの時間である第1シート検知時間td1が、幅検知センサSS2がON信号を出力してからOFF信号を出力するまでの時間である第2シート検知時間td2よりも長い場合、形状判定フラグFLを0とする。
ここでの所定形状でないシートSとは、例えば、図6(a)に示すように、後端検知センサSS1で検知可能な部分の搬送方向の長さが、幅検知センサSS2で検知可能な部分の搬送方向の長さよりも長い、特殊な形状のシートSである。このようなシートSの場合、第1シート検知時間td1が第2シート検知時間td2よりも長くなる。ここで、第1シート検知時間td1と第2シート検知時間td2の長短は、各センサSS1,SS2の検知誤差が加算または減算された状態での長短を含む。
制御部100は、図4~図6の(b)に示すように、第2のシートS(S2)を、ピックアップローラ11Aを制御して、後端検知センサSS1が第1のシートSを検知しなくなったタイミングで供給する。具体的には、制御部100は、後端検知センサSS1から出力される信号がOFF信号からON信号に切り替わったタイミングでピックアップローラ11Aを回転させ、第2のシートSを転写部50に向けて供給する。この場合、第1のシートS(S1)と第2のシートS(S2)の間隔は、B1となる。B1は、搬送方向におけるピックアップローラ11Aとその上に配置されたリタードローラ11Bとの間のニップ部から後端検知センサSS1までの距離と略等しい
制御部100は、第3のシートS(S3)を、ピックアップローラ11Aを制御して、形状判定処理の結果に基づくタイミングで供給する。
詳しくは、制御部100は、図5および図6の(c)に示すように、第3のシートS(S3)を、形状判定処理の結果、第1のシートS(S1)が所定形状でない場合、ピックアップローラ11Aを制御して、後端検知センサSS1が第2のシートS(S2)を検知しなくなったタイミングで供給する。具体的には、制御部100は、形状判定フラグFLが0である場合、後端検知センサSS1から出力される信号がOFF信号からON信号に切り替わったタイミングでピックアップローラ11Aを回転させ、第3のシートS(S3)を転写部50に向けて供給する。この場合、第2のシートS(S2)と第3のシートS(S3)の間隔は、B1となる。
一方、制御部100は、図4(c)に示すように、第3のシートS(S3)を、形状判定処理の結果、第1のシートS(S1)が所定形状である場合、ピックアップローラ11Aを制御して、幅検知センサSS2が第2のシートS(S2)を検知しなくなったタイミングで供給する。具体的には、制御部100は、形状判定フラグFLが1である場合、幅検知センサSS2から出力される信号がON信号からOFF信号に切り替わったタイミングでピックアップローラ11Aを回転させ、第3のシートS(S3)を転写部50に向けて供給する。この場合、第2のシートS(S2)と第3のシートS(S3)の間隔は、B1よりも短いB2となる。B2は、搬送方向におけるピックアップローラ11Aとリタードローラ11Bとの間のニップ部から幅検知センサSS2までの距離と略等しい。
さらに、制御部100は、図5および図6の(d)に示すように、4枚以上のシートSに連続して箔を転写する場合において、形状判定処理の結果、第1のシートS(S1)が所定形状でない場合、4枚目以降のシートS(S4)を、後端検知センサSS1が先行するシートS(S3)を検知しなくなったタイミングで供給する。具体的には、制御部100は、形状判定フラグFLが0である場合、後端検知センサSS1から出力される信号がON信号からOFF信号に切り替わったタイミングでピックアップローラ11Aを回転させ、4枚目以降のシートSを順次、転写部50に向けて供給する。この場合、先行するシートS(S3)と次のシートS(S4)の間隔は、B1となる。
また、制御部100は、図4(d)に示すように、4枚以上のシートS(S4)を連続して供給する場合において、形状判定処理の結果、第1のシートS(S1)が所定形状である場合、4枚目以降のシートS(S4)を、幅検知センサSS2が先行するシートS(S3)を検知しなくなったタイミングで供給する。具体的には、制御部100は、形状判定フラグFLが1である場合、幅検知センサSS2から出力される信号がOFF信号からON信号に切り替わったタイミングでピックアップローラ11Aを駆動させ、4枚目以降のシートSを順次、転写部50に向けて供給する。この場合、先行するシートS(S3)と次のシートS(S4)の間隔は、B1よりも短いB2となる。
次に、制御部100の動作の一例について、図7および図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図7に示すように、制御部100は、箔転写開始の指令を受信すると、箔転写準備処理を実行する(S11)。箔転写準備処理が終了した後、制御部100は、ピックアップローラ11Aを回転させ、シートS(1枚目)を転写部50に向けて供給する(S12)。
その後、制御部100は、形状判定処理を実行する(S20)。図8に示すように、形状判定処理において、制御部100は、シートSの搬送により後端検知センサSS1がON信号を出力し(S21,Yes)、その後、後端検知センサSS1がOFF信号を出力した場合(S22,Yes)、シートS(1枚目)の形状を判定する。
具体的には、制御部100は、幅検知センサSS2がシートSを検知しなかったか否かを判定する(S23)。幅検知センサSS2がシートSを検知しなかった場合(S23,Yes)、シートSが所定形状でない、例えば、幅狭のシートS(図5参照)なので、制御部100は、形状判定フラグFLを0とする(S26)。
ステップS23において、幅検知センサSS2がシートSを検知していた場合(No)、制御部100は、後端検知センサSS1の第1シート検知時間td1が、幅検知センサSS2の第2シート検知時間td2よりも長いか否かを判定する(S24)。第1シート検知時間td1が第2シート検知時間td2よりも長い場合(S24,Yes)、シートSが所定形状でない、例えば、特殊な形状のシートS(図6参照)なので、制御部100は、形状判定フラグFLを0とする(S26)。
ステップS24において、第1シート検知時間td1が第2シート検知時間td2よりも長くない場合(No)、制御部100は、後端検知センサSS1の第1シート検知時間td1と、幅検知センサSS2の第2シート検知時間td2が同じであるか否かを判定する(S25)。第1シート検知時間td1と第2シート検知時間td2が同じでない場合(S25,No)、シートSが所定形状でないので、制御部100は、形状判定フラグFLを0とする(S26)。
ステップS25において、第1シート検知時間td1と第2シート検知時間td2が同じである場合(Yes)、シートSが所定形状である、例えば、幅広のシートS(図4参照)なので、制御部100は、形状判定フラグFLを1とする(S27)。
シートSの形状を判定したら、制御部100は、図7の処理に戻り、セット検知センサSS3がON信号を出力しているか否かを判定する(S31)。セット検知センサSS3がON信号を出力している場合(S31,Yes)、次のシートSがシートトレイ3に載置されているので、制御部100は、ピックアップローラ11Aを回転させ、次のシートS(2枚目)を転写部50に向けて供給する(S32)。
その後、制御部100は、2枚目のシートSの搬送により後端検知センサSS1がON信号を出力したか否かを判定する(S41)。後端検知センサSS1がON信号を出力した場合(S41,Yes)、制御部100は、判定フラグが1であるか否かを判定する(S42)。
判定フラグが1である場合(S42,Yes)、すなわち、シートSが所定形状である場合、制御部100は、2枚目のシートSの搬送により幅検知センサSS2がOFF信号を出力したか否かを判定し(S43)、OFF信号を出力した場合(S43,Yes)、ステップS45の処理に進む。また、ステップS42において、判定フラグが0である場合(No)、すなわち、シートSが所定形状でない場合、制御部100は、2枚目のシートSの搬送により後端検知センサSS1がOFF信号を出力したか否かを判定し(S44)、OFF信号を出力した場合(S44,Yes)、ステップS45の処理に進む。
ステップS45において、制御部100は、セット検知センサSS3がON信号を出力しているか否かを判定する。セット検知センサSS3がON信号を出力している場合(S45,Yes)、次のシートSがシートトレイ3に載置されているので、制御部100は、ピックアップローラ11Aを回転させ、次のシートS(3枚目)を転写部50に向けて供給する(S46)。その後、制御部100は、ステップS41の処理に戻る。
シートトレイ3に4枚目以降のシートSがある場合、制御部100は、シートSが所定形状である場合は幅検知センサSS2がOFF信号を出力したタイミングで4枚目以降のシートSを供給し、シートSが所定形状でない場合は後端検知センサSS1がOFF信号を出力したタイミングで4枚目以降のシートSを供給する(S41~S46)。
ステップS31,S45において、セット検知センサSS3がOFF信号を出力している場合(No)、シートSがシートトレイ3に載置されていないので、制御部100は、排出センサSS4がOFF信号を出力してから所定時間tpが経過したか否かを判定する(S51)。ここで、所定時間tpは、排出ローラ12Bによって搬送されるシートSが筐体2の外に排出されたと判定できるような時間に設定されている。
ステップS51において、所定時間tpが経過した場合(Yes)、最後のシートSが筐体2の外に排出されているので、制御部100は、箔転写終了処理を実行する(S52)。制御部100は、箔転写終了処理において、例えば、加熱ローラ61のヒータHを制御して転写部50の温度を下げたり、圧接離間機構70を制御して加熱ローラ61を加圧ローラ51から離間する離間位置に移動させたり、各ローラ11B,11C,51,12A,12Bの回転を停止させたりする。箔転写終了処理が終了した後、制御部100は、処理を終了する。
以上説明した本実施形態によれば、図4に示すように、第1のシートS(S1)が所定形状である場合、第3のシートS(S3)を、後端検知センサSS1よりも搬送方向において上流に配置された幅検知センサSS2が第2のシートS(S2)を検知しなくなったタイミングで供給するので、第2のシートS(S2)と第3のシートS(S3)の間隔B2を、後端検知センサSS1がシートSを検知しなくなったタイミングでシートSを供給する場合の間隔B1よりも短くすることができる。これにより、複数のシートSに連続して箔を転写する場合の印刷時間を短くしたり、箔フィルムFの無駄を減らしたりすることができる。
また、4枚目以降のシートS(S4)についても、第1のシートS(S1)が所定形状である場合、幅検知センサSS2が先行するシートS(S3)を検知しなくなったタイミングで供給するので、3枚目以降のシートSについて先行するシートSとの間隔B2を短くすることができる。これにより、複数のシートSに連続して箔を転写する場合の印刷時間をより短くしたり、箔フィルムFの無駄をより減らしたりすることができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように適宜変形して実施することができる。
例えば、A4サイズのシートSなどのような、矩形状の幅広のシートSを所定形状であると判定するため、第1シート検知時間td1と第2シート検知時間td2が同じであるという第1の条件に、さらに、次の第2の条件を加え、第1の条件と第2の条件の両方を満たした場合、第1のシートSが所定形状であると判定するようにしてもよい。
第2の条件は、矩形状の幅広のシートSの先端が幅検知センサSS2に検知される位置から後端検知センサSS1に検知される位置まで移動する時間を第1移動時間として、幅検知センサSS2が第1のシートSを検知してから第1移動時間後に後端検知センサSS1が第1のシートSを検知したという条件とすることができる。または、第2の条件は、矩形状の幅広のシートSの後端が幅検知センサSS2に検知される位置から後端検知センサSS1に検知される位置まで移動する時間を第2移動時間として、幅検知センサSS2が第1のシートSを検知しなくなってから第2移動時間後に後端検知センサSS1が第1のシートSを検知しなくなったという条件とすることもできる。
また、前記実施形態では、幅方向において、後端検知センサSS1(第1シートセンサ)が転写部50の端よりも中央に近い位置に配置され、幅検知センサSS2(第2シートセンサ)が後端検知センサSS1よりも転写部50の中央から遠い位置に配置されていたが、これに限定されない。例えば、箔転写装置がシートを転写部の幅方向における一方に寄せて搬送する構成において、第1シートセンサが第2シートセンサよりも転写部の中央から遠い位置に配置され、第2シートセンサが転写部の端よりも中央に近い位置に配置されていてもよい。
また、前記実施形態では、圧接離間機構70が加熱ローラ61を加圧ローラ51に対して移動させる構成であったが、これに限定されず、例えば、加圧ローラを加熱ローラに対して移動させる構成であってもよい。また、転写部は、圧接離間機構を備えない構成であってもよい。
また、前記実施形態では、供給ローラとしてピックアップローラ11Aを例示したが、これに限定されず、例えば、供給ローラは、一対のローラからなるものであってもよい。
また、前記実施形態では、シートSを検知するセンサSS1~SS4として、レバーと、レバーの位置を検知する光センサとからなるセンサを例示したが、これに限定されない。例えば、光センサのみからなるものであってもよい。
また、前記実施形態では、シートS上のトナー像に箔を転写する箔転写装置1を例示したが、これに限定されない。箔転写装置は、シートに箔を転写するものであればどのようなものであってもよい。
また、前記実施形態では、4つの層を有する箔フィルムFを例示したが、これに限定されず、箔フィルムの層の数はいくつであってもよい。
また、前記実施形態では、シート供給装置11を箔転写装置1に適用したが、これに限定されない。例えば、シート供給装置を、レーザプリンタやインクジェットプリンタ、ドットインパクトプリンタなどの画像形成装置に適用してもよい。この場合、画像形成装置は、シート処理部として、シートに画像を形成する画像形成部を備える。また、シート供給装置を、自動原稿送り装置を備える原稿読取装置に適用してもよい。この場合、原稿読取装置は、シート処理部として、シート(原稿)の画像を読み取る原稿読取部を備える。また、シート供給装置を、原稿読取装置を備える画像形成装置、例えば、複写機や複合機などに適用してもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 箔転写装置
11 シート供給装置
11A ピックアップローラ
50 転写部
100 制御部
F 箔フィルム
S シート
SS1 後端検知センサ
SS2 幅検知センサ

Claims (8)

  1. シートに画像を形成する、または、シートの画像を読み取る、シート処理部に向けてシートを供給する供給ローラと、
    前記シート処理部に向けて供給されるシートを検知する第1シートセンサと、
    前記シート処理部に向けて供給されるシートを検知する第2シートセンサであって、シートの搬送方向において前記第1シートセンサの上流、かつ、前記搬送方向に直交するシートの幅方向において前記第1シートセンサと異なる位置に配置された第2シートセンサと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、複数のシートを連続して供給する場合、
    第1のシートを、前記供給ローラを制御して、所定のタイミングで供給し、
    第1のシートを供給した後に前記第1シートセンサおよび前記第2シートセンサの検知結果に基づいて第1のシートの形状を判定する形状判定処理を実行し、
    第1のシートの次の第2のシートを、前記供給ローラを制御して、前記第1シートセンサが第1のシートを検知しなくなったタイミングで供給し、
    第2のシートの次の第3のシートを、
    前記形状判定処理の結果、第1のシートが所定形状でない場合、前記供給ローラを制御して、前記第1シートセンサが第2のシートを検知しなくなったタイミングで供給し、
    前記形状判定処理の結果、第1のシートが前記所定形状である場合、前記供給ローラを制御して、前記第2シートセンサが第2のシートを検知しなくなったタイミングで供給する
    ことを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記制御部は、4枚以上のシートを連続して供給する場合において、前記形状判定処理の結果、第1のシートが前記所定形状である場合、4枚目以降のシートを、前記第2シートセンサが先行するシートを検知しなくなったタイミングで供給することを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
  3. 前記第2シートセンサは、前記幅方向において前記第1シートセンサよりも前記シート処理部の中央から遠い位置に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート供給装置。
  4. 前記第1シートセンサは、前記幅方向において前記シート処理部の端よりも中央に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシート供給装置。
  5. 前記制御部は、前記形状判定処理において、前記第1シートセンサが第1のシートを検知した時間と、前記第2シートセンサが第1のシートを検知した時間が同じである場合、第1のシートが前記所定形状であると判定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシート供給装置。
  6. 前記制御部は、前記形状判定処理において、前記第1シートセンサが第1のシートを検知してから第1のシートを検知しなくなるまでの間に、前記第2シートセンサが第1のシートを検知しなかった場合、第1のシートが前記所定形状でないと判定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のシート供給装置。
  7. 前記制御部は、前記形状判定処理において、前記第1シートセンサが第1のシートを検知した時間が、前記第2シートセンサが第1のシートを検知した時間よりも長い場合、第1のシートが前記所定形状でないと判定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のシート供給装置。
  8. 箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、シートに箔を転写する箔転写装置であって、
    前記シート処理部としての、シートに箔を転写する転写部と、
    シートを前記転写部に供給する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のシート供給装置と、を備えることを特徴とする箔転写装置。
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