JP7236415B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、鞍乗り型車両に関し、後輪を覆うリアフェンダーに関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、樹脂製の泥除けの前側に切り欠きを設け、切欠きよりも前側部分を柔軟にする技術が記載されている。特許文献1では、これにより、泥除けの前側が柔軟であるため、エンジンの点検時などに、泥除けの前側に手などを入れ易くしている。
実開昭61-58181号公報
一般に、リアフェンダーは車体フレームに支持されるため、車体フレームを介してエンジンから振動を受ける。特許文献1に記載の泥除けは、切欠きよりも前側の部分が車体フレームに固定されていないため、切欠きよりも後側の部分で固定されている。後側の部分の可撓性が小さい場合には、泥除けが振動により繰り返しの応力を受ける虞がある。また、切欠きは、外観性に影響を与え易い。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、外観性を維持しながら車体からの振動の影響を受け難いリアフェンダーを備える鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
鞍乗り型車両は、車体フレームと、後輪を上方から覆うリアフェンダーとを備える鞍乗り型車両において、前記リアフェンダーは、前記車体フレームに固定される第1フェンダーと、前記第1フェンダーを介して前記車体フレームに固定される第2フェンダーとを備え、前記第2フェンダーは、前記第1フェンダーの少なくとも一部を外側から覆い、前記第1フェンダーの素材の可撓性は、前記第2フェンダーの素材の可撓性よりも大きく、前記第1フェンダーは、ポリプロピレン製であり、前記第2フェンダーは、ABS樹脂製であることを特徴とする。
鞍乗り型車両は、車体フレームと、前記車体フレームに支持される前後方向に延びるリアステーと、後輪を上方から覆うリアフェンダーとを備える鞍乗り型車両において、前記リアフェンダーは、前記車体フレームに固定される第1フェンダーと、前記第1フェンダーを介して前記車体フレームに固定される第2フェンダーとを備え、前記第2フェンダーは、前記第1フェンダーの少なくとも一部を外側から覆い、前記第1フェンダーの素材の可撓性は、前記第2フェンダーの素材の可撓性よりも大きく、前記車体フレームは、シートフレームを備え、前記リアステーは、前記シートフレーム後方に支持され、前記第2フェンダーは、前記第1フェンダーおよび前記リアステーに固定されることを特徴とする。
上記構成において、前記第2フェンダーは前記第1フェンダーに固定されてもよい。
また、上記構成において、前記第2フェンダーは、前記第1フェンダーよりも後方に延出してもよい。
また、上記構成において、前記第2フェンダーの素材は、前記第1フェンダーの素材よりも塗装性が良くてもよい。
また、上記構成において、前記第1フェンダーを前記車体フレームに固定する第1フェンダー固定部と、前記第2フェンダーを前記第1フェンダーに固定する第2フェンダー固定部とが設けられ、前記第2フェンダー固定部は、前記第1フェンダー固定部よりも車幅方向外側に設けられてもよい。
鞍乗り型車両は、車体フレームと、後輪を上方から覆うリアフェンダーとを備える鞍乗り型車両において、前記リアフェンダーは、前記車体フレームに固定される第1フェンダーと、前記第1フェンダーを介して前記車体フレームに固定される第2フェンダーとを備え、前記第2フェンダーは、前記第1フェンダーの少なくとも一部を外側から覆い、前記第1フェンダーの素材の可撓性は、前記第2フェンダーの素材の可撓性よりも大きい。この構成によれば、リアフェンダーを素材の異なる複数部品とすることで、リアフェンダーの外観性を維持しながら、リアフェンダーが車体からの振動の影響を受け難くすることができる。
上記構成において、前記第2フェンダーは前記第1フェンダーに固定されてもよい。この構成によれば、車体フレームと第2フェンダーの間に第1フェンダーを備えるため、第2フェンダーが車体からの振動の影響を受け難くすることができる。
また、上記構成において、前記第2フェンダーは、前記第1フェンダーよりも後方に延出してもよい。この構成によれば、外側から覆う第2フェンダーで、リアフェンダーの後部外観を構成することができる。また、車体を後方に移動させた場合に、第2フェンダーが後方に接触しても、可撓性の高い第1フェンダーを可撓させて接触の影響を受け難くすることができる。
また、上記構成において、前記第2フェンダーの素材は、前記第1フェンダーの素材よりも塗装性が良くてもよい。この構成によれば、第1フェンダーを外側から覆う第2フェンダーを塗装し易く、リアフェンダーの外観を向上させ易くできる。
また、上記構成において、前記第1フェンダーを前記車体フレームに固定する第1フェンダー固定部と、前記第2フェンダーを前記第1フェンダーに固定する第2フェンダー固定部とが設けられ、前記第2フェンダー固定部は、前記第1フェンダー固定部よりも車幅方向外側に設けられてもよい。この構成によれば、樹脂同志が固定される部分が外側にあって、樹脂同志の可撓性で車体外側からの衝撃を吸収し易く、車体フレームと固定される部分を外側から保護し易くできる。
また、上記構成において、前記第1フェンダーは、ポリプロピレン製であり、前記第2フェンダーは、ABS樹脂製であってもよい。この構成によれば、リアフェンダーを製造し易くできる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車体フレームの左側面図である。 車体フレームを上方から見た平面図である。 車体フレームの後部の斜視図でありシートフレームとサブフレームの斜視図である。 自動二輪車の後部の平面図である。 車体フレームとリアフェンダーの関係を示す左側面図である。 リアフェンダーの底面図である。 アウターフェンダーの斜視図である。 図8からインナーフェンダーの図示を省略した図である。 上部カバーを下方から見た図であり、図9からアウターフェンダーの図示を省略した図である。 上部カバーとアウターフェンダーの平面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10と、車体フレーム10に支持されるエンジン11と、前輪2を操舵自在に支持するフロントフォーク12と、後輪3を支持するスイングアーム13と、乗員用のシート14とを備える車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両である。シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
図2は、車体フレーム10の左側面図である。図3は、車体フレーム10を上方から見た平面図である。ここで、図2及び図3には、樹脂製のステー43も図示されている。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後下方に延びる左右一対のメインフレーム16L,16Rと、メインフレーム16L,16Rの後端部から下方に延びるピボットフレーム17とを備える。
また、車体フレーム10は、左右のメインフレーム16L,16Rから後上方に延びる左右一対のシートフレーム18L,18Rと、ピボットフレーム17から後上方に延びてシートフレーム18L,18Rの後部に接続される左右一対のサブフレーム19L,19Rとを備える。
ピボットフレーム17は、ヘッドパイプ15と同様に車幅方向の中央部に配置される単一のフレーム部材である。
左右のメインフレーム16L,16Rの後端は、それぞれピボットフレーム17の上端部に接続される。
車体フレーム10は、シートフレーム18L,18Rの前後の中間部を車幅方向(左右方向)に接続する後部クロスメンバー20と、シートフレーム18L,18Rの後端部を車幅方向に接続する後端部クロスメンバー21とを備える。
図1を参照し、フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15に挿通されるステアリングシャフト(不図示)を介し、ヘッドパイプ15によって左右に操舵自在に支持される。前輪2は、フロントフォーク12の下端部に設けられる車軸2aに支持される。
フロントフォーク12の上端部には、操舵用のハンドル23が取り付けられる。
スイングアーム13は、ピボットフレーム17に支持されるピボット軸25に支持される。ピボット軸25は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム13の前端部には、ピボット軸25が挿通される。スイングアーム13は、ピボット軸25を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに支持される。
スイングアーム13の後部と車体フレーム10との後部との間には、リアクション26が掛け渡される。
エンジン11は、メインフレーム16L,16Rの下方、且つ、ピボットフレーム17の前方に配置される。
エンジン11は、車幅方向に延びるクランク軸(不図示)を収納するクランクケース30と、クランクケース30の前面部から前方に延出するシリンダー部31とを備える内燃機関である。
シリンダー部31は、ピストン(不図示)を収納するシリンダー31aと、シリンダー31aから前方に延びるシリンダーヘッド31bと、シリンダーヘッド31bを前方から覆うヘッドカバー31cとを備える。
エンジン11は、シリンダー31aのシリンダー軸線31dが車両側面視で略水平に前方へ延びる水平エンジンである。上記ピストンは、シリンダー軸線31dに沿って前後に往復運動する。
エンジン11の出力は、エンジン11の後部に設けられる出力軸(不図示)と後輪3とを接続する駆動力伝達部材(不図示)によって後輪3に伝達される。
エンジン11の排気管33は、シリンダーヘッド31bの下面の排気ポートから車両後方に延びる。
シリンダーヘッド31bの上面の吸気ポートには、吸気量を調整するスロットルボディ34が接続される。
外気を取り込む吸気装置35は、シリンダー部31の真上で左右のメインフレーム16L,16Rの間に配置される。吸気装置35はスロットルボディ34に接続される。
燃料タンク37は、シートフレーム18L,18Rの前部の上方に配置される。シート14は、燃料タンク37及びシートフレーム18L,18Rに支持される。
バッテリー38は、クランクケース30の上方且つ燃料タンク37の下方で、左右のシートフレーム18L,18Rの間に配置される。
自動二輪車1は、車体を覆う車体カバー40を備える。
車体カバー40は、ヘッドパイプ15、メインフレーム16L,16R、シートフレーム18L,18R、サブフレーム19L,19R、燃料タンク37、及びシリンダー部31等を側方から覆う。
また、車体カバー40は、メインフレーム16L,16Rを上方から覆う跨ぎ部40aを、車両側面視でヘッドパイプ15とシート14との間に備える。跨ぎ部40aは、メインフレーム16L,16Rの上面に沿うように形成されており、車両側面視でシート14よりも下方に凹む。乗員は、跨ぎ部40aに脚を通すようにして、シート14に着座することができる。
自動二輪車1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー41と、後輪3を上方から覆うリアフェンダー42とを備える。
シート14は、燃料タンク37及びリアフェンダー42を上方から覆う。
図4は、車体フレーム10の後部の斜視図でありシートフレーム18L、18Rとサブフレーム19L、19Rの斜視図である。
本実施形態のシートフレーム18L、18Rとサブフレーム19L、19Rは角パイプで形成される。
後部クロスメンバー20の前側には、左右一対のタンクステー51L、51Rが設けられている。タンクステー51L、51Rは、それぞれ、シートフレーム18L、18Rの車幅方向外側面に形成されおり、シートフレーム18L、18Rよりも上方に突出している(図2参照)。タンクステー51L、51Rには、燃料タンク37(図1参照)が固定される。
後部クロスメンバー20の後方には、サブフレーム19L、19Rの上端に対応して、車幅方向に延びる軸部52L、52Rが形成されている。軸部52L、52Rには、図1に示すように、リアクッション26L、26R(図1参照)の上端が支持される。また、左右の軸部52L、52Rには、リアグリップ44(図1参照)が支持される。
軸部52L、52Rの後上方には、シート受け部53L、53Rが形成されている。シート受け部53L、53Rは、断面が逆U字状に形成されており、上面が平坦に形成されている。
シート受け部53L、53Rの後方であって、後端部クロスメンバー21の前方には、シートロックステー54L、54Rが形成されている。シートロックステー54L、54Rは、シートフレーム18L、18Rの車幅方向内側面に形成されており、互いに対向している。シートロックステー54L、54Rには、シートロック79(図5参照)が締結される。
後端部クロスメンバー21は、左右一対のフェンダー締結部21A、21Bと、フェンダー締結部21A、21Bの後方側のステー締結部21Cとを有する。
フェンダー締結部21A、21Bには、リアフェンダー42(図1参照)が締結される。ステー締結部21Cには、テールライト45およびリアウインカ48(図1参照)を支持するリアステー50(図11参照)が締結される。
メインフレーム16L,16Rの後部には、下方に延出する上部エンジンハンガー55(図2参照)が設けられる。
ピボットフレーム17の前部には、後部エンジンハンガー56が上下に一対設けられる。
エンジン11は、クランクケース30が上部エンジンハンガー55及び後部エンジンハンガー56に締結されることで車体フレーム10に支持される。本実施形態では、エンジン11は、リジッドマウントされており、緩衝材を介さずに車体フレーム10に支持される。
サブフレーム19L、19Rの前部には、サブフレーム19L、19Rの間をつなぐ中間クロスメンバー22(図3参照)が接続されている。
図5は、自動二輪車1の後部の平面図である。
以下の説明では、左右一対で設けられるものも原則として一つの符号で説明する。すなわち、図1-図4の説明では、左右一対設けられる部材は、数字の符号にL、Rを付して説明したが、以下では、原則として、L、Rを付さずに説明する。
図5に示すように、シート14は、ヒンジ構造61のヒンジ軸67により開閉可能に支持される。ヒンジ構造61は燃料タンク37(図1参照)の前端部に設けられる。なお、シート14は説明の便宜のために太線で図示している。
シート14は前側のライダーシート14Aと、ライダーシート14Aよりも後側のパッセンジャーシート14Bとを備える。パッセンジャーシート14Bの周囲には、リアグリップ44が配置されている。リアグリップ44は、シート14の後方に配置される逆U字状の連結部44Aを備える。連結部44Aは、車両側面視で後上がりに傾斜しており、シート14の後端と重複する。
リアグリップ44の連結部44Aの左右両端は、シート14の下方まで延びている。連結部44Aの左右両端には、シート14の車幅方向外側に沿って前方に延出する左右一対の側部44B、44Cが接続されている。側部44B、44Cは、車体フレーム10の軸部52の後側で車幅方向内側に屈曲して軸部52に接続される。また、リアグリップ44の側部44B、44Cは、ステー44B1、44C1を介して後端部クロスメンバー21のフェンダー締結部21A、21Bに固定される。
燃料タンク37の給油口はリッド46で閉塞される。燃料タンク37の給油口から後部は給油トレー47で覆われている。シート14が開放されることで、燃料タンク37のリッド46にアクセス可能となる。
図6は、車体フレーム10とリアフェンダー42の関係を示す左側面図である。図7は、リアフェンダー42の底面図である。
車体フレーム10には、リアフェンダー42が支持される。リアフェンダー42は後輪3を上方から覆う。
リアフェンダー42は、インナーフェンダー(第1フェンダー)71と、インナーフェンダー71を覆うアウターフェンダー(第2フェンダー)81と、を有する。
インナーフェンダー71およびアウターフェンダー81は、樹脂製である。インナーフェンダー71の素材の可撓性は、アウターフェンダー81の素材の可撓性よりも大きい。また、アウターフェンダー81の素材は、インナーフェンダー71の素材よりも塗装性が良い。本実施形態では、インナーフェンダー71は、ポリプロピレン製、すなわち、PP(Polypropylene)樹脂製である。また、アウターフェンダー81は、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂製である。
インナーフェンダー71は、車両側面視で後輪3の上部に沿って円弧状に延びている。インナーフェンダー71は、車体フレーム10の中間クロスメンバー22(図3参照)から後方に延びており、後輪3に沿って、テールライトカバー45Aまで延びている。
インナーフェンダー71は、断面逆U字状で後輪3の上部に沿って延びる中央部72と、中央部72の左側の下縁72A(図7参照)に沿って形成され左側の下縁72Aから左側に突出する湾曲板状の左側の側部73と、中央部72の右側の下縁72B(図7参照)に沿って形成され右側の下縁72Bから右側に突出する湾曲板状の右側の側部74(図7参照)と、を有する。
中央部72には、左右のシートフレーム18L、18Rの間に対応して、複数のフレーム固定部(第1フェンダー固定部)72C、72Dが形成される。すなわち、中央部72の前端部には、車幅方向中央に対応して、前側のフレーム固定部72Cが形成されている。前側のフレーム固定部72Cは、中間クロスメンバー22(図3参照)の下方に配置される。前側のフレーム固定部72Cは、下方から締結部材111が挿通され、中間クロスメンバー22に固定される。締結部材は、例えば、ボルトである。
中央部72の後部には、円弧形状の最高位置に対応して、左右一対の上側のフレーム固定部72Dが形成されている。上側のフレーム固定部72Dには、上方から締結部材112(図11参照)が締結され、後端部クロスメンバー21の前部締結孔21A1、21B1(図4参照)に固定される。
これらにより、インナーフェンダー71は、車体フレーム10に固定される。
中央部72の上面において、前後方向で、車体フレーム10の軸部52に対応する位置には、上方に突出するカバー固定ボス72Eが形成されている。カバー固定ボス72Eは、左右一対形成されている。カバー固定ボス72Eには、上方から締結部材113が挿通され、上部カバー91が固定される。
中央部72の後端には、上方に突出する台座状のフェンダー保持部72Fが形成されている。フェンダー保持部72Fは左右一対形成されている。フェンダー保持部72Fはアウターフェンダー81を下方から保持する。
図7に示すように、中央部72の車幅方向両側の側部73、74には、車幅方向外側から車幅方向内側に開口状に切り欠かれた形状のクッション配置部73A、74Aが形成されている。クッション配置部73A、74Aには、リアクッション26L、26R(図1参照)が配置される。
クッション配置部73A、74Aのそれぞれの前方には、カバー固定部73B、74B、74Cが形成されている。カバー固定部73B、74B、74Cには、車体カバー40のサイドカバー40B、40C(図5参照)がそれぞれ固定される。
クッション配置部73A、74Aの後方には、インナーフェンダー固定部73D、74Dが形成されている。インナーフェンダー固定部73D、74Dの後方には、インナーフェンダー固定部73E、74Eが形成される。インナーフェンダー固定部73D、74D、73E、74Eには、下方から軸状の固定部材114が挿通され、アウターフェンダー81が固定される。
インナーフェンダー固定部73D、74Dと、インナーフェンダー固定部73E、74Eとの間には、上方に突出する突出片73F、74Fが形成されている。突出片73F、74Fは、シートフレーム18L、18Rの車幅方向外側に配置される。
図8は、アウターフェンダー81の斜視図である。図9は、図8からインナーフェンダー71の図示を省略した図である。
アウターフェンダー81は、インナーフェンダー71を介して車体フレーム10に支持される。アウターフェンダー81は、車両側面視で後輪3の上部に沿って円弧状に延びている。アウターフェンダー81は、車体フレーム10の軸部52から後方に延びており、テールライト45よりも後方まで後輪3に沿って延びている。アウターフェンダー81は、インナーフェンダー71よりも後方に延出する。
アウターフェンダー81は、後輪3の上部に沿って半円筒状に形成されており、前部には、前方から後方にU字状に切り欠かれた開口82が形成されている。すなわち、アウターフェンダー81は、左右一対の板状の側面部83、84と、側面部83、84の後部を接続する板状の後方頂部85と、後方頂部85の前側に配置され開口82を前後に分断する接続部86とを備える。
側面部83、84には、開口82の前後方向中央部に対応して、上方に突出する位置決めリブ82A1がそれぞれ形成されている。位置決めリブ82A1は前後に延びている。
位置決めリブ82A1の後方には、開口82を前側開口82Aと後側開口82Bとに分断する接続部86が形成されている。接続部86は、断面逆U字状に形成されており、左右の基部86Aには、厚み方向に貫通する位置決め孔86A1が形成されている。位置決めリブ82A1と位置決め孔86A1には、上部カバー91が係合する。
前側開口82Aの前端に対応して、側面部83、84には、左右一対のカバー固定部83A、84Aが形成されている。カバー固定部83A、84Aは上部カバー91に下方から締結部材121(図9参照)で締結される。カバー固定部83A、84Aは、シートフレーム18L、18Rの上方に配置される(図6参照)。
前側開口82Aの後端に対応して、側面部83、84には、左右一対のカバー固定片83B、84Bが形成されている。カバー固定片83B、84Bは、上部カバー91に下方から締結部材121(図9参照)で締結される。カバー固定片83B、84Bは、シートフレーム18L、18Rの上方に配置される。
側面部83、84の前端には、車幅方向内側に突出する湾曲板状のクッション回避部83C、84Cが形成されている。クッション回避部83C、84Cは、車幅方向内側に進むに連れて前方に湾曲する。クッション回避部83C、84Cの前端には、車幅方向内側に突出する四角環状の係合部83C1、84C1(図9参照)が形成されている。係合部83C1、84C1には、車体カバー40のサイドカバー40B、40C(図1、図5参照)が係合する。
側面部83、84の車幅方向内側面には、下縁83D、84Dに沿って、複数のフェンダー固定片(第2フェンダー固定部)83E、83F、84E、84Fが形成されている。フェンダー固定片83E-84Fは、下縁83D、84Dよりも上方で、側面部83、84の内面から車幅方向内側に突出している。
前側のフェンダー固定片83E、84Eは、クッション回避部83C、84Cに近接して形成されている。
後側のフェンダー固定片83F、84Fは、アウターフェンダー81の前後方向中央部に対応して形成されている。
左側のフェンダー固定片83E、83Fは、インナーフェンダー71の左側の側部73の上方に配置され、右側のフェンダー固定片84E、84Fは、インナーフェンダー71の右側の側部74の上方に配置される。フェンダー固定片83E、83Fおよびフェンダー固定片83E、83Fは、それぞれ、下方からの固定部材114で、インナーフェンダー固定部73D、73E、74D、74Eに固定される。
よって、アウターフェンダー81の下部は、インナーフェンダー71に固定され、インナーフェンダー71を介して車体フレーム10に固定される。
このとき、アウターフェンダー81の側面部83、84は、インナーフェンダー71の中央部72の後部側面を外側から覆い、後方頂部85が中央部72の後方を覆う。
アウターフェンダー81の後方頂部85の前端には、ステー固定部85Aが形成されている。ステー固定部85Aは車幅方向中央に形成されている。ステー固定部85Aは、下方からの固定部材122(図9参照)でリアステー50に係合されて固定される。
ステー固定部85Aの後方には、下面から上面側に凹んだ形状のプレート保持部85Bが形成されている。プレート保持部85Bは外面である上面側では台座状に形成されており、プレートステー49A(図5参照)を介してライセンスプレート49(図1参照)が支持される。プレート保持部85Bの内面側は、凹み形状であり、締結部を有する板状の固定部材123が配置され、固定部材85B1にはプレートステー49Aが固定される。プレート保持部85Bの下方には、前後方向に延びる突出片状のプレート保持リブ85Cが形成されている。プレート保持リブ85Cは、ライセンスプレート49の下面に接触してライセンスプレート49を下方から保持する。
図10は、上部カバー91を下方から見た図であり、図9からアウターフェンダー81の図示を省略した図である。図11は、上部カバー91とアウターフェンダー81の平面図である。
アウターフェンダー81の上方には、上部カバー91が配置される。上部カバー91は樹脂製であり、インナーフェンダー71と同一の素材で製造可能である。本実施形態では、上部カバー91はPP樹脂製である。
上部カバー91は、平面視では、前後方向に延びる台形形状であり、後方に進むにしたがって、幅が狭くなっている。上部カバー91は、車両側面視では、車体フレーム10の軸部52からテールライトカバー45Aの前部まで延びている。
上部カバー91の前後方向中央部には、上部カバー91の上面に対して台形状に凹んだ段差部92(図11参照)が形成されている。段差部92の底面には、底面を上下方向に貫通する開口93が形成されている。開口93は、四角状の前側開口93Aと、前側開口93Aよりも左右幅が狭い四角状の後側開口93Bと、後側開口93Bよりも左右幅が狭くて前側開口93Aと後側開口93Bとを接続する中間開口93Cとを有する。
段差部92の周縁には、図10に示すように、複数のスリット孔92A、92B、92C、92D、92Eが形成されている。すなわち、前側開口93Aの前側には、左右方向に延びる左右一対の第1のスリット孔92Aが形成されている。前側開口93Aの前部側方には、前後方向に延びる左右一対の第2のスリット孔92Bが形成されている。前側開口93Aの後部側方には、前後方向に延びる左右一対の第3のスリット孔92Cが形成されている。また、後側開口93Bの側方には、前後方向に延びる左右一対の第4のスリット孔92Dが形成されている。後側開口93Bの後方には、左右方向に延びる複数の第5のスリット孔92Eが形成されている。
上部カバー91の後部には、下方に突出する左右一対の側壁部94が形成されている。側壁部94の内面には、車幅方向内側に突出する位置決めボス94Aが形成されている。位置決めボス94Aは、アウターフェンダー81の被位置決め孔86A1に上方外側から差し込まれる。
また、第2のスリット孔92Bには、アウターフェンダー81の位置決めリブ82A1が下方から差し込まれる。
これらにより、上部カバー91はアウターフェンダー81に対して位置決め可能であり、仮組可能である。
上部カバー91の下面には、車幅方向の外端に対応して、下方に突出する筒状のボス穴95、96が形成されている。前側のボス穴96は、上部カバー91の前端に形成されている。後側のボス穴96は、後側開口93Bの側方に形成されている。ボス穴95、96は、左右一対形成されている。
前側のボス穴95には、アウターフェンダー81の前側のカバー固定部83A、84Aの締結部材121(図9参照)が締結されて固定される。
後側のボス穴96には、アウターフェンダー81の後側のカバー固定部83B、84Bの締結部材121(図9参照)が締結されて固定される。
これにより、上部カバー91とアウターフェンダー81とを一体にすることが可能である。
上部カバー91の前端には、前方に突出する締結部97が形成されている。締結部97は、左右に延びている。締結部97は、左右一対の締結部材113で上方からインナーフェンダー71のカバー固定ボス72Eに締結される。
図11において、中間開口93Cの側方には、左右一対のフレーム固定部98が形成されている。フレーム固定部98は、開口93に突出する突出片状に形成されている。フレーム固定部98は、中間クロスメンバー22の前部締結孔21A1、21B1を覆わず、後部締結孔21A2、21B2(図4参照)を覆う突出片状に形成されている。フレーム固定部98は、後部締結孔21A2、21B2に締結可能である。
左右のフレーム固定部98の上方には、リアグリップ44のステー44B1、44C1がそれぞれ配置され、上方から締結部材131が挿通されてステー44B1、44C1と共に後端部クロスメンバー21の後部締結孔21A2、21B2(図4参照)に締結される。
リアステー50には、テールライト45やリアウインカ48(図1参照)が支持される。リアステー50の後端には、下方から、アウターフェンダー81の固定部材122(図9参照)が係合されて固定される。
開口93の前側開口93Aの部分には、箱状のシートロック79(図5参照)が配置される。シートロック79は、シートロックステー54L、54Rの上面に固定される。
図5に示すように、上部カバー91の開口93は、第2上部カバー101で上方から覆われる。第2上部カバー101は、上部カバー91と同一の素材で製造可能である。本実施形態の第2上部カバー101は、PP樹脂製である。第2上部カバー101は、シートロックカバー部102を備える。シートロックカバー部102は、上方に凹んだ四角容器状であり、下側の内部にシートロック79を収容する。シートロックカバー部102の天井部には、上下方向に貫通する孔状の開口103が形成されている。シート14が閉塞された場合に、開口103を通じて、シート14の下面のロック係合部(不図示)がシートロック79に進入して、シートロック79にロックされる。
シートロックカバー部102の後方には、車幅方向外側から車幅方向中央に延びるようにU字状に切り欠かれた左右一対のステー回避部104が形成されている。ステー回避部104には、リアグリップ44のステー44B1、44C1が配置される。
第2上部カバー101の周縁には、上部カバー91のスリット孔92A、92C、92D、92Eに対応する位置に応じて、複数の係合爪(不図示)が形成されている。係合爪(不図示)が、スリット孔92A、92C、92D、92Eに差し込まれることで、第2上部カバー101が上部カバー91に一体に支持される。
上部カバー91および第2上部カバー101は、シート14が閉塞された場合に、シート14で上方から覆われる。
本実施形態では、インナーフェンダー71、上部カバー91、および、第2上部カバー101は、PP樹脂製である。一方、アウターフェンダー81は、ABS樹脂製である。
ここで、図1に示すように、アウターフェンダー81は外観露出する。一方で、インナーフェンダー71、上部カバー91、および、第2上部カバー101は、車体カバー40や、アウターフェンダー81、シート14によって覆われて通常は外観露出しない。
一般に、ABS樹脂製のカバーは形成後に塗装をする。PP樹脂のカバーでも、カバー形成後に塗装することで着色することは可能であるが、光沢がABS樹脂のカバーよりも低くなる。また、PP樹脂では、塗装前に前処理が必要であるため、塗装作業が煩雑になりやすい。これに対して、ABS樹脂のカバーは塗装の際に前処理が不要である上に、PP樹脂のカバーよりも光沢を出し易くなっている。
本実施形態では、外観露出するアウターフェンダー81がABS樹脂製であり、適宜に塗装可能であるため、外観性を向上させ易い。
また、上述の自動二輪車1では、車体フレーム10を通じて、車体カバー40やリアフェンダー42にエンジンの振動が伝わる。特に、本実施形態のエンジン11は、車体フレーム10にリジッドマウントされており、エンジン11の振動が車体フレーム10を介して車体カバー40やリアフェンダー42に伝わり易い。
ここで、本実施形態では、インナーフェンダー71および上部カバー91を介して、アウターフェンダー81が車体フレーム10に支持される。インナーフェンダー71および上部カバー91の可撓性は、アウターフェンダー81の可撓性よりも大きくなっている。このため、車体フレーム10が振動する際に、アウターフェンダー81が変形し難くても、インナーフェンダー71および上部カバー91が変形し易く、車体フレーム10からの振動の影響を受け難くなっている。したがって、自動二輪車1を後方に移動させた場合に、リアフェンダー42の後部外観を構成するアウターフェンダー81が後方に接触しても、可撓性の高いインナーフェンダー71等を可撓させて、アウターフェンダー81に対する接触の影響を抑制することができる。
アウターフェンダー81は、リアステー50に車幅方向中央部で且つ周方向の長手方向中央部が固定部材122で固定されている。これにより、アウターフェンダー81が車両後部の一点でリアステー50に位置決めされており、アウターフェンダー81の姿勢が安定し易くなっている。また、リアステー50の固定部材122は、インナーフェンダー固定部73D、73E、74D、74Eおよびフェンダー固定片83E、83F、84E、84Fに比べてエンジン11から離間した位置にあり、エンジン11からの影響を受け難くなっている。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、車体フレーム10と、後輪3を上方から覆うリアフェンダー42とを備える鞍乗り型車両において、リアフェンダー42は、車体フレーム10に固定されるインナーフェンダー71と、インナーフェンダー71を介して車体フレーム10に固定されるアウターフェンダー81とを備え、アウターフェンダー81は、インナーフェンダー71の少なくとも一部を外側から覆い、インナーフェンダー71の素材の可撓性は、アウターフェンダー81の素材の可撓性よりも大きい。したがって、リアフェンダー42を素材の異なる複数部品とすることで、車体の外観性を維持しながら、リアフェンダー42が車体からの振動の影響を受け難くすることができる。
本実施の形態では、アウターフェンダー81はインナーフェンダー71に固定される。したがって、車体フレーム10とアウターフェンダー81の間にインナーフェンダー71を備えるため、アウターフェンダー81が車体からの振動の影響を受け難くすることができる。
また、本実施の形態では、アウターフェンダー81は、インナーフェンダー71よりも後方に延出する。したがって、外側から覆うアウターフェンダー81で、リアフェンダー42の後部外観を構成することができる。
また、本実施の形態では、アウターフェンダー81の素材は、インナーフェンダー71の素材よりも塗装性が良い。したがって、インナーフェンダー71を外側から覆うアウターフェンダー81を塗装し易く、リアフェンダー42の外観を向上させ易くできる。また、自動二輪車1を後方に移動させた場合に、アウターフェンダー81が後方に接触しても、可撓性の高いインナーフェンダー71を可撓させて接触の影響を受け難くすることができる。
また、本実施の形態では、インナーフェンダー71を車体フレーム10に固定するフレーム固定部72C、72Dと、アウターフェンダー81をインナーフェンダー71に固定するフェンダー固定片83E、83F、84E、84Fとが設けられ、フェンダー固定片83E、83F、84E、84Fは、フレーム固定部72C、72Dよりも車幅方向外側に設けられる。したがって、樹脂同志が固定される部分が外側にあって、樹脂同志の可撓性で外側からの衝撃を吸収し易く、車体フレーム10と固定される部分を外側から保護し易くできる。
また、本実施の形態では、インナーフェンダー71は、ポリプロピレン製であり、アウターフェンダー81は、ABS樹脂製である。したがって、リアフェンダー42を製造し易くできる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上述の実施形態では、上部カバー91、第2上部カバー101が、インナーフェンダー71と同一の素材で製造された構成を説明したが、上部カバー91、第2上部カバー101は、インナーフェンダー71の素材とは異なってもよい。
上述の実施形態では、インナーフェンダー71がPP樹脂製であり、アウターフェンダー81がABS樹脂製であるが、インナーフェンダー71はPP樹脂製でなくてもよく、また、アウターフェンダー81はABS樹脂製でなくてもよい。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両や4輪以上を備えた鞍乗り型車両に適用可能である。
3 後輪
10 車体フレーム
42 リアフェンダー
71 第1フェンダー
71 インナーフェンダー(第1フェンダー)
72C フレーム固定部(第1フェンダー固定部)
72D フレーム固定部(第1フェンダー固定部)
81 アウターフェンダー(第2フェンダー)
83E フェンダー固定片(第2フェンダー固定部)
83F フェンダー固定片(第2フェンダー固定部)
84E フェンダー固定片(第2フェンダー固定部)
84F フェンダー固定片(第2フェンダー固定部)

Claims (6)

  1. 車体フレーム(10)と、後輪(3)を上方から覆うリアフェンダー(42)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記リアフェンダー(42)は、前記車体フレーム(10)に固定される第1フェンダー(71)と、前記第1フェンダー(71)を介して前記車体フレーム(10)に固定される第2フェンダー(81)とを備え、
    前記第2フェンダー(81)は、前記第1フェンダー(71)の少なくとも一部を外側から覆い、
    前記第1フェンダー(71)の素材の可撓性は、前記第2フェンダー(81)の素材の可撓性よりも大きく、
    前記第1フェンダー(71)は、ポリプロピレン製であり、
    前記第2フェンダー(81)は、ABS樹脂製である
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 車体フレーム(10)と、前記車体フレーム(10)に支持される前後方向に延びるリアステー(50)と、後輪(3)を上方から覆うリアフェンダー(42)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記リアフェンダー(42)は、前記車体フレーム(10)に固定される第1フェンダー(71)と、前記第1フェンダー(71)を介して前記車体フレーム(10)に固定される第2フェンダー(81)とを備え、
    前記第2フェンダー(81)は、前記第1フェンダー(71)の少なくとも一部を外側から覆い、
    前記第1フェンダー(71)の素材の可撓性は、前記第2フェンダー(81)の素材の可撓性よりも大きく、
    前記車体フレーム(10)は、シートフレーム(18L、18R)を備え、
    前記リアステー(50)は、前記シートフレーム(18L、18R)後方に支持され、
    前記第2フェンダー(81)は、前記第1フェンダー(71)および前記リアステー(50)に固定される
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  3. 前記第2フェンダー(81)は前記第1フェンダー(71)に固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記第2フェンダー(81)は、前記第1フェンダー(71)よりも後方に延出する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記第2フェンダー(81)の素材は、前記第1フェンダー(71)の素材よりも塗装性が良い
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記第1フェンダー(71)を前記車体フレーム(10)に固定する第1フェンダー固定部(72C、72D)と、前記第2フェンダー(81)を前記第1フェンダー(71)に固定する第2フェンダー固定部(83E、83F、84E、84F)とが設けられ、
    前記第2フェンダー固定部(83E、83F、84E、84F)は、前記第1フェンダー固定部(72C、72D)よりも車幅方向外側に設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
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