JP2996082B2 - 建物内収納庫 - Google Patents

建物内収納庫

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JP2996082B2
JP2996082B2 JP5300728A JP30072893A JP2996082B2 JP 2996082 B2 JP2996082 B2 JP 2996082B2 JP 5300728 A JP5300728 A JP 5300728A JP 30072893 A JP30072893 A JP 30072893A JP 2996082 B2 JP2996082 B2 JP 2996082B2
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淑照 池畑
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば高層住宅やオ
フィスなどの建物において、その一階床下、二階床下
(一階天井裏)などのデッドスペースを利用して配設し
得る建物内収納庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の収納庫としては、たとえ
ば特開平1−162611号公報に見られる循環型倉庫が提供
されている。この従来構成は、細長いベース上に複数の
収納箱を循環可能とし、ベースの長手方向にそれぞれ設
けた原動車および従動車間に、楕円状の駆動無端可撓体
を駆動可能に巻掛けし、この駆動無端可撓体の適宜の箇
所に収納箱を連結して構成している。そして駆動無端可
撓体によって収納箱群をほぼ楕円形の軌道上で移動させ
たのち、目的とする収納箱を出し入れ口に対向して停止
させることで、床上側から収納箱に対して物品の出し入
れを可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、収納箱群を一体状に循環移動させること
で、大きな駆動力が必要になるとともに全体が高価にな
る。また大きな騒音が発生することから、特に住居の床
下に採用できない場合もある。そして収納箱の出し入れ
は、人手による持ち上げ持ち下げであることから容易に
行えず、かつ重量が大な物品は収納できない。
【0004】本発明の目的とするところは、駆動力や騒
音を小さくし得、しかも全体構造を簡単にし得、さらに
出し入れ作業は室の隅で容易に行える建物内収納庫を提
供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の建物内収納庫は、床板の下方に収納部を、周
方向複数箇所でかつ放射状に形成し、これら収納部のう
ち少なくとも一箇所に被収納物の昇降装置を設けるとと
もに、この昇降装置の上方で前記床板に出し入れ口を形
成し、前記収納部群の内側に中央空間部を形成し、この
中央空間部に回転体を設けるとともに、この回転体に、
各収納部ならびに昇降装置との間で被収納物の受け渡し
を行う受け渡し装置を設けている。
【0006】そして本第2発明の建物内収納庫は、各収
納部を一対の収納用レールにより形成するとともに、昇
降装置に一対の保持レールを設け、これら収納用レール
や保持レールに接続自在な一対の支持レールを回転体に
設け、両支持レール間に受け渡し装置を設けている。
【0007】さらに本第3発明の建物内収納庫は、被収
納物が、収納用レール上と保持レール上と支持レール上
とで転動自在な複数の転輪を有するコンテナからなる。
また本第4発明の建物内収納庫は、コンテナは前後に被
係止部を有し、受け渡し装置は、出退駆動装置により受
け渡し方向に移動自在な可動体と、この可動体の前後に
設けられ前記被係止部に係脱自在な係止部とを有する。
【0008】そして本第5発明の建物内収納庫は、被係
止部に対する係止部の係脱を、回転体の回転により行っ
ている。さらに本第6発明の建物内収納庫は、昇降装置
は、出し入れ口を閉塞自在な昇降台を有し、この昇降台
の上面に保持レールを埋設状に設けている。
【0009】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、床板上に
ある被収納物を入庫(収納)するに、まず昇降装置を上
昇動させた状態で、被収納物を出し入れ口を通して下ろ
して昇降装置に渡す。次いで昇降装置を下降動して被収
納物を受け渡し装置側に対向させたのち、この受け渡し
装置を作動させることで、被収納物を昇降装置側から回
転体側へと移動し得る。そして回転体を回転して受け渡
し装置の端部を、すなわち被収納物の前後端部を目的と
する空の収納部に対向させる。この状態で受け渡し装置
を逆作動させることで、被収納物を回転体側から収納部
側へと移動し得、以て一連の入庫作業を終える。なお逆
の動作によって、収納部上に放射状に収納してある被収
納物の中から、目的とする被収納物を床板上に取り出せ
得、一連の出庫作業を行える。
【0010】そして本第2発明の構成によると、昇降装
置を上昇動することで被収納物を一対の保持レール上に
移し得る。次いで昇降装置を下降動することで、保持レ
ールを支持レールに接続し得、以て受け渡し装置を作動
させることで、被収納物を保持レール上から支持レール
上へと移動し得る。次いで回転体を回転することで、支
持レールを目的とする空の収納部の収納用レールに接続
し得、その後に受け渡し装置を作動させることで、被収
納物を支持レール上から収納用レール上へと移動し得
る。
【0011】さらに本第3発明の構成によると、受け渡
し装置を作動してコンテナに移動力を付与したとき、転
輪が各レール上を転動することから、コンテナは、小さ
い押し引き力でも確実に移動し得る。
【0012】また本第4発明の構成によると、昇降装置
の作動で両保持レールを上昇限に移動させ、そして出退
動装置の作動で可動体を移動させ一方の係止部を所定の
位置とした状態で、昇降装置を下降動して保持レールを
支持レールに接続したとき、一方の係止部に対して、コ
ンテナの一方の被係止部を上方から係合し得る。次いで
出退駆動装置を作動させることで、係止部と被係止部と
を介してコンテナが引き出され、昇降装置側から回転体
側へと移動し得る。そして目的とする空の収納部に対向
させた状態で出退駆動装置を逆作動させることで、係止
部がコンテナを後押して、回転体上から収納部上へと移
動し得る。所定量の押し込みを行い、被係止部に対して
係止部を離脱させたのち、出退駆動装置を作動させるこ
とで、可動体を回転体の中央部側に復帰移動させ得る。
【0013】そして本第5発明の構成によると、回転体
の回転構造を利用して、被係止部に対する係止部の係脱
を行える。さらに本第6発明の構成によると、昇降台の
下降動により保持レールを支持レールに接続し得る。ま
た上昇動した昇降台は出し入れ口を閉塞し、以て入出庫
作業を行わないときには、昇降台を出し入れ口の蓋板に
兼用し得る。
【0014】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。図1、図2において1は高層住宅(建
物)で、階層を形成するスラブ2や室区画の側壁3など
からなり、ここで梁部4をスラブ2に対して上方に突出
して形成している。そして梁部4の上面を介して複数の
根太材5が渡され、これら根太材5上に床板6を配設す
ることで、スラブ2と床板6との間に収納スペース7を
形成している。
【0015】この収納スペース7内において前記スラブ
2上には、周方向の複数箇所(実施例では十二の区画し
た箇所中の十一箇所であり、残り一箇所は後述する。)
に収納部10を放射状に形成している。その際に各収納部
10は、放射方向で一対のスペーサ11を介して一体化した
周方向で一対の収納用レール12により形成され、ここで
一対の収納用レール12は、その長さ方向を放射方向とし
て互いに平行させている。また収納用レール12は断面ア
ングル状であって、その一片が外側で起立した状態で配
設してある。そして収納用レール12の奥側には凹入状の
段部12aが形成されている。
【0016】図1〜図4において、前記収納部10群の内
側に中央空間部13が形成され、そして中央空間部13でス
ラブ2上に回転支持装置14を設けている。この回転支持
装置14は、スラブ2上に固定したリング板15と、このリ
ング板15に外端が固定されかつ内端が中心部へと向かう
複数の連結板16と、これら連結板16の内端間に固定され
かつスラブ2に対して少し上位となる固定スプロケット
17と、この固定スプロケット17の中心部に固定した軸受
け部18と、この軸受け部18に支持された縦軸19などによ
り構成される。
【0017】この回転支持装置14に支持案内されて縦軸
心20の周りに回転自在な回転体21を設けている。この回
転体21は、前記縦軸19に上方から嵌合される軸受け部22
を中央部に有する下部枠体23と、この下部枠体23上に固
定した上部枠体24とからなる。前記下部枠体23上に減速
機付きモータ25を設けるとともに、その出力軸26に駆動
スプロケット27を取り付け、そして両スプロケット17,
27間にチェーン28を掛けている。したがって、回転駆動
装置25の作動によりチェーン28を移動させることで、回
転体21を縦軸心20の周りで一方向または正逆に回転させ
得る。
【0018】そして上部枠体24には、前記収納用レール
12に接続自在な一対の支持レール30が設けられる。すな
わち一対の支持レール30は、前記縦軸心20を中にした両
側において互いに平行させており、また断面アングル状
であって、その一片が外側で起立した状態で配設してあ
る。
【0019】前記回転体21に、各収納部10との間でコン
テナ(被収納物の一例)35の受け渡しを行う受け渡し装
置40を設けている。ここでコンテナ35は樹脂製や金属製
などからなり、その下部両側に、前記収納用レール12上
や支持レール30上で転動自在な転輪36をそれぞれ前後一
対に有する。さらにコンテナ35の前後には、下方ならび
に両側方で開放した被係止部37が設けられている。
【0020】前記受け渡し装置40は両支持レール30間に
設けられるもので、上部枠体24の上に取り付けたガイド
レール41と、このガイドレール41に摺動体42を介して支
持案内され受け渡し方向に移動自在な可動体43と、この
可動体43の前後端部に立設されかつ前記被係止部37に上
下方向や左右方向から係脱自在な係止部44と、前記可動
体43を移動させる出退駆動装置45とにより構成される。
【0021】ここで出退駆動装置45は、下部枠体23上に
取り付けた減速機付きモータ46と、この減速機付きモー
タ46からの出力軸47に取り付けた駆動輪体48と、上部枠
体24の長さ方向両端部に設けた従動輪体49と、駆動輪体
48の近くに配置した一対の案内輪体50と、これら輪体4
8,49,50間に掛けたチェーン51とからなり、このチェ
ーン51の一箇所を前記可動体43に連結している。
【0022】前述した収納部10群の残り一箇所(少なく
とも一箇所)に、コンテナ35の昇降装置60が設けられ、
この昇降装置60の上方で前記床板6に出し入れ口8を形
成している。この出し入れ口8は側壁3の近くで室の隅
に形成され、そして蓋板9によって開閉自在に構成され
る。その際に蓋板9は、片開きや観音開きによる開閉形
式のほか、引き戸式(スライド式)で開閉させる形式で
もよい。なお出し入れ口8は、コンテナ35を出し入れで
きる大きさ、形状にしてある。
【0023】前記昇降装置60は図3〜図5に示すよう
に、前記出し入れ口8に対してコンテナ35を移動させる
もので、この出し入れ口8の下方に位置した保持レール
61を昇降自在に有する。すなわち昇降装置60の本体は、
スラブ2上に配設したベース体62と、このベース体62か
ら立設した周方向で一対の支柱枠63により構成される。
これら支柱枠63の相対向した内面側には上下方向のガイ
ド体64が設けられ、そしてガイド体64に昇降案内される
昇降ブラケット65に前記保持レール61が固定されてい
る。
【0024】両昇降ブラケット65を昇降させるために、
一方の支柱枠63の上部に減速機付きモータ66を設けると
ともに、その出力軸67に駆動鎖輪68を取り付け、さらに
両支柱枠63の下部それぞれに案内鎖輪69,70を取り付け
るとともに、他方の支柱枠63の上部に従動鎖輪71を取り
付けている。そして駆動鎖輪68に上方から掛けたチェー
ン72の一端を、弛み代をもたせて一方の支柱枠63に固定
し、またチェーン72の他端側を、両案内鎖輪69,70から
従動鎖輪71へと掛けたのち、他方の昇降ブラケット65に
連結している。そして一方の支柱枠63側で案内鎖輪69か
ら上方へ延びるチェーン部分の一箇所に一方の昇降ブラ
ケット65を連結している。
【0025】前記保持レール61は周方向で一対であり、
その長さ方向を放射方向として互いに平行させるととも
に、連結材73を介して一体化してある。また保持レール
61は断面アングル状であって、その一片が外側で起立し
た状態で配設してある。そして保持レール61の奥側には
凹入状の段部61aが形成されている。さらに昇降装置60
の下降動により下降限に位置した保持レール61に対し
て、前記支持レール30が接続自在となる。
【0026】前記支柱枠63の一方には、たとえば赤外線
利用のリモートコントロール式の受信器75が設けられ、
そして室内側には手持ち式の発信器76が設けられる。さ
らに一方の支柱枠63には、蓋板検出器(センサー)77が
設けられる。
【0027】次に、上記の一実施例において入出庫作業
を説明する。たとえば床板6上にあるコンテナ35を入庫
(収納)するに、まず蓋板9を開動して出し入れ口8を
開放させる。この蓋板9の開動は蓋板検出器77により検
出され、各装置部が作動可能になる。次いで発信器76を
操作し、受信器75に入庫指令を送信する。すると昇降装
置60の作動で両保持レール61を上昇限に移動させ、また
回転体21の回転により支持レール30を昇降装置60側に向
けるとともに、受け渡し装置40の作動で可動体43を昇降
装置60側に移動させ、一方の係止部44を所定の位置とし
ている。
【0028】この状態でコンテナ35を、出し入れ口8を
通して収納スペース7内へ下ろし、図5の仮想線で示す
ように、その転輪36を介して両保持レール61上に載置さ
せる。その際に転輪36の一部を段部61aに嵌合させてス
トッパー状態(ロック状態)にする。
【0029】次いで昇降装置60を前述とは逆に作動させ
ると、チェーン72が、その弛み量が無くなるように移動
されることになり、それぞれ昇降ブラケット65を介して
両保持レール61が同期して下降される。そして下降限の
近くにおいて、一方の係止部44に対してコンテナ35の一
方の被係止部37が上方から係合し、さらに下降限に達す
ることで、両保持レール61は両支持レール30と面一状に
接続される。
【0030】この状態で出退駆動装置45を作動させ、可
動体43を回転体21の中央部側に移動させると、係止部44
と被係止部37とを介してコンテナ35を引き出し移動させ
ることになり、以てコンテナ35を昇降装置60の箇所から
回転体21上へと移動し得る。その際にコンテナ35は、転
輪36が保持レール61上から支持レール30上へと転動する
ことから、小さい引き出し力でも確実に移動させ得る。
【0031】次いで減速機付きモータ25の作動により、
回転体21を縦軸心20の周りに回転させ、その受け渡し装
置40の端部を、すなわちコンテナ35の前後端部を目的と
する空の収納部10に対向させる。次いで出退駆動装置45
の減速機付きモータ46を逆作動させ、可動体43を空の収
納部10側に移動させると、係止部44がコンテナ35の前後
面を後押しすることになり、以てコンテナ35は回転体21
上から収納部10上へと移動される。その際にコンテナ35
は、転輪36が支持レール30上から収納用レール12上へと
転動する。
【0032】所定量の押し込みを行うことで、転輪36が
段部12aに落ち込んでストッパー状態になる。この後、
回転体21を縦軸心20の周りに所定角度回転させ、被係止
部37に対して係止部44を横側方へと離脱させる。そして
出退駆動装置45の減速機付きモータ46を作動させ、可動
体43を回転体21の中央部側に戻すことで、一連の入庫作
業を終える。なお上述とは逆の動作によって、収納部10
上に放射状に収納してあるコンテナ35の中から、目的と
するコンテナ35を床板6上に取り出せ得、一連の出庫作
業を行える。
【0033】上記ではコンテナ35を床板6上に取り出し
ているが、これは図5の仮想線で示すようにコンテナ35
を持ち上げた状態で、コンテナ35に対して直接に物品の
出し入れを行ってもよい。
【0034】図6、図7は本発明の別の実施例を示す。
すなわち昇降装置80は、スラブ2上に配設したベース体
81と、このベース体81の上方にバンタグラフ機構(昇降
動装置の一例)82を介して配設した昇降台83とからな
り、この昇降台83上に保持レール84を埋設状に設けてい
る。ここで保持レール84は、周方向で一対であり、その
際に昇降台83の上面に保持レール84の上縁を面一状に形
成している。
【0035】この別の実施例によると、バンタグラフ機
構82の下降動により保持レール84を支持レール30に接続
し得る。またバンタグラフ機構82の上昇動により、昇降
台83は出し入れ口8を閉塞する位置とし得、以てコンテ
ナ35を取り扱わないときには、昇降台83を出し入れ口8
の蓋板に兼用し得る。その際に、保持レール84の溝部に
条材を充填状に装着してもよい。
【0036】上記の実施例では、収納部10群の一箇所に
コンテナ35の昇降装置60を設けているが、本発明におい
ては、たとえば180 度変位した二箇所など、複数箇所に
設けてもよい。
【0037】上記の両実施例では、スラブ2上に収納用
レール12を直接に設けて収納部10を形成しているが、本
第1発明においては、スラブ2上にリング板状の棚板を
設け、この棚板上に収納用レール12を設けて収納部10を
形成してもよく、さらに収納部10は、収納用レール12に
代えて遊転コンベヤ(ローラ式など)により形成しても
よい。
【0038】上記の実施例では、一対の収納用レール12
により収納部10を形成するとともに、回転体21に一対の
支持レール30を設けているが、本第1発明においては、
受け台など他の形式によりコンテナ(被収納物)35を支
持する形式でもよい。
【0039】上記の実施例では、一対の支持レール30間
に受け渡し装置40を設けているが、本第1発明において
は、支持レール30の外側など他の箇所に受け渡し装置40
を設けた形式でもよい。
【0040】上記の実施例では、保持レール61を昇降装
置60に設けているが、本第1発明においては、保持レー
ル61と昇降装置60とを分断させた形式でもよい。上記の
実施例では被収納物としてコンテナ35を示しているが、
本第1、第2発明においては、物品そのものを直接に取
り扱う形式や、パレットなどを介して取り扱う形式であ
ってもよい。
【0041】上記の実施例では転輪36を有するコンテナ
35を示しているが、本第1、第2発明においては、転輪
を有さないコンテナ35を取り扱う形式であってもよい。
この場合にコンテナ35はレール12,30,61上を摺接動さ
れる。
【0042】上記の実施例では、受け渡し装置40として
係合形式を示しているが、本第1〜3発明においては、
フォーク形式や吸着機能を備えた押し引き形式などであ
ってもよい。また受け渡し装置40の係合はアンチバック
形式によって行ってもよい。
【0043】上記の実施例では、受信器75や発信器76を
使用するリモートコントロール式の制御を示したが、こ
れは、たとえば室内に設けた制御部での釦操作などで、
この制御部から入庫指令が発せられる形式であってもよ
い。
【0044】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、多数の
被収納物を支持する収納部群が固定でありかつ中央部に
受け渡し装置付きの回転体を配置することで、その駆動
力を小さいものにできて全体を安価に提供でき、さらに
騒音も小さいものになって住居の床板下でも容易に採用
できる。しかも出し入れ口を通しての被収納物の出し入
れは、昇降装置により容易に行うことができるととも
に、重量が大の被収納物でも取り扱うことができる。ま
た収納部のうち少なくとも一箇所に昇降装置を設けるこ
とで、出し入れ口を室の隅に形成でき、作業性や家具の
配置などで好適となる。
【0045】そして上記構成の本第2発明によると、保
持レールと支持レールとの間での被収納物の移動、なら
びに支持レールと収納用レールとの間での被収納物の移
動を、いずれも容易に行うことができる。
【0046】さらに上記構成の本第3発明によると、コ
ンテナは、転輪が各レール上を転動することから、小さ
い押し引き力でも確実に移動させることができる。また
上記構成の本第4発明によると、係止部と被係止部との
係合により、出退駆動装置の作動によるコンテナの移動
は、常に確実に行うことができる。
【0047】そして上記構成の本第5発明によると、回
転体の回転構造を利用して、被係止部に対する係止部の
係脱を行うことができ、係脱のための別な装置を不要に
できる。
【0048】さらに上記構成の本第6発明によると、上
昇動した昇降台で出し入れ口を自動的に閉塞でき、入出
庫作業を行わないときには、昇降台を出し入れ口の蓋板
に兼用できて、全体構造を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、建物内収納庫の縦断
正面図である。
【図2】同建物内収納庫の一部切り欠き平面図である。
【図3】同建物内収納庫の回転体と昇降装置部分との平
面図である。
【図4】同建物内収納庫の回転体と昇降装置部分との関
係を示す正面図である。
【図5】同建物内収納庫の昇降装置部分の一部切り欠き
正面図である。
【図6】本発明の別の実施例を示し、建物内収納庫の要
部の縦断正面図である。
【図7】同建物内収納庫の出し入れ口部分の縦断正面図
である。
【符号の説明】
3 側壁 6 床板 7 収納スペース 8 出し入れ口 9 蓋板 10 収納部 12 収納用レール 13 中央空間部 14 回転支持装置 20 縦軸心 21 回転体 30 支持レール 35 コンテナ(被収納物) 36 転輪 37 被係止部 40 受け渡し装置 43 可動体 44 係止部 45 出退駆動装置 60 昇降装置 61 保持レール 63 支柱枠 65 昇降ブラケット 66 減速機付きモータ 75 受信器 76 発信器 77 蓋板検出器 80 昇降装置 82 パンタグラフ機構 83 昇降台 84 保持レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/00 - 1/20 E04F 19/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床板の下方に収納部を、周方向複数箇所
    でかつ放射状に形成し、これら収納部のうち少なくとも
    一箇所に被収納物の昇降装置を設けるとともに、この昇
    降装置の上方で前記床板に出し入れ口を形成し、前記収
    納部群の内側に中央空間部を形成し、この中央空間部に
    回転体を設けるとともに、この回転体に、各収納部なら
    びに昇降装置との間で被収納物の受け渡しを行う受け渡
    し装置を設けたことを特徴とする建物内収納庫。
  2. 【請求項2】 各収納部を一対の収納用レールにより形
    成するとともに、昇降装置に一対の保持レールを設け、
    これら収納用レールや保持レールに接続自在な一対の支
    持レールを回転体に設け、両支持レール間に受け渡し装
    置を設けたことを特徴とする請求項1記載の建物内収納
    庫。
  3. 【請求項3】 被収納物が、収納用レール上と保持レー
    ル上と支持レール上とで転動自在な複数の転輪を有する
    コンテナからなることを特徴とする請求項2記載の建物
    内収納庫。
  4. 【請求項4】 コンテナは前後に被係止部を有し、受け
    渡し装置は、出退駆動装置により受け渡し方向に移動自
    在な可動体と、この可動体の前後に設けられ前記被係止
    部に係脱自在な係止部とを有することを特徴とする請求
    項3記載の建物内収納庫。
  5. 【請求項5】 被係止部に対する係止部の係脱を、回転
    体の回転により行うことを特徴とする請求項4記載の建
    物内収納庫。
  6. 【請求項6】 昇降装置は、出し入れ口を閉塞自在な昇
    降台を有し、この昇降台の上面に保持レールを埋設状に
    設けたことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載
    の建物内収納庫。
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