JP5513317B2 - 自動二輪車の後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体フレームの後部に、後輪を上方から覆うリヤフェンダが設けられ、該リヤフェンダに灯火器が支持される自動二輪車の後部構造に関する。
車体フレームの後部にリヤフェンダが設けられ、該リヤフェンダを補強するためにリヤフェンダの後部に取付けられた合成樹脂製の補強部材に、灯火器が支持されるようにした自動二輪車が、特許文献1で知られている。
実開平02−117984号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたものでは、補強部材で灯火器を支持しているので、補強部材の剛性を高めるために、補強部材に厚いリブが設けられたり、補強部材を肉厚に成形する等の工夫が必要であった。しかるに、そのような工夫で補強部材の剛性を高めると、補強部材の成形時に引けが生じる等の外観上好ましくない現象が生じる場合があり、またリヤフェンダの形状の自由度も狭められてしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、リヤフェンダの形状の自由度および外観性を高めつつ、灯火器の支持剛性を高めた自動二輪車の後部構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車体フレームの後部に、後輪を上方から覆うリヤフェンダが設けられ、該リヤフェンダに灯火器が支持される自動二輪車の後部構造において、前記リヤフェンダが、後方から見たときの前記リヤフェンダの全体外観形状をなすように形成されるアウターフェンダ部材と、該アウターフェンダ部材に前方から結合されるインナーフェンダ部材とで前後に分割可能に構成され、前記インナーフェンダ部材の車幅方向両側には、後方に向かって突出する折り曲げ部が一体に設けられ、前記アウターフェンダ部材の前記インナーフェンダ部材に対向する内面には、前記折り曲げ部に嵌合する突部が前記折り曲げ部に沿うように一体に突設され、前記灯火器が、前記アウターフェンダ部材および前記インナーフェンダ部材間に一部が挟まれるようにしてそれらのフェンダ部材に支持されることを特徴とする自動二輪車の後部構造。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記アウターフェンダ部材および前記インナーフェンダ部材が、それらのフェンダ部材間に中空部を形成するようにして結合されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記車体フレームの幅方向に沿う前記インナーフェンダ部材の幅が、前記アウターフェンダ部材の幅よりも小さく設定されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、上下方向に長い前記インナーフェンダ部材に、その長手方向に延びるリブが一体に突設されることを第4の特徴とする。
本発明は、第1〜第の特徴の構成のいずれかに加えて、前記インナーフェンダ部材および前記灯火器が前記車体フレームの後部に取付けられることを第の特徴とする。
さらに本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記アウターフェンダ部材および前記インナーフェンダ部材間に形成される中空部に、前記リヤフェンダに取付けられる第2の灯火器に連なる電線が配設されることを第の特徴とする。
なお実施の形態のテールランプが本発明の灯火器に対応し、実施の形態のライセンスライト73が本発明の第2の灯火器に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、後方から見たときのリヤフェンダの全体外観形状をなすように形成されるアウターフェンダ部材を、該アウターフェンダ部材に前方から結合されるインナーフェンダ部材で補強することによって、アウターフェンダ部材すなわちリヤフェンダの外観形状の自由度および外観性を高めつつ、アウターフェンダ部材およびインナーフェンダ部材間に灯火器の一部が挟まれるようにして、灯火器をそれらのフェンダ部材で支持することで、灯火器の支持剛性を高めることができる。
その上、インナーフェンダ部材の両側に一体に設けられた折り曲げ部に、アウターフェンダ部材の内面に突設される突部が嵌合するので、インナーフェンダ部材およびアウターフェンダ部材の結合剛性が向上し、ひいてはリヤフェンダの剛性が向上する。
また本発明の第2の特徴によれば、相互に結合されたアウターフェンダ部材およびインナーフェンダ部材間に中空部が形成されるので、リヤフェンダ全体の剛性向上を図ることができる。
本発明の第3の特徴によれば、インナーフェンダ部材の幅がアウターフェンダ部材の幅よりも小さいので、リヤフェンダを後方から見たときにインナーフェンダ部材が見えず、インナーフェンダ部材にリブ等が設けられたとしてもリブの形状等の制約がない。
本発明の第4の特徴によれば、上下に長いインナーフェンダ部材にその長手方向に長いリブが設けられるので、インナーフェンダ部材ひいてはリヤフェンダのねじれ剛性を高めることができる。またアウターフェンダ部材に剛性向上のためのリブが設けられる構造ではヒケが発生して外観性の低下を招くのに対し、インナーフェンダ部材に設けられるリブでリヤフェンダの剛性向上が図られるので、リヤフェンダの外観性も向上する
発明の第の特徴によれば、インナーフェンダ部材および灯火器が車体フレームの後部に取付けられるので、車体フレームもリヤフェンダの剛性向上に寄与することができる。
さらに本発明の第の特徴によれば、リヤフェンダに取付けられる第2の灯火器に連なる電線をアウターフェンダ部材およびインナーフェンダ部材間の中空部に通すようにることで、電線を外部から見えないようにして外観性を高めるとともに、電線に対するいたずら防止を図ることもできる。
自動二輪車の全体側面図である。 乗車用シートを省略した状態での図1の2矢視図である。 乗車用シートを省略した状態での図1の3矢視図である。 図2の4−4線断面図である。 リヤフェンダの平面図である。 図5の矢視図である。 図6の7−7線断面図である。 図6の8−8線断面図である。 リヤフェンダの斜め後方から見た斜視図である。 アウターフェンダ部材の斜め前方から見た斜視図である。 インナーフェンダ部材の斜め後方から見た斜視図である。 テールランプの斜め前方から見た斜視図である。
本発明の実施の形態について、添付の図1〜図12を参照しながら説明すると、先ず図1において、この自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを下端部で軸支するフロントフォーク15を操向可能に支承するヘッドパイプ16と、該ヘッドパイプ16から後下がりに延びるメインパイプ17と、該メインパイプ17の後端から下方に延びる左右一対のセンターパイプ18…と、前記メインパイプ17よりも急角度に傾斜して前記ヘッドパイプ16から後下がりに延びるダウンパイプ19と、該ダウンパイプ19の後端および前記両センターパイプ18…間を結ぶ左右一対のロアパイプ20…と、前記センターパイプ18…の上部から後上がりに延びる左右一対のシートレール21…と、前記メインパイプ17および前記ダウンパイプ19の中間部間を結んで後上がりに延びる補強パイプ22と、前記両センターパイプ18…の下部および前記両シートレール21…の中間部間を結んで後上がりに延びる左右一対のリヤフレーム23…とを備え、センターパイプ18…およびロアパイプ20…は一体に連なって形成され、両シートレール21…の後端部は相互に連結される。
車体フレームFには、空冷の単気筒4サイクルである内燃機関Eの機関本体24が、前記メインパイプ17の後部、前記両センターパイプ18…、前記ダウンパイプ19の下部および前記両ロアパイプ20…で囲まれるようにして搭載されるものであり、この機関本体24は、クランクシャフト25を車幅方向に沿わせるようにして車体フレームFに搭載される。
前記センターパイプ18…の下部には、スイングアーム26の前端を上下揺動可能に支承するブラケット27が設けられており、前記スイングアーム26の後部には後輪WRが軸支される。またセンターパイプ18…の下部およびスイングアーム26の前部間にはリンク機構28が設けられており、そのリンク機構28の一部を構成するリンク部材29と、前記メインパイプ17の後端部間にはリヤクッションユニット30が設けられる。
ところで前記機関本体24内には、前記クランクシャフト25の回転動力を変速する歯車式変速機(図示せず)が収容されており、その歯車式変速機の出力軸31は前記機関本体24から左側方に突出する。而してこの出力軸31の端部に固定された駆動スプロケット32と、後輪WRに同軸に設けられた被動スプロケット33とに無端のチェーン34が巻き掛けられ、前記歯車式変速機の出力は前記チェーン34を介して後輪WR側に伝達される。
前記機関本体24の上方で前記メインパイプ17には、該メインパイプ17を跨ぐようにして燃料タンク35が搭載されており、この燃料タンク35の後方には、タンデム型である乗車用シート36が配置され、この乗車用シート36は前記両シートレール21…で支持される。
前記機関本体24の一部を構成するシリンダヘッド37の後部側壁には吸気装置38が接続され、前記シリンダヘッド37の前部側壁には排気装置39が接続される。而して排気装置39がその下流端に備える排気マフラー40は後輪WRの右側に配置される。
前記車体フレームFの前部には、前記ヘッドパイプ16を前方から覆うフロントカウル41と、該フロントカウル41に連なって前記燃料タンク35の前部を両側から覆うフロントサイドカウル42…とが支持され、前輪WFを上方から覆うフロントフェンダ43が前記フロントカウル41および前記フロントサイドカウル42…に連設される。また車体フレームFの後部には、前記吸気装置3を両側から覆うサイドカウル44…が支持される。
図2および図3を併せて参照して、前記車体フレームFの後部には、前記乗車用シート36で一部が覆われるとともに残部が前記乗車用シート36よりも後方に配置されるリヤカウル45が支持されており、乗車用シート36の後部に座った同乗者が握ることを可能とした左右一対のグラブレール46,46が前記リヤカウル45の両側で前記車体フレームFの後部に取付けられる。
前記両シートレール21…の後端部間は連結フレーム47で連結されており、連結フレーム47よりも前方で前記両シートレール21…の中間部間にはクロスメンバ48が架設される。前記クロスメンバ48に対応する部分で左右で対をなすシートレール21…およびリヤフレーム23…間にはステイ49,49が設けられており、前記グラブレール46…の前部はステイ49…に一対ずつのボルト50…,51…で締結され、前記グラブレール46…の後部は前記連結フレーム47にボルト52…で締結される。
図4を併せて参照して、前記リヤカウル45は、前端部を前記クロスメンバ48上に載せるようにして両シートレール21…間に跨がるとともに乗車用シート36の後部で上方から覆われる前半部45aと、乗車用シート36よりも後方に張り出すようにして前記前半部45aから後方に延びる後半部45bと、前記前半部45aの両側からグラブレール46…の中間部側に向けて側方に張り出す左右一対の側方張出部45c,45cとを一体に有するものであり、前記前半部45aおよび前記後半部45bの連設部の両側がボルト53,53で前記グラブレール46…の後部に締結され、前記後半部45bの後部両側が一対のボルト54,54で前記グラブレール46…の後部に締結される。
またリヤカウル45の前半部45aには、前記乗車用シート36の後部で覆われるようにして上方に開放した収容凹部55を形成する矩形の突部45dが、前記クロスメンバ48の後方で下方に突出するようにして一体に設けられる。
前記リヤカウル45の前後方向中間部に対応する位置で両シートレール21…には内方に突出する支持ステー58,58が固着されており、前記リヤカウル45の前後方向中間部は、前記支持ステー58…に固着されるウエルドナット60,60に螺合するボルト59,59で前記支持ステー58…に締結される。
前記両グラブレール46…の後部下面には、ウインカ支持ステー61,61がボルト62,62で締結されており、前記両グラブレール46…から側方に突出するウインカ63,63…の腕部63a,63aが前記ウインカ支持ステー61…で支持される。
図5〜図8において、前記車体フレームFの後部には、後輪WRを上方から覆うリヤフェンダ64が設けられており、このリヤフェンダ64に第1の灯火器であるテールランプ65が支持される。
前記リヤフェンダ64は、合成樹脂製のアウターフェンダ部材66と、該アウターフェンダ部材66に前方から結合される合成樹脂製のインナーフェンダ部材67とで前後に分割可能に構成されており、前記テールランプ65は、前記アウターフェンダ部材66および前記インナーフェンダ部材67間に一部が挟まれるようにして、それらのフェンダ部材66,67で支持される。
図9および図10を併せて参照して、前記アウターフェンダ部材66は、後方からみたときの前記リヤフェンダ64の全体外観形状をなすようにして基本的に後ろ下がりに傾斜するように形成されており、このアウターフェンダ部材66の上部には、前記テールランプ65を配置するための開口部68が設けられ、該開口部68よりも下方で前記アウターフェンダ部材66には、上部支持台69、左右一対のプレート支持部70,70および下部支持台71が後方に向けて突出するようにして上方から順に一体に突設され、一対のプレート支持部70…に取付けられるライセンスプレート72を上方から照らす第2の灯火器としてのライセンスライト73が上部支持台69に取付けられ、下部支持台71には反射板74が取付けられる。また前記上部支持台69に対応する部分で前記アウターフェンダ部材66には前方に向けて開放した第1凹部75が形成され、前記下部支持台71に対応する部分で前記アウターフェンダ部材66には前方および下方に向けて開放した第2凹部76が形成される。
図11を併せて参照して、前記車体フレームFの幅方向に沿う前記インナーフェンダ部材67の幅は、図6で明示するように、前記アウターフェンダ部材66の幅よりも小さく設定されており、このインナーフェンダ部材67は、前記アウターフェンダ部材66の前記開口部68よりも下方で第1凹部75を前方から覆うようにして前記アウターフェンダ部材66に結合される。
而して前記アウターフェンダ部材66に前記インナーフェンダ部材67を結合するために、前記アウターフェンダ部材66の前面には第1凹部75の下方に配置される左右一対の第1取付けボス78,78が一体に突設され、前記両プレート支持部70…間に対応する位置で前記アウターフェンダ部材66の前面には単一の第2取付けボス79が一体に突設される。一方、前記インナーフェンダ部材67には、左右一対の第1取付けボス78…に前方から当接する左右一対の第1取付け部80,80と、第2取付けボス79に前方から当接する第2取付け部81とが設けられており、第1取付け部80…が第1取付けボス78…にタッピングスクリュー82,82で締結され、第2取付け部81が第2取付けボス79にタッピングスクリュー83で締結される。このように前記アウターフェンダ部材66および前記インナーフェンダ部材67が締結されてリヤフェンダ64が構成された状態で前記アウターフェンダ部材66および前記インナーフェンダ部材67間には中空部77が形成される。
ところで前記インナーフェンダ部材67は、上下方向に長く形成されるのであるが、このインナーフェンダ部材67の長手方向に延びるリブ84が前記インナーフェンダ部材67の後面の幅方向中央部に一体に突設され、第2取付け部81は前記リブ84の下端に形成され、第1取付け部80…は前記リブ84の上下方向中間部の両側で前記インナーフェンダ部材67の後面に一体に形成される。
た前記インナーフェンダ部材67の車幅方向両側には、後方に向かって突出する折り曲げ部85が一体に設けられており、前記アウターフェンダ部材66の前記インナーフェンダ部材67に対向する内面(前面)には、前記折り曲げ部85に嵌合する突部86が前記折り曲げ部85に沿うように一体に突設される。
また前記インナーフェンダ部材67の上部の左右両側には、前記両シートレール21…に固着されて両シートレール21…から内方に突出する前記支持ステー58…上に載置される第1フレーム支持部89,89が一体に設けられており、図4で示すように、第1フレーム支持部89…は、前記支持ステー58…との間にマウントラバー90…を介在させた状態でボルト91…およびナット92…で支持ステー58…に取付けられる。すなわちインナーフェンダ部材67の上部は、車体フレームFの後部の一部を構成するシートレール21…に支持ステー58…を介して取付けられることになる。
図12を併せて参照して、前記テールランプ65は、後方に開放した函状のハウジング89と、複数の発光ダイオード90…が取付けられた状態で前記ハウジング89の端部に取付けられる基板91と、前記発光ダイオード90…を含んで前記基板91を方から覆うようにして前記ハウジング89の端部に取付けられるインナーレンズ92と、前記ハウジング89および前記インナーレンズ92を方から覆うとともに前記ハウジング89が支持されるベース部材93と、前記ハウジング89および前記インナーレンズ92を方から覆って前記ベース部材93の端部に取付けられるレンズ94とを備え、前記アウターフェンダ部材66の上部の開口部68に、前記レンズ94を前記開口部68から後方に突出させるようにして配置される。
前記ベース部材93の下部には下方に突出する左右一対のアウターフェンダ締結部95,95が一体に設けられる。一方、アウターフェンダ部材66において前記開口部68よりも下方の内面(前面)には前方に向けて突出する左右一対のランプ支持ボス96,96が一体に設けられており、前記両アウターフェンダ締結部95…は前記両ランプ支持ボス96…にタッピングスクリュー97…によって締結される。
また前記アウターフェンダ締結部95…よりも上方で前記ベース部材93の下部には、左右一対のインナーフェンダ締結用ボス98,98が前方に突出するようにして一体に設けられる。一方、インナーフェンダ部材67の上部には、それらのインナーフェンダ締結用ボス98…に前方から当接する左右一対の第3取付け部99,99が設けられており、第3取付け部99…はタッピングスクリュー100…によって前記インナーフェンダ締結用ボス98…に締結される。
すなわち前記テールランプ65におけるベース部材93の下部は、アウターフェンダ部材66のランプ支持ボス96…と、インナーフェンダ部材67の上部の第3取付け部99…との間に挟持されるようにして、アウターフェンダ部材66およびインナーフェンダ部材67に支持されることになる。
また前記ベース部材93の上部の左右両側には、前記両シートレール21…に固着されたグラブレール46…の後部に下方から対向する第2フレーム支持部101,101が一体に設けられており、図4で示すように、第2フレーム支持部101…は、前記グラブレール46…の後部との間にマウントラバー102…を介在させた状態でボルト103…およびナット104…で前記グラブレール46…に取付けられる。すなわちテールランプ65におけるベース部材93の上部は、車体フレームFの後部の一部を構成するシートレール21…にグラブレール46…を介して取付けられることになる。
すなわちテールランプ65は、車体フレームFの後部の一部を構成するシートレール21…にグラブレール46…を介して取付けられるとともに、車体フレームFの後部のシートレール21…に支持ステー58…を介して取付けられるインナーフェンダ部材67の上部と、そのインナーフェンダ部材67に取付けられるアウターフェンダ部材66との間に挟持されるようにしてリヤフェンダ64に支持されることになる。
また前記リヤカウル45の後半部45bには、ベース部材93の上部の左右両側に設けられた第2フレーム支持部101…をグラブレール46…に取り付けるためのボルト103…を挿通させる透孔105,105が設けられる。
さらに前記インナーフェンダ部材67の上部には、前記テールランプ65の前方に位置する平坦な載置部106が形成されており、テールランプ65に連なる電線108やライセンスライト73に連なる電線109等を纏めたハーネス107が前記載置部106上に配置され、前記ライセンスライト73に連なる電線109の一部は、リヤフェンダ64を相互に構成する前記アウターフェンダ部材66および前記インナーフェンダ部材67間の中空部77に配設される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、後輪WRを上方から覆うようにして車体フレームFの後部に設けられるリヤフェンダ64が、後方から見たときの前記リヤフェンダ64の全体外観形状をなすように形成されるアウターフェンダ部材66と、該アウターフェンダ部材66に前方から結合されるインナーフェンダ部材67とで前後に分割可能に構成されるので、アウターフェンダ部材66を、該アウターフェンダ部材66に前方から結合されるインナーフェンダ部材67で補強することによって、アウターフェンダ部材66すなわちリヤフェンダ4の外観形状の自由度および外観性を高めることができる。またテールランプ65が、前記アウターフェンダ部材66および前記インナーフェンダ部材67にそれらのフェンダ部材66,67間に一部が挟まれるようにして支持されるので、テールランプ65の支持剛性を高めることができる。
また前記アウターフェンダ部材66および前記インナーフェンダ部材67が、それらのフェンダ部材66,67間に中空部77を形成するようにして結合されるので、リヤフェンダ64全体の剛性向上を図ることができる。
また車体フレームFの幅方向に沿う前記インナーフェンダ部材67の幅が、前記アウターフェンダ部材66の幅よりも小さので、リヤフェンダ64を後方から見たときにインナーフェンダ部材67が見えず、インナーフェンダ部材67にリブ84等が設けられたとしてもリブ84の形状等の制約がない。またアウターフェンダ部材66に剛性向上のためのリブが設けられる構造ではヒケが発生して外観性の低下を招くのに対し、インナーフェンダ部材67に設けられるリブ84でリヤフェンダ64の剛性向上が図られるので、リヤフェンダ64の外観性も向上する。
また前記インナーフェンダ部材67は上下に長く形成されており、その長手方向に延びるリブ84が前記インナーフェンダ部材67に一体に突設されるので、インナーフェンダ部材67ひいてはリヤフェンダ64のねじれ剛性を高めることができる。
また車体フレームFの幅方向に沿う前記インナーフェンダ部材67の両側には後方に向かって突出する折り曲げ部85が一体に設けられ、前記アウターフェンダ部材66の前記インナーフェンダ部材67に対向する内面には、前記折り曲げ部85に嵌合する突部86が前記折り曲げ部85に沿うように一体に突設されるので、インナーフェンダ部材67およびアウターフェンダ部材66の結合剛性が向上し、ひいてはリヤフェンダ64の剛性が向上する。
しかも前記インナーフェンダ部材67および前記テールランプ65が前記車体フレームFの後部のシートレール21…に取付けられるので、車体フレームFもリヤフェンダ64の剛性向上に寄与することができる。
さらに前記アウターフェンダ部材66および前記インナーフェンダ部材67間に形成される中空部77に、前記リヤフェンダ64に取付けられるライセンスライト73に連なる電線109が配設されるので、電線109を外部から見えないようにして外観性を高めるとともに、電線109に対するいたずら防止を図ることもできる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
64・・・リヤフェンダ
65・・・灯火器であるテールランプ
66・・・アウターフェンダ部材
67・・・インナーフェンダ部材
73・・・第2の灯火器であるライセンスライト
77・・・中空部
84・・・リブ
85・・・折り曲げ部
86・・・突部
F・・・車体フレーム
WR・・・後輪

Claims (6)

  1. 車体フレーム(F)の後部に、後輪(WR)を上方から覆うリヤフェンダ(64)が設けられ、該リヤフェンダ(64)に灯火器(65)が支持される自動二輪車の後部構造において、前記リヤフェンダ(64)が、後方から見たときの前記リヤフェンダ(64)の全体外観形状をなすように形成されるアウターフェンダ部材(66)と、該アウターフェンダ部材(66)に前方から結合されるインナーフェンダ部材(67)とで前後に分割可能に構成され、前記インナーフェンダ部材(67)の車幅方向両側には、後方に向かって突出する折り曲げ部(85)が一体に設けられ、前記アウターフェンダ部材(66)の前記インナーフェンダ部材(67)に対向する内面には、前記折り曲げ部(85)に嵌合する突部(86)が前記折り曲げ部(85)に沿うように一体に突設され、前記灯火器(65)が、前記アウターフェンダ部材(66)および前記インナーフェンダ部材(67)間に一部が挟まれるようにしてそれらのフェンダ部材(66,67)に支持されることを特徴とする自動二輪車の後部構造。
  2. 前記アウターフェンダ部材(66)および前記インナーフェンダ部材(67)が、それらのフェンダ部材(66,67)間に中空部(77)を形成するようにして結合されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の後部構造。
  3. 前記車体フレーム(F)の幅方向に沿う前記インナーフェンダ部材(67)の幅が、前記アウターフェンダ部材(66)の幅よりも小さく設定されることを特徴とする請求項1または2記載の自動二輪車の後部構造。
  4. 上下方向に長い前記インナーフェンダ部材(67)に、その長手方向に延びるリブ(84)が一体に突設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車の後部構造。
  5. 前記インナーフェンダ部材(67)および前記灯火器(65)が前記車体フレーム(F)の後部に取付けられることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の自動二輪車の後部構造。
  6. 前記アウターフェンダ部材(66)および前記インナーフェンダ部材(67)間に形成される中空部(77)に、前記リヤフェンダ(64)に取付けられる第2の灯火器(73)に連なる電線(109)が配設されることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車の後部構造。
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