JPWO2012086626A1 - 自動二輪車の前部構造 - Google Patents

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Abstract

自動二輪車(10)の前部構造は、車体フレーム(11)と、この車体フレーム(11)に回動自在に取付けられるステアリング軸(33)と、このステアリング軸(33)の下端に取付けられるボトムブリッジ(32)と、このボトムブリッジ(32)から下に延び、前輪(13)を懸架するするための2本の分岐片を有するフロントフォーク(31)と、前記ステアリング軸(33)の上端に連結され操舵力を入力するハンドル(34)と、を備える。この自動二輪車前部構造は、前記ボトムブリッジ(32)の上面から前記ハンドル(34)の近傍まで延び、前記フロントフォーク(31)の左右の分岐片の長手軸(JL、JR)に沿って延びる左右の延長部材(35)を更に含む。

Description

本発明は、自動二輪車の前部構造の改良に関する。
一般に、自動二輪車の旋回操作は前輪操向装置により行われる。前輪操向装置の一例が特許文献1に開示される。
特許文献1に開示される前輪操向装置は、車体に連結されたヘッドパイプと、このヘッドパイプに挿通され、上端にトップブリッジを、下端にアダーブラケット(ボトムブリッジ)を備えるステアリングシャフトと、このボトムブリッジか下方に延びて前輪を支持するフロントフォークと、ステアリングシャフトの後方配置されてボトムブリッジからトップブリッジもで延びる補強シャフトと、を含む。
ボトムブリッジからトップブリッジまで補助シャフトが延びているので、フロントフォークがトップブリッジまで延びていない場合であっても、前輪操向装置の剛性を確保できるようにした。しかし、補助シャフトを設ける分だけボトムブリッジが大きくなるという課題がある。
特開2007−246071公報
本発明は、フロントフォークがトップブリッジまで延びていない形態の自動二輪車の前部構造において、ボトムブリッジを小型化する技術を提供することを課題とする。
本発明によれば、車体フレームと、この車体フレームに回動自在に取付けられるステアリング軸と、このステアリング軸の下端に取付けられるボトムブリッジと、このボトムブリッジから下に延びて前輪を懸架するフロントフォークと、ステアリング軸の上端に連結され操舵力を入力するハンドルと、を備え、ボトムブリッジの上面からハンドルの近傍に達する左右の延長部材が、フロントフォークの左右の長手軸に沿って延びていることを特徴とする自動二輪車の前部構造が提供される。
好ましくは、延長部材の下端は、ボトムブリッジに取付けられ、延長部材の上端は、ハンドルに取付けられる。
望ましくは、車幅方向に並ぶ左右延長部材の間に設けられたヘッドライトを更に含み、このヘッドライトは左右延長部材によって支持される。
好ましい形態において、上記前部構造は、車幅方向に並ぶ左右延長部材の間に配置されたメータユニットを更に含み、このメータユニットは左右延長部材によって支持されている。
望ましい形態において、左右延長部材はウインカを支持するよう構成されている。
好ましくは、左右延長部材は、互いを上端で連結するブリッジ部を備える。このブリッジ部の下方にキーシリンダを収納するようにしてもよい。
好ましくは、ハンドルは、延長部材の上端後方に配置され、この延長部材は、上端が開口する中空部材とされ、延長部材の上端及びハンドルの一部を覆うリッドが延長部材の上端及びハンドルに設けられる。
各延長部材は、樹脂製とすればよい。
各延長部材は、内側に物品収納部を有し、リッドは、その物品収納部のリッドを兼ねるようにすればよい。
請求項1に記載の発明では、一対の左右延長部材が、フロントフォークの左右分岐片の長手軸に沿って延びている。フロントフォークがボトムブリッジの上方に延びていない形態の従来の自動二輪車では、ボトムブリッジから上方にステアリング軸が延び、このステアリング軸とは別にステアリング軸と平行に補助軸がボトムブリッジから延びているものがある。しかし、ボトムブリッジから補助軸が延びていると、ステアリング軸方向から見たボトムブリッジの面積を大きくしなければならず、ボトムブリッジの大型化につながる。
この点に鑑み、請求項1に記載の発明では、ボトムブリッジの上面からハンドルの近傍に達する左右延長部材が、フロントフォークの左右分岐片の長手軸に沿って延びている。左右の延長部材がハンドルの近傍に達しており、かつ、ボトムブリッジから補助軸等は延びていないため、ボトムブリッジを小型化することができる。
請求項2に記載の発明では、延長部材の下端をボトムブリッジに取付け、延長部材の上端を支持部に取付けたので、延長部材の上端及び下端を前輪懸架装置に確実に取付けることができる。
請求項3に記載のごとく、ヘッドライトは、左右の延長部材の間に配置されているため、ヘッドライトが車両前方に突出する長さを抑えることができる。ヘッドライトの車両前方への突出量が抑えられるので、車両前部をコンパクトにすることができる。
また、ヘッドライトは左右の延長部材によって支持されているので、別途にヘッドライトステーを設けることなくヘッドライトが支持される。よって、部品点数の増加を抑えることができる。
請求項4に記載の発明では、メータユニットは、左右の延長部材の間に配置されている。このため、メータユニットの車両前方への突出量が抑えられるので、車両前部をコンパクトにすることができる。メータユニットが前方に突出しないので、車両をコンパクトにすることができる。また、メータユニットは左右の延長部材によって支持されている。別途にメータユニットステーを設けることなくメータユニットが支持される。よって、部品点数の増加を抑えることができる。
請求項5に記載の発明のごとく、左右の前ウインカは左右の延長部材によって支持されている。これにより、ウインカステーを別途設けることなくウインカが支持される。よって、部品点数の増加を抑えることができる。
請求項6に記載の発明では、キーシリンダの車幅方向左右は、延長部材で隠され、キーシリンダの上方はブリッジ部で隠されるので、キーシリンダがいたずらされ難くできる。
請求項7に記載の発明のごとく、延長部材の上端及びこの延長部材の車両後方側に位置するハンドルの一部を、延長部材の上端及びハンドルに設けたリッドで覆うようにしたので、延長部材からハンドルにかけての車両領域の一体感が得られる。結果、車両の外観性が高まる。
請求項8に記載の発明のごとく、延長部材が樹脂材で形成されているので、金属製延長部材の場合に較べて、より一層の車両軽量化が図れる。
請求項9に記載のごとく、各延長部材は、内側に物品収納部を備える。延長部材の内部に物品収納が可能になるので、車両デッドスペースを有効活用を図ることができる。
本発明を採用した自動二輪車の左側面図である。 図1の自動二輪車の要部拡大図である。 図2の自動二輪車を矢印3方向に見た図である。 図3の4−4線に沿う断面図である。 図4の領域5の拡大図である。 該自動二輪車の前輪操向装置の分解図である。 延長部材の取付要領を説明する図である。 該前輪操向装置の斜視図である。 ヘッドライト及びウインカの取付要領を説明する図である。 メータユニットの取付要領を説明する図である。 取付け後のメータユニットを示す図である。 本発明の実施例による前輪操向装置を、従来例による前輪操向装置との比較において示す斜視図;そして 本発明の実施例による前輪操向装置と従来例による前輪操向装置を示す断面図である。
以下に、本発明による例示としての実施例を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1に示されるように、鞍乗り型車両としての自動二輪車10は、前端部にヘッドパイプ12を有する車体フレーム11と、ヘッドパイプ12に操向可能に設けられ前輪13を有する前輪操向装置14と、車体フレーム11に懸架されるエンジン15と、車体フレーム11から車両後方に延び後輪17を有する後輪懸架装置18と、を主要素とする。エンジン15の駆動力は、チェーン19を介して後輪17に伝達される。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から車両後方へ延びるメインフレーム21と、このメインフレーム21の後端から車両後方へ略水平に延びるシートレール22と、メインフレーム21の前部から下方へ延びるダウンフレーム23と、メインフレーム21の後端から下方へ垂下するように延びるピボットフレーム24と、ピボットフレーム24とシートレール22との間に渡されるサブフレーム25と、を主要素とする。
ヘッドパイプ12によって操向自在に支持される前輪操向装置14は、前輪13と、この前輪13を懸架するフロントフォーク31と、このフロントフォーク31の上端に設けられるボトムブリッジ32と、このボトムブリッジ32から上方へ延びヘッドパイプ12に回動自在に取付けられるステアリング軸33と、このステアリング軸33の上端に取付けられ操舵力を入力するハンドル34と、から成る。ボトムブリッジ32に前輪13の泥はねをよけるフロントフェンダ36が取付けられている。
ボトムブリッジ32から上方に延長部材35が延びている。この延長部材35はハンドル34の近傍に達している。延長部材35にヘッドライト37、前部ウインカ38L、38R及びメータユニット40が取付けられている。延長部材35の上端後方に、ハンドル34が配置されている。
後輪懸架装置18は、車体フレーム11から後方に延び後輪17を揺動自在に支持するスイングアーム41と、このスイングアーム41と車体フレーム11の間に渡されるクッションユニット42と、から成る。
メインフレーム21の下方にエンジン15が配置されている。このエンジン15は、クランクケース45及びこのクランクケース45から車両斜め上へ延びるシリンダ46を有する。シリンダ46の後壁46bに、スロットルバルブ47が接続され、このスロットルバルブ47の後方にエアクリーナユニット48が接続されている。シリンダ46の前壁46aには、排気管43が接続され、この排気管43は車両後方へ向きを変えて延び、この排気管43の後端に消音器44が接続されている。
エアクリーナユニット48から車両前方にコネクテイングチューブ55が延び、コネクテイングチューブ55の前端にスロットルバルブ47が接続され、このスロットルバルブ47から吸気管56が延びており、この吸気管56はシリンダの後壁46bに接続されている。
ハンドル34の車両後方に、燃料タンク61が配置され、この燃料タンク61はタンクカバー62で覆われ、燃料タンク61の車両後方に連続するように乗員が座るシート63が配置されている。シート63は、シートレール22に取付けられている。シートレール22に車両後部を覆うリヤカウル64が取付けられ、このリヤカウル64にテールライト66が取付けられている。シートレール22に後輪17で跳ねた泥をよけるリヤフェンダ65が取付けられ、このリヤフェンダ65に左右の後部ウインカ39L、39R(図手前側の符号39Lのみ示す。)が取付けられている。
次に、燃料タンク及びその周辺部の構成について説明する。
図2に示されているように、メインフレーム21の前部から上方に膨出部材71が膨出され、この膨出部材の上面71aに燃料タンクの前端61aが支持されている。メインフレーム21の後部に燃料タンクの後端61bが支持されている。
詳細には、膨出部材71に燃料タンクの前端61aを取付ける第1タンク取付部73が設けられ、この第1タンク取付部73に上方へ突出する第1差込部75が設けられている。同様に、車体フレーム11に、燃料タンクの後端61bを取付ける第2タンク取付部74が設けられ、この第2タンク取付部74に上方へ突出する第2差込部76が設けられている。
第1タンク取付部73は、メインフレーム21から延ばした膨出部材71の上面71aに取付けられ、第2タンク取付部74にタンク取付ブラケット77を含む。タンク取付ブラケット77はメインフレーム21の後部に取付けられている。なお、第2差込部76の上方には、タンクカバー62を押さえるようにシート63が配置されている。
図3に示されているように、燃料タンク61の車両前方に、ハンドル34が配置され、このハンドル34の車両前方にメータユニット40が配置されている。
燃料タンク61が取付けられる第1タンク取付部73は、車幅方向中央に1箇所設けられ、第2タンク取付部74は、車幅方向左右に設けられている。
図4に示されているように、メインフレーム21は、前端がヘッドパイプ12に接続され板状部材を車幅方向左右から突き合わせてなるガセット部材83と、このガセット部材83の後端から車両後方へ延びる断面ロ字状のセンタフレーム84とからなる。
第1タンク取付部73に、上方に突設されるおねじ部材としての第1差込部75が設けられ、この第1差込部75に燃料タンクの前端61a及びタンクカバーの前端62aが挿入され第1ナット85にて共締めされている。燃料タンクの前端61a及びタンクカバーの前端62aを第1ナット(フランジ付きキャップナット)85にて共締めしたので、燃料タンクの前端61a及びタンクカバーの前端62aを別個独立に締め付ける場合に較べて、取付工数を減らすことができ、組立に係る生産性が高まる。
センタフレーム84の後部上面に第2タンク取付部74が設けられ、第2タンク取付部74に、上方に突設されるおねじ部材としての第2差込部76が設けられている。
第2差込部76に燃料タンクの後端61bが挿入されて第2ナット86で締結され、その後、第2差込部76にタンクカバーの後端62bが挿入され、このタンクカバー62の後部をシート63に設けた押さえ部89で押圧した。
燃料タンク61の上面から上方に、給油口を構成する筒状部材91が延び、この筒状部材91に着脱自在に蓋部材92が取付けられている。筒状部材の上端91aは、タンクカバーの上面62cと略同一の高さまで延びているので、燃料タンク61がタンクカバー62で覆われる場合であっても、筒状部材91を上方に所定量だけ延ばすことで、この筒状部材91をタンクカバー62で覆うことができ、給油口周りの良好な外観性が確保される。
燃料タンクの上面61cと対向する位置にてタンクカバーの裏面62dには、車幅方向に、複数のリブ94が延びている。これらの複数のリブ94によって、所定の剛性が容易に確保される。
加えて、タンクカバーの前端62aは、第1弾性部材101を介してガセット部材83に取付けられ、タンクカバーの後端62bは、第2弾性部材102及び第3弾性部材103を介してセンタフレーム84に取付けられている。タンクカバー62は弾性部材101〜103にマウントされているので、リブ94による剛性アップと相まって、タンクカバー62の振動を抑えることができる。
次に、ステアリング軸とハンドルとの連結構造等について説明する。図5に示されているように、ステアリング軸の上端33aに、締結部材131を介して筒状の繋ぎパイプ132が上方に延びるように取付けられ、この繋ぎパイプ132の上端に車幅方向に延びるようにハンドル34が接合されている。ステアリング軸33、ハンドル34及び繋ぎパイプ132にわたって、これら3つの部材間を確実に保持するための繋ぎ板133が締結部材131にて共締めされている。
繋ぎ板133の上部から車両前方に、延長部材ステー135が延び、この延長部材ステー135に、リッド136が小ねじ137を介して取付けられている。リッド136は、延長部材35の上端35aに開口される開口138を塞ぎつつ延長部材の上端35aを支持するものである。繋ぎ板133の下端から車両前方には、キーシリンダ141を支えるキーシリンダステー142が延びている。
次に、延長部材の取付構造について説明する。図6に示されているように、前輪操向装置14に固着した繋ぎ板133に延長部材ステー135が取付けられ、この延長部材ステー135の下方にて繋ぎ板133にキーシリンダステー142が取付けられている。延長部材35は、その下端35bが、ボトムブリッジ32に取付けられ、その上端35aが、延長部材ステー135を介してハンドル34に取付けられている。
次に、上記延長部材にヘッドライト等の部材を取付ける手順について説明する。図7に示されているように、左右の延長部材35は、上端後部に左右の座部143が形成されている。左右の延長部材の上端35aに左右の延長部材が連結されるブリッジ部144が設けられ、このブリッジ部144から車両斜め前上方へメータユニット40を固定するフランジ部145が延び、ブリッジ部144にキーシリンダ141が収納される凹部146が形成され、左右の延長部材35の高さ方向中間部から車両前方へヘッドライト37が挟持されるようにして取付けられる左右の腕部147が延びている。
図6に戻って、延長部材35の取付要領として、ボトムブリッジ32の上面32fに延長部材35をセットし、延長部材の上端35aに形成した左右の座部143を第3ボルト153を介して矢印aのように延長部材ステー135に締結し、延長部材の下端35bを第4ボルト154を介して矢印bのようにボトムブリッジ32の側部に設けた取付部148に締結する。
延長部材35の上端35a及び下端35bは、前輪操向装置14に第3ボルト153及び第4ボルト154を介して取付けられているので、延長部材35を前輪操向装置14に確実に取付けることができる。
次に、矢印cのようにフランジ部145にメータユニット40を載置し、下方から第5ボルト155をねじ込んでメータユニット40を延長部材35に取付ける。次に、左右の腕部147に開けたウインカ孔157に、車幅方向左右外方から矢印dのように前部ウインカ38L、38Rを挿入した後ナット158で固定し、左右の腕部147に開けたライト孔161に矢印eのようにヘッドライト37をセットし、第6ボルト156(図9)にてヘッドライト37を左右の腕部147へ取付ける。
最後に、リッド136を延長部材35の上端35aにセットし矢印fのように小ねじ137にてリッド136を延長部材ステー135に締結する。なお、組付手順については、上記手順に限定されることはなく、組付可能であれば、適宜、その順序は変更可能なものとする。
以下、上記組付要領と一部異なる組付手順となっているが、組付に係るより具体的な構造等について説明する。図7に戻って、延長部材35は、樹脂製である。延長部材35は、その上端35aが開口している中空部材であり、延長部材の上端35a及びハンドル34の一部を覆うリッド136が延長部材の上端35a及びハンドル34に付設された延長部材ステー135に取付けられている。
リッド136は、延長部材の上端35aを覆う本体部163と、この本体部163の車幅方向中心から車両上方に延びた後車両後方へ延び繋ぎパイプ132(図6)及び延長部材ステー135の上方を覆い且つ小ねじ137が取付けられる孔165(図6)を有する覆い部164と、から成る。
図3を併せて参照して、延長部材35の上端35aをリッド136の本体部163によって覆い、延長部材35の車両後方に位置するハンドル34の一部を覆い部164によって覆うようにしたので、延長部材35からハンドル34にかけて車両の一体感が得られる。結果、車両の外観性が高まる。
延長部材35は、内部が物品収納部166とされ、リッド136は、物品収納部166のリッドを兼ねている。延長部材35の内部に物品が収納可能になるので、車両デッドスペースの有効活用を図ることができる。また、延長部材35は樹脂製部材としたので、金属製部材で延長部材が形成されている場合に較べて車両の軽量化を図ることができる。
図8を参照して延長部材35とリッド136が前輪操向装置14へ取付けられた状態を説明する。図示のごとく、ボトムブリッジ32の上面32fからハンドル34の近傍に達する左右の延長部材35が、フロントフォーク31の左右の長手軸JL、JRに沿って延びている。
左右延長部材35は、上端35aで左右の延長部材35が連結されるブリッジ部144を備え、このブリッジ部144に高さ方向に延びている凹部146(図7)が形成され、この凹部146にキーシリンダ141が配置されている。キーシリンダ141は、ブリッジ部144の下方まで延びている。つまり、ブリッジ部144の下方にキーシリンダ141が収納されている。
図8に図2を併せて参照するに、キーシリンダ141の車幅方向左右は、延長部材35で隠され、キーシリンダ141の上方はブリッジ部144で隠されるので、キーシリンダ141をいたずらされ難くすることができる。
図9に示されているように、左右の腕部147に開けたウインカ孔157に、車幅方向左右外方から前部ウインカ38L、38Rを挿入した後、前部ウインカ38L、38Rに設けたおねじ部159を左右の腕部147にナット158で固定し、左右の腕部147に開けたライト孔161に、ヘッドライト37をセットし第6ボルト156を介してヘッドライト37を左右の腕部147へ取付ける。
図3を併せて参照して、車幅方向に設けられている左右一対の延長部材35の間に、ヘッドライト37が配置されていると共に、このヘッドライト37は左右一対の延長部材35によって支持されている。左右一対の延長部材35は、前部ウインカ38L、38Rを支持する部材となる。
ヘッドライト37は、左右一対の延長部材35の間に配置されているため、ヘッドライト37が車両前方に突出する長さを抑えることができる。ヘッドライト37の車両前方への突出量が抑えられるので、車両前部をコンパクトにすることができる。
また、ヘッドライト37は左右一対の延長部材35によって支持されている。別途にヘッドライトステーを設けることなくヘッドライト37が支持される。よって、部品点数の増加を抑えることができる。
さらに、前部ウインカ38L、38Rは左右一対の延長部材35によって支持されている。別途にウインカステーを設けることなく前部ウインカ38L、38Rが支持される。よって、部品点数の増加を抑えることができる。
次に、メータユニットの取付構造について説明する。
図10に示されているように、左右の延長部材35に付設したフランジ部145に、メータユニット40を載置し、下方から第5ボルト155を差し込みフランジ部145にメータユニット40を取付ける。
図11に示されているように、延長部材35から延びているフランジ部145にメータユニット40が取付けられた状態が示されている。
図3を併せて参照して、車幅方向に設けられている左右一対の延長部材35の間に、メータユニット40が配置されていると共に、このメータユニット40は左右一対の延長部材35によって支持されている。メータユニット40は、左右一対の延長部材35の間に配置されているため、メータユニット40の車両前方への突出量が抑えられる。結果、車両前部をコンパクトにすることができる。メータユニット40が前方に突出しないので、車両をコンパクトにすることができる。
また、メータユニット40は、左右一対の延長部材35によって支持されている。別途にメータユニットステーを設けることなくメータユニット40が支持される。よって、部品点数の増加を抑えることができる。
図12A及び12Bを参照して、上述のように構成された自動二輪車前部構造の作用を次に説明する。図12A及び図12Bにおいて、(a)は本発明による構成を斜視及び(b-b線)断面で示し、(b)は従来例の構成を斜視及び(d−d線)断面で示す。左右延長部材35が、ボトムブリッジの上面32fから上方へフロントフォーク31の左右の長手軸JL、JRに沿って延びる。
図12A及び図12Bの(b)に示されるように、フロントフォーク31がボトムブリッジの上面32Bfからトップブリッジ168まで延び、フロントフォーク31の高さ方向中間部がボトムブリッジ32Bに取付けられると共に、フロントフォーク31の上端がトップブリッジ168に取付けられている。
この場合、ボトムブリッジ32から上方にフロントフォーク31が延びていると、フロントフォーク31の上端を支持するトップブリッジ168が必要になる。
加えて、ステアリング軸方向から見たボトムブリッジ32の面積を大きくしなければならず、ボトムブリッジ32の大型化につながる。
図12A及び12Bの(a)に戻って、ボトムブリッジの上面32fからハンドル34(図1)の近傍に達する左右の延長部材35が、フロントフォーク31の左右の長手軸JL、JRに沿って各々延び、それらの上端35aがトップブリッジの形状を呈するブリッジ部144につながれている。このブリッジ部144は、左右一対の延長部材の上端35aを支持することができる剛性であれば良い。従って、トップブリッジ168のような剛性部材は不要になる。さらに、ボトムブリッジ32から上方に延びている部材はステアリング軸33だけであり、他の剛性部材は延びていない。結果、ボトムブリッジ32を小型化が可能になる。
フロントフォーク31がボトムブリッジ32の上方に延びていない形態の自動二輪車10において、ボトムブリッジの上面32fに、フロントフォークの左右の長手軸JL、JRに沿って延びるように延長部材35を配置し、この延長部材35にフロントフォークのような外観をもたせたので、車両前部にスポーティな印象を付与することができ、車両の外観性が向上する。
これまで、本発明を自動二輪車へ適用した場合について説明してきたが、鞍乗り型三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。
本発明は、自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、11…車体フレーム、13…前輪、32…ボトムブリッジ、33…ステアリング軸、34…ハンドル、35…延長部材、37…ヘッドライト、38L、38R…ウインカ、40…メータユニット、136…リッド、141…キーシリンダ、144…ブリッジ部、166…物品収納部。

Claims (9)

  1. 車体フレームと、この車体フレームに回動自在に取付けられるステアリング軸と、このステアリング軸の下端に取付けられるボトムブリッジと、このボトムブリッジから下に延び前輪を懸架するフロントフォークと、前記ステアリング軸の上端に連結され操舵力を入力するハンドルと、が備えられている自動二輪車の前部構造において、
    前記ボトムブリッジの上面から前記ハンドルの近傍に達する左右の延長部材が、前記フロントフォークの左右の長手軸に沿って延びていることを特徴とする自動二輪車の前部構造。
  2. 前記延長部材の下端は、前記ボトムブリッジに取付けられ、前記延長部材の上端は、前記ハンドルに取付けられている、請求項1記載の自動二輪車の前部構造。
  3. 車幅方向に設けられている前記左右一対の延長部材の間に配置されたヘッドライトを更に含み、このヘッドライトは前記左右一対の延長部材によって支持されている、請求項2記載の自動二輪車の前部構造。
  4. 車幅方向に設けられている前記左右一対の延長部材の間に配置されたメータユニットを更に含み、このメータユニットは前記左右一対の延長部材によって支持されている、請求項2記載の自動二輪車の前部構造。
  5. 前記左右一対の延長部材は、ウインカを支持するよう構成されている、請求項2記載の自動二輪車の前部構造。
  6. 前記左右一対の延長部材は、上端で左右が連結されるブリッジ部を備え、このブリッジ部の下方にキーシリンダが収納されている、請求項2記載の自動二輪車の前部構造。
  7. 前記ハンドルは、前記延長部材の上端後方に配置され、
    この延長部材は、上端が開口する中空部材であり、前記延長部材の上端及び前記ハンドルの一部を覆うリッドが前記延長部材の上端及び前記ハンドルに設けられている、請求項2項記載の自動二輪車の前部構造。
  8. 前記延長部材は、樹脂製である、請求項2記載の自動二輪車の前部構造。
  9. 前記延長部材は、内部が物品収納部とされ、前記リッドは、前記物品収納部のリッドを兼ねている、請求項2記載の自動二輪車の前部構造。
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