JP2001213597A - 搬送物搬送方法および搬送装置 - Google Patents

搬送物搬送方法および搬送装置

Info

Publication number
JP2001213597A
JP2001213597A JP2000023134A JP2000023134A JP2001213597A JP 2001213597 A JP2001213597 A JP 2001213597A JP 2000023134 A JP2000023134 A JP 2000023134A JP 2000023134 A JP2000023134 A JP 2000023134A JP 2001213597 A JP2001213597 A JP 2001213597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
support
transport
supported
supporting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000023134A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Masumoto
雅典 益本
Itsuo Murata
五雄 村田
Tetsuo Ichikizaki
哲雄 市来崎
Takashi Chikura
孝 千蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000023134A priority Critical patent/JP2001213597A/ja
Publication of JP2001213597A publication Critical patent/JP2001213597A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業現場の広さに拘わらず、効率よく荷役およ
び搬送できる搬送方法を提供する。 【解決手段】搬送物としてのコンテナ3を片持ち支持可
能な支持部4を有した支持可動装置6を自走可能な台車
2に昇降移動可能に搭載した搬送台車7を複数台用い、
少なくとも2台の搬送台車7をコンテナ3を挟むように
配置し、これらの搬送台車7の支持部4でコンテナ3を
それぞれ片持ち支持し、この支持状態のコンテナ3を支
持部4とともに上昇させた後、各搬送台車7を同期して
同方向に自走させることによりコンテナ3を搬送する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、コンテナ
などの搬送物を荷役、あるいは搬送などする搬送物搬送
方法および搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】港などのコンテナターミナルにおけるコ
ンテナ101などの搬送物の荷役、あるいは搬送など
は、図14に示すように、一般には、例えばトラック1
02や、トランスファクレーン103などの大型の荷役
用重機を用いることにより行われている。
【0003】コンテナターミナルにコンテナ101を搬
入する場合、トラック102によってコンテナ101を
トランスファクレーン103の下方まで運ぶ。トランス
ファクレーン103の上部に設けられているトローリ1
04からワイヤ105を介して吊り下げられているスプ
レッダ106によって、トラック102の荷台102a
の上に載置されているコンテナ101を把持して吊り上
げる。スプレッダ106によって吊持したコンテナ10
1を所定の貯蔵位置まで運んだ後、地上に降ろしたり、
あるいは他のコンテナ101の上に積み上げたりなどす
る。
【0004】また、コンテナターミナルからコンテナ1
01を搬出する場合、貯蔵位置に配置されているコンテ
ナ101を、前述と同様にトランスファクレーン103
を使用して、スプレッダ106によって把持して吊り上
げる。スプレッダ106によって吊持したコンテナ10
1を、所定の位置で待機しているトラック102の上方
まで運んだ後、位置合わせを行ないつつ下方に向けてゆ
っくりと降ろしてトラック102の荷台102aの上に
載置する。コンテナ101を荷台102aに固定した
後、トラック102によって所定の目的地まで搬送す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】トラック102に対す
るコンテナ101の荷積み作業、あるいは荷降ろし作業
は、トラック102とのトランスファクレーン103な
どの大型の荷役用重機との位置合わせなどに待ち時間が
多くかかり、作業効率が悪い。
【0006】また、大量のコンテナ101を搬送する場
合、あるいは大型のコンテナ101を搬送する場合など
においては、大型のトラック102を使用する。コンテ
ナターミナルのヤード(作業現場領域の面積)が狭い場
合、大型のトラック102へのコンテナ101の荷積
み、大型のトラック102からのコンテナ101の荷降
ろし、あるいは大型のトラック102によるヤード内の
移送などの作業が行ない難く、作業効率が悪い。
【0007】よって、本発明が解決しようとする課題
は、作業現場の広さに拘わらず、効率よく荷役および搬
送できる搬送物搬送方法および搬送装置を得ることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明に係る搬送物搬送方法は、搬送物を片持ち支
持可能な支持部を有した支持可動装置を自走可能な台車
に昇降移動可能に搭載した搬送台車を複数台用い、少な
くとも2台の前記搬送台車を前記搬送物を挟むように配
置し、これら搬送台車の支持部で前記搬送物をそれぞれ
片持ち支持し、この支持状態の前記搬送物を前記支持部
とともに上昇させた後、前記各搬送台車を同期して同方
向に自走させることにより、前記搬送物を搬送すること
を特徴とするものである。
【0009】また、前記課題を解決するために、本発明
に係る搬送装置は、自走可能な台車と、搬送物を片持ち
支持する支持部を有し、この支持部を前記台車に対し昇
降部を介して昇降移動可能に設けた支持可動装置とを具
備している複数台の搬送台車により構成されていること
を特徴とするものである。
【0010】本発明を実施するにあたり、前記支持部
は、前記搬送物の下部を支持する下部支持手段と、前記
搬送物に係合して前記搬送物の被支持部に対して前記下
部支持手段の支持を位置決めする第1ガイドと、前記支
持部の昇降動作をガイドする第2ガイドとを具備してい
る構成とするとよい。
【0011】また、本発明を実施するにあたり、前記支
持部と前記昇降部とを、これらに両端部が枢着されるリ
ンクを介して連結した構成とするとよい。
【0012】また、本発明を実施するにあたり、前記支
持部と前記昇降部との間に、弾性部材が取り付けられて
いる構成とするとよい。
【0013】また、本発明を実施するにあたり、前記各
搬送台車に送受信機を設けて、無線により前記各搬送台
車の駆動を遠隔制御可能とした構成とするとよい。
【0014】また、本発明を実施するにあたり、前記各
搬送台車に、前記搬送物の前記被支持部の位置を検知す
る被支持部検知手段と、前記下部支持手段が前記被支持
部と係合したか否かを検知する支持部係合検知手段と、
前記下部支持手段が前記搬送物を支持したか否かを検知
する支持検知手段とを設けた構成とするとよい。
【0015】また、本発明を実施するにあたり、前記各
搬送台車の前記支持部と反対側に、この反対側方向への
前記各搬送台車の走行方向前方の障害物の有無を検知す
る障害物検知手段と、前記各台車と前記障害物との接触
の際の衝撃力を緩衝する衝撃緩衝手段とをそれぞれ設け
た構成とするとよい。
【0016】また、本発明を実施するにあたり、前記各
台車は、台車本体と、この台車本体に垂直な1本の連結
軸を介してこの連結軸回りに旋回可能に連結された旋回
台とを具備している構成とするとよい。
【0017】また、本発明を実施するにあたり、前記連
結軸を、前記台車本体の幅方向中央部から幅方向のいず
れか一方の側に片寄せして設けた構成とするとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
に係る搬送装置1、およびこの搬送装置1を用いて実行
される搬送物搬送方法を、図1〜図10に基づいて説明
する。
【0019】先ず、搬送装置1の構成について説明す
る。搬送装置1は、複数台の搬送台車7により構成さ
れ、各搬送台車7は、自走可能な台車2と、搬送物3を
片持ち支持する支持部4を有し、この支持部4を台車2
に対し昇降部5を介して昇降移動可能に設けた支持可動
装置6とを具備している。
【0020】搬送装置1は、例えば、図1(a),
(b)に示すように、搬送物としてのコンテナ3をその
長手方向両端部から挟むように2台の搬送台車7を配置
して、これら2台の搬送台車7をコンテナ3の剛性を利
用して一体化するように接続することにより構成され
る。2台の搬送台車7は、後述する送受信機44を介し
て相互に協調して操縦可能となっている。すなわち、地
面8の上に置かれているコンテナ3を各搬送台車7の支
持部4によって支持しつつ、昇降部5を作動させてコン
テナ3を持ち上げて地面から離した後、各台車2の走行
部9を同方向に駆動させて任意の場所に搬送できる。
【0021】搬送台車7は、図2〜図4に示すように、
下部に走行部9が設けられている台車2と、支持部4お
よび昇降部5から構成されている支持可動装置6とから
構成されている。
【0022】走行部9は、図1〜図4に示すように、台
車2を任意の向きに走行させる複数本の駆動輪10、台
車2の走行にともなって回転駆動される複数本の従動輪
11、および各駆動輪10を回転駆動させる図示しない
駆動手段などから構成されている。駆動輪10、もしく
は従動輪11のうちの少なくとも一方を、台車2の進行
方向に対して傾けることによって、搬送台車7は任意の
向きに旋回して走行できる。
【0023】支持可動装置6は、図1〜図6に示すよう
に、台車本体12の一端部の上部に取り付けられてい
る。
【0024】支持可動装置6が有している昇降部5は、
支持部昇降駆動手段としての複数本の支持部駆動用シリ
ンダ13、台車本体12の上部に固定されて、各支持部
駆動用シリンダ13の支持部駆動用シリンダ上端部13
aおよび支持部駆動用シリンダ下端部13bを支持して
いる昇降部支持フレーム14、各支持部駆動用シリンダ
13が有している支持部駆動用ピストンロッド15の支
持部駆動用シリンダボディ16内からの突出動作、ある
いは支持部駆動用ピストンロッド15の支持部駆動用シ
リンダボディ16内への引き戻し動作に応じて昇降移動
する昇降フレーム17、および昇降フレーム17の昇降
動作をガイドするガイドローラ18などから構成されて
いる。
【0025】各支持部駆動用シリンダ13の支持部駆動
用シリンダボディ16内から支持部駆動用ピストンロッ
ド15を突出させることにより、後述する支持部4を上
昇させる。これにより、各搬送台車7の支持部4に片持
ち支持されたコンテナ3は地面から所定の高さにおいて
支持される。あるいは、各支持部駆動用シリンダ13の
支持部駆動用シリンダボディ16内へ支持部駆動用ピス
トンロッド15を引き戻すことにより、支持部4を下降
させる。これにより、支持部4に片持ち支持されたコン
テナ3は地面に降ろされる。
【0026】支持可動装置6が有している支持部4は、
搬送するコンテナ3の後述する被支持部26が設けられ
ている側の端部と互いに係合し合う大きさの四角枠形状
に形成されている搬送物支持フレーム19、この搬送物
支持フレーム19の下部に設けられており、コンテナ3
の下部に設けられている被支持部26を支持する下部支
持手段20、被支持部26に対する下部支持手段20の
支持を位置決めする第1ガイド24、およびこの支持部
4の昇降移動をガイドする第2ガイド25などから構成
されている。
【0027】この支持部4は、その搬送物支持フレーム
19の上端部および中間部が、昇降部5が有している昇
降フレーム17の上端部および下端部に、平板かつ長円
形状に形成されているリンク21および一対の連結ピン
22によってそれぞれ枢着されている。それとともに、
搬送物支持フレーム19の上端部と昇降フレーム17の
上端部との間には、リンク21の両側に、弾性部材とし
ての衝撃緩衝ばね23がそれぞれ1本ずつ取り付けられ
ている。
【0028】これらにより、支持部4の搬送物支持フレ
ーム19は昇降部5の昇降フレーム17に対して、図8
(a)に示すように、それらの幅方向に沿って所定の距
離αまで移動可能に設定されている。搬送物支持フレー
ム19が昇降フレーム17に対して、その幅方向に沿っ
て距離αまで移動してずれると、所定の長さに形成され
ているリンク21によって、その位置からさらに移動が
できないようにその動きを規制される。その状態におい
て、搬送物支持フレーム19は、その幅方向の中心線が
昇降フレーム17の幅方向の中心線と一致するように、
リンク21の両側に取り付けられている一対の衝撃緩衝
ばね23の弾性によって減衰振動をさせられつつ、元の
位置まで引き戻される。
【0029】それとともに、支持部4の搬送物支持フレ
ーム19は昇降部5の昇降フレーム17に対して、図8
(b)に示すように、昇降フレーム17の幅方向から所
定の角度θまで傾くことができるように設定されてい
る。搬送物支持フレーム19が昇降フレーム17に対し
て、その幅方向から角度αまで傾くと、所定の長さに形
成されている一対の衝撃緩衝ばね23の弾性によって、
その位置からさらに傾くことができないようにその動き
を規制される。その状態において、搬送物支持フレーム
19は、その幅方向が昇降フレーム17の幅方向と平行
になるように、リンク21の両側に取り付けられている
一対の衝撃緩衝ばね23の弾性によって減衰振動をさせ
られつつ、元の位置まで引き戻される。
【0030】さらに、この支持部4によってコンテナ3
を支持する際に、搬送物支持フレーム19とコンテナ3
との当接により搬送物支持フレーム19がコンテナ3か
ら受ける衝撃力による振動を、一対の衝撃緩衝ばね23
の弾性によって減衰させて吸収できる。
【0031】以上説明した取り付け構造を有する支持部
4および昇降部5によれば、それらから構成される支持
可動装置6によるコンテナ3の支持作業や、あるいは搬
送作業などにおける昇降部5に対する支持部4の姿勢、
ひいては支持および搬送するコンテナ3の姿勢を安定し
た状態に保持できる。よって、この搬送装置1を用いた
コンテナ3の支持作業や、あるいは搬送作業などを安定
して行なうことができる。
【0032】支持部4が有している搬送物支持フレーム
19のコンテナ3と対向する側の端面としてのコンテナ
対向面19aの下部の幅方向両端付近には、図7
(a),(b)に示すように、コンテナ3の下部に設け
られている被支持部26と互いに係合し合うことにより
コンテナ3を支持する下部支持手段としてのコンテナ支
持装置20が一対設けられている。これらのコンテナ支
持装置20は、被支持部26に設けられている後述する
チャック挿入穴27に挿入されて、これと係合し合うチ
ャック28、およびこのチャック28をその長手方向に
沿った中心軸線まわりに90°正逆回動させるチャック
駆動手段としてのチャック駆動用シリンダ29などから
構成されている。
【0033】各チャック28は、図7(a)に示すよう
に、その長手方向中間部から一端部としてのコンテナ側
端部28aにかけて、搬送物支持フレーム19のコンテ
ナ対向面19aから突出して搬送物支持フレーム19に
取り付けられている。それとともに、各チャック28
は、図7(b)に示すように、その中心軸線まわりに9
0°正逆回動可能に搬送物支持フレーム19に取り付け
られている。それとともに、各チャック28の搬送物支
持フレーム19内に収納されている側の他端部としての
支持フレーム内端部28bは、その外周面上に一体に取
り付けられているチャック駆動用リンク部材30を介し
て、搬送物支持フレーム19内にその上下方向に沿って
固定されているチャック駆動用シリンダ29のチャック
駆動用ピストンロッド31の先端部に連結されている。
チャック駆動用リンク部材30は、その長手方向中間部
においてチャック駆動用ピストンロッド31の先端部に
枢支されており、その先端部は、後述する一対の支持未
完了検知センサ35aおよび支持完了検知センサ35b
に接触できる長さまで延出して設けられている。
【0034】また、各チャック28は、図7(a)に示
すように、その側面視が、その長手方向中間部におい
て、搬送物支持フレーム19のコンテナ対向面19aか
ら突出している部分が外側に向かって張り出している略
矢印形状に形成されている。それとともに、各チャック
28は、図7(b)に示すように、その搬送物側端部と
してのコンテナ側端部28aの正面視が、略長方形状に
形成されている。
【0035】各チャック駆動用シリンダ29のチャック
駆動用シリンダボディ32内からチャック駆動用ピスト
ンロッド31を突出させることにより、チャック駆動用
リンク部材30を下方に向けて押し下げる。これによ
り、各チャック28はその中心軸線まわりに90°正方
向に回動される。あるいは、各チャック駆動用シリンダ
29のチャック駆動用シリンダボディ32内にチャック
駆動用ピストンロッド31を引き戻すことにより、チャ
ック駆動用リンク部材30を上方に向けて押し上げる。
これにより、各チャック28はその中心軸線まわりに9
0°逆方向に回動される。
【0036】また、搬送台車7が搬送するコンテナ3の
被支持側端部の上部および下部の幅方向両端部には、搬
送台車7の支持部4に支持される被支持部26がそれぞ
れ1箇所ずつ設定されている。これらの各被支持部26
のうち、コンテナ3の被支持側端部の下部の幅方向両端
部に設けられている各被支持部26には、図7(a)に
示すように、各チャック28が挿入される被支持穴とし
てのチャック挿入穴27がそれぞれ1つずつ設けられて
いる。各チャック挿入穴27の開口の大きさおよび形状
は、図7(b)に示されている各チャック28の非支持
状態における姿勢のコンテナ側端部28aの正面視より
も僅かに大きい略長方形状に形成されている。したがっ
て、支持部4によるコンテナ3の支持作業を行なう際
に、図7(a)中実線で示されている状態から二点鎖線
で示されている状態のように、各チャック28は、それ
ぞれ対向する各チャック挿入穴27の開口を経て、それ
らの内部に円滑に挿入される。
【0037】各チャック28は、それらの搬送物支持フ
レーム19のコンテナ対向面19aから突出しているコ
ンテナ側端部28aが、各チャック挿入穴27の内部に
殆どすべて挿入された後、前述した各チャック駆動用シ
リンダ29の作用により、それらの中心軸線まわりに9
0°正方向に回動される。これにより、各チャック28
の前述した張り出し部分が、各チャック挿入穴27の内
部において、その開口の幅方向の両側縁部と互いに係合
し合うので、各コンテナ側端部28aが各チャック挿入
穴27からそれぞれ抜け止めされる。よって、コンテナ
3は、各搬送台車7の支持部4が有している搬送物支持
フレーム19およびコンテナ支持装置20によって片持
ち支持される。すなわち、コンテナ3は、その被支持部
26の壁部が、チャック挿入穴27に挿入されたチャッ
ク28のコンテナ側端部28aと、搬送物支持フレーム
19のコンテナ対向面19aとの間に挟み込まれること
により、搬送台車7の支持部4に把持された状態となっ
ている。
【0038】また、前述した片持ち支持状態において、
各チャック28を、前述した各チャック駆動用シリンダ
29の作用により、それらの中心軸線まわりに90°逆
方向に回動させる。これにより、各チャック28の前述
した張り出し部分が、各チャック挿入穴27の内部にお
いて、その開口の幅方向の両側縁部と係合状態が解除さ
れるので、各コンテナ側端部28aは、各チャック挿入
穴27からの抜け止めをそれぞれ解除される。よって、
コンテナ3は、各搬送台車7の支持部4が有している搬
送物支持フレーム19およびコンテナ支持装置20によ
る片持ち支持を解除される。したがって、支持部4によ
るコンテナ3の支持作業を終了する際に、図7(a)中
二点鎖線で示されている状態から実線で示されている状
態のように、各チャック28は、それぞれ対向する各チ
ャック挿入穴27の開口を経て、それらの外部に円滑に
引き抜かれる。
【0039】コンテナ3の被支持部26に対するコンテ
ナ支持装置20の支持を位置決めする第1ガイドとして
の支持ガイド24は、搬送物支持フレーム19のコンテ
ナ対向面19aの幅方向両側部の上端部および下端部に
おいて、それらの外側縁部の4箇所に、搬送物支持フレ
ーム19の上下方向に沿って、コンテナ3側に突出され
て一体に設けられている。各支持ガイド24は、コンテ
ナ3の支持側端部とその外周に沿って殆どずれることな
く当接できる内寸に設定されている。これにより、支持
部4の各コンテナ支持装置20が有している各チャック
28と、コンテナ3の各被支持部26に設けられている
各チャック挿入穴27とを、互いに正面において容易に
対向させることができる。よって、支持部4は、前述し
た各コンテナ支持装置20の作用とあいまって、コンテ
ナ3を殆どずれることなく、確実かつ容易に支持でき
る。
【0040】また、本実施形態の搬送装置1において
は、各支持ガイド24のうち、搬送物支持フレーム19
のコンテナ対向面19aの上端部2箇所に突設されてい
る各支持ガイド24が、搬送物支持フレーム19のコン
テナ対向面19aの下端部2箇所に突設されている各支
持ガイド24よりも、搬送物支持フレーム19の上下方
向に沿って長く延ばされて形成されている。すなわち、
搬送物支持フレーム19のコンテナ対向面19aの上端
部2箇所に突設されている各支持ガイド24は、支持部
4の昇降移動をガイドする第2ガイドとしての昇降ガイ
ド25としての役割を兼ねるように形成されている。こ
れにより、支持部4によってコンテナ3を支持する際
に、搬送物支持フレーム19のコンテナ対向面19aを
コンテナ3の被支持側端部に当接させた状態において、
昇降ガイド25とコンテナ3の被支持側端部の幅方向両
外縁部との当接によって搬送物支持フレーム19を円滑
にガイドしつつ、搬送台車7の昇降部5を作動させて、
搬送物支持フレーム19を円滑に昇降移動させることが
できる。よって、コンテナ3の置かれている高さや、コ
ンテナ3自体の高さに拘わらず、搬送物支持フレーム1
9の上下位置をコンテナ3の支持作業に適した位置に、
円滑かつ容易に合わせることができる。したがって、搬
送台車7の支持部4に設けられている各チャック28
を、コンテナ3の各被支持部26に設けられている各チ
ャック挿入穴27に円滑かつ容易に対向させることがで
きるので、支持部4によるコンテナ3の支持作業を円滑
かつ容易に行なうことができる。
【0041】以上説明した一対の支持ガイド24および
一対の昇降ガイド25がコンテナ対向面19aに一体に
形成されている搬送物支持フレーム19によれば、支持
部4によるコンテナ3の支持作業、ひいてはコンテナ3
の搬送作業を円滑に、確実に、かつ、容易に行なうこと
ができる。
【0042】また、各搬送台車7の搬送物支持フレーム
19内には、コンテナ3の被支持部26の位置を検知す
る被支持部検知手段としての被支持部検知センサ33、
コンテナ支持装置20が被支持部26と係合したか否か
を検知する支持部係合検知手段としての支持部係合検知
センサ34、およびコンテナ支持装置20がコンテナ3
を支持したか否かを検知する支持検知手段としての一対
の支持未完了検知センサ35aおよび支持完了検知セン
サ35bなどが取り付けられている。
【0043】被支持部検知センサ33は、図7(a),
(b)に示すように、搬送物支持フレーム19内におい
て、各コンテナ支持装置20が有している各チャック2
8の上方に取り付けられている。搬送物支持フレーム1
9の被支持部検知センサ33と対向している部分には、
図7(a)に示すように、所定の大きさの被支持部検知
用開口36が設けられている。被支持部検知センサ33
は、この被支持部検知用開口36を通して、例えば赤外
線やレーザ光線などの、他の物体の位置している方位や
距離などを正確に測位および測距できる光線をコンテナ
3に向けて照射する。コンテナ3に当たって反射、ある
いは散乱された光線の一部は、被支持部検知用開口36
を通して被支持部検知センサ33に入射する。被支持部
検知センサ33は、コンテナ3に向けて照射した光線
と、この光線がコンテナ3によって反射などされて被支
持部検知センサ33に入射した光線とを比較することに
より、コンテナ3の各被支持部26の位置を検知する。
【0044】具体的には、被支持部検知センサ33は、
図示しない計測部および制御部などを有する図示しない
操縦制御装置に接続されており、これらによって、被支
持部検知センサ33から照射された光線の強度や向きな
どと、被支持部検知センサ33に入射した光線の強度や
向き、および被支持部検知センサ33から照射された光
線が被支持部検知センサ33に入射するまでの時間差な
どを逐次計測および解析する。これにより、被支持部検
知センサ33は、搬送台車7の搬送物支持フレーム19
に設けられているコンテナ支持装置20に対する、コン
テナ3の各被支持部26の相対的な位置を正確に認識で
きる。これらの解析されたデータは、信号として操縦制
御装置に送られる。これらの信号を受け取った操縦制御
装置は、各コンテナ支持装置20が有している各チャッ
ク28が、各被支持部26に設けられている各チャック
挿入穴27と対向する位置に来るように、各搬送台車7
の走行スピードおよび進行方向などを精密かつ正確に逐
次調整しつつ、各搬送台車7の走行部9を駆動させて自
走させる。
【0045】例えば、搬送台車7がコンテナ3に近付く
につれて、搬送台車7の走行スピードが遅くなるよう
に、操縦制御装置は走行部9を駆動させて自走させる。
それとともに、搬送台車7がコンテナ3に近付くにつれ
て、コンテナ3の被支持側端部の一側面の法線方向と搬
送台車7の進行方向とのずれの角度が小さくなるよう
に、操縦制御装置は走行部9を駆動させて自走させる。
【0046】なお、被支持部検知センサ33は、物体の
位置している方位や距離などを正確に測位および測距で
きる機能を有していれば、前述した特定の光線を使うも
のではなく、例えば、超音波を用いるセンサや、あるい
はCCDカメラなどをセンサとして用いても構わない。
【0047】搬送台車7がコンテナ3に対して所定の距
離まで近付いて、各コンテナ支持装置20が有している
各チャック28が、各被支持部26に設けられている各
チャック挿入穴27と対向する位置に来ると、支持部係
合検知センサ34が機能するように設定されている。こ
の支持部係合検知センサ34は、図7(a),(b)に
示すように、搬送物支持フレーム19内において、各コ
ンテナ支持装置20が有している各チャック28と、前
述した被支持部検知センサ33との中間部に取り付けら
れている。支持部係合検知センサ34は、図7(a)に
示すように、搬送物支持フレーム19のコンテナ対向面
19aに対して、その法線方向に沿って出入り自在に搬
送物支持フレーム19に取り付けられている被支持部検
知バー37、および搬送物支持フレーム19のコンテナ
3と対向する端面からの被支持部検知バー37の突出し
ている長さを検知する支持部係合検知センサ本体38な
どから構成されている。
【0048】被支持部検知バー37の長手方向中間部に
は、この被支持部検知バー37が搬送物支持フレーム1
9のコンテナ対向面19aから所定の長さを越えて突出
しないようにその移動量を規制する検知バー規制部材4
0が取り付けられている。また、搬送物支持フレーム1
9のコンテナ対向面19aの被支持部検知バー37が出
入りする部分の内壁には、検知バー規制部材40と互い
に当接し合うことにより、被支持部検知バー37の移動
量を規制するフレーム側検知バー規制部材41が取り付
けられている。これら検知バー規制部材40とフレーム
側検知バー規制部材41とが、搬送物支持フレーム19
内において互いに当接し合うことによって、被支持部検
知バー37は搬送物支持フレーム19のコンテナ対向面
19aから所定の長さを越えて突出しないようにその移
動量を規制される。
【0049】また、被支持部検知バー37の検知バー規
制部材40からコンテナ3と互いに当接し合うコンテナ
側先端部37aとは反対側の先端部であるセンサ本体側
先端部37bにかけては、その殆どが有底の筒形状に形
成されている検知バー保持部材42によって、その長手
方向に沿って外側から覆われている。被支持部検知バー
37のセンサ本体側先端部37bは、検知バー保持部材
42の底部42aに設けられている貫通穴を通して検知
バー保持部材42の外側に突出されて、支持部係合検知
センサ本体38に連結されている。
【0050】さらに、被支持部検知バー37の検知バー
規制部材40と検知バー保持部材42とによって囲まれ
ている部分には、被支持部検知バー37を搬送物支持フ
レーム19のコンテナ対向面19aからコンテナ3側に
向けて突出させるように、被支持部検知バー37を付勢
する検知バー付勢ばね39が取り付けられている。被支
持部検知バー37に外力が働いていない状態において
は、検知バー規制部材40は、フレーム側検知バー規制
部材41と互いに当接し合っているように検知バー付勢
ばね39によって付勢されている。これにより、被支持
部検知バー37は、搬送物支持フレーム19のコンテナ
対向面19aからコンテナ3側に向かって所定の長さだ
け突出している。
【0051】搬送台車7は、その各コンテナ支持装置2
0が有している各チャック28と、コンテナ3の各被支
持部26に設けられている各チャック挿入穴27とが互
いに対向し合って位置するように、コンテナ3の各被支
持部26の位置を前述した被支持部検知センサ33によ
って把握しつつ、コンテナ3に向かって走行する。これ
に併行して、搬送台車7は、各チャック28のコンテナ
側端部28aが、それらに対向する各チャック挿入穴2
7に円滑かつ完全に挿入できるように、昇降部5を随時
作動させて、各チャック28と各チャック挿入穴27と
の高さ位置を合わせる。
【0052】搬送台車7がコンテナ3の被支持側端部に
対して所定の距離まで近付くと、図7(a)中二点鎖線
で示されているように、被支持部検知バー37のコンテ
ナ側先端部37aとコンテナ3とが互いに当接し合う。
この当接状態を保持しつつ、搬送台車7がコンテナ3と
の間の距離をさらに縮める向きに走行して移動すると、
被支持部検知バー37は搬送物支持フレーム19内に向
けて押し込まれる。この際、被支持部検知バー37は、
そのコンテナ側先端部37aとコンテナ3との当接の際
に加えられる衝撃によって勢いよく搬送物支持フレーム
19内に押し込まれるのを、被支持部検知バー37に取
り付けられている検知バー付勢ばね39のばね性によっ
て抑制される。すなわち、被支持部検知バー37は、搬
送台車7とコンテナ3との間の距離が縮められる速さに
対応して、それと略同じ速さで搬送物支持フレーム19
内に押し込まれる。搬送台車7がコンテナ3に向かって
さらに接近し続けると、被支持部検知バー37のコンテ
ナ側先端部37aが、搬送物支持フレーム19のコンテ
ナ対向面19aと略同一面上に位置するまで搬送物支持
フレーム19内に押し込まれた状態に達する。この状態
において、搬送台車7の搬送物支持フレーム19とコン
テナ3とは、搬送物支持フレーム19のコンテナ対向面
19a上において、互いに略完全に面接触している状態
となる。
【0053】前述したように、搬送台車7は、その各コ
ンテナ支持装置20が有している各チャック28のコン
テナ側端部28aが、コンテナ3の各被支持部26に設
けられている各チャック挿入穴27内に円滑かつ完全に
挿入されるように、各チャック28とそれらに対向する
各チャック挿入穴27との高さ位置を合わせつつ、コン
テナ3に向かって走行移動する。したがって、被支持部
検知バー37のコンテナ側先端部37aが、搬送物支持
フレーム19のコンテナ対向面19aと略同一面上に位
置するまで搬送物支持フレーム19内に押し込まれた状
態において、各チャック28のコンテナ側端部28a
は、それらと対向して位置している各チャック挿入穴2
7内に完全に挿入された状態となっている。
【0054】前述したように、被支持部検知バー37の
センサ本体側先端部37bは支持部係合検知センサ本体
38に連結されている。これにより、支持部係合検知セ
ンサ本体38は、被支持部検知バー37が、これに外力
が働いていない状態から、被支持部検知バー37のコン
テナ側先端部37aが、搬送物支持フレーム19のコン
テナ対向面19aと略同一面上に位置するまで搬送物支
持フレーム19内に押し込まれた状態となるまで、コン
テナ側先端部37aがコンテナ対向面19aから突出し
ている長さを逐次検知できる。すなわち、支持部係合検
知センサ本体38は、搬送物支持フレーム19のコンテ
ナ対向面19aとコンテナ3の被支持側端部との間の距
離を逐次検知できる。
【0055】具体的には、支持部係合検知センサ本体3
8は、操縦制御装置などに接続されており、これらによ
って、被支持部検知バー37のコンテナ側先端部37a
が搬送物支持フレーム19のコンテナ対向面19aから
突出している長さ、および被支持部検知バー37が搬送
物支持フレーム19内に押し込まれる速さなどを逐次計
測および解析する。これにより、搬送台車7の搬送物支
持フレーム19のコンテナ対向面19aとコンテナ3の
被支持側端部との間の距離、およびコンテナ対向面19
aがコンテナ3の被支持側端部に接近するスピードなど
を正確に認識する。これらの解析されたデータは、信号
として操縦制御装置に送られる。これらの信号を受け取
った操縦制御装置は、コンテナ対向面19aとコンテナ
3の被支持側端部とが、互いに当接し合う際の衝撃を殆
ど与え合わないないように、搬送台車7の走行スピード
などを精密かつ正確に逐次調整しつつ、搬送台車7の走
行部9を駆動させて自走させる。
【0056】被支持部検知バー37のコンテナ側先端部
37aが、搬送物支持フレーム19のコンテナ対向面1
9aと略同一面上に位置するまで搬送物支持フレーム1
9内に押し込まれたことを検知した支持部係合検知セン
サ本体38は、これを信号として計測部に送る。この信
号を受け取った計測部は、搬送物支持フレーム19のコ
ンテナ対向面19aとコンテナ3の被支持側端部との間
の距離を0と計測し、これを信号として操縦制御装置に
送る。この信号を受け取った操縦制御装置は、搬送台車
7の走行部9の駆動を停止させる。これにより、搬送台
車7の搬送物支持フレーム19とコンテナ3とは、互い
に殆ど衝撃を与え合うことなく当接し合う。それととも
に、搬送台車7の各コンテナ支持装置20が有している
各チャック28のコンテナ側端部28aが、それらと対
向し合っている各チャック挿入穴27内に円滑かつ完全
に挿入された状態となっている。
【0057】したがって、支持部係合検知センサ本体3
8は、被支持部検知バー37のコンテナ側先端部37a
が、搬送物支持フレーム19のコンテナ対向面19aと
略同一面上に位置するまで搬送物支持フレーム19内に
押し込まれたことを検知することにより、搬送台車7の
支持部4とコンテナ3の被支持部26とが互いに完全に
係合し合っていると認識できる。搬送台車7の支持部4
とコンテナ3の被支持部26とが互いに完全に係合し合
っていると認識した支持部係合検知センサ本体38は、
このことを信号として操縦制御装置に送る。この信号を
受け取っている状態においてのみ、操縦制御装置は前述
した各チャック駆動用シリンダ29を作動させる。すな
わち、搬送台車7の支持部4とコンテナ3の被支持部2
6とが互いに完全に係合し合っている状態においての
み、各チャック28はその中心軸線まわりに90°正逆
方向に回動される。
【0058】前述したように、各チャック28は、チャ
ック駆動用リンク部材30を介してチャック駆動用ピス
トンロッド31の先端部に連結されているとともに、チ
ャック駆動用リンク部材30の先端部は、図7(b)に
示すように、一対の支持未完了検知センサ35aおよび
支持完了検知センサ35bに接触できる長さまで延出し
て設けられている。また、これら一対の支持未完了検知
センサ35aおよび支持完了検知センサ35bは、それ
ぞれ操縦制御装置に接続されている。
【0059】搬送台車7の支持部4とコンテナ3の被支
持部26とが互いに完全に係合し合っていない状態にお
いては、各チャック28は、図7(b)に示すように、
そのコンテナ側端部28aの正面視が、縦長の略長方形
状となるようにその姿勢を保持されている。この状態に
おいて、各チャック駆動用ピストンロッド31は、各チ
ャック駆動用シリンダ29のチャック駆動用シリンダボ
ディ32内にその全長の殆どを収納されている。これに
より、各チャック駆動用リンク部材30の先端部は、各
支持未完了検知センサ35aと接触しており、各支持未
完了検知センサ35aは、支持部4によるコンテナ3支
持が完了していないことを検知する。すなわち、各支持
未完了検知センサ35aがONの状態となっている。
【0060】また、各搬送台車7の支持部4とコンテナ
3の被支持部26とが互いに完全に係合し合っている状
態においては、操縦制御装置は、前述したように各チャ
ック駆動用シリンダ29を作動させることができる。具
体的には、地面8上に降ろされているコンテナ3を各搬
送台車7によって片持ち支持するとする。すなわち、各
支持部係合検知センサ本体38が、各搬送台車7の支持
部4とコンテナ3の被支持部26とが互いに完全に係合
し合っていることを検知している状態で、かつ、各支持
未完了検知センサ35aが、各チャック駆動用リンク部
材30の先端部が、各支持未完了検知センサ35aと接
触しており、各支持部4によるコンテナ3支持が完了し
ていないことを検知しているとする。すると、操縦制御
装置は、各チャック駆動用シリンダ29を作動させて、
各チャック駆動用シリンダボディ32内から各チャック
駆動用ピストンロッド31を突出させることにより、各
チャック駆動用リンク部材30を下方に向けて押し下げ
る。これにより、各チャック28はその中心軸線まわり
に90°正方向に回動させられる。よって、各チャック
28が各チャック挿入穴27からそれぞれ抜け止めさ
れ、コンテナ3は、各搬送台車7の支持部4が有してい
る搬送物支持フレーム19およびコンテナ支持装置20
によって片持ち支持される。
【0061】この状態において、各チャック駆動用ピス
トンロッド31は、各チャック駆動用シリンダ29のチ
ャック駆動用シリンダボディ32内からその全長の殆ど
を突出されている。これにより、各チャック駆動用リン
ク部材30の先端部は、各支持完了検知センサ35bと
接触しており、各支持完了検知センサ35bは、支持部
4によるコンテナ3支持が完了していることを検知す
る。すなわち、各支持完了検知センサ35bがONの状
態となっている。各搬送台車7は、各支持完了検知セン
サ35bが支持部4によるコンテナ3支持が完了してい
ることを検知した後、例えば、昇降部5を作動させてコ
ンテナ3を持ち上げて地面8から離し、所定の高さにお
いて片持ち支持しつつ目的地に搬送する。
【0062】あるいは、各搬送台車7とコンテナ3と
が、前述した片持ち支持状態にあり、昇降部5を作動さ
せてコンテナ3を地面8上に降ろした後、支持部4から
コンテナ3を離すとする。すなわち、各支持部係合検知
センサ本体38が、各搬送台車7の支持部4とコンテナ
3の被支持部26とが互いに完全に係合し合っているこ
とを検知している状態で、かつ、各支持完了検知センサ
35bが、各チャック駆動用リンク部材30の先端部
が、各支持完了検知センサ35bと接触しており、各支
持部4によるコンテナ3支持が完了していることを検知
しているとする。すると、操縦制御装置は、各チャック
駆動用シリンダ29を作動させて、各チャック駆動用シ
リンダボディ32内に各チャック駆動用ピストンロッド
31を引き戻すことにより、各チャック駆動用リンク部
材30を上方に向けて押し上げる。これにより、各チャ
ック28はその中心軸線まわりに90°逆方向に回動さ
せられる。よって、各チャック28は、各チャック挿入
穴27からの抜け止めをそれぞれ解除され、コンテナ3
は、各搬送台車7の支持部4が有している搬送物支持フ
レーム19およびコンテナ支持装置20による片持ち支
持を解除される。
【0063】この状態において、各チャック駆動用ピス
トンロッド31は、各チャック駆動用シリンダ29のチ
ャック駆動用シリンダボディ32内にその全長の殆どを
収納されている。これにより、各チャック駆動用リンク
部材30の先端部は、各支持未完了検知センサ35aと
接触しており、各支持未完了検知センサ35aは、支持
部4によるコンテナ3支持が完了していないことを検知
する。各搬送台車7は、予め昇降部5を作動させてコン
テナ3を地面8上に降ろした状態において、前述した作
業を行ない、各支持未完了検知センサ35aが支持部4
によるコンテナ3の支持が完全に解除されているいこと
を検知した後、支持部4からコンテナ3を離して次の搬
送作業に移る。
【0064】また、搬送物支持フレーム19には、支持
部4でコンテナ3を支持する際に、搬送物支持フレーム
19とコンテナ3とが互いに衝撃を殆ど与え合うことな
く当接し合うことができるように、支持部衝撃緩衝手段
としての支持部ダンパ43が、そのコンテナ対向面19
aからコンテナ3側に向けて出入り自在に取り付けられ
ている。これにより、搬送物支持フレーム19とコンテ
ナ3とは互いに衝撃を殆ど与え合うことなく当接し合う
ことができるので、互いに損傷を与え合うおそれが殆ど
ない。また、支持部ダンパ43のコンテナ対向面3から
突出している長さは、前述した支持部係合検知センサ3
4の被支持部検知バー37のコンテナ対向面3から突出
している長さと略同等の大きさに設定されている。これ
により、支持部4でコンテナ3を支持する際に、コンテ
ナ3が被支持部検知バー37に、ひいては支持部係合検
知センサ34全体に、その検知能力が損われる程の過度
の強い衝撃を与えるおそれが殆どない。それとともに、
支持部4でコンテナ3を支持する際に、コンテナ3内に
格納されている図示しない個々の積み荷に損傷を与える
おそれも殆どない。
【0065】各搬送台車7には、図2〜図6に示すよう
に、それぞれの昇降部5が有している支持部駆動用シリ
ンダ13の支持部駆動用シリンダ上端部13a付近に、
無線により各搬送台車7の駆動を遠隔制御するための送
受信機44およびアンテナ45が取り付けられている。
また、各搬送台車7には、前述したように操縦制御装置
が取り付けられている。各搬送台車7は、この操縦制御
装置を介して、前述した被支持部検知センサ33、支持
部係合検知センサ34、および一対の支持未完了検知セ
ンサ35a、支持完了検知センサ35bなどからの検知
信号に基づいて、それぞれの走行部9、昇降部5、支持
部4などを駆動される。
【0066】それとともに、各搬送台車7は、これらか
らなる搬送装置1を用いてコンテナ3などの荷役作業お
よび搬送作業などを行なう現場の作業員などが、図示し
ない操作部を操作することにより遠隔操作される。各搬
送台車7は、作業員などが操作する操作部から発信され
る信号をアンテナ45を介して送受信機44で受信し、
この受信した信号に基づいて、操縦制御装置によってそ
れぞれの走行部9、昇降部5、支持部4などが駆動され
る。
【0067】さらに、複数台の搬送台車7を用いてコン
テナ3の荷役作業、あるいは搬送作業などを行なう際
に、各搬送台車7はそれぞれの送受信機44およびアン
テナ45を介して相互に信号を送受信し合う。これによ
り、各搬送台車7は、それぞれが有している操縦制御装
置により互いに同調制御される。すなわち、各搬送台車
7は、互いに同期してそれぞれの走行部9、昇降部5、
支持部4などを駆動することができる。
【0068】以上説明した構成からなる本実施形態の搬
送装置1によれば、搬送装置1を構成している各搬送台
車7自身が、支持部4および昇降部5からなる支持可動
装置6を備えている。すなわち、各搬送台車7自身がコ
ンテナ3などの荷積み、および荷降ろし機能を備えてい
る。これにより、従来のような図示しないトラックによ
るコンテナ3の輸送のようなクレーン待ち時間が不必要
となり、作業効率が大幅に向上する。
【0069】また、各搬送台車7がコンテナ3を片持ち
支持するとともに、その片持ち支持状態を搬送台車7の
台数だけ組み合わせた搬送装置1は、コンテナ3自体の
剛性を利用した合理的な装置構成である。よって、この
搬送装置1を用いてのコンテナ3の支持作業および搬送
作業に必要とされる構成部品数を抑制できる。
【0070】また、各搬送台車7が有している支持部4
の搬送物支持フレーム19には、そのコンテナ対向面1
9aに、コンテナ3の被支持側端部と互いに殆どずれる
ことなく係合し合う支持ガイド24および昇降ガイド2
5が設けられている。それとともに、搬送物支持フレー
ム19には、コンテナ3を確実に支持するための被支持
部検知センサ33、支持部係合検知センサ34、および
一対の支持未完了検知センサ35a、支持完了検知セン
サ35bなどが設けられている。これにより、複数台の
搬送台車7から構成される搬送装置1は、コンテナ3を
円滑に、確実に、かつ安定して支持して搬送できる。
【0071】また、各搬送台車7の支持可動装置6を構
成している支持部4と昇降部5との間には、リンク21
および衝撃緩衝ばね23が取り付けられている。それと
ともに、支持部4の搬送物支持フレーム19には、その
コンテナ対向面19aからコンテナ3側に向かって支持
部ダンパ43が取り付けられている。これにより、支持
部4でコンテナ3を支持する際の、支持部4とコンテナ
3とが互いに与え合う衝撃を緩衝できる。それととも
に、支持部4でコンテナ3を支持する際に、支持部4が
昇降部5に対してずれたり傾いたりしても、搬送物支持
フレーム19のコンテナ対向面19aをコンテナ3の被
支持側端部に略確実に当接させることができる。よっ
て、各搬送台車7の支持部4によって、コンテナ3を安
定して確実に片持ち支持できる。
【0072】さらに、搬送装置1を構成する複数台の搬
送台車7は、互いに同期して駆動されるとともに、各搬
送台車7のコンテナ3の片持ち支持を解除した際には、
各搬送台車7を個別に駆動させて走行させることができ
る。よって、コンテナターミナルのヤードが狭くても、
コンテナ3の支持作業および搬送作業を連続して効率よ
く行なうことができる。
【0073】次に、前述した第1実施形態の搬送装置1
を用いた搬送物搬送方法を、搬送装置1による搬送作業
が示されている図9および図10に基づいて説明する。
【0074】本発明に係る搬送物搬送方法は、搬送物と
してのコンテナ3を片持ち支持可能な支持部4を有した
支持可動装置6を自走可能な台車2に昇降移動可能に搭
載した搬送台車7を複数台用い、少なくとも2台の搬送
台車7をコンテナ3を挟むように配置し、これらの搬送
台車7の支持部4でコンテナ3をそれぞれ片持ち支持
し、この支持状態のコンテナ3を支持部4とともに上昇
させた後、各搬送台車7を同期して同方向に自走させる
ことにより、コンテナ3を搬送することを特徴とするも
のである。
【0075】具体的には、図9に示すように、コンテナ
ターミナルにコンテナ3を搬入する場合、例えば、一対
の搬送台車7によってコンテナ3をトランスファクレー
ン46の下方まで運ぶ。トランスファクレーン46の上
部に設けられているトローリ47からワイヤ48を介し
て吊り下げられているスプレッダ49によって、各搬送
台車7の支持部4から切り離されたコンテナ3を把持し
て吊り上げる。スプレッダ49によって吊持したコンテ
ナ3を所定の貯蔵位置まで運んだ後、地上に降ろした
り、あるいは他のコンテナ3の上に積み上げたりなどし
て蔵地する。
【0076】あるいは、コンテナターミナルからコンテ
ナ3を搬出する場合、例えば、貯蔵位置に蔵地されてい
るコンテナ3を、前述と同様にトランスファクレーン4
6を使用して、スプレッダ49によって把持して吊り上
げる。スプレッダ49によって吊持したコンテナ3を、
所定の位置で待機している一対の搬送台車7の上方まで
運んだ後、おおよその位置合わせを行ないつつ下方に向
けてゆっくりと降ろして地面8に載置する。コンテナ3
を各搬送台車7の支持部4によって片持ち支持すること
により、コンテナ3の対向する両端から挟み込んで固定
した後、一対の搬送台車7からなる搬送装置1によって
所定の目的地まで搬送する。
【0077】次に、前述したトランスファクレーン46
によるコンテナ3の荷役作業にともなう、一対の搬送台
車7から構成されている搬送装置1によるコンテナ3の
支持作業の概略を、図10(a)〜(d)に基づいて説
明する。
【0078】地面8に置かれているコンテナ3を2台1
組の搬送台車7で片持ち支持して搬送する場合、図10
(a)に示すように、アンテナ45を介して相互通信し
つつ各搬送台車7を走行駆動させ、その支持部4側をコ
ンテナ3の長手方向両端部にそれぞれ接近させる。この
際、各搬送台車7とコンテナ3の両端面との相対位置
は、被支持部検知センサ33によって、時々刻々検知さ
れ、その検知信号に基づいて各搬送台車7は操縦制御装
置により操縦される。
【0079】このようにして、各搬送台車7がコンテナ
3の長手方向両端面に接近して、コンテナ3と搬送物支
持フレーム19との幅方向の位置が互いに合致すると、
各搬送台車7をコンテナ3の長手方向両端面にさらに接
近させて、搬送物支持フレーム19のコンテナ対向面1
9a側に形成した支持ガイド24および昇降ガイド25
をコンテナ3の長手方向両端面の外側縁にそれぞれ接触
させる。ついで、昇降部5の支持部駆動用シリンダ13
を作動させて、昇降フレーム17を介して搬送物支持フ
レーム19を降下させて、各チャック28の高さをコン
テナ3のチャック挿入穴27合致させた後、各搬送台車
7をコンテナ3の長手方向両端面にさらに接近させる。
これにより、各チャック28がそれぞれ対向している各
チャック挿入穴27内に挿入される。この場合、支持未
完了検知センサ35aはON状態であり、支持完了検知
センサ35bはOFF状態である。各搬送台車7の支持
部4とコンテナ3の被支持部26とが互いに係合し合っ
ていることを支持部係合検知センサ34が検知して、こ
れを信号として操縦制御装置に送る。この信号を受けた
操縦制御装置は各チャック駆動用シリンダ29を作動さ
せて、各チャック28を旋回させる。これにより、図1
0(b)に示すように、各搬送台車7の支持部4による
コンテナ3の被支持部26の片持ち支持作業が完了す
る。この場合、支持未完了検知センサ35aはOFF状
態であり、支持完了検知センサ35bはON状態であ
る。
【0080】以上説明した各搬送台車7の支持部4によ
るコンテナ3の被支持部26の片持ち支持作業を行なう
際に、コンテナ3と搬送物支持フレーム19との間に、
それらの幅方向に沿って多少のずれや傾きがあっても、
搬送物支持フレーム19に形成された支持ガイド24お
よび昇降ガイド25や、支持部4と昇降部5との間に取
り付けられたリンク21によって、各チャック挿入穴2
7内への各チャック28の挿入、および各チャック28
による各被支持部26の支持作業は円滑かつ確実に行な
われる。また、コンテナ3と搬送物支持フレーム19と
の接触の際の衝撃および振動は、搬送物支持フレーム1
9のコンテナ対向面19aに設けられている支持部ダン
パ43、および支持部4と昇降部5との間に取り付けら
れた衝撃緩衝ばね23などによって緩衝されて吸収され
る。
【0081】支持完了検知センサ35bがON状態とな
り、各チャック28による支持作業が完了したことが検
知されると、図10(c)に示すように、支持部駆動用
シリンダ13がその支持部駆動用ピストンロッド15が
突出される向きに駆動されて、昇降フレーム17が上昇
駆動される。これにより、コンテナ3は各搬送台車7に
よって片持ち支持された状態で持ち上げられて、地面8
から離される。この際、コンテナ3の重量を支持してい
る各搬送台車7がコンテナ3側へ傾く向きに付勢される
が、各搬送物支持フレーム19のコンテナ対向面19a
がコンテナ3の長手方向両端面と面接触しているので、
各搬送台車7は傾斜止めされる。これにより、コンテナ
3は円滑に上方に向かって持ち上げられる。
【0082】以上説明した手順により、コンテナ3を支
持して持ち上げた各搬送台車7は、図10(d)に示す
ように、送受信機44およびアンテナ45を介して相互
に同調制御を行ないつつ、同期して走行駆動される。こ
れにより、コンテナ3は目的地まで円滑かつ安全に搬送
される。
【0083】また、コンテナターミナルの外部からヤー
ド内にコンテナを搬入する場合には、前述した図10
(a)から図10(d)までの手順を逆に行なえば良
い。そのようにしてトランスファクレーン46の下方ま
で搬入されたコンテナ3は、トランスファクレーン46
によって、所定の保管場所に移送されて保管される。
【0084】以上説明した手順からなる本発明の搬送物
搬送方法によれば、コンテナ3を個別に片持ち支持する
とともに、コンパクトに作られている複数の搬送台車7
を相互に同期させて駆動することにより、狭いヤード内
においても、コンテナ3を連続して円滑に効率よく搬送
できる。
【0085】次に、本発明の第2の実施の形態に係る搬
送装置51を、図11に基づいて説明する。
【0086】この第2実施形態の搬送装置51は、台車
52の構成が、前述の第1実施形態の台車2の構成と異
なっているだけで、その他の構成、作用、および効果は
同様である。よって、その異なっている部分だけについ
て説明し、前述した第1実施形態と同一の構成部分につ
いての説明は省略する。また、図面についても、同一の
図面は省略し、本実施形態の台車52の特徴をよく理解
することのできる図面のみを示し、この図11におい
て、前述の第1実施形態と同一部分には同一符号を付し
てある。
【0087】本実施形態の搬送装置51には、各搬送台
車7の支持部4と反対側に、この反対側方向への各搬送
台車7の走行方向前方の図示しない障害物の有無を検知
する障害物検知手段としての障害物検知センサ53と、
各台車52と障害物との接触の際の衝撃力を緩衝する衝
撃緩衝手段としての対障害物衝撃緩衝ダンパ54とがそ
れぞれ設けられている。
【0088】障害物検知センサ53は、図11(a),
(b)に示すように、台車本体12の支持部4と反対側
である、従動輪11の前方において、その回転軸55と
同程度の高さに取り付けられている。この障害物検知セ
ンサ53には、例えば、レーザ式レーダなどが用いられ
る。障害物検知センサ53は、搬送装置51の作動中に
おいては、常時作動しており、搬送台車7の走行路上の
走行方向前方の障害物の有無を検知する。また、この障
害物検知センサ53は、操縦制御装置に接続されてい
る。障害物検知センサ53が搬送台車7の走行方向前方
に障害物を検知した際には、このことが操縦制御装置に
信号として送られる。この信号をうけとった操縦制御装
置は搬送台車7が障害物と接触しないように搬送台車7
を走行駆動させる。
【0089】また、対障害物衝撃緩衝ダンパ54は、図
11(a),(b)に示すように、従動輪11をその走
行方向前方側から殆ど覆い隠す大きさに形成されている
とともに、障害物検知センサ53のさらに前方におい
て、台車本体12に取り付けられている。これにより、
例えば、搬送台車7の走行中に、その側方から搬送台車
7の走行方向前方に障害物が突然飛び出して、前述した
障害物検知センサ53による障害物の有無の検知が間に
合わない場合においても、障害物は対障害物衝撃緩衝ダ
ンパ54に衝突する。これにより、障害物が従動輪11
や、あるいは台車本体12に直接衝突するのを防ぐこと
ができる。
【0090】この第2実施形態の搬送装置51は、以上
説明した点以外は、すべて第1実施形態の搬送装置1と
同じであるので、この第2実施形態の搬送装置51を用
いることにより、本発明の課題を解決できるのは勿論で
あるが、前記構成の台車52を備えた第2実施形態は、
以下の点で優れている。
【0091】障害物検知センサ53によって、搬送台車
7の走行路上の走行方向前方の障害物の有無を事前に検
知できるので、搬送台車7が障害物に衝突するおそれを
略回避できる。それとともに、搬送台車7の走行中に、
その側方から搬送台車7の走行方向前方に障害物が突然
飛び出した場合においても、障害物は対障害物衝撃緩衝
ダンパ54に衝突するので、障害物が従動輪11や、あ
るいは台車本体12に直接衝突するのを防ぐことができ
る。よって、搬送作業中に障害物が搬送装置51、ひい
てはコンテナ3およびコンテナ3内の積み荷に衝撃を与
えるおそれが殆どなく、より円滑かつより安全にコンテ
ナ3の搬送作業を行なうことができる。
【0092】次に、本発明の第3の実施の形態に係る搬
送装置61を、図12に基づいて説明する。
【0093】この第3実施形態の搬送装置61は、台車
62の構成が、前述の第1実施形態の台車2の構成と異
なっているだけで、その他の構成、作用、および効果は
同様である。よって、その異なっている部分だけについ
て説明し、前述した第1実施形態と同一の構成部分につ
いての説明は省略する。また、図面についても、同一の
図面は省略し、本実施形態の台車62の特徴をよく理解
することのできる図面のみを示し、この図12におい
て、前述の第1実施形態と同一部分には同一符号を付し
てある。
【0094】本実施形態の搬送装置61においては、図
12(a),(b)に示すように、各台車62は、台車
本体12、およびこの台車本体12に垂直な1本の連結
軸63を介してこの連結軸63回りに旋回可能に連結さ
れた旋回台64などから構成されている。
【0095】連結軸63は、台車本体12の支持部4と
は反対側の端部に、その幅方向中央部に設けられてい
る。旋回台64は、図12(a)中二点鎖線に示されて
いるように、搬送台車7の直進方向に対して、図示しな
い旋回駆動装置を用いて、駆動輪10および従動輪11
を左右方向にそれぞれ略90°ずつ旋回させることがで
きるように連結軸63を介して台車本体12に取り付け
られている。
【0096】コンテナ3を直進方向に搬送する場合は、
図12(a)中実線で示されているように、旋回台6
4、すなわち、駆動輪10および従動輪11を台車本体
12の長手方向に沿って向ける。これにより、搬送装置
1は直進走行できるので、コンテナ3を直進方向に搬送
できる。また、コンテナ3を直進方向からそれる方向に
搬送する場合は、図12(a)中実線で示されているよ
うに、旋回台64、すなわち、駆動輪10および従動輪
11を台車本体12の長手方向からそれる方向に向け
る。これにより、搬送装置1は直進方向に対して斜め左
右方向ないしは90°直角横行できるので、コンテナ3
を直進方向からそれる向きに搬送できる。
【0097】この第3実施形態の搬送装置61は、以上
説明した点以外は、すべて第1実施形態の搬送装置1と
同じであるので、この第3実施形態の搬送装置61を用
いることにより、本発明の課題を解決できるのは勿論で
あるが、前記構成の台車2を備えた第3実施形態は、以
下の点で優れている。
【0098】台車本体12に対して、旋回台64を連結
軸63を介して取り付けることにより、旋回台64を搬
送台車7の直進方向に対して左右方向にそれぞれ略90
°ずつ旋回させることができる。これにより、搬送台車
7はより小回りが利く。よって、コンテナ3を目標位置
に向けてより短い経路で搬送できるので。狭いヤード内
においても、さらに効率よく荷役および搬送作業を行な
うことができる。
【0099】次に、本発明の第4の実施の形態に係る搬
送装置81を、図13に基づいて説明する。
【0100】この第4実施形態の搬送装置71は、台車
72の構成が、前述の第1実施形態の台車2の構成と異
なっているだけで、その他の構成、作用、および効果は
同様である。よって、その異なっている部分だけについ
て説明し、前述した第1実施形態と同一の構成部分につ
いての説明は省略する。また、図面についても、同一の
図面は省略し、本実施形態の台車72の特徴をよく理解
することのできる図面のみを示し、この図13におい
て、前述の第1実施形態と同一部分には同一符号を付し
てある。
【0101】本実施形態の搬送装置71においては、図
13(a),(b)に示すように、前述した第3実施形
態の搬送台車7に設けられている連結軸63を、台車本
体12の幅方向中央部から幅方向のいずれか一方の側に
片寄せして設けている。
【0102】具体的には、図13(a)に示すように、
連結軸63が、その中心Oが台車本体12の幅方向の中
心線C−Cから一方の側に距離δだけ離された位置に設
けられている。これにより、連結軸63の中心Oと、こ
の連結軸63が寄せられた側の駆動輪10との最も離れ
た部分である駆動輪10の外端Nとの間の距離Lが、前
述した第3実施形態のように、連結軸63が中心線C−
C上に位置している場合に比べて短くなる。すなわち、
連結軸63が寄せられた側への旋回台64の回転半径L
が短くなる。
【0103】この第4実施形態の搬送装置71は、以上
説明した点以外は、すべて第1実施形態の搬送装置1と
同じであるので、この第4実施形態の搬送装置71を用
いることにより、本発明の課題を解決できるのは勿論で
あるが、前記構成の台車72を備えた第4実施形態は、
以下の点で優れている。
【0104】連結軸63が寄せられた側への旋回台64
の回転半径Lが短くなることにより、搬送台車7は、そ
れと同じ側への旋回がより小回りが利くようになる。よ
って、この搬送台車7を用いた狭いヤード内におけるコ
ンテナ3の搬送作業が極めて行ない易くなる。また、旋
回台64をよりコンパクト化できる。
【0105】なお、本発明の搬送物搬送方法および搬送
装置は、前述した第1〜第4の実施の形態には制約され
ない。例えば、第2実施形態の搬送台車7に設けられて
いる障害物検知センサ53および対障害物衝撃緩衝ダン
パ54を、第3あるいは第4実施形態の搬送台車7に取
り付けても構わない。このような構成によれば、障害物
検知センサ53により走行路上の障害物を検知した場合
においても、障害物をよけて走行することがより容易に
なるので、極めて円滑かつ安全に搬送作業を行なうこと
ができる。
【0106】
【発明の効果】本発明に係る搬送物搬送方法において
は、搬送物を片持ち支持する自走可能な搬送台車を搬送
物を挟むように少なくとも2台配置し、各搬送台車に昇
降移動可能に搭載した支持部により搬送物を片持ち支持
し、この支持状態の搬送物を支持部とともに上昇させた
後、各搬送台車を同期して同方向に自走させて搬送物を
搬送する。これにより、搬送物の搬送作業中を除いて
は、作業現場が狭い場合においても複数の搬送台車をそ
れぞれ単独で自走させることができるので、これら搬送
台車の移動は広い場所を必要とすることなく、搬送作業
における荷積みや、あるいは荷降ろしなどにともなう待
ち時間を短縮でき、したがって、本発明の搬送物搬送方
法によれば、作業現場の広さに拘わらず、搬送物を効率
よく荷役および搬送できる。
【0107】また、本発明に係る搬送装置は、自走可能
な台車と、搬送物を片持ち支持する支持可動装置とを具
備している複数台の搬送台車により構成されている。こ
れにより、搬送物の搬送作業中を除いては、作業現場が
狭い場合においても複数の搬送台車をそれぞれ単独で自
走させることができるので、これら搬送台車の移動は広
い場所を必要とすることなく、搬送作業における荷積み
や、あるいは荷降ろしなどにともなう待ち時間を短縮で
き、したがって、本発明の搬送装置によれば、作業現場
の広さに拘わらず、搬送物を効率よく荷役および搬送で
きる。
【0108】また、この発明の搬送装置において、支持
部が、搬送物の下部を支持する下部支持手段と、搬送物
の被支持部に対して下部支持手段の支持を位置決めする
第1ガイドと、支持部の昇降動作をガイドする第2ガイ
ドとを具備した構成とすることにより、より安定して、
より確実に、かつ、より円滑に搬送物を支持して搬送で
きる。
【0109】また、この発明の搬送装置において、支持
部と昇降部とを、これらに両端部が枢着されるリンクを
介して連結した構成とすることにより、より安定して、
より確実に、かつ、より円滑に搬送物を支持して搬送で
きる。
【0110】また、この発明の搬送装置において、支持
部と昇降部との間に、弾性部材が取り付けられている構
成とすることにより、搬送装置が搬送物を支持する際の
衝撃を緩衝できる。
【0111】また、この発明の搬送装置において、各搬
送台車に送受信機を設けて、無線により各搬送台車の駆
動を遠隔制御可能とした構成とすることにより、少数の
作業員で各搬送台車を容易に同期させて操縦できる。よ
って、より容易に搬送物を支持して搬送できる。
【0112】また、この発明の搬送装置において、各搬
送台車が、搬送物の被支持部の位置を検知する被支持部
検知手段と、下部支持手段が被支持部と係合したか否か
を検知する支持部係合検知手段と、下部支持手段が搬送
物を支持したか否かを検知する支持検知手段とを具備し
ている構成とすることにより、さらに確実に搬送物を支
持して搬送できる。
【0113】また、この発明の搬送装置において、各搬
送台車の走行方向前方の障害物の有無を検知する障害物
検知手段と、各台車と障害物との接触の際の衝撃力を緩
衝する衝撃緩衝手段とをそれぞれ設けた構成とすること
により、さらに安全に、かつ、さらに円滑に搬送物を支
持して搬送できる。
【0114】また、この発明の搬送装置において、各台
車は、台車本体と、この台車本体に垂直な1本の連結軸
を介してこの連結軸回りに旋回可能に連結された旋回台
とを具備している構成とすることにより、より小回りが
利く。よって、さらに円滑に搬送物を支持して搬送でき
る。
【0115】また、この発明の搬送装置において、連結
軸を、台車本体の幅方向中央部から幅方向のいずれか一
方の側に片寄せして設けた構成とすることにより、寄せ
られた側への旋回がさらに小回りが利く。よって、極め
て円滑に搬送物を支持して搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る搬
送装置を示す側面図。(b)は、図1(a)に示されて
いる搬送装置を示す平面図。
【図2】図1(a)に示されている搬送装置を構成する
搬送台車を示す側面図。
【図3】図1(a)に示されている搬送装置を構成する
搬送台車を示す平面図。
【図4】図1(a)に示されている搬送装置を構成する
搬送台車を台車本体側から臨んで示す正面図。
【図5】図1(a)に示されている搬送装置を構成する
搬送台車の支持部および昇降部の動作を示す側面図。
【図6】図1(a)に示されている搬送装置を構成する
搬送台車の支持部および昇降部の動作を示す平面図。
【図7】(a)は、図1(a)に示されている搬送装置
を構成する搬送台車の下部支持手段の動作を示す断面
図。(b)は、図1(a)に示されている搬送装置を構
成する搬送台車の下部支持手段を一部断面にして示す正
面図。
【図8】(a)は、図1(a)に示されている搬送装置
を構成する搬送台車の昇降部に対する支持部のずれを示
す平面図。(b)は、図1(a)に示されている搬送装
置を構成する搬送台車の昇降部に対する支持部の傾きを
示す平面図。
【図9】図1(a)に示されている搬送装置を用いた荷
役作業を示す斜視図。
【図10】(a)は、図1(a)に示されている搬送装
置を構成する搬送台車が搬送物から離れている状態を示
す斜視図。(b)は、図10(a)に示されている搬送
台車が搬送物を支持した状態を示す斜視図。(c)は、
図10(a)に示されている搬送台車が搬送物を持ち上
げて地上から離した状態を示す斜視図。(d)は、図1
0(a)に示されている搬送台車が搬送物を搬送する状
態を示す斜視図。
【図11】(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る
搬送装置を構成する搬送台車の一部を示す平面図。
(b)は、図11(a)に示されている搬送台車の一部
を示す側面図。
【図12】(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る
搬送装置を構成する搬送台車を示す平面図。(b)は、
図12(a)に示されている搬送台車を示す側面図。
【図13】(a)は、本発明の第4の実施の形態に係る
搬送装置を構成する搬送台車を示す平面図。(b)は、
図13(a)に示されている搬送台車を示す側面図。
【図14】従来の技術に係る搬送物の荷役作業を示す側
面図。
【符号の説明】
1,51,61,71…搬送装置 2,52,62,72…台車 3…コンテナ(搬送物) 4…支持部 5…昇降部 6…支持可動装置 7…搬送台車 12…台車本体 20…コンテナ支持装置(下部支持手段) 21…リンク 23…衝撃緩衝ばね(弾性部材) 24…支持ガイド(第1ガイド) 25…昇降ガイド(第2ガイド) 26…被支持部 33…被支持部検知センサ(被支持部検知手段) 34…支持部係合検知センサ(支持部係合検知手段) 35a…支持未完了検知センサ(支持検知手段) 35b…支持完了検知センサ(支持検知手段) 44…送受信機 53…障害物検知センサ(障害物検知手段) 54…対障害物衝撃緩衝ダンパ(衝撃緩衝手段) 63…連結軸 64…旋回台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市来崎 哲雄 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 千蔵 孝 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 Fターム(参考) 3F333 AA01 AB07 AE38 DA02 DA08 FA02 FA04 FA20 FE08 FE09 FG04 FG09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送物を片持ち支持可能な支持部を有し
    た支持可動装置を自走可能な台車に昇降移動可能に搭載
    した搬送台車を複数台用い、少なくとも2台の前記搬送
    台車を前記搬送物を挟むように配置し、これら搬送台車
    の支持部で前記搬送物をそれぞれ片持ち支持し、この支
    持状態の前記搬送物を前記支持部とともに上昇させた
    後、前記各搬送台車を同期して同方向に自走させること
    により、前記搬送物を搬送することを特徴とする搬送物
    搬送方法。
  2. 【請求項2】 自走可能な台車と、 搬送物を片持ち支持する支持部を有し、この支持部を前
    記台車に対し昇降部を介して昇降移動可能に設けた支持
    可動装置とを具備している複数台の搬送台車により構成
    されていることを特徴とする搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部は、前記搬送物の下部を支持
    する下部支持手段と、前記搬送物に係合して前記搬送物
    の被支持部に対して前記下部支持手段の支持を位置決め
    する第1ガイドと、前記支持部の昇降動作をガイドする
    第2ガイドとを具備していることを特徴とする請求項2
    に記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記支持部と前記昇降部とを、これらに
    両端部が枢着されるリンクを介して連結したことを特徴
    とする請求項2または3に記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記支持部と前記昇降部との間に、弾性
    部材が取り付けられていることを特徴とする請求項2〜
    4のうちのいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記各搬送台車に送受信機を設けて、無
    線により前記各搬送台車の駆動を遠隔制御可能としたこ
    とを特徴とする請求項2〜5のうちのいずれか1項に記
    載の搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記各搬送台車に、前記搬送物の前記被
    支持部の位置を検知する被支持部検知手段と、前記下部
    支持手段が前記被支持部と係合したか否かを検知する支
    持部係合検知手段と、前記下部支持手段が前記搬送物を
    支持したか否かを検知する支持検知手段とを設けたこと
    を特徴とする請求項3〜6のうちのいずれか1項に記載
    の搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記各搬送台車の前記支持部と反対側
    に、この反対側方向への前記各搬送台車の走行方向前方
    の障害物の有無を検知する障害物検知手段と、前記各台
    車と前記障害物との接触の際の衝撃力を緩衝する衝撃緩
    衝手段とをそれぞれ設けたことを特徴とする請求項2〜
    7のうちのいずれか1項に記載の搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記各台車は、台車本体と、この台車本
    体に垂直な1本の連結軸を介してこの連結軸回りに旋回
    可能に連結された旋回台とを具備していることを特徴と
    する請求項2〜8のうちのいずれか1項に記載の搬送装
    置。
  10. 【請求項10】 前記連結軸を、前記台車本体の幅方向
    中央部から幅方向のいずれか一方の側に片寄せして設け
    たことを特徴とする請求項9に記載の搬送装置。
JP2000023134A 2000-01-31 2000-01-31 搬送物搬送方法および搬送装置 Withdrawn JP2001213597A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000023134A JP2001213597A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 搬送物搬送方法および搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000023134A JP2001213597A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 搬送物搬送方法および搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001213597A true JP2001213597A (ja) 2001-08-07

Family

ID=18549336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000023134A Withdrawn JP2001213597A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 搬送物搬送方法および搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001213597A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013014392A (ja) * 2011-06-30 2013-01-24 Seiwa Renewal Works Co Ltd コンテナ用メンテナンス台車
JPWO2020022479A1 (ja) * 2018-07-27 2021-08-19 日本電気株式会社 搬送ロボット、搬送システム、及び搬送方法
JPWO2020054649A1 (ja) * 2018-09-10 2021-08-30 日本電気株式会社 搬送システム、搬送ロボット、管制装置、制御方法、及びプログラム
JPWO2020054645A1 (ja) * 2018-09-10 2021-08-30 日本電気株式会社 搬送システム、搬送ロボット、管制装置、制御方法、及びプログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013014392A (ja) * 2011-06-30 2013-01-24 Seiwa Renewal Works Co Ltd コンテナ用メンテナンス台車
JPWO2020022479A1 (ja) * 2018-07-27 2021-08-19 日本電気株式会社 搬送ロボット、搬送システム、及び搬送方法
JP7230918B2 (ja) 2018-07-27 2023-03-01 日本電気株式会社 搬送ロボット、搬送システム、及び搬送方法
JPWO2020054649A1 (ja) * 2018-09-10 2021-08-30 日本電気株式会社 搬送システム、搬送ロボット、管制装置、制御方法、及びプログラム
JPWO2020054645A1 (ja) * 2018-09-10 2021-08-30 日本電気株式会社 搬送システム、搬送ロボット、管制装置、制御方法、及びプログラム
JP7226451B2 (ja) 2018-09-10 2023-02-21 日本電気株式会社 搬送システム、搬送ロボット、管制装置、制御方法、及びプログラム
US11762389B2 (en) 2018-09-10 2023-09-19 Nec Corporation Transport system, transport robot, control apparatus, control method, and program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1253078B1 (en) Loading bridge for air cargo loading
EP1253079A2 (en) Air cargo transport system
JPH0694309B2 (ja) パレタイズド積荷を特に高速移送する荷物移送装置
JPH08501760A (ja) 積荷ユニットを列車へもしくは列車から積換える方法及び該方法を実施するための装置
US20020085903A1 (en) Vehicle loading and unloading system
JP6952873B2 (ja) 横方向に動作する積載物取扱装置
JP2001213597A (ja) 搬送物搬送方法および搬送装置
JPH1045257A (ja) 貨物取り扱い装置
JP2001270619A (ja) 荷物搬送台車装置とその荷物積込方法
CN114955594B (zh) 装卸车系统
JPH0769598A (ja) パレット搬送装置
JP3921285B2 (ja) コンテナ用立体自動倉庫
JPH05229609A (ja) 立体自動倉庫
JPH06321316A (ja) 搬送システム
JPH09315520A (ja) 物品保管棚用の物品搬送装置
JPH0511099Y2 (ja)
JP3496823B2 (ja) トラックへの荷積みシステム
CN214610157U (zh) 一种多次推货的上货装置
CN217920449U (zh) 一种装卸系统
CN217497386U (zh) 装卸机器人
CN214610155U (zh) 一种自动上货装置
JP3498825B2 (ja) 物品収納棚用構造体及び物品保管設備
JP2002053298A (ja) 搬送台車
RU2028220C1 (ru) Погрузочно-разгрузочное устройство транспортного средства для перевозки контейнеров
JP3555079B2 (ja) 有軌道台車システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403