JP2001270619A - 荷物搬送台車装置とその荷物積込方法 - Google Patents

荷物搬送台車装置とその荷物積込方法

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JP2001270619A JP2000085862A JP2000085862A JP2001270619A JP 2001270619 A JP2001270619 A JP 2001270619A JP 2000085862 A JP2000085862 A JP 2000085862A JP 2000085862 A JP2000085862 A JP 2000085862A JP 2001270619 A JP2001270619 A JP 2001270619A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷物を積込む作業に時間を要するとともに、
装置に要する費用の増大を招き、また荷物を積込む時に
衝撃等が生じないように積込むには多大な労力と時間を
要する。 【解決手段】 走行レール1上を走行する搬送台車Aを
設け、この搬送台車Aの上部に搬送台車Aの走行方向f
を軸心として傾倒可能に支持したトレイ6設け、このト
レイ6の側方に荷物投入口6aを形成し、このトレイ6
を搬送状態では搬送時傾倒角度で、積込状態では積込時
傾倒角度で荷物投入口6aが上方を向くようにトレイ6
を傾倒させる案内レール9と案内車輪10を設け、この
案内車輪10でトレイ6を積込時傾倒角度に傾けた状態
で走行する台車Aに荷物Bを積込むコンベア装置を設け
て、荷物Bの積込み時に衝撃等を生じることなく、走行
している搬送台車Aにスムーズな荷物積込み作業を行え
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば、空港タ
ーミナルのように広大な搬送エリア内で荷物を搬送する
ような場合に、その荷物の高速搬送を実現することがで
きる荷物搬送台車装置とその荷物積込方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、空港ターミナルのように広大
な搬送エリア内で荷物を搬送する必要がある場合、その
荷物を適切に搬送するための設備が設けられている。例
えば、空港設備の場合、航空用手荷物を傷つけたり破損
したりすることがないように搬送する装置として、あま
り高速でない搬送用コンベアおよび各種ソータ等を組合
わせた搬送装置が用いられている。
【0003】このような搬送装置における荷物の積込み
は、コンベア上を搬送されるトレイに個々の荷物を積込
んで目的場所まで搬送するものが知られている。このト
レイとしては、複数のトレイが連結されたものが一般的
に使用されており、これら複数のトレイ中にそれぞれ荷
物を積込んでまとめて搬送するものである。
【0004】この種の従来技術として、例えば、特開平
9−226928号公報記載の発明があり、この発明で
は、早受け荷物の貯留と搬送作業を効率的に行えるよう
に、多トレイ形のキャリアに複数の荷物を載せて搬送す
るようにしているが、この従来技術には、本願発明のよ
うに荷物の積込み時にトレイを傾けることについては記
載されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記搬
送用コンベアと各種ソータ等を使用した従来技術では、
一体的に連結された複数のトレイ中にそれぞれの荷物を
積込む作業に時間を要するので荷物の搬送速度に限界が
あるとともに、多くの装置を設けなければならないた
め、搬送装置に要する費用の増大を招いてしまう。
【0006】また、このように搬送する搬送物は、その
表面が様々な材質で形成されているため、搬送物によっ
ては積込み時の摩擦抵抗によってトレー内の所定位置へ
積み込めない場合がある。この場合、摩擦抵抗を減らす
とトレイ中へ荷物を積込む時に衝撃等が生じないように
積込むには多大な労力を要してしまい、安定した積込み
作業を行えなくなってしまう。
【0007】しかも、このように荷物の積込みに多くの
時間を要すると、搬送設備全体の処理量や処理時間を低
下させてしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、前記課題を解決
するために、本願発明の荷物搬送台車装置は、走行レー
ル上を走行する搬送台車を設け、該搬送台車の上部に搬
送台車の走行方向を軸心として傾倒可能に支持したトレ
イを設け、該トレイの側方に荷物投入口を形成し、該ト
レイを搬送状態では搬送時傾倒角度で、該積込状態では
積込時傾倒角度で荷物投入口が上方を向くようにトレイ
を傾倒させるトレイ傾倒手段を設け、該トレイ傾倒手段
でトレイを積込時傾倒角度に傾けた状態で走行する台車
に荷物を積込む荷物積込手段を設けている。このように
走行レール上を走行している搬送台車のトレイの荷物投
入口が積込時傾倒角度で上方を向くように傾倒させて荷
物の積込手段で荷物を積込むので、荷物の積込み時に衝
撃等を生じることなく、走行している搬送台車にスムー
ズな荷物積込み作業を行うことができる。
【0009】前記トレイ傾倒手段を、固定側に設けた案
内レールと、該案内レールに沿って昇降してトレイ後端
を昇降させることによってトレイの荷物投入口が積込時
傾倒角度で上方を向くように傾倒させる搬送台車側に設
けた傾倒車輪とで構成すれば、搬送台車のトレイの荷物
投入口を積込時傾倒角度で上方を向くように傾倒させる
手段を簡単に構成ですることができる。
【0010】また、荷物積込手段を、走行する台車速度
を検出する速度検出器と、該速度検出器で検出した速度
に応じて荷物を台車の荷物投入口に移送する移送手段と
で構成すれば、個々の搬送台車の速度に応じて最適な速
度で荷物を積込むようにできる。
【0011】さらに、荷物積込手段を、搬送台車が走行
する走行レールの台車進行方向に向けて所定の角度で配
置すれば、搬送台車の慣性力方向と積込む荷物の慣性力
方向とを近似させてスムーズな積込みを行うようにでき
る。
【0012】また、案内レールに、搬送台車のトレイを
荷物積込位置の前方で搬送時傾倒角度から積込時傾倒角
度に変化させる前方傾斜部と、荷物積込位置の前後で積
込時傾倒角度を保つ平行部と、荷物積込位置の後方で積
込時傾倒角度から搬送時傾倒角度に変化させる後方傾斜
部とを設けることにより、トレイを傾倒させる構成を簡
単な構造の案内レールのみで構成することができる。
【0013】さらに、搬送台車を走行させる駆動手段
と、該搬送台車のトレイの荷物投入口が上方を向くよう
にトレイを傾倒させるトレイ傾倒手段を走行レール側に
設ければ、搬送台車に駆動装置も傾倒手段も設ける必要
がないので、移動体である搬送台車の構成を簡略化して
信頼性を向上させることができる。
【0014】一方、本願発明の荷物搬送台車の荷物積込
方法は、荷物を積込手段の所定位置に待機させ、走行す
る搬送台車の位置と速度を検出して荷物積込位置の通過
時間を検出するとともに、搬送台車のトレイを積込時傾
倒角度にし、搬送台車が荷物積込位置を通過する時に合
致するように積込手段の荷物を移送させてトレイ中に積
込むようにしている。このように搬送台車の位置と速度
に応じて所定位置に待機させた荷物を移送させて積込む
ことにより、個々の台車速度に応じて最適な積込みを行
うことができるので、多数の台車に連続的に積込むよう
な場合でも効率良く積込み作業を行える。
【0015】さらに、荷物を、搬送台車の進行方向に向
けて所定の角度で積込むようにすれば、走行している搬
送台車の慣性力と積込む荷物の慣性力の方向を近似させ
て、荷物の積込み動作に慣性力が大きく作用しないよう
にできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本願発明における搬送台
車の第1実施形態を示す斜視図であり、図2は図1に示
す搬送台車のトレイ傾倒状態を示す正面図である。図3
(a) はこの搬送台車が走行する走行レールと案内レール
を示す側面図、(b) は同走行レールと案内レールの正面
図であり、図4はこの搬送台車に荷物を積込む荷物搬送
台車装置のレールを示す平面図である。
【0017】図1,2に示すように、搬送台車Aには、
左右に設けられた走行レール1に沿って走行方向fに走
行するための車輪2を下部に有するフレーム3が設けら
れ、このフレーム3の上部には、走行方向fの前後に板
状の支持部材4が設けられている。この支持部材4間に
は、走行方向fに軸心を有する支持軸5が設けられてお
り、この支持軸5に、この支持軸5を軸心として走行方
向と直交する横方向に傾倒可能に支持されたトレイ6が
設けられている。
【0018】このトレイ6は、走行方向fの一側方に荷
物投入口6aが形成され、他の側方と台車前後方向に壁
面が形成された容器であり、これらの壁面によって、荷
物投入口6aから積まれた荷物Bがトレイ6内で保持さ
れるように構成されている。このトレイ6としては、一
体成形された樹脂製や、金属の枠組と樹脂製の容器とを
組合わせたものが用いられる。また、このトレイ6の底
面上部は、その表面が荷物投入口6aから横方向に連な
る複数の凸条6bを有する凹凸表面に形成されている。
この凸条6bによって、荷物投入口6aから投入された
荷物Bの表面とトレイ6の表面との間の摩擦抵抗を低減
させて、積込まれた荷物Bがトレイ6の奥側へスムーズ
に積込まれるようにしている。
【0019】このように構成されたトレイ6は、この実
施形態では、支持軸5を設けた略三角形状の支持部材4
の両上端斜面間で傾倒可能となっており、支点となる支
持軸5から荷物投入口側(以下「先端側」という)の重
量よりも反荷物投入口側(以下「後端側」という)の重
量が重くなるように支持されている。従って、その自重
によって常にトレイ6の後端側が支持部材4の一方の傾
斜面に設けられた支持部4aに当接して支持された状態
となっている。
【0020】この支持部4aによってトレイ6の後端が
支持された状態は、荷物Bを走行レール1上で搬送する
通常搬送時の状態であり、トレイ6の底面が水平面に対
して大きく傾斜した搬送時傾倒角度xとなっている状態
である。このトレイ6の底面を水平に対して傾斜させる
角度としては、30°〜60°の範囲が好ましい。この
ように大きな傾倒角度で傾けた状態のトレイ6によって
安定した荷物Bの搬送を行えるようにしている。
【0021】また、図2に示すように、搬送台車Aに
は、車輪2が正確に走行レール1上を走行するように、
左右の走行レール1に沿って設けられたガイドレール7
(図1では省略)に接して走行するガイド車輪8が設け
られている。このガイド車輪8は、左右のガイドレール
7の内面に接する内側ガイド車輪8aと、一方のガイド
レール7の外面に接する外側ガイド車輪8bとから構成
されている。
【0022】そして、トレイ6の後端部には、走行レー
ル1に沿って設けられた案内レール9に案内される案内
車輪10が設けられている。この案内車輪10は、トレ
イ6から突出するように設けられたブラケット10aに
支持されており、搬送台車Aの走行方向fで回転自在な
ように構成されている。
【0023】この案内車輪10が案内レール9に沿って
上昇させられることにより(図2の状態)、自重で下が
っている後端側が、荷物積込み位置では、荷物投入口6
aが積込時傾倒角度yで上方を向く角度まで傾けられ
る。この荷物Bの積込時傾倒角度としては、5°〜10
°の角度が好ましく、水平状態よりも後端側が下がるよ
うに傾斜させ、荷物Bを積込むとスムーズに奥側まで移
動するような積込み作業が行えるようにしている。この
実施形態では、積込時傾倒角度yが5°となるように構
成されている。
【0024】また、荷下ろし位置では、案内車輪10に
よって、荷物投入口6aが下方を向くまでトレイ6の後
端が上昇する荷下ろし角度zまで傾けられる。このよう
にすることにより、荷物Bを下ろすための特別な構成も
動力源も要しないようにできる。この荷下ろし場所に
は、傾けられたトレイ6から下ろされる荷物Bを次の搬
送手段等へ積込むシュート16が設けられる。
【0025】図3,4に示すように、前記案内車輪10
を上昇させる案内レール9は、走行レール1に沿って荷
物積込み位置の所定範囲に設けられており、搬送台車A
の走行方向fに、上昇傾斜部9aと、平行部9bと、下
降傾斜部9cとから形成されている。従って、図2に示
すように、搬送台車Aが走行レール1上を走行すること
によって、搬送時傾倒角度xで傾斜した状態のトレイ後
端の案内車輪10が上昇傾斜部9aに沿って上昇し、こ
の案内車輪10が平行部9bに沿って平行移動し、下降
傾斜部9cに沿って案内車輪10が下降することによっ
てトレイ6が搬送時傾倒角度xに傾斜させられた状態と
なる。
【0026】この案内レール9の平行部9bは、荷物積
込み位置と荷下ろし位置とで高さが異なっており、積込
み位置では、図2に実線で示すように、この平行部9b
が、案内車輪10を押し上げてトレイ6が積込時傾倒角
度yとなるような高さで形成され、この平行部9bに案
内されている間に荷物Bが積込まれる。荷下ろし位置で
は、図2に2点鎖線で示すように、この平行部9bが、
トレイ6を大きく押し上げて荷下ろし角度zに傾斜させ
る高さで形成され、この平行部9bに案内されている間
にトレイ6内の荷物Bが自重で下方へ排出される。
【0027】一方、図4に示すように、この実施形態で
は、前記搬送台車Aが走行する走行レール1側に搬送台
車Aの駆動手段が設けられている。この駆動手段は、左
右のレール1の間に設けられたリニアモータ11と、こ
のリニアモータ11で駆動するリアクションプレート1
2(図2)とによって構成されており、非接触形の駆動
手段となっている。このリニアモータ11を走行レール
1側に設けることにより、走行レール1上を走行する移
動体である搬送台車Aへの動力源供給を不要とし、荷物
搬送台車装置Eの簡略化を図っている。この例では、走
行レール1(軌道)に設けられた台車駆動手段たる、リ
ニアモータ11によって搬送台車Aが駆動されている
が、駆動手段を搬送台車Aに設けて自走式搬送台車とし
てもよく、駆動手段は、他の構成であってもよい。
【0028】そして、この搬送台車Aが走行する走行レ
ール1に対して、図3に示す走行方向fの左側から荷物
Bを積込むコンベア装置Cが所定の角度で設けられてい
る。このコンベア装置Cは、平面視において、搬送台車
Aの走行方向fに対して鋭角で設けられており、走行レ
ール1上を走行している搬送台車Aへ荷物Bを積込める
ように構成されている。このコンベア装置Cを設ける角
度αとしては、走行レール1上を走行する搬送台車Aに
作用している慣性力の方向と、コンベア装置Cからトレ
イ6に積込む荷物Bに作用する慣性力の方向とに大きな
角度差がないようにするのが好ましく、この実施形態で
は約30°の鋭角で交差するように配置されている。
【0029】また、このコンベア装置Cは、搬送コンベ
ア13と、加速コンベア14と、合流コンベア15とか
ら構成されており、搬送コンベア13によって搬送され
てきた荷物Bを加速コンベア14の所定位置に待機さ
せ、合流コンベア15によって積込むように構成されて
いる。
【0030】図5は図3に示す荷物搬送台車装置におけ
る荷物積込み状態を説明するための説明図であり、図6
は図5に示す荷物搬送台車装置における荷物積込み時に
おける手順を示すフローチャートである。以下、これら
の図面に基づいて上述した荷物搬送台車装置Eによる荷
物Bの積込み作業を説明する。
【0031】図5に示すように、走行レール1の所定位
置には、この走行レール1上を走行する搬送台車Aの速
度を検出するセンサが設けられている。このセンサは、
所定間隔で設けられた第1センサPH1と第2センサP
H2との間の通過時間を計測することによって搬送台車
Aの速度が算出され、第3センサPH3の通過によって
荷物Bの積込み動作がスタートするように構成されてい
る。一方、走行レール1の側方に設けられたコンベア装
置Cの加速コンベア14にも第4センサPH4が設けら
れており、搬送されてきた荷物Bを待機位置で待機させ
るように作動する。
【0032】このように構成された荷物搬送台車装置E
によって荷物Bを個々の搬送台車Aに積込む制御を以下
に説明する。まず、積込む荷物Bは、搬送コンベア13
によって加速コンベア14上まで搬送され、第4センサ
PH4が荷物Bの到着を検知するとこの加速コンベア1
4の待機位置に停止させる。
【0033】一方、走行レール1に沿って走行している
搬送台車Aの速度が、第1センサPH1と第2センサP
H2との間の通過時間から算出され、この算出データか
ら荷物Bを積込むための合流コンベア15の速度が算出
される。この時、合流コンベア15の配設角度による速
度補正がなされ、合流部gにおいて搬送台車Aの走行方
向fの速度と一致するようにしている。
【0034】そして、第3センサPH3によって搬送台
車Aの通過を確認すると、加速コンベア14によって荷
物Bが合流コンベア15へ移送され、この合流コンベア
15によって所定速度で搬送される。この時、搬送台車
Aは所定速度のままで走行レール1上を走行している。
そして、搬送台車Aが合流部gを通過する時に合流コン
ベア15で搬送されてきた荷物Bがトレイ6内へと積込
まれる。この積込時には、案内レール9によってトレイ
6の後端側が上昇させられて所定角度になっているので
(図2)、荷物Bはスムーズにトレイ6の奥側へと積込
まれる。
【0035】このように、走行している搬送台車Aの速
度に応じて積込む荷物Bの搬送速度を制御して積込み作
業が行われるので、迅速な荷物Bの積込み作業が行え
る。この搬送台車Aに積まれた荷物Bは、どの搬送台車
Aにどの荷物Bが積まれたかが図示しない制御装置に記
録され、荷下ろし位置まで搬送される。この制御装置
は、例えば、コンピュータを用いた装置によって構成さ
れる。
【0036】そして、荷下ろし位置まで搬送された荷物
Bは、搬送台車Aが荷下ろし位置の案内レール9に沿っ
て走行する時にトレイ6の後端が案内レール9によって
上昇させられ、この上昇によって支持軸5を支点にして
トレイ6の前部に形成された荷物投入口6aが下方を向
き、この荷物投入口6aから積込まれている荷物Bが外
部へ下ろされる(図2)。
【0037】図7(a) は本願発明における搬送台車の第
2実施形態を示す正面図、(b) は同搬送台車の第3実施
形態を示す正面図である。これらの実施形態は、搬送台
車側にトレイを強制的に傾倒させる駆動手段を設けた実
施形態である。なお、上述した第1実施形態と同一の構
成には、同一符号を付してその説明は省略する。
【0038】図7(a) に示す第2実施形態は、フレーム
3とトレイ6との間がリンク部材18によって連結さ
れ、このリンク部材18を作動させるシリンダ17の伸
縮によってリンク部材18がトレイ6を傾倒させるもの
である。このシリンダ17でリンク部材18を作動させ
てトレイ6の後端を昇降させることにより、トレイ6を
積込時傾倒角度y(図2)と搬送時傾倒角度x(図2)
に傾倒させることができる。
【0039】図7(b) に示す第3実施形態は、フレーム
3にシリンダ17が設けられ、このシリンダ17の伸縮
によってトレイ6を直接的に傾倒させるものである。こ
のシリンダ17を伸縮させることにより、トレイ6を積
込時傾倒角度yと搬送時傾倒角度xに傾倒させることが
できる。このように搬送台車Aに駆動源を供給すること
によって、シリンダ17等の駆動手段でトレイ6を傾倒
させるようにできる。これらの第2,第3実施形態の場
合、トレイ6自体の重量バランスによって後端側が下が
るようにしなくてもよい。
【0040】図8(a) は本願発明における搬送台車の第
4実施形態を示す側面図、(b) は同搬送台車の正面図で
ある。この実施形態は、動力源を要することなくトレイ
を強制的に傾倒させる駆動手段を搬送台車側に設けた実
施形態である。なお、上述した第1実施形態と同一の構
成には、同一符号を付してその説明は省略する。
【0041】この実施形態では、上述した第1実施形態
のように、トレイ6自体の重量バランスによって後端側
が支持部材4の支持部4aに支持された状態で、フレー
ム3から下方に突出する昇降アーム20がトレイ6の下
面に設けられている。また、走行レール1間には上述し
た第1実施形態の案内レールと同様の案内レール19が
設けられ、この案内レール19に沿って昇降アーム20
の上端が支点20aを中心に回動して上昇し、トレイ6
の後端側を昇降させるように構成されている。この実施
形態によれば、搬送台車Aが走行して案内レール19の
位置を通過する時に、この案内レール19に沿って昇降
アーム20がトレイ6の後端側を上昇させ、搬送時傾倒
角度xの状態のトレイ6を積込時傾倒角度yに傾けて走
行するようにできる。
【0042】なお、上述したいずれの実施形態でも、ト
レイ6の傾倒方向を走行方向fと直交する方向に構成し
ているが、支持軸5を走行方向fと任意の角度(例えば
「5°」程度)を持って設けてもよい。このように、角
度を持ってトレイ6を傾倒可能に構成するか否かは、荷
物Bの積込み可能角度等に応じて決定すればよい。
【0043】また、上述した実施形態は一実施形態であ
り、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は
可能であり、本願発明は上述した実施形態に限定される
ものではない。
【0044】
【発明の効果】本願発明は、以上説明したような形態で
実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0045】搬送台車への荷物積込み作業を、走行して
いる台車へ衝撃なく安定して行うことができるので、迅
速な積込み作業を行って、荷物の積込みに要する時間と
費用を削減した荷物積込み作業を行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明における搬送台車の第1実施形態を示
す斜視図である。
【図2】図1に示す搬送台車のトレイ傾倒状態を示す正
面図である。
【図3】図3(a) は図1に示す搬送台車が走行する走行
レールと案内レールを示す側面図、(b) は同走行レール
と案内レールの正面図である。
【図4】図1に示す搬送台車に荷物を積込む荷物搬送台
車装置のレールを示す平面図である。
【図5】図3に示す荷物搬送台車装置における荷物積込
み状態を説明するための説明図である。
【図6】図5に示す荷物搬送台車装置における荷物積込
み時における手順を示すフローチャートである。
【図7】(a) は本願発明における搬送台車の第2実施形
態を示す正面図、(b) は同搬送台車の第3実施形態を示
す正面図である。
【図8】(a) は本願発明における搬送台車の第4実施形
態を示す側面図、(b) は同搬送台車の正面図である。
【符号の説明】
1…走行レール 2…車輪 3…フレーム 4…支持部材 4a…支持部 5…支持軸 6…トレイ 6a…荷物投入口 6b…凸条 7…ガイドレール 8…ガイド車輪 8a…内側ガイド車輪 8b…外側ガイド車輪 9…案内レール 9a…上昇傾斜部 9b…平行部 9c…下降傾斜部 10…案内車輪 11…リニアモータ 12…リアクションプレート 13…搬送コンベア 14…加速コンベア 15…合流コンベア 16…シュート 17…シリンダ 18…リンク部材 19…案内レール 20…昇降アーム PH1…第1センサ PH2…第2センサ PH3…第3センサ PH4…センサ f…走行方向 g…合流部 x…搬送時傾倒角度 y…積込時傾倒角度 z…荷下ろし角度 α…角度 A…搬送台車 B…荷物 C…コンベア装置 E…荷物搬送台車装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行レール上を走行する搬送台車を設
    け、該搬送台車の上部に搬送台車の走行方向を軸心とし
    て傾倒可能に支持したトレイを設け、該トレイの側方に
    荷物投入口を形成し、該トレイを搬送状態では搬送時傾
    倒角度で、該積込状態では積込時傾倒角度で荷物投入口
    が上方を向くようにトレイを傾倒させるトレイ傾倒手段
    を設け、該トレイ傾倒手段でトレイを積込時傾倒角度に
    傾けた状態で走行する台車に荷物を積込む荷物積込手段
    を設けた荷物搬送台車装置。
  2. 【請求項2】 トレイ傾倒手段を、固定側に設けた案内
    レールと、該案内レールに沿って昇降してトレイ後端を
    昇降させることによってトレイの荷物投入口が積込時傾
    倒角度で上方を向くように傾倒させる搬送台車側に設け
    た傾倒車輪とで構成したことを特徴とする請求項1記載
    の荷物搬送台車装置。
  3. 【請求項3】 荷物積込手段を、走行する台車速度を検
    出する速度検出器と、該速度検出器で検出した速度に応
    じて荷物を台車の荷物投入口に移送する移送手段とで構
    成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の荷
    物搬送台車装置。
  4. 【請求項4】 荷物積込手段を、搬送台車が走行する走
    行レールの台車進行方向に向けて所定の角度で配置した
    ことを特徴とする請求項3記載の荷物搬送台車装置。
  5. 【請求項5】 案内レールに、搬送台車のトレイを荷物
    積込位置の前方で搬送時傾倒角度から積込時傾倒角度に
    変化させる前方傾斜部と、荷物積込位置の前後で積込時
    傾倒角度を保つ平行部と、荷物積込位置の後方で積込時
    傾倒角度から搬送時傾倒角度に変化させる後方傾斜部と
    を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の荷物搬送台車装置。
  6. 【請求項6】 搬送台車を走行させる駆動手段と、該搬
    送台車のトレイの荷物投入口が上方を向くようにトレイ
    を傾倒させるトレイ傾倒手段を走行レール側に設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の荷
    物搬送台車装置。
  7. 【請求項7】 荷物を積込手段の所定位置に待機させ、
    走行する搬送台車の位置と速度を検出して荷物積込位置
    の通過時間を検出するとともに、搬送台車のトレイを積
    込時傾倒角度にし、搬送台車が荷物積込位置を通過する
    時に合致するように積込手段の荷物を移送させてトレイ
    中に積込むようにする荷物搬送台車の荷物積込方法。
  8. 【請求項8】 荷物を、搬送台車の進行方向に向けて所
    定の角度で積込むようにしたことを特徴とする請求項7
    記載の荷物搬送台車の荷物積込方法。
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