JP2010005126A - ゴルフバッグ搬送機およびゴルフバッグ搬送システム - Google Patents

ゴルフバッグ搬送機およびゴルフバッグ搬送システム Download PDF

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【課題】スタッフの作業負荷を軽減し、ゴルフクラブを安全に搬送することができると共にクラブハウスの施設を有効利用することができるゴルフバッグ搬送機およびゴルフバッグ搬送システムを提供する。
【解決手段】
本発明は、走行用ピニオン・ラック機構を介してモノレール上を走行自在としたゴルフバッグ搬送機において、機台上にゴルフバッグを多数並列に収納可能とした荷台を載置すると共に、この荷台は、起立手段を介して、走行方向に沿った一側端縁を中心に起立傾倒自在とし、しかも、起立手段は、モータの出力軸に連動連結したピニオン・ラック機構を介して作動すべく構成してなることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数個のゴルフバッグを搬送するゴルフバッグ搬送機およびゴルフバッグ搬送システムに関するものである。
従来、ゴルフコース内において、プレーヤー及びキャディのホール間の移動を容易にするため、ホール間に位置する傾斜面にモノレールを設けたゴルフ場がある。例えば、特許文献1には、ゴルフ場に設けたモノレールカーが開示されている。
また、クラブハウスにおいては、プレーヤーがゴルフバッグを積載した車がクラブハウス玄関に到着するとクラブハウスのスタッフが車からゴルフバッグを降ろし、予めクラブハウス玄関近傍に仮置し、その後スタート地点まではクラブハウス内を通って1個毎抱えて運搬したり、もしくは、数個のゴルフバッグを台車に載せてスタッフが人力で運搬したり、あるいはクラブハウスの周囲に設置したゴルフバッグ搬送機に数個ゴルフバッグを積載して運搬していた。
実開平6−27415号公報
ところが、前記クラブハウスにおいて、スタッフはゴルフクラブを搭載するのに不用意な中かがみ状態で作業するためスタッフの体に負荷がかかることとなっていた。同搬送機を専用のレール或いは無線誘導線に沿って自動走行させてクラブハウスの所定のゴルフバッグ保管部に搬送する場合に、ゴルフバッグ搬送機におけるゴルフクラブを搭載姿勢が縦方向になっているので搬送途中に転倒してゴルフクラブを破損する虞があった。
また、上記ゴルフバッグ搬送機を走行させるレール(走路)がクラブハウス周囲の地上部分に敷設されているため、クラブハウスの地上部分の空間を占有してしまう虞があった。
この発明は、上記問題を解決するためになされたもので、スタッフの作業負荷を軽減し、ゴルフクラブを安全に搬送することができると共にクラブハウスの施設を有効利用することができるゴルフバッグ搬送機およびゴルフバッグ搬送システムを提供することを目的とする。
本発明は、走行用ピニオン・ラック機構を介してモノレール上を走行自在としたゴルフバッグ搬送機において、機台上にゴルフバッグを多数並列に収納可能とした荷台を載置すると共に、該荷台は、起立手段を介して、走行方向に沿った一側端縁を中心に起立傾倒自在とし、しかも、起立手段は、モータの出力軸に連動連結したピニオン・ラック機構を介して作動すべく構成してなることを特徴とする。
本発明は、上記荷台がゴルフバッグを横向きに収納する箱形状を有することを特徴とする。
本発明は、走行用ピニオン・ラック機構を介してモノレール上を走行自在としたゴルフバッグ搬送機におけるゴルフバッグ搬送システムにおいて、クラブハウスの地下空間にモノレールを敷設して前記ゴルフバッグ搬送機がモノレールに沿って走行してなり、そして、前記ゴルフバッグ搬送機は、機台上にゴルフバッグを多数並列に収納可能とした荷台を載置すると共に、該荷台は、起立手段を介して、走行方向に沿った一側端縁を中心に起立傾倒自在とし、しかも、起立手段は、モータの出力軸に連動連結したピニオン・ラック機構を介して作動すべく構成してなることを特徴とする。
(1)本発明によれば、走行用ピニオン・ラック機構を介してモノレール上を走行自在としたゴルフバッグ搬送機において、機台上にゴルフバッグを多数並列に収納可能とした荷台を載置すると共に、該荷台は、起立手段を介して、走行方向に沿った一側端縁を中心に起立傾倒自在とし、しかも、起立手段は、モータの出力軸に連動連結したピニオン・ラック機構を介して作動すべく構成してなることにより、複数個のゴルフバッグを一度に、所定の離間した場所まで無人搬送することができる。ゴルフバッグを荷台に載せるときは、起立手段により荷台が適度な角度で起立した状態のため、荷台にゴルフバックを載せるクラブハウスのスタッフの作業負荷を軽減することができる。この起立手段は、モータの出力軸に連動連結したピニオンギヤにラックを噛合して、モータの回転でピニオンギヤを回転させてラックを上下に昇降させて、上記荷台を傾倒させるので、荷台の傾倒角度を自由に変更することができる。そして、荷台に載せたゴルフバックの搬送中は、起立手段により荷台を起立状態から仰臥状態にするため、荷台上のゴルフバッグも寝た状態となり搬送先まで安全に搬送することが可能となる効果がある。しかも、ゴルフバック搬送機は、ゴルフバッグを荷台に寝かした状態で搬送するため荷台から落下することがなくなり、ゴルフバック及びゴルフクラブへの破損を防ぐ効果がある。
本発明によれば、荷台は、ゴルフバッグを横向きに収納する箱形状を有するので、荷台にゴルフバッグを寝かした状態で複数個載置できるとともに、搬送中に荷台からゴルフバッグが脱落しにくい効果がある。
本発明によれば、クラブハウス内の地下空間に敷設したモノレール上にゴルフバッグ搬送機を走行可能に設けているので、人が往来する地上部分に敷設したレール上をゴルフバッグ搬送機が走行するシステムに比べて、安全にゴルフバッグ搬送機を搬送することができ、さらに、クラブハウス内の地上部分のスペースも積み込み箇所の設置面積と積み降ろし箇所の設置面積のみとなり少なく済ますことができる。
従来では、プレーヤーがゴルフバッグを積載した車がクラブハウス玄関に到着すると、クラブハウスのスタッフが車からゴルフバッグを降ろし、予めクラブハウス玄関近傍に設置したクラブ搬送機に数個ゴルフバッグを積載して同搬送機をレール或いは無線誘導線に沿って自動走行させてクラブハウスの所定のゴルフバッグ保管部に搬送するようにしていた。
また、ゴルフバッグをクラブハウス裏手のスタート地点近傍に設置された保管部にまで搬送するために、クラブハウス周辺にゴルフバック搬送機のレールを敷設することになると、その分の空間を無駄に取ることになり、更には雨天時の雨濡れを防止するためにレールの上方に天井を設ける必要があったり、ゴルフバック搬送機に雨よけカバーを付設するなどの煩わしさが生じていた。そこで、以下の本発明のゴルフバッグ搬送機およびゴルフバッグ搬送システムを開発したものである。
本発明に係るゴルフバッグ搬送機は、走行用ピニオン・ラック機構を介してモノレール上を走行自在としており、機台上にゴルフバッグを多数並列に収納可能とした荷台を載置すると共に、この荷台は、起立手段を介して、走行方向に沿った一側端縁を中心に起立傾倒自在とし、しかも、起立手段は、モータの出力軸に連動連結したピニオン・ラック機構を介して作動するように構成してなるものである。
そして、荷台は、ゴルフバッグを横向きにした状態で収納し易い箱形状を有してなるものである。
本発明に係るゴルフバッグ搬送システムは、クラブハウスの地下空間にモノレールを敷設してゴルフバッグ搬送機がモノレールに沿って走行してなり、そして、前記ゴルフバッグ搬送機は、機台上にゴルフバッグを多数並列に収納可能とした荷台を載置すると共に、該荷台は、起立手段を介して、走行方向に沿った一側端縁を中心に起立傾倒自在とし、しかも、起立手段は、モータの出力軸に連動連結したピニオン・ラック機構を介して作動すべく構成してなるものである。
以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態のゴルフバッグ搬送機を設置したクラブハウスの概略を示す平面図、図2は図1のA−A線におけるクラブハウスの概略を示す側面図、図3は本実施形態のゴルフバッグ搬送機を示す平面図、図4は本実施形態のゴルフバッグ搬送機を示す側面図、図5は本実施形態のゴルフバッグ搬送機を示す正面図、図6は本実施形態のゴルフバッグ搬送機の横枠体フレームを示す平面図、図7は本実施形態のゴルフバッグ搬送機の要部を示す正面図、図8は本実施形態のゴルフバッグ搬送機の要部を示す右側面図、図9は本実施形態のゴルフバッグ搬送機の起立手段の要部を示す分解斜視図、図10は本実施形態のゴルフバッグ搬送機の起立手段の要部を示す透視図である。
本発明に係るゴルフバッグ搬送機1は、図1および図2に示すように、クラブハウスCに設置され、プレーヤーのゴルフバッグBを搬送するものである。すなわち、クラブハウスCの建物横の駐車場P付近に設置した同ゴルフバッグ搬送機1の出発点となるゴルフバッグBの積み込み箇所Sにおいて、クラブハウスCのスタッフがプレーヤーのゴルフバッグBをゴルフバッグ搬送機1に載せて、そして、クラブハウスC内のゴルフコースへの出入口付近に設置した同ゴルフバッグ搬送機1の終着点となるゴルフバッグの積み降ろし箇所Gまで無人搬送するようにしている。
これら積み込み箇所Sと積み降ろし箇所Gとの間には、ゴルフバッグ搬送機1を走行させるためのモノレールRが敷設されており、このモノレールRは、起伏した地上1階から地下2〜3階までのトンネルT内に設けられている。具体的には、地下部分にモノレール敷設用の空間を形成し、同空間中にモノレールRを敷設してゴルフバッグ搬送機1がモノレールRに沿って空間中を走行してモノレールR終端から地上に上昇して積み降ろしができるようになっている。R1は最深層部に設けたモノレールR始端部であり、ここで、ゴルフバッグ搬送機1にゴルフバッグBを積み込む作業を行うようにしている。R2はモノレールR始端に連なる下手側の上り勾配の傾斜レール部、R3はモノレールR終端に連なる上り勾配の地上駆け上がりレール部、T1は敷設したモノレールRの上方において空間を覆うカバーであり地上面と面一として地上面空間の有効利用ができるように構成している。
このトンネルTは新築もしくは既存のクラブハウスCの地下に施工するようにしていることにより、特に既存のクラブハウスCの地下部分を有効に活用しながら地上空間の支障とならないように構築することができる。すなわち、クラブハウスCの地上部分の施設、例えば、ロビー、更衣室、レストラン等の面積を削ることなく、ゴルフバッグ搬送機1が走行自在のモノレールRを施工することが可能となる効果がある。
モノレールRは、図4に示すように、走行方向に伸延した略正方形断面の上下角パイプ3,4を所定の間隔を保持して配置し、これら上下角パイプ3,4は所定間隔を保持するように複数の連結部材5で連結して構成している。
また、図5、図6および図7に示すように、同モノレールRの一側に側方に開口した山形鋼6をモノレールRの長手方向に伸延させて固着し、同山形鋼6の下面に歯を下方向に突出させた走行用ラック7をモノレールRの長手方向に伸延させて固着し、同上角パイプ3の他側に3本の導体よりなる給電レール8をL字部材9を介して長手方向に伸延させて配置している。
給電レール8には、ゴルフバッグ搬送機1の機台20に設けた集電シュー支持アーム11を介して集電シュー12を摺接させている。
そして、そのモノレールR上には、本実施形態におけるゴルフバッグ搬送機1が走行可能に設けられている。
本実施形態のゴルフバッグ搬送機1は、図3、図4および図5に示すように、機台20をモノレールRに沿って走行させる走行部21と、機台20上に載置するゴルフバッグBを多数並列に横向きに収納可能とした荷台22と、この荷台22を走行方向に沿った一側端縁を中心に起立傾倒自在とした起立手段23とを具備している。
機台20は、図7および図8に示すように、矩形状の走行・駆動部機枠24で形成されて、この走行・駆動部機枠24は、水平に構成された横枠体フレーム30,30を上下二段に積み重ね、各横枠体フレーム30,30の側部に縦枠体フレーム31,31を下方に伸延させて配設した機枠27を走行方向にそれぞれ配設して構成している。図6及び図8中の連結フレーム29は、前後・機枠27,27同士を連結するように配設している。そして、両縦枠体フレーム31,31は、モノレールRが略中央に位置するように配置している。
また、図4および図5に示すように、機台20の左側には走行部21が配設され、機台20の右側には起立手段23や後述する各種センサ等の制御を行う制御部32が配設されている。また、機台20の走行・駆動部機枠24の上部24aには、走行部21を駆動する走行用モータ33が配設されている。
走行部21は、走行用モータ33を機台20の連結フレーム29,29の上部に載置し、その走行用モータ33の走行用出力軸34の先端に駆動スプロケット35を設けると共に、その駆動スプロケット35下方に所定離間した位置に、従動スプロケット37を配設している。そして、駆動スプロケット35と従動スプロケット37との間に伝動チェン36を巻回して連動連結している。
従動スプロケット37の走行用駆動軸38の先端には、走行用ピニオン40を回転自在に設けている。この走行用ピニオン40は、上記モノレールRに固着された走行用ラック7に噛合している。このようにして、走行用モータ33からの動力を、駆動スプロケット35および従動スプロケット37を介して、走行用ピニオン40に伝動伝達している。図中39は軸受ハウジングである。
また、図4に示すように、機台20の前後に一対の走行体41を有する。走行体41は、図7に示すように、走行・駆動部機枠24の天井部24bに左右一対の走行ローラ取付部42a,42aを介して走行ローラ42,42を回転自在に取り付け、縦枠体フレーム31,31の左右側壁部31a,31aに左右側上部ガイドローラ取付部43a,43a及び左右側下部ガイドローラ取付部44a,44aを介してそれぞれ上下部左右一対の左右側上部ガイドローラ43,43及び左右側下部ガイドローラ44,44を回転自在にかつ左右に対向状態に取り付けている。そして、走行ローラ42,42は上角パイプ3の上面に当接させ、また、左右側上部ガイドローラ43,43は上角パイプ3の左右側面にそれぞれ当接させ、また、左右側下部ガイドローラ44,44は下角パイプ4の左右側面にそれぞれ当接させている。これにより、モノレールRを機台20に設けた走行部21で走行可能としている。
制御部32は、図5、図6、図7および図8に示すように、走行部21の走行用モータ33の駆動や起立手段23の昇降用モータ52の駆動を制御する制御装置を有している。制御装置は、走行用モータ33の回転数の制御、後述する起立手段23の起立傾倒の角度制御、荷台22が所定角度を超えて起立したことを感知する起立上限センサ53についての制御や荷台22が走行時に略水平状態となったことを感知する水平角度センサ54についての制御などを行うようにしている。例えば、起立上限センサ53および水平角度センサ54には、リミットスイッチを用いるようにしている。
荷台22は、上面が開放された箱形状を有し、ゴルフバッグBを多数並列に収納可能としている。すなわち、荷台22は、図3及び図5に示すように、複数のゴルフバックBを並列に載置する1枚の平板22aと、平板22aの周囲に立設して設けた枠体22bとを備えている。そして、荷台22は、長手方向に8個のゴルフバッグBを一度に収納可能なスペースを有している。荷台22の下方には、本発明の特徴である起立手段23を設けている。
起立手段23は、図5および図7に示すように、荷台22を下方から支持する棒状の支持部材55を有している。その棒状の支持部材55には、ラック面56(図9参照)が形成されている。そのラック面56に昇降用減速機59のピニオンギヤ57を噛合している。すなわち、支持部材55のラック面56と減速機59のピニオンギヤ57とによりラック・ピニオン機構を構成している。図9及び図10に示すように、ピニオンギヤ57は、昇降用モータ52の出力軸58に連動連結することにより回転自在に設けられている。減速機59は、複数の平ギヤ59a,59b,59cを介してピニオンギヤ57へ出力軸58からの動力を伝動伝達するようにしている。このようにして、昇降用モータ52の回転動力でピニオンギヤ57を正逆回転させてラック面56が形成された支持部材55を上下方向に昇降させることで、上記荷台22を起立傾倒させることができるものである。
また、起立手段23は、荷台22を起立傾倒するときに回動自在に設けており、図5、図6および図7に示すように、荷台22の裏面22dと機台20の横枠体フレーム30の上部30aとを回動自在に第1回動支持部60,60で連結し、さらに、荷台22の裏面22dと支持部材55の一端とを回動自在に第2回動支持部61,61で連結し、そして、機台20の横枠体フレーム30の右側部30c(図7参照)と起立手段23の昇降用モータ52の一側部52a(図10参照)とを台座部66を介して回動自在に第3回動支持部62,62で連結することにより荷台22を寝かした状態から起立した状態まで角度調整可能としている。
具体的に第1回動支持部60,60は、図5および図7に示すように、荷台22の回動枢軸となり、荷台22の裏面22dに配設した上第1支持片60aと、駆動部機枠24の横枠体フレーム30上部30aに配設した下第1支持片60bと、両上下第1支持片60a,60bを回動自在に軸支する第1回動軸60cを備えている。
第2回動支持部61,61は、荷台22が水平状態から起立状態に可動するにしたがって回動し、荷台22の裏面22dに配設した上第2支持片61aと、支持部材の一端に配設した下第2支持片61bと、両上下第2支持片61a,61bを回動自在に軸支する第2回動軸61cを備えている。
第3回動支持部62は、図6、図7および図10に示すように、昇降用モータ52の一側部52aを連結して載置する台座部66と、同台座部66の両側部66b,66cとを回動自在に連動連結する1対のアーム67,67と、同両アーム67を連設したアーム取付部68と台座部66側部の軸受け孔66dと各アーム67に開口した軸受け孔67aとに回動自在に挿通した回動軸69を備えている。そして、アーム取付部68は、上下横枠体フレーム30,30の右側部30c(図7参照)に連結している。台座部66両側部を1対のアーム67,67で支持することにより、支持部材55が台座部66両側部66b,66cの間に挿通することが可能となり、荷台22の起立傾倒時における支持部材55の上下方向の可動ストロークを長く取ることができる。
図3および図4に示すように、起立手段23を操作する操作ボックス70が荷台22の一側部22fに配設されている。その操作ボックス70には、荷台22を起立させる上昇ボタン71と、荷台22を傾倒して略水平に戻す下降ボタン72とを備えている。
上記起立上限センサ53は、図5、図6および図7に示すように、機台20の横枠体フレーム30の左側部30b(図7参照)に配設することにより、荷台22が所定角度に起立した状態を感知して制御部32(図5参照)へ所定の信号を送信するようにしている。上記水平角度センサ54は、機台20の横枠体フレーム30の上部30aに配設することにより、荷台22が略水平状態となったことを感知して制御部32へ所定の信号を送信するようにしている。このようにして、荷台22を所定角度で起立した状態とすることで、ゴルフバッグBを立てた状態で荷台22に載置することができ、走行時にはゴルフバッグBが荷台22上に略水平状態に維持されることにより、起伏を備えたモノレールRを走行してもゴルフバッグBが荷台22から脱落することがなくなり、ゴルフバックやクラブの破損を防止することができる。
図6に示すように、ゴルフバッグ搬送機1を操作する走行用操作ボックス73が荷台22の他側部22gに配設されている。その走行用操作ボックス73には、ゴルフバッグ搬送機1を前進させる前進ボタン74と、ゴルフバッグ搬送機1を後進させる後進ボタン75と停止させる停止ボタン76とを備えている。
さらに、積み込み箇所Sおよび積み降ろし箇所Gには、呼出押ボタン77,77(図4参照)をそれぞれ設置している。このようにして、例えば、クラブハウスCの積み降ろし箇所Gにゴルフバッグ搬送機1が停留している場合において、スタッフがゴルフバッグ搬送機1を、積み込み箇所Sに同ゴルフバッグ搬送機1を呼び出したい場合に、積み込み箇所Sに設置した呼び出しボタン77を押すことで、ゴルフバッグ搬送機1を積み込み箇所Sまで呼び戻すことができる。
次に、ゴルフバッグBの搬送方法について説明する。
まず、クラブハウスCのスタッフは、駐車場Pの横に設置されているクラブハウス玄関にてプレーヤーよりゴルフバッグBを受け取り積み込み箇所Sに運搬するようにしている。事前にスタッフは、積み込み箇所Sにゴルフバッグ搬送機1を停留させている。もし、積み込み箇所Sにゴルフバッグ搬送機1が停留していない場合には、呼出押ボタン77を押してゴルフバッグ搬送機1を積み込み箇所Sまで呼び戻すようにしている。
次いで、荷台22の一側部22fに配設された操作ボックス70の上昇ボタン71を押すと、起立手段23が作動してゴルフバッグBの荷台22を所定角度まで起立させる。すなわち、起立手段23の昇降用モータ52の出力軸58からの回転駆動を減速機59に伝達し、減速機59のピニオンギヤ57が回転動力を受けて支持部材55のラック面56を可動することにより支持部材55を上昇して荷台22を押上げて起立した状態となる。そして、荷台22が起立した状態で複数個のゴルフバッグBを載置する。
このようにして、荷台22を積み込み側に所定角度で起立させるので、スタッフはゴルフバッグBを立てた状態のまま、荷台に積み込むことができる。すなわち、スタッフは自身の姿勢をほぼ立った状態で腰を屈めることなく荷台22へ積み込むことができ、身体的な負荷を軽減するができる。
また、上記起立手段23は、昇降用モータ52に連動連結したピニオンギヤ57に上記ラック面56を噛合して、昇降用モータ52の回転でピニオンギヤ57を回転させてラック面56が形成された支持部材55を上下に昇降させることで、上記荷台22の起立傾倒角度を自由に変更することができる。
荷台22に、複数個のゴルフバッグBを収納した後は、荷台22に設置されている操作ボックス70の下降ボタン72を押すと、起立手段23が作動して荷台22を略水平状態まで戻すようしている。このようにして、荷台22には、8個のゴルフバッグBを横向きに寝かした状態で載置することができる。ゴルフバッグおよび荷台を横向きに寝かした状態とすることにより、荷台の重心をモノレールRの長手方向とすることができ、ゴルフバッグ搬送機1の走行時の姿勢変化が生じにくい。なお、荷台22はゴルフバッグを最大8個搭載できる大きさとしたが、荷台に搭載できるゴルフバッグの個数は荷台の大きさを変えることにより適宜変更することが可能である。また、荷台22は、走行方向に平行になるよう機台20に設けたが、荷台22は走行方向に直交するよう機台20に設けるようにしてもよい。
そして、荷台22の他側部22gに配設された走行用操作ボックス73の前進ボタン74を押すことにより、ゴルフバッグ搬送機1がモノレールRに沿って走行する。すなわち、走行時には、走行用モータ33の動力が駆動スプロケット35および従動スプロケット37を介して、走行用ピニオン40に伝動伝達される。そして、走行用ピニオン40が回動することにより、モノレールRの側部に配設された走行用ラック7と噛合い機台20がモノレールRに沿って走行する。
走行時においては、複数個のゴルフバッグBを横向きに寝かした状態で荷台22に収納しているので、ゴルフバッグBが荷台22から脱落することがなくなりゴルフバッグBやクラブを破損することがなくなる。特に、上り勾配の傾斜レール部R2および地上駆け上がりレール部R3をゴルフバッグ搬送機1が走行している場合においても荷台22上のゴルフバッグBは、落下するようなことがなくなる効果がある。また、複数のゴルフバッグBを並べて横向きに寝かした状態でゴルフバッグ搬送機1を走行させるので、トンネルTの開口面積を小さくすることができる。例えば、荷台のゴルフバッグの搭載個数が8個以上に増加しても走行方向に対し垂直方向にゴルフバックを並設するため、トンネルTの開口面積を変更する必要がない。
ゴルフバッグ搬送機1は、クラブハウスCのゴルフコース付近に設置した積み降ろし箇所Gまで走行した後、積み降ろし箇所Gに到着したことを検知して走行を停止する。ゴルフバッグ搬送機1は、上述した積み込み箇所Sにおける同様の動作を起立手段23で行うことにより、荷台22を傾倒状態から起立状態にさせる。そして、荷台22内の各ゴルフバッグBを積み降ろす。ゴルフバッグBを立てた状態で、荷台22から積み降ろしできるので、無駄な力を要しないで荷台22から取り出すことができる。
なお、上述した積み込み箇所Sから積み降ろし箇所Gにおける搬送方法と逆の手順を行うことにより、プレイ終了後、積み降ろし箇所Gのゴルフバッグ搬送機1にゴルフバッグを搭載し、積み込み箇所Sへ搬送することが可能である。
以上のようにして、複数個のゴルフバッグBを一度に、所定の離間した場所まで無人搬送することができるのでクラブハウスCのスタッフの作業を軽減し、省力化を図ることができる。また、クラブハウスC内の地下部分に空間を形成し、同空間に敷設したモノレール上にゴルフバッグ搬送機1を走行可能に設けているので、人が往来する地上部分に敷設したレール上をゴルフバッグ搬送機が走行するシステムに比べて、安全にゴルフバッグ搬送機1を搬送することができ、クラブハウスC内の地上部分のスペースも積み込み箇所Sの設置面積と積み降ろし箇所Gの設置面積のみとなり少なく済ますことができる。
本実施形態のゴルフバッグ搬送機を設置したクラブハウスの概略を示す平面図である。 本実施形態のゴルフバッグ搬送機を設置したクラブハウスの概略を示す側面図である。 本実施形態のゴルフバッグ搬送機を示す平面図である。 本実施形態のゴルフバッグ搬送機を示す側面図である。 本実施形態のゴルフバッグ搬送機を示す正面図である。 本実施形態のゴルフバッグ搬送機の横枠体フレームを示す平面図である。 本実施形態のゴルフバッグ搬送機の要部を示す正面図である。 本実施形態のゴルフバッグ搬送機の要部を示す右側面図である。 本実施形態のゴルフバッグ搬送機の起立手段の要部を示す分解斜視図である。 本実施形態のゴルフバッグ搬送機の起立手段の要部を示す透視図である。
符号の説明
B ゴルフバッグ
G 積み降ろし箇所
P 駐車場
R モノレール
S 積み込み箇所
T トンネル
1 ゴルフバッグ搬送機
20 機台
21 走行部
22 荷台
23 起立手段

Claims (3)

  1. 走行用ピニオン・ラック機構を介してモノレール上を走行自在としたゴルフバッグ搬送機において、
    機台上にゴルフバッグを多数並列に収納可能とした荷台を載置すると共に、
    該荷台は、起立手段を介して、走行方向に沿った一側端縁を中心に起立傾倒自在とし、
    しかも、起立手段は、モータの出力軸に連動連結したピニオン・ラック機構を介して作動すべく構成してなる
    ことを特徴とするピニオン・ラック駆動によるモノレール走行式のゴルフバッグ搬送機。
  2. 上記荷台は、ゴルフバッグを横向きに収納する箱形状を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のピニオン・ラック駆動によるモノレール走行式のゴルフバッグ搬送機。
  3. 走行用ピニオン・ラック機構を介してモノレール上を走行自在としたゴルフバッグ搬送機におけるゴルフバッグ搬送システムにおいて、
    クラブハウスの地下空間にモノレールを敷設して前記ゴルフバッグ搬送機がモノレールに沿って走行してなり、
    そして、前記ゴルフバッグ搬送機は、機台上にゴルフバッグを多数並列に収納可能とした荷台を載置すると共に、
    該荷台は、起立手段を介して、走行方向に沿った一側端縁を中心に起立傾倒自在とし、
    しかも、起立手段は、モータの出力軸に連動連結したピニオン・ラック機構を介して作動すべく構成してなる
    ことを特徴とするゴルフバッグ搬送システム。
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