JP7226451B2 - 搬送システム、搬送ロボット、管制装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

搬送システム、搬送ロボット、管制装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

(関連出願についての記載)
本発明は、日本国特許出願:特願2018-168683号(2018年09月10日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、搬送システム、搬送ロボット、管制装置、制御方法、及びプログラムに関する。
複数台の搬送ロボットを協働(協調)させて搬送対象物を搬送する搬送システムとして、以下のようなものがある。
例えば、特許文献1、2の搬送システムでは、複数台の搬送ロボットのそれぞれにターンテーブル(位置誤差吸収機構)を設置し、複数のターンテーブル間を跨ぐように搬送対象物(荷物)を配置して、搬送対象物を搬送する構成となっている。
また、特許文献3の搬送システムでは、複数台の搬送ロボットのそれぞれにアームとハンドを設け、複数のハンドで搬送対象物を下から回転自在に支持して、搬送対象物を搬送する構成となっている。
また、特許文献4の搬送システムでは、複数台の搬送ロボットのそれぞれにロボットアームとフックを設け、複数のフックで搬送対象物を吊り上げて、搬送対象物を搬送する構成となっている。
さらに、特許文献5の搬送システムでは、複数台の搬送ロボットのそれぞれに可動アームと把持機構を設け、複数の把持機構で搬送対象物を把持して、搬送対象物を搬送する構成となっている。
特許第6151159号公報 特許第5588714号公報 特開2000-42958号公報 特開2007-111826号公報 特開2009-6415号公報
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
特許文献1、2の搬送システムでは、搬送対象物をターンテーブル上に載せ替えるための人手又は載せ替えロボットが必要になる。また、物流業務(搬送業務)においては、移動しやすくするため、荷物を台車(ドーリーを含む)に載せて搬送することが多いが、特許文献1、2の搬送システムでは、荷物(搬送対象物)を台車に載せたまま、当該台車を搬送することができない。
また、特許文献3の搬送システムでは、ハンドで支持できるようにするための支持棒を搬送対象物に設けておく必要があり、支持棒がない搬送対象物を搬送することができない。
また、特許文献4の搬送システムでは、フックで吊り下げができるようにするためのアイボルトを搬送対象物に取り付ける必要があり、アイボルトを取り付けることができない搬送対象物を搬送することができない。
さらに、特許文献5の搬送システムでは、把持機構で把持できるようにするための把持部を搬送対象物に設けておく必要があり、把持部のない搬送対象物を搬送することができない。
物流業務においては、荷主等によって様々な形態(形状、サイズ等)の台車が用いられているが、荷物を載せる台車(搬送対象物)を改造しないで、そのまま安定して搬送できるようにしたい。
本発明の主な課題は、搬送対象物を載せ替えることなく、様々な形態の搬送対象物を改造しないでそのまま安定して搬送することに貢献することができる搬送システム、搬送ロボット、管制装置、制御方法、及びプログラムを提供することである。
第1の視点に係る搬送システムは、複数の搬送ロボットによって搬送対象物を挟み込んだ状態で該搬送対象物を搬送する搬送システムである。前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備える。前記搬送システムは、ハードウェア資源を用いて、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を行う。
前記第1の視点の変形として、複数の搬送ロボットによって搬送対象物を挟み込んだ状態で該搬送対象物を搬送する搬送システムであって、前記複数の搬送ロボットは、それぞれ、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備え、前記回動機構は、前記本体に固定された軸部と、前記接触部が固定されるとともに前記軸部に回動自在に取り付けられたアームと、を備え、ハードウェア資源を用いて、前記複数の搬送ロボットのそれぞれについて個別に、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を行う。
第2の視点に係る搬送ロボットは、他の搬送ロボットと協働することにより、搬送対象物を挟み込んだ状態で搬送するように構成される搬送ロボットである。前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備える。前記制御部は、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を行う。
前記第2の視点の変形として、他の搬送ロボットと協働することにより、搬送対象物を挟み込んだ状態で搬送するように構成される搬送ロボットであって、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備え、前記回動機構は、前記本体に固定された軸部と、前記接触部が固定されるとともに前記軸部に回動自在に取り付けられたアームと、を備え、前記制御部は、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を行う。
第3の視点に係る管制装置は、搬送対象物を挟み込み、互いに協働して前記搬送対象物を搬送する複数の搬送ロボットを制御する管制装置である。前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備える。前記管制装置は、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を行う。
前記第3の視点の変形として、搬送対象物を挟み込み、互いに協働して前記搬送対象物を搬送する複数の搬送ロボットを制御する管制装置であって、前記複数の搬送ロボットは、それぞれ、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備え、前記回動機構は、前記本体に固定された軸部と、前記接触部が固定されるとともに前記軸部に回動自在に取り付けられたアームと、を備え、前記管制装置は、前記複数の搬送ロボットのそれぞれについて個別に、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を行う。
第4の視点に係る搬送ロボットの制御方法は、搬送対象物を挟み込み、互いに協働して前記搬送対象物を搬送する複数の搬送ロボットを制御する搬送ロボットの制御方法である。前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備える。前記搬送ロボットの制御方法は、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御するステップと、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御するステップと、を含む。
前記第4の視点の変形として、搬送対象物を挟み込み、互いに協働して前記搬送対象物を搬送する複数の搬送ロボットを制御する搬送ロボットの制御方法であって、前記複数の搬送ロボットは、それぞれ、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備え、前記回動機構は、前記本体に固定された軸部と、前記接触部が固定されるとともに前記軸部に回動自在に取り付けられたアームと、を備え、前記搬送ロボットの制御方法は、前記複数の搬送ロボットのそれぞれについて個別に、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御するステップと、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御するステップと、を含む。
第5の視点に係るプログラムは、他の搬送ロボットと協働することにより、搬送対象物を挟み込んだ状態で搬送するように構成される搬送ロボットで実行されるプログラムである。前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備える。前記プログラムは、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を前記制御部に実行させる。
前記第5の視点の変形として、他の搬送ロボットと協働することにより、搬送対象物を挟み込んだ状態で搬送するように構成される搬送ロボットで実行されるプログラムであって、前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備え、前記回動機構は、前記本体に固定された軸部と、前記接触部が固定されるとともに前記軸部に回動自在に取り付けられたアームと、を備え、前記プログラムは、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を前記制御部に実行させる。
第6の視点に係るプログラムは、搬送対象物を挟み込み、互いに協働して前記搬送対象物を搬送する複数の搬送ロボットを制御する管制装置で実行されるプログラムである。前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備える。前記プログラムは、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を前記管制装置に実行させる。
前記第6の視点の変形として、搬送対象物を挟み込み、互いに協働して前記搬送対象物を搬送する複数の搬送ロボットを制御する管制装置で実行されるプログラムであって、前記複数の搬送ロボットは、それぞれ、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備え、前記回動機構は、前記本体に固定された軸部と、前記接触部が固定されるとともに前記軸部に回動自在に取り付けられたアームと、を備え、前記プログラムは、前記複数の搬送ロボットのそれぞれについて個別に、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を前記管制装置に実行させる。
なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transient)なものとすることができる。また、本開示では、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。プログラムは、コンピュータ装置に入力装置又は外部から通信インタフェースを介して入力され、記憶装置に記憶されて、プロセッサを所定のステップないし処理に従って駆動させ、必要に応じ中間状態を含めその処理結果を段階毎に表示装置を介して表示することができ、あるいは通信インタフェースを介して、外部と交信することができる。そのためのコンピュータ装置は、一例として、典型的には互いにバスによって接続可能なプロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェース、及び必要に応じ表示装置を備える。
前記第1~第6の視点によれば、搬送対象物を載せ替えることなく、様々な形態の搬送対象物を改造しないでそのまま安定して搬送することに貢献することができる。
実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を搬送している状態の一例を模式的に示した平面図である。 実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を搬送している状態の一例を模式的に示した側面図である。 実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの構成を模式的に示した外観斜視図である。 実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの本体の回路構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの接触部の動作を説明する部分左側面図である。 実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの回動機構及び復元機構の動作を説明する概略部分平面図である。 実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの回動機構のアームを第1方向に回動したときの概略部分平面図である。 実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの回動機構のアームを第2方向に回動したときの概略部分平面図である。 実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットのガイド機構の動作を説明する概略底面図である。 実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの回動機構のアームを第1方向に回動したときの概略底面図である。 実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの回動機構のアームを第2方向に回動したときの概略底面図である。 実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの単独で移動するときの動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットが単独で移動するときの中間目的地及び最終目的地のイメージ図である。 実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を挟み込むときの搬送ロボットの動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を挟み込むときの搬送ロボットの動作のイメージ図である。 実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を協働搬送するときの後続搬送ロボットの動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を協働搬送するときのカーブでの後続搬送ロボットの回動機構の回転角度の目標値のイメージ図である。 実施形態1に係る搬送システムに搬送対象物を開放するときの搬送ロボットの動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を解放するときの搬送ロボットの動作のイメージ図である。 実施形態2に係る搬送システムの構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態3に係る搬送システムの構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態3に係る搬送システムの変形例の構成を模式的に示したブロック図である。 情報処理装置の構成を模式的に示したブロック図である。
以下に説明する本開示では、モード1に係る搬送システム及びその変形モードを適宜選択して組み合わせることができる。
前記モード1に係る搬送システムとして、複数の搬送ロボットによって搬送対象物を挟み込んだ状態で該搬送対象物を搬送する搬送システムとすることが可能である。前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備えることができる。前記搬送システムは、ハードウェア資源を用いて、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を行うことができる。
前記モード1に係る搬送システムの変形モードとして、前記駆動部を制御する処理では、少なくとも前記搬送対象物の重さに応じて、前記第1目標値を決定する処理と、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報を取得する処理と、取得した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、決定された前記第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を行うことができる。
前記モード1に係る搬送システムの変形モードとして、前記接触部は、2枚の板と、前記2枚の板間に配された弾性部材と、を有し、前記荷重センサは、前記2枚の板間の距離に基づいて、前記接触部と前記搬送対象物とが接触したときの荷重を検出することができる。
前記モード1に係る搬送システムの変形モードとして、前記駆動部を制御する処理では、少なくとも前記搬送対象物の搬送時の曲率に応じて、前記第2目標値を決定する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報を取得する処理と、取得した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、決定された前記第2目標値に近づくように前記駆動部を制御する処理と、を行うことができる。
前記モード1に係る搬送システムの変形モードとして、前記搬送ロボットは、前記ハードウェア資源として、前記駆動部を制御する処理を行う制御部を備えることができる。
前記モード1に係る搬送システムの変形モードとして、前記搬送システムは、前記ハードウェア資源として、前記搬送ロボットを制御する管制装置を備えることができる。前記管制装置は、前記駆動部を制御する処理を行うことができる。前記駆動部を制御する処理では、前記搬送ロボットから、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報を取得し、取得した前記荷重に係る情報に基づいて、前記駆動部を制御する処理と、前記搬送ロボットから、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報を取得し、取得した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記駆動部を制御する処理と、を行うことができる。
本開示では、モード2に係る搬送ロボットとして、他の搬送ロボットと協働することにより、搬送対象物を挟み込んだ状態で搬送するように構成される搬送ロボットとすることが可能である。前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備えることができる。前記制御部は、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を行うことができる。
本開示では、モード3に係る管制装置として、搬送対象物を挟み込み、互いに協働して前記搬送対象物を搬送する複数の搬送ロボットを制御する管制装置とすることが可能である。前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備えることができる。前記管制装置は、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を行うことができる。
本開示では、モード4に係る搬送ロボットの制御方法として、搬送対象物を挟み込み、互いに協働して前記搬送対象物を搬送する複数の搬送ロボットを制御する搬送ロボットの制御方法とすることが可能である。前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備えることができる。前記搬送ロボットの制御方法は、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御するステップと、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御するステップと、を含むことができる。
本開示では、モード5に係るプログラムとして、他の搬送ロボットと協働することにより、搬送対象物を挟み込んだ状態で搬送するように構成される搬送ロボットで実行されるプログラムとすることができる。前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記駆動部を制御する制御部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備えることができる。前記プログラムは、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を前記制御部に実行させることができる。
本開示では、モード6に係るプログラムとして、搬送対象物を挟み込み、互いに協働して前記搬送対象物を搬送する複数の搬送ロボットを制御する管制装置で実行されるプログラムとすることができる。前記搬送ロボットは、本体と、車輪と、前記搬送対象物と接触する接触部と、前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、を備えることができる。前記プログラムは、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を前記管制装置に実行させることができる。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。また、下記の実施形態は、あくまで例示であり、本発明を限定するものではない。また、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。さらに、本願開示に示す回路図、ブロック図、内部構成図、接続図などにおいて、明示は省略するが、入力ポート及び出力ポートが各接続線の入力端及び出力端のそれぞれに存在する。入出力インタフェースも同様である。プログラムはコンピュータ装置を介して実行され、コンピュータ装置は、例えば、プロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェース、及び必要に応じ表示装置を備え、コンピュータ装置は、通信インタフェ-スを介して装置内又は外部の機器(コンピュータを含む)と、有線、無線を問わず、交信可能に構成される。
[実施形態1]
実施形態1に係る搬送システムについて図面を用いて説明する。図1は、実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を搬送している状態の一例を模式的に示した平面図である。図2は、実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を搬送している状態の一例を模式的に示した側面図である。図3は、実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの構成を模式的に示した外観斜視図である。図4は、実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの本体の回路構成を模式的に示したブロック図である。図5は、実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの接触部の動作を説明する部分左側面図である。図6は、実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの回動機構及び復元機構の動作を説明する概略部分平面図である。図7は、実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの回動機構のアームを第1方向に回動したときの概略部分平面図である。図8は、実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの回動機構のアームを第2方向に回動したときの概略部分平面図である。図9は、実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットのガイド機構の動作を説明する概略底面図である。図10は、実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの回動機構のアームを第1方向に回動したときの概略底面図である。図11は、実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの回動機構のアームを第2方向に回動したときの概略底面図である。
搬送システム1は、複数(図1では2つ;3つ以上でも可)の搬送ロボット2A、2Bを備えるシステムである(図1、図2参照)。
搬送ロボット2(例えば、図1、図2の2A)は、搬送対象物(例えば、図1、図2の5)を搬送するに際して、他の搬送ロボット(例えば、図1、図2の2B)と協働することにより、搬送対象物5を挟み込んだ状態で搬送するロボットである(図1~図4、図6~図11参照)。搬送ロボット2(2A、2B)は、本体10と、車輪20、21と、接触部30と、回動機構40と、ガイド機構60と、を有する。搬送ロボット2(2A、2B)は、互いに通信(無線通信、有線通信であるかは不問)可能に接続することによって、協働する構成であってもよい。
本体10は、搬送ロボット2(2A、2B)として機能するための基本的な構成部(図4の11~17、図9の20~22)を有するユニットである(図1~図4、図6~図11参照)。本体10は、フレーム11を有し、フレーム11において搬送ロボットとして機能するための各種の構成部(図4の12~17、図9の20~22)を実装している。
フレーム11は、搬送ロボット2(2A、2B)として機能するための各種の構成部(図4の11~17、図9の20~22)を実装するための構造体である(図3、図4、図6~図11参照)。フレーム11は、例えば、筐体構造、箱状構造などとすることができる。フレーム11の左右の両側方には、一対の車輪20、21が回転可能に取り付けられている。フレーム11の底面には、キャスタ22が取り付けられている。
駆動部12、13は、車輪20、21を駆動する機能部である(図4参照)。駆動部12、13として、例えば、モータ、減速機、ドライバ、各種のセンサ(電流センサ、トルクセンサ、位置センサ等)、レギュレータ等を含む駆動ユニットを用いることができる。駆動部12、13は、フレーム11に取り付けられている。駆動部12の回転動力は、シャフト14を介して車輪20に伝達可能である。駆動部13の回転動力は、シャフト15を介して車輪21に伝達可能である。
シャフト14、15は、対応する駆動部12、13の回転動力を車輪20、21に伝達する軸部材である(図3、図4、図9~図11参照)。シャフト14は、駆動部12の出力軸(図示せず)に接続され、フレーム11の外部の一側面に延在している。シャフト14は、フレーム11の外部にて車輪20の軸に取り付けられている。シャフト15は、駆動部13の出力軸(図示せず)に接続され、フレーム11の外部の他側面に延在している。シャフト15は、フレーム11の外部にて車輪21の軸に取り付けられている。シャフト14、15は、図9に一点鎖線で示す想像線(車軸81)上で互いが実質的に同軸となるように配されている(図9参照)。なお、シャフト14、15は、車輪20、21が傾くように(キャンバー角を有するように)配されていてもよく、サスペンション、等速ジョイント等を用いて車輪20、21の傾きが変動するように(キャンバー角が変動するように)設計してもよい。
制御部16は、他の搬送ロボット(2A又は2B)と協働することにより、一対の駆動部12、13を制御する機能部である(図4参照)。制御部16として、例えば、メモリ、プロセッサ等を含む制御ユニットを用いることができる。この場合、係る制御ユニットは、当該メモリを利用しながら、当該プロセッサにおいてプログラムを実行することにより、制御処理を行う構成であってもよい。制御部16は、駆動部12、13を制御することによって、搬送ロボット2(2A又は2B)の移動速度、移動方向、駆動トルクを調整することが可能である。制御部16は、フレーム11に取り付けられている。制御部16は、通信部17を介して、他の搬送ロボット(2A又は2B)や外部装置(図示せず;例えば、タブレット端末、携帯通信端末など)と通信(例えば、無線LAN(Local Area Network)、赤外線、Bluetooth(登録商標)を用いた通信)可能に接続することができる。制御部16は、搬送の指示を受けて、自律して制御(ローカル制御)する。
制御部16は、荷重センサ23から取得(受信)した荷重に係る情報に基づいて、接触部30と搬送対象物5とが接触したときの荷重が目標値(第1目標値)に近づくように、一対の駆動部12、13を制御(フィードバック制御)する。つまり、制御部16は、搬送対象物5を一定の力で挟んだ状態を維持するため、荷重センサ23からの荷重(板部材31、32間の距離でも可)を目安に、駆動部12、13の駆動力を調整する。
制御部16は、後続搬送ロボット2Bに実装された制御部16である場合、荷重センサ23から取得(受信)した荷重に係る情報に基づいて、搬送対象物5及び先導搬送ロボット2Aを荷重が目標値に近づくように押し付けながら先導搬送ロボット2Aに追従するように制御し、荷重が目標値よりも小さい場合(板部材31、32間の距離が離れすぎた場合)には加速し、荷重が目標値より大きい場合(板部材31、32間の距離が接近しすぎた場合)には減速する。
制御部16は、先導搬送ロボット2Aに実装された制御部16である場合、荷重センサ23から取得(受信)した荷重に係る情報に基づいて、後続搬送ロボット2Bによって押し付けられた搬送対象物5を荷重が目標値に近づくように受けながら進むように制御し、荷重が目標値よりも小さい場合(板部材31、32間の距離が離れすぎた場合)には減速し、荷重が目標値より大きい場合(板部材31、32間の距離が接近しすぎた場合)には加速する。
制御部16は、角度センサ24から取得(受信)した角度に係る情報に基づいて、回動機構40のアーム41、43の回転角度を目標値(第2目標値)に近づくように、一対の駆動部12、13を制御(フィードバック制御)する。制御部16は、後続搬送ロボット2Bに実装された制御部16である場合、角度センサ24からの角度を目安に、先導搬送ロボット2Aの進行方向に追従するように後続搬送ロボット2Bの各駆動部12、13の速度差を設定し、先導搬送ロボット2Aがいる方向に進むように、駆動部12、13の回転速度を調整する。例えば、後続搬送ロボット2Bの本体10に対して接触部30の回転角度が右側の場合(先導搬送ロボット2Aの位置)には、左側の車輪20に係る駆動部12の回転速度を加速し、右側の車輪21に係る駆動部13の回転速度を減速又は維持する。回動機構40のアーム41、43の回転角度の目標値に関しては、先導搬送ロボット2Aが直進する時は後続搬送ロボット2Bが先導搬送ロボット2Aの後ろにつくように0度とし、先導搬送ロボット2Aがカーブする時は後続搬送ロボット2Bが先導搬送ロボット2Aよりも大回りする角度とする。なお、カーブ時の回動機構40のアーム41、43の回転角度の目標値は、搬送対象物5のサイズ(搬送ロボット2A、2B間の距離)と走行コース(カーブの半径)から事前に決めることができる。
通信部17は、他の搬送ロボット(2A又は2B)と通信可能にする機能部である(図4参照)。通信部17は、外部装置(図示せず;例えば、タブレット端末、携帯通信端末など)と通信可能な構成であってもよい。
車輪20、21は、搬送ロボット2(2A、2B)の移動を実現する駆動輪である(図1~図4、図6~図11参照)。車輪20は、車輪20の軸心においてシャフト14に固定されている。車輪21は、車輪21の軸心においてシャフト15に固定されている。車輪20、21は、互いに仮想線(図6、図9の車軸81)上で実質的に同軸となるように配されている。なお、車輪20、21は、傾くように(キャンバー角を有するように)配されていてもよく、サスペンション、等速ジョイント等を用いて傾きが変動するように(キャンバー角が変動するように)設計してもよい。
キャスタ22は、車輪20、21の補助輪として機能する非駆動輪である(図1、図2、図9~図11参照)。キャスタ22は、進行方向を変更できるように旋回自在に構成されている。
荷重センサ23は、複数の搬送ロボット2(2A、2B)で搬送対象物5を挟み込んだ状態で接触部30と搬送対象物5とが接触したときの接触部30にかかる荷重(圧力、板間距離)を検出するセンサである(図4参照)。荷重センサ23は、接触部30における弾性部材34~37を挟む板部材31、32間の距離に基づいて、接触部30にかかる荷重を検出する距離センサを用いることができる。なお、荷重センサ23は、これに限るものではなく、圧電素子(ピエゾ素子)、歪みゲージなども用いることができる。荷重センサ23で検出した荷重に係る情報は、制御部16に送信される。
角度センサ24は、本体10に対する回動機構40のアーム41、43の回転角度(接触部30の回動角度に相当)を検出するセンサである(図4参照)。角度センサ24には、例えば、回動機構40の回動部位となる軸部42の一部(アーム41の回動と連動する部分)に接続された角度測定用位置エンコーダ、位置角度センサ(磁気型、レゾルバ型、有接点型)などを用いることができる。角度センサ24で検出された角度に係る情報は、制御部16に送信される。
接触部30は、搬送対象物5と接触する部分である(図1~図3、図5、図9~図11参照)。接触部30は、回動機構40のアーム41、43の一端部に固定されている。アーム41、43は、アーム41、43の他端部近傍に設けられた軸部42において回動自在に本体10に支持されている。これにより、接触部30は、図6の紙面に対して垂直方向に延びる軸部42周りにおいて、図7及び図8に示す如く、回動機構40のアーム41と共に回動可能である。なお、接触部30の回動方向は、本体10に対して少なくとも経度方向(例えば、水平方向、左右方向)を含み、緯度方向(例えば、鉛直方向、上下方向)を含んでもよい。接触部30は、搬送時において後続搬送ロボット2Bの接触部30である場合、搬送対象物5を押し付ける部分となり、同じく搬送時において先導搬送ロボット2Aの接触部30である場合、搬送対象物5を受ける部分となる。接触部30は、図1では搬送対象物5の幅よりも小さいが、大きくてもよい。
接触部30は、荷重センサ23によって接触部30と搬送対象物5との接触荷重を検出できるように構成されている(図1~図4参照)。図3の接触部30では、板部材31、32間の距離を検出することにより、接触部30と搬送対象物5とが接触したときの接触荷重を検出できるように構成されており、接触荷重を検出する手段として図4の荷重センサ23(距離センサ)を用いることができる。接触部30は、板部材31、32と、摩擦部33と、弾性部材34~37と、を有する。
板部材31は、弾性部材34~37を介して板部材32に支持されている(図3、図5、図9~図11参照)。板部材31は、搬送対象物5と接触する面に摩擦部33を有する。
板部材32は、弾性部材34~37を介して板部材31を支持する(図3、図5、図9~図11参照)。板部材32は、ステー44、45によってアーム43に取り付けられ、かつ、ステー46、47によってアーム41に取り付けられている。板部材32は、ガイド機構60におけるガイド部材61のガイド面61aにスライド可能に接しており、ガイド機構60によって搬送対象物5への接触部30の押し付けを支持する。
摩擦部33は、搬送対象物5に当接した際の、その搬送対象物5との間に生じる摩擦力を大きくする(図3、図5参照)。これにより、摩擦部33は、摩擦部33に当接した状態で回動機構40が回転したときに当該搬送対象物5が相対的に横滑りを起こすことを防止或いは抑制する。摩擦部33には、例えば、板部材31に用いられる材料よりも摩擦係数が高い素材、復元力がある弾性素材(例えば、ゴム)を用いることができる。
弾性部材34~37は、板部材31、32間に介在している(図3、図5参照)。弾性部材34~37は、板部材31、32間の間隔が狭くなって圧縮変形したときに、元の非圧縮状態に戻るように(板部材31、32間の間隔が広がるように)作用する。弾性部材34~37には、例えば、伸縮方向にガイドされるコイルスプリングを用いることができる。弾性部材34~37のバネ係数は、荷重センサ23で検出する荷重の算出に用いることができる。
回動機構40は、本体10に対して接触部30を回動自在にする機構である(図1~図3、図5~図11参照)。回動機構40の回動可能な角度は、特に限定されないが、左右に45°とすることができる。回動機構40は、軸部42と、アーム41、43と、を有する。
軸部42は、本体10のフレーム11の上面に取り付けられている。軸部42の中心軸は、車輪20、21間の幅Wの中点を通るように設計することが好ましいが(図6参照)、この設計には限定されない。軸部42は、フレーム11に固定された部分と、当該部分に経度方向(例えば、水平方向、左右方向)に回動自在に取り付けられた他の部分を有し、当該他の部分にアーム41、43が固定されている。
アーム41、43は、接触部30を回動させたときに、接触部30を本体10や車輪20、21に抵触しないように設定されている。アーム43には、接触部30の板部材31がステー44、45によって取り付けられている。アーム41には、接触部30の板部材31がステー46、47によって取り付けられている。アーム41とアーム43とは、所定の間隔をおいて配されている。アーム41、43は、図3では2つあるが、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
アーム41には、軸部42から径方向に離れた位置にて、ピン部41a、41bが固定されている。ピン部41a、41bは、復元機構50のカムとして機能する。ピン部41a、41bは、互いに離れて配されている。ピン部41aは、復元機構50における揺動部材51の受面51aと接離可能かつ摺動可能に接する。ピン部41bは、復元機構50における揺動部材51の受面51bと接離可能かつ摺動可能に接する。
回動機構40は、所定位置(例えば、回動方向の中心点:正面、原点、図6の状態)から回動した状態(例えば、図7、図8の状態)の接触部30を所定位置に戻すように復元する復元機構50を有する。
復元機構50は、所定位置から回動した状態の接触部30を当該所定位置へ復元するように、回動機構40に作用する機構である(図3、図6~図8参照)。復元機構50は、揺動部材51と、軸部52と、ピン部53と、弾性部材54と、を有する。
揺動部材51は、本体10のフレーム11に取り付けられた軸部52を中心軸として揺動可能(回動可能)な部材である。揺動部材51は、受面51a、51bと、ピン部51cと、を有する。受面51aは、回動機構40におけるアーム41のピン部41aと接離可能かつ摺動可能に接する面である。受面51bは、回動機構40におけるアーム41のピン部41bと接離可能かつ摺動可能に接する面である。ピン部51cは、アーム41と抵触しないように、軸部52から離れた揺動部材51の所定の位置に固定されている。ピン部51cは、弾性部材54の一端に接続されており、弾性部材54の他端に接続されたピン部53に向かって引き付けられるように設定されている。
軸部52は、軸部42から離れた位置にて、本体10のフレーム11に取り付けられている。軸部52には、揺動部材51が揺動可能(回動可能)に取り付けられている。
ピン部53は、アーム41と抵触しないように、軸部52から離れた位置にて、本体10のフレーム11に取り付けられている。ピン部53は、弾性部材54の他端に接続されており、弾性部材54の一端に接続されたピン部51cを引き付けるように設定されている。
弾性部材54は、伸長したときに、弾性力により揺動部材51のピン部51cをピン部53に引き付けるように作用する部材である。弾性部材54は、一端に揺動部材51のピン部51cが取り付けられており、他端にピン部53が取り付けられている。弾性部材54には、例えば、コイルスプリング、ねじりバネなどを用いることができる。
復元機構50は、図6の状態から図7の状態になったとき、すなわち、回動機構40におけるアーム41が軸部42を中心に所定位置(中央位置)から左側に回動したときに、アーム41のピン部41aが揺動部材51の受面51aを押し付け(かつ、ピン部41bが受面51bから離れ)、揺動部材51のピン部51cとピン部53との間の距離が大きくなるように揺動部材51が軸部52を中心に回動し、ピン部51c、53間の弾性部材54が伸長し、アーム41が所定位置(中央位置)に戻るように作用する。
また、復元機構50は、図6の状態から図8の状態になったとき、すなわち、回動機構40におけるアーム41が軸部42を中心に所定位置(中央位置)から右側に回動したときに、アーム41のピン部41bが揺動部材51の受面51bを押し付け(かつ、ピン部41aが受面51aから離れ)、揺動部材51のピン部51cとピン部53との間の距離が大きくなるように揺動部材51が軸部52を中心に回動し、ピン部51c、53間の弾性部材54が伸長し、アーム41が所定位置(中央位置)に戻るように作用する。
回動機構40は、復元機構50における弾性部材54で生じた振動を減衰する減衰機構(図示せず)を有する構成であってもよい。減衰機構は、摩擦、粘性、ヒステリシスにより復元機構50における弾性部材54で生じた振動を減衰することができる。
ガイド機構60は、本体10に対する接触部30の回動をガイドする機構である(図1~図3、図5、図9~図11参照)。ガイド機構60は、搬送対象物5への接触部30の押し付けを支持する。ガイド機構60は、本体10におけるフレーム11に取り付けられたガイド部材61を有する。ガイド機構60は、接触部30の回動したときの軌道に沿って形成されたガイド面61aを有する。ガイド面61aは、接触部30における板部材32と摺動可能に接している。
搬送対象物5は、荷物6を載せる台座70に、旋回自在な複数のキャスタ71~74(車輪)を有する台車、ドーリーなどを用いることができる。なお、搬送対象物5は、キャスタなどの車輪を有さないもの(例えば、ダンボールなど)であってもよい。
以上のような搬送システム1における複数の搬送ロボット2は、先導搬送ロボット2A、後続搬送ロボット2Bのいずれかの役割を持つ。
先導搬送ロボット2Aは、例えば、外部装置(図示せず;例えば、タブレット端末、携帯通信端末など)からの指示(目的地、速度入力)に従って、現在地と、目的地とに基づいて、速度を計算して、当該目的地に向けて移動する。例えば、現在地と目的地とを結ぶ軌道(直線、曲線(放物線、スプライン曲線、クロソイド曲線など)、円弧)に追従して移動する。ここでの現在地は、先導搬送ロボット2A自身の現在地であり、外部から通信部17を通じて取得してもよく、駆動部12、13のエンコーダ値や制御履歴に基づいて自身で算出して取得してもよく、先導搬送ロボット2Aに備えられた位置検出部(図示せず;例えば、GPS(Global Positioning System)受信機、ビーコン受信機等)から取得してもよい。先導搬送ロボット2Aは、荷重センサ23(ここでは距離センサ)で板部材31、32間の距離dを計測し、距離dを一定に保つように(荷重が第1目標値に近づくように)自身の駆動部12、13を制御(フィードバック制御)する。また、先導搬送ロボット2Aは、角度センサ24(ここではエンコーダ)で回動機構40のアーム41、43の回転角度θを計測し、回転角度θを目標値に合わせるように(回転角度が第2目標値に近づくように)自身の駆動部12、13を制御(フィードバック制御)する。なお、先導搬送ロボット2Aでの荷重センサ23及び角度センサ24によるフィードバック制御を省略し、後続搬送ロボット2Bでのみ荷重センサ23及び角度センサ24によるフィードバック制御を行ってもよい。また、フィードバック制御は、例えば、出力値と目標値との偏差、その積分、および微分の3つの要素によって入力値の制御を行うPID(Proportional Integral Differential)制御とすることができる。
後続搬送ロボット2Bは、搬送対象物5の重さに応じて決定された目標値の荷重で、搬送対象物5を先導搬送ロボット2Aに押し付けるようにして、先導搬送ロボット2Aに追従する。後続搬送ロボット2Bは、押し付ける荷重が目標値からずれたときは、当該目標値に近づくように移動する。後続搬送ロボット2Bは、荷重センサ23(ここでは距離センサ)で板部材31、32間の距離dを計測し、距離dを一定に保つように自身の駆動部12、13を制御(フィードバック制御)する。また、後続搬送ロボット2Bは、角度センサ24(ここではエンコーダ)で回動機構40のアーム41、43の回転角度θを計測し、回転角度θを目標値に合わせるよう自身の駆動部12、13を制御(フィードバック制御)する。
搬送ロボット2の走行速度について、現在の走行速度をvbaseとすると、左右の車輪20、21の駆動部12、13に入力する制御信号に係る速度vr、vlは、例えば、以下の数式1のように表すことができる。
[数式1]
Figure 0007226451000001
ここで、数式1のvbaseは、周辺環境、安全性などを考慮して事前に設定されるものであって、先導搬送ロボット2Aの移動速度(重心の移動速度、左右の車輪の回転速度の平均値に相当)と同じ値が設定される。
数式1のvβは、荷重センサ23で検出された荷重(距離センサの場合は板部材31、32間の距離d)に対応する速度であり、例えば、以下の数式2のように表すことができる。
[数式2]
Figure 0007226451000002
数式2のvβは、例えば、荷重が小さくなった場合(板部材31、32間の距離dが離れた場合(Δd<0))は加速し、荷重が小さくなった場合(板部材31、32間の距離dが接近した場合(Δd>0))は減速する。vβは、路面の勾配、状況(凹凸等)に応じて、荷重が大きいと高くし、小さいと低くすることができる。なお、数式2において、Tは制御ループの時間であり、ka、kb、kcはゲイン係数であり、dtargetは板部材31、32間の距離の目標値である。dtargetは事前に設定する。
数式1のvγは、回動機構40のアーム41、43の回転角度θに対応する速度であり、例えば、以下の数式3のように表すことができる。
[数式3]
Figure 0007226451000003
数式3のvγの値で搬送時の曲率が決まる。つまり、vγが大きいほど急カーブになる。なお、数式3において、Tは制御ループの1サイクルの時間であり、kd、ke、kfはゲイン係数であり、θtargetは回動機構40のアーム41、43の回転角度の目標値である。θtargetは事前に設定する。
次に、実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの単独で移動するときの動作について図面を用いて説明する。図12は、実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットの単独で移動するときの動作を模式的に示したフローチャートである。図13は、実施形態1に係る搬送システムにおける搬送ロボットが単独で移動するときの中間目的地及び最終目的地のイメージ図である。なお、搬送システムの構成部については、図1~図11を参照されたい。
まず、搬送ロボット2の制御部16は、外部(図示せず;例えば、近距離通信可能な情報通信端末、情報処理装置が接続されたネットワーク)から、通信部17を通じて、目的地(中間目的地、最終目的地を含む;図13参照)に係る情報、及び、移動の指示を取得する(ステップA1)。
ステップA1の後、搬送ロボット2の制御部16は、所定時間(例えば、数10ms(ミリ秒))で駆動部12、13の制御ループを開始する(ステップA2~A7)。
ステップA1の後、又は、ステップA5の後、若しくは、ステップA7の後、制御ループにおいて、搬送ロボット2の制御部16は、搬送ロボット2自身(以下、「自身の」と省略する場合がある)の現在地に係る情報(例えば、位置座標)を取得する(ステップA2)。ここで、自身の現在地は、外部から通信部17を通じて取得してもよく、駆動部12、13のエンコーダ値や制御履歴に基づいて自身で算出して取得してもよく、搬送ロボット2に備えられた位置検出部(図示せず;例えば、GPS(Global Positioning System)受信機、ビーコン受信機等)から取得してもよい。
次に、制御ループにおいて、搬送ロボット2の制御部16は、取得した自身の現在地が、取得した目的地(前方にある直近の目的地)に到達している(例えば、目的地の所定半径内にある)か否かを判定する(ステップA3)。目的地に到達している場合(ステップA3のYES)、ステップA6に進む。
目的地に到達していない場合(ステップA3のNO)、制御ループにおいて、搬送ロボット2の制御部16は、自身の各駆動部12、13の制御量(例えば、車輪20、21の回転速度)を算出する(ステップA4)。
次に、制御ループにおいて、搬送ロボット2の制御部16は、算出された制御量に基づいて、自身の駆動部12、13を制御し(ステップA5)、その後、ステップA2に戻る。
目的地に到達している場合(ステップA3のYES)、制御ループにおいて、搬送ロボット2の制御部16は、自身の現在地が最終目的地に到達している(例えば、最終目的地の所定半径内にある)か否かを判定する(ステップA6)。最終目的地に到達している場合(ステップA6のYES)、ステップA8に進む。
最終目的地に到達していない場合(ステップA6のNO)、制御ループにおいて、搬送ロボット2の制御部16は、目的地を、前方に有る直近の目的地に更新し(ステップA7)、その後、ステップA2に戻る。
最終目的地に到達している場合(ステップA6のYES)、搬送ロボット2の制御部16は、制御ループから外れ、自身の駆動部12、13の制御を停止し(ステップA8)、その後、終了する。
なお、図12では搬送ロボット2が単独で移動するときの動作を示したが、搬送システムが協働搬送するときの先導搬送ロボット2Aの動作についても図12と同じ動作をすることができる。
次に、実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を挟み込むときの搬送ロボットの動作について図面を用いて説明する。図14は、実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を挟み込むときの搬送ロボットの動作を模式的に示したフローチャートである。図15は、実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を挟み込むときの搬送ロボットの動作のイメージ図である。
まず、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、外部(図示せず;例えば、近距離通信可能な情報通信端末、情報処理装置が接続されたネットワーク)から、通信部17を通じて、目的地に係る情報、及び、搬送対象物5の挟み込みの指示を取得する(ステップB1)。
次に、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、搬送ロボット2A、2Bが搬送対象物5の近傍まで移動するように駆動部12、13を制御する(ステップB2;図15(A)参照)。
次に、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、搬送ロボット2A、2Bが搬送対象物5に向くように(搬送ロボット2A、2Bが旋回して搬送ロボット2A、2Bの正面が搬送対象物5と対向するように)駆動部12、13を制御する(ステップB3;図15(B)参照)。
ステップB3の後、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、所定時間(例えば、数10ms)で駆動部12、13の制御ループを開始する(ステップB4~B6)。
ステップB3の後、又は、ステップB6の後、制御ループにおいて、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、荷重センサ23から荷重に係る情報(距離センサの場合は板部材31、32間の距離dに係る情報でも可)を取得する(ステップB4)。
次に、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、取得した荷重が所定値より大きいか否か(距離dの場合、d<所定値であるか否か)を判定する(ステップB5)。荷重が所定値より大きい場合(ステップB5のYES)、ステップB7に進む。
荷重が所定値以下の場合(ステップB5のNO)、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、搬送ロボット2A、2Bが低速で前進するように駆動部12、13を制御し(ステップB6;図15(C)参照)、その後、ステップB4に戻る。
荷重が所定値より大きい場合(ステップB5のYES)、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、制御ループから外れ、駆動部12、13の制御を停止し(ステップB7)、その後、終了する。
次に、実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を協働搬送するときの後続搬送ロボットの動作について図面を用いて説明する。図16は、実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を協働搬送するときの後続搬送ロボットの動作を模式的に示したフローチャートである。図17は、実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を協働搬送するときのカーブでの後続搬送ロボットの回動機構の回転角度の目標値(targetθ)のイメージ図である。
まず、後続搬送ロボット2Bの制御部16は、搬送システムが搬送対象物5を挟み込んでいるときに、外部(図示せず;例えば、近距離通信可能な情報通信端末、情報処理装置が接続されたネットワーク)から、通信部17を通じて、目的地(中間目的地、最終目的地を含む)に係る情報、及び、協働搬送の指示を取得する(ステップC1)。
ステップC1の後、後続搬送ロボット2Bの制御部16は、所定時間(例えば、数10ms)で駆動部12、13の制御ループを開始する(ステップC2~C9)。
ステップC1の後、又は、ステップC7の後、若しくは、ステップC9の後、制御ループにおいて、後続搬送ロボット2Bの制御部16は、先導搬送ロボット2Aの現在地に係る情報(例えば、位置座標)を取得する(ステップC2)。ここで、先導搬送ロボット2Aの現在地は、先導搬送ロボット2Aから通信部17を通じて取得してもよく、外部から通信部17を通じて取得してもよい。または、先導搬送ロボット2Aの現在地は、搬送ロボット2に備えられた位置検出部(図示せず;例えば、GPS(Global Positioning System)受信機、ビーコン受信機等)から取得した自身の位置、搬送対象物5のサイズ(搬送ロボット2A、2B間の距離)、及び、回動機構40のアーム41、43の回転角度に基づいて自身で算出して取得してもよい。
次に、制御ループにおいて、後続搬送ロボット2Bの制御部16は、取得した先導搬送ロボット2Aの現在地が、取得した目的地(前方にある直近の目的地)に到達している(例えば、目的地の所定半径内にある)か否かを判定する(ステップC3)。目的地に到達している場合(ステップC3のYES)、ステップC8に進む。
目的地に到達していない場合(ステップC3のNO)、制御ループにおいて、後続搬送ロボット2Bの制御部16は、後続搬送ロボット2Bの荷重(板部材31、32間の距離でも可)及び回転角度の目標値を決定する(ステップC4)。例えば、板部材32に対する板部材31の可動域が10mm~30mmの場合、板部材31、32間の距離(荷重に相当)に係る目標値は、少なくとも搬送対象物5の重さに応じて決定(例えば、20mmに決定)することができる。また、回転角度に係る目標値は、少なくとも搬送対象物5の搬送時の曲率(先導搬送ロボット2Aの半径r)及び搬送対象物5のサイズ(搬送ロボット2A、2B間の距離l)に応じて決定することができ、直進の場合は0°、カーブの場合は、例えば、arctan2(l, r)に設定することができる(図17参照)。なお、図17において、「l」は搬送ロボット2A、2Bの重心間の距離を表し、「r」は先導搬送ロボット2Aの重心の軌道の曲率半径を表し、「targetθ」は後続搬送ロボット2Bの本体10に対する回動機構40のアーム41、43の回転角度(先導搬送ロボット2Aの進行方向と後続搬送ロボット2Bの進行方向とのなす角度に相当)の目標値を表す。
次に、後続搬送ロボット2Bの制御部16は、後続搬送ロボット2Bの荷重センサ23から荷重(距離センサの場合は板間距離d)に係る情報、角度センサ24から回動機構40のアーム41、43の回転角度θに係る情報を取得する(ステップC5)。
次に、後続搬送ロボット2Bの制御部16は、決定した目標値、及び、取得した荷重(距離センサの場合は板間距離d)及び回転角度θに基づいて、荷重及び回転角度が目標値に近づくように、後続搬送ロボット2Bの左右の駆動部12、13の制御量(例えば、車輪20、21の回転速度)を算出する(ステップC6)。
次に、後続搬送ロボット2Bの制御部16は、算出された制御量に基づいて、後続搬送ロボット2Bの各駆動部12、13を制御し(ステップC7)、その後、ステップC2に戻る。
目的地に到達している場合(ステップC3のYES)、制御ループにおいて、後続搬送ロボット2Bの制御部16は、先導搬送ロボット2Aの現在地が最終目的地に到達している(例えば、最終目的地の所定半径内にある)か否かを判定する(ステップC8)。最終目的地に到達している場合(ステップC8のYES)、ステップC10に進む。
最終目的地に到達していない場合(ステップC8のNO)、制御ループにおいて、後続搬送ロボット2Bの制御部16は、目的地を、前方に有る直近の目的地に更新し(ステップC9)、その後、ステップC2に戻る。
最終目的地に到達している場合(ステップC8のYES)、後続搬送ロボット2Bの制御部16は、制御ループから外れ、後続搬送ロボット2Bの駆動部12、13の制御を停止し(ステップC10)、その後、終了する。
次に、実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を開放するときの搬送ロボットの動作について図面を用いて説明する。図18は、実施形態1に係る搬送システムに搬送対象物を開放するときの搬送ロボットの動作を模式的に示したフローチャートである。図19は、実施形態1に係る搬送システムが搬送対象物を解放するときの搬送ロボットの動作のイメージ図である。
まず、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、外部(図示せず;例えば、近距離通信可能な情報通信端末、情報処理装置が接続されたネットワーク)から、通信部17を通じて、搬送対象物5の開放の指示を取得する(ステップD1)。
ステップD1の後、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、所定時間(例えば、数10ms)で駆動部12、13の制御ループを開始する(ステップD2~D4)。
ステップD1の後、又は、ステップD4の後、制御ループにおいて、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、搬送ロボット2A、2B自身の現在地に係る情報(例えば、位置座標)を取得する(ステップD2)。ここで、自身の現在地は、外部から通信部17を通じて取得してもよく、駆動部12、13のエンコーダ値や制御履歴に基づいて自身で算出して取得してもよく、搬送ロボット2A、2Bに備えられた位置検出部(図示せず;例えば、GPS(Global Positioning System)受信機、ビーコン受信機等)から取得してもよい。
次に、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、取得した現在地に基づいて、搬送ロボット2A、2Bが搬送対象物5から所定距離後退したか否かを判定する(ステップD3)。所定距離後退した場合(ステップD3のYES)、ステップD5に進む。
所定距離後退していない場合(ステップD3のNO)、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、搬送ロボット2A、2Bが低速で後退するように駆動部12、13を制御し(ステップD4;図19(B)参照)、その後、ステップD2に戻る。
所定距離後退した場合(ステップD3のYES)、搬送ロボット2A、2Bの制御部16は、制御ループから外れ、駆動部12、13の制御を停止し(ステップD5)、その後、終了する。
実施形態1によれば、搬送対象物5を搬送するに際して、管制装置3を用いて複数の搬送ロボット2A、2Bを制御して、複数の搬送ロボット2A、2Bで搬送対象物5を挟み込んだ状態で搬送することにより、搬送対象物5を載せ替えることなく、様々な形態の搬送対象物を改造しないでそのまま搬送することに貢献することができる。特に、搬送ロボット2A、2Bに接触部30及び回動機構40を設け、荷重センサ23及び角度センサ24によるフィードバック制御を行うことで、搬送対象物5を安定して搬送することに貢献することができる。
[実施形態2]
実施形態2に係る搬送システムについて図面を用いて説明する。図20は、実施形態2に係る搬送システムの構成を模式的に示したブロック図である。
実施形態2は、実施形態1の変形例であり、搬送の指示を受けた複数の搬送ロボット2A、2Bが自律して制御(ローカル制御)する代わりに、搬送の要求を受けた管制装置3が搬送ロボット2A、2Bを遠隔制御するようにしたものである(図20参照)。
搬送ロボット2A、2Bは、管制装置3と通信(例えば、無線LAN、赤外線、Bluetooth(登録商標)を用いた通信)可能に接続することができる。搬送ロボット2A、2Bは、管制装置3によって遠隔制御される。搬送ロボット2A、2Bは、荷重センサ(図4の23)及び角度センサ(図4の24)で検出した荷重及び回転角度に係る情報(センサ情報)を管制装置3に送信する機能を有する。搬送ロボット2A、2Bのその他の構成については、実施形態1と同様な構成(図1~図11参照)である。
管制装置3は、搬送ロボット2A、2Bを管理及び遠隔制御する装置である。管制装置3には、例えば、メモリ、プロセッサ等を含むコンピュータ装置を用いることができる。管制装置3は、搬送ロボット2A、2Bや外部装置(図示せず;例えば、タブレット端末、携帯通信端末など)と通信(例えば、無線LAN、赤外線、Bluetooth(登録商標)を用いた通信)可能に接続することができる。管制装置3は、複数の搬送ロボット2A、2Bの現在地に係る情報を取得する機能を有する。搬送ロボット2A、2Bの現在地に係る情報は、搬送ロボット2A、2Bを撮影するカメラ(図示せず)からの撮影データを用いて取得してもよく、搬送ロボット2A、2Bの駆動部(図4の12、13)のエンコーダ値や制御履歴に基づいて算出して取得してもよく、搬送ロボット2A、2Bに備えられた位置検出部(図示せず;例えば、GPS(Global Positioning System)受信機、ビーコン受信機等)から取得してもよい。管制装置3は、外部(図示せず;例えば、近距離通信可能な情報通信端末、情報処理装置が接続されたネットワーク)から目的地(中間目的地、最終目的地を含む)、搬送要求を受けると、搬送ロボット2A、2Bの遠隔制御を開始する。
管制装置3は、搬送ロボット2A、2Bから、搬送ロボット2A、2Bの荷重センサ(図4の23)で検出した荷重に係る情報を取得する機能を有する。管制装置3は、搬送ロボット2A、2Bから取得(受信)した荷重に係る情報に基づいて、接触部(図1の30)と搬送対象物(図1の5)とが接触したときの荷重が目標値に近づくように、搬送ロボット2A、2Bの駆動部12、13を制御(フィードバック制御)する。つまり、管制装置3は、搬送ロボット2A、2Bが搬送対象物(図1の5)を一定の力で挟んだ状態を維持するため、荷重センサ(図4の23)からの荷重(板部材(図5の31、32)間の距離でも可)を目安に、搬送ロボット2A、2Bの駆動部12、13の駆動力を調整する。なお、荷重の目標値に関しては、実施形態1と同様である。
管制装置3は、後続搬送ロボット2Bの荷重センサ(図4の23)から取得(受信)した荷重に係る情報に基づいて、荷重が目標値に近づくように、搬送対象物5及び先導搬送ロボット2Aを押し付けながら先導搬送ロボット2Aに追従するように制御し、荷重が目標値よりも小さい場合(板部材(図5の31、32)間の距離が離れすぎた場合)には加速し、荷重が目標値より大きい場合(板部材(図5の31、32)間の距離が接近しすぎた場合)には減速する。
管制装置3は、先導搬送ロボット2Aの荷重センサ(図4の23)から取得(受信)した荷重に係る情報に基づいて、荷重が目標値に近づくように、後続搬送ロボット2Bによって押し付けられた搬送対象物5を受けて進むように制御し、荷重が目標値よりも小さい場合(板部材(図5の31、32)間の距離が離れすぎた場合)には減速し、荷重が目標値より大きい場合(板部材(図5の31、32)間の距離が接近しすぎた場合)には加速する。
管制装置3は、搬送ロボット2A、2Bから、搬送ロボット2A、2Bの角度センサ(図4の24)で検出した回転角度に係る情報を取得する機能を有する。管制装置3は、角度センサ(図4の24)から取得(受信)した角度に係る情報に基づいて、回動機構(図6の40)のアーム(図6の41)の回転角度を目標値に近づくように、搬送ロボット2A、2Bの駆動部(図4の12、13)を制御(フィードバック制御)する。管制装置3は、後続搬送ロボット2Bの角度センサ(図4の24)からの角度を目安に、先導搬送ロボット2Aの進行方向に追従するように後続搬送ロボット2Bの各駆動部(図4の12、13)の速度差を設定し、先導搬送ロボット2Aがいる方向に進むように、駆動部(図4の12、13)の回転速度を調整する。例えば、後続搬送ロボット2Bの本体(図1の10)に対して接触部(図1の20)の回転角度が右側の場合(先導搬送ロボット2Aの位置)には、左側の車輪(図1の20)に係る駆動部(図4の12)の回転速度を加速し、右側の車輪(図1の21)に係る駆動部(図4の13)の回転速度を減速又は維持する。なお、回転角度の目標値に関しては、実施形態1と同様である。
実施形態2によれば、搬送対象物5を搬送するに際して、管制装置3を用いて複数の搬送ロボット2A、2Bを制御して、複数の搬送ロボット2A、2Bで搬送対象物5を挟み込んだ状態で搬送することにより、実施形態1と同様に、荷物を載せ替えることなく、様々な形態の搬送対象物をそのまま搬送することに貢献することができる。特に、搬送ロボット2A、2Bに接触部30及び回動機構40を設け、荷重センサ23及び角度センサ24によるフィードバック制御を行うことで、搬送対象物5を安定して搬送することに貢献することができる。また、管制装置3で搬送ロボット2A、2Bを制御することにより、搬送ロボット2A、2Bでの情報処理の負担が軽減され、時間的に長く運用することができるようになる。
[実施形態3]
実施形態3に係る搬送システムについて図面を用いて説明する。図21は、実施形態3に係る搬送システムの構成を模式的に示したブロック図である。
搬送システム1は、複数(図21では2つ、図22のように3つ以上でも可)の搬送ロボット2A、2Bによって搬送対象物5を挟み込んだ状態で該搬送対象物5を搬送するシステムである。
搬送ロボット2A、2Bは、本体10と、車輪20、21と、搬送対象物5と接触する接触部30と、本体10に対して接触部30を回動自在に取り付けられた回動機構40と、本体10に取り付けられるとともに車輪20、21を駆動する駆動部18と、接触部30が搬送対象物5に接触したときの荷重を検出する荷重センサ23と、本体10に対する接触部30の回転角度を検出する角度センサ24と、を備える。
搬送システム1は、ハードウェア資源90を用いて、荷重センサ23で検出した荷重に係る情報に基づいて、接触部30が搬送対象物5に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、駆動部12、13を制御する処理と、角度センサ24で検出した回転角度に係る情報に基づいて、本体10に対する接触部30の回転角度が、第2目標値に近づくように、駆動部12、13を制御する処理と、を行う。
実施形態3によれば、実施形態1と同様に、搬送対象物を載せ替えることなく、様々な形態の搬送対象物を改造しないでそのまま安定して搬送することに貢献することができる。特に、搬送ロボット2A、2Bに接触部30及び回動機構40を設け、荷重センサ23及び角度センサ24によるフィードバック制御を行うことで、搬送対象物5を安定して搬送することに貢献することができる。
なお、実施形態1に係る搬送ロボットの制御部及び通信部、実施形態2に係る管制装置、実施形態3に係るハードウェア資源は、いわゆる情報処理装置(コンピュータ、ハードウェア資源)により構成することができ、図23に例示する構成を備えたものを用いることができる。例えば、情報処理装置100は、内部バス104により相互に接続される、プロセッサ101、メモリ102、ネットワークインタフェース103等を備える。
なお、図23に示す構成は、情報処理装置100のハードウェア構成を限定する趣旨ではない。情報処理装置100は、図示しないハードウェア(例えば、入出力インタフェース)を含んでもよい。あるいは、情報処理装置100に含まれるプロセッサ101等のユニットの数も図23の例示に限定する趣旨ではなく、例えば、複数のプロセッサ101が情報処理装置100に含まれていてもよい。
プロセッサ101には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)等を用いることができる。
メモリ102には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等を用いることができる。
ネットワークインタフェース103には、例えば、LAN(Local Area Network)カード、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード等を用いることができる。
情報処理装置100の機能は、上述の処理モジュールにより実現される。当該処理モジュールは、例えば、メモリ102に格納されたプログラムをプロセッサ101が実行することで実現される。また、そのプログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、あるいは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。さらに、上記処理モジュールは、半導体チップにより実現されてもよい。即ち、上記処理モジュールが行う機能は、何らかのハードウェアにおいてソフトウェアが実行されることによって実現できればよい。
上記実施形態の一部または全部は以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
本発明では、前記第1の視点に係る搬送システムの形態が可能である。
[付記2]
前記駆動部を制御する処理では、少なくとも前記搬送対象物の重さに応じて、前記第1目標値を決定する処理と、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報を取得する処理と、取得した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、決定された前記第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、を行う、付記1記載の搬送システム。
[付記3]
前記接触部は、2枚の板と、前記2枚の板間に配された弾性部材と、を有し、前記荷重センサは、前記2枚の板間の距離に基づいて、前記接触部と前記搬送対象物とが接触したときの荷重を検出する、付記1又は2記載の搬送システム。
[付記4]
前記駆動部を制御する処理では、少なくとも前記搬送対象物の搬送時の曲率に応じて、前記第2目標値を決定する処理と、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報を取得する処理と、取得した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、決定された前記第2目標値に近づくように前記駆動部を制御する処理と、を行う、付記1乃至3のいずれか一に記載の搬送システム。
[付記5]
前記搬送ロボットは、前記ハードウェア資源として、前記駆動部を制御する処理を行う制御部を備える、付記1乃至4のいずれか一に記載の搬送システム。
[付記6]
前記搬送システムは、前記ハードウェア資源として、前記搬送ロボットを制御する管制装置を備え、前記管制装置は、前記駆動部を制御する処理を行い、前記駆動部を制御する処理では、前記搬送ロボットから、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報を取得し、取得した前記荷重に係る情報に基づいて、前記駆動部を制御する処理と、前記搬送ロボットから、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報を取得し、取得した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記駆動部を制御する処理と、を行う、付記1乃至4のいずれか一に記載の搬送システム。
[付記7]
本発明では、前記第2の視点に係る搬送ロボットの形態が可能である。
[付記8]
本発明では、前記第3の視点に係る管制装置の形態が可能である。
[付記9]
本発明では、前記第4の視点に係る搬送ロボットの制御方法の形態が可能である。
[付記10]
本発明では、前記第5の視点に係るプログラムの形態が可能である。
[付記11]
本発明では、前記第6の視点に係るプログラムの形態が可能である。
なお、上記の特許文献の各開示は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとし、必要に応じて本発明の基礎ないし一部として用いることが出来るものとする。本発明の全開示(特許請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択(必要により不選択)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、本願に記載の数値及び数値範囲については、明記がなくともその任意の中間値、下位数値、及び、小範囲が記載されているものとみなされる。さらに、上記引用した文献の各開示事項は、必要に応じ、本発明の趣旨に則り、本発明の開示の一部として、その一部又は全部を、本書の記載事項と組み合わせて用いることも、本願の開示事項に含まれるものと、みなされる。
1 搬送システム
2、2A、2B 搬送ロボット
3 管制装置
5 搬送対象物
6 荷物
10 本体
11 フレーム
12、13 駆動部
14、15 シャフト
16 制御部
17 通信部
18 駆動部
20、21 車輪
22 キャスタ
23 荷重センサ
24 角度センサ
30 接触部
31、32 板部材
33 摩擦部
34、35、36、37 弾性部材
40 回動機構
41 アーム
41a、41b ピン部
42 軸部
43 アーム
44、45、46、47 ステー
50 復元機構
51 揺動部材
51a、51b 受面
51c ピン部
52 軸部
53 ピン部
54 弾性部材
60 ガイド機構
61 ガイド部材
61a ガイド面
70 台座
71、72、73、74 キャスタ
80 床面
81 車軸
90 ハードウェア資源
100 情報処理装置
101 プロセッサ
102 メモリ
103 ネットワークインタフェース
104 内部バス

Claims (10)

  1. 複数の搬送ロボットによって搬送対象物を挟み込んだ状態で該搬送対象物を搬送する搬送システムであって、
    前記複数の搬送ロボットは、それぞれ、
    本体と、
    車輪と、
    前記搬送対象物と接触する接触部と、
    前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、
    前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、
    前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、
    前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、
    を備え、
    前記回動機構は、前記本体に固定された軸部と、前記接触部が固定されるとともに前記軸部に回動自在に取り付けられたアームと、を備え、
    ハードウェア資源を用いて、前記複数の搬送ロボットのそれぞれについて個別に、
    前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、
    前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、
    を行う、
    搬送システム。
  2. 前記駆動部を制御する処理では、
    少なくとも前記搬送対象物の重さに応じて、前記第1目標値を決定する処理と、
    前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報を取得する処理と、
    取得した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、決定された前記第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、
    を行う、
    請求項1記載の搬送システム。
  3. 前記駆動部を制御する処理では、
    少なくとも前記搬送対象物の搬送時の曲率に応じて、前記第2目標値を決定する処理と、
    前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報を取得する処理と、
    取得した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、決定された前記第2目標値に近づくように前記駆動部を制御する処理と、
    を行う、
    請求項1又は2記載の搬送システム。
  4. 前記搬送ロボットは、前記ハードウェア資源として、前記駆動部を制御する処理を行う制御部を備える、
    請求項1乃至3のいずれか一に記載の搬送システム。
  5. 前記搬送システムは、前記ハードウェア資源として、前記搬送ロボットを制御する管制装置を備え、
    前記管制装置は、前記駆動部を制御する処理を行い、
    前記駆動部を制御する処理では、
    前記搬送ロボットから、前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報を取得し、取得した前記荷重に係る情報に基づいて、前記駆動部を制御する処理と、
    前記搬送ロボットから、前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報を取得し、取得した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記駆動部を制御する処理と、
    を行う、
    請求項1乃至3のいずれか一に記載の搬送システム。
  6. 他の搬送ロボットと協働することにより、搬送対象物を挟み込んだ状態で搬送するように構成される搬送ロボットであって、
    本体と、
    車輪と、
    前記搬送対象物と接触する接触部と、
    前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、
    前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、
    前記駆動部を制御する制御部と、
    前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、
    前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、
    を備え、
    前記回動機構は、前記本体に固定された軸部と、前記接触部が固定されるとともに前記軸部に回動自在に取り付けられたアームと、を備え、
    前記制御部は、
    前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、
    前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、
    を行う、
    搬送ロボット。
  7. 搬送対象物を挟み込み、互いに協働して前記搬送対象物を搬送する複数の搬送ロボットを制御する管制装置であって、
    前記複数の搬送ロボットは、それぞれ、
    本体と、
    車輪と、
    前記搬送対象物と接触する接触部と、
    前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、
    前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、
    前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、
    前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、
    を備え、
    前記回動機構は、前記本体に固定された軸部と、前記接触部が固定されるとともに前記軸部に回動自在に取り付けられたアームと、を備え、
    前記管制装置は、前記複数の搬送ロボットのそれぞれについて個別に、
    前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、
    前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、
    を行う、
    管制装置。
  8. 搬送対象物を挟み込み、互いに協働して前記搬送対象物を搬送する複数の搬送ロボットを制御する搬送ロボットの制御方法であって、
    前記複数の搬送ロボットは、それぞれ、
    本体と、
    車輪と、
    前記搬送対象物と接触する接触部と、
    前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、
    前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、
    前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、
    前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、
    を備え、
    前記回動機構は、前記本体に固定された軸部と、前記接触部が固定されるとともに前記軸部に回動自在に取り付けられたアームと、を備え、
    前記搬送ロボットの制御方法は、前記複数の搬送ロボットのそれぞれについて個別に、
    前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御するステップと、
    前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御するステップと、
    を含む、
    搬送ロボットの制御方法。
  9. 他の搬送ロボットと協働することにより、搬送対象物を挟み込んだ状態で搬送するように構成される搬送ロボットで実行されるプログラムであって、
    前記搬送ロボットは、
    本体と、
    車輪と、
    前記搬送対象物と接触する接触部と、
    前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、
    前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、
    前記駆動部を制御する制御部と、
    前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、
    前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、
    を備え、
    前記回動機構は、前記本体に固定された軸部と、前記接触部が固定されるとともに前記軸部に回動自在に取り付けられたアームと、を備え、
    前記プログラムは、
    前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、
    前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、
    を前記制御部に実行させる、
    プログラム。
  10. 搬送対象物を挟み込み、互いに協働して前記搬送対象物を搬送する複数の搬送ロボットを制御する管制装置で実行されるプログラムであって、
    前記複数の搬送ロボットは、それぞれ、
    本体と、
    車輪と、
    前記搬送対象物と接触する接触部と、
    前記本体に対して前記接触部を回動自在にする回動機構と、
    前記本体に取り付けられるとともに前記車輪を駆動する駆動部と、
    前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重を検出する荷重センサと、
    前記本体に対する前記接触部の回転角度を検出する角度センサと、
    を備え、
    前記回動機構は、前記本体に固定された軸部と、前記接触部が固定されるとともに前記軸部に回動自在に取り付けられたアームと、を備え、
    前記プログラムは、前記複数の搬送ロボットのそれぞれについて個別に、
    前記荷重センサで検出した前記荷重に係る情報に基づいて、前記接触部が前記搬送対象物に接触したときの荷重が、第1目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、
    前記角度センサで検出した前記回転角度に係る情報に基づいて、前記本体に対する前記接触部の回転角度が、第2目標値に近づくように、前記駆動部を制御する処理と、
    を前記管制装置に実行させる、
    プログラム。
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