JPH02240371A - 屋内収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、家屋内の未利用空間を有効利用することを
目的とした屋内収納装置に関する。

（従来の技術） 従来、床下収納庫としては、床下を所定空間に仕切り、
該部へ瓶詰、箱詰、その他の食料品などを入れる構造、
これをユニット化して床下にセットする構造などが知ら
れており、屋根裏収納については、居住区以外の部屋と
して、単に収容すべき物品を積み上げ、又は棚を利用し
て収納するものである。更に壁収納については、造りつ
け収納棚又は嵌め込み式収納壁がある。

（発明により解決すべき課題） 前記従来の床下収納庫にあっては、開閉蓋を開けて手の
届く範囲の区画内に物品を収容するにすぎず、物品の出
し入れは専ら人力に依存しているので、収容々積の増大
化がむつかしく、かつ物品の出し入れの労力が多大にな
る問題点があった。

また、屋根裏収納の場合には、家屋内の一箇所から階段
又は梯子で昇り、屋根部屋に物品を詰め込むもので、物
品の出し入れは専ら人力に依存していたから、労力、時
間などが多大になる問題点があった。

（課題を解決する為の手段） 然るにこの発明は、床下又は屋根裏等の出入口から内側
へ移動する搬送装置を設け、該搬送装置を数値制御等に
よって所定の位置に停止させると共に、停止位置に対向
する棚等へ搬送装置上の物品を移行し、又は棚等から物
品を搬送装置へ載せるなどの動作をした後、搬送装置を
旧位置に戻し、物品を部屋内へ持ち上げ、又は部屋内の
物品を搬送装置に載せるなどの動作をさせることにより
、前記従来の問題点を解決したのである。

即ちこの発明は、床下又は天井裏など居室以外の空間に
部屋からの出入通路を設け、該通路を基点として、前記
空間内に物品搬入・搬出手段を設けると共に、前記基点
には部屋への出入手段を設け、前記搬入・搬出手段及び
部屋への出入手段の制御系を付設したことを特徴とした
屋内収納装置である。

また、他の発明は、床下又は天井裏など居室以外の空間
と部屋との間に開閉蓋付通路を設け、該通路を基点とし
て、所定方向へレールを敷設し、該レールの一側又は両
側へ物品収容棚を設け、前記レールには自動台車を架設
し、前記台車上の物品を収容棚へ移行する装置と、収容
棚上の物品を台車上へ移行する装置を設けると共に、当
該装置の自動制御系を付設したことを特徴とする屋内収
納装置である。

更に他の発明は、床下又は天井裏など居室以外の空間に
部屋からの開閉蓋付通路を設け、該通路を基点として、
所定方向へレールを敷設し、該レールの一側又は両側へ
物品収容棚を設け、前記し一ルには目送台車を架設する
と共に、基点から部屋への物品出入手段を設け、前記台
車の自動制御手段収容棚の物品の移動制御手段及び台車
の出入手段を付設したことを特徴とする屋内収納装置で
ある。また、台車の自送制御手段は、台車に連結したワ
イヤ又はチェインをモータで移動し、各棚用に設けたセ
ンサにより台車の位置を検出し、予め設定したシーケン
スにより、各制御手段を動作させたものである。次に、
物品の移動制御手段は、台車の位置の検出、台車の停止
の確認、前記検出結果を出力として、予め定めたシーケ
ンスにより物品を出入させたものである。

前記における搬送用台車の移動は、台車に取付けたワイ
ヤ又はチェインによる。各欄から台車上へ、又は台車上
から各棚上へ物品を移動する場合には、流体圧シリンダ
又は送りねじ、或いはう・ツクピニオンなど、公知の直
線移送装置を用いる。

次に床下から床上へ物品を移動するには、例えば、ねじ
、又は流体圧シリンダによるリフトを用い、屋根裏から
の下降はワイヤとウィンチによる吊り下げ、吊り上げ装
置なと公知の昇降装置を用いる。

また、他の発明は、床下又は天井裏の空間に、部屋から
の通路を設け、該通路に一部を臨ませたリング盤を前記
空間へ回転可能に架設し、前記リング盤上は複数個の格
納区画を設け、前記リング盤に回転手段を付設すると共
に、前記各架空区画の検出手段と、前記検出手段の出力
により前記回転手段を制御する制御手段を設けたことを
特徴とする屋内収納装置である。前記リング盤は、例え
ばリング盤の外周縁に歯車を設けて入力軸歯車と噛み合
せ、又はローラを当接し、或いはプーリーとして駆動す
るなどの手段がある。

（作　　用） 即ちこの発明によれば、床下、又は天井裏の部屋からの
出入通路の基点から、床下、又は天井裏の所望地点まで
の物品の搬入手段・搬出手段を設けたので、床下、又は
天井裏の適所へ物品を搬入し、又は搬出することができ
る。また、前記出入通路に物品出し入れ手段を設けたの
で、部屋から床下、又は屋根裏へ物品を容易に搬入、又
は搬出することができる。前記操作は予め設定したシー
ケンスによることができるので、収納装置を使用する者
は、物品の出し入れに応じた電気的指示を与えることに
より総てを自動的に作動させることができる。直線レー
ルを用いる代りに、リング盤を用いても同様である。

（実施例１） 次にこの発明を図面に基づき説明する。

第１図及び第２図は物品搬入、又は搬出時の各部動作を
示すブロック図である。また、第３図乃至第５図はこの
発明の実施例を示すものである。

即ち、この発明は床１の適所に出入口２（通路）を設け
て、核部に開閉蓋３を設置する。前記出入口２の下方に
は床下の適所に敷設したレール４．４の始端側が臨ませ
てあり、レール４．４の上に台車５が架設されている。

前記台車５には無端ワイヤ６、又はチェインの一部が固
定され、前記無端ワイヤ６は、レール４．４の両端部に
架設されたプーリー７．８に装着し、一方のプーリー７
を減速機付のモータ９の出力軸１０に固定しである。

次に前記実施例の使用例を図面に基づいて説明する。

先づ物品を部屋内から棚上へ収納するには、始動ボタン
を押すと、始動制御系１１が働いて、ねじ杆１４と、こ
れに螺合するギヤー１５及び入力軸のギヤー１７による
リフト１２がモータ１６に駆動されて上昇し、これに伴
って台車５又は台車５に載置された受註１３が上昇し、
受註１３の上面と床上面が一致した点で上昇は中止され
る。この場合のスイッチは、必ず開閉蓋３が開かなけれ
ばリフト１２が動かないような回路としである（安全装
置）。このようにして上昇した受氷１３上へ、予め決め
た物品を手動により移す。物品を移し終えたならば、受
註１３が自動的に下り、物品を台車５上へ定置する。こ
の場合に、スイッチを押して受註１３の下降指令をする
場合もあるが、物品を定形化した箱１８に入れて移す場
合には、箱１８の重量を検出して受註１３の自動化を図
っても安全性を害するおそれはない。図中３７はギヤー
１５の支持具である。

次に、台車５は自動的に発進し、予め指示した棚１９を
検出してその前で停止する。ついで棚１９の一側にセッ
トされた搬送器２０が作動し、搬送器２０の腕杆２１を
台車５上の箱１８の下に押し入れ、腕杆２１の身重２２
を箱１８に掛止した後、腕杆２１を棚１つ側へ引き込め
ると、箱１８は受氷１３上を摺動して棚１９のコロ２８
上へ移行する。そこで、箱１８が棚１９の所定の位置に
達したならば、前記型２２が引込むと共に、台車５へ作
業終了の指示をするので、台車５は旧位置へ復帰して停
止し、物品搬入サイクルを終了する。

次に棚１９上の物品を取り出すときには、予め定めた番
地表（イ、口、ハ・・・す、ヌ）によって取出すべき物
品を確認した後、これに該当する指令ボタンを押すと、
台車５のモータ９が始動し、ワイヤ６によって台車５を
、当該棚１９の前まで移動させる。台車５が正しい位置
に停止したならば、センサによって搬送器２０が作動し
、搬送器２０の腕杆２１が台車５側へ押し出される。こ
の場合に腕杆２１の止爪２２ａが突出しているので、腕
杆２１の前進に伴って箱１８も押し出され、台車５の骨
盤１３上へ移行する。箱１８が骨盤１３上へ正しく移行
したならば（例えば、腕杆２１の突出量をセンサで検出
する）、腕杆２１を後退させる。この場合に腕杆２１端
の揚重２２は引込んだままになっているので、腕杆２１
の後退に際して箱１８と掛止するおそれはない。このよ
うにして箱１８が正しく骨盤１３上へ載置されたならば
、台車５のモータ９を始動して、ワイヤ６を移動し、台
車５を旧位置に移動して停止させる。台車５が旧位置に
戻ったことをセンサで検出したならば、モータ１６を始
動し、リフト１２を作動させて受骸１３を扛上し、箱１
８を床上まで差し上げる。

この場合に開閉蓋３の閉鎖時には前記モータ１６の回路
が遮断されるようにスイッチ回路が設計しであるので、
開閉蓋３の閉鎖中にリフト１２が作動するおそれはない
。ついで箱１８を床上へ移すと、これをセンサで検出し
、前記モータ１６を逆回転してリフト１２を旧位置へ復
帰させる。このようにして物品搬出のサイクルを終了す
る。前記実施例においては搬送器を棚側へ設けたが、台
車側へ設けても同様である。

（実施例２） 前記実施例は、床下収納装置について説明したが、次に
屋根裏の収納について説明する。

屋根裏の収納についても台車と棚との関係は、前記実施
例１と全く同一であるから、台車を天井から部屋の床上
へ吊り下す点についてのみ説明する。

即ち、第５図によれば、開口部の上方にウィンチ２３が
設置してあり、ウィンチ２３に装着したワイヤ２４の下
端には受骸１３を収容する為の枠体２５が取付けである
。当初骨盤１３は枠体２５内へ入っており、物品を吊り
上げる為にスイッチを押すと、先づ開閉蓋２６が開く。

ついで、ウィンチ２３が作動してワイヤ２４を下降させ
ると、枠体２５も下降する。枠体２５が床上に着いたな
らば、ウィンチ２３が自動的に停止する。そこで枠体２
５内の骨盤１３上へ箱１８を収容し、スイッチを押して
ウィンチ２３を作動させ、枠体２５を吊り上げる。枠体
２５が所定の高さに達したならば、天井裏に設置した押
杆２７を押し出して、受骸１３を台車５上へ移行させて
箱と共に載置する。

以下、実施例１と同様に動作させることができる。また
、棚から持ち出した箱１８が台車５で運ばれたならば、
押杆２７により台車５の停止位置から枠体２５内へ受骸
１３を引き込む。受骸１３が所定位置に達したならば、
センサの働きによりウィンチ２３が始動し、枠体２５は
ワイヤ２４により吊り下げられる。このようにして箱の
出し入れが円滑に行われる。

（実施例３） 次に実施例３を第７図に基づいて説明する。

床１分適所に設けた出入口２の下方に台車５を載置する
回転台２９を設け、回転台２９の四辺から放射状にレー
ル４．４ａ、４ｂ、４ｃを敷設する。前記各レール４．
４ａ、４ｂ、４ｃの一側又は両側に棚を配置する。

前記実施例における各レール毎の動作は実施例１と同様
である。この実施例においては、台車５を回転台２９に
載せた場合にレールを選定する為に回転台２つを回転さ
せるのが実施例１と異なる。

（実施例４） 次に第８図について他の実施例を説明する。

この実施例は、床下に、部屋との通路の一部に臨ませた
リング盤３０を回転可能に架設し、前記リング盤３０を
多数の格納区画イ、口、ハ、二、ホ・・・に区分する。

前記リング盤３０の外周部には歯車３１が設けてあって
、歯車３１にモータ３２の軸に固定した歯車３３が噛み
合せである。

従って、歯車３３を回転することによって、リング盤３
０を回転することができる。

前記実施例において、区画イに物品を収納する時には、
先づイに相当するスイッチを押すと、モータ３２が始動
し、歯車３３を介して歯車３１が矢示３４の方向へ回転
し、昇降位置３５に来て停止する。そこで、区画イが正
確な位置に停止したのを検出したならば、その検出出力
によ°す、リフト３６の駆動モータ（図示してない）が
始動し、例えば、ねじ連動、ラックピニオン連動、リン
ク機構などの公知の連動系によって、リフト３６が上昇
し、床１と面一の位置で停止する。そこで、物品を入れ
た箱をリフト３６上へ載せると、リフト３６は自動的に
下降し、区画イに載置されて物品収納サイクルを終了す
る。

前記は物品を収納する場合を示したが、取り出す場合も
リング盤３０の回転による区画の選定、リフト３６の昇
降は同様である。但し、物品の取り出しに際しては、リ
フト３６の上昇時に箱１８が持ち上げられ、下降時には
何も積んでいないことになる。

（発明の効果） この発明によれば、床下、又は天井裏等の空間を可及的
広範囲に使用し、しかも物品の搬入・搬出を自動化する
ことにより、労力と時間を節減し、かつ作業中の安全を
確保し得るなどの諸効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による物品搬入時のブロック図、第２
図は同じく物品搬出時のブロック図、第３図は同じく台
車と棚の配置の概略平面図、第４図は同じく正面図、第
５図は同じく物品吊下げ装置の正面図、第６図は同じく
搬送器の拡大正面図、第７図は同じく棚装置の他の実施
例の一部を省略した平面図、第８図は同じく他の実施例
の平面図、第９図は同じく第８図中Ａ−Ａ断面拡大図で
ある。 １・・・床　　　　　　２・・・出入口３・・・開閉蓋
　　　　４・・・レール５・・・台車　　　　　６・・
・ワイヤ７．８・・・プーリー　９・・・モータ１０・
・・出力軸　　　１１・・・始動制御系１２・・・リフ
ト　　　１３・・・骨盤１４・・・ねじ杆　　　１５・
・・ギヤー１６・・・モータ　　　１７・・・入力軸の
ギヤー特許出願人　　方　１）　正　彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　床下又は天井裏など居室以外の空間に部屋からの出
   入通路を設け、該通路を基点として、前記空間内に物品
   搬入・搬出手段を設けると共に、前記基点には部屋への
   出入手段を設け、前記搬入・搬出手段及び部屋への出入
   手段の制御系を付設したことを特徴とした屋内収納装置 ２　床下又は天井裏など居室以外の空間と部屋との間に
   の開閉蓋付通路を設け、該通路を基点として、所定方向
   へレールを敷設し、該レールの一側又は両側へ物品収容
   棚を設け、前記レールには自動台車を架設し、前記台車
   上の物品を収容棚へ移行する装置と、収容棚上の物品を
   台車上へ移行する装置を設けると共に、当該装置の自動
   移送制御系を付設したことを特徴とする屋内収納装置 ３　床下又は天井裏など居室以外の空間に部屋からの開
   閉蓋付通路を設け、該通路を基点として、所定方向へレ
   ールを敷設し、該レールの一側又は両側へ物品収容棚を
   設け、前記レールには自動台車を架設すると共に、基点
   から部屋への物品出入手段を設け、前記台車の自動制御
   手段と収容棚上及び台車上の物品の移動制御手段及び台
   車の出入手段を付設したことを特徴とする屋内収納装置 ４　台車の自動制御手段は、台車に連結したワイヤ又は
   チェインをモータで移動し、各棚用に設けたセンサによ
   り台車の位置を検出し、予め設定したシーケンスにより
   各制御手段を動作させた請求項４記載の屋内収納装置 ５　物品の移動制御手段は、台車の位置の検出、台車の
   停止の確認、前記検出結果を出力として、予め定めたシ
   ーケンスにより物品を出入させた請求項４記載の屋内収
   納装置 ６　床下又は天井裏の空間に、部屋からの通路を設け、
   該通路に一部を臨ませたリング盤を前記空間へ回転可能
   に架設し、前記リング盤上は複数個の格納区画を設け、
   前記リング盤に回転手段を付設すると共に、前記各架空
   区画の検出手段と、前記検出手段の出力により前記回転
   手段を制御する制御手段を設けたことを特徴とする屋内
   収納装置 ７　回転手段は、リング盤の内縁又は外縁を歯車とし、
   これに駆動軸の歯車を噛み合せた請求項６記載の屋内収
   納装置